特開2016-92642(P2016-92642A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2016-92642画像編集方法、画像編集システム、及び画像編集プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-92642(P2016-92642A)
(43)【公開日】2016年5月23日
(54)【発明の名称】画像編集方法、画像編集システム、及び画像編集プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/91 20060101AFI20160418BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20160418BHJP
   H04N 5/225 20060101ALI20160418BHJP
   G09G 5/36 20060101ALI20160418BHJP
【FI】
   H04N5/91 N
   G09G5/00 550C
   H04N5/225 F
   G09G5/00 510G
   G09G5/00 550H
   G09G5/36 520D
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-226216(P2014-226216)
(22)【出願日】2014年11月6日
(71)【出願人】
【識別番号】398034168
【氏名又は名称】株式会社アクセル
(74)【代理人】
【識別番号】100106426
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 賢二
(72)【発明者】
【氏名】客野 一樹
【テーマコード(参考)】
5C053
5C082
5C122
【Fターム(参考)】
5C053FA14
5C053GB36
5C053LA14
5C082AA21
5C082BA20
5C082BA41
5C082BB01
5C082CB01
5C082CB06
5C082MM09
5C122DA09
5C122DA30
5C122EA42
5C122EA61
5C122FA03
5C122FK23
5C122HA76
(57)【要約】
【課題】 効率よく球面全方位動画を編集できる。
【解決手段】 マッピング平面上での動画像の編集(ステップS1)が一段落したら(ステップS2)、表示部16に表示されたプレビューウィンドウで再生表示させるとともに、USBインターフェース17を介してHMD装置2にも出力する(ステップS3)。そして、HMD装置2の制御装置21は、表示部16のプレビューウィンドウに表示された表示情報と同一の情報を、三次元空間の球面(ポリゴン)に張り付ける処理を行うことにより、HMD22に表示するように制御を行う。従って、HMD22を装着した操作者(動画編集者)は、備わるジャイロセンサにより、頭の動き(向き)に応じて移行する球面全方位動画、すなわち仮想動画、をチェックすることができる。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、画像編集装置により各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集方法であって、
前記平面にマッピングされた状態で編集された画像を前記画像編集装置に備わる表示部に表示しつつ、必要に応じて、前記画像編集装置に接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器に同時に出力することを特徴とする画像編集方法。
【請求項2】
前記映像出力機器を携える操作者は、前記映像出力機器に出力される前記球面全方位動画を確認した結果を、前記表示部上での編集に反映させることを特徴とする請求項1に記載の画像編集方法。
【請求項3】
前記映像出力機器は、前記表示部に表示された画像をスクリーンキャプチャすることにより得られた情報を入力することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像編集方法。
【請求項4】
前記映像出力機器は、前記画像編集装置に備わるHDMIインターフェースから出力された映像信号をキャプチャすることにより前記球面全方位動画の情報を入力することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像編集方法。
【請求項5】
前記映像出力機器は、ヘッドマウントディスプレイ装置であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の画像編集方法。
【請求項6】
前記映像出力機器は、スマートフォンであることを特徴とする請求項1乃至4に記載の画像編集方法。
【請求項7】
球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集装置と、
前記画像編集装置と接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器と、
を備える画像編集システムであって、
前記画像編集装置は、
表示部と、
前記平面にマッピングされた状態で編集された画像を前記表示部に表示する表示制御手段と、
前記表示部に表示された画像と同一の画像を、必要に応じて、前記映像出力機器に出力する出力制御手段と、
を備えることを特徴とする画像編集システム。
【請求項8】
