【解決手段】遊技場への会員登録の際に入力された遊技者の個人情報を記憶する各遊技場の会員情報サーバと、アカウントIDの登録を条件としてアプリケーションを実行し、いずれかの遊技場の遊技情報を表示可能な携帯端末15と、アカウントIDと遊技者の個人情報と遊技場IDとを対応付けて記憶するアカウントサーバと、を備えた遊技場用システム1は、携帯端末15がいずれかの遊技場の遊技情報を表示するときに、遊技場IDがアカウントIDに対応付けられた状態でアカウントサーバに記憶されているか否かを判定し、記憶されていないと判定した場合に会員登録の勧誘をするための勧誘情報を出力する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、登録済みの会員に対して各種のサービスを提供する遊技場用システム1に関する例である。
図1の遊技場用システム1は、遊技機2が設置される複数の遊技場に対応可能に構築されている。この遊技場用システム1では、携帯端末(携帯端末装置)15向けのアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションという。)をサーバ装置100からダウンロードできる。このアプリケーションを携帯端末15で実行すれば、特定の遊技場に関する遊技情報を閲覧可能である。
【0012】
遊技場用システム1では、識別情報である遊技場IDにより各遊技場が管理されており、特定の遊技場に関する遊技情報を携帯端末15が表示する際、利用者がその遊技場の会員として未登録であれば会員登録の勧誘情報が提示される。さらに、このアプリケーション上では、遊技場での会員登録(ホール会員登録)に必要な個人情報の事前登録が可能である。携帯端末15で事前に個人情報を登録しておけば、遊技場に設置された携帯端末登録装置26に携帯端末15の画面表示を読み取らせるだけで各遊技場でのホール会員登録を完了できる。以下、この内容について詳しく説明する。
【0013】
各遊技場では、パチンコ遊技機21やスロットマシン22等の遊技機2に対して、玉やメダルなどの遊技媒体を貸し出す貸出装置25、遊技情報表示装置3等が個別に設置されている。さらに、2台の遊技機2毎に、中継装置29が1台ずつ設置されている。景品交換カウンタ(図示略)には、持玉を景品に交換するPOS端末(図示略)のほか、携帯端末登録装置26が数台設置され、管理スペースには、遊技場内の各種の機器の稼動状況を集中的に管理するための管理装置20が設置されている。
【0014】
図1の貸出装置25は、各遊技機2の側方に設置される縦長の装置である。パチンコ遊技機21向けの貸出装置25は、遊技機2の左側に設置され、現金等の対価の投入に応じて遊技媒体である玉を貸し出す。スロットマシン22向けの貸出装置25は、遊技機2の右側に設置され、現金等の対価の投入に応じて遊技媒体であるメダルを貸し出す。貸出装置25は、遊技場に会員登録したホール会員に付与される会員カード17の記録情報を読み書きする図示しないカードリーダライタを備え、前面のカード挿入口255から会員カード17を挿入可能である。
【0015】
各遊技場では、管理装置20が通信可能に接続された有線LAN等の場内ネットワーク200が構築されている。遊技機2は、対応する遊技情報表示装置3、及び貸出装置25と共に、中継装置29を介して場内ネットワーク200に接続されている。場内ネットワーク200を利用した各遊技場の遊技場内システム10では、遊技情報表示装置3等の周辺装置を含めた遊技機2側と管理装置20との間の各種の通信が中継装置29を介して実現されている。さらに、各遊技場の遊技場内システム10は、インターネット回線等の公衆通信回線に接続された管理装置20を介して場外のサーバ装置100と通信可能な状態で接続されている。
【0016】
次に、遊技機2について概説すると共に、遊技場用システム1を構成する機器の一例である遊技情報表示装置3、携帯端末15、管理装置20、携帯端末登録装置26、サーバ装置100について説明する。
(遊技機)
図1に例示の遊技機2には、大きく分類して、パチンコ遊技機21とスロットマシン22とがある。
パチンコ遊技機21は、遊技媒体である玉を発射して遊技される遊技機である。
