【解決手段】灯具100は、LEDが実装され、調光されるLEDモジュールと、LEDモジュールが配置された長手形状のベース部111と、ベース部111に配置され、調光信号を伝達する調光線が接続される調光端子191A、調光端子191Bと、ベース部111に配置され、LEDモジュールに電力を供給する電源装置140A、電源装置140Bを備えている。電源装置140A、140Bと、調光端子191A,191B線接続部とは、ベース部111の長手方向Xにおける中央Cを挟んで、ベース部111に配置されている。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されない。また、以下の図面では各構成部の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった方向や位置が示されている場合、それらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定しない。
【0010】
実施の形態1.
<***構成の説明***>
図1〜
図9を参照して、実施の形態1における長手形状の照明装置10を説明する。照明装置10は調光信号が入力されることで調光される。
【0011】
図1は、照明装置10の斜視図である。長手方向を長手方向Xとし、短手方向を短手方向Y、照射側を下方、取付側を上方とする。なお、灯具100、フレーム110,カバー130も長手形状であり、それらの長手方向も長手方向Xとし、短手方向を短手方向Yとする。
図2は、照明装置10を灯具100と照明器具200とに分解した分割斜視図である。灯具は光源ユニットと呼ばれる場合もある。
図3は、灯具100を取付側から見た斜視図である。長手方向Xのうち電源装置140Bから電源装置140Aに向かう方向をX1方向とする。
図4は、灯具100を取付側から見た別の斜視図である。
図5は、灯具100を照射側から見た斜視図である。
図6は、照明装置10の内部を示す図であり、
図1のA−A断面図である。
図7は、灯具100の6面図である。
図8は、灯具100の分解斜視図であり、フレーム110,LEDモジュール120,カバー130を示しており、電源装置140、取付具150等は省略している。
図9は、灯具100の配線図である。
【0012】
実施の形態1の特徴は灯具100にある。灯具100の特徴は、
図3に示すように、電源装置140A,140Bと、調光端子191A,191Bとは、ベース部111の長手方向Xにおける中央Cを挟んで、ベース部111に配置されている点である。中央Cは、ベース部111の長手方向Xにおける中央であり、かつ、灯具100の長手方向Xにおける中央でもある。
つまり
図3に示すように、灯具100の特徴は、灯具100の中央CよりもX1方向に電源装置140A、電源装置140Bがまとまって配置されており、中央Cに対して反X1方向に調光端子191A,191Bがまとまって配置されている点にある。
このような、まとまり配置によって、ベース部111の装置取付面111bに配置される電線の配線スペースを確保することができる。またベース部111の装置取付面111bに配置される電線どうしの干渉や、電線と装置取付面111bに配置される他の配置部品との干渉を避けることができる。
なお、以下の実施の形態1では2つの電源装置及び2つの調光端子の場合を示しているが、3つ以上の電源装置及び3つ以上の調光端子の場合にも、まとまり配置は適用できることは明らかである。
【0013】
<照明装置10>
図1に示す実施の形態1の照明装置10は、天井や壁などの取付部に取り付けられる照明装置であり、長手方向Xに延びた長手形状の照明装置である。照明装置10は、長手方向Xに複数連結して用いられる場合がある。照明装置10は、灯具100と、灯具100を着脱可能に取り付ける照明器具200とを有する。
【0014】
<灯具100>
灯具100は、フレーム110、LEDモジュール120、カバー130、電源装置140A、電源装置140B、2つの取付具150、4つの電線保持部材160、2つの第2電線クランプ170、第1電線クランプ180、電源端子台190、調光端子191A、調光端子191Bを有する。
【0015】
<フレーム110>
図8に示すように、フレーム110は、長尺状の板状体であるベース部111と、ベース部111の短手方向の両端が折り曲げられて形成される側壁部112とを有する。側壁部112の先端は
