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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-81128(P2016-81128A)
(43)【公開日】2016年5月16日
(54)【発明の名称】検索システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20160411BHJP
   G01C 21/36 20060101ALI20160411BHJP
   G10L 15/00 20130101ALI20160411BHJP
【FI】
   G06F17/30 310Z
   G06F17/30 110C
   G01C21/36
   G10L15/00 200A
   G10L15/00 200Q
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-209189(P2014-209189)
(22)【出願日】2014年10月10日
(71)【出願人】
【識別番号】000001487
【氏名又は名称】クラリオン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100084412
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 冬紀
(74)【代理人】
【識別番号】100121360
【弁理士】
【氏名又は名称】粟田 照久
(74)【代理人】
【識別番号】100149157
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 創史
(72)【発明者】
【氏名】小島 進
(72)【発明者】
【氏名】山口 隆
(72)【発明者】
【氏名】高野 英樹
(72)【発明者】
【氏名】永井 靖
【テーマコード(参考)】
2F129
【Fターム(参考)】
2F129AA03
2F129BB03
2F129CC03
2F129CC07
2F129CC16
2F129CC17
2F129DD40
2F129EE02
2F129EE90
2F129FF20
2F129FF60
2F129HH02
2F129HH12
(57)【要約】
【課題】他の装置に保存されているPOI情報を効率よく検索することができない。
【解決手段】車載端末40の近距離無線通信部46は、音声入力部44から入力された発話を音声信号としてデータベースサーバ20に送信する。中継サーバ10は、車載端末40から受信した音声信号を文字列に変換する音声認識部12と制御部11を備える。制御部11は、音声認識部12が変換した文字列を用いてPOIデータベース23または一時保存データベース14Aに格納された情報を検索し、その検索結果を車載端末40に送信する。POIデータベース23に格納された情報を検索した場合は検索結果を記憶部14に一時保存データベース14Aとして格納する。制御部11は、一時保存データベース14Aに検索結果が格納されている場合は一時保存データベース14Aを検索し、一時保存データベース14Aに検索結果が格納されていない場合はPOIデータベース23を検索する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主データベースを備える情報提供サーバと、一時保存データベースを備える中継サーバと、音声入力部を備える車載端末とを含む検索システムであって、
前記車載端末は、
前記音声入力部から入力された発話音声を音声信号として前記中継サーバに送信する車載端末通信部を備え、
前記中継サーバは、
前記車載端末から受信した前記音声信号を文字列に変換する音声認識部と、
前記情報提供サーバおよび前記車載端末と通信する通信部と、
前記文字列を用いて前記主データベースまたは前記一時保存データベースに格納された情報を検索しその検索結果を前記車載端末に送信するとともに、前記主データベースに格納された情報を検索した場合は前記検索結果を前記一時保存データベースに格納する制御部とを備え、
前記制御部は、音声信号を受信した際、前記一時保存データベースに前記検索結果が格納されている場合は受信した音声信号から変換された文字列を用いて前記一時保存データベースに格納された情報を検索し、前記一時保存データベースに前記検索結果が格納されていない場合はその文字列を用いて前記主データベースに格納された情報を検索する検索システム。
【請求項2】
請求項1に記載の検索システムにおいて、
前記中継サーバの前記制御部は、前記文字列を用いた前記一時保存データベースに格納された情報の検索がヒットしない場合は、前記主データベースに格納された情報を検索してその検索結果を前記車載端末に送信するとともに前記一時保存データベースに格納する検索システム。
【請求項3】
請求項2に記載の検索システムにおいて、
前記主データベースに格納されたデータおよび前記検索結果は1つ以上の施設情報を含み、前記施設情報は施設名称および前記施設名称に関連付けられた1つ以上の施設属性から構成され、前記施設属性は施設属性名と施設属性値から構成され、