図1に例示するパチンコ遊技機21は、始動入賞口への入賞に応じて大当たり抽選を実行する、いわゆるセブン機と称呼される遊技機である。このパチンコ遊技機21は、大当たり抽選に応じて図柄変動を実行するゲームを開始し、大当たり図柄の停止表示により大当たり当選を報知する。大当たり当選が発生すれば、大入賞口が開放されるラウンドが複数回繰り返される有利な大当たり状態に移行できる。
【0017】
このようなパチンコ遊技機21が遊技の進行中に外部出力する遊技信号としては、例えば、以下の信号がある。これらの遊技信号は、中継装置29を経由して遊技情報表示装置3や貸出装置25等に出力されるほか、遊技機2の識別情報である台番IDが対応付けされた状態で管理装置20に送信される。
【0018】
(1)アウト信号:玉を10個発射する毎に1回出力される信号。
(2)セーフ信号:入賞に応じて玉を10個払い出す毎に1回出力される信号。
(3)スタート信号:図柄変動がスタートしたときに1回出力される信号。
(4)大当たり信号:大当たり状態の発生中に継続的に出力されるレベル信号。
【0019】
スロットマシン22は、規定数のメダルを対価として図柄変動ゲームを開始でき、停止表示された図柄の組み合わせが入賞図柄のとき入賞が発生する遊技機である。入賞図柄としては、BB(ビッグボーナス)に対応するBB図柄や、RB(レギュラーボーナス)に対応するRB図柄や、ART(アシストリプレイタイム)に対応するART図柄のほか、5枚役や2枚役等の小役に対応する小役図柄が設定されている。
【0020】
スロットマシン22では、ゲーム開始時に内部抽選が実行され、内部抽選に当選した役に対応する図柄が停止表示されたときにその役の入賞が発生する。内部抽選に当選しても対応する図柄を停止表示できないと、取りこぼしによりハズレとなる。BB図柄、RB図柄が停止表示されるとBB役あるいはRB役が入賞し、これにより特定の払い出し役の入賞確率が高くなる等の有利な大当たり状態であるBB(ビッグボーナス)あるいはRB(レギュラーボーナス)が発生する。また、ART役が入賞すると、内部当選した役の種類が報知されると共に、メダルを消費することなく次のゲームを実行できるという利益が付与されるリプレイ役の入賞頻度が高くなる有利なARTが発生する。
【0021】
スロットマシン22が遊技の進行中に外部出力する遊技信号としては、例えば以下の信号がある。
(1)アウト信号:メダルを1枚消費する毎に1回出力される信号。
(2)セーフ信号:入賞に応じてメダルを1枚払い出す毎に1回出力される信号。
(3)BB信号:BBの発生中に出力されるレベル信号。
(4)RB信号:RBの発生中に出力されるレベル信号。
(5)ART信号:ARTの発生中に出力されるレベル信号。
【0022】
(遊技情報表示装置)
図1及び
図2の遊技情報表示装置3は、大型の液晶ディスプレイよりなる液晶表示部33を備える装置であり、遊技機2の上方に設置される。液晶表示部33の画面330の下側には、呼出ボタン341、データ切替ボタン343及び携帯用リーダ345が配置され、上側には、ランプ部32が配設されている。液晶表示部33は、タッチパネル331が積層されたタッチ操作可能な表示部である。液晶表示部33の画面330には、大当たり履歴や過去の遊技情報等、各種の情報が表示される。
【0023】
遊技情報表示装置3は、
図3のごとく、制御部41を中心として電気的に構成されている。制御部41は、ソフトウェアを実行して各種演算を実施するCPU411、メモリ手段としてのROM412、RAM414、信号の入出力を行うI/O部415を含んでいる。制御部41に対しては、外部と信号の送受信を実行する送受信部48、液晶表示部33、従業員の呼出機能を有するランプ部32、タッチパネル331、呼出ボタン341、データ切替ボタン343、携帯用リーダ345等が電気的に接続されている。携帯用リーダ345は、近距離無線通信(NFC)に対応する携帯端末15との間でデータ通信を実行し、携帯端末15の識別情報である端末ID等を読み込むデータリーダである。
【0024】
