【解決手段】製品コードスナップ写真をリアルタイムで電子購入取引通知に変換して詐欺を最小にする。スマートフォンは、製品梱包から製品識別子をスキャンし、サーバが製品識別子に関係付けられた製品データベースに製品購入提案のアクセスし、ユーザがその財布のクレジットカードに課金することを承認し、製品購入提案や他のクレジットカード提案が(リワードポイント等のために)ユーザのモバイルデバイスに提供される。ユーザが品物を購入した後、店の通路にいる間に、ユーザのスマートフォンが、購買者が製品を持って出ていけるように出口でスキャンするバーコード電子領収書を表示する。ビデオチャットは、カスタマーサービス係によって要求され、取引リスクスコアがビデオチャットの受け入れに基づいて下げられる。
製品から製品識別子を撮影するカメラと、前記製品識別子を使用して価格を調べると共にインターフェース要素を含むメッセージを受信するように構成されたネットワークインターフェースと、前記製品識別子によって識別された製品を購入する購買者からの同意を表示するように構成されたインターフェース要素を表示すると共に、前記購買者とカスタマーサービス係とのビデオチャットセッションを開始するように構成された前記メッセージの前記インターフェース要素を表示する表示部と、を備えたモバイルデバイスと、
コンピュータプログラムにおける命令を実行する少なくとも一つのサーバコンピュータと、
を有し、
前記コンピュータプログラム命令は、前記価格に基づいて第1のリスクスコアを算出するためのプログラムコードと、前記購買者と前記カスタマーサービス係とのビデオチャットセッションの開始と前記価格に基づいて第2のリスクスコアを算出するためのプログラムコードと、前記購入品の承認された購入に対する電子領収書を送信するためのプログラムコードと、を含むことを特徴とするシステム。
前記製品と結合された盗難防止タグを検出するリーダと、前記モバイルデバイスの表示部から前記電子領収書の一部を読み取るリーダと、前記リーダに結合されたアラームシステムと、少なくとも一つのサーバと通信し、前記電子領収書が前記盗難防止タグと関係付けられている旨の表示に基づいて前記アラームシステムを無効にするように構成されたネット―ワークインターフェースと、を備えた盗難防止デバイスを更に有することを特徴とする請求項5に記載のシステム。
前記生成は、前記モバイルデバイスの表示部に前記検証可能コードを表示することを含み、前記検証可能コードは、前記リーダによって光学的に読み取られるように前記表示部にレンダリングされる、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
前記生成は、前記モバイルデバイスからの無線信号を送信することを含み、前記無線信号は、前記検証可能コードを含み、前記リーダによって読み取られるように構成される、ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
前記製品識別子は、統一商品コード(UPC)バーコード、QRコード(R)二次元コード、および無線周波数識別(RFID)タグからなるグループから選択される、ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
コンピュータプログラムにおける命令を実行するコンピュータシステムであって、前記コンピュータプログラム命令は請求項20の動作を実行するプログラムコードを含む、
ことを特徴とするコンピュータシステム。
【発明を実施するための形態】
【0027】
小売店におけるモバイルデバイス支援ショッピングは、購入を完了するために、単に購買者に品物をスキャンして指やスタイラスでタップすることを要求するアプリを使用することができる。そのようなアプリ(以下、本人によるワンタップ(IPOT)ソリューションとも言う)は、小売店での購入において取引上の不便を最小化し、これにより、より販売を促進できる。
【0028】
しかし、そのようなソリューションは、品物を持って店を出るために購買者がそれらの品をレジ係によるスキャニングのために提示する必要がないので、より多くの盗難が生じるかもしれないという点で店主に危険を招く。しかし、電子受領書(進歩した認証)および購買者のスマートフォンと店とのネットワーク構築は、このリスクを低減できる。本願において、当業者が明確に理解できる技術的解決を構成する方法、システムおよび装置について実施例が開示されている。
【0029】
ユーザは、製品および価格識別子、買い物電子財布、及び品物を持って店を出るための自動近接トークンとして機能することができるパーソナルモバイルデバイスに、アプリをダウンロードすることができる。より高価な品物については、カスタマーサービス係が、購買者を目で確認して疑わしい可能性のある取引のリスクを下げるために、購買者とのビデオチャットを要求することができる。バックグラウンドサーバは、ユーザが最終的に最良の取引を決めることができるように、クレジットカード取引中に競合する提案をユーザに表示できる。
【0030】
実施例の技術的利点は多い。小売店の客のスマートフォン(客が自身の品物をスキャンし購入するのを可能にする)にアプリを入れることは、店内にレジやPOS装置その他の資本設備を設ける必要性を下げる。それは、代わりに、現存する装置の消耗を削減し、常時必要とされる装置を少なくするかもしれない。また、それは人がタッチするマン・マシン・インターフェースの数を減らし、買い物客や従業員の表面媒介性の病気の感染を低くする。資本設備削減に加えて、レジ係、世話係、価格チェック、その他の従業員を少なくすることができる。
【0031】
購買者は、馴れて快適な自身の携帯電話を使用する。精算およびその他のインタラクション時間は、彼らのスマートフォンの速度に依存するので、より速い携帯電話を所有する購買者はわずかに早くサービスを受けることができる。多くの購買者は二年ごとに携帯電話を更新するので、多くの場合に精算速度も数年毎に早くなるであろう。
【0032】
機械可読な電子受領書を販売者検証可能コード(バーコード等)と結び付けることは、退店を自動化できる。購買者が店を出るときに購買者の紙のレシートをチェックする従業員の代わりに、バーコードはシステムを自動化する。ユーザの電話が店の出口のカメラの近くを通るとき、リーダがバーコードを読み取り、それが有効であると判断し、それを店の在庫の品物と照合し、ユーザのバッグの中の盗難防止タグの検知によって警報が作動しないように自動的に盗難防止警告システムを「安全」とする。スマートフォンと支払承認インフラと店の在庫と盗難防止システムの間のインタラクションは、盗難を防ぎながら資本設備やその他の店で必要とされる資源を削減できる。
【0033】
図1は本人によるワンタップ購入の例示的側面を示すブロック図である。ある実施例において、ユーザ(例えば101)は製品、サービスやその他の提案(製品)を本人が直接見て購入したいと思っている。ユーザは、製品を購入するために、ビルの店頭や倉庫やショー会場や屋外マーケットや材木置場やその他小売店の入口102から入る。ユーザは通路103で入手可能な製品を自分が見て、製品についてもっとよく知りたいと思うかもしれない。ユーザは、クライアントデバイス104aを使用して製品105をスキャンする。
【0034】
例えば、ユーザが、製品と関係付けられた製品ID(バーコード、REID、QRコード等)の情報を撮影してもよい。ユーザが、その製品と関係付けられた製品IDの画像やビデオやライブストリームなどを得てもよい。クライアントデバイス104aは、得られた情報をサーバに提供する。クライアントデバイスは、製品に関係付けられた製品IDについての撮影した情報を含む(セキュア)ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP(S))のPOST/GETメッセージや電子メールメッセージやショートメッセージサービス(SMS)、HTTP/リアルタイム・ストリーミング・プロトコル(RTSP)のビデオストリームなどをサーバに送ってもよい。
【0035】
ある実施例では、サーバは、ユーザが知りたいと思う製品を識別するために製品に関連付けられた製品IDに関する撮影情報を使用してもよい。例えば、サーバはクライアントデバイスによって提供されたメッセージを構文解析し、その構文解析に基づいて製品ID情報を抽出してもよい。サーバは、データベースにアクセスし、クライアントデバイスからのメッセージから抽出された製品ID情報に基づいて、ユーザに提供される製品提案を検索してもよい。例えば、サーバは、ユーザに提供する製品提案のリレーショナルデータベースにクエリーを行う構造化問い合わせ言語(SQL)命令を発行するために、パイパーテキストプロセッサ(PHP)スクリプトを利用してもよい。データベースが、ユーザに提供できる様々な販売者、販売者の位置、提案、割引、クーポン、広告などに関する情報を保存していてもよい。ある実施例では、サーバは、ユーザに提供する製品提案のためにデータベースにクエリーする製品ID情報と同様に、例えば、グローバル・ポジション・システム(GPS)の位置データを使用してクライアントデバイスの位置を利用してもよい。
【0036】
ある実施例では、サーバはデータベースから得られた結果をクライアントデバイス104bに提供してもよい。例えば、クライアントデバイスはサーバと通信することができるアプリケーションモジュール(アプリ)を実行してもよい。クライアントデバイスは、そのアプリを介してサーバから得られた結果をユーザに表示してもよい。
【0037】
ある実施例では、一つの動作(例えば、タップ、モバイルデバイスのタッチスクリーンのスワイプ、キーボードのキーの押下、マウスのワンクリック)を行うことよって、アプリがその場所でその製品の購入についてのオプションをユーザに提供してもよい。
【0038】
ある実施例では、そのアプリがユーザに様々な代替的なオプションを提供してもよい。例えば、アプリは、ユーザがその製品及び/又は類似の製品を得ることができる代わりの販売者、その製品に相当し得る代わりの製品、販売者間の競争価格情報、割引、クーポン、及び/又はその他のユーザへの提案などをユーザに提供してもよい。ある実施例では、そのアプリが、ユーザが当該他の販売者でその製品を購入すればユーザが得られるリワードポイントを表示してもよい。ある実施例では、他の販売者がそのリワードポイント提供者とより良い関係を有しているので、ユーザがその製品を当該他の販売者で購入すれば、購入取引の支払いがより少ないリワードポイントの使用で済むかもしれないことを、そのアプリが表示してもよい。ある実施例では、購入取引の支払いをするために特定の(又は代わりの)カードを使うならば、ユーザはより多くのリワードポイントを得られるかもしれないことをそのアプリは表示してもよい。ある実施例では、ユーザが代わりの販売者で及び/又は代わりのカードを使用してそのカードを購入するならば、大量のキャッシュバックを得られるかもしれないことをそのアプリが表示してもよい。様々な実施例において、ここで記載されたものを含むおよびそれと同様のユーザへの提案が、様々なエンティティ及び/又はシステム要素(販売者や支払ネットワークやカードイシュアやアクワイアラなどを含んでもいいがそれらに限定されない)からもたらされるようにしてもよい。
【0039】
ある実施例では、ユーザデバイス上で一つの動作を行うことによって(例えば、ユーザデバイスのタッチスクリーンの一回のタップ)、ユーザ101がその場所で現在の販売者及び/又は他の販売者から製品を購入してもよい。そのような実施例では、サーバが、クライアントデバイス及び/又はユーザに関係付けられたカード(例えば、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード等)を使用して、カードベースの購入取引を開始してもよい。例えば、アプリが、その購入取引に利用する、ユーザの仮想電子財布(e財布)からユーザにカードを選ばせてもよい。
【0040】
ある実施例では、販売者、カードイシュア、アクワイアラ、支払ネットワーク、及び/又は同様のエンティティ及び/又は要素が取引費用の対価によりユーザの支払いが処理される方法を切り替えることについて、サーバがクレジットカード支払ネットワークを形成してもよい。
【0041】
ある実施例では、サーバがカードベースの購入取引を開始して、ユーザのために購入確認受領書を生成してもよい。サーバは、クライアントデバイス108bに購入確認受領書を提供する。ある実施例において、ユーザがアプリを介して製品を購入した後直ちに店を出ることを望むかもしれない。
【0042】
そのような実施例では、ユーザは店の出口で製品購入証拠を提供するように要求されるかもしれない。ユーザは、製品購入の証拠を提供するために、クライアントデバイス上でアプリを介してサーバから取得した購入確認受領書を利用してもよい108a。その受領書は、購入識別子108cを含む。購入識別子108cはバーコードを含むが、他の購入識別子はQRコードや受領書の画像や購入行為の動画等を含んでもよい。ユーザは、店の出口でそのような購入確認書を証拠として利用してもよい。従って、ある実施例では、ユーザが店で精算待ちの列を完全に飛ばしてショッピング体験の効率性を得てもよい。
【0043】
図2(a)−2(d)は、製品識別子の撮影と購入を示している。ある実施例では、サーバが様々な要素を介して製品についての製品ID情報を購買者フレンドリーな製品提供情報に変換し、ワンタップ製品購入を可能にしてもよい。例えば、サーバは、モバイルデバイス201でスキャンされた製品識別子205を介して製品210についての情報215を得る。サーバは、この製品識別子情報を詳細な製品情報220(価格や製品説明等)やクーポンやプロモーション225や広告等に変換してもよい。サーバは、その製品及び/又は関連及び/又は類似製品についての価格情報230を提供してもよく、その場所で及び/又は競合販売者で製品を購入するためのオプションをユーザに提供してもよい。ある実施例では、ユーザがいざというときに店員やスキャナに購入の証拠を提示できるように、システムがユーザのために購入の証拠(例えば、そのような情報を見るためのボタン235を介して)を提供してもよい。
【0044】
モバイルデバイス201は、ユーザによって個人で所有されてもよいし、店によって客に一時的に支給されてもよいし、または別の方法で購買者に利用可能にされてもよい。デバイスは、(iPhoneやアンドロイドベースの携帯電話などの)スマートフォンであってもよい。
【0045】
図2(e)は、自動的に店の盗難防止システムを無力化する電子受領書を示す。裏面を向いているカメラ253とネットワークインターフェース254を有するモバイルデバイス201は表示部255を有する。表示部は、確認バーコード251と共に電子受領書252を表示する。確認バーコード251はその受領書に対応するコードを保有する。また、デジタル証明書256はその受領書に対応する。電子受領書は製品識別子、店、および購入取引に関係付けられる。
【0046】
図2(f)は、統合された盗難防止システム/デバイスを示す。スキャナリーダ260はモバイルデバイス201の表示部255上のバーコード251を光学的に読み取る。そのバーコードの数値コードは、残りの盗難防止システムに接続されたサーバ265にカメラ260から送信される。サーバ265は、一致があるかどうかを確認するために、その数値コードでデータベース266に問い合わせする。
【0047】
ある実施例においては、無線信号(例えば、Wi−FiやBluetooth(登録商標)仕様に対応するもの)をモバイルデバイスから送信することができ、その無線信号は検証可能コードを含む。その無線信号は、適切なリーダによって読み取られる。
【0048】
データベース266内に一致があれば、店を出ようとしている盗難防止タグを有する製品に対して盗難防止システムを無力化するように通知される。例えば、その製品に対応する入力に対して、タイムスタンプがデータベースに保存される。盗難防止タワー261は品物210の盗難防止タグ257を検出し、信号がインターフェース264を通じてサーバ265へ送られる。サーバ265は、一致するタグを有する製品についてデータベース266にクエリーする。
【0049】
ある名目上の状況では、その製品は、データベース266において、ちょうど発見されたバーコードの数値コードと同一の入力に発見される。一致があることに基づいて、サーバは品物が自由に小売店を出られることを表示する。その表示に基づいて、サイレン音263及びアラーム光262が無力化され、製品210を持つ客は問題なく店を出ることができる。
【0050】
バーコードに対する一致がデータベース266なければ、そのバーコードはおそらく無効である。スキャナの前でモバイルデバイスを保持するユーザに、他のバーコードをスキャンするように要求してもよい。