前記中継サーバの前記制御部は、前記一時保存データベースに前記検索結果が格納されている場合は、前記文字列を所定のパターンマッチングにより施設名称である第1のキーワードと施設属性名である第2のキーワードに分離し、前記一時保存データベースに格納されている情報に当該第1のキーワードが含まれ、なおかつ当該第1のキーワードに関連付けられた当該第2のキーワードが含まれない場合に前記車載端末にメッセージを送信する検索システム。
【請求項4】
請求項3に記載の検索システムにおいて、
前記中継サーバの前記制御部は、前記一時保存データベースに格納されている情報に前記第1のキーワードが含まれない場合は、前記車載端末にメッセージを送信することなく、前記第1のキーワードを用いて前記主データベースに格納された情報を検索する検索システム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の検索システムにおいて、
前記中継サーバの前記制御部は、前記主データベースの検索結果を前記一時保存データベースに格納する際に当該一時保存データベースに情報が格納されていた場合は、当該一時保存データベースに格納されていた情報を削除してから、新たな検索結果を格納する検索システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供サーバ、中継サーバ、および車載端末を含む検索システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、音声認識機能を有するナビゲーション装置が開示されている。この装置は、音声認識結果に基づき、当該装置に保存されているPOI(Point Of Interest)情報を効率よく検索する構成を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第5266761号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている発明では、他の装置に保存されているPOI情報を効率よく検索することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る検索システムは、主データベースを備える情報提供サーバと、一時保存データベースを備える中継サーバと、音声入力部を備える車載端末とを含む検索システムである。車載端末は、音声入力部から入力された発話音声を音声信号として中継サーバに送信する車載端末通信部を備える。中継サーバは、車載端末から受信した音声信号を文字列に変換する音声認識部と、情報提供サーバおよび車載端末と通信する通信部と、文字列を用いて主データベースまたは一時保存データベースに格納された情報を検索しその検索結果を車載端末に送信するとともに、主データベースに格納された情報を検索した場合は検索結果を一時保存データベースに格納する制御部とを備える。制御部は、音声信号を受信した際、一時保存データベースに検索結果が格納されている場合は受信した音声信号から変換された文字列を用いて一時保存データベースに格納された情報を検索し、一時保存データベースに検索結果が格納されていない場合はその文字列を用いて主データベースに格納された情報を検索する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、他の装置に保存されているPOI情報を効率よく検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】検索システムの構成を示すブロック図
図2】一時保存データベースの一例を示す図
図3】施設名候補群の一例を示す図
図4】施設属性候補群の一例を示す図
図5図5は保存情報対応表14Dの一例を示す図
図6】検索システムの動作を説明する図
図7】車載端末の表示部に表示される検索結果の例を示す図
図8】中継サーバの制御部が実行するプログラムの動作を表すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0008】
(実施の形態)
以下、図1〜8を参照して、本発明にかかる検索システムを説明する。
図1は、検索システム1の構成を示すブロック図である。検索システム1は、中継サーバ10と、データベースサーバ20と、携帯端末30と、車載端末40とから構成される。中継サーバ10、データベースサーバ20、および携帯端末30は公衆回線網Xにより接続されている。車載端末40は携帯端末30と近距離無線により接続されており、車載端末40は携帯端末30を経由して中継サーバ10と通信を行うことができる。携帯端末30と車載端末40は同一人物が所有および操作しており、その者を本明細書ではユーザと呼ぶ。
【0009】
中継サーバ10は、制御部11と、音声認識部12と、通信部13と、記憶部14とを備える。
制御部11は、不図示のCPU、ROM、RAMを備え、後述するプログラムがROMに格納されており、これをRAMに展開して実行する。制御部11は、音声認識部12、通信部13、および記憶部14と信号線により接続されている。制御部11は、車載端末40から音声データを受信すると、音声認識部12を用いてその音声データを文字データに変換する。そして、後述する処理により記憶部14の一時保存データベース14Aまたはデータベースサーバ20のいずれかを用いて検索し、通信部13を用いて車載端末40に検索結果を送信する。
