(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-107344(P2017-107344A)
(43)【公開日】2017年6月15日
(54)【発明の名称】スケール定規表示制御装置、スケール定規表示制御方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20130101AFI20170519BHJP
G06F 3/0484 20130101ALI20170519BHJP
G09B 29/10 20060101ALI20170519BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06F3/0484 150
G09B29/10 A
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2015-239789(P2015-239789)
(22)【出願日】2015年12月9日
(71)【出願人】
【識別番号】516207757
【氏名又は名称】株式会社中村建築設計事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100169775
【弁理士】
【氏名又は名称】橘 祐史
(72)【発明者】
【氏名】中村耕三
【テーマコード(参考)】
2C032
5E555
【Fターム(参考)】
2C032HB02
2C032HC13
2C032HC27
5E555AA21
5E555AA23
5E555AA25
5E555AA26
5E555AA28
5E555BA01
5E555BA02
5E555BA85
5E555BA86
5E555BA90
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5E555BB02
5E555BC08
5E555CB45
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5E555CC22
5E555CC24
5E555CC25
5E555CC26
5E555CC30
5E555DB18
5E555DB55
5E555DB56
5E555DB60
5E555DC09
5E555DC13
5E555DC19
5E555DC25
5E555DC26
5E555DC27
5E555DC28
5E555DC30
5E555DC63
5E555DC72
5E555DC74
5E555DC84
5E555DD07
5E555FA00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】表示画面上において表示物の距離を正確かつ容易に把握することができるスケール定規表示制御装置、スケール定規表示制御方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】スケール定規表示制御装置1のスケール定規表示部40は、表示画面上に表示物の距離を把握するスケール定規表示を表示する。スケール定規表示移動部50は、スケール定規表示を移動させる。スケール定規表示を表示物の近傍に移動させて、表示画面上の表示物の距離を正確かつ容易に把握することができる。スケール定規表示部40は、表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して新たなスケール定規表示を表示させる。表示物に予め含まれるスケール定規表示を利用して移動可能な新たなスケール定規表示を容易に生成する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示を表示させるスケール定規表示部と、
前記スケール定規表示を前記表示画面上で移動させるスケール定規表示移動部と、を有することを特徴とするスケール定規表示制御装置。
【請求項2】
前記スケール定規表示部は、前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として表示させることを特徴とする請求項1に記載のスケール定規表示制御装置。
【請求項3】
前記表示物に予め含まれるスケール定規表示を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、前記表示画面上において所定の領域を設定する領域設定部と、前記記憶部に記憶された識別情報が前記領域設定部に設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断部と、を更に有し、
前記スケール定規表示部は、前記スケール定規表示判断部が前記領域に前記識別情報を含むと判断したときに、前記予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して前記表示画面上に前記新たなスケール定規表示を表示させることを特徴とする請求項2に記載のスケール定規表示制御装置。
【請求項4】
前記スケール定規表示は、所定の長さを有する図形表示および該図形表示の長さに対応する距離を数値表示する距離数値表示を含むとともに、前記識別情報は、前記図形表示の識別情報および前記距離数値表示の識別情報を含むことを特徴とする請求項3に記載のスケール定規表示制御装置。
【請求項5】
前記スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部を更に有することを特徴とする請求項4に記載のスケール定規表示制御装置。
【請求項6】
前記スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において図形表示の寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて前記距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部を更に有することを特徴とする請求項4に記載のスケール定規表示制御装置。
【請求項7】
表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示を表示させるスケール定規表示ステップと、
前記スケール定規表示を前記表示画面上で移動させるスケール定規表示移動ステップと、を有することを特徴とするスケール定規表示制御方法。
【請求項8】
前記スケール定規表示ステップは、前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として表示させるステップとすることを特徴とする請求項7に記載のスケール定規表示制御方法。
【請求項9】
前記表示物に予め含まれるスケール定規表示を識別するための識別情報を記憶する記憶ステップと、前記表示画面上において所定の領域を設定する領域設定ステップと、前記記憶ステップにおいて記憶された識別情報が前記領域設定ステップにおいて設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断ステップと、を更に有し、
前記スケール定規表示ステップは、前記スケール定規表示判断ステップにおいて前記領域に前記識別情報を含むと判断されたときに、前記予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して前記表示画面上に前記新たなスケール定規表示を表示させるステップとすることを特徴とする請求項8に記載のスケール定規表示制御方法。
【請求項10】