【0051】
盗難防止柱261によって検出された盗難防止タグ257に対する一致がデータベース266になければ、アラーム262及び263が鳴り響くか、店を出ようとする買い物客に注目を集めるように作動する。現在の盗難防止システムの多くは盗難防止タグが検出されるだけで作動してしまうので、一致がある場合にサーバ265が盗難防止システムを「無力化する」と言える。
【0052】
(在庫システムの一部でもよい)データベース266は、盗難防止タグの盗難防止デバイスによる検出に基づいて更新されてもよい。購買者が品物をスキャンし、店内で自身のモバイルデバイス上で購入した後、データベースは、その品物に対応するデータベース入力において「販売済だが未だ店内」マーカーを置いてもよい。購買者が盗難防止柱を通って退店して当該品物の盗難防止タグが検出された後で、データベースはデータベース入力に「販売済で退店済」マーカーを置いてもよい。品物が代替可能であり個別に(例えば、シリアルナンバーによって)追跡されない代替的な実施例において、「販売済だが未だ店内」および「販売済で退店済」の品物の数を反映するようにデータベースの量を更新することができる。
【0053】
「販売済だが未だ店内」と「販売済で退店済」の区別の技術的利点は、品物をより正確に追跡できることである。品物がなくなれば、店は、品物が購入されたのか単に店内に置き忘れられたのかをより正確にまとめることができる。更に、品物が購入された時のタイムスタンプを当該製品が退店する時間と比較することができ、客が購入とともに退店する前に店を物色した時間に関する指標を生成する。店内で異なる時間で購入された異なる商品のタイムスタンプを比較すれば、顧客が最初に店に入ってきて購入するもの(おそらく、購入した最初の品物)と、続いて目についたものや衝動買いしたものとに指標を与えることができる。
【0054】
図3(a)−3(d)は、実施例によるスマートフォン上の様々なインターフェースを示している。ある実施例では、アプリが製品識別子(例えば、バーコード、QRコード)を認識するように構成されてもよい。ある実施例では、ユーザはアプリの機能を有効にするためにアプリにサインインするように要求されてもよい。一旦アプリが有効になれば、スマートフォンのカメラがユーザに本人によるワンタップ購入をする機能を提供してもよい。例えば、クライアントデバイスが、アプリが画像303、ビデオデータ、ストリーミングライブ映像などを取得できるカメラを有してもよい。アプリは、入来データを解析し、クエリインターフェース302を通じて製品識別子304の検索301を行うように構成されてもよい。ある実施例では、アプリは、ユーザが製品識別子の認証や解釈を容易にするために、クロスヘアやターゲットボックス等の位置合わせ参照マーカー305を使用して製品識別子を位置合わせできるように、位置合わせ参照マーカー305を重ねてもよい。ある実施例では、製品識別子を撮影する前に入手可能な商取引を正確にユーザが学べるように、ユーザが製品識別モードと製品提案インターフェース表示画面を切り替えることができるようにするために、アプリがインターフェース要素306を含んでもよい。ある実施例では、ユーザがどの製品識別子を撮影したいかをより上手に決定できるように、アプリがユーザに前の製品識別子の撮影を、例えば、ソフト「履歴」ボタン307を通じて、を見せてもよい。幾つかの実施例では、ユーザは製品購入を取り消したいと思うかもしれない。アプリは、製品識別子認識手続を取り消しユーザが利用していた前回のインターフェース画面に戻るように、ユーザインターフェース要素308を提供してもよい。ある実施例では、製品、ユーザ設定、販売者、提案等についての情報をリスト形式で、ユーザが購入オプションをよりよく理解できるように、例えば、ソフト「リスト」ボタン309を通じて、ユーザに提供されてもよい。様々な他の機能が、例えば、「もっと」ソフトボタン310を通じて、アプリに提供されてもよい。
【0055】
ある実施例では、ユーザのクライアントデバイスで実行するアプリが、ユーザ対して様々な機能を提供するアプリインターフェースを含んでもよい。ある実施例では、アプリがユーザの位置(例えば、販売店311(
図3(c)を参照)の名前、地理的な位置/座標、販売店内の通路についての情報等)の表示を含んでもよい。アプリは、製品購入に対する支払額312の表示を提供してもよい。ある実施例では、アプリは、製品購入額を支払うための様々なオプションをユーザに提供してもよい。例えば、アプリは、ユーザがいる販売店を決定し、ユーザを販売者のウェブサイトに導くために、GPS座標を利用してもよい。
【0056】
図3(c)における承認インターフェースは、デフォルト支払口座(Visa)で支払取引を開始するために、ユーザからワンタップのみを求める。ワンタップ(若しくはスライド、プッシュ、又はその他の選択)は、ユーザが支払口座を通じて品物を効率的に購入し、次の品物へ進むか店を出るのを可能にする。
【0057】
従来技術においては、購買者は複数の品物を店から全て一度に購入することを期待されていた。クレジットカードや他の金銭取引の一つのみであった。ある実施例では、各品物は個別に店内で購入することができ、それは複数のクレジットカード取引をもたらす。これは取引手数料について割高になるかもしれないが、店と客に、利便性、信用力および店が得る購入注文の追加のデータに関して価値がある。
【0058】
ある実施例では、システムは、取引処理を促進するためにアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を共同販売者に直接提供してもよい。ある実施例では、販売者ブランドのアプリケーションが、ユーザを販売者の取引システムに直接接続できる前述の機能をもつように開発される。例えば、ユーザは様々なカードプロバイダ(例えば313)からの幾つかのカード(例えば、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード)から選択してもよい。ある実施例では、アプリはユーザに、口座セクション314のユーザの銀行口座(例えば、当座、普通、マネー・マーケット、現在の口座)に含まれる資金を使用して購入額を支払うオプションを提供してもよい。ある実施例では、ユーザは、アプリを介して購入取引に利用するカードや銀行口座等のデフォルトオプションを設定したかもしれない。ある実施例では、そのようなデフォルトオプションの設定により、ユーザは一回のクリック、タップ、スワイプ、及び/又は他の補助ユーザ入力操作を介して購入取引を開始することができる。そのようなインターフェースは、インターフェース要素315によって有効にすることができる。ある実施例では、ユーザがそのようなオプションを利用する場合に、購入取引を開始するユーザのデフォルト設定をアプリが利用するようにしてもよい。ある実施例では、アプリは、購入取引(例えば、他の口座セクション316)の支払いを行うために、ユーザに他の口座(例えば、グーグル
TMチェックアウト、ペイパル
TM口座)を利用させてもよい。ある実施例では、アプリは、購入取引(インターフェースのセクション317、318など)に対して支払いを行うために、ユーザにリワードポイント、エアラインマイル、ホテルポイント、電子クーポン、印刷クーポン等を、例えば、製品識別子のような印刷されたクーポンを撮影することで、利用させてもよい。ある実施例では、アプリは、インターフェース要素319を通じて購入取引を開始する前に明確な承認を与えるオプションを提供してもよい。インターフェース要素319を押すことによって、購買者は適切な製品を購入する同意を示す。ある実施例では、ユーザは購入取引を開始するオプションを選択した後に、アプリは、進捗インジケータ320等で、取引の進捗の表示を提供してもよい。ある実施例では、アプリを介して(例えば、ボタン321を通じて)、アプリは、ユーザの以前の購入履歴情報をユーザに提供してもよい。ある実施例では、アプリが、ユーザに購入情報を他のユーザと(例えば、電子メール、SMS、フェイスブック(R)のウォール投稿、ツイッター
TMのツイート等を介して)共有するオプションを(例えば、インターフェース要素322を通じて)提供してもよい。ある実施例では、アプリがクライアントデバイスで撮影された(例えば、店の出口でカスタマーサービス係に製品情報を見せるために)製品ID情報を表示するオプション(例えば、表示されたUPCバーコード324等)をユーザに提供してもよい。ある実施例では、ユーザ、アプリ、クライアントデバイス、及び/又はシステムは、処理エラーに直面するかもしれないし、更なる確認を必要とするかもしれない。その場合、購入取引手続における困難性を解決するために、ユーザがカスタマーサービス係と(例えば、確認チャットボタン323を介して)チャットできるようにしてもよい。
【0059】
ある実施例では、「確認チャット」機能は詐欺防止に利用されてもよい。例えば、サーバが普通でない及び/又は疑わしい取引を検出するかもしれない。取引は、算出された付与数値入力パラメータ(例えば、潜在的な購入品の価格)である関連リスクスコアを有してもよい。もし、そのリスクスコアが閾値より高い(又は低い)ならば、確認チャットビデオ会議が続けて要求されてもよい。
【0060】
「リスクスコア」は、事象発生の数的確率も含んでもよい。例えば、0.191のリスクスコアは、潜在的取引が詐欺である確率が0.191であることを表示してもよい。リスクスコアは、最も発生しやすい事象の順序定量も含んでもよい。例えば、「A」のリスクスコアは、「A」は「B」よりも発生しやすく、「B」は「C」よりも発生しやすい集合{A,B,C}から選択されてもよい。リスクスコアは、リスクスコア付け手段や当業界で既知のものを含んでもよい。
【0061】
「閾値」は、その閾値以上および以下の値を表す基数または序数を含んでもよい。例えば、0.190の閾値は、リスクが大きすぎるために取引が中止されるべきである所定の確率を表示してもよい。
【0062】
「ビデオチャットセッション」は、表示されるために、一つのデバイスの少なくとも一つのカメラからの画像が表示のために通信路の相手側に送られる、双方向の相互ライブ通信ストリームを含んでもよい。ビデオチャットセッションは、ライブ通信(双方向に送信可能な音声やテキストメッセージ)でなく一方向のみに送信されるビデオを含んでもよい。
【0063】
図3Dは、ユーザがインターフェース要素350を押すことでビデオチャットセッションを開始でき又は取消ボタン329を押すことで断ることができるインターフェースを示している。待機するカスタマーサービス係のライブストリームビデオ328bがウィンドウ328bに表示されている。ビデオチャットがボタン329を押すことで断られたら、ユーザは購入取引を完了するためにその店の従業員(例えば、レジ係)に購入物を持っていく必要があるだろう。もし受け入れられれば、ビデオチャットセッションは、コールセンターの遠方のカスタマーサービス従業員に、ユーザが自動化された「ボット」でないことを簡易に確認させることができる。リアルタイム相互ビデオチャットは、ユーザが自動化されたボットでないことを確認する極めて迅速かつ効果的な手段となる。更に、カスタマーサービス係は、ユーザに質問して購入取引本人の真正を確認することができる。様々な実施例において、ユーザとカスタマーサービス係とのビデオチャットセッションを開始するために、サーバは電子メールメッセージ、テキスト(SMS)メッセージ、フェイスブック(R)メッセージ、ツイッター
TMツイート、テキストチャット、ボイスチャット、ビデオチャット(例えば、アップル社のFaceTime)などをメッセージとしてインターフェース要素で送信してもよい。
【0064】
ユーザのライブ映像328aは、係員が見る姿をユーザが確認することができるようにモバイルデバイスの表示部に表示されてもよい。ビデオチャットセッション326では、ウィンドウ328bに表示されるカスタマーサービス係が、ユーザの映像を使用してユーザの真正を人的に判断してもよい。ある実施例では、ユーザ(例えば、328a)の身元を判断するために、サーバは顏認証や生体認証及び/又は同様の認証(例えば、パターン分類手法を使用して)を利用してもよい。ある実施例では、ユーザの自動認識を容易にするためにユーザが映像の焦点を合わせるように、アプリが、参照マーカー327(例えば、クロスヘアやターゲットボックス)を提供してもよい。
【0065】
単にビデオチャットセッションを開くことが、取引の約束において詐欺リスクスコア低下するのに十分であること示してもよい。「ビデオチャット」ボタン350が押されると、メッセージがモバイルデバイスから携帯電話局に送信され、そのメッセージはインターネットを介して販売者のウェブサーバに転送される。ウェブサーバは、ビデオ会議サーバとモバイルデバイスとの間の新しい通信ポートを開き、カスタマーサービス係とユーザのライブ映像が相互に交換されるようにする。メッセージの一部は、ビデオチャットセッションが受け入れたこと及びその一部が詐欺判断エンジンに転送されたことを示す。ビデオチャットが電話で受話者によって受け入れられたという事実は、第2の詐欺リスクスコアを算出するように、最初の詐欺スコアを調整するのに利用され得る。
【0066】
カスタマーサービス係はその会を実際に行う暇がないかもしれないので、第2の詐欺リスクスコアが取引を進めるかどうかを評価することに使用され得る。最初の詐欺リスクスコアがぎりぎり合格であるならば、ビデオチャットセッションが受け入れられたという事実を用いて再計算されたリスクスコアが、販売者に対する取引リスクは今や許容範囲内にあることを表示してもよい。そうであれば、購入は完了されてもよく、その所有者が当該製品を持って店を出ることができるように、その取引の電子受領書が自動でモバイルデバイスに送られる。
【0067】
ある実施例では、真正の購買者が上記取引を開始しなかったかもしれない。そのような実施例では、ユーザは取消ボタン329を使用してその質問を取り消してもよい。サーバは、その時に当該取引を消去及び/又はユーザの代わりに最初の詐欺調査手続を開始してもよい。
【0068】
ある実施例では、ユーザは、図示されたような承認インターフェースにおいて選択315b(
図3(b)を参照)を介し、一回の匿名クレジットカード番号を用いて取引を実行する選択をしてもよい。そのような実施例では、ユーザの個人識別情報が販売者及び/又はその他のエンティティに提供されないように、アプリがユーザプロフィール設定を自動で設定してもよい。ある実施例では、ユーザが、一回の匿名機能を可能にするために、ユーザ名およびパスワードを入力することを要求されるようにしてもよい。
【0069】
モバイルデバイスのアプリは、製品識別子をスキャンする又は撮影すると、人間の介入なく自動的に承認インターフェースが開始されるように構成されてもよい。
【0070】
ある実施例では、サーバがユーザの真正を確認するために、テキストによる説明要求手続330を利用してもよい(
図3(f)を参照)。例えば、サーバはテキストチャット、SMSメッセージ、電子メール、フェイスブック(R)メッセージ、ツイッター
TMツイートなどを介してユーザと通信してもよい。サーバは、説明要求質問332をユーザに提示してもよい。アプリは、提示された説明要求質問に答えるためのユーザ入力インターフェース要素(例えば、仮想のキーボード333)を提供してもよい。ある実施例では、説明要求質問はサーバによって自動的にランダムに選択されてもよく、ある実施例では、カスタマーサービス係が手動でユーザと通信してもよい。
【0071】
ある実施例では、真正のユーザは取引を開始しなかったかもしれず、例えば、取引が詐欺である。そのような実施例では、ユーザはテキストによる説明要求を取り消すことができる(例えば、331)。サーバは、その場合、取引を取り消し、及び/又はユーザの代わりに詐欺調査手続を開始してもよい。
【0072】
ある実施例では、ユーザが、例えば、ユーザインターフェース要素309を有効にすることによって、ユーザのユーザ・プロファイル及び/又は設定を閲覧及び/又は変更できるようできるようにしてもよい(
図3(a)を参照)。
図3(g)のインターフェース画面において、ユーザ名(例えば、335a〜b)、口座番号(例えば、336a〜b)、ユーザセキュリティアクセスコード(例えば、337a〜b)、ユーザ個人識別番号(PIN)(例えば、338a〜b)、ユーザの住所(例えば、339a〜b)、ユーザに関連付けられたソーシャルセキュリティ番号(例えば、340a〜b)、現在のデバイスのGPS位置(例えば、341a〜b)、ユーザが現在いる店の販売者のユーザ口座(例えば、342a〜b)、ユーザのリワード口座(例えば、343a〜b)などをユーザが閲覧及び/又は変更することができるようにしてもよい。ある実施例では、ユーザは、購入取引を容易にするために、データ・フィールドとそれらの関連値またはデフォルトのどれが送信されるべきか選択できるようにしてもよい。