【0010】
音声認識部12は、制御部11から入力された音声情報を文字データに変換して制御部11に出力するASICである。
通信部13は、データベースサーバ20および携帯端末30と通信を行う。また、携帯端末30は近距離無線により車載端末40と通信を行うので、通信部13は携帯端末30を経由して車載端末40と通信を行うことができる。図1には車載端末40は1つしか記載されていないが、通信部13は複数の車載端末40と通信を行うことができる。
【0011】
記憶部14は、磁気ディスクから構成され、記憶部14には、一時保存データベース14Aと、施設名候補群14Bと、施設属性名候補群14Cと、保存情報対応表14Dと、が格納される。一時保存データベース14Aと、施設名候補群14Bと、施設属性名候補群14Cは、検索を行った車載端末40ごとに作成され、作成されたそれらデータと車載端末40との対応は、保存情報対応表14Dに記録される。
【0012】
一時保存データベース14Aには、後述するようにデータベースサーバ20の検索結果である1件以上のPOIデータが格納される。1件のPOIデータは、施設名、および1つ以上の施設属性から構成される。施設属性は属性名と属性値の組合せである。属性名は、たとえば、緯度・経度、営業時間、電話番号、住所、などである。いずれのPOIデータも施設名を必ず含むが、施設属性の種類および数は必ずしも一致しない。たとえば、あるPOIデータは施設属性として緯度・経度しか有さないが、他のPOIデータは施設属性として電話番号、住所、評判、駐車場などの情報も有することがある。
図2は、一時保存データベース14Aの一例を示している。図2の例における一時保存データベース14Aには、3件のPOIデータが格納されており、それぞれの施設名は、「XXバーガー ○○店」、「YY牛丼」、「ZZサンドイッチ ○○店」である。それぞれの施設属性の数は、5つ、6つ、2つである。
【0013】
施設名候補群14Bには、一時保存データベース14Aに含まれる施設名の一覧が格納される。後述するように、制御部11が一時保存データベース14Aを読込み、そこから施設名を抽出して施設名候補群14Bとして格納する。
図3は、施設名候補群14Bの一例であり、これは図2に示した一時保存データベース14Aの例に対応している。すなわち、図2に示されている全ての施設名が施設名候補群14Bに列挙されている。
【0014】
施設属性名候補群14Cには、一時保存データベース14Aに含まれる施設属性の属性名の一覧が格納される。後述するように、制御部11が一時保存データベース14Aを読込み、そこから施設属性の属性名を抽出して施設属性名候補群14Cとして格納する。
図4は、施設属性名候補群14Cの一例であり、これは図2に示した一時保存データベース14Aの例に対応している。すなわち、図2に示されている全ての施設属性の属性名が施設属性名候補群14Cに示されている。
【0015】
保存情報対応表14Dには、車載端末ID、保存データ番号、および保存時刻の組合せが格納されている。車載端末IDは、それぞれの車載端末40を識別するIDである。一時保存データベース14A、施設名候補群14B、および施設属性名候補群14Cは、車載端末40の1台ずつ異なるので、それらに共通の保存データ番号を付与し、車載端末IDにより車載端末40と関連付ける。車載端末IDに関連付けられたこれらの情報は長期的に格納する必要がないので、保存時刻から所定の時間、たとえば30分以上経過すると制御部11が消去して記憶部14の保存領域を節約する。
図5は保存情報対応表14Dの一例を示す図である。端末ID12345の一時保存データベース14Aなどは8時45分に作成されたので、30分を経過する9時15分には保存番号が0001である一時保存データベース14A、施設名候補群14B、施設属性名候補群14Cが制御部11により削除される。
【0016】
データベースサーバ20は、制御部21と、POIデータベース23と、通信部24とを備える。
制御部21は、不図示のCPU、ROM、RAMを備え、中継サーバ10から文字列および緯度・経度を受信すると、それらの情報を用いてPOIデータベース23に格納された情報を検索し、検索結果を通信部24から中継サーバ10に送信する。ただし、POIデータベース23に格納された情報の検索がヒットしない場合は「該当なし」を中継サーバ10に送信する。
POIデータベース23は、不図示の磁気ディスクから構成され、POIデータベース23には、複数のPOIデータが格納される。1件のPOIデータは、施設名、および1つ以上の施設属性から構成される。施設属性は属性名と属性値の組合せである。属性名は、たとえば、緯度・経度、営業時間、電話番号、住所、などである。POIデータベース23は、随時最新の情報に更新される。
通信部24は、公衆回線網Xを使用して中継サーバ10と通信する。
【0017】
携帯端末30は、たとえば携帯電話であり、制御部31と、表示部32と、入力部33と、通信部34と、近距離無線通信部35とを備える。