前記スケール定規表示は、所定の長さを有する図形表示および該図形表示の長さに対応する距離を数値表示する距離数値表示を含むとともに、前記識別情報は、前記図形表示の識別情報および前記距離数値表示の識別情報を含むことを特徴とする請求項9に記載のスケール定規表示制御方法。
【請求項11】
前記スケール定規表示ステップにより表示されたスケール定規表示において距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更ステップを更に有することを特徴とする請求項10に記載のスケール定規表示制御方法。
【請求項12】
前記スケール定規表示ステップにより表示されたスケール定規表示において図形表示の寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて前記距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更ステップを更に有することを特徴とする請求項10に記載のスケール定規表示制御方法。
【請求項13】
コンピュータを、
表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示を表示させるスケール定規表示部と、
前記スケール定規表示を前記表示画面上で移動させるスケール定規表示移動部として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項14】
前記スケール定規表示部を、前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として表示させる機能部として機能させることを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
【請求項15】
前記コンピュータを、
前記表示物に予め含まれるスケール定規表示を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、前記表示画面上において所定の領域を設定する領域設定部と、前記記憶部に記憶された識別情報が前記領域設定部に設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断部として更に機能させるとともに、
前記スケール定規表示部を、前記スケール定規表示判断部が前記領域に前記識別情報を含むと判断したときに、前記予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して前記表示画面上に前記新たなスケール定規表示を表示させる機能部として機能させることを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
【請求項16】
前記スケール定規表示は、所定の長さを有する図形表示および該図形表示の長さに対応する距離を数値表示する距離数値表示を含むとともに、前記識別情報は、前記図形表示の識別情報および前記距離数値表示の識別情報を含むことを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
【請求項17】
前記コンピュータを、
前記スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部として更に機能させることを特徴とする請求項16に記載のプログラム。
【請求項18】
前記コンピュータを、
前記スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において図形表示の寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて前記距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部として更に機能させることを特徴とする請求項16に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スケール定規表示制御装置、スケール定規表示制御方法、およびプログラムに関し、特に表示画面上において表示物における距離を把握するためのスケール定規表示を表示させるスケール定規表示制御装置、スケール定規表示制御方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータの表示画面には各種の表示物が表示され、表示物には文字情報や図形情報等の表示物が含まれる。図形情報には、例えばインターネットシステムを利用して表示される地図情報があり、この地図情報には一般にスケール定規表示が含まれている。スケール定規表示には、例えば、図形表示や距離数値表示が含まれる。このような技術は例えば特許文献1に開示される技術が参照される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−019955号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した地図情報をユーザーが参照する際には、目的地の位置や道順を把握する他、如何なる距離かを把握することもしばしば行われる。このように距離を把握する際には、通常、表示画面上にあるスケール定規表示の図形表示の長さと距離数値表示との関係から、目的地まで如何なる距離かを目視で推測して行う。しかしながらこのような距離の把握は正確性を欠くばかりか、いちいち距離を推測しなければならず極めて煩雑であり、ユーザーから強く改善が求められていた。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、表示画面上において表示物の距離を正確かつ容易に把握することができるスケール定規表示制御装置、スケール定規表示制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、スケール定規表示制御装置に係る請求項1の発明は、表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示を表示させるスケール定規表示部と、スケール定規表示を表示画面上で移動させるスケール定規表示移動部と、を有することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示を表示させるスケール定規表示部と、スケール定規表示を表示画面上で移動させるスケール定規表示移動部と、を有することとしたので、表示画面上においてスケール定規表示を表示させるとともに、該スケール定規表示を移動させることができる。これにより、表示画面上においてスケール定規表示を表示物の近傍に移動させて距離を把握することができる等、表示画面上における表示物の距離を正確かつ容易に把握することができる。
【0008】
スケール定規表示部は、表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として表示させることとすれば、表示物に予め含まれるスケール定規表示を利用して移動可能な新たなスケール定規表示を容易に生成することができる(請求項2)。
【0009】