図6に示すようにカール形状のカール部112cが形成されている。ベース部111の光源取付面111aには、LEDモジュール120が取り付けられる。光源取付面111aの裏面である装置取付面111bには、電源装置140A,140B、取付具150、電線保持部材160、第2電線クランプ170、第1電線クランプ180、電源端子台190、調光端子191A、調光端子191Bが取り付けられる
【0016】
<LEDモジュール120>
図8に示すように、灯具100は、LEDモジュール120を備えている。LEDモジュール120は、LED群120A、LED群120Bを備えており、LED群120A(光源回路1)は電源装置140Aから供給される点灯電力によって点灯され、点灯電力の増減によって調光される。LED群120B(光源回路2)は電源装置140Bから供給される点灯電力によって点灯され、点灯電力の増減によって調光される。LEDモジュール120は、光源1200aであるLED120aが実装され、調光される光源モジュール1200である。LEDモジュール120は、発光素子であるLED120aが実装された基板120bを備える。
なお、
図8に示すLED群120A(光源回路1)及びLED群120B(光源回路2)の配置は一例であってこれに限定されない。
また、光源1200aであるLED120aは、LED群120A(光源回路1)に用いられるものとLED群120B(光源回路2)に用いられるものとが異なるものであってもよい。
【0017】
<カバー130>
図6に示すように、カバー130は、基板120bを覆う。また、カバー130は、長手方向Xに延びたカバー側部131を有する。カバー130は、カバー側部131がフレーム110の短手方向Yの端部であるフレーム側部110a(側壁部112の外側表面)を覆ってフレーム110に取り付けられる。側壁部112にはカバー側部131の端部がカール部112cに取り付けられ、カバー130がフレーム110に固定される。カバー130は長手方向Xの両端を塞ぐ一対のカバー蓋部134を有する。
【0018】
<電源装置140A、140B>
灯具100は、2つの電源装置である、電源装置140A、電源装置140Bを備えている。各電源装置、ベース部111の長手方向Xにおける中央CよりもX1方向側に寄せて取り付けられている。
【0019】
<取付具150>
図3に示すように、2つの取付具150は、ベース部111の長手方向Xの両端側にそれぞれ取り付けられている。取付具150は、後述する照明器具200が備える板バネ230と係合し、灯具100を照明器具200に固定する。さらに、取付具150は、灯具100の形状に応じて設置される数が変更することができる。灯具100の長手方向Xの長さが短い場合は、長手方向Xの一端部のみに取付具150を設置し他端部はフックなどで固定する機構としてもよい。また、灯具100の長手方向Xの長さが長い場合は、長手方向Xの両端部と中央Cに取付具150を設置してもよい。中央Cに取付具150を設置する場合は、取付具150及び取付具150に対応し照明器具200に配置され板バネ230が、電源装置140と干渉しない位置を選択する。
【0020】
<電線保持部材160、第1電線クランプ180、第2電線クランプ170>
灯具100は、電線保持部材160、第1電線クランプ180、第2電線クランプ170を備えている。これらの電線保持部材160等は、後述の
図9の配線図の説明とともに述べる。
【0021】
<電源端子台190>
電源端子台190は、ベース部111の装置取付面111bに配置される。電源端子台190と、2つの調光端子191A,191Bとは、これらの間に、電源装置140A,電源装置140Bを挟むように配置されている。なお、3つ以上の調光端子が存在する場合も同様であり、電源端子台190と、3つ以上の調光端子とが中央Cを挟んで配置される。
【0022】
<調光端子191A,191B>
調光端子191A,191Bは、調光信号を伝達する調光線が接続される調光線接続部1900である。ここで調光線は、後述する電線5a,6a,5b,6bである。
【0023】
<照明器具200の説明>
図2に示すように、照明器具200は、器具本体210と、器具本体210の両端部に取り付けられる端板部220とを備える。器具本体210は、コの字状に折り曲げられて形成され、長手方向に延びた凹部211(
図2)を備える。器具本体210は、板金が折り曲げられて形成される。
【0024】
図2及び
図6に示すように、凹部211は、長手方向Xに延びた平板形状の底面部211aと、底面部211aの短手方向の両端部を基端部として立ち上がる一対の側面部211bとを備える。また、凹部211は、開口部211cが形成される。開口部211cは