制御部31は、不図示のCPU、ROM、RAMを備え、入力部33を使用したユーザからの指示に従い、通信部34および近距離無線通信部35を用いて、車載端末40と中継サーバ10との通信の中継を行う機能(以下、「テザリング機能」と呼ぶ)を有する。そのため、車載端末40は、携帯端末30がテザリング機能を有効にしている場合は、あたかも中継サーバ10と直接通信を行っているかのように処理することができる。
【0018】
表示部32は、不図示の液晶ディスプレイを備え、制御部31からの指示に従いデータを表示する。
入力部33は、不図示のボタンを備え、ユーザの入力、たとえばテザリング機能の有効化および無効化を制御部31に伝える。
通信部34は、不図示のアンテナおよび通信モジュールを備え、公衆回線網Xを使用して中継サーバ10と通信を行う。
近距離無線通信部35は、不図示のアンテナおよび通信モジュールを備え、車載端末40と通信を行う。たとえば、この近距離無線通信には、Bluetooth(登録商標)や無線LANが用いられる。
【0019】
車載端末40は、たとえばタブレット端末であり、制御部41と、表示部42と、操作入力部43と、音声入力部44と、音声出力部45と、近距離無線通信部46と、記憶部47と、位置検出部48とを備える。車載端末40は、自動車内に固定して使用することもできるが、取り外して車外で使用することもできる。
制御部41は、不図示のCPU、ROM、RAMを備え、後述するプログラムをROMに格納しており、これをRAMに展開して実行する。制御部41は、操作入力部43から音声入力の開始の信号が入力されると、音声入力部44に一定時間の音声入力を指示し、音声入力部44が出力する音声信号、車載端末ID、および位置検出部48が出力する緯度・経度を中継サーバ10に送信する。また、中継サーバ10から検索結果を受信すると、表示部42および音声出力部45を用いてその情報を出力するとともに、ユーザによる続けての検索に備えて音声入力部44に一定時間の音声入力を指示する。
【0020】
表示部42は、不図示の液晶ディスプレイを備え、制御部41からの指示に従いデータを表示する。
操作入力部43は、不図示の複数のボタンを備え、ユーザの入力を制御部41に伝える。複数のボタンにより、項目を選択するカーソルの移動、選択項目の決定、および音声入力の開始を制御部41に伝える。
音声入力部44は、不図示のマイクおよびAD変換器を備え、制御部41の指示に基づきユーザの発話により発せられた音声(以下、発話音声と呼ぶ)をデジタルデータである音声信号に変換して制御部41に出力する。制御部41は、音声信号が入力されると近距離無線通信部46を利用して中継サーバ10にその音声信号、車載端末ID、および位置検出部48の出力する緯度・経度を送信する。
【0021】
音声出力部45は、不図示のスピーカおよびDA変換器を備え、制御部41から出力されたデジタルデータを音声として出力する。
近距離無線通信部46は、不図示のアンテナおよび通信モジュールを備え、携帯端末30と通信を行う。たとえば、この近距離無線通信には、Bluetooth(登録商標)や無線LANが用いられる。携帯端末30が通信を中継することにより、中継サーバ10と通信を行うことができる。
記憶部47は、不図示のフラッシュメモリから構成され、記憶部47には、当該車載端末40の識別番号である車載端末IDが格納される。
位置検出部48は、不図示のアンテナとGPS受信機から構成され、制御部41からの指示により衛星から電波を受信して当該車載端末40の位置、すなわち緯度と経度を算出して制御部41に出力する。この位置情報は、音声入力部44から入力された音声データ、記憶部47に格納される車載端末IDとともに中継サーバ10に送信される。
【0022】
(動作)
以下、図6を参照して本発明にかかる検索システム1の動作を説明する。
携帯端末30はユーザによる入力部33からの入力により、テザリング機能が有効になっており、車載端末40は中継サーバ10と直接接続されているかのように処理できる状態において以下の動作を行う。また、中継サーバ10に備えられた一時保存データベース14Aには情報が格納されていないものとする。
図6では、通信の中継のみを行う携帯端末30は省略している。図6は、ユーザ、車載端末40、中継サーバ10、データベースサーバ20の主な処理を示している。それぞれの処理を区別するために、処理の順番を表す数字の前に、ユーザの処理には「Y」、車載端末40の処理には「C」、中継サーバ10の処理には「M」、データベースサーバ20の処理には「D」、を付加する。たとえば「Y1」は、一連の最初の処理であり処理を行う主体がユーザであることを示している。
【0023】
ユーザが車載端末40の操作入力部43の1つである音声入力開始ボタンを押し、「近くのファーストフード」と発話した場合(図6のY1)について次に説明する。車載端末40の音声入力部44が制御部41からの指示によりユーザの発話音声を音声信号として制御部41に出力し、制御部41はその音声信号、車載端末ID、および位置検出部48が出力する位置情報を中継サーバ10に送信する(図6のC2)。
音声信号を受信した中継サーバ10は、受信した音声データを音声認識部12により文字列に変換し、この文字列をキーとして一時保存データベース14Aを検索する。この例では、一時保存データベース14Aにデータが格納されていないので、その文字列および位置情報をデータベースサーバ20に送信する(図6のM3)。
【0024】