コンピュータに、球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、画像編集装置により各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集させる画像編集プログラムであって、
前記平面にマッピングされた状態で編集された画像を前記画像編集装置に備わる表示部に表示しつつ、必要に応じて、前記画像編集装置に接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器に同時に出力することを特徴とする画像編集プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像編集方法、画像編集システム、及び画像編集プログラムに関し、特に、球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を編集する画像編集方法、画像編集システム、及び画像編集プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近では、仰角0度のパノラマ画像が撮像できる全方位カメラのみならず、鉛直方向、すなわち天空に向けたカメラを備え、仰角90度までを含めた画像、すなわち少なくとも半球面の範囲の画像(以下、「球面全方位画像」と称す)、を撮像することができる球面全方位カメラも普及し始めている。また、それらの全方位カメラは、動画としても撮像できる。
【0003】
このような複数のカメラを備えた全方位カメラにより動画が撮像された場合、時系列に係る各フレームごとに、各カメラで得られた画像情報は、球面変換されたうえで合成されてフレーム単位では1つの球面全方位画像として構成され、更にそれらの球面全方位画像がフレームごとに平面にマッピングされ、例えばJPEG(Joint Photographic Expert Group)等の手法により圧縮符号化されて記憶部に記憶される。
【0004】
静止画としての球面全方位画像や、それらをフレームとして時系列に並べることにより構成される動画像(以下、「球面全方位動画」と称す)の情報は、例えば、ジャイロセンサを備えたヘッドマウントディスプレイ(Head Mount Display)(以下、「HMD」と称す)に供給してやれば、それを装着したユーザは、頭の動き(向き)に応じて見る方向が変わる球面全方位画像又は動画を観賞することが可能となる。また、所定の処理により、立体視観賞も可能となる。
【0005】
ところで、昨今、動画を編集できる汎用ソフトウェアも各種提供されている(例えば、アドビシステムズ社製Adobe Premier、アップル社製Final Cut Pro等や、特許文献1参照)。かかる画像編集ソフトウェアにより、不要なシーンをカットしたり、あるシーンと他のシーンを直接連結する等の処理を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−223416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、旧来の仰角0度の複数のパノラマ画像で構成された動画や球面全方位動画を上述のような画像編集ソフトウェアにより編集する場合、各フレームごとに、平面にマッピングした状態で行われる(特許文献1の図8参照)。従って、行っている編集作業により所望の動画が構成できているか正確に確認が困難である。特に、球面全方位動画にあっては、パノラマ形式(矩形にマッピングする形式)やドーム形式(図3参照)のマッピング形式が可能であるが、いずれにしても異様に湾曲した表示となるので、極めて困難である。
【0008】
かかる環境において、実際の球面全方位を確認しようとする場合、現状では、編集した動画情報を一旦ファイルに落とし、通常の再生と同様に、専用の再生ソフトウェアによりジャイロセンサを備えたヘッドマウントディスプレイや携帯端末等に再生するしか方策がなく、非常に手数がかかる。かかる課題を解決するためには、球面全方位動画をマッピング平面上で編集しつつ、実際の動画を逐次確認できることが望ましい。
【0009】
本発明は上述のような事情から為されたものであり、本発明の目的は、効率よく球面全方位動画を編集できる画像編集方法、画像編集システム、及び画像編集プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の画像編集方法は、球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、画像編集装置により各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集方法であって、前記平面にマッピングされた状態で編集された画像を前記画像編集装置に備わる表示部に表示しつつ、必要に応じて、前記画像編集装置に接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器に同時に出力することを要旨とする。
【0011】
またこのとき、前記映像出力機器を携える操作者は、前記映像出力機器に出力される前記球面全方位動画を確認した結果を、前記表示部上での編集に反映させるように編集を行う。
【0012】
例えば、前記映像出力機器は、前記表示部に表示された画像をスクリーンキャプチャすることにより得られた情報を入力したり、前記画像編集装置に備わるHDMIインターフェースから出力された映像信号をキャプチャすることにより前記球面全方位動画の情報を入力する。
【0013】
また、例えば、前記映像出力機器は、ヘッドマウントディスプレイ装置であったり、スマートフォンである。
【0014】