例えば送受信部48が中継装置29を経由してスロットマシン22から取り込む遊技信号としては、(1)投入信号、(2)払出信号、(3)スタート信号、(4)ボーナス信号(BB信号、RB信号)等がある。遊技情報表示装置3は、スロットマシン22側から取り込んだ遊技信号について取込回数を集計等することで例えば以下の各遊技データ(遊技情報)を生成する。
【0025】
(1)ボーナス回数:大当たり状態であるボーナス状態の発生回数。
(2)ボーナス間スタート回数:直前のボーナス状態が終了してからのスタート回数(ゲーム回数)。
(3)本日累計スタート回数:当日、開店後の累計のスタート回数。
(4)差メダル数:遊技者側から見たメダル収支。払出信号を受信する毎に1枚ずつ加算される払出枚数から、投入信号を受信する毎に1枚ずつ加算される投入枚数を差し引いて差メダル数が演算される。
【0026】
遊技情報表示装置3は、生成した遊技データを画面330に表示可能である。例えば
図2に例示の画面330では、向かって左側の上から順番に、本日、前日、前々日のボーナス回数(BB回数、RB回数)の表示欄361、363、365が配置されている。画面330の右側には、上から順番に、過去最高BB回数、ボーナス間ゲーム数、前日最終ゲーム数、本日累計ゲーム数の表示欄371、373、374、375が配置されている。画面330の中央下部には、ボーナス10回分のボーナス間ゲーム数グラフの表示領域38が設けられている。画面330の中央上部には、大領域の表示領域39が設けられている。画面330の表示は、データ切替ボタン343の操作に応じて適宜切り替え可能である。
【0027】
(携帯端末)
図1の携帯端末15は、例えば、タッチパネルディスプレイである画面150を備えるスマートフォン(多機能型携帯電話)等の通信端末である。携帯端末15は、遊技者が所持し、アプリケーションサーバとしてのサーバ装置100からアプリケーションをダウンロードすると共に、所定のアカウント情報であるアカウントID等を登録することを条件としてアプリケーションを実行し、遊技情報サーバとしてのサーバ装置100にアクセスして遊技情報を表示可能な携帯端末装置である。
【0028】
インターネット回線等の公衆回線に接続可能なスマートフォン等の携帯端末15であれば、所定のアプリケーションをダウンロードすることで遊技場用システム1に対応する端末として利用可能であり、遊技場用システム1が提供するサービスを遊技場内外から利用できる。さらに、本例の携帯端末15は、GPS(Global Positioning System)を利用して自位置を計測するGPS機能や、遊技情報表示装置3とのデータ通信を実現する近距離無線通信(NFC)機能等を備えている。
【0029】
所定のアプリケーションをダウンロードした携帯端末15は、少なくとも以下の各手段としての機能を実現できる。
(1)個人情報登録手段:利用者である遊技者が登録した氏名、生年月日、性別、住所、暗証番号等の個人情報を記憶する手段。この個人情報登録手段としての機能は、遊技者の個人情報を登録するためにアプリケーションに含められた個人情報登録プログラムにより実現される。
(2)コード表示手段:アプリケーションのアカウントIDと共に登録された個人情報を2次元コード化して画面150に表示する手段。
(3)遊技場案内手段:GPS機能により計測された自位置を基準として近隣の遊技場を特定し、案内情報を表示する手段。
(4)コミュニケーション手段:アプリケーションを利用する他の利用者に対する情報発信や、利用者間のメッセージのやりとりを実現する手段。
(5)表示手段:各種の遊技データや情報を表示する手段。
(6)勧誘情報表示手段:特定の遊技場に関する遊技情報を表示する際、利用者がその遊技場の会員として未登録であれば、会員登録の勧誘をするための勧誘情報を表示する手段。
【0030】
(管理装置)
管理装置20(
図1)は、上記の通り、遊技場内の各種機器の稼動状況を集中的に管理するための装置である。管理装置20は、複数の遊技場各々に設置され、遊技場において会員登録(ホール会員登録)を行うために入力された遊技者の個人情報を記憶する会員情報サーバとしての機能を備えている。
【0031】