中継サーバ10から文字列を受信したデータベースサーバ20は、受信した文字列および位置情報によりPOIデータベース23を検索し、検索結果1を中継サーバ10に送信する(図6のD4)。図6の例では文字列が「近くのファーストフード」なので、位置情報が示す緯度・経度を基準とした所定の範囲内に存在する「ファーストフード」に関連するPOIが検索される。
データベースサーバ20から検索結果1を受信した中継サーバ10は、その検索結果を一時保存データベース14Aに格納する(図6のM5)。また、その検索結果1を車載端末40に送信する(図6のM6)。
中継サーバ10から検索結果1を受信した車載端末40は、その検索結果1を表示部42に出力するとともに、検索結果1に含まれる全ての施設名を音声出力部45から出力する(図6のC7)。車載端末40は、何らかの検索結果を出力するとユーザの次の発話に備えて所定の時間、たとえば1分間だけ音声入力部44に録音をさせる。表示部42には、たとえば図7のように検索結果が表示される。
【0025】
図7は、車載端末40の表示部42に表示される検索結果の例を示す図である。すなわち、表示部42には、ユーザの発話音声が音声認識により変換された文字列と、検索された施設名の一覧、および検索された施設の地図上の位置が表示される。
ユーザは操作入力部43を用いて表示部42に表示された施設名を選択し、その施設の詳細情報を表示することもできるが、ユーザが「XXバーガーの営業時間」と発話した場合(図6のY8)について次に説明する。
車載端末40の音声入力部44はユーザの発話音声を音声信号として制御部41に出力し、制御部41はその音声信号、車載端末ID、および緯度・経度を中継サーバ10に送信する(図6のC9)。
【0026】
音声データなどを受信した中継サーバ10は、受信した音声信号を音声認識部12により文字列に変換し、この文字列をキーとして後述する所定の処理により一時保存データベース14Aに格納した情報、すなわちPOIデータである検索結果1を検索する。すなわち、2回目の発話音声が変換された文字列に合致する情報を、一時保存データベース14Aから検索する。そのため、全ての「XXバーガー」ではなく検索結果1に含まれる「XXバーガー」の営業時間に関する情報が検索結果2として得られ、データベースサーバ20への問い合わせを行わずに車載端末40へ検索結果2を送信する(図6のM10)。
中継サーバ10から検索結果2を受信した車載端末40は、その検索結果2を表示部42に出力するとともに音声出力部45から出力する(図6のC11)。
【0027】
続けてユーザが「近くのコンビニ」と発話した場合(図6のY12)について説明する。前述のとおり、車載端末40は何らかの検索結果を出力するとユーザの次の発話に備えて所定の時間は録音を行うので、その所定時間内に発話する場合には、ユーザはこの発話の前に音声入力開始ボタンを押すなどの特別な操作は必要ない。
車載端末40の音声入力部44はユーザの発話音声を音声信号として制御部41に出力し、制御部41はその音声信号、車載端末ID、および緯度・経度を中継サーバ10に送信する(図6のC13)。
【0028】
音声データなどを受信した中継サーバ10は、受信した音声信号を音声認識部12により文字列に変換し、その文字列を用いて一時保存データベース14Aに格納した情報を検索する。後述する処理によりデータベースサーバ20における検索が必要と判断し、その文字列および緯度・経度をデータベースサーバ20に送信する(図6のM14)。
中継サーバ10から文字列と緯度・経度を受信したデータベースサーバ20は、受信した文字列と緯度・経度に基づきPOIデータベース23を検索し、検索結果3を中継サーバ10に送信する(図6のD15)。
【0029】
データベースサーバ20から検索結果3を受信した中継サーバ10は、その検索結果を一時保存データベース14Aに格納する(図6のM16)。また、その検索結果3を車載端末40に送信する(図6のM17)。
中継サーバ10から検索結果2を受信した車載端末40は、その検索結果3を表示部42に出力するとともに音声出力部45から出力する(図6のC18)。
【0030】
このように、中継サーバ10は車載端末40から音声信号を受信すると、受信した音声信号を音声認識部12により文字列に変換し、所定の条件によりデータベースサーバ20に問い合わせる必要があるか否かを判断する。データベースサーバ20への問い合わせをしない場合には、データベースサーバ20へ問い合わせる場合に比べて中継サーバ10とデータベースサーバ20との往復の通信が不要なので、検索の処理時間を短縮できる。また、ユーザが1回目の検索に続けて2回目の検索を行う場合には、1回目の検索結果に含まれる施設情報を優先して検索し、ユーザの意図に沿った検索結果を提供する。
【0031】
(フローチャート)
以上説明した検索システム1における、中継サーバ10の制御部11が実行するプログラムの動作を説明する。
図8は、中継サーバ10の制御部11のCPUで実行されるプログラムの動作を表すフローチャートである。制御部11は、通信部13が車載端末40から通信を受信するたびに図8のフローチャートとして示されたプログラムを実行する。
制御部11は、ステップS100では、通信部13は音声信号、車載端末ID、緯度・経度を受信し、音声信号を音声認識部12を用いて文字列(以後、「変換文字列」と呼ぶ)に変換し、ステップS101に進む。