また、上記目的を達成するため、本発明の画像編集システムは、球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集装置と、前記画像編集装置と接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器と、を備える画像編集システムであって、前記画像編集装置は、表示部と、前記平面にマッピングされた状態で編集された画像を前記表示部に表示する表示制御手段と、前記表示部に表示された画像と同一の画像を、必要に応じて、前記映像出力機器に出力する出力制御手段と、を備えることを要旨とする。
【0015】
また、上記目的を達成するため、本発明の画像編集プログラムは、コンピュータに、球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、画像編集装置により各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集させる画像編集プログラムであって、前記平面にマッピングされた状態で編集された画像を前記画像編集装置に備わる表示部に表示しつつ、必要に応じて、前記画像編集装置に接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器に同時に出力することを要旨とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明の画像編集方法、画像編集システム、及び画像編集プログラムによれば、球面全方位動画をマッピング平面上で編集しつつ、ヘッドマウントディスプレイのようなジャイロセンサを備えた表示機器により、逐次実際の球面全方位動画を確認することができるので、効率よく球面全方位動画を編集できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の画像編集システムにおける一実施形態のハードウェア構成ブロック図である。
図2】本発明の画像処理プログラムの一実施形態の主要処理手順を示すフローチャートである。
図3】球面全方位画像をドーム方式により平面にマッピングした画像を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の画像編集システムにおける一実施形態のハードウェア構成ブロック図である。同図に示す一実施形態たる画像編集システムは、画像編集装置1と、それに接続されたHMD装置2とで構成されている。
【0019】
そのうち、画像編集装置1は、概して、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、キーボード15、表示部16、USB(Universal Serial Bus)インターフェース(I/F)17を少なくとも備えている。本発明たる画像編集プログラムは、HDD14に格納されており、起動されると、RAM12に展開されつつ実行される。そして、操作者からのキーボード15及び/又はマウス(図示せず)からの指示に応じて、表示部16に表示されつつ実行される。なお、当該画像編集装置1は、典型的には汎用パーソナルコンピュータであるが、それに一般的に備わっている他の構成は省略している。
【0020】
また、HMD装置2は、制御装置21と、HMD22とを備えている。ここでは、単体で動作可能なように、制御装置21を含むHMD装置2として接続している。しかしながら、HMDと制御装置が別体で分離可能であるならば、画像編集装置1とのインターフェースに応じて、HMD1を直接画像編集装置1に接続させるようにしてもよい。つまり、ここでは、USBインターフェース17を介して、画像編集装置1とHMD装置2とを接続しているが、他のインターフェースであってもよい。
【0021】
図2は、本発明の画像処理プログラムの一実施形態の主要処理手順を示すフローチャートである。
まず、編集処理対象である球面全方位動画は、球面全方位動画を撮影可能な全方向カメラから直接入力してもよいし、一旦サーバに格納したものをダウンロードするような方法で入力してもよい。いずれにしても、典型的には、球面全方位動画は、時系列の各球面全方位画像がJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式により圧縮符号化されて構成されているので、まず、復号化の必要がある。
【0022】
そこで、図2の処理であるが、目的に応じて、編集を進めていく(ステップS1)。前述のように、ここでは、マッピング平面上での編集作業となる。そして、一段落の編集が終了したら確認するか否かを判断し(ステップS2)、確認しないのであれば、次の編集へ移行する(ステップS6,S1)。
【0023】
一方、確認するのであれば(ステップS2において肯定判定)、表示部16に表示されたプレビューウィンドウで再生表示させるとともに、USBインターフェース17を介してHMD装置2にも出力する(ステップS3)。なお、プレビューウィンドウに表示される動画は、前述のパノラマ形式又はドーム形式の動画である。そして、HMD装置2の制御装置21は、表示部16のプレビューウィンドウに表示された表示情報と同一の情報を、三次元空間の球面(ポリゴン)に張り付ける処理を行うことにより、HMD22に表示するように制御を行う。従って、HMD22を装着した操作者(動画編集者)は、備わるジャイロセンサ(図示せず)により、頭の動き(向き)に応じて移行する球面全方位動画、すなわち仮想動画、をチェックすることができる。
【0024】
