特開2016-71825(P2016-71825A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2016-71825画面タッチ操作及びマウス方式併用使用によるスマートホン
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  • 特開2016071825-画面タッチ操作及びマウス方式併用使用によるスマートホン 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-71825(P2016-71825A)
(43)【公開日】2016年5月9日
(54)【発明の名称】画面タッチ操作及びマウス方式併用使用によるスマートホン
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/041 20060101AFI20160404BHJP
   G06F 3/0354 20130101ALI20160404BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20160404BHJP
【FI】
   G06F3/041 540
   G06F3/041 610
   G06F3/033 453
   G06F3/048 620
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2014-208393(P2014-208393)
(22)【出願日】2014年9月22日
(71)【出願人】
【識別番号】507367079
【氏名又は名称】乙川 秀夫
(72)【発明者】
【氏名】乙川 秀夫
【テーマコード(参考)】
5B087
5E555
【Fターム(参考)】
5B087AA09
5B087AB02
5B087CC02
5B087DE07
5E555AA10
5E555BA06
5E555BB06
5E555BC01
5E555BE08
5E555CA13
5E555CA15
5E555CA31
5E555CA32
5E555CB12
5E555DB06
5E555DC19
5E555FA14
(57)【要約】      (修正有)
【課題】片手に持って同手の指での操作が確実で安全性も高い、使いやすいスマートフォンを提供する。
【解決手段】スマートホンの画面操作基本プログラムである画面タッチ操作方法にマウス操作プログラムを利用する。さらに、マウス操作方式との併用による必要な複数の操作タッチパネルボタン(画面スクロール操作タッチボタン6、選択操作タッチパネルボタン7及びマウスポインター操作タッチパネルボタン8)をスマートフォン本体1に付加、配置し、それと連動する開発基本プログラムを備える
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
従来のスマートフォンの画面操作プログラムである画面タッチ操作方式に従来のコンピューター操作であるマウス方式の操作機能をもったプログラムを付加し、従来の画面タッチ操作と従来のマウス操作方式との併用による画面での操作が出来るスマートフォン画面操作用の開発基本プログラムを備えていることを特徴としたスマ−トフォンである。
【請求項2】
従来のスマ−フォンに請求項1のプログラムに連動する各操作タッチパネルボタン、画面スクロール操作機能を持つ画面スクロール操作タッチパネルボタン、スマートフォン画面内に表示されるマウスポインターカーソル表示を任意の位置に自由に移動させることが出来るマウスポインター操作タッチパネルボタン、マウスポインターカーソル表示に合わせ従来のマウス操作の機能と同様な選択操作を行う機能を付加した選択操作タッチパネルボタン、インターネット表示画面の前画面へ戻る機能を付加した前画面移動操作タッチパネルボタンを有する装置を備えていることを特徴とするスマ−トフォンである。
【請求項3】
請求項2の複数の操作タッチパネルボタン装置をスマートフォン本体の上面、側面、裏面など任意の位置に備えていることを特徴とするスマ−トフォンである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、従来の多機能携帯電話機(「多機能携帯電話機」以下スマートフォンと記載)の基本操作方法は、画面タッチ操作によるプログラムでの操作方式を取っているが、その機能に従来のコンピュータープログラム技術であるマウス操作方式のプログラムを追加し、併用したスマートフォン画面操作プログラムのプログラム開発に関すこと及び開発プログラムに連動した操作を行うために必要な装置、構造を持ったスマートフォンに関するもである。
【背景技術】
【0002】
従来のスマ−トフォンは、技術の進歩及び社会のニーズにより画面拡大化傾向に進み、スマ−トフォン本体の大きさが大きくなってきている。また、技術の進歩により画面タッチ方式による操作方法が主流となってきていることから、安定した持ち方をすると片手では指が届かずアイコンにタッチすることが難しい状況にもなってきている。そのため左手にスマートフォン本体を持ち右手で画面タッチ操作をしている状況がよく見かけられる。従来の携帯電話機能に多少の付加機能程度での機種であれば片手による操作が可能であったが、技術の進歩に伴いインターネット機能の他、画面タッチ操作機能など多機能携帯電話機としての付加機能が多いスマートフォンになって、従来の操作形態である片手に持って同手の指での操作が難しい状況となってきている。