【0032】
制御部11は、ステップS101では、保存情報対応表14Dを用いて、ステップS100において受信した車載端末IDに紐づけられた情報が一時保存データベース14Aに格納されているか否か、すなわち保存情報対応表14Dに当該車載端末IDが記載されているか否かを判断する。格納されていると判断する場合はステップS102に進み、格納されていないと判断する場合はステップS113に進む。
【0033】
制御部11は、ステップS102では、変換文字列が施設属性名候補群14Cのいずれかの施設属性名を含むか否かを判断する。いずれかの施設属性名を含むと判断する場合は、ステップS103に進み、いずれの施設属性名も含まないと判断する場合はステップS102Aに進む。以後、本フローチャートにおいて変換文字列に含まれる施設属性名候補群14Cのいずれかの施設属性名を「検索施設属性名」と呼ぶ。たとえば、変換文字列が「YY牛丼の住所」であり、施設属性名候補群14Cが図4に示すものであった場合、施設属性名候補群14Cには、変換文字列に含まれる「住所」が格納されているため、「住所」が検索施設属性名となる。
【0034】
制御部11は、ステップS102Aでは、施設名候補群14Bから変換文字列との類似度が所定値以上である施設名を検索し、ステップS102Bに進む。類似度の算出には、たとえばレーベンシュタイン距離や文字列の長さが用いられ、変換文字列がいずれかの施設名の一部と合致する場合にも類似度が高いと判断される。以後、類似度が最も高いと判断された施設名を、「検索施設名」と呼ぶ。たとえば、施設名候補群14Bに「XXバーガー ○○店、YY牛丼、ZZサンドイッチ ○○店」の3つの施設があり、変換文字列が「XXバーガー」の場合には、検索施設名は「XXバーガー ○○店」となる。
【0035】
制御部11は、ステップS102Bでは、ステップS102Aにおける検索において変換文字列との類似度が所定値以上である施設名が施設名候補群14Bに含まれるか否かを判断する。施設名候補群14Bに含まれると判断する場合はステップS102Cに進み、施設名候補群14Bに含まれないと判断する場合はステップS112に進む。
制御部11は、ステップS102Cでは、ステップS102Aにおける検索により決定された検索施設名を用いて、一時保存データベース14Aから施設名が検索施設名であるPOIデータを抽出し、車載端末40に送信する。その後、図8のフローチャートを終了する。
【0036】
制御部11は、ステップS103では、パターンマッチングにより変換文字列から施設名を抽出する。たとえばパターンは「<施設名>の<検索施設属性名>は」、「<施設名>の<検索施設属性名>」、「<施設名>¥s?<検索施設属性名>」、および「<検索施設属性名>¥s?<施設名>」である。制御部11は、ステップS102により既知となった検索施設属性名、およびこれら複数のパターンを用いて施設名を抽出する。ただし、「¥s?」は1またはゼロの空白を示す。たとえば、検索施設属性名が「住所」であり、変換文字列が「YY牛丼の住所は」の場合には、1つめのパターンを用いたパターンマッチングにより「YY牛丼」が施設名として抽出される。また、たとえば検索施設属性名が同じく「住所」であり、変換文字列が「住所 YY牛丼」の場合には、4つめのパターンを用いたパターンマッチングにより「YY牛丼」が施設名として抽出される。
【0037】
制御部11は、ステップS104では、ステップS103においてパターンマッチングにより施設名の抽出が成功したか否かを判断する。抽出に成功したと判断する場合はステップS105に進み、抽出できなかったと判断する場合はステップS112に進む。
制御部11は、ステップS105では、施設名候補群14BからステップS103において抽出した施設名との類似度が所定値以上である施設名候補を検索する。類似度の算出には、たとえばレーベンシュタイン距離や文字列の長さが用いられ、変換文字列がいずれかの施設名候補の一部と合致する場合にも類似度が高いと判断される。以後、類似度が最も高いと判断された施設名候補を、「検索施設名」と呼ぶ。
【0038】
制御部11は、ステップS106では、ステップS105における検索において変換文字列との類似度が所定値以上である施設名が施設名候補群14Bに含まれるか否かを判断する。施設名候補群14Bに含まれると判断する場合はステップS107に進み、施設名候補群14Bに含まれないと判断する場合はステップS112に進む。
制御部11は、ステップS107では、一時保存データベース14Aから検索施設名に関連付けられた検索施設属性名の属性値を検索し、ステップS108に進む。たとえば、一時保存データベース14Aが図2に示すものであり、検索施設名が「XXバーガー ○○店」であり、検索施設属性名が「評判」である場合には、その属性値である「4.5」が得られる。しかし、検索施設名が「YY牛丼」、検索施設属性名が「評判」である場合には、「YY牛丼」は「評判」の施設属性を有さないのでその施設属性値が得られない。
【0039】
制御部11は、ステップS108では、ステップS107において施設属性値が得られたと判断する場合はステップS109に進み、施設属性値が得られなかった、すなわち当該検索施設名には検索施設属性名が関連付けられていなかったと判断する場合はステップS110に進む。