具体的な編集操作としては、例えば、HMD装置2で流れる動画を見ながら、不本意な編集箇所のある時点で、再生を止めるようにキーボード15等を介して画像編集装置1に指示し、そしてその時点での動画の編集を画像編集装置1で動作している画像編集プログラム(ソフトウェア)を介して行い、修正後再度HMD22でチェックを行い、所望の動画が構成されるまでそれを繰りかえす、というような具合である。
【0025】
つまり、図2に示すように、HMD22による確認によりOKと判断されなければ(ステップS4)、ステップS1に戻り、編集作業をやり直し、一方、ステップS4でOKと判断されれば、次に、編集全終了か否かを判断し、終了していなければ、次の一連の編集のために(ステップS6)、ステップS1に戻る。一方、編集全終了と判断すれば、処理を終了する。
【0026】
なお、上述のステップS3においては、画像編集プログラム自体が、プレビューウィンドウでの再生表示と同時に、HMD装置2への出力を行ってHMD装置2を直接制御しているので好適であるが、画像編集プログラムとは独立して、いわゆるスクリーンキャプチャ又はHDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)キャプチャすること等によっても、編集環境を構築することができる。すなわち、HMD装置に対応するように作られていない画像編集プログラムでもそのまま利用することが可能である。
【0027】
例えば、スクリーンキャプチャする場合、画像編集プログラムとは独立したプログラムにより、プレビュー画像をキャプチャしてRAM12に格納し、HMD装置2の制御装置21に送信することができる。
【0028】
また、例えば、HDMIからキャプチャする場合、制御装置21は、マルチメディア情報用のAPI(Application Programming Interface)であるDirectShow(Microsoft社の登録商標)などを利用して、USBインターフェースを介して接続された汎用のビデオキャプチャ装置から、HDMIに出力されたプレビュー画像を取得することができる。
【0029】
なお、このように、狭義の画像編集プログラムとは独立したプログラムによりHMD装置2が動画情報を取得する場合においても、本明細書においては、便宜上、その狭義の画像編集プログラムと独立プログラムを併せて広義の画像編集プログラムと称する。
【0030】
また、上述した実施形態においては、HMD装置2を採用しているが、その代わりに、ジャイロセンサを備えたスマートフォン等の携帯端末であってもよい。
【0031】
以上のように、本発明の画像編集方法、画像編集システム、及び画像編集プログラムにおける一実施形態によれば、球面全方位動画の編集であっても、HMD装置2により実際に見られるべき動画としてチェック可能であるので、効率よく球面全方位動画を編集することができる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明の画像編集方法、画像編集システム、及び画像編集プログラムは、例えば、バーチャルカメラで見ることができる仮想3次元空間に係る動画の編集に採用できる。
【符号の説明】
【0033】
1 画像編集装置
11 CPU
12 RAM
13 ROM
14 HDD
15 キーボード
16 表示部
17 USBインターフェース
2 HMD装置
21 制御装置
22 HMD
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2015年8月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、画像編集装置により各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集方法であって、
前記各フレームごとに平面にマッピングされた状態の前記球面全方位動画前記画像編集装置に備わる表示部に表示しつつ前記画像編集装置により編集する第一ステップと
前記第一ステップによる任意の量の編集の後、編集された前記球面全方位動画を、前記画像編集装置に接続された、ジャイロセンサを備える映像出力機器に出し、前記映像出力機器の向きに応じて、前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることにより、前記任意の量の編集の正否を確認する第二ステップと、を備え、
前記第二ステップにおける確認結果に応じて前記第一ステップに戻って前記第一ステップ及び前記第二ステップを巡廻的に繰り返すことにより、前記球面全方位動画を所望の状態にまで編集することを特徴とする画像編集方法。
【請求項2】
前記映像出力機器は、前記表示部に表示された画像をスクリーンキャプチャすることにより得られた情報を入力することを特徴とする請求項1に記載の画像編集方法。
【請求項3】
前記映像出力機器は、前記画像編集装置に備わるHDMIインターフェースから出力された映像信号をキャプチャすることにより前記球面全方位動画の情報を入力することを特徴とする請求項1に記載の画像編集方法。
【請求項4】
前記映像出力機器は、ヘッドマウントディスプレイ装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像編集方法。
【請求項5】
前記映像出力機器は、スマートフォンであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像編集方法。
【請求項6】
球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集装置と、
前記画像編集装置と接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器と、
を備える画像編集システムであって、