また、片手が不自由な身体障害者の利用にも支障があること及び健常者でも移動時の両手操作では危険性もあり不便でもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 不明
【発明の概要】
【発明が解決しようとしている課題】
【0004】
従来のスマ−トフォンは、技術の進歩及び社会のニーズにより画面拡大化傾向に進み、スマ−トフォン本体の大きさが大きくなってきている。また、技術の進歩により画面タッチ方式による操作方法が主流となってきていることから、一部分では左手にスマートフォン本体を持ち右手で画面タッチ操作をしている状況がよく見かけられる。本来の携帯電話機能に多少の付加機能程度であれば片手による操作が可能であったが、技術の進歩に伴い、インターネット機能の他、画面タッチ操作機能などが付加され、画面拡大傾向にあるスマートフォンでは従来の操作形態である片手に持って同手の指での操作が難しい状況となってきている。
また、片手が不自由な身体障害者の利用にも支障があること及び健常者でも移動時の両手操作では危険性もあり不便でもあることから、これらの課題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前記課題を解決するために、画面操作方法である従来のスマートフォンプログラムの画面タッチ操作方式に従来のコンピューターマウスの操作と同様な操作が出来るプログラムを付加し、両プログラムを併用することで両方の操作が可能となる開発基本プログラムを備えたスマートフォン操作プログラムとした。
【0006】
片手で簡単に画面操作を可能とするため、開発基本プログラムは、1従来のスマ−トフォンプログラムの画面タッチ方式による操作、2従来のコンピューター画面操作方法であるマウス方式による操作、3従来のスマートフォンのプログラムである画面タッチ操作方式と従来のコンピューター画面操作方法であるマウス操作方式の両方で操作が出来る3段階の切り替えが可能な開発基本プログラムを備えたスマートフォン構造とした。
【0007】
更に、前項記載の2従来のコンピューター画面操作方式であるマウス方式による操作を選択した場合でも画面タッチ操作による画面スクロール操作機能と画面スクロール操作タッチパネルボタン装置が使用できる開発基本プログラムを備えたスマートフォン構造とした。
【0008】
上記記載のログラムと連動する画面スクロール操作機能を持つ画面スクロール操作タッチパネルボタン、スマートフォン画面内のマウスポインターカーソル表示を任意の位置に自由に移動させることが出来る従来のコンピューターのマウスと同様な操作が出来るマウスポインター操作タッチパネルボタン、マウスポインターカーソル表示に合わせ従来のマウス操作の機能と同様な選択操作を行う機能を有する選択操作タッチパネルボタン、インターネット表示画面の前画面へ戻る機能を付加した前画面移動操作タッチパネルボタンの各機能を有するタッチパネル装置を備えたスマ−フォン構造とした。
【0009】
片手で画面操作を行う為、前項記載の各操作タッチパネルボタン装置は、片手で持ったときに同手の指で操作しやすいスマートフォン本体の上面、側面、裏面などの任意の位置に配置、備えられたスマートフォンの構造とした。
【0010】
【発明の実施する最良の形態】
【0011】
以下、この発明のいくつかの装置例、配置例、形態例を図面に基づき説明していく。
【0012】
片手で操作可能なスマートフォンは、図1に示す様にスマートフォン本体1に片手で持ったときに同手の指で接触操作し易い任意の位置、たとえばスマートフォン本体上面2A、スマートフォン本体裏面5、スマートフォン本体左側面4、スマートフォン本体右側面3などに4基の各操作タッチパネルボタンの装置を配置、設置する。
【0013】
前項の各操作タッチパネルボタンは、画面スクロール操作機能を持つ画面スクロール操作タッチパネルボタン6、スマートフォン画面2内のマウスポインターカーソル表示9を任意の位置に自由に移動させることが出来る従来のコンピューターのマウスと同様な操作が出来るマウスポインター操作タッチパネルボタン8、マウスポインターカーソル表示9に合わせ従来のマウス操作の機能と同様な選択操作を行う機能を有する選択操作タッチパネルボタン7、インターネット表示画面の前画面へ戻る機能を付加した前画面移動操作タッチパネルボタン10の各機能を有する4基の装置を備えたスマ−フォン構造とする。
【0014】
図1に示すマウスポインター操作タッチパネルボタン8は、指等の接触によりマウスポインターカーソル表示9がスマートフォン画面2内に表示され、指等の接触移動方向にマートフォン画面2内をマウスポインターカーソル表示9が移動する様な機能を備え、さらにマウスポインター操作タッチパネルボタン8に接触がない場合、任意の時間で表示が消える開発基本プログラムと連動した装置構造とする。
【0015】
図1に示す画面スクロール操作機能を持つ画面スクロール操作タッチパネルボタン6は、指等の接触により指等の接触移動方向に画面をスクロールする開発基本プログラムと連動した装置構造とする。