制御部11は、ステップS109では、ステップS107において得られた施設属性値を車載端末40に送信し、図8のフローチャートを終了する。
制御部11は、ステップS110では、「検索施設名の施設に関する情報を有しているが、検索施設属性名の施設属性に関する情報を有さない」という旨のメッセージとともに、検索施設名の施設に関するPOI情報を車載端末40に送信し、図8のフローチャートを終了する。
【0040】
ステップS102B、S106において、類似度の高い施設名称がないと判断された場合、およびステップS104において施設名称の抽出に失敗したと判断された場合に、制御部11は、ステップS112を実行する。制御部11は、ステップS112では、受信した車載端末IDに関連付けられた一時保存データベース14A、施設名候補群14B、施設属性名候補群14C、を削除し、保存情報対応表14Dから当該車載端末IDの記載を削除し、ステップS113に進む。
ステップS101において一時保存データベース14Aが格納されていないと判断された場合、およびステップS112を実行した後に、制御部11は、ステップS113では、変換文字列および受信した緯度・経度をデータベースサーバ20に送信し、ステップS114に進む。
制御部11は、ステップS114では、ステップS113において送信した情報を用いてPOIデータベース23を検索した検索結果をデータベースサーバ20から受信しステップS115に進む。
【0041】
制御部11は、ステップS115では、ステップS114においてデータベースサーバ20から受信した検索結果が何らかのPOI情報であるか否か、すなわちデータベースサーバ20における検索がヒットしたのか否かを判断する。データベースサーバ20から受信した検索結果がPOI情報であると判断する場合はステップS116に進み、検索結果がPOI情報ではなく、たとえば「該当するデータがありません」などのエラーメッセージであると判断する場合はステップS119に進む。
制御部11は、ステップS116では、保存情報対応表14Dを参照して使用されていない最小の正の整数を保存番号として決定し、ステップS114において受信した検索結果をその保存番号とともに一時保存データベース14Aとして記憶部14に格納する。そして、保存情報対応表14Dに車載端末ID、保存番号、現在時刻を記録してステップS117に進む。
【0042】
制御部11は、ステップS117では、ステップS116において検索結果が格納された一時保存データベース14Aを用いて、施設名候補群14Bおよび施設属性名候補群14Cを作成し、記憶部14に格納する。このとき、施設名候補群14Bおよび施設属性名候補群14Cには作成に用いた一時保存データベース14Aに保存されている情報と同一の保存番号を付して対応づける。
制御部11は、ステップS118では、ステップS114において受信した検索結果を車載端末40に送信し、図8のフローチャートを終了する。
制御部11は、ステップS119では、車載端末40に「該当するデータがない」旨のメッセージを送信し、図8のフローチャートを終了する。
【0043】
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)検索システム1は、POIデータベース23を備えるデータベースサーバ20と、一時保存データベース14Aを備える中継サーバ10と、音声入力部44を備える車載端末40とを含む。車載端末40は、音声入力部44から入力された発話音声を音声信号として中継サーバ10に送信する近距離無線通信部46を備える。中継サーバ10は、車載端末40から受信した音声信号を文字列に変換する音声認識部12と、データベースサーバ20および車載端末40と通信する通信部13と、文字列を用いてPOIデータベース23または一時保存データベース14Aに格納された情報を検索し、その検索結果を車載端末40に送信するとともに、POIデータベース23に格納された情報を検索した場合は検索結果を一時保存データベース14Aに格納する制御部11とを備える。制御部11は、音声信号を受信した際、一時保存データベース14Aに検索結果が格納されている場合は受信した音声信号から変換された文字列を用いて一時保存データベース14Aに格納された情報を検索し、一時保存データベース14Aに検索結果が格納されていない場合はその文字列を用いてPOIデータベース23に格納された情報を検索する。
中継サーバ10は、車載端末40から受信したユーザの発話音声を文字列に変換し、前回の検索結果であり中継サーバ10が備える一時保存データベース14Aに格納されているデータを検索する。変換した文字列による検索は前回の検索結果を検索対象としているので、ユーザは発話による絞込み検索が可能である。また、データベースサーバ20への問い合わせを行わないことにより、検索に要する時間を短縮することができる。すなわち中継サーバ10は、他の装置であるデータベースサーバ20に備えられたPOIデータベース23に格納されているPOI情報を、効率よく検索することができる。POIデータベース23は随時最新の情報に更新されるので、中継サーバ10および車載端末40は膨大なPOIデータを検索対象として鮮度の高い検索結果を得ることができる。