前記画像編集装置は、
表示部と、
前記各フレームごとに平面にマッピングされた状態の前記球面全方位動画前記表示部に表示しつつ、外部から入力される指示に応じて編集する編集制御手段と
前記表示部に表示された画像と同一の画像を、外部からの指示に応じて、前記映像出力機器に出力する出力制御手段と、を有し、
前記映像出力機器は、
前記ジャイロセンサの検知による前記映像出力機器の向きに応じて、前記画像編集装置から入力した前記編集された前記球面全方位動画の任意の方向の画像を出力する出力制御手段を有し、
前記映像出力機器に出力された画像により確認可能な前記画像編集装置の編集制御手段による編集の正否に応じて、前記画像編集装置の編集制御手段による編集と前記映像出力機器による編集正否の確認とを巡廻的に繰り返すことにより、前記球面全方位動画を所望の状態にまで編集することを特徴とする画像編集システム。
【請求項7】
球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集装置と、
前記画像編集装置と接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器と、に画像を編集させる画像編集プログラムであって、
前記画像編集装置には、
前記各フレームごとに平面にマッピングされた状態の前記球面全方位動画前記表示部に表示しつつ、外部から入力される指示に応じて編集する編集制御ステップと
前記表示部に表示された画像と同一の画像を、外部からの指示に応じて、前記映像出力機器に出力する出力制御ステップと、が含まれ、
前記映像出力機器には、
前記ジャイロセンサの検知による前記映像出力機器の向きに応じて、前記画像編集装置から入力した前記編集された前記球面全方位動画の任意の方向の画像を出力する出力制御ステップが含まれ、
前記映像出力機器に出力された画像により確認可能な前記画像編集装置における編集制御ステップによる編集の正否に応じて、前記画像編集装置における編集制御ステップによる編集と前記映像出力機器における出力制御ステップに基づく編集正否の確認とを巡廻的に繰り返すことにより、前記球面全方位動画を所望の状態にまで編集することを特徴とする画像編集プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の画像編集方法は、球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、画像編集装置により各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集方法であって、前記各フレームごとに平面にマッピングされた状態の前記球面全方位動画前記画像編集装置に備わる表示部に表示しつつ前記画像編集装置により編集する第一ステップと前記第一ステップによる任意の量の編集の後、編集された前記球面全方位動画を、前記画像編集装置に接続された、ジャイロセンサを備える映像出力機器に出し、前記映像出力機器の向きに応じて、前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることにより、前記任意の量の編集の正否を確認する第二ステップと、を備え、前記第二ステップにおける確認結果に応じて前記第一ステップに戻って前記第一ステップ及び前記第二ステップを巡廻的に繰り返すことにより、前記球面全方位動画を所望の状態にまで編集することを要旨とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
また、上記目的を達成するため、本発明の画像編集システムは、球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集装置と、前記画像編集装置と接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器と、を備える画像編集システムであって、前記画像編集装置は、表示部と、前記各フレームごとに平面にマッピングされた状態の前記球面全方位動画前記表示部に表示しつつ、外部から入力される指示に応じて編集する編集制御手段と、前記表示部に表示された画像と同一の画像を、外部からの指示に応じて、前記映像出力機器に出力する出力制御手段と、を有し、前記映像出力機器は、前記ジャイロセンサの検知による前記映像出力機器の向きに応じて、前記画像編集装置から入力した前記編集された前記球面全方位動画の任意の方向の画像を出力する出力制御手段を有し、前記映像出力機器に出力された画像により確認可能な前記画像編集装置の編集制御手段による編集の正否に応じて、前記画像編集装置の編集制御手段による編集と前記映像出力機器による編集正否の確認とを巡廻的に繰り返すことにより、前記球面全方位動画を所望の状態にまで編集することを要旨とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
また、上記目的を達成するため、本発明の画像編集プログラムは、球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集装置と、前記画像編集装置と接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器と、に画像を編集させる画像編集プログラムであって、前記画像編集装置には、前記各フレームごとに平面にマッピングされた状態の前記球面全方位動画前記表示部に表示しつつ、外部から入力される指示に応じて編集する編集制御ステップと前記表示部に表示された画像と同一の画像を、外部からの指示に応じて、前記映像出力機器に出力する出力制御ステップと、が含まれ、前記映像出力機器には、前記ジャイロセンサの検知による前記映像出力機器の向きに応じて、前記画像編集装置から入力した前記編集された前記球面全方位動画の任意の方向の画像を出力する出力制御ステップが含まれ、前記映像出力機器に出力された画像により確認可能な前記画像編集装置における編集制御ステップによる編集の正否に応じて、前記画像編集装置における編集制御ステップによる編集と前記映像出力機器における出力制御ステップに基づく編集正否の確認とを巡廻的に繰り返すことにより、前記球面全方位動画を所望の状態にまで編集することを要旨とする。