図3(g)の例示的な実施例では、ユーザは、購入取引を処理する通知の一部として送られるフィールドとして、名前335a、口座番号336a、セキュリティコード337a、販売者口座ID342a、およびリワード口座ID343aを選択した。ある実施例では、ユーザは、購買取引を処理する通知の一部として送られるフィールド及び/又はデータ値を切り換えるようにしてもよい。ユーザは、ユーザの電子財布で購入毎に使用したいデフォルト支払口座を指定できる。
【0073】
ある実施例では、アプリが、ユーザが購入注文送信の一部として選択するために、保存された関連値及び/又はデータ・フィールドの複数の画面を提供してもよい。ある実施例では、アプリがユーザのGPS位置をサーバに提供してもよい。ユーザのGPS位置に基づいて、IPOTがユーザの状況(例えば、ユーザが店、医院、病院、郵便局などにいるか否か)を決定してもよい。その状況に基づいて、ユーザアプリが、適切なフィールドをユーザに提示し、そこから、ユーザが、購入注文送信の一部として送信するフィールド及び/又はフィールド値を選択してもよい。
【0074】
例えば、ユーザは医院に行き、通院日の自己負担額の支払いを望むかもしれない。口座番号や名前などの基本取引情報に加えて、アプリは、当事者間の支払いを調整するために、取引処理者と同様に、医療提供者、保険会社に提供される可能性があるカルテ、健康情報を選択する機能をユーザに提供してもよい。ある実施例では、記録が医療保険の携行性と責任に関する法律(HIPAA)に準拠したデータ・フォーマットで送信されて暗号化され、その記録を閲覧する権限がある受領者だけが、その個人的なユーザ情報を復号および閲覧する適切な復号鍵を有してもよい。
【0075】
図3(h)は、モバイルデバイスに表示される販売者検証可能コードを有する電子受領書を示す。電子受領書352は、バーコードである検証可能コード351を含んでいる。店の出口では、検証可能コード351を有する電子受領書を、表示部に表示し、カメラやバーコードを読み取れるその他のリーダの近くを通過させることができる。サーバは、バーコードが有効であること(例えば、1/2,1,2,3,4,5,6,7,8あるいはそれ以上の時間の間に購入が行われたこと、および、バーコードと関連付けられた電子受領書が適切に購入を計上していること)を検証することができる。サーバは、検証可能コードが窃盗防止デバイスに対して有効であるというメッセージの表示を送信することができる。この指示は、購買者が製品を持って問題なく退店することができるように、他の動作中の警報を無力化することができる。また、この指示は警備員に示し、ゲートを開け、又は別の方法で購買者の退店を容易にすることもできる。
【0076】
代替的な実施例においては、モバイルデバイス自体が盗難防止タグを無力化してもよいし、又はユーザが盗難防止タグを無力化することができる設備に誘導されてもよい。その有効な購入を確認されると、盗難防止のタグを無効にするために信号がデバイスまたはキオスクに送られる。
【0077】
「電子受領書」は、揮発性または不揮発性デジタルメモリ若しくは電子デバイス又は当業界で既知のその他のものに、保存可能な受領書を含む。電子受領書はバーコードなどの機械可読な画像を含んでも含まなくてもよい。
【0078】
図4は、ある実施例におけるモバイル製品購入取引を実行する例示的側面を示す論理フローチャートである。ある実施例では、システムが製品識別子(例えば401)を撮影してもよい。システムは、製品に関する製品情報を得て、ユーザに製品情報を表示してもよい。システムは、ユーザに提供する一以上の提案に基づいて、製品を購入するオプションをユーザに提供してもよい。ユーザが製品を購入することを選択すると(例えば410)、システムは購入命令を他の要素及び/又はエンティティ(例えば、販売者、カードイシュア、取得販売者等)に送信してもよい(例えば420)。ある実施例では、そのシステムが購入確認受領書を取得し(例えば425)(例えば、ユーザが以前の購入を修正しているならば更新されたもの)、ユーザに取得された購入確認受領書を表示してもよい。
【0079】
図5は、モバイル製品購入取引に対して、購入オプションを選択する例示的側面を示す論理フローチャートを示す。ある実施例では、システムは、クライアントデバイスから製品識別子、更に、クライアント及び/又はユーザ識別子を得てもよい(例えば501)。システムは、製品識別子及び/又はクライアント識別子及び/又はユーザ識別子に基づいて、製品情報を製品記録データベースにクエリーをしてもよい(例えば505)。システムはデータベースに製品の一致を見つけられなければ(例えば510選択肢「No」)、エラーメッセージを生成して返し、エラー処理手続を開始してもよい(例えば515)。システムが製品記録データベースに製品の一致を見つけると(例えば500選択肢「YES」)、そのデータベースから製品に対応する製品情報を得てもよい(例えば520)。データベースから得られた情報に基づいて、システムは特別なプロモーションがその製品に利用できるかを判断する(例えば525)。利用可能な特別なプロモーションがなければ(例えば525選択肢「No」)、システムはそのままの製品情報をユーザに提供してもよい(例えば530)。利用可能な特別なプロモーションがあれば(例えば525選択肢「YES」)、システムは製品情報とプロモーション情報をユーザに提供してもよい(例えば535)。ある実施例では、システムが購入要求をユーザから得してもよい。システムは購入要求をユーザから得ると(例えば540選択肢「YES」)、販売者、発行銀行、取得銀行及び/又はその他の購入取引の処理についてのエンティティに、購入指示を提供してもよい。システムは、システムが購入に関する購入表示を提供したエンティティから、通知を受けてもよい。購入が承認されなければ(例えば555選択肢「No」)、システムがエラー処理手続を開始してもよい(例えば560)。購入が承認されれば(例えば555選択肢「YES」)、システムが購入確認情報を取得して(例えば565)、購入確認受領書を生成し、購入確認受領書をユーザに提供してもよい(例えば570)。
【0080】
図6(a)〜6(c)は、生カードベース取引データをもたらすカードベース取引を実行する例示的手順を示すデータフロー図である。ある実施例では、ユーザ(例えば601)は、製品、サービス、提案など(「製品」)を販売者から購入することを希望するかもしれない。ユーザが、パーソナルコンピュータ、モバイルデバイス、テレビ、POS端末、キオスク、ATM等の(ただしこれらに限定されない)クライアント(例えば602)を介して販売者サーバ(例えば603)と通信してもよい。例えばユーザは、ユーザ入力(例えば購入入力611)を、その製品を購入するというユーザの希望を示すクライアントに与えてもよい。様々な実施例において、ユーザ入力は、キーボード入力、カードスワイプ、無線周波数識別(RFID)やニア・フィールド通信(NFC)によって動作可能なハードデバイス(例えば、複数の口座を持つ電子カード、スマートフォン、タブレット)を動作可能にすること、マウスクリック、ジョイスティック/ゲーム機のボタンを押すこと、音声命令、タッチセンシティブインターフェースでの一/多タッチ操作、タッチセンシティブディスプレイでのユーザインターフェース要素のタッチなどを含んでもよいが、これらには限定されない。例えば、ユーザは、クライアントデバイスで実行するブラウザアプリケーションを販売者ウェブサイトに向け、ウェブサイトでユーザに提示されたハイパーリンクをクリックすることでウェブサイトから製品を選択してもよい。
【0081】
別の例として、クライアントは、ユーザのカード(例えばクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、チャージカード)からのトラック1データを得てもよい(以下にトラック1のデータ例など)。
%B123456789012345
APUBLIC/J.Q.
A99011200000000000000
**901
******?
*
(ここで、「123456789012345」は「J.Q.Public」のカード番号で、901のCVV番号を持っている。「990112」はサービスコードであり、
***は、カードが使用されるごとにランダムに変わる10進の数字を表わす。)
ある実施例では、クライアントが購入注文メッセージを生成し(例えば612)、販売者サーバに生成された購入注文メッセージを提供してもよい(例えば613)。例えば、クライアントで実行されるブラウザアプリケーションが、ユーザの代わりに、拡張マークアップ言語(「XML」)に従ってフォーマットされたデータ形式で、販売者サーバの製品注文詳細を含む(セキュア)ハイパー転送プロトコル(「HTTP(S)」)GETメッセージを提供してもよい。
【0082】
ある実施例では、販売者サーバは、クライアントから購入注文メッセージを取得して、ユーザからの購入注文の詳細を抽出するために購入注文メッセージを構文解析してもよい。販売者サーバは、取引が処理可能かどうかを決定するために、カードクエリー要求を生成してもよい(例えば614)。例えば、販売者サーバは、ユーザが購入注文で提供されたカード口座に購入の支払う十分な資金を有しているかどうかを決定しようと試みてもよい。販売者サーバは、生成されたカードクエリー要求をアクワイアラサーバ(例えば604)に提供してもよい(例えば615)。例えば、アクワイアラサーバは、販売者の口座を保持するアクワイアラ金融機関(「アクワイアラ」)のサーバであってもよい。例えば、その販売者によって処理される取引の売上額を、アクワイアラによって保持される口座に預けてもよい。ある実施例では、カードクエリー要求が、取引に含まれるユーザへのコスト、ユーザのカード口座詳細、ユーザの請求及び/又は購入情報などの詳細を含んでもよいが、これらに限定されるものではない。例えば、販売者サーバがXMLフォーマットされたカードクエリー要求を含むHTTP(S)POSTメッセージを提供してもよい。
【0083】
ある実施例では、アクワイアラサーバが、得られたカードクエリー要求を使用して、カード承認要求を生成し(例えば616)、カード承認要求を支払ネットワークサーバ(例えば605)に提供してもよい(例えば617)。例えば、アクワイアラサーバは、販売者サーバから支払ネットワークサーバにHTTP(S)POSTメッセージを転送してもよい。
【0084】
ここで、支払ネットワークサーバは、カード承認要求617で特定されたものよりも購買者に関連付けられている、異なる支払口座を使用する提案を決めてもよい。例えば、自動オークションが、ユーザの電子財布内のカードの異なったカードイシュア間で行われてもよい。オークションが、ユーザに提供したい取引について、トップ1、2、3又はそれ以上のカードイシュアを選んでもよい。あるいは、支払ネットワークサーバが、どのカードイシュアがその購入に適用できる未払い取引/提案を有するかを、単に調べてもよい。例えば、ユーザが花(製品識別子を通じて決算された)を購入しようとしているなら、そのような購入に対するキャッシュバックまたは付加的なロイヤルティポイントを提供する特定のカードイシュアが選択されてもよい。
【0085】
SMSメッセージなどで、提案を購買者にアプリを通じて送信することができる。購買者がその提案を選択すると、支払ネットワークサーバは承認要求を再フォーマット、再パッケージ、再構築、又は別の方法で修正し、「勝利した」イシュアにその承認要求を送信してもよい。
【0086】
別の実施例では、競合する提案及び/又は他の販売者が、ユーザの商取引の自動オークションに参加してもよい。製品識別子によって特定された品物に対して競合する品物の提案、または、同一の品物若しくは競合する品物を販売する第2の販売者の提案が、アプリを介して(SMSテキストメッセージなどで)ユーザ601に送信される。その提案がユーザによって選択されると、支払ネットワークサーバ605は、最初の承認メッセージを取り消し、新しい品物の購入についての新しい承認メッセージを生成する。カード承認要求617はその中に製品情報を持てないので、購入される製品を異なるメッセージで別途送信してもよく、そのメッセージとカード承認要求617は一致する。
【0087】
ある実施例では、支払ネットワークサーバは、アクワイアラサーバからカード承認要求を取得し、要求の詳細を抽出するためにカード承認要求を解析してもよい。抽出されたフィールドとフールド値を使用して、支払ネットワークサーバが、ユーザのカード口座に対応するイシュアに対してクエリー(例えば618)を生成してもよい。
【0088】
例えば、ユーザがその詳細をクライアントが生成した購入注文メッセージを介して提供したかもしれないユーザのカード口座は、ユーザにカード口座を発行した銀行などのイシュア金融機関(「イシュア」)にリンクされてもよい。イシュアのイシュアサーバ(例えば606)が、ユーザのカード口座の詳細を保持してもよい。ある実施例では、データベース(例えば、支払ネットワークデータベース607)は、イシュアサーバとイシュアサーバに関連付けられたカード口座番号の詳細を保存してもよい。例えば、データベースは、構造化問い合わせ言語(「SQL」)命令に応答するリレーショナルデータベースでもよい。支払ネットワークサーバは、イシュアサーバの詳細についてデータベースに問い合わせるSQL命令を含むハイパーテキストプリプロセッサ(「PHP」)スクリプトを実行してもよい。
【0089】
イシュアサーバクエリー(例えば619)の取得に応じて、支払ネットワークデータベースは、要求されたイシュアサーバデータを支払ネットワークサーバに提供してもよい(例えば620)。ある実施例では、支払ネットワークサーバは、アクワイアラサーバからイシュアサーバにカード承認要求を転送するために、イシュアサーバデータを使用して転送カード承認要求を生成してもよい(例えば621)。支払ネットワークサーバは、カード承認要求をイシュアサーバに提供してもよい(例えば622)。ある実施例では、イシュアサーバ(例えば606)はカード承認要求を解析し、要求の詳細に基づいて、データベース(例えばユーザ・プロファイルデータベース608)にユーザのカード口座のデータについて問い合わせてもよい。例えば、イシュアサーバはPHP/SQL命令を発行してもよい。
【0090】
ある実施例では、イシュアサーバは、ユーザデータを得ると(例えば625)、ユーザがその口座で利用可能な資金を使用して取引の代金を支払うことができるかを決定してもよい(例えば626)。例えば、イシュアサーバは、ユーザが口座に十分な残高が残っているか、口座に関連付けられた十分なクレジットがあるかなどを判断してもよい。イシュアサーバは、ユーザが口座で利用可能な資金を使用して取引の代金を支払うができると判断すると、承認メッセージ(例えば627)を支払ネットワークサーバに提供してもよい。例えば、サーバがHTTP(S)POSTメッセージを提供してもよい。
【0091】
ある実施例では、支払ネットワークサーバは、承認メッセージを取得して、承認の詳細を抽出するメッセージを解析してもよい。ユーザがその取引について十分な資金を所有していると判断すると、支払ネットワークサーバは取引データ記録を、受信したカード承認要求から生成し(例えば629)、取引の詳細とデータベース(例えば取引データベース610)においてその取引に関係する承認を保存してもよい(例えば630)。例えば、支払ネットワークサーバはPHP/SQL命令を発行してもよい。
【0092】
ある実施例では、支払ネットワークサーバは、承認メッセージ(例えば632)を販売者サーバに順次転送することができるアクワイアラサーバへ、承認メッセージ(例えば631)を転送してもよい。販売者は、承認メッセージを取得して、それに基づいてユーザがその取引を行うために十分な資金をカード口座に持っていることを判断してもよい。販売者サーバは、そのユーザについての取引の記録を、承認された取引に関する一群の取引データに付け加えてもよい。例えば、販売者は、ユーザ取引に関連するXMLデータを、様々なユーザに対して承認された取引のXMLデータを有するXMLデータファイルに付け加え(例えば633)、データベース(例えば販売者データベース609)にXMLデータファイル(例えば634)を保存してもよい。
【0093】