表示物に予め含まれるスケール定規表示を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、表示画面上において所定の領域を設定する領域設定部と、記憶部に記憶された識別情報が領域設定部に設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断部と、を更に有し、スケール定規表示部は、スケール定規表示判断部が領域に識別情報を含むと判断したときに、予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して表示画面上に新たなスケール定規表示を表示させることとすれば、確実にスケール定規表示の複製データを生成することができる(請求項3)。
【0010】
スケール定規表示は、所定の長さを有する図形表示および該図形表示の長さに対応する距離を数値表示する距離数値表示を含むとともに、識別情報は、図形表示の識別情報および距離数値表示の識別情報を含むこととすることができる(請求項4)。
【0011】
スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部を更に有することとすれば、より詳しくは、スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において図形表示の寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部を更に有することとすれば、表示画面上における表示物の寸法や形状に対応させてスケール定規表示を変更させることができ、表示画面上における表示物の距離を更に正確かつ容易に把握することができる(請求項5、請求項6)。
【0012】
上記目的を達成するために、スケール定規表示制御方法に係る請求項7の発明は、表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示を表示させるスケール定規表示ステップと、スケール定規表示を表示画面上で移動させるスケール定規表示移動ステップと、を有することを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示を表示させるスケール定規表示ステップと、スケール定規表示を表示画面上で移動させるスケール定規表示移動ステップと、を有することとしたので、表示画面上においてスケール定規表示を表示させるとともに、該スケール定規表示を移動させることができる。これにより、表示画面上においてスケール定規表示を表示物の近傍に移動させて距離を把握することができる等、表示画面上における表示物の距離を正確かつ容易に把握することができる。
【0014】
スケール定規表示ステップは、表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示を表示させるステップとすることとすれば、表示物に予め含まれるスケール定規表示を利用して移動可能な新たなスケール定規表示を容易に生成することができる(請求項8)。
【0015】
表示物に予め含まれるスケール定規表示を識別するための識別情報を記憶する記憶ステップと、表示画面上において所定の領域を設定する領域設定ステップと、記憶ステップにおいて記憶された識別情報が領域設定ステップにおいて設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断ステップと、を更に有し、スケール定規表示ステップは、スケール定規表示判断ステップにおいて領域に識別情報を含むと判断されたときに、予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して表示画面上に新たなスケール定規表示を表示させるステップとすることとすれば、確実にスケール定規表示の複製データを生成することができる(請求項9)。
【0016】
スケール定規表示は、所定の長さを有する図形表示および該図形表示の長さに対応する距離を数値表示する距離数値表示を含むとともに、識別情報は、図形表示の識別情報および距離数値表示の識別情報を含むこととすることができる(請求項10)。
【0017】
スケール定規表示ステップにより表示されたスケール定規表示において距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更ステップを更に有することとすれば、より詳しくは、スケール定規表示ステップにより表示されたスケール定規表示において図形表示の寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更ステップを更に有することとすれば、表示画面上における表示物の寸法や形状に対応させてスケール定規表示を変更させることができ、表示画面上における表示物の距離を更に正確かつ容易に把握することができる(請求項11、請求項12)。
【0018】
上記目的を達成させるためにプログラムに係る請求項13の発明は、コンピュータを、表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示を表示させるスケール定規表示部と、スケール定規表示を表示画面上で移動させるスケール定規表示移動部として機能させることを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、コンピュータを、表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示を表示させるスケール定規表示部と、スケール定規表示を表示画面上で移動させるスケール定規表示移動部として機能させることとしたので、表示画面上においてスケール定規表示を表示させるとともに、該スケール定規表示を移動させることができる。これにより、表示画面上においてスケール定規表示を表示物の近傍に移動させて距離を把握することができる等、表示画面上における表示物の距離を正確かつ容易に把握することができる。
【0020】
スケール定規表示部を、表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として表示させる機能部として機能させることとすれば、表示物に予め含まれるスケール定規表示を利用して移動可能な新たなスケール定規表示を容易に生成することができる(請求項14)。
【0021】
コンピュータを、表示物に予め含まれるスケール定規表示を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、表示画面上において所定の領域を設定する領域設定部と、記憶部に記憶された識別情報が領域設定部に設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断部として更に機能させるとともに、スケール定規表示部を、スケール定規表示判断部が領域に識別情報を含むと判断したときに、予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して表示画面上に新たなスケール定規表示を表示させる機能部として機能させることとすれば、確実にスケール定規表示の複製データを生成することができる(請求項15)。
【0022】
スケール定規表示は、所定の長さを有する図形表示および該図形表示の長さに対応する距離を数値表示する距離数値表示を含むとともに、識別情報は、図形表示の識別情報および距離数値表示の識別情報を含むこととすることができる(請求項16)。
【0023】