【0016】
図1に示す選択操作タッチパネルボタン7、前画面へ戻る前画面移動操作タッチパネルボタン10は、各操作パネルタッチボタンに指等が接触することにに伴い、画面上のアプリケーション選択など、従来のマウスの左クリック、右クリックと同様な機能を有し、両操作タッチパネルボタンに各々割り当てられた機能、たとえば選択確定機能等の他、前画面に戻る動作を行う開発基本プログラムと連動した装置構造とする。
【0017】
図1に示す様にマウスポインターカーソル表示9は、選択操作タッチパネルボタン7の選択位置を示す機能を有し、マウスポインター操作タッチパネルボタン8の操作によりスマートフォン画面2内を任意の位置に自由に移動することが出来る。従来のコンピューターのマウス操作によるマウスポインターと同様な機能を有する表示物であるが、スマートフォン画面2内を移動、選択するための表示であるため、見やすい表示とする必要があるために従来のカーソル表示変更が出来る開発基本プログラムを備えた構造とする。
【0018】
片手で操作可能なスマートフォンは、図2に示す様に従来の画面タッチ式操作方法のプログラムの他、従来のコンピューター画面操作方法であるマウス操作方式の両方で操作が可能なプログラムを備えた機能のスマートフォン構造を基本とするが、片手での操作を目的とするため、使用しやすさの観点から使用者に使用選択をさせる機能プログラムを有し、1従来のスマートフォンプログラムの画面タッチ方式による操作、2既存コンピューター画面操作方法であるマウスポインターによる操作、3従来のスマートフォンのプログラムである画面タッチ操作方法と従来のコンピューター画面操作方法であるマウスポインター操作の両方で操作出来る3段階の切り替えが可能な開発基本プログラムを備えたスマートフォン操作プログラムとする。
【0019】
図2に示す様に1従来のスマ−トフォンプログラムの画面タッチ方式による操作では、従来の画面タッチ方式の他、画面スクロール操作タッチパネルボタン6でも操作が可能なスマートフォン操作開発基本プログラムを備えたスマートフォン構造とする。
【0020】
図2に示す様に1従来のスマートフォンプログラムの画面タッチ方式による操作では、画面スクロール操作タッチパネルボタン6、選択操作タッチパネルボタン7、マウスポインター操作タッチパネルボタン8、マウスポインターカーソル表示9は稼働しないスマートフォン操作開発基本プログラムを備えたスマートフォン構造とする。
【0021】
図2に示す様に2既存コンピューター画面操作方法であるマウスポインターによる操作では、従来のコンピューター画面操作方法であるマウス操作方式と同様にスマートフォン画面2内のマウスポインターカーソル表示9を任意の位置に自由に移動させることが出来る従来のコンピューターのマウスと同様な操作が出来るマウスポインター操作タッチパネルボタン8、マウスポインターカーソル表示9に合わせ従来のマウス操作のクリック機能と同様な選択操作を行う機能を有する選択操作タッチパネルボタン7、インターネット表示画面の前画面へ戻る機能を付加した前画面移動操作タッチパネルボタン10の他、画面スクロール操作機能を持つ画面スクロール操作タッチパネルボタン6及びマウスポインターカーソル表示9のカーソル表示変更が出来るスマートフォン操作開発基本プログラムを備えたスマートフォン構造とする。
【0022】
図2に示す様に3従来のスマートフォンのプログラムである画面タッチ操作方式と従来のコンピューター画面操作方法であるマウス操作方式の両方で操作する場合は、従来のスマ−トフォンプログラムの画面タッチ方式による操作の他、前項上記記載の操作が出来るスマートフォン操作開発基本プログラムを備えたスマートフォン構造とする。
【発明の効果】
【0023】
従来のスマ−トフォンは、技術の進歩及び社会のニーズにより画面拡大化傾向に進み、スマ−トフォン本体の大きさが大きくなってきている。また、技術の進歩により画面タッチ方式による操作方法が主流となってきていることから、一部分では左手にスマートフォン本体を持ち右手で画面タッチ操作をしている状況がよく見かけられる。本来の携帯電話機能に多少の付加機能程度であれば片手による操作が可能であったが、技術の進歩に伴い、インターネット機能の他、画面タッチ操作機能などが付加され従来の操作形態である片手に持って同手の指での操作が難しい状況となってきている。
また、片手が不自由な身体障害者の利用にも支障があること及び健常者でも移動時の両手操作では危険性もあり不便でもあることから、これらの課題を解決する発案により、片手で危険性も少なく確実に操作が出来るスマートフォンの提供が行える。
【図面の簡単な説明】
図1】従来のスマ−トフォン本体とマウス操作機能付加比較装置例、各所配置例図
図2】画面操作における基本プログラム形態例図
【符号の説明】
1:スマートフォン本体
2:スマートフォン画面
2A:スマートフォン本体上面画面
3:スマートフォン本体右側側面
4:スマートフォン本体左側側面
5:スマートフォン本体裏面
6:画面スクロール操作タッチパネルボタン
7:選択操作タッチパネルボタン
8:マウスポインター操作タッチパネルボタン
9:マウスポインターカーソル表示
10:前画面移動タッチパネルボタン
図1
図2