ある実施例では、サーバが購入受領書(例えば633)を生成して、購入受領書をクライアントに提供してもよい。クライアントはユーザついての購入受領書をレンダリングして表示してもよい(例えば636)。例えば、クライアントは、ウェブページ、電子メッセージ、テキスト/SMSメッセージをレンダリングし、ボイスメールをバッファリングし、着信音を発し、及び/又は、オーディオメッセージを流すなどして、音、音楽、オーディオ、ビデオ、画像、触覚フィードバック、振動アラート(例えば、スマートフォンなどの振動できるクライアントデバイスでの)などを含む出力(但し、これらには限定されない)を提供してもよい。
【0094】
図6(c)に関して、ある実施例では、販売者サーバが一群の承認された取引の除去を開始してもよい。例えば、販売者サーバは、バッチデータ要求(例えば637)を生成し、その要求(例えば628)をデータベース(例えば、販売者データベース609)に提供してもよい。例えば、販売者サーバは、リレーショナルデータベースに問い合わせるのにPHP/SQL命令を使用してもよい。そのバッチデータ要求に対して、データベースは要求されたバッチデータ(例えば639)を提供してもよい。サーバは、データベースから得られたバッチデータを使用して、バッチ除去要求を生成し(例えば640)、アクワイアラサーバにバッチ除去要求を提供してもよい(例えば641)。例えば、販売者サーバは、アクワイアラサーバに対してメッセージ本体にXMLフォーマット・バッチデータを含むHTTP(S)POSTメッセージを提供してもよい。アクワイアラサーバは、得られたバッチ除去要求を使用してバッチ支払要求を生成し(例えば642)、バッチ支払要求を支払ネットワークサーバに提供してもよい(例えば643)。支払ネットワークサーバは、バッチ支払要求を解析し、バッチ支払要求に保存された各取引について取引データを抽出してもよい(例えば644)。支払ネットワークサーバは、データベース(例えば取引データベース610)の各取引について、取引データ(例えば645)を保存してもよい。各抽出された取引に対して、支払ネットワークサーバが、イシュアサーバのアドレスについてデータベース(例えば支払ネットワークベース607)に問い合わせをしてもよい(例えば646)。例えば、支払ネットワークサーバはPHP/SQL命令を使用してもよい。支払ネットワークサーバは、個別支払要求を、取引データを抽出した各取引に対して生成し(例えば648)、その個別支払要求をイシュアサーバ(例えば606)に提供してもよい(例えば649)。例えば、支払ネットワークサーバがHTTP(S)POST要求を提供してもよい。
【0095】
ある実施例では、イシュアサーバは支払命令を生成してもよい(例えば650)。例えば、イシュアサーバは、ユーザの口座から資金を差し引く(又はユーザのクレジットカード口座に追加請求する)ための命令を発行してもよい。イシュアサーバは、支払命令(例えば651)を、ユーザの口座情報を保存するデータベース(例えばユーザ・プロファイルデータベース608)に発行してもよい。イシュアは、資金移転メッセージ(例えば652)を支払ネットワークサーバに提供してもよく、資金移転メッセージをアクワイアラサーバに送信する支払ネットワークサーバに送ってもよい(例えば653)。
【0096】
ある実施例では、アクワイアラサーバは資金移転メッセージを解析し、取引を(例えば、要求_IDフィールドを使用して)販売者に関連付けてもよい。その後、アクワイアラサーバは、資金移転メッセージで指定された資金を販売者の口座(例えば654)に移転してもよい。
【0097】
図7(a)−7(d)は、システムのある実施例において、生カードベース取引データの生成をもたらすカードベース取引を実行する例示的側面を示す論理フローチャートである。ある実施例では、ユーザが、ユーザ入力(例えば701)を販売者からのユーザの製品購入希望を示すクライアントに提供してもよい。クライアントは、購入注文メッセージ(例えば702)を生成し、生成された購入注文メッセージを販売者サーバに提供してもよい。ある実施例では、販売者サーバがクライアントから購入注文メッセージを取得して(例えば703)、ユーザからの購入注文の詳細を抽出するために購入注文メッセージを解析してもよい。販売者クライアントが利用できる例示的構文解析手段を、
図8を参照して以下に述べる。販売者サーバは、取引が処理可能な否かを決定するために、カードクエリー要求を生成してもよい(例えば704)。例えば、購入注文が提供されるカード口座での購入代金を支払うための十分な資金をユーザが有する場合に限り、販売者サーバは取引を処理してもよい。販売者サーバは、生成されたカードクエリー要求をアクワイアラサーバに提供してもよい。アクワイアラサーバは、得られたカードクエリー要求を使用して、カード承認要求を生成し(例えば706)、カード承認要求を支払ネットワークサーバに提供にしてもよい。ある実施例では、支払ネットワークサーバが、アクワイアラサーバからカード承認要求を得て、その要求の詳細を抽出するためにカード承認要求を解析してもよい。抽出されたフィールドとフィールド値を使用して、支払ネットワークサーバが、ユーザのカード口座に対するイシュアサーバに対するクエリーを生成してもよい(例えば708)。イシュアサーバクエリーの取得に応じて、支払ネットワークデータベースは、要求されたイシュアサーバデータを支払ネットワークサーバに提供してもよい(例えば709)。ある実施例では、支払ネットワークサーバが、アクワイアラサーバからイシュアサーバにカード承認要求を転送するための転送カード承認要求を生成するのに、イシュアサーバデータを利用してもよい(例えば710)。支払ネットワークサーバは、カード承認要求をイシュアサーバに提供してもよい。ある実施例では、イシュアサーバがカード承認要求を解析し(例えば711)、要求の詳細に基づいて、ユーザカード口座データをデータベースに問い合わせてもよい(例えば712)。それに応じて、データベースが、要求されたユーザデータを提供してもよい。ユーザデータを得ると、イシュアサーバは、ユーザがその口座で利用可能な資金を使用して取引の代金を支払うことができるかを判断してもよい(例えば714)。例えば、イシュアサーバは、ユーザが口座に十分な残高を残しているか、その口座に関連付けられた十分なクレジットがあるかなどを判断してもよいが、データベースからのデータをカード承認要求から得られる取引費用と比較する。イシュアサーバが、口座で利用可能な資金を使用してユーザが取引の代金を払うことができると判断するのなら、サーバは承認メッセージを支払ネットワークサーバに提供してもよい(例えば715)。
【0098】
ある実施例では、支払ネットワークサーバは、承認メッセージを得て、承認の詳細を抽出するメッセージ解析してもよい。ユーザが取引に対して十分な資金を有していると判断すると(例えば717選択肢「Yes」)、支払ネットワークサーバは、承認メッセージ及び/又はカード承認要求から取引カードを抽出し(例えば718)、カード取引の詳細を使用して取引データ記録を生成してもよい(例えば719)。支払ネットワークサーバは、保存のために取引データ記録をデータベースに提供してもよい(例えば720)。ある実施例では、支払ネットワークサーバは承認メッセージ(例えば721)をアクワイアラサーバに転送し、アクワイアラサーバが販売者サーバに承認メッセージを次に転送するようにしてもよい(例えば722)。販売者は、承認メッセージを取得し、その内容を抽出する承認メッセージを分析してもよい(例えば723)。販売者サーバは、取引を行うために、ユーザがカード口座に十分な資金を所有しているかを判断してもよい。販売者サーバはユーザが十分な資金を所有していると判断すれと(例えば724選択肢「Yes」)、販売者サーバは、ユーザの取引の記録を、承認された取引に関する一群の取引データに加えてもよい(例えば725)。販売者サーバは、ユーザに購入受領書を生成してもよい(例えば727)。販売者サーバが、ユーザが十分な資金を所有していないと判断すれば(例えば724選択肢「No」)、販売者サーバは「承認失敗」メッセージを作成してもよい(例えば728)。販売者サーバが、購入受領書や「承認失敗」メッセージをクライアントに提供してもよい。クライアントは、ユーザに購入受領書をレンダリングして表示してもよい(例えば729)。
【0099】
ある実施例では、販売者サーバは、バッチデータ要求を生成し(例えば、
図7(c)における730)その要求をデータベースに提供することによって、一群の承認取引の除去を開始してもよい。そのバッチデータ要求に応じて、データベースは、販売者サーバに要求されたバッチデータを提供してもよい(例えば731)。サーバは、データベースから取得したバッチデータを使用して、バッチ除去要求を生成し(例えば732)、そのバッチ除去要求をアクワイアラサーバに提供してもよい。アクワイアラサーバは、得られたバッチ除去要求を使用して、バッチ支払要求を生成し(例えば734)、バッチ支払要求を支払ネットワークサーバに提供してもよい。支払ネットワークサーバは、バッチ支払要求を解析し(例えば735)、バッチデータ内に保存された取引を選択し(例えば736)、バッチ支払要求に格納された取引の取引データを抽出してもよい(例えば737)。支払ネットワークサーバは、取引データ記録を生成し(例えば738)、取引データと取引をデータベースに保存してもよい(例えば739)。抽出された取引に対して、支払ネットワークサーバは、アクワイアラサーバクエリーを、その取引を要求するユーザの口座を保持するイシュアサーバのアドレスに対して生成してもよい(例えば740)。支払ネットワークサーバは、そのクエリーをデータベースに提供してもよい。それに応じて、データベースは、支払ネットワークサーバによって要求されたイシュアサーバデータを提供してもよい(例えば741)。支払ネットワークサーバは、個別支払要求を、取引データを抽出した取引に対して生成し(例えば742)、個別支払要求をイシュアサーバにデータベースからのイシュアサーバデータを使用して提供してもよい。
【0100】
ある実施例では、イシュアサーバは、個別支払要求を取得して、その要求の詳細を抽出するためにその個別支払要求を解析してもよい(例えば743)。抽出されたデータに基づいて、イシュアサーバは、支払命令を生成してもよい(例えば744)。例えば、イシュアサーバは、ユーザの口座から資金を差し引く(又はユーザのクレジットカード口座に追加請求する)命令を生成してもよい。イシュアサーバは、支払命令(例えば745)を、ユーザの口座情報を保存するデータベースに発行してもよい。それに応じて、データベースは、ユーザの口座になされるデビッド/課金を反映するユーザ口座に対応するデータ記録を更新してもよい。イシュアは、支払命令がデータベースによって実行された後に、資金移転メッセージを支払ネットワークサーバに提供してもよい(例えば746)。
【0101】
ある実施例では、支払ネットワークサーバは、精算と資金供給が必要なバッチに追加の取引があるかを確認してもよい。追加の取引があれば(例えば747選択肢「Yes」)、支払ネットワークサーバは、上述の手順に応じて各取引を処理してもよい。支払ネットワークサーバは、バッチの全取引の移転を反映する合計資金移転メッセージを生成し(例えば
図7(d)の748)、イシュアサーバにその資金移転メッセージを提供してもよい(例えば749)。アクワイアラサーバは、それに応じて、資金移転メッセージで指定された資金を販売者の口座に移動してもよい(例えば750)。
【0102】
制御部
図8は、ブロック図で制御部801の発明的な側面を示している。本実施例では、制御部801は、様々な技術及び/又はその他の関連したデータを通じて、コンピュータとのインタラクションの収集、処理、保存、検索、利用、識別、命令、生成、一致、及び/又は促進を行うことができる。
【0103】
一般に、(人々及び/又はその他のシステムであるだろう)ユーザは、情報処理を容易にする情報技術システム(例えばコンピュータ)に関与する。また、コンピュータは、情報を処理するためにプロセッサを使用する。そのようなプロセッサ803は中央処理装置(CPU)とも呼ばれる。プロセッサのある形式は、マイクロプロセッサと呼ばれる。CPUは、様々な操作を可能にする指示として作用する2進コード化した信号を渡すために、通信回路を使用する。これらの指示は、操作可能でも、及び/又は、メモリ829の様々なプロセッサがアクセス可能かつ操作可能なエリア(例えば、レジスタ、キャッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ等)の他の指示やデータを包含、及び/又は参照するデータ指示であってもよい。そのような通信指示は、希望の操作を容易にするプログラム及び/又はデータコンポーネントとして、バッチ(例えば、指示のバッチ)に保存、及び/又は、送信されてもよい。これらの保存された指示コード(例えばプログラム)は、希望の操作を行うCUP回路コンポーネントおよび他のマザーボード及び/又はシステムコンポーネントに連関してもよい。ある種のプログラムは、コンピュータオペレーティングシステムであり、それはコンピュータのCPUで実行され得る。オペレーティングシステムは、ユーザがコンピュータ情報技術および資源にアクセスし操作するのを可能かつ容易にする。情報技術システムで使用され得る幾つかの資源は、データがコンピュータに入出力され得る入出力手段、データが保存されるメモリ記憶部、および情報が処理されるプロセッサを含む。これらの情報技術システムは、後の検索、分析、及び操作のためのデータを集めるのに使用されてもよく、それはデータベースプログラムで促進されてもよい。これらの情報技術システムは、ユーザが様々なシステムコンポーネントにアクセスし操作するインターフェースを提供する。
【0104】
ある実施例では、制御部801は、ユーザ入力デバイス811からの一人以上のユーザ、周辺デバイス812、任意暗号処理装置828及び/又は通信ネットワーク813など(これらに限定されない)のエンティティに接続されかつ/または通信してもよい。例えば、制御部801は、パーソナルコンピュータ、サーバ、及び/又は様々なモバイルデバイス(携帯電話、スマートフォン(例えば、iPhone(R)、Blackberry(R)、Android OSに基づく電話など)、タブレットコンピュータ(例えば、Apple iPad
TM、HP Slate
TM、Motorola Xoom
TMなど)、eBook reader(例えば、Amazon Kindle
TM、Barnes and Noble‘s Nook
TM eReaderなど)、ラップトップコンピュータ、ノートブック、ネットブック、ゲーム機(例えば、XBOX Live
TM、Nintendo(R) DS、Sony PlayStation(R) Portableなど)、ポータブルスキャナなどを含む、これらに限定されない)を含む(これらに限定されない)ユーザ操作クライアントデバイスに接続されかつ/または通信してもよい。
【0105】
ネットワークは、一般に、クライアント、サーバ、およびグラフのトポロジーにおける中間ノードの相互運用や相互接続を備えると考えられている。本出願を通じて使われる「サーバ」は、一般に、通信ネットワークの全体で遠方のユーザの要求を処理し返答する、コンピュータ、その他デバイス、プログラム、それらの組み合わせについて言及することに注意されたい。サーバは、それらの情報を、要求する「クライアント」に供給する。ここで使われる「クライアント」は、一般に、処理し要求すること及び通信ネットワークの全体でサーバからの返答を得て処理することが可能なコンピュータ、プログラム、その他デバイス、ユーザ及び/又はそれらの組み合わせを言う。発信元ユーザから送信先ユーザへの情報の通信を容易にし、情報を処理して要求し、及び/又は促進するコンピュータ、その他デバイス、プログラム、またはそれらの組み合わせは、一般に、「ノード」と呼ばれる。ネットワークは、一般に、発信点から送信先への情報の送信を容易にするものと考えられている。特に、発信元から送信先への情報の通信の促進が課されたノードは、一般に、「ルーター」と呼ばれている。ローカルエリアネットワーク(LAN)、ピコネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ワイアレスネットワーク(WLAN)などのネットワークの多くの形式が存在する。例えば、インターネットは、一般に、遠方のクライアントとサーバが互いにアクセスし相互運用できる多数のネットワークの相互接続であるとして受け入れられている。
【0106】
制御部801は、メモリ829に接続されたコンピュータ構成802などのコンポーネント(これに限定されない)を備え得るコンピュータシステムに基づくものでもよい。
【0107】
コンピュータ構成
