特開2016-73584(P2016-73584A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-73584(P2016-73584A)
(43)【公開日】2016年5月12日
(54)【発明の名称】パター
(51)【国際特許分類】
   A63B 53/04 20150101AFI20160408BHJP
【FI】
   A63B53/04 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2014-214851(P2014-214851)
(22)【出願日】2014年10月2日
(71)【出願人】
【識別番号】593007567
【氏名又は名称】阿部 薫
(71)【出願人】
【識別番号】599125559
【氏名又は名称】阿部 能理満
(71)【出願人】
【識別番号】599125548
【氏名又は名称】阿部 益喜啓
(71)【出願人】
【識別番号】511022948
【氏名又は名称】阿部 由佳
(72)【発明者】
【氏名】阿部 薫
(72)【発明者】
【氏名】阿部 能理満
(72)【発明者】
【氏名】阿部 益喜啓
(72)【発明者】
【氏名】阿部 由佳
【テーマコード(参考)】
2C002
【Fターム(参考)】
2C002AA04
2C002CH04
2C002MM04
2C002PP02
2C002ZZ01
(57)【要約】
【課題】 従来のパターは、ボールとパターを真上から見るという基本的な構え方が容易にはできなく、できても繰り返せなく課題だったのである。本発明は、ボールとパターを真上から見れるパターの提供を目的とするものである。
【解決手段】 パター本体に、方向を指す方向指示部を上と下のの段に分けて位置させ、真上から見ないと一本のラインに見えないようにしたものである。又、凹曲面を設け、ボールとパターの位置関係を見やすくしたものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前端面にフェースを有しパター本体の上面に略矩形の突起部を備えたパターにおいて、前記突起部には、突起部上面部が山形で、頂上部のラインを前記フェースに直角で方向を指す上面方向指示部にし、フェース側端面には、ボールを中心にし、真上から見て同心円的に突起部上面部からフェース上面部までの垂直な山形凹曲面を縁取りで見易くさせながら設け、フェース上面部には、中心部に方向を指すフェースに直角な下面方向指示部を形成させ、真上から見ると、山形凹曲面が異形でない、ボールと同心円的な凹曲面になり、上面方向指示部と下面方向指示部の異なる平面の二本のラインが一本のラインに見えるように構成し、ボールとパターの中心ラインを、真上から見せて、合わせ易くしたものであるパター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパターに関するものである。更に詳しくは、パターの基本的な構え方であるボールとパターをセットする場合、真上から見ているという正確な垂直度を確認でき、更にボールをパターの中心に容易に合わせられるようにしたパターに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、方向性を示すための目印となる浅い溝(arrow38)をパターの上面に設け、更に、フェースの反対側にボールの表面に合わせた曲面(arcuate22)を形成し、あるいは、フェースの上面に新たなプレート(firmly attached plate30)などを設け、ボールをパターに正確に位置決めできるパターが知られている(例えば文献1・Fig.2参照)。
【0003】
又、パター本体の上方にプレート部材を設け、このプレート部材の上面に凹設した溝による直線状ライン50を設け、前述と同様にボールを正確に位置合わせするパターが知られている(例えばぶんけん2参照)。
【0004】
尚、特許文献1は、フェースの反対側に曲面(arcuate22)を設けている(Fig2)ので、ボールの位置決めの確認はパターの反対側で行われる。従って、実際にフェースで行うパター動作時には、ボールの位置とフェースの位置を正確に位置決めすることができないものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第3328032号明細書
【特許文献2】特開2006−263162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のパターは、それぞれフェースに対してボールを正しく位置決めするために有効なもので、これによってパターの成功率が向上するものと考えられる。
【0007】
しかしながら、単にパターのフェースにボールを正確に位置決めするだけでパターの成功率が向上するわけではなく、成功率が向上するためにはこれに加えて、パターを真上から見て垂直に位置決め保持することが重要であることは多くのプレイヤーが経験している。
