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特開2016-84916パイプ抱持バンド取付具およびパイプ抱持バンド取付具の取付構造
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-84916(P2016-84916A)
(43)【公開日】2016年5月19日
(54)【発明の名称】パイプ抱持バンド取付具およびパイプ抱持バンド取付具の取付構造
(51)【国際特許分類】
   F16L 3/08 20060101AFI20160415BHJP
   F16B 25/00 20060101ALI20160415BHJP
   F16B 2/08 20060101ALI20160415BHJP
   F16B 35/06 20060101ALI20160415BHJP
【FI】
   F16L3/08 D
   F16B25/00 A
   F16B25/00 K
   F16B2/08 U
   F16B35/06 G
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-219847(P2014-219847)
(22)【出願日】2014年10月29日
(71)【出願人】
【識別番号】593178409
【氏名又は名称】株式会社オーティス
(74)【代理人】
【識別番号】100087664
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 宏行
(72)【発明者】
【氏名】岩田 充智
【テーマコード(参考)】
3H023
3J022
【Fターム(参考)】
3H023AB04
3H023AE08
3J022DA11
3J022EA16
3J022EB14
3J022EC17
3J022EC22
3J022FB06
3J022FB12
3J022GA02
3J022GA12
3J022GB45
3J022GB53
(57)【要約】      (修正有)
【課題】構造物への取り付けを迅速にできる簡易な構成のパイプ抱持バンド取付具を提供する。
【解決手段】パイプ抱持バンド取付具10は、構造物の表面に添設される基板部11と、基板部11の前方に突出した、パイプ抱持バンドを取り付ける取付部12と、基板部11の後方に突出した、構造物に直接ねじ込み取り付けされる雄ねじ体13とを備えた構成とされる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造物の表面に添設される基板部と、該基板部の前方に突出した、パイプ抱持バンドを取り付ける取付部と、前記基板部の後方に突出した、前記構造物に直接ねじ込み取り付けされる雄ねじ体とを備えていることを特徴とするパイプ抱持バンド取付具。
【請求項2】
パイプ抱持バンドを取り付けるためのパイプ抱持バンド取付具を構造物に固定する、パイプ抱持バンド取付具の取付構造において、
前記パイプ抱持バンド取付具は、構造物の表面に添設される基板部と、該基板部の前方に突出した、前記パイプ抱持バンドを取り付ける取付部と、前記基板部の後方に突出した雄ねじ体とを備えており、
前記雄ねじ体が、前記構造物に穿設された穴部に直接ねじ込み取り付けされることを特徴とする、パイプ抱持バンド取付具の取付構造。




【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外壁などの構造物の表面に沿って配されるパイプを抱持するパイプ抱持バンドを取り付けるためのパイプ抱持バンド取付具およびパイプ抱持バンド取付具の取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のパイプ抱持バンド取付具は、それに一体となって形成された雄ねじ体を、構造物に埋設させたアンカー雌ねじに螺合することで取り付けを行う取付手法が一般的であった(たとえば、特許文献1の図5参照)。
【0003】
この方法には、まずアンカー雌ねじ用の穴部を構造物の表面に穿設し、その穴部にアンカー雌ねじを埋め込み、そのアンカー雌ねじにパイプ抱持バンド取付具を取り付けるという一連の手順の実行が必要とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−31269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、パイプ抱持バンド取付具の取り付けには複数手順が必要とされるため、取り付けたパイプ抱持バンド取付具にさらにパイプ抱持バンドを取り付けるとなると、それら1組を準備するだけでも時間を要する。さらにパイプを配設するためには、構造物の表面の複数個所にパイプ抱持バンド取付具およびパイプ抱持バンドを取り付けなければならないので、従来ではパイプ施工に多大なる時間を要していた。