コンピュータ構成802は、クロック830、中央処理装置(「CPU」及び/又は「プロセッサ」(これらは相反する記述がない限り、この開示全体にわたって交換可能使用される))803、メモリ829(例えば、読み出し専用メモリ(ROM)806、ランダムアクセスメモリ(RAM)805)など)、及び/又はインターフェースバス807を備えてもよく、伝導性及び/又はその他移送性の回路(指示(例えば、2進コード化された信号)が通信、操作、保存等の効果をもたらすように移動し得る)を有する一つ以上の(マザー)ボード802上で、システムバス804を通じて、最も頻繁に(必ずしもそうではないが)全て相互接続され、かつ/または通信する。任意で、コンピュータ構成は、内部電源886に接続されてもよい(例えば、任意で、電源が内部にあってもよい)。任意で、暗号プロセッサ826及び/又はトランシーバ(例えばIC)874がシステムバスに接続されてもよい。他の実施例では、暗号プロセッサ及び/又はトランシーバは、インターフェースバスI/Oを介して内部及び/又は外部の周辺デバイス812として接続されてもよい。また、トランシーバはアンテナ875に接続されてもよく、それによって、様々な通信及び/又はセンサープロトコルの無線送受信をもたらす。例えば、アンテナは、テキサス・インスツルメンツのWiLink WL1283トランシーバチップ(例えば、802.11n、Bluetooth3.0、FM,グローバル・ポスティング・システム(GPS)を提供する(それによって制御部が位置を判断できる))、Broadcom BCM4750IUB8レシーバーチップ(例えば、GPS)、Infineon Technologies X−Gold 618−PMB9800(例えば、2G/3G HSDPA/HSUPA通信を提供する)などに接続されてもよい。システムクロックは、一般的に、水晶振動子を有し、ベース信号をコンピュータ構成の回路を通じて生成する。クロックは一般的に、システムバスや、コンピュータ構成に相互接続された他のコンポーネントに対するベース動作周波数を増減する様々なクロック乗算器に連結される。クロックおよびコンピュータ構成中の様々なコンポーネントが、システムを通じて、情報を具体化する信号を駆動する。そのようなコンピュータ構成において情報を具現化する指示の送受信は、一般に、通信と呼ばれる。これらの通信指示は、更に、送受信されてもよく、本コンピュータ構成を越えた、通信ネットワーク、入力デバイス、他のコンピュータ構成、周辺デバイスなどへの返還及び/又は応答通信の原因であってもよい。当然、上記コンポーネントのいくつかは、互いに直接接続され、CPUに接続され、及び/又は様々なコンピュータシステムで例示されるように使用される多数のバリエーションで編成することができる。
【0108】
CPUは、ユーザ及び/又はシステム生成要求を実行するプログラムコンポーネントを実行するのに最適な少なくとも一つのハイスピードデータプロセッサを備えている。大抵、プロセッサ自体は、統合システム(バス)コントローラ、メモリ管理制御ユニット、浮動小数点演算ユニットなど(これらに限定されない)の様々な特化した処理装置、およびグラフィック処理ユニット、デジタル信号処理ユニットなどのような特化された処理サブユニットも組み込みこんでいる。加えて、プロセッサは、内部の高速アクセス連想メモリを含んでもよく、プロセッサ自身を越えて、メモリ529を位置づけアドレス指定することができてもよい。内部メモリは、高速レジスタ、様々なレベルのキャッシュメモリ(例えば、レベル1、2、3、など)、RAM等(これらに限定されない)を含んでもよい。プロセッサは、メモリ状態を有する指定メモリアドレス空間に回路をアクセスさせるようにプロセッサが構築および復号できる指示アドレスで、アクセス可能なメモリアドレス領域の使用を通じて、このメモリにアクセスしてもよい。CPUは、マイクロプロセッサ(AMDのAtholon、Duron及び/又はOpteron、ARMのアプリケーション、内蔵セキュアプロセッサ、IBM及び/又はMotorolaのDragonBallおよびPowerPC、IBMおよびSonyのセルプロセッサー、IntelのCeleron、Core(2)Duo、Itanium、Pentium(登録商標)、Xeon、及び/又はXScale、及び/又は同様のプロセッサなど)でもよい。CPUは、従来のデータ処理技術に従って、保存された指示(すなわち、プログラムコード)を実行するために、伝導性及び/又は移送性コジット(例えば、(印刷された)電子及び/又は光学回路)を通る指示を通じてメモリと相互に作用する。そのような指示の通過は、制御部内および様々なインターフェースを越えた通信を容易にする。処理要求がより大きなスピード及び/又は容量を指示するのであれば、分散型のプロセッサ(例えば、分散型のアーキテクチャ)、メーンフレーム、マルチコア、並行及び/又はスーパーコンピュータアーキテクチャが同様に使用されてもよい。代わりに、開発要求がより優れた携帯性を指示するならば、より小さなパーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)が使用されてもよい。
【0109】
特定の実施例に基づいて、制御部の機能が、CASTのR8051 XC2 マイクロコントローラ、IntelのMCS 51(すなわち,8051マイクロ制御部)などのマイクロコントローラを実施例することによって達成されてもよい。また、制御部の特定の機能を実施例するために、幾つかの機能実施例が、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、デジタル信号処理(「DSP」)、フールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(「FPGA」)及び/又は同様の組み込み技術などの組み込みコンポーネントに依存してもよい。例えば、コントローラ・コンポーネント・コレクション(区分等された)及び/又は機能のいくつかが、マイクロプロセッサ及び/又は組み込みコンポーネントを介して(例えば、ASIC、コプロセッサ、DSP,FPGA等を介して)実施例されてもよい。代わりに、制御部の幾つかの実施例が、様々な機能や信号処理を達成するように構成され使用される組み込みコンポーネントで実装されてもよい。
【0110】
特定の実施例によって、組み込みコンポーネントが、ソフトウェアソリューション、ハードウェアソリューション及び/又はハードウェア/ソフトウェアソリューション両方の組み合わせを含んでもよい。例えば、ここで議論された制御部の機能は、FPGA(「論理プロック」と呼ばれるプログラマブル論理コンポーネントを含む半導体デバイス)とハイパフォーマンスFPGA Viretexシリーズ及び/又はXilinxによって製造されるロー・コストSpartanシリーズなどのプログラマブル・インターコネクトを実装することで達成されてもよい。論理ブロックと相互接続が、FPGAが製造された後に、制御部の機能のいくつかを実装するために、顧客や設計者によってプログラムされることも可能である。ワンチップ・プログラマブル・ブレッドボードのように、プログラマブル・インターコネクトの階層化は、コントローラシステムの設計者/管理者によって必要に応じて論理ブロックを相互接続さられる。FPGAの論理ブロックは、AMDおよびXOR、又はより複雑な組み合わせ機能(デコーダや単純な数学関数など)などの基本論理ゲートの機能を行うようにプログラムされ得る。ほとんどのFPGAにおいて、論理ブロックはメモリ要素を含み、それは単純なフリップ・フロップまたはより完全なメモリのブロックでもよい。幾つかの回路では、IPOTは、通常のFPGAで開発され、それからよりASIC実施例に近い固定されたバージョンに移行されてもよい。代わりの又は対応した実施例は、制御部の機能をFPGAの代わりに又はFPGAに加えて最終的なASICに移行されてもよい。実施例によって、前述の組み込みコンポーネント及びマイクロプロセッサの全てを制御部の「CPU」及び/又は「プロセッサ」と考えてもよい。
【0111】
電源
電源886は、小さい電子回路ボードデバイス(以下の動力電池:アルカリ、水素化リチウム、リチウムイオン、リチウムポリマ、ニッケルカドミウム、太陽電池等)に動力を供給する標準形式のものでもよい。ACやDC電源の他のタイプが同様に使用されてもよい。太陽電池の場合、ある実施例では、その外装は、太陽電池が光子エネルギーを捉えられる開口を設ける。動力電池886は、制御部の相互接続されたサブシークエントコンポーネントの少なくとも一つに接続され、それによって、全てのサブシークエントコンポーネントに電流を供給できる。ある実施例では、電源886は、システムバスコンポーネント804に接続される。代わりの実施例では、外部の動力源886はI/O808インターフェースをはさんだ接続を通じて供給される。例えば、USB及び/又はIEEE1394接続は、その接続を通じてデータと電源の両方を伝達しており、それゆえ適した動力源である。
【0112】
インターフェースアダプタ
インターフェースバス807は、多くのインターフェースアダプタ(慣習的に、入出力インターフェース(I/O)808、ストレージインターフェース809、ネットワークインターフェース810など(これらに限定されない)のアダプタカード形式ではない)にアクセスし、接続し、及び/又は通信をしてもよい。任意で、暗号プロセッサインターフェース827は、インターフェースバスに同様に接続されてもよい。インターフェースバスは、互いに、また、コンピュータ構成の他のコンポーネントにも、インターフェースアダプタの通信を提供してもよい。インターフェースアダプタは、互換インターフェースバスに適用される。インターフェースアダプタは、慣習的に、スロットアーキテクチャを介してインターフェースバスに接続する。従来のスロットアーキテクチャ(アクセラレーテッド・グラフィクス・ポート(AGP)、カードバス、(拡張)業界標準アーキテクチャ((E)ISA)、マイクロ・チャンネル・アーキテクチャ(MCA)、NuBus、Peripheral Component Interconnect (Extended)(PCI(X))、PCI Express、パーソナルコンピュータメモリカード国際協会(PCMCIA)など(これらに限定されない))が採用されてもよい。
【0113】
ストレージインターフェース809は、ストレージデバイス814、リムーバブル・ディスク・デバイスなど(これらに限定されない)の多くのストレージデバイスにアクセスし、通信し、及び/又は接続してもよい。ストレージインターフェースは、(ウルトラ)(シリアル)アドバンスト・テクノロジー・アタッチメント(パケットインターフェース)((Ultra)(Serial)ATA(PI))、(拡張) 統合ドライブエレクトロニクス((E))IDE)、電気電子技術者協会(IEEE)1394、ファイバーチャンネル、小型コンピュータ用周辺機インターフェース(SCSI)、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)、など(これらに限定されない)の接続プロトコルを採用してもよい。
【0114】
ネットワークインターフェース810は、通信ネットワーク813にアクセス、通信、及び/又は接続してもよい。通信ネットワーク813を通じて、制御部は、ユーザ833aによって、遠方のクライアント833b(例えば、ウェブブラウザを有するコンピュータ)から情報を得ることができる。ネットワークインターフェースは、直接接続、イーサネット(登録商標)(thick、thin、twisted pairの10/100/1000BaseT等)、トークン・リング・ネットワーク、IEEE802.11a−x等の無線通信、など(これらに限定されない)の通信プロトコルを採用してもよい。処理要求がより大きなスピード及び/又は容量を指示するならば、分散型ネットワークコントローラ、アーキテクチャは、プール、負荷平衡に同様に用いられ、かつ/または制御部によって要求された通信バンド幅を増加してもよい。通信ネットワークは、いずれか一つ及び/又は以下の組み合わせであってもよい。直接相互接続、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、Operating Mission as Nodes on the Internet(OMNI)、secured custom connection、広域ネットワーク(WAN)、無線ネットワーク(例えば、ワイヤレス・アプリケーション・プロトコル(WAP)、l−modeなど(これらに限定されない)のプロトコルを使うもの)など。ネットワークインターフェースは、入出力インターフェースの特化形式として見なされてもよい。更に、多重ネットワークインターフェース810が、様々な通信ネットワークタイプ813と繋がるように使用されてもよい。例えば、多重ネットワークインターフェースは、ブロードキャスト、マルチキャスト、及び/又はユニキャストネットワークにおける通信を可能とするために採用されてもよい。
【0115】
入出力インターフェース(I/O)808は、ユーザ入力デバイス811、周辺デバイス812、暗号プロセッサデバイス828などにアクセス、通信、及び/又は接続してもよい。I/Oは、音声(アナログ、デジタル、モノラル、RCA、ステレオ等)、データ(Appleデスクトップバス(ADB)、IEEE1394a−b、シリアル、ユニバーサル・シリアル・バス(USB))、赤外線、ジョイスティック、キーボード、ミディ、光学、PC AT、PS/2、平衡、ラジオ、ビデオインターフェース(Appleデスクトップコネクタ(ADC)、BNC、同軸ケーブル、コンポーネント、合成、デジタル、デジタル・ビジュアル・インターフェース(DVI)、高詳細度マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))、RCA、RFアンテナ、S−Video、VGA等)、無線トランシーバ(802.11a/b/g/n/x)、Bluetooth、cellular(例えば、符号分割多重アクセス方式(CDMA)、ハイスピードパケットアクセス(HSPA(+))、高速ダウンリンクパケット接続(HSDPA)、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM(登録商標))、ロング・ターム・エボリューション(LTE),WiMax等)、など(これらに限定されない)の接続プロトコルを用いてもよい。一つの典型的な出力デバイスは、ビデオディスプレイを含んでもよく、それはビデオインターフェースからの信号を受け入れるインターフェース(例えば、DVI回路およびケーブル)を有するブラウン管(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD)に基づくモニタを備えてもよい。ビデオインターフェースは、コンピュータ構造によって作られた情報を合成し、ビデオメモリフレームにおける合成情報に基づいてビデオ信号を生成する。他の出力デバイスは、ビデオインターフェースからの信号を受けとるテレビがある。通常、ビデオインターフェースは、ビデオディスプレイインターフェース(例えば、RCA合成ビデオケーブルを受け入れるRCA合成ビデオコネクタ、DVIディスプレイケーブルを受け入れるDVIコネクタ等)を容認するビデオコネクションインターフェースを通った合成ビデオ情報を提供する。
【0116】
ユーザ入力デバイス811は、大抵は、周辺デバイスの一種であり、カードリーダ、ドングル、指紋リーダ、グローブ、グラフィックス・タブレット、ジョイスティック、キーボード、マイクロフォン、マウス、リモートコントローラ、網膜リーダ、タッチスクリーン(例えば、容量、抵抗等)、トラックボール、トラックパッド、センサ(例えば、加速度計、間接照明、GPS、ジャイロスコープ、周辺機等)、スタイラスペンなどを含んでいてもよい。
【0117】
周辺デバイス812は、I/O及び/又は同様の他の設備(ネットワークインターフェース、ストレージインターフェース、インターフェースバスと直接、システムバス、CPU等)に接続され、かつ/または通信してもよい。周辺デバイスは、外部、内部及び/又は一部のIPOTコントローラであってもよい。周辺デバイスは、アンテナ、音声デバイス(例えば、ライン入力端子、ライン出力端子、マイクロフォン入力、スピーカ等)、カメラ(例えば、静止、動画、ウェブカメラ等)、ドングル(例えば、コピープロテックションのため、電子署名を有する安全な取引を保証するため等)、外部プロセッサ(拡張容量(例えば、暗号デバイス528)のためのもの)、力フィードバックデバイス(例えば、振動モータ)、ネットワークインターフェース、プリンタ、スキャナ、ストレージデバイス、トランシーバ(例えば、携帯電話、GPS等)、ビデオデバイス(例えば、ゴーグル、モニタ等)、ビデオ資源、visorなどを含んでもよい。周辺デバイスは、多くの場合、デバイス(例えば、カメラ)の形式を含んでいる。