管理装置20は、液晶ディスプレイ等のPCモニタや図示しないプリンタ等を含む出力部と、各種の演算処理を実行する装置本体と、キーボード及び図示しないマウスを含む入力部と、を備えている。装置本体は、演算処理を実行するCPUを中心とした制御機能、ハードディスクドライブ、ROM、RAM等を利用する記憶機能、及び各種信号あるいは情報を送受信する通信機能等を有している。
【0032】
管理装置20は、例えばハードディスクドライブから読み出したソフトウェアプログラムをCPUが実行等することにより、以下の各手段としての機能を備えている。
(1)遊技データ生成手段:各遊技機2で実行された遊技に関する遊技データ(遊技情報)を生成する手段。遊技データ生成手段は、各遊技機2が出力するアウト信号等の遊技信号の受信回数を集計等することで遊技データを生成する。パチンコ遊技機21については、アウト(消費玉数)、セーフ(払出玉数)、スタート(ゲーム回数)、大当たり回数等の遊技データを遊技機2毎に生成する。スロットマシン22については、アウト(消費メダル数)、セーフ(払出メダル数)、スタート(ゲーム回数)、BB回数、RB回数、ART回数等の遊技データを遊技機2毎に生成する。なお、遊技データの生成は、管理装置20が実行しても良く、遊技情報表示装置3など遊技機2に付設された機器が実行しても良い。
(2)遊技データ記憶手段:遊技機2毎の遊技データ、およびホール会員毎の個別遊技データを記憶する手段。各遊技機2の遊技データは、遊技機2の識別情報である台番IDを対応付けた状態で記憶される。ホール会員毎の遊技データは、ホール会員の識別情報である会員IDを対応付けた状態で記憶される。
(3)会員情報記憶手段:遊技場に登録済みのホール会員に関する情報を記憶する手段。ホール会員に関する情報には会員IDが対応付けられ、会員IDを介してホール会員毎の個別遊技データとひも付けされている。
(4)登録情報送信手段:ホール会員登録が行われたとき、サーバ装置100に向けて登録情報を送信する手段。登録情報には、相互に対応付けられた状態のアカウントID、会員IDが含まれている。
(5)遊技者ID取得手段:会員カード17、あるいはホール会員が所持する携帯端末15から会員IDあるいは端末IDを読み取る手段。ホール会員の会員ID等を取得できた状態での遊技がホール会員によるログイン遊技として特定される。
【0033】
(携帯端末登録装置)
図1の携帯端末登録装置26は、各遊技場においてホール会員登録を行うための装置である。携帯端末登録装置26は、ホール会員登録を希望する遊技者が利用可能なように景品カウンタ等に複数台、設置される。携帯端末登録装置26は、会員カード17の記録情報を読み書きするカードリーダライタ(図示略)を内蔵し、前面にはカード挿入口260が設けられている。上面側には、携帯端末15が表示する2次元コードを読み取るための読取スキャナ262が設けられている。この携帯端末登録装置26は、携帯端末15が表示出力する2次元コードから読み取った情報を管理装置20に向けて出力する情報出力手段としての機能を備えている。
【0034】
(サーバ装置)
図1のサーバ装置100は、例えば遊技情報提供サービスの運営会社等が管理するコンピュータ装置であり、インターネット回線に接続されている。サーバ装置100は、インターネット回線等の公衆回線を介して各遊技場の遊技場内システム10と通信可能に接続されている。サーバ装置100は、複数の遊技場に関する遊技情報を記憶する遊技情報サーバとしての機能と、遊技情報を表示するためのアプリケーションプログラムを記憶するアプリケーションサーバとしての機能と、アカウント情報であるアカウントIDと、遊技者の個人情報と、遊技者が会員登録を行った遊技場の識別情報である遊技場IDとを対応付けて記憶するアカウントサーバとしての機能と、を兼用している。なお、本例に代えて、遊技情報サーバとしての機能と、アプリケーションサーバとしての機能と、アカウントサーバとしての機能と、を別々の装置としても良く、別々の装置を別の場所に設置しても良い。さらに、サーバ装置100は、アプリケーションをダウンロードして登録を済ませたアプリ会員間のメールのやり取りを可能とするメールサーバとしての機能も有している。
【0035】
サーバ装置100は、以下の各手段としての機能を備えている。
(