特開2017-112994(P2017-112994A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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▶ 鈴木 幾真の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-112994(P2017-112994A)
(43)【公開日】2017年6月29日
(54)【発明の名称】HoneSトレーサビリティ
(51)【国際特許分類】
   C12Q 1/68 20060101AFI20170602BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20170602BHJP
【FI】
   C12Q1/68 A
   G06Q30/06 322
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
【公開請求】
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2016-234541(P2016-234541)
(22)【出願日】2016年11月14日
(71)【出願人】
【識別番号】512072223
【氏名又は名称】鈴木 幾真
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 幾真
【テーマコード(参考)】
4B063
5L049
【Fターム(参考)】
4B063QA01
4B063QA20
4B063QQ02
4B063QQ42
4B063QQ52
4B063QR72
5L049BB24
(57)【要約】
【課題】 物の製造や加工、販売をする当業者と消費者一般にとって訴求力ある安心安全な物が市場に存在することは共通の要請であり、当業者と消費者との契約に基づく関係が担保される事は、第三者の利益にもなる、又これから非対面型、無店舗型等の販売方法により商習慣が異なっていたり地域の中でも多言語であったりと視覚的電気な情報技術に基づく人為的取り決めによって物や消費者個人を特定することは困難になるか非常に煩雑なものとなり、当業者と消費者双方にとってその意欲を削ぐ負担になりかねない。
【解決手段】 視覚的電気な情報技術によることなく、そして固有且つ共通、そして共有が可能な情報である任意設定動物の遺伝子情報と全く任意に発生することとなる共振周波数とを先ず一義的に関連付けた情報として利用し、次いで硫黄成分の臭気に対する任意設定動物の忌避反応を利用して視覚的電気的な情報技術によらず、客観的且つ固有の情報を物に付加することでこの予測される負担の解決を図るものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
任意の材質と体積を持つ容器に動物の角と共に任意の内容物を入れるこの任意の内容物と共に入れる角をサンプル角とし、特定を要する物に粉末状等にし塗布や散布、吹き付けや混入させる角をトレース角とすることで物の特定を可能とする事を特徴とする、HoneSトレーサビリティ。
【請求項2】
動物の角は一対の固有且つ共通の遺伝子情報を有する、一方のサンプル角を特定を要する物の固有の情報を証するための情報として利用し、共通し、且つ固有の遺伝子情報を有する、トレース角の遺伝子情報と関連付けることで物の特定を可能とする事を特徴とするHoneSトレーサビリティ。
【請求項3】
任意の材質と体積、任意の内容物を有する容器は常に固有の共振周波数を有する、この内容物にトレース角と対となるサンプル角を入れて共通且つ固有の遺伝子情報とこの容器が有する固有の共振周波数とを関連付けることで物の特定を可能とする事を特徴とする、HoneSトレーサビリティ。
【請求項4】
トレース角で特定する物に加工を施す際に硫黄の成分を加える、硫黄成分の臭気に対する人間と他の任意設定動物の忌避反応はその硫黄の成分濃度によって異なる、この差異を利用し、物の特定を可能とする事を特徴とするHoneSトレーサビリティ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
遺伝子技術、音響技術、臭気技術、特定技術に関する。
【背景技術】
【0002】
遺伝子分析技術、水琴窟、臭気分析技術、電磁気情報技術。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これまで物の製造や加工、販売を業とする当業者はその自身が製造や販売をする物を消費者や第三者に特定せしめる際にその自身の商号や商品名或いは、文字と数字、数字と記号の組み合わせ等によって特定せしめてきた、又、ある特定の消費者を当業者が特定する必要がある際は、数字と記号の組み合わせ等に加えて電気的情報によってこの消費者を特定してきた、他方、商号や商品名は非常に類似性が強く、善意の第三者による重複も起きる、又、文字と数字、数字と記号の組み合わせ等には限界が生じ、又その字数の増加に従い、当業者と消費者双方に負担が生じる事になる、そして又当業者が特定の消費者を特定する際に採用している電気的情報は周囲の環境による干渉によっては期待している或いは想定しているとりの結果が得られない場合があり当業者と消費者双方に負担を発生させてきた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
当業者が、その自身が製造した物を、又特定の消費者を特定するためにはより類似性が無く、固有の情報であって周囲の環境に左右されない、更なる情報の付加が可能であれば、ということになる、一方でこの情報は当業者と消費者が共有できるものでなければならない、自然法則上この条件を満たす事の出来る、常に対となりながらも固有且つ共通の遺伝子情報を有する動物の角をその必要に応じた形状にし当業者と消費者が共有することで物と消費者の特定を可能にする、又更なる固有性を付加するために、任意の材質、体積を持ち、この角を含めた任意の内容物が入れられた任意の容器が有する固有の共振周波数とこの角の遺伝子情報とを関連付けることで更なる固有性を付加せしめて課題となる負担の解決を図るものである。
【発明の効果】
【0005】
この技術を利用すれば、第三者の視覚によっては知覚されない情報の付加が可能であり、その物に表記された文字や数字、記号といったものにとらわれない人為的取り決めの付加によって固有の情報を付加せしめつつ更に別の処理の方法をこの物につき、採ることが可能になる。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0006】
物が盗難された場合にこの物に表記された文字や数字、記号等によることなく物の特定を可能せしめるための塗料、インク等に粉末状にした角を混入した塗料インク等にて実施。
【0007】
当業者が消費者を特定するために当業者と消費者との契約に基づき共有している、カードチケット等の視覚的電気的な書き換えに対策を施すための、或いはこれを予め可能とするための加工にて実施。
【産業上の利用可能性】
【0008】
製造や加工、販売される物の訴求力はその物の特定力に外ならず、又一方ではその物の製造や加工の出自即ち、いつ、どこで、誰が、どのように、誰に対して販売した物であるのかの特定は消費者一般の要請でもある、これらを同時に満たすことで、信用や安心の付加の観点から産業上の利用可能性を有する。