コンピュータを、スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部として更に機能させることとすれば、より詳しくは、コンピュータを、スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において図形表示の寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部として更に機能させることとすれば、表示画面上における表示物の寸法や形状に対応させてスケール定規表示を変更させることができ、表示画面上における表示物の距離を更に正確かつ容易に把握することができる(請求項17、請求項18)。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、表示画面上において表示物の距離を正確かつ容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明の実施形態を示すスケール定規表示制御装置の構成を示すブロック図である。
【
図2】同スケール定規表示制御装置におけるスケール定規表示の表示制御方法を説明するための図である。
【
図3】同スケール定規表示制御装置の記憶部に記憶されたデータを説明するための図である。
【
図4】同スケール定規表示制御装置におけるスケール定規表示の表示制御方法を説明するための
図2に続く図である。
【
図5】同スケール定規表示制御装置におけるスケール定規表示の表示制御方法を説明するための
図4に続く図である。
【
図6】同スケール定規表示制御装置におけるスケール定規表示の表示制御方法を説明するための
図5に続く図である。
【
図7】同スケール定規表示制御装置におけるスケール定規表示の表示制御方法を説明するための
図6に続く図である。
【
図8】同スケール定規表示制御装置におけるスケール定規表示の表示制御方法を説明するための
図7に続く図である。
【
図9】同スケール定規表示制御装置におけるスケール定規表示の表示制御方法を説明するための
図8に続く図である。
【
図10】スケール定規表示の図形表示が曲線である場合の距離数値表示の演算方法を説明するための図である。
【
図11】同スケール定規表示制御装置におけるスケール定規表示の制御動作を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態を示すスケール定規表示制御装置1の構成を示すブロック図である。同図を参照して本発明の概要を説明すると、本発明のスケール定規表示制御装置1は、記憶部10、領域設定部20、スケール定規表示判断部30、スケール定規表示部40、スケール定規表示移動部50、およびスケール定規表示変更部60の各機能部から構成されている。スケール定規表示制御装置1は、コンピュータとしての一般的構成を備えており、CPU、メモリ、ハードディスク、表示装置(ディスプレー)、および入力装置(キーボード、マウス)からなる。
【0027】
すなわち、スケール定規表示制御装置1は、各機能部が相互に機能することにより、
図2に示すように、表示画面2上における表示物2a(以下、表示画面2上における表示物2aは、単に表示物2aとする場合がある)の表示制御より詳しくはスケール定規表示3の表示制御を行うことができる。表示画面2は、例えばインターネットにより接続されて閲覧されるウェブ画面を含み、スケール定規表示3の表示制御は、ウェブ画面上においても行うことができる。
【0028】
スケール定規表示3は、表示物2aの距離を把握する機能を有しており、表示物2aに予め含まれている。スケール定規表示3は、図形表示3aおよび距離数値表示3bを含んでおり、図形表示3aは、直線部分を有し、かつ、所定の長さLを有し、距離数値表示3bは、図形表示3aの長さLに対応する距離X(例えば400m、1km、・・・)を数値表示する。距離Xは、地図等の表示物2aの実際の距離に対応するものとする。
【0029】
記憶部10は、表示物2aに予め含まれるスケール定規表示3を識別するための識別情報70,80を記憶する機能を有している。
図3に示すように、識別情報70,80は、図形表示3aの識別情報70および距離数値表示3bの識別情報80を含む。つまり、図形表示3aの識別情報70は、例えば「H型の直線」等、スケール定規表示3に一般的に用いられる図形の特徴情報を含み、距離数値表示3bの識別情報80は、例えば「m」、「km」等の距離を示す単位情報が含まれる。
【0030】
領域設定部20は、
図4に示すように、表示画面2上において所定の領域20aの設定を行う機能を有している。領域設定部20は、例えば、ユーザーが入力装置を介して表示画面2上のスケール定規表示3を包含するように領域20aの指定を行うことにより、該指定に対応させて領域20aの設定を行うことができる。
【0031】
スケール定規表示判断部30は、記憶部10に記憶された識別情報70,80を読み出して入力するとともに、読み出した識別情報70,80が領域設定部20により設定された領域20aに含まれているか否か、つまりスケール定規表示3が含まれているか否かを判断する機能を有している。
【0032】
すなわち、スケール定規表示判断部30は、識別情報70,80が含まれていると判断した場合には、
図5に示すように、設定された領域20a内におけるスケール定規表示3を特定する(特定されたスケール定規表示3は、例えば、
図5に示すように、点線で表示される)。
【0033】
このスケール定規表示3の特定は、より詳しくは、図形表示の識別情報70に対応する図形表示3a(例えば、H型直線)と、距離数値表示の識別情報80に対応する距離数値表示3bつまり距離を示す単位情報(例えば、m)および該単位情報から所定の距離内にある数値情報(例えば、400)と、を特定して行う。
【0034】
スケール定規表示部40は、表示物2aに予め含まれるスケール定規表示3を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示4として表示させる機能を有している。新たなスケール定規表示4も図形表示4aおよび距離数値表示4bを含み、表示画面2上に予め含まれるスケール定規表示3と同様に表示物2aの距離を把握する機能を有している。
【0035】
すなわち、スケール定規表示部40は、スケール定規表示判断部30が領域20aに識別情報70,80を含むと判断しスケール定規表示3を特定したときに、領域20aにおけるスケール定規表示3の複製データを生成して新たなスケール定規表示4を表示する。
【0036】
スケール定規表示移動部50は、
図6に示すように、新たなスケール定規表示4を表示画面2上で移動させる機能を有している。スケール定規表示移動部50は、例えば、ユーザーが入力装置を介して新たなスケール定規表示4の移動方向および移動量を指定することにより、該指定に対応して新たなスケール定規表示4を移動させることができる。スケール定規表示移動部50は、
図7に示すように、新たなスケール定規表示4を異なる別の表示画面5上に移動させて表示する機能も有している。
【0037】
スケール定規表示変更部60は、スケール定規表示部40により表示された新たなスケール定規表示4において、距離数値表示4bの変更、より詳しくは、図形表示4aの寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて距離数値表示4bの変更を行う機能を有している。
【0038】
すなわち、スケール定規表示変更部60は、例えば、
図8に示すように、ユーザーが入力装置を介して表示物2a(例えば地図)の寸法に対応させて新たなスケール定規表示4の寸法をLからMに変更(拡大)させたとき、以下の数1に基づいて、変更した寸法Mに対応させて、スケール定規表示4の距離数値表示4b(距離数値表示Y)を変更することができる。
[数1]
Y=X×(M/L)
【0039】