図2のp,q,r,sの矩形部分である。また、器具本体210は、側面部211bの端部から取付側に向かって広がるように形成された傾斜部211dを備える。
【0025】
<板バネ230>
図2に示すように、凹部211の底面部211aには、端子台240と、2つの板バネ230が設置される。端子台240は、電源端子台である。板バネ230は、上述した灯具100が備える取付具150に対応する位置に配置される。また、灯具100が照明器具200に取り付けられた状態では、灯具100が備える電源装置140、電源装置140Bの少なくとも一部が開口部211cから凹部211に収容されている。
なお、板バネ230は、照明器具200の形状に応じて設置される数が変更される。照明器具200の長手方向Xの長さが短い場合は、長手方向Xの一端部のみに板バネ230を設置し他端部はフックなどで固定する機構としてもよい。
また、照明器具200の長手方向Xの長さが長い場合は、長手方向Xの両端部と中央Cに板バネ230を設置してもよい。中央Cに板バネ230を設置する場合は、板バネ230及び板バネ230に対応する灯具100が備える取付具150が、灯具100に取り付けられる電源装置140と干渉しない位置を選択する。
【0026】
<端子台240>
図示はしていないが端子台240には外部電源に接続される電源電線が接続される。また、図示はしていないが、端子台240には照明器具200を長手方向Xに連結した場合に、隣接する照明器具に電力や信号を送る送り電線が接続される。よって、凹部211内には、電源電線や送り電線等が配設される。
【0027】
図3、
図4、
図7等を参照して、本実施の形態の特徴である電源装置140A、電源装置140Bと、調光端子191A、調光端子191Bとの配置関係を説明する。
【0028】
電源装置140A,140Bと、調光端子191A,191Bとは、ベース部111の長手方向Xにおる中央Cを挟んで、ベース部111に配置されている。なお、3つ以上の電源装置と、3つ以上の調光端子とが中央Cを挟んで配置されても良いことはもちろんである。
【0029】
2つの電源装置140A,140Bは長手形状である。電源装置140A,140Bは、各電源装置の長手方向がベース部111の長手方向Xに沿って、一列状に配置されている。2つの電源装置140A,140Bの長手方向も長手方向Xとする。なお、3つ以上の電源装置が一列状に配置されても良いことはもちろんである。
【0030】
電源装置140A,140Bの長手方向Xの一方の端部と他方の端部とは、ベース部111の長手方向Xを法線方向とする端面141A,142A,141B,142Bを有する。X1方向の手間側の端面を端面141、向こう側の端面を端面142とし、電源装置140A,140Bの端面の区別はA,Bを付して区別する。
図3には端面141A、端面141Bを示しており、
図4には端面142A、端面142Bを示している。
【0031】
<装置長さLD、隣接距離L1>
灯具100では、
図3に示すように、隣接して配置される電源装置140A、電源装置140Bどうしは、向かいあう端面141A,142Bどうしのベース部111の長手方向Xにおける隣接距離L1が、各電源装置の装置長さLDのうちの、どの装置長さLDよりも短い。ここで装置長さLDとは、一つの電源装置における端面141と端面142との、ベース部111の長手方向Xにおける長さを示す。電源装置140A、電源装置140Bのそれぞれの装置長さをLDA,LDBと記す。
なお、3つ以上の電源装置が一列状に配置されても良いことはもちろんである。図示はしていないが、一例として3台の電源装置140A,140B,140Cが、一列状に並んでいる場合、電源装置140Aと電源装置140Bとの隣接距離L1、電源装置140Bと電源装置140Cとの隣接距離L1は、電源装置140A,140B,140Cのどの電源装置の装置長さLDよりも短い。
【0032】
本実施の形態では、隣接距離L1は、2つの電源装置140A,140Bのうちのどの電源装置の装置長さLDA,LDBの70%よりも、短い。
つまり、LDA×0.7>L1、かつ、LDB×0.7>L1、
である。なお、3つ以上の電源装置が一列状に配置された場合にも当てはまる。
【0033】
2つの電源装置140A,140Bのうちベース部111の中央Cに最も近く配置された電源装置140Bは、2つの端面のうち中央C寄りの端面141Bと、中央Cとのベース部111の長手方向Xにおけるセンター距離L2が、2つの電源装置140A,140Bのうちのどの電源装置の装置長さLDの50%よりも、短い。