【0006】
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、構造物への取り付けを迅速にできる簡易な構成のパイプ抱持バンド取付具およびパイプ抱持バンド取付具の取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のパイプ抱持バンド取付具は、構造物の表面に添設される基板部と、基板部の前方に突出した、パイプ抱持バンドを取り付ける取付部と、基板部の後方に突出した、構造物に直接ねじ込み取り付けされる雄ねじ体とを備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載のパイプ抱持バンド取付具の取付構造は、パイプ抱持バンドを取り付けるためのパイプ抱持バンド取付具を構造物に固定する、パイプ抱持バンド取付具の取付構造において、パイプ抱持バンド取付具は、構造物の表面に添設される基板部と、基板部の前方に突出した、パイプ抱持バンドを取り付ける取付部と、基板部の後方に突出した雄ねじ体とを備えており、雄ねじ体が、構造物に穿設された穴部に直接ねじ込み取り付けされることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1、2に記載の本発明によれば、上述の構成となっているため、構造物へのパイプ抱持バンド取付具の取り付けを従前の方法にくらべて時間短縮でき、その結果、パイプの配設を迅速に行うことができる。また、アンカー雌ねじを用いないので、パイプを配設するための部材の点数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態に係るパイプ抱持バンド取付具の説明図である。(a)はパイプ抱持バンド取付具の斜視図、(b)はパイプ抱持バンド取付具の雄ねじ体部分の拡大正面図である。
図2】パイプ抱持バンドとパイプ抱持バンド取付具の取付状態を示す分解斜視図および縦断面図である。
図3】(a)〜(c)は、パイプ抱持バンド取付具の取付手順を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の実施の形態について、図1および図2にもとづいて説明する。まず、本実施形態に係るパイプ抱持バンド取付具10の基本構成について記述する。なお、パイプ抱持バンド取付具10における前、後の語句は、それが取り付けられる外壁20(構造物)に対する前、後と一致したものとする。
【0012】
本パイプ抱持バンド取付具10は、コンクリートの外壁20などの構造物の表面に添設される基板部11と、基板部11の前方に突出した、パイプ抱持バンド30(図2参照)を取り付ける取付部12と、基板部11の後方に突出した、構造物に直接ねじ込み取り付けされる雄ねじ体13とを備えている。
【0013】
また、このパイプ抱持バンド取付具の取付構造は、雄ねじ体13が、構造物に穿設された穴部21に直接ねじ込み取り付けされる構造となっている。
【0014】
ついで、パイプ抱持バンド取付具10とその取付構造について詳細に説明する。
【0015】
このパイプ抱持バンド取付具10は、円形鍔状の基板部11と、その前方に突出するように配された矩形板状の取付部12と、後方に突出するように配された雄ねじ体13とを有している。
【0016】
パイプ抱持バンド取付具10はステンレス等の金属よりなり、個別分離した各部材を溶接等で一体化して形成されている。
【0017】
基板部11は、上述したように、パイプ抱持バンド取付具10を外壁20に取り付けた際に外壁20の表面に添設される部位であり、その中央には、前方の取付部12と後方の雄ねじ体13を連結し、前方に山形状に突出した突部11aが形成されている。つまり、基板部11は後方より見れば鍋形状となっており、パイプ抱持バンド取付具10が外壁20に取り付けられた際に、基板部11の外周の環状部11bが外壁20に接触するように形成されている。
【0018】
取付部12はパイプ抱持バンド30を取り付ける部位であり、パイプ抱持バンド30の取付片部31、31が取付部12を挟持するようにして取り付け固定されるようになっている(図2参照)。この取付部12には、一対の取付片部31、31をそれぞれ2箇所の挿通孔31a、31aを通じて、ボルト33、ナット34で固定するための長孔12aが開設されている。
【0019】
パイプ抱持バンド30は、上記取付片部31、31を延出させた環状のバンド部32を備えており、そのバンド部32で竪樋などのパイプ35を抱持できる構成となっている。なお、パイプ抱持バンド取付具10の取付部12の形状は本図例に示したものに限られず、種々のパイプ抱持バンド30の形状、寸法に合致した種々の形状、寸法のものが許容される。