【手続補正書】
【提出日】2015年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、画像編集装置により各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集方法であって、
前記各フレームごとに平面にマッピングされた状態の前記球面全方位動画を、前記画像編集装置に備わる表示部に表示しつつ前記画像編集装置により編集する第一ステップと、
前記画像編集装置に接続された、ジャイロセンサを備える映像出力機器が、前記画像編集装置における画像編集プログラムが前記映像出力機器への動画の出力に対応していない場合であっても、前記第一ステップによる任意の量の編集の後、編集された前記球面全方位動画を入力し、前記映像出力機器において、前記映像出力機器の向きに応じて、前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることにより、前記任意の量の編集の正否を確認する第二ステップと、を備え、
前記第二ステップにおいて、前記映像出力機器に再生される動画を見ながら、不本意な編集箇所があった場合に、その時点で、前記画像編集装置は、再生を止めるように指示され、前記第一ステップに戻って前記球面全方位動画の修正を行うというように、前記第一ステップ及び前記第二ステップを巡廻的に繰り返すことにより、前記球面全方位動画を所望の状態にまで編集することを特徴とする画像編集方法。
【請求項2】
前記映像出力機器は、前記表示部に表示された画像をスクリーンキャプチャすることにより得られた情報を入力することを特徴とする請求項1に記載の画像編集方法。
【請求項3】
前記映像出力機器は、前記画像編集装置に備わるHDMIインターフェースから出力された映像信号をキャプチャすることにより前記球面全方位動画の情報を入力することを特徴とする請求項1に記載の画像編集方法。
【請求項4】
前記映像出力機器は、ヘッドマウントディスプレイ装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像編集方法。
【請求項5】
前記映像出力機器は、スマートフォンであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像編集方法。
【請求項6】
球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集装置と、
前記画像編集装置と接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器と、
を備える画像編集システムであって、
前記画像編集装置は、
表示部と、
前記各フレームごとに平面にマッピングされた状態の前記球面全方位動画を、前記表示部に表示しつつ、外部から入力される指示に応じて編集する編集制御手段と、
前記表示部に表示された画像と同一の画像を、外部からの指示に応じて、前記映像出力機器に出力する出力制御手段と、を有し、
前記映像出力機器は、
前記画像編集装置における画像編集プログラムが前記映像出力機器への動画の出力に対応していない場合であっても、前記編集された前記球面全方位動画を入力し、前記ジャイロセンサの検知による前記映像出力機器の向きに応じて、前記画像編集装置から入力した前記編集された前記球面全方位動画の任意の方向の画像を出力する出力制御手段を有し、
前記映像出力機器に出力された画像により前記画像編集装置の編集制御手段による編集の正否を確認し、不本意な編集箇所があった場合に、その時点で、前記画像編集装置は、再生を止めるように指示され、前記画像編集装置の編集制御手段による編集に戻るというように、前記画像編集装置の編集制御手段による編集と前記映像出力機器による編集正否の確認とを巡廻的に繰り返すことにより、前記球面全方位動画を所望の状態にまで編集することを特徴とする画像編集システム。
【請求項7】
球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集装置と、
前記画像編集装置と接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器と、に画像を編集させる画像編集プログラムであって、
前記画像編集装置には、
前記各フレームごとに平面にマッピングされた状態の前記球面全方位動画を、前記表示部に表示しつつ、外部から入力される指示に応じて編集する編集制御ステップと、
前記表示部に表示された画像と同一の画像を、外部からの指示に応じて、前記映像出力機器に出力する出力制御ステップと、が含まれ、
前記映像出力機器には、
前記画像編集装置における画像編集プログラムが前記映像出力機器への動画の出力に対応していない場合であっても、前記編集された前記球面全方位動画を入力し、前記ジャイロセンサの検知による前記映像出力機器の向きに応じて、前記画像編集装置から入力した前記編集された前記球面全方位動画の任意の方向の画像を出力する出力制御ステップが含まれ、