また、スケール定規表示変更部60は、例えば、
図9に示すように、ユーザーが入力装置を介して表示物2a(例えば地図)の形状に対応させて新たなスケール定規表示4における図形表示4aの形状を変更させたとき、変更した形状に対応させてスケール定規表示4の距離数値表示4bの変更を行う機能を有している。すなわち、スケール定規表示変更部60は、新たなスケール定規表示4の形状を例えば直線から曲線に変更することができる等、表示物2aの形状に対応するように、新たなスケール定規表示4の形状を各種の形状に変更させて距離数値表示4bの変更を行うことができる。
【0040】
なお、曲線に変更したときの距離数値表示4b(距離数値表示Y)は、
図10に示すように、曲線を複数の区間1〜nに分割し(
図10(a))、分割した区間1〜nごとに曲線部分Z1〜Znをそれぞれ直線近似し(
図10(b))、更に、近似したすべての直線部分の長さを積算して行う。
【0041】
以上の如く構成されたスケール定規表示制御装置1の各機能部は、プログラム100をインストールして実行することによりその機能を果たす。
【0042】
すなわち、スケール定規表示制御装置1は、上述のようにコンピュータとしての一般的構成を備え、プログラム100は、スケール定規表示制御装置1のコンピュータを、表示物2aの距離を把握するためのスケール定規表示4を表示画面2上で表示させるスケール定規表示部40と、スケール定規表示4を表示画面2上で移動させるスケール定規表示移動部50として機能させることができ、より詳しくは、スケール定規表示部40を、表示物2aに予め含まれるスケール定規表示3を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示4として表示させる機能部として機能させることができる。
【0043】
また、プログラム100は、スケール定規表示制御装置1のコンピュータを、表示物2aに予め含まれるスケール定規表示3を識別するための識別情報70,80を記憶する記憶部10と、表示画面2上において所定の領域20aを設定する領域設定部20と、記憶部10に記憶された識別情報70,80が領域設定部20に設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断部30として更に機能させるとともに、スケール定規表示部40を、スケール定規表示判断部30が領域20aに識別情報70,80を含むと判断したときに、予め含まれるスケール定規表示3の複製データを生成して表示画面2上に新たなスケール定規表示4を表示させる機能部として機能させることができる。なお、スケール定規表示3は、所定の長さLを有する図形表示3aおよび該図形表示3aの長さLに対応する距離を表示する距離数値表示3bを含むとともに、識別情報70,80は、図形表示3aの識別情報70および距離数値表示3bの識別情報80を含むこととすることができる。
【0044】
更に、プログラム100は、スケール定規表示制御装置1のコンピュータを、スケール定規表示部40により表示された新たなスケール定規表示4において距離数値表示4bの変更を行うスケール定規表示変更部4b、より詳しくは、プラグラム100は、スケール定規表示制御装置1のコンピュータを、スケール定規表示部40により表示された新たなスケール定規表示4において図形表示4aの寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて距離数値表示4bの変更を行うスケール定規表示変更部60、として更に機能させることができる。
【0045】
次に、スケール定規表示制御装置1による動作フローを
図11のフローチャートに基づいて詳細に説明する。スケール定規表示制御装置1による動作はプログラム100を実行することにより行われる。
【0046】
すなわち、まず、ステップS10において、表示物2aに予め含まれるスケール定規表示3を識別するための識別情報70,80を記憶部10に記憶させる(
図3、記憶ステップ)。
【0047】
次いで、ステップS20において、領域設定部20が、表示画面2上において領域20aの設定を行う。この領域20aの設定は、表示画面2上に予め含まれるスケール定規表示3を包含するように行う(
図4、領域設定ステップ)。
【0048】
続いて、ステップS30において、スケール定規表示判断部30が、記憶部10に記憶された識別情報70,80を読み出すとともに、ステップS40において、スケール定規表示判断部30が、領域20a内にスケール定規表示3が含まれているか否かを判断する。次いで、スケール定規表示判断部30が、領域20a内にスケール定規表示3が含まれていると判断する場合は、ステップS50において、スケール定規表示判断部30が、領域20a内におけるスケール定規表示3を特定する(
図5、スケール定規表示判断ステップ)。
【0049】
次に、ステップS60において、スケール定規表示部40が、スケール定規表示3を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示4として表示させる(スケール定規表示ステップ)。
【0050】
続いて、ステップS70において、スケール定規表示移動部50が、新たなスケール定規表示4を表示画面2上で移動させる(
図6)。または、スケール定規表示移動部50は、新たなスケール定規表示4を異なる別の表示画面5上に移動させて表示する(
図7、スケール定規表示移動ステップ)。
【0051】
次いで、ステップS80において、スケール定規表示変更部60が、距離数値表示4bの変更を行う、より詳しくは、表示物2aの寸法および/または形状に対応させて、スケール定規表示変更部60が、新たなスケール定規表示4の図形表示4aの寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて距離数値表示4bの変更を行う(
図8、
図9、スケール定規表示変更ステップ)。
【0052】
以上説明したように、本発明によれば、表示物2aにおける距離を把握するためのスケール定規表示4を表示画面2上で表示させるスケール定規表示部40もしくはスケール定規表示ステップと、スケール定規表示4を表示画面2上で移動させるスケール定規表示移動部50もしくはスケール定規表示移動ステップと、を有することとしたので、表示画面2上においてスケール定規表示4を表示させるとともに、該スケール定規表示4を移動させることができる。これにより、スケール定規表示4を表示物2aの近傍に移動させて距離を把握することができる等、表示物2aの距離を正確かつ容易に把握することができる。
【0053】
また、スケール定規表示部40もしくはスケール定規表示ステップは、表示物2aに予め含まれるスケール定規表示3を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール表示4として表示させることとしたので、表示物2aに予め含まれるスケール定規表示3を利用して移動可能な新たなスケール定規表示4を容易に生成することができる。
【0054】
更に、表示物2aに予め含まれるスケール定規表示3を識別するための識別情報70,80を記憶する記憶部10もしくは記憶ステップと、表示画面2上において所定の領域20aを設定する領域設定部20もしくは領域設定ステップと、記憶部10に記憶された識別情報70,80が領域設定部20に設定された領域20aに含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断部30もしくはスケール定規表示判断ステップと、を更に有し、スケール定規表示部40もしくはスケール定規表示ステップは、スケール定規表示判断部30が領域20aに識別情報70,80を含むと判断したときに、予め含まれるスケール定規表示3の複製データを生成して表示画面2上に新たなスケール定規表示4を表示させることとしたので、確実にスケール定規表示3の複製データを生成することができる。