【0008】
しかしながら、前記先行技術の浅い溝(arrow38)や直線状ライン50は単なる目印(マーク)であり、パターのフェースにボールを正確に位置決めできることは記載されているが、パターを真上から見て垂直に保持することについては記載されていない。
従って前記従来のものではパターの成功率は望めないものとなっている。
【0009】
本発明は前記に着目し、パターのフェースにボールを正確に位置決めすること、パターを真上から見て垂直位置に正確に位置決めでき、パターの成功率を向上できるパターを提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために、前端面にフェースを有しパター本体の上面に略矩形の突起部を備えたパターにおいて、前記突起部には、突起部上面部が山形で、頂上部のラインを前記フェースに直角で、方向を指す上面方向指示部にし、フェース側端面には、ボールを中心にし、真上から見て同心円的に、突起部上面部からフェース上面部までの垂直な山形凹曲面を縁取りで見易くさせながら設け、フェース上面部には、中心部に方向を指すフェースに直角な下面方向指示部を形成させ、真上から見ると、山形凹曲面が異形でない、ボールと同心円的な凹曲面になり、上面方向指示部と下面方向指示部の異なる平面の二本のラインが一本のラインに見えるように構成し、ボールとパターの中心を真上から見せて、合わせやすくしたパターにしたものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、パターのフェースにボールを正確に位置決めすること、パターを真上から見て垂直位置に正確に位置決めできるように構成したことにより、パターの成功率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】 本発明の実施形態を示すパターの平面図
図2】 同パターの正面図
図3】 同パターの右側面図
図4】 同パターのA−A断面視図
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図4に基づいて説明する。
図において、1は、パター本体で、このパター本体1の上方部には略矩形状のの突起部2が、パター本体1の正面にはフェース3が設けられている。4は、突起部2の突起部上面部で、その頂上部に上面方向指示部5が設けられている。6は、フェース上面部で、突起部上面部4から、ボールBを中心にし、真上から見て同心円的にした垂直な山形凹曲面7が凹曲を見やすくした縁取り8を伴なってあり、その中央部には方向を指す下面方向指示部9が設けられている。10は、方向指示部や縁取りを見やすくした刻部で,Sはシャフトである。
【0014】
前記構成において、パター本体1を真上から見ていることは、上面方向指示部5と下面方向指示部9が一本のラインに見えたときに測ることができる。すなわち、二つの方向指示部が異なった平面にあるため、真上から見たときでないと一本のラインにつながらないのであり、まさしく一本のラインに見えたときが真上から見た状態となるのである。
【0015】
次に、フェース3にボールBの中心を合わせる方法を説明する。
本実施例では、ボールBを中心にして、真上から見て同心円的に突起部上面部4からフェース上面部6までの垂直な山形凹曲面7が機能している。
すなわち、山形凹曲面7とボールBとの間隔が一定であればフェース3にボールBが位置決めできているということである。この時、下面方向指示部9の矢印の先端は、ボールBの中心を指しているのである。
【0016】
又、本発明は、前記以外に、ボールBとパター本体の中心が合っている状態を、常に眼の真下に位置調整ができ、構えている時の身体に対して、ボールとパターの位置が常に同一にできるのである。
これは、突起部2の突起部上面部4が山形で、フェース3側端面にある、ボールBと同心円にした突起部上面部4からフェース上面部6までの垂直な縁取り8を有した山形凹曲面7が機能している。
すなわち、山形凹曲面7を形成している突起部上面部4が山形であるため、山形凹曲面7の縁取り8が平面ではなく、真上から見ただけではなく、眼の真下に位置しなければ、その縁取り8が円状に見えないのであり、その位置調整も容易にでき、常に、ボールとパターの位置を眼の真下に位置することができるものである。
【0017】
このように、ボールBがフェース3に接している状態においてストロークすることによって、パターの成功率が飛躍的に向上するものである。
【符号の説明】
【0018】
1 パター本体
2 突起部
3 フェース
4 突起部上面部
5 上面方向指示部
6 フェース上面部
7 山形凹曲面
8 縁取り
9 下面方向指示部
10 刻部
B ボール
S シャフト
図1
図2
図3
図4