【0044】
(2)中継サーバ10の制御部11は、文字列を用いた一時保存データベース14Aに格納されたデータの検索がヒットしない場合は、POIデータベース23に格納された情報を検索してその検索結果を車載端末40に送信するとともに記憶部14の一時保存データベース14Aに格納する。
そのためユーザは、一時保存データベース14Aの検索がヒットしない場合に、POIデータベース23の検索結果を得ることができる。また、一時保存データベース14Aは中継サーバ10に備えられているため一時保存データベース14Aに格納されているデータの検索には通信が発生せず短時間で完了し、一時保存データベース14Aを検索することによるデメリットが小さい。
【0045】
(3)POIデータベース23に格納されたデータおよび検索結果は、1つ以上の施設情報を含む。施設情報は施設名称および施設名称に関連付けられた1つ以上の施設属性から構成され、施設属性は施設属性名と施設属性値から構成される。中継サーバ10の制御部11は、一時保存データベース14Aに検索結果が格納されている場合は、音声信号を変換した文字列を所定のパターンマッチングにより施設名称である第1のキーワード、すなわち検索施設名と施設属性名である第2のキーワード、すなわち検索施設属性名に分離し、一時保存データベース14Aに格納されている情報に当該施設名称が含まれ、なおかつ当該施設名称に関連付けられた当該施設属性が含まれない場合に車載端末40にメッセージを送信する。
そのため、ユーザは意図した検索結果が得られなかった理由が、POIデータベース23に当該施設名称については発話した施設属性のデータが格納されていなかったことであることを知ることができる。
【0046】
(4)中継サーバ10の制御部11は、一時保存データベース14Aに格納されている情報に検索施設名が含まれない場合は、車載端末40にメッセージを送信することなく検索施設名を用いてPOIデータベース23に格納された情報を検索する。
一時保存データベース14Aに含まれない施設名をユーザが発話したことにより、ユーザは絞込み検索ではなく新たな検索を意図していると推測されるので、メッセージの送信によりユーザを煩わせることなく、新たな検索、すなわちPOIデータベース23の検索を行う。
【0047】
(5)中継サーバ10の制御部11は、POIデータベース23の検索結果を一時保存データベース14Aに格納する際に当該一時保存データベース14Aに情報が格納されていた場合は、当該一時保存データベース14Aに格納されていた情報を削除してから新たな検索結果を格納する。
そのため、一時保存データベース14Aには直前の検索結果のみが格納され、効果的な絞り込み検索を行うことができる。
【0048】
(変形例1)
上述した実施の形態においては、車載端末40は公衆回線網Xに直接接続することができず、携帯端末30のいわゆるテザリング機能を利用したが、車載端末40の通信形態はこれに限定されない。車載端末40が公衆回線網Xに接続できる通信部を備え、携帯端末30を経由せずに中継サーバ10と通信を行ってもよい。
上述した実施の形態においては、車載端末40の制御部41は音声入力部44から入力された音声信号を中継サーバ10に送信し、中継サーバ10の音声認識部12により文字列に変換したが車載端末40の機能はこれに限定されない。車載端末40が音声認識部を備え、入力された音声データを文字列に変換し、その文字列を中継サーバ10に送信してもよい。
【0049】
(変形例2)
上述した実施の形態においてデータベースサーバ20は1つのみ存在したが、複数存在してもよい。
たとえば、検索システム1の一部をデータベースサーバ20に代えて3つのデータベースサーバ20A、20B、20Cが構成し、この3つのサーバは順番に観光、ビジネス、食事、に特化したPOIデータベースを有してもよい。そして、ユーザが音声による検索に先立ち、観光、ビジネス、食事、のいずれのモードかを選択してそれを記憶部47に格納し、中継サーバ10にユーザの発話した音声のデータとともに送信することで、中継サーバ10がいずれのデータベースサーバを使用するか選択してもよい。すなわち、車載端末40から中継サーバ10へは、音声データ、車載端末ID、車載端末40の自己位置である緯度・経度、検索モード、の4つが送信されてもよい。
この変形例2によれば、目的に特化した複数のPOIデータベースをユーザの指示に基づき切り替えて使用することができる。
【0050】
上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0051】
1 … 検索システム
10 … 中継サーバ
11 … 制御部
12 … 音声認識部
13 … 通信部
14 … 記憶部
14A … 一時保存データベース
14B … 施設名候補群
14C … 施設属性候補群
14D … 保存情報対応表
20 … データベースサーバ
21 … 制御部
23 … POIデータベース
24 … 通信部
40 … 車載端末
41 … 制御部
42 … 表示部
43 … 操作入力部
44 … 音声入力部
45 … 音声出力部
46 … 近距離無線通信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8