【0055】
更にまた、スケール定規表示部40もしくはスケール定規表示ステップにより表示されたスケール定規表示4において、距離数値表示4bの変更を行うスケール定規表示変更部60もしくはスケール定規表示変更ステップを更に有することとしたので、より詳しくは、図形表示4aの寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて距離数値表示4bの変更を行うスケール定規表示変更部60もしくはスケール定規表示変更ステップを更に有することとしたので、表示物2aの寸法や形状に対応させてスケール定規表示4を変更させることができ、表示物2aの距離を更に正確かつ容易に把握することができる。
【0056】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることなく特許請求の範囲を逸脱しない範囲内において各種の変形実施、応用実施が可能であることは勿論である。
【0057】
すなわち、上述した実施形態にあっては、表示物2aに予め含まれるスケール定規表示3の複製データを生成して新たなスケール定規表示4を表示させ、これを移動させることとしているが、表示物2aに予め含まれるスケール定規表示3を移動させることとしたり、スケール定規表示3を複製することなく新たなスケール表示4を表示させ移動させることとしても所要の技術的効果を奏する。
【0058】
また、上述した実施形態にあっては、図形表示3a,4aは、図からも明らかなように、直線状の形状とすることとしているが、三角形状や四角形状等の多角形、更にはキャラクター等の絵柄とすることとしても所要の技術的効果を奏する。すなわち、図形表示3a,4aを多角形や絵柄とすることとしても距離数値表示3a,4aや移動を可能とし、寸法および/または形状を変更可能に構成することとすれば本発明の目的を達成することができる。
【0059】
更に、上述した実施形態にあっては、スケール定規表示変更部60は、スケール定規表示部40により表示された新たなスケール定規表示4において、図形表示4aの寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて距離数値表示4bの変更を行うこととしているが、図形表示4aの寸法および/または形状の変更を伴わずに、距離数値表示4bのみ変更を行うこととしてもよい(この場合、図形表示4aの寸法と距離数値表示4bとの相関関係が変更となる)。すなわち、スケール定規表示変更部60は、スケール定規表示部40により表示された新たなスケール定規表示4において、距離数値表示4bの変更を可能とすることとすれば本発明の目的を達成することができる。
【産業上の利用可能性】
【0060】
本発明は、表示画面上においてスケール定規表示を移動させることができるスケール定規表示制御装置、スケール定規表示制御方法、およびプログラムを提供することができ、ユーザーにおける各種の作業効率を向上させ、各種の業界の発展に大きく貢献する。
【符号の説明】
【0061】
1:スケール定規表示制御装置、2:表示画面、2a:表示物、3:スケール定規表示、3a:図形表示、3b:距離数値表示、4:新たなスケール定規表示、4a:図形表示、4b:距離数値表示、5:異なる別の表示画面、10:記憶部、20:領域設定部、30:スケール定規表示判断部、40:スケール定規表示部、50:スケール定規表示移動部、60:スケール定規表示変更部、70:図形表示の識別情報、80:距離数値表示の識別情報、100:プログラム
【手続補正書】
【提出日】2017年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示であって、前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として表示させるスケール定規表示部と、
前記スケール定規表示を前記表示画面上で移動させるスケール定規表示移動部と、を有することを特徴とするスケール定規表示制御装置。
【請求項2】
前記表示物に予め含まれるスケール定規表示を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、前記表示画面上において所定の領域を設定する領域設定部と、前記記憶部に記憶された識別情報が前記領域設定部に設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断部と、を更に有し、
前記スケール定規表示部は、前記スケール定規表示判断部が前記領域に前記識別情報を含むと判断したときに、前記予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して前記表示画面上に前記新たなスケール定規表示を表示させることを特徴とする請求項1に記載のスケール定規表示制御装置。
【請求項3】
前記スケール定規表示は、所定の長さを有する図形表示および該図形表示の長さに対応する距離を数値表示する距離数値表示を含むとともに、前記識別情報は、前記図形表示の識別情報および前記距離数値表示の識別情報を含むことを特徴とする請求項2に記載のスケール定規表示制御装置。
【請求項4】
前記スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部を更に有することを特徴とする請求項3に記載のスケール定規表示制御装置。
【請求項5】
前記スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において図形表示の寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて前記距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部を更に有することを特徴とする請求項3に記載のスケール定規表示制御装置。
【請求項6】
表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示であって、前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として表示させるスケール定規表示ステップと、
前記スケール定規表示を前記表示画面上で移動させるスケール定規表示移動ステップと、
を有することを特徴とするスケール定規表示制御方法。
【請求項7】
前記表示物に予め含まれるスケール定規表示を識別するための識別情報を記憶する記憶ステップと、前記表示画面上において所定の領域を設定する領域設定ステップと、前記記憶ステップにおいて記憶された識別情報が前記領域設定ステップにおいて設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断ステップと、を更に有し、
前記スケール定規表示ステップは、前記スケール定規表示判断ステップにおいて前記領域に前記識別情報を含むと判断されたときに、前記予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して前記表示画面上に前記新たなスケール定規表示を表示させるステップとすることを特徴とする請求項6に記載のスケール定規表示制御方法。