前記映像出力機器に出力された画像により前記画像編集装置における編集制御ステップによる編集の正否が確認され、不本意な編集箇所があった場合に、その時点で、前記画像編集装置の前記編集制御ステップに対し、再生を止めるような指示がなされ、前記編集制御ステップによる編集に戻るというように、前記画像編集装置における編集制御ステップによる編集と前記映像出力機器における出力制御ステップに基づく編集正否の確認とを巡廻的に繰り返すことにより、前記球面全方位動画を所望の状態にまで編集することを特徴とする画像編集プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の画像編集方法は、球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、画像編集装置により各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集方法であって、前記各フレームごとに平面にマッピングされた状態の前記球面全方位動画を、前記画像編集装置に備わる表示部に表示しつつ前記画像編集装置により編集する第一ステップと、前記画像編集装置に接続された、ジャイロセンサを備える映像出力機器が、前記画像編集装置における画像編集プログラムが前記映像出力機器への動画の出力に対応していない場合であっても、前記第一ステップによる任意の量の編集の後、編集された前記球面全方位動画を入力し、前記映像出力機器において、前記映像出力機器の向きに応じて、前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることにより、前記任意の量の編集の正否を確認する第二ステップと、を備え、前記第二ステップにおいて、前記映像出力機器に再生される動画を見ながら、不本意な編集箇所があった場合に、その時点で、前記画像編集装置は、再生を止めるように指示され、前記第一ステップに戻って前記球面全方位動画の修正を行うというように、前記第一ステップ及び前記第二ステップを巡廻的に繰り返すことにより、前記球面全方位動画を所望の状態にまで編集することを要旨とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
また、上記目的を達成するため、本発明の画像編集システムは、球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集装置と、前記画像編集装置と接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器と、を備える画像編集システムであって、前記画像編集装置は、表示部と、前記各フレームごとに平面にマッピングされた状態の前記球面全方位動画を、前記表示部に表示しつつ、外部から入力される指示に応じて編集する編集制御手段と、前記表示部に表示された画像と同一の画像を、外部からの指示に応じて、前記映像出力機器に出力する出力制御手段と、を有し、前記映像出力機器は、前記画像編集装置における画像編集プログラムが前記映像出力機器への動画の出力に対応していない場合であっても、前記編集された前記球面全方位動画を入力し、前記ジャイロセンサの検知による前記映像出力機器の向きに応じて、前記画像編集装置から入力した前記編集された前記球面全方位動画の任意の方向の画像を出力する出力制御手段を有し、前記映像出力機器に出力された画像により前記画像編集装置の編集制御手段による編集の正否を確認し、不本意な編集箇所があった場合に、その時点で、前記画像編集装置は、再生を止めるように指示され、前記画像編集装置の編集制御手段による編集に戻るというように、前記画像編集装置の編集制御手段による編集と前記映像出力機器による編集正否の確認とを巡廻的に繰り返すことにより、前記球面全方位動画を所望の状態にまで編集することを要旨とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
また、上記目的を達成するため、本発明の画像編集プログラムは、球面全方位カメラにより撮像された球面全方位動画を、各フレームごとに平面にマッピングされた状態で編集する画像編集装置と、前記画像編集装置と接続された、ジャイロセンサを備えることにより入力される前記球面全方位動画の任意の方向の画像を見ることができる映像出力機器と、に画像を編集させる画像編集プログラムであって、前記画像編集装置には、前記各フレームごとに平面にマッピングされた状態の前記球面全方位動画を、前記表示部に表示しつつ、外部から入力される指示に応じて編集する編集制御ステップと、前記表示部に表示された画像と同一の画像を、外部からの指示に応じて、前記映像出力機器に出力する出力制御ステップと、が含まれ、前記映像出力機器には、前記画像編集装置における画像編集プログラムが前記映像出力機器への動画の出力に対応していない場合であっても、前記編集された前記球面全方位動画を入力し、前記ジャイロセンサの検知による前記映像出力機器の向きに応じて、前記画像編集装置から入力した前記編集された前記球面全方位動画の任意の方向の画像を出力する出力制御ステップが含まれ、前記映像出力機器に出力された画像により前記画像編集装置における編集制御ステップによる編集の正否が確認され、不本意な編集箇所があった場合に、その時点で、前記画像編集装置の前記編集制御ステップに対し、再生を止めるような指示がなされ、前記編集制御ステップによる編集に戻るというように、前記画像編集装置における編集制御ステップによる編集と前記映像出力機器における出力制御ステップに基づく編集正否の確認とを巡廻的に繰り返すことにより、前記球面全方位動画を所望の状態にまで編集することを要旨とする。