【0020】
雄ねじ体13は、基板部11の突部11aの裏側に、裏側の内底面より後方に延びるように取り付けられている。雄ねじ体13は、図1(b)に示すように先端部13dがテーパ状に尖り、軸部13aの全長に、高さに差がある2条のねじ山13b、13cが等ピッチで交互に表れるように形成されている。
【0021】
この雄ねじ体13は、コンクリートに対して直接ねじ込まれるものであるため、そのねじ山13b、13cのピッチは、従来使用していた、アンカー雌ねじに螺合するパイプ抱持バンド取付具の雄ねじ体のねじ山のピッチよりも大きく設定されている。また、高いほうのねじ山13bは、コンクリートを潰しやすくするために、その角度θが60度よりも小さい鋭利な形状とすることが望ましい。この雄ねじ体13は、図2に示すように、外壁20に穿設された穴部21に対して直接ねじ込まれ、埋設されるようになっている(図2参照)。
【0022】
パイプ抱持バンド取付具10は、図3(a)〜(c)に示した手順で外壁20に取り付けられる。
【0023】
図3(a)に示すように、まず、外壁20に電動ドリル等で壁面に垂直な方向に、雄ねじ体13の全長を埋設できる程度の穴部21を穿設する。ついで、図3(b)に示すように、パイプ抱持バンド取付具10の雄ねじ体13を穴部21に差し込み、治具25などを用いて直接ねじ込んでいく。治具25としては、パイプ抱持バンド取付具10の取付部12の板面を両側より挟んだ状態で回転される電動のものを用いることが望ましい。そして、図3(c)に示すように、基板部11の環状部11bの裏面が壁面に接触し、取付部12の板面が水平方向を向くように、雄ねじ体13を固くねじ込み、しっかりと外壁20に固定する。
【0024】
このように取り付けたパイプ抱持バンド取付具10に、パイプ抱持バンド30が取り付けられる(図2参照)。
【0025】
このように、本パイプ抱持バンド取付具10は、ねじ込みアンカーボルトのように、雄ねじ体13を外壁20などの構造物に対して直接ねじ込んで取り付ける取付構造となっているため、別体のアンカー雌ねじを用いなくてもよく、迅速なパイプ35の施工を実施できる。パイプ35を施工するためには、パイプ抱持バンド取付具とパイプ抱持バンドのセットを複数組必要とするから、全体として施工時間を格段に短縮させることができる。また、アンカー雌ねじを使用しないため、パイプ35を配設するための部材の点数を少なくすることができ、その結果、コストの低減化および在庫管理の簡易化にもつながる。
【0026】
以上に説明した本実施形態のパイプ抱持バンド取付具は、雄ねじ体が2条のねじ山を有した構成となっているが、1条のねじ山を有した構成であってもよい。すくなくともコンクリートなどの外壁20の穴部21にねじ込みできるねじ山を有したものであればよい。
【符号の説明】
【0027】
10 パイプ抱持バンド取付具
11 基板部
11a 突部
11b 環状部
12 取付部
12a 長孔
13 雄ねじ体
13a 軸部
13b、13c ねじ山
13d 先端部
20 外壁(構造物)
21 穴部
25 治具
30 パイプ抱持バンド
31 取付片部
32 バンド部
33 ボルト
34 ナット
35 パイプ

図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2015年9月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造物の表面に添設される基板部と、該基板部の前方に突出した、パイプ抱持バンドを取り付ける取付部と、前記基板部の後方に突出した雄ねじ体とを備えており、
前記雄ねじ体は、軸部の全長に、高さに差がある2条のねじ山が交互に表れるように形成され、高いほうのねじ山が小さいほうのねじ山よりも鋭利に形成されており、前記構造物に穿設された、前記雄ねじ体の全長を埋設できる穴部に直接ねじ込み取り付けされることを特徴とするパイプ抱持バンド取付具。
【請求項2】
パイプ抱持バンドを取り付けるためのパイプ抱持バンド取付具を構造物に固定する、パイプ抱持バンド取付具の取付構造において、
前記パイプ抱持バンド取付具は、構造物の表面に添設される基板部と、該基板部の前方に突出した、前記パイプ抱持バンドを取り付ける取付部と、前記基板部の後方に突出した雄ねじ体とを備えており、