【請求項8】
前記スケール定規表示は、所定の長さを有する図形表示および該図形表示の長さに対応する距離を数値表示する距離数値表示を含むとともに、前記識別情報は、前記図形表示の識別情報および前記距離数値表示の識別情報を含むことを特徴とする請求項7に記載のスケール定規表示制御方法。
【請求項9】
前記スケール定規表示ステップにより表示されたスケール定規表示において距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更ステップを更に有することを特徴とする請求項8に記載のスケール定規表示制御方法。
【請求項10】
前記スケール定規表示ステップにより表示されたスケール定規表示において図形表示の寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて前記距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更ステップを更に有することを特徴とする請求項9に記載のスケール定規表示制御方法。
【請求項11】
コンピュータを、
表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示であって、前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として、表示させるスケール定規表示部と、
前記スケール定規表示を前記表示画面上で移動させるスケール定規表示移動部として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項12】
前記コンピュータを、
前記表示物に予め含まれるスケール定規表示を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、前記表示画面上において所定の領域を設定する領域設定部と、前記記憶部に記憶された識別情報が前記領域設定部に設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断部として+更に機能させるとともに、
前記スケール定規表示部を、前記スケール定規表示判断部が前記領域に前記識別情報を含むと判断したときに、前記予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して前記表示画面上に前記新たなスケール定規表示を表示させる機能部として機能させることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
【請求項13】
前記スケール定規表示は、所定の長さを有する図形表示および該図形表示の長さに対応する距離を数値表示する距離数値表示を含むとともに、前記識別情報は、前記図形表示の識別情報および前記距離数値表示の識別情報を含むことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
【請求項14】
前記コンピュータを、
前記スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部として更に機能させることを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
【請求項15】
前記コンピュータを、
前記スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において図形表示の寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて前記距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部として更に機能させることを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記目的を達成するために、スケール定規表示制御装置に係る請求項1の発明は、表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示
であって、前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として表示させるスケール定規表示部と、スケール定規表示を表示画面上で移動させるスケール定規表示移動部と、を有することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明によれば、表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示を表示させるスケール定規表示部
であって、前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として表示させるスケール定規表示部と、スケール定規表示を表示画面上で移動させるスケール定規表示移動部と、を有することとしたので、表示画面上においてスケール定規表示を表示させるとともに、
前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を利用して移動可能な新たなスケール定規表示を容易に生成することができ、該スケール定規表示を移動させることができる。これにより、表示画面上においてスケール定規表示を表示物の近傍に移動させて距離を把握することができる等、表示画面上における表示物の距離を正確かつ容易に把握することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
表示物に予め含まれるスケール定規表示を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、表示画面上において所定の領域を設定する領域設定部と、記憶部に記憶された識別情報が領域設定部に設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断部と、を更に有し、スケール定規表示部は、スケール定規表示判断部が領域に識別情報を含むと判断したときに、予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して表示画面上に新たなスケール定規表示を表示させることとすれば、確実にスケール定規表示の複製データを生成することができる
(請求項2)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
スケール定規表示は、所定の長さを有する図形表示および該図形表示の長さに対応する距離を数値表示する距離数値表示を含むとともに、識別情報は、図形表示の識別情報および距離数値表示の識別情報を含むこととすることができる
(請求項3)。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部を更に有することとすれば、より詳しくは、スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において図形表示の寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部を更に有することとすれば、表示画面上における表示物の寸法や形状に対応させてスケール定規表示を変更させることができ、表示画面上における表示物の距離を更に正確かつ容易に把握することができる