【0118】
ユーザ入力デバイスと周辺デバイスが用いられても、制御部が内蔵の、専用の、及び/又はモニタレス(すなわち、ヘッドレス)のデバイスとして用いられてもよいことに注意されたい。そこで、アクセスはネットワークインターフェース接続を越えて行われる。
【0119】
マイクロコントローラ、プロセッサ826、インターフェース827、及び/又はデバイス828など(これに限定されない)の暗号ユニットは、制御部と接続され、かつ/または、通信してもよい。Motorola Inc.によって製造されたMC68HC16マイクロコントローラは、暗号ユニットに使用、及び/又は暗号ユニットの内部で使用されてもよい。MC68HC16マイクロコントローラは、16MHzの構成で16ビットの乗算累積指示を活用してもよく、512ビットのRSA秘密鍵操作を行うのに一秒未満を要する。暗号ユニットは、匿名の取引を可能にするのはもちろんのこと、取引する仲介者からの通信の認証を裏付ける。暗号ユニットは、CPUの一部として構成されてもよい。同等のマイクロコントローラ及び/又はプロセッサが使われてもよい。他の商業的に利用可能な特定の暗号プロセッサは、BroadcomのCryptoNetXと他のセキュリティプロセッサ、nCipherのnShield、SafeNetのLuna PCI(例えば、7100)シリーズ、Semaphore Communicationsの40MHzRoadrunner184、SunのCryptographic Accelerators(例えば、Accelerator6000 PCIe Board、Accelerator500 Daughtercard)、500+MB/sの暗号指示を行うことができるVia Nano Processor(例えば、L2100、L2200、U2400) line、VLSI Technologyの33MHz 6868などを含む。
【0120】
メモリ
一般に、プロセッサに情報の格納及び/又は回復を許容する機械及び/又は具体物は、メモリ829と見なされる。しかし、メモリは一般に代替技術および資源であり、それゆえに、任意の数のメモリ実施態様は互いの代わりに又は互いに協力して使用されてもよい。制御部及び/又はコンピュータ構成が様々な形式のメモリ829を使用してもよいことが知られている。例えば、コンピュータ構造は、オンチップCPUメモリ(例えばレジスタ)、RAM、ROM、および他の記憶デバイスの機能が穿孔テープや穿孔カード機構によって提供されるように構成されてもよい。もちろん、そのような実施態様は、極度の操作の遅延をもたらすだろう。標準的な構造では、メモリ829はROM806、RAM805および記憶デバイス814を包括している。記憶デバイス814は、従来のコンピュータシステムストレージのいずれでもよい。記憶デバイスは、ドラム、(固定された、及び/又は、取り外し可能な)磁気ディスクドライブ、磁気光学ドライブ、光学ドライブ(すなわち、ブルーレイ
(R)、CD−ROM/RAM/記録可能(R)/書換可能(RW)、DVD−R/RW、HD DVD R/RW等)、デバイスの配列(例えば、Redundant Array of Independent Disks(RAID))、固体メモリデバイス(USBメモリ、半導体ドライブ(SSD)等)、他のプロセッサ読取可能な記録媒体、及び/又は同様の他のデバイスを含んでもよい。それゆえ、コンピュータ構造は、一般に、メモリを要し、使用する。
【0121】
コンポーネントコレクション
メモリ829は、プログラム及び/又はデータベースコンポーネント及び/又はデータの集まり(オペレーティングシステムコンポーネント815(オペレーティングシステム)、情報サーバコンポーネント816(情報サーバ)、ユーザ・インターフェース・コンポーネント817(ユーザインターフェース)、Webブラウザコンポーネント818(Webブラウザ)、データベース819、メールサーバコンポーネント821、メールクライアントコンポーネント822、暗号サーバコンポーネント820(暗号サーバ)、コントローラコンポーネント835など(これらに限定されない)(すなわち、集合的なコンポーネントコレクション))を収容している。これらのコンポーネントは、格納され、記憶デバイス及び/又はインターフェースバスを通じてアクセス可能な記憶デバイスからアクセスされてもよい。特殊なプログラムコンポーネント(コンポーネントコレクション内のものなど)は、通常は、ローカル・ストレージ・デバイス814に格納されるが、それらはメモリ(周辺デバイス、RAM、通信ネットワークを通したリモートストレージ設備、ROM,様々な形式のメモリなど)で読み込まれ、かつ/または、格納されてもよい。
【0122】
オペレーティングシステム
オペレーティングシステム・コンポーネント815は、制御部の操作を助ける実行可能なプログラムコンポーネントである。一般的には、オペレーティングシステムは、I/Oのアクセス、ネットワークインターフェース、周辺デバイス、記憶デバイスなどのアクセスを容易にする。オペレーティングシステムは、高い故障耐久性のある、拡張可能な、安全なシステム(Apple Macintosh OS X(サーバ)、AT&T Plan 9、Be OS、Unix(登録商標)とUnixライクシステムディストリビューション(AT&TのUNIX(登録商標)、FreeBSDやNetBSDやOpenBSDなどのBerkley Software Distribution(BSD) variations、Red HatやUbuntuなどのLinux(登録商標)ディストリビューション)、及び/又は、それと同様のオペレーティングシステムであってもよい。しかし、Apple Macintosh OS、 IBM OS/2、Microsoft DOS、Microsoft Windows(登録商標) 2000/2003/3.1/95/98/CE/Millenium/NTA/ista/XP (Server)、Palm OSなどのより限定的かつ/または低セキュアオペレーティングシステムが、採用されてもよい。オペレーティングシステムは、コンポーネントコレクションにおける他のコンポーネント(それ自身、及び/又はそれと同様のものを含む)に伝達及び/又は通信してもよい。オペレーティングシステムは、非常に頻繁に、他のプログラムコンポーネントやユーザインターフェースなどと通信する。例えば、オペレーティングシステムは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又はデータの通信、要求及び/又は返答を包含、通信、生成、取得、及び/又は提供してもよい。オペレーティングシステムは、一度CPUで実行されれば、通信ネットワーク、データ、I/O、周辺デバイス、プログラムコンポーネント、メモリ、ユーザ入力デバイスなどとのインタラクションを可能にし得る。オペレーティングシステムは、制御部に、通信ネットワーク813を通じて他のエンティティとの通信を許可する通信プロトコルを提供してもよい。様々な通信プロトコルが、制御部によって、インタラクションの副搬送波の搬送機構(TCP/IP、UDP、ユニキャストなど(これらに限定されない))として使用されてもよい。
【0123】
情報サーバ
情報サーバコンポーネント816は、CPUによって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。情報サーバは、従来のインターネット情報サーバ(Apache Software FoundationのApache、 MicrosoftのInternet Information Serverなど(これらに限定されない))であってもよい。情報サーバは、アクティブ・サーバ・ページ(ASP)、ActiveX、(ANSI)(Objective−)C(++)、C#及び/又は.NET、共通ゲートウェイ・インターフェース(CGI)スクリプト、動的な(D)ハイパーテキスト・マークアップ言語(HTML)、FLASH、Java(登録商標)、JavaScript(登録商標)、Practical Extraction Report Language(PERL)、ハイパーテキストプリプロセッサ(PHP)、pipes、Python、ワイヤレス・アプリケーション・プロトコル(WAP)、WebObjects、などのファシリティを通じてプログラムコンポーネントの実行を容認してもよい。情報サーバは、ファイル転送プロトコル(FTP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、セキュア・ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTPS)、セキュア・ソケット・レイヤ(SSL)、メッセージング・プロトコル(例えば、アメリカ・オンライン(AOL)インスタントメッセンジャー(AIM)、Application Exchange(APEX)、ICQ、インターネット・リレー・チャット(IRC)、Microsoft Network(MSN)メッセンジャーサービス、Presence and Instant Messaging Protocol(PRIM)、インターネット・エンジニアリング・タスク・フォース(lETF)のセッション初期化プロトコル(SIP)、SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions (SIMPLE)、open XML−based Extensible Messaging and Presence Protocol(XMPP)(例えば、JabberやOpen Mobile Alliance(OMA)のInstant Messaging and Presence Service(IMPS))、Yahoo!インスタントメッセンジャーサービスなど(これらに限定されない)のセキュア通信プロトコルをサポートしてもよい。情報サーバは、Webページの形式で結果をWebブラウザに提供し、他のプログラムコンポーネントとのインタラクションを通じてWebページの操作生成を可能にさせる。HTTP要求のドメイン・ネーム・システム(DNS)解決部分が特定の情報サーバに解決された後、情報サーバは、HTTP要求の残りに基づいて、IPOT制御部で指定された位置に情報の要求を解決する。例えば、http://123.124.125.126/mylnformation.htmlなどの要求は、要求「123.124.125.126」(DNSサーバによってある情報サーバとしてそのIPアドレスで解決された)のIP部分を有し、更に、情報サーバはその要求の「/mylnformation.html」の部分についてのhttp要求を順に解析し、情報「mylnformation.html」を含むメモリ内の位置として解決してもよい。加えて、他の情報供給プロトコルが、FTP通信アクロスポート21などの様々なポートで採用されてもよい。情報サーバは、それ自身を含むコンポーネントコレクション及び/又はそれと同様のファシリティにおける他のコンポーネントに伝達及び/又は通信を行ってもよい。非常に頻繁に、情報サーバは制御部データベース819、オペレーティングシステム、他のプログラムコンポーネント、ユーザインターフェース、Webブラウザなどと通信する。
【0124】
データベースへのアクセスは、多くのデータベースブリッジ機構を通じて(以下に列挙されるスクリプト言語(例えば、CGI)や以下に列挙されるアプリケーション間通信チャンネル(例えば、CORBA、WebObjectsなどの)を通じて)達成されてもよい。ウェブブラウザを介するどのデータ要求も、ブリッジ機構を通じて制御部によって要求される適切な文法に構文解析される。ある実施例では、情報サーバは、ウェブブラウザによってアクセス可能なウェブ形式を供給するだろう。そのウェブ形式で提供されるフィールドになされた入力は、特定のフィールドに入れられたとタグ付けられ、解析される。次に、入力されたタームが、そのフィールドタグと共に送られる。フィールドタグは適当なテーブル及び/又はフィールドに対するクエリーを生成するように構文解析ツールに指示する。ある実施例では、タグ付けされたテキスト入力に基づいて適切なjoin/select命令で検索文字列のインスタンスを作成することによって、構文解析ツールが標準SQLのクエリーを作成してもよい。結果命令は、ブリッジ機構を通じて制御部へクエリとして供給される。クエリーからクエリー結果を生成すると、その結果はブリッジ機構を通じて送られ、ブリッジ機構によって新しい結果ウェブページの生成とフォーマットのために構文解析されることが可能となる。そのような新しい結果ウェブページは、次に、要求されたウェブブラウザに提供し得る情報サーバに供給される。
【0125】
また、情報サーバは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、要求、及び/又は、応答を包含、通信、生成、取得、及び/又は、提供してもよい。
【0126】
ユーザインターフェース
コンピュータインターフェースは、幾つかの点で自動車操作インターフェースと類似している。ハンドル、ギアシフト、速度計などの自動車オペレーションインターフェース要素は、自動車資源および状態のアクセス、操作、表示を容易にする。チェックボックス、カーソル、メニュー、スクローラ、ウィンドウ(総合的かつ一般的にウィジェットと呼ばれている)などのコンピュータインタラクションインターフェース要素は、同様に、データ、コンピュータハードウェアおよびオペレーティングシステム資源、および状態のアクセス、機能、操作及び表示を容易にする。操作インターフェースは、一般に、ユーザインターフェースと呼ばれる。Apple MacintoshオペレーティングシステムのAqua、IBMのOS/2、MicrosoftのWindows2000/2003/3.1/95/98/CE/Millenium/NT/XP/Vista/7(すなわち、エアロ)、UnixのX−Windows(例えば、Kデスクトップ環境(KDE)、mythTV及びGNUネットワークオブジェクトモデル環境(GNOME)を含んでもよい)、ウェブ・インターフェース・ライブラリ(例えば、ActiveX、AJAX、(D)HTML、FLASH、Java、JavaScript、その他インターフェースライブラリ(Dojo、jQuery(UI)、MooTools、Prototype、 script.aculo.us、SWFObject、Yahoo!ユーザインターフェースなど(これらに限定されない)の使用され得るものいずれか)などのグラフィカル・ユーザ・インターフェースは、ベースラインと情報にアクセスおよび表示する手段を視覚的にユーザに提供する。
【0127】
ユーザ・インターフェース・コンポーネント817は、CPUによって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。ユーザインターフェースは、既に議論したようなオペレーティングシステム及び/又は操作環境によって、それらと共に、及び/又は、それらの上に提供されるような、従来のグラフィックユーザインターフェースであってもよい。ユーザインターフェースは、テキスト式及び/又は図式的なファシリティを通じて、プログラムコンポーネント及び/又はシステムファシリティの表示、実行、インタラクション、操作、及び/又は、作動を可能にさせる。ユーザインターフェースは、ユーザがコンピュータシステムに影響を与え、相互作用し、かつ/または操作できるファシリティを提供する。ユーザインターフェースは、それ自体を含むコンポーネントコレクション及び/又は類似のファシリティにおける他のコンポーネントに伝達及び/又は通信してもよい。非常に頻繁に、ユーザインターフェースは、オペレーティングシステム、他のプログラムコンポーネントなどと通信する。ユーザインターフェースは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、要求及び/又は応答を包含、通信、生成、取得、及び/又は提供してもよい。
【0128】
ウェブブラウザ