つまり、LDA×0.5>L2、かつ、LDB×0.5>L2、
である。この場合も3つ以上の電源装置が一列状に配置された場合にも当てはまる。
【0034】
電源端子台190はベース部111に配置されるが、電源端子台190と、2つの調光端子191A,191Bとは、その間に、2つの電源装置140A,140Bを挟む位置に配置されている。このような電源端子台190の配置により、複数の電源装置と複数の調光端子との間に、さらに電線の配線スペースを確保することができる。この場合も3つ以上の電源装置が一列状に配置された場合にも当てはまる。
【0035】
なお本実施の形態では、装置全体距離L10は、取付具中央距離L20の65%程度ある。
つまり、
L10/L20=0.65
である。
ここで装置全体距離L10とは、一列状に配置された複数の電源装置のうち、最もX1方向寄りに配置された電源装置の端面142と、最も反X1方向寄りに配置された電源装置の端面141との長手方向Xの距離である(
図3)。取付具中央距離L20とは、中央CよりもX1方向に配置された取付具150において中央C側の面151のうち開口152の照射方向(下側)の縁153を基準とした場合の、縁153と中央Cとの長手方向Xの距離である(
図3)。これは電源装置140A,140Bを小型化することで、65%よりも小さくすることを想定した場合である。つまり装置全体距離L10を取付具中央距離L20の60%以下、55%以下、50%以下のような比率にすることも可能である。
つまり、
L10/L20<0.6、
L10/L20<0.55、
L10/L20<0.50、
等も可能である。
【0036】
図9を参照して灯具100の配線関係を説明する。
図9に示すコネクタ501は電源端子台240のコネクタ502に接続される。照明装置10の使用状態では、商用電力は、コネクタ501、コネクタ502を経由して灯具100に供給される。
図9において電線01、電線02、電線03は電源線である。電線01、電線02は電力を供給する電線であり、電源端子台190に接続する。電線03はアース線であり、本実施の形態では電源装置140Aに接続する。電線1a〜電線6aは電源装置140Aに接続する電線である。電線1a,2aは、電源端子台190と電源装置140Aとを接続する電源線であり、電線1a,2aによって電源端子台190から電源装置140Aに商用電力が供給される。電線3a,4aは、電源装置140AとLEDモジュール120の光源回路1(LED群120A)とを接続する電線であり、電線3a,4aによってLEDモジュール120の光源回路1に直流電力が供給される。電線5a,6aは、電源装置140Aと調光端子191Aとを接続する調光線であり、電線5a,6aには電源装置140Aの調光制御を行う調光信号が流れる。
【0037】
電線1b,2bは、電源端子台190と電源装置140Bとを接続する電源線であり、電線1b,2bによって電源端子台190から電源装置140Bに商用電力が供給される。電線3b,4bは、電源装置140BとLEDモジュール120の光源回路2(LED群120B)とを接続する電線であり、電線3b,4bによってLEDモジュール120の光源回路2に直流電力が供給される。電線5b,6bは、電源装置140Bと調光端子191Bとを接続する調光線であり、電線5b,6bには電源装置140Bの調光制御を行う調光信号が流れる。
【0038】
第2電線クランプ170等を、
図4の左側から順に説明する。
(1)第2電線クランプ170は電線3b,4bをクランプする。
(2)電線保持部材160は電線3b,4bをクランプする。
(3)電線保持部材160は、電線3b,4b及び電線5a,6a,5b,6bを保持する。
(4)第2電線クランプ180は、電線01,02,03をクランプする。
(5)電線保持部材160は、電線3b,4b及び電線5a,6a,5b,6bを保持する。
(6)電線保持部材160は、
図9に示すように、電線1a,2a,5a,6a,3a,4a,02,01,1b,2bを保持している。
(7)第2電線クランプ170は、電線3a,4bをクランプする。
【0039】
<***実施の形態1の効果***>
以上の実施の形態1によって、装置取付面111bに配置される電線の配線スペースを確保できる共に、電線どうしの干渉や、電線と部品との干渉を避けることができる。
【0040】
実施の形態2.