(請求項4、請求項5)。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
上記目的を達成するために、スケール定規表示制御方法に係る
請求項6の発明は、表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示であって、
前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として表示させるスケール定規表示ステップと、スケール定規表示を表示画面上で移動させるスケール定規表示移動ステップと、を有することを特徴とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
本発明によれば、表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示であって、
前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示を表示させるスケール定規表示ステップと、スケール定規表示を表示画面上で移動させるスケール定規表示移動ステップと、を有することとしたので、表示画面上においてスケール定規表示を表示させるとともに
、前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を利用して移動可能な新たなスケール定規表示を容易に生成することができ、該スケール定規表示を移動させることができる。これにより、表示画面上においてスケール定規表示を表示物の近傍に移動させて距離を把握することができる等、表示画面上における表示物の距離を正確かつ容易に把握することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
表示物に予め含まれるスケール定規表示を識別するための識別情報を記憶する記憶ステップと、表示画面上において所定の領域を設定する領域設定ステップと、記憶ステップにおいて記憶された識別情報が領域設定ステップにおいて設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断ステップと、を更に有し、スケール定規表示ステップは、スケール定規表示判断ステップにおいて領域に識別情報を含むと判断されたときに、予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して表示画面上に新たなスケール定規表示を表示させるステップとすることとすれば、確実にスケール定規表示の複製データを生成することができる
(請求項7)。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
スケール定規表示は、所定の長さを有する図形表示および該図形表示の長さに対応する距離を数値表示する距離数値表示を含むとともに、識別情報は、図形表示の識別情報および距離数値表示の識別情報を含むこととすることができる
(請求項8)。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
スケール定規表示ステップにより表示されたスケール定規表示において距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更ステップを更に有することとすれば、より詳しくは、スケール定規表示ステップにより表示されたスケール定規表示において図形表示の寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更ステップを更に有することとすれば、表示画面上における表示物の寸法や形状に対応させてスケール定規表示を変更させることができ、表示画面上における表示物の距離を更に正確かつ容易に把握することができる
(請求項9、請求項10)。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
上記目的を達成させるためにプログラムに係る
請求項11の発明は、コンピュータを、表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示であって、
前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として表示させるスケール定規表示部と、スケール定規表示を表示画面上で移動させるスケール定規表示移動部として機能させることを特徴とする。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
本発明によれば、コンピュータを、表示画面上において表示物の距離を把握するためのスケール定規表示を表示させるスケール定規表示部であって、
前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して該複製データを新たなスケール定規表示として表示させるスケール定規表示部と、スケール定規表示を表示画面上で移動させるスケール定規表示移動部として機能させることとしたので、表示画面上においてスケール定規表示を表示させるとともに、
前記表示画面上における表示物に予め含まれるスケール定規表示を利用して移動可能な新たなスケール定規表示を容易に生成することができ、該スケール定規表示を移動させることができる。これにより、表示画面上においてスケール定規表示を表示物の近傍に移動させて表示画面上における表示物の距離を正確かつ容易に把握することができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
コンピュータを、表示物に予め含まれるスケール定規表示を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、表示画面上において所定の領域を設定する領域設定部と、記憶部に記憶された識別情報が領域設定部に設定された領域に含まれるか否かを判断するスケール定規表示判断部として更に機能させるとともに、スケール定規表示部を、スケール定規表示判断部が領域に識別情報を含むと判断したときに、予め含まれるスケール定規表示を複製した複製データを生成して表示画面上に新たなスケール定規表示を表示させる機能部として機能させることとすれば、確実にスケール定規表示の複製データを生成することができる(
請求項12)。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
スケール定規表示は、所定の長さを有する図形表示および該図形表示の長さに対応する距離を数値表示する距離数値表示を含むとともに、識別情報は、図形表示の識別情報および距離数値表示の識別情報を含むこととすることができる(
請求項13)。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
コンピュータを、スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部として更に機能させることとすれば、より詳しくは、コンピュータを、スケール定規表示部により表示されたスケール定規表示において図形表示の寸法および/または形状を変更させるとともに、該変更した寸法および/または形状に対応させて距離数値表示の変更を行うスケール定規表示変更部として更に機能させることとすれば、表示画面上における表示物の寸法や形状に対応させてスケール定規表示を変更させることができ、表示画面上における表示物の距離を更に正確かつ容易に把握することができる(
請求項14、請求項15)。