ウェブ・ブラウザ・コンポーネント818は、CPUによって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。ウェブブラウザは、Microsoft Internet ExplorerやNetscape Navigatorなどの従来のハイパーテキスト閲覧アプリケーションでもよい。セキュアウェブブラウジングは、HTTPS、SSLなどの方法によって128ビット(以上)の暗号化と共に提供されてもよい。ウェブブラウザは、ActiveX、AJAX、(D)HTML、FLASH、Java、JavaScript、ウェブブラウザプラグインAPI(例えば、FireFox、Safariプラグイン、及び/又は同様のAPI)などのファシリティを通じてプログラムコンポーネントの実行を可能にする。ウェブブラウザや類似の情報アクセスツールは、PDA、携帯電話、及び/又は、他のモバイルデバイスに統合されてもよい。ウェブブラウザは、それ自体を含むコンポーネントコレクション、及び/又は同様のファシリティにおける他のコンポーネントに伝達及び/又は通信してもよい。非常に頻繁に、ウェブブラウザは、情報サーバ、オペレーティングシステム、統合プログラムコンポーネント(例えば、プラグイン)などと通信する。例えば、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、要求及び/又は応答を包含、通信、生成、取得、及び/又は提供してもよい。もちろん、ウェブブラウザと情報サーバに代わって、複合アプリケーションが同様の両方の機能を実行するように開発されてもよい。複合アプリケーションは、同様に、制御部が実行可能なノードからユーザ、ユーザ代理人等への情報の提供および取得に影響を及ぼすだろう。複合アプリケーションは、標準ウェブブラウザを使用するシステム上では無価値かもしれない。
【0129】
メールサーバ
メールサーバコンポーネント821は、CPU803によって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。メールサーバは、sendmail、Microsoft Exchange(これらに限定されない)などの従来のインターネットメールサーバでもよい。メールサーバは、ASP、ActiveX、(ANSI)(objective−)C(++)、C#及び/又は.NET、CGIスクリプト、Java、JavaScript、Perl、PHP、pipes、Python、WebObjectsなどのファシリティを通じてプログラムコンポーネントの実行を可能にする。メールサーバは、インターネット・メッセージ・アクセス・プロトコル(IMAP)、メッセージング・アプリケーション・プログラミング・インターフェース(MAPI)/Microsoft Exchange、ポスト・オフィス・プロトコル(POP3)、シンプルメールトランスファープロトコル(SMTP)など(これらに限定されない)の通信プロトコルを提供してもよい。メールサーバは、送信された、中継された、及び/または、制御部を通じて及び/又は制御部に移動する受発信メールメッセージのルートを決め、送信し、処理することができる。
【0130】
メールへのアクセスは、個々のウェブサーバコンポーネント、及び/又は、オペレーティングシステムによって提供された多くのAPIを通じて成されてもよい。
【0131】
また、メールサーバは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、要求、情報、及び/又は応答を包含、通信、生成、取得、及び/又は、提供してもよい。
【0132】
メールクライアント
メールクライアントコンポーネント822は、CPU803によって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。メールクライアントは、Apple Mail、Microsoft Entourage、Microsoft Outlook、 Microsoft Outlook Express、Mozilla、Thunderbirdなどの従来のメール閲覧アプリケーションであってもよい。メールクライアントは、IMAP、Microsoft Exhange、POP3、SMTPなどの多くの転送プロトコルをサポートしてもよい。メールクライアントはそれ自体及び/又は同様のファシリティを含むコンポーネントコレクションにおける他のコンポーネントに伝達、及び/又は、通信してもよい。非常に頻繁に、メールクライアントは、メールサーバ、オペレーティングシステム、他のメールクライアントなどと通信する。例えば、それは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、要求、及び/又は、応答を包含、通信、生成、取得、及び/又は提供してもよい。一般に、メールクライアントは、電子メールメッセージを構成及び送信するファシリティを提供する。
【0133】
暗号サーバ
暗号サーバコンポーネント820は、CPU803、暗号プロセッサ826、暗号プロセッサインターフェース827、暗号プロセッサデバイス828などによって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。暗号プロセッサインターフェースは、暗号コンポーネントによる暗号化及び/又は解読要求の迅速化を可能にするが、代わりに暗号コンポーネントは従来のCPUで起動してもよい。暗号コンポーネントは、提供されたデータの暗号化、及び/又は、復号化を可能にする。暗号コンポーネントは、対称及び非対称的な(例えば、Pretty Good Protection(PGP))暗号化及び/又は複合化の両方を可能にする。暗号コンポーネントは、デジタル証明(例えば、X.509認証フレームワーク)、デジタル署名、デュアル署名、エンベローピング、パスワードアクセス保護、公開鍵管理などの(これらに限定されない)暗号技術を採用してもよい。暗号コンポーネントは、チェックサム、データ暗号化標準(DES)、楕円暗号曲線(ECC)、国際データ暗号化アルゴリズム(IDEA)、メッセージダイジェスト5(一方向ハッシュ関数であるMD5)、パスワード、Rivest Cipher(RC5)、ラインドール、RSA(1977年にロン・ライベスト、アディ・シャミルおよびレオナルド・アデルマンによって開発されたアルゴリズムを使用するインターネット暗号化及び認証システム)、セキュアハッシュアルゴリズム(SHA)、セキュアソケットレイア(SSL)、セキュア・ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTPS)などの(これらに限定されない)多数の(暗号化及び/又は復号化)セキュリティプロトコルを支援する。そのような暗号化セキュリティプロトコルを使用すると、IPOTは全ての受信及び/又は発信通信を暗号化することが可能となり、仮想私設ネットワーク(VPN)内のノードとして、より広い通信ネットワークを提供することができる。暗号コンポーネントは、資源へのアクセスがセキュリティプロトコルによって禁止される「セキュリティ承認」の処理を促進する。暗号コンポーネントは、保護された資源への承認されたアクセスを可能にする。また、暗号コンポーネントは、コンテンツの独自の識別子を提供してもよい、例えば、デジタルオーディオファイルに対して独自の署名を取得するMD5ハッシュを採用する。暗号コンポーネントは、それ自体及び/又は同様のファシリティを含むコンポーネントコレクションにおける他のコンポーネントに伝達、及び/又は通信してもよい。暗号コンポーネントは、希望されれば安全な取引につながる制御コンポーネントを可能にする通信ネットワークにわたって情報の安全な送信を可能にする、暗号化方式をサポートする。暗号コンポーネントは、制御部で資源の安全なアクセスを容易にし、リモートシステムで保護された資源のアクセスを容易にする。すなわち、それは保護された資源のクライアント及び/又はサーバとして働いてもよい。非常に頻繁に、暗号コンポーネントは、情報サーバ、オペレーティングシステム、他のプログラムコンポーネントなどと通信する。暗号コンポーネントは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、要求、及び/又は、応答を包含、通信、生成、取得、及び/又は、提供してもよい。
【0134】
データベース
データベースコンポーネント819は、データベースとその格納データで具体化されてもよい。データベースは、CPUによって実行される格納されたプログラムコンポーネントであり、格納されたプログラムコンポーネント部分は格納データを処理するCPUを構成する。データベースは、オラクルまたはSybaseなどの従来の、耐障害性の、相関的な、拡張可能な、安全なデータベースでもよい。リレーショナルデータベースは、フラットファイルの拡張である。リレーショナルデータベースは一連の関連テーブルからなる。テーブルはキーフィールドを介して相互接続される。キーフィールドの使用は、キーフィールドについてインデックスをつけることでテーブルの結合を可能にする。すなわち、キーフィールドは、様々なテーブルからの情報を結合するディメンジョナルピボットポイントとして作用する。関係は、一般に、主キーを一致させることによってテーブル間で保持されたリンクを特定する。主キーは、リレーショナルデータベースにおけるテーブルの列を独立して特定するフィールドを示す。より正確には、それらは一対多の関係の「一」側でテーブルの列を独立して特定する。
【0135】
代替的に、データベースは、アレイ、ハッシュ、(リンクされた)リスト、構造体、構造化テキストファイル(例えば、XML)、テーブルなどの様々な標準データ構造を使用して実装されてもよい。そのようなデータ構造は、メモリ及び/又は(構造化された)ファイルに格納されてもよい。別の代替例においては、Frontier、ObjectStore、Poet、Zopeなどのオブジェクト指向データベースが使用されてもよい。オブジェクトデータベースは、共通の属性によってグループ化、及び/又は、リンク付けされた多くのオブジェクトコレクションを含むことができる。それらは、幾つかの共通の属性によって他のオブジェクトコレクションに関連付けられてもよい。オブジェクト指向データベースは、オブジェクトがデータの単なる断片ではなく既定のオブジェクト内でカプセル化された他の種類の機能性を有してもよい点を除いて、リレーショナルデータベースと同様に働く。データベースがデータ構造として実装されるなら、データベース819の使用は制御コンポーネント835などの他のコンポーネントに統合されてもよい。また、データベースは、データ構造、オブジェクト、および関係構造の組み合わせとして実装されてもよい。データベースは、標準データ処理技術を通じて無数のバリエーションで集約及び/又は分散され得る。データベースの部分(例えば、テーブル)は、エクスポート及び/又はインポートされてもよく、上に述べたように分散、及び/又は、統合されてもよい。
【0136】
ある実施例において、データベース要素819は数個のテーブル819a〜jを有する。ユーザテーブル819aは、user_id、applicant_id、firstname、lastname、address_line1、address_line2、dob、ssn、credit_check_flag、zipcode、city、state、account_params_list、account_mode、account_type、account_expiry、preferred_bank_name、preferred_branch_name、credit_reportなどのフィールドを含むことができるが、これらに限定されるものではない。ユーザテーブル819aは、制御部で、複数入力口座をサポート、及び/又は、追跡記録してもよい。クライアントテーブル819bは、client_ID、client_type、client_MAC、client_IP、presentation_format、pixel_count、resolution、screen_size、audio_fidelity、hardware_settings_list、software_compatibilities_list、installed_apps_listなどのフィールドを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。アプリテーブル819cは、app_ID、app_name、app_type、OS_compatibilities_list、version、timestamp、developer_IDなどのフィールドを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。販売者テーブル819dは、merchant_id、merchant_name、provi merchant_address、ip_address、mac_address、auth_key、port_num、security_settings_listなどのフィールドを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。イシュアテーブル819eは、account_firstname、account_lastname、account_type、account_num、account_balance_list、billingaddress_line1、billingaddress_line2、billing_zipcode、billing_state、shipping_preferences、shippingaddress_line1、shippingaddress_line2、shipping_zipcode、shipping_state、issuer_id、issuer_name、issuer_address、ip_address、mac_address、auth_key、port_num、security_settings_listなどのフィールドを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。アクワイアラテーブル819fは、account_firstname、account_lastname、account_type、account_num、account_balance_list、billingaddress_line1、billingaddress_line2、billing_zipcode、billing_state、shipping_preferences、shippingaddress_line1、shippingaddress_line2、shipping_zipcode、shipping_stateなどのフィールドを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。元帳テーブル819gは、request_id、timestamp、deposit_amount、batch_id、transaction_id、clear_flag、deposit_account、transaction_summary、payor_name、payor_accountなどのフィールドを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。取引テーブル819hは、order_id、user_id、timestamp、transaction_cost、purchase_details_list、num_products、products_list、product_type、product_params_list、product_title、product_summary、quantity、user_id、client_id、client_ip、client_type、client_model、operating_system、os_version、app_installed_flag、user_id、account_firstname、account_lastname、account_type、account_num、billingaddress_line1、billingaddress_line2、billing_zipcode、billing_state、shipping_preferences、shippingaddress_line1、shippingaddress_line2、shipping_zipcode、shipping_state、merchant_id、mearchant_name、merchant_auth_keyなどのフィールドを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。バッチテーブル819iは、applicant_firstname、applicant_lastname、applicant_address_line1、applicant_address_line2、consumer_bureau_data_list、consumer_bureau_data、applicant_clear_flag、credit_limit、credit_score、account_balances、delinquency_flag、quality_flags、batch_id、transaction_id_list、timestamp_list、cleared_flag_list、clearance_trigger_settingsなどのフィールドを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。提供テーブル819jは、offer_id、offer_name、offer−byline、maerchant_id、product_id、offer_detail_list、offer_expiry_dateなどのフィールドを含んでもよいが、これらに限定されるものではない。
