(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-98634(P2016-98634A)
(43)【公開日】2016年5月30日
(54)【発明の名称】隙間風防止機構
(51)【国際特許分類】
E06B 7/16 20060101AFI20160425BHJP
E06B 7/28 20060101ALI20160425BHJP
【FI】
E06B7/16 Z
E06B7/28 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2014-239098(P2014-239098)
(22)【出願日】2014年11月26日
(71)【出願人】
【識別番号】714011189
【氏名又は名称】永坂 剛
(72)【発明者】
【氏名】永坂 剛
【テーマコード(参考)】
2E036
【Fターム(参考)】
2E036AA02
2E036BA01
2E036HB01
(57)【要約】
【課題】従来の引き戸構造は鍵による施錠で隙間風を防止するか、引き戸部を加工して隙間風の防止を要していたが、本発明は引き戸ガクブチと外枠の隙間を活用して防音・防水・隙間風を防止する。
【解決手段】引き戸ガクブチと外枠の隙間に隙間風防止機構をはめ込み、雄ネジを用いて平行運動が可能な相対板で双方にプレスをかける事で、引き戸ガクブチと外枠の隙間を無くすことにより密着面が増し、防音・防水・隙間風を防止する事に役立つ。更に着脱式なので、幾度となく使用可能な隙間風防止機構である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
相対板構造で、一枚板Aにはガイドピン2本とガイドピン中央部に雄ネジピンで構成され、一枚板Bにはガイドピン2本の貫通穴と雄ネジ貫通穴で構成され、ガイドピンAからガイドピンBにはめ込み、一枚板Bから雄ネジを一枚板Aまで貫通させ、雄ネジを回転運動させる事により相対板を平行運動させ、取り付け取り外し可とする隙間風調整ネジ機能を特徴とする隙間風防止機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は引き戸部の隙間風防止機構に関する。
【背景技術】
【0002】
備え付けの鍵で施錠と、磁石素材を用いて隙間風を防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許出願平4−184454
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の引き戸部の隙間風防止機構は引き戸備え付けの鍵による施錠と引き戸ガクブチを加工し、防音・防水・隙間風を防いでいたが、引き戸ガクブチと外枠の隙間に挟んで隙間風防止機構を使用できるので、既存の引き戸で防音・防水・隙間風を防止できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の引き戸部の隙間風防止機構は、一枚板Aがガイドピン2本とガイドピン中央部に雄ネジガイドピンとで構成され、一枚板BにはガイドピンBにはガイドピン2本の貫通穴と雄ネジ貫通穴で構成されている。
【0006】
ガイドピンAをガイドピンBに差し込み、一枚板Bより雄ネジを貫通させ、雄ネジが回転する事により相対板を平行運動させて引き戸ガクブチと外枠にプレスさせる事により、密着性を高めて防音・防水・隙間風を防ぐ事が出来る。
【0007】
更に取り付け取り外しを特徴とし、隙間風を防ぐ。
【発明の効果】
【0008】
以上説明してきた様に、本発明は引き戸ガクブチと外枠の隙間風防止機構は、相対板平行運動部材を引き戸ガクブチと外枠の隙間にはめ込み型なので、既存の引き戸部を加工せずに使用できる。
【0009】
構成が簡素化の為、低コストであり、着脱が容易にでき、幾度となく使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】は、引き戸ガクブチと外枠の隙間に隙間風防止機構をはめ込んだ実使用状態の断面図。
【0011】
【
図2】は、平行板にガイドピンを侵入させる為の2穴の貫通穴と、雄ネジを貫通させる為のネジ溝式の貫通穴が一体化している立体図。
【0012】
【
図3】は、平行板にガイドピン2本と雄ネジが侵入するガイドピン1本が一体化している立体図。
【0013】
【発明を実施するための形態】
【0014】
引き戸を閉め、鍵を施錠し、引き戸ガクブチと外枠の隙間にはめ込み、雄ネジで相対板を平行運動させると引き戸ガクブチと外枠が密閉状態とする。
【実施例】
【0015】
以下、添付図に従って一実施例を説明する。
【0016】
本発明の隙間風防止機構は耐久性に優れた素材で
図1のA−1A−2
A−3A−4が一体化した形態で、A−2A−3A−4はガイドピンになっており、A−4のみ雄ネジを差し込む雌ネジである。
【0017】
B−1の一枚板に貫通穴B−2B−3B−4が空いていて、B−4のみ雄ネジを差し込む為の溝穴構造であるのと、平行板の開閉運動を安定させる為でもある溝穴構造である。
【0018】
C−1はA−1B−1を接続させる為の雄ネジで、更に雄ネジをB−4に貫通させて、相対板を平行移動させる為の雄ネジ。
【0019】
A−5とB−5は滑り防止ゴムパッキン。
【0020】
使用法はA−2をB−2に侵入させ、A−3をB−3に侵入させて、C−1をB−4に回転させながら侵入させる。
【0021】
そのままC−1をA−4に回転させながら侵入させ、相対板を平行移動出来るように組み立てて、隙間風防止機構を完成させる。
【0022】
引き戸ガクブチと外枠の隙間に隙間風防止機構をはめ込み、C−1の雄ネジを相対板が開く方向に回転運動させ、引き戸ガクブチと外枠の隙間が無くなるまでC−1を回転させ、引き戸の隙間風を防止する。
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明は引き戸ガクブチと外枠の隙間風防止機構である。
【0024】
簡素化された構成により引き戸ガクブチと外枠の隙間風を防止する隙間風防止機構である。
【符号の説明】
【0025】
A−1 平行板、ガイドピン、雄ネジガイドピンと一体の板部材。
A−2 ガイドピン。
A−3 ガイドピン。
A−4 雄ネジガイドピン。
A−5 滑り止めゴムパッキン。
B−1 平行板、ガイドピン貫通穴、ネジ貫通穴一体の板部材。
B−2 ガイドピン貫通穴。
B−3 ガイドピン貫通穴。
B−4 雄ネジ貫通穴。
B−5 滑り止めゴムパッキン。
C−1 雄ネジ。
D−1 引き戸。
D−2 引き戸。
E−1 外枠。