図10〜
図15を参照して実施の形態2の照明装置10Aを説明する。
図10は、灯具100Aを取付側から見た斜視図である。
図11は、灯具100Aを取付側から見た別の斜視図である。
図12は、
図11の右側端部の部分拡大図である。
図13は、灯具100Aを照射側から見た斜視図である。
図14は、灯具100Aの6面図である。
図15は、灯具100Aの配線図である。
【0041】
照明装置10Aは、灯具100Aと、灯具100Aが取り付けられる照明器具200を備える。照明器具200は実施の形態1と同じである。照明装置10Aが実施の形態1の照明装置10と異なる点は、灯具100の調光端子191A,191Bが、調光信号受信機192A,192Bになった点である。調光信号受信機192A,192Bは調光線接続部1900である。この場合、調光線は後述の電線7a、電線7bである。
【0042】
実施の形態1では、調光端子191A,191Bに接続する図示していないコネクタなどの相手部品からの調光信号が調光端子191A,191Bに入力され、調光端子191A,191Bから調光線である電線5a,6a及び電線5b,6bを介して電源装置140A,140Bへ伝わる。この場合、有線で相手部品へ到達した調光信号が調光端子191A,191Bを経て電源装置140A,140Bへ伝わる。
【0043】
これに対して実施の形態2では、調光端子191A,191Bが、調光信号受信機192A,192Bになっている。調光信号を無線送信する無線送信機から送信された無線の調光信号を調光信号受信機192A,192Bが受信した場合、受信した調光信号あるいは受信した調光信号に応じた制御信号をそれぞれの電線7a,7bから電源装置140A,140Bへ出力する。この場合、実施の形態1の電線5a,6a及び電線5b,6bがそれぞれ電線7a,7bになっている。
【0044】
つまり、実施の形態1で述べた電源装置140A,140Bと調光端子191A,191Bとの配置関係、及び電源端子台190と調光端子191A,191Bとの配置関係によってベース部111の中央Cに対して反X1方向の装置取付面111bにスペースの余裕ができる。このため調光端子191A,191Bよりも容量の大きい調光信号受信機192A,192Bの配置が可能となる。
【0045】
<***実施の形態2の効果***>
実施の形態2においても、電源装置140A,140Bは中央Cに対してX1方向にまとまって配置されている。さらに電源端子台190も、電源端子台190と調光信号受信機192A,192Bとの間に中央Cを挟むように配置されている。よって、実施の形態2においても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0046】
さらに、実施の形態2では、実施の形態1で必要であった、調光端子191A,191Bまでの有線の配線が不要となり、組立作業や施工作業の負担が軽減する効果がある。また、実施の形態2の照明装置10Aは、取り付けられる建造物等に予め調光用の配線が敷設されていない場合であっても使用することができる。
【0047】
実施の形態3.
図16〜
図21を参照して実施の形態3を説明する。実施の形態3では、実施の形態1、実施の形態2で説明した照明装置10,10Aとは照明装置としての型式の異なる、照明装置10B,10C,10Fを説明する。照明装置10B,10C,10Fのそれぞれの型式の照明装置についても、実施の形態1、実施の形態2で説明した構成を適用できる。
【0048】
<照明装置10B>
図16は照明装置10Bの斜視図である。また、
図17は
図16に示す照明装置10BのB−B断面図である。照明装置10Bは直付けタイプである。照明装置10Bは、照明器具200Bの形状が照明装置10の照明器具200と異なる。また、照明装置10Bは、照明器具200Bが光を反射させる構成を備えていないトラフタイプの照明装置である。
【0049】
<照明装置10C>
図18は照明装置10Cの斜視図である。また、
図19は
図18に示す照明装置10CのB−B断面図である。照明装置10Cは直付けタイプである。照明装置10Cは、照明
器具200Cの形状が照明装置10の照明器具200と異なる。また、照明装置10Cは、照明器具200Cの傾斜部211dCが凹部211の開口縁部211baから下方に向かって広がるように形成された反射笠タイプの照明装置である。
【0050】
<照明装置10F>
図20は照明装置10Fの斜視図である。また、
図21は
図20に示す照明装置10FのB−B断面図である。照明装置10Fは、埋込タイプの照明装置である。照明装置10Fは、照明器具200Fの形状が照明装置10の照明器具200と異なる。照明装置10Fは、Cチャンネル回避型の照明装置である。
【0051】
以上の実施の形態3に説明した各型の照明装置に実施の形態1及び実施の形態2の構成を適用することで、実施の形態3についても実施の形態1、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。