【0137】
ある実施例では、データベースは他のデータベースシステムと相互に作用してもよい。例えば、分散データベースシステムを使用する場合、検索制御部コンポーネントによるクエリーおよびデータアクセスが、データベースと単一データベースエンティティとしての統合データセキュリティレイヤデータベースの組み合わせを取り扱ってもよい。
【0138】
ある実施例においては、ユーザプログラムは、制御部を更新する機能を有する様々なユーザインターフェース・プリミティブを含んでもよい。また、様々なアカウントが、制御部が仕えるクライアントの種類と環境に依存するカスタムデータベーステーブルを必要とするかもしれない。いずれの固有フィールドも、終始キーフィールドとして指定されてもよいことに留意すべきである。代替的な実施例においては、これらのテーブルは、それら自身のデータベースとそれらのそれぞれのデータベース制御部(即ち、上記テーブルの各々対する個々のデータベース制御部)に分散されている。標準データ処理技術を採用する場合、幾つかのコンピュータ構成、及び/又は、ストレージデバイスでデータベースを更に分散してもよい。同様に、分散データベース制御部の構成が、様々なデータベースコンポーネント819a〜jを統合及び/又は分散することによって、変更されてもよい。制御部は、データベース制御部を介して、各種設定、入力およびパラメータの経過を追うように構成されてもよい。
【0139】
データベースは、それ自身及び/又は類似のファシリティを含むコンポーネントコレクションにおける他のコンポーネントに伝達、及び/又は、通信してもよい。非常に頻繁に、データベースは、制御部コンポーネント、他のプログラムコンポーネントなどと通信する。データベースは、他のノードとデータに関する情報を包含、保持、及び提供してもよい。
【0140】
制御部
制御部コンポーネント835は、CPUによって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。ある実施例では、制御部コンポーネントは、前述の図面で説明した制御部の側面のいくつか及び/又は全てを組み込む。そのように、制御部は、様々な通信ネットワークを介して、情報、サービス、取引などのアクセス、取得および提供に影響を与える。
【0141】
制御部コンポーネントは、制御部コンポーネントを介する製品コードスナップショットを、リアルタイム提供駆動電子購入取引通知などと制御部の使用に変えてもよい。ある実施例では、制御部コンポーネント835は、入力(例えば、製品識別子401、購入指示(410参照)、製品識別子およびユーザ識別子501、購入入力611、イシュアサーバデータ620、ユーザデータ625、バッチデータ639、イシュアサーバデータ647など)等を要し、様々なコンポーネント(例えば、mPPTコンポーネント841、POSコンポーネント842、CTEコンポーネント843など)を介した上記入力を、出力(例えば、製品情報表示部405、購入確認表示部425、そのままの製品情報530、製品情報およびプロモーション情報535、購入確認領収書570、承認メッセージ627、取引データ630、承認メッセージ631〜632、バッチ付加データ634、購入領収書635、取引データ645、資金振替メッセージ652〜653など)に変換する。
【0142】
ノード間の情報のアクセスを可能とする制御部コンポーネントは、標準開発ツール及び言語を使用することで開発されてもよい。ある実施例では、制御部サーバは、通信を暗号化する復号化及び暗号サーバを採用する。制御部コンポーネントは、それ自身、及び/又は同様のファシリティを含むコンポーネントコレクションにおける他のコンポーネントに伝達、及び又は通信してもよい。非常に頻繁に、制御部コンポーネントは、制御部データベース、オペレーティングシステム、他のプログラムコンポーネントなどと通信する。制御部、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び又は、データ通信、要求、及び/又は、返答を包含、通信、生成、取得、及び/又は提供してもよい。
【0143】
分散制御部
ノード制御部コンポーネントのいずれかの構造及び/又は作用は、開発及び/又は配置を容易にする幾つかの方法で結合、統合、及び/又は、分散されるようにしてもよい。同様に、コンポーネントコレクションは、開発及び/又は配置を容易にする幾つかの方法で結合されてもよい。これを達成するために、コンポーネントを、共通のコードベースに統合したり、統合された方法で必要に応じて動的にコンポーネットをロードできるファシリティに統合したりできる。
【0144】
コンポーネントコレクションは、標準データ処理及び/又は開発技術を通じて無数のバリエーションで集約及び/又は分散され得る。プログラムコンポーネントコレクションにおけるいずれか一つのプログラムコンポーネントの多数のインスタンスは、負荷バランス及び/又はデータ処理技術を通じてパフォーマンスを向上する単一のノード、及び/又は多数のノードで作成されてもよい。更に、一つのインスタンスが、複数の制御部及び/又は記憶装置(例えば、データベース)で分散されてもよい。一斉に稼働する、全てのプログラムコンポーネントインスタンス及び制御部は、標準データ処理通信技術を通じて成されてもよい。
【0145】
制御部の構成は、システム開発の状況に依存するだろう。予算、容量、位置、及び/又は基底ハードウェア資源の使用などの(これらに限定されない)要因は、配置要件と構成に影響を与えるかもしれない。構成がより整理及び/又は統合されたプログラムコンポーネントになるか、より分散された一連のプログラムコンポーネントになるか、及び/又は、統合および分散された構成の幾つかの組み合わせとなるかに関わらず、データは通信、取得、及び/又は、提供されてもよい。プログラムコンポーネントコレクションから共通コードベースに統合されたコンポーネントのインスタンスは、データを通信、取得、及び/又は、提供してもよい。これは、データレフェレンシング(例えば、ポインタ)、内部メッセージング、オブジェクトインスタンス変数通信、共有メモリスペース、変数交換などの(これらに限定されない)アプリケーション内データ処理通信技術を通じて成されてもよい。
【0146】
コンポーネント・コレクション・コンポーネントが互いに個別、別個、及び/又は、外部にあるならば、データを他のコンポーネントとの間で、送受信、取得、及び/又は提供することは、アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)情報経過、(分散)コンポーネントオブジェクトモデル((D)COM)、(分散)オブジェクトのリンクと埋め込み((D)OLE)など)、共通オブジェクト・リクエスト・ブローカー・アーキテクチャ(CORBA)、ジニーローカル及びリモート・アプリケーション・プログラム・インターフェース、JavaScript Object Notation (SON)、遠隔メソッド呼び出し(RMI)、SOAP、プロセスパイプ、共有ファイルなどの(これらに限定されない)アプリケーション内データ処理通信技術を通じて達成されてもよい。アプリケーション内通信についての個別部品コンポーネント間、又はアプリケーション内通信についての単一コンポーネントのメモリスペース内で送信されるメッセージは、文法の作成と解析を通じて簡易にされ得る。文法は、文法生成及び機能解析を可能にするlex、yacc、XMLなどの開発ツールを使用して開発されてもよく、それは次々にコンポーネント内およびコンポーネント間で通信メッセージの基礎を形成し得る。
【0147】
図9は、ある実施例に従ったプロセスのフローチャートである。プロセス900は、コンピュータ又は他の装置によって実行可能である。動作901において、潜在的な購入品の製品識別子が、モバイルデバイスにより小売店での製品識別子の本人による撮影によって取得され、動作902において、潜在的な購入品の価格が、その小売店と関係付けられたデータベースから決定される。動作903において、潜在的な購入品を購買者の口座に課金する購買者からの同意を表すインターフェース要素(例えば、ボタン)が、モバイルデバイス上に表示される。動作904において、第1のリスクスコアが、潜在的な購入品の価格に基づいて算出される。動作905において、第1のリスクスコアが閾値と比較される。動作906において、第1のリスクスコアと閾値との比較に基づいて、購買者とカスタマーサービス係のビデオチャットセッションを開始するインターフェース要素を有するメッセージがサーバからモバイルデバイスに送信される。動作907において、購買者によるメッセージにおけるインターフェース要素の選択に基づいて、ビデオチャットセッションが開始される。動作908において、第1のリスクスコアとビデオチャットセッションの開始に基づいて、第2のリスクスコアが算出される。動作909において、当該品物の承認された購入についての電子領収書が、モバイルデバイスで受信される。
【0148】
図10は、ある実施例に従ったプロセスのフローチャートである。プロセス1000は、コンピュータ又は他の装置によって実行可能である。動作1001において、小売店での購買者のモバイルデバイスによる製品識別子の本人による撮影に基づいて、潜在的な購入品の製品識別子が取得される。動作1002において、潜在的な購入品に対し、小売店に関係付けられた販売者が識別される。動作1003において、潜在的な購入品の価格が、販売者に基づいて決定される。動作1004において、モバイルデバイスを使用して、当該品物を購入する購買者からの同意が取得される。動作1005において、モバイルデバイスを使用して、購買者の同意に基づく潜在的な購入品に対する、識別された販売者との購入取引が開始される。動作1006において、販売者検証可能コードを有する、購入取引に基づく電子領収書がモバイルデバイスで受信される。動作1007において、モバイルデバイスが小売店のリーダに近接している間に、モバイルデバイスから検証可能コードが作成される(例えば、表示、無線送信される)。動作1008において、検証可能コードが有効である旨の表示が受信され、購買者が当該品物を持って小売店を出るのを許可する。
【0149】
図11は、ある実施例に従ったプロセスのフローチャートである。プロセス1100は、コンピュータ又は他の装置によって実行可能である。動作1101において、小売店で購買者のモバイルデバイスによって製品識別子の本人による撮影に基づいて、潜在的な購入品の製品識別子が取得される。動作1102において、潜在的な購入品の価格が決定される。動作1103において、購買者の口座に課金する同意が購買者から受信される。動作1104において、購買者の口座に品物の購入が課金される。動作1105において、口座課金が成功した旨の表示が受信される。動作1106において、領収された旨の表示に基づいて、検証可能コードを有する電子領収書が生成される。動作1107において、購買者のモバイルデバイスに、電子領収書が送信される。動作1108において、検証可能コードが、モバイルデバイスから読み取られる。動作1109において、モバイルデバイスから読み取られた検証可能コードが有効であると検証される。動作1110において、購買者が品物を持って小売店を出るのを許可するために、検証可能コードが有効である旨の表示が送信される。
【0150】
図12は、ある実施例に従ったプロセスのフローチャートである。プロセス1200は、コンピュータ又は他の装置によって実行可能である。動作1201において、購買者の第1の支払口座から販売者への支払いに対するアクワイアラからの承認要求が領収される。動作1202において、承認要求の受信に基づいて、購買者に関係付けられた第2の支払口座を使う提案が決定される(例えば、購買者のイシュアの中でオークションされる)。動作1203において、決定された提案が購買者に送信される。動作1204において、当該提案の選択が購買者から受信される。動作1205において、購買者の第2の支払口座からの支払いを要求するために、承認要求が修正される。動作1206において、修正された承認要求が、第2の支払口座に関係付けられたイシュアに送信される。
【0151】
図13は、ある実施例に従ったプロセスのフローチャートである。プロセス1300は、コンピュータ又は他の装置によって実行可能である。動作1301において、第1の承認要求が、購買者の支払口座から第1の販売者への支払に対してアクワイアラから受信される。動作1302において、購入予定の品物の製品識別子が領収される。動作1303において、第1の承認要求の受信と受信した製品識別子に基づいて第2の販売者からの競合品の提案が決定される。動作1304において、提案が購買者に送信される。動作1305において、提案の選択が購買者から受信される。動作1306において、受信された選択に基づいて、第1の承認要求が取り消される。動作1307において、購買者の支払口座から、当該提案の第2の販売者への支払に対する第2の承認要求が生成される。動作1308において、第2の承認要求が、支払口座に関係付けられたイシュアに送信される。
【0152】
図14は、ある実施例に従ったプロセスのフローチャートである。プロセス1400は、コンピュータ又は他の装置によって実行可能である。動作1401において、小売店での購買者のモバイルデバイスによる製品識別子の本人による撮影によって、潜在的な購入品の製品識別子が取得される。動作1402において、潜在的な購入品の価格が決定される(例えば、データベースから調べられる)。動作1403において、購買者の口座に課金をする同意が購買者から受信される。動作1404において、当該口座に品物の購入が課金される。動作1405において、当該口座の課金が成功した旨の表示が受信される。動作1406において、品物が自由に小売店から出られる旨の表示が盗難防止システムに送信される。動作1407において、販売者検証可能コードを有する電子領収書がモバイルデバイスに送信される。
【0153】
上述したように、本発明は、コンピュータソフトウェアをモジュール又は統合された方式で使用する制御論理形式で実行されてもよいことを留意すべきである。ここで提供された開示と教示に基づいて、当業者は、ハードウェアやハードウェアとソフトウェアの組み合わせを使用して本発明を実行する他の方法及び/又は手法を理解するだろう。
【0154】
ソフトウェアのコンポーネントやこのアプリケーションで表現される機能のいずれもが、例えば、Java、C++やPerl(例えば、従来の又はオブジェクト指向の技術)などの幾つかの適切なコンピュータ言語を使用して、プロセッサで実行されるソフトウェアコードとして実行されてもよい。ソフトウェアコードは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気媒体(ハードドライブやフロッピー(登録商標)ディスクなど)、光学媒体(CD−ROMなど)などのコンピュータ読取可能な媒体で、一連の指示や命令として保存されてもよい。そのような読取可能な媒体のいずれも、一つのコンピュータによる装置上又は装置内に備えられてもよく、システムやネットワーク内の異なるコンピュータによる装置上又は装置内にあってもよい。
【0155】
本説明は、例示的で制限的ではない。本発明の多くの変形例が、上記開示を検討すれば、当業者に明らかになるだろう。従って、本発明の範囲は、本説明を参照して決定されるべきでなく添付のクレーム(それらの最大の範囲または均等物)を参照して決定されるべきである。
【0156】
ある実施例からの一つ以上の特徴は、本発明の範囲から逸脱せずに、どの他の実施例の一つ以上の特徴と組み合わされてもよい。
【0157】
「a」、「an」、又は「the」の記述は、特にそうでないと指示しない限り、「one or more」を意味することを意図している。
【0158】
全ての特許、特許出願、公報、及び上述の説明は、全ての目的に対してその内容全体を参考として本明細書に組み込まれる。いずれも従来技術とは認められない。