前記雄ねじ体は、軸部の全長に、高さに差がある2条のねじ山が交互に表れるように形成され、高いほうのねじ山が小さいほうのねじ山よりも鋭利に形成されており、前記構造物に穿設された、前記雄ねじ体の全長を埋設できる穴部に直接ねじ込み取り付けされることを特徴とする、パイプ抱持バンド取付具の取付構造。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のパイプ抱持バンド取付具は、構造物の表面に添設される基板部と、基板部の前方に突出した、パイプ抱持バンドを取り付ける取付部と、基板部の後方に突出した雄ねじ体とを備えており、雄ねじ体は、軸部の全長に、高さに差がある2条のねじ山が交互に表れるように形成され、高いほうのねじ山が小さいほうのねじ山よりも鋭利に形成されており、構造物に穿設された、雄ねじ体の全長を埋設できる穴部に直接ねじ込み取り付けされることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
請求項2に記載のパイプ抱持バンド取付具の取付構造は、パイプ抱持バンドを取り付けるためのパイプ抱持バンド取付具を構造物に固定する、パイプ抱持バンド取付具の取付構造において、パイプ抱持バンド取付具は、構造物の表面に添設される基板部と、基板部の前方に突出した、パイプ抱持バンドを取り付ける取付部と、基板部の後方に突出した雄ねじ体とを備えており、雄ねじ体は、軸部の全長に、高さに差がある2条のねじ山が交互に表れるように形成され、高いほうのねじ山が小さいほうのねじ山よりも鋭利に形成されており、構造物に穿設された、雄ねじ体の全長を埋設できる穴部に直接ねじ込み取り付けされることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
この雄ねじ体13は、コンクリートに対して直接ねじ込まれるものであるため、そのねじ山13b、13cのピッチは、従来使用していた、アンカー雌ねじに螺合するパイプ抱持バンド取付具の雄ねじ体のねじ山のピッチよりも大きく設定されている。また、高いほうのねじ山13bは、コンクリートを潰しやすくするために、その角度θが60度よりも小さく、小さいほうのねじ山13cよりも鋭利な形状とされる。この雄ねじ体13は、図2に示すように、外壁20に穿設された穴部21に対して直接ねじ込まれ、埋設されるようになっている(図2参照)。
【手続補正書】
【提出日】2016年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプ抱持バンドを取り付けるためのパイプ抱持バンド取付具を構造物に固定する、パイプ抱持バンド取付具の取付構造において、
前記パイプ抱持バンド取付具は、構造物の表面に添設される鍋形状の基板部と、該基板部の前方に突出した、前記パイプ抱持バンドを取り付ける取付部と、前記基板部の後方に突出した雄ねじ体とを備えており、
前記基板部の外周部には、前記構造物に接触する環状部が形成されており、
前記雄ねじ体は、軸部の全長に、高さに差がある2条のねじ山が交互に表れるように形成され、高いほうのねじ山が小さいほうのねじ山よりも鋭利に、かつ山の角度が60度よりも小さくなるように形成されており、前記構造物に穿設された、前記雄ねじ体の全長を埋設できる穴部に直接ねじ込んで、前記環状部の裏面が前記構造物の表面に接触した状態で前記取付部の板面が水平方向を向くように取り付けされることを特徴とする、パイプ抱持バンド取付具の取付構造。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項に記載のパイプ抱持バンド取付具の取付構造は、パイプ抱持バンドを取り付けるためのパイプ抱持バンド取付具を構造物に固定する、パイプ抱持バンド取付具の取付構造において、パイプ抱持バンド取付具は、構造物の表面に添設される鍋形状の基板部と、基板部の前方に突出した、パイプ抱持バンドを取り付ける取付部と、基板部の後方に突出した雄ねじ体とを備えており、基板部の外周部には、前記構造物に接触する環状部が形成されており、雄ねじ体は、軸部の全長に、高さに差がある2条のねじ山が交互に表れるように形成され、高いほうのねじ山が小さいほうのねじ山よりも鋭利に、かつ山の角度が60度よりも小さくなるように形成されており、構造物に穿設された、雄ねじ体の全長を埋設できる穴部に直接ねじ込んで、環状部の裏面が構造物の表面に接触した状態で取付部の板面が水平方向を向くように取り付けされることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
基板部11は、上述したように、パイプ抱持バンド取付具10を外壁20に取り付けた際に外壁20の表面に添設される部位であり、その中央には、前方の取付部12と後方の雄ねじ体13を連結し、前方に山形状に突出した突部11aが形成されている。つまり、基板部11は後方より見れば鍋形状となっており、パイプ抱持バンド取付具10が外壁20に取り付けられた際に、基板部11の外周部の環状部11bが外壁20に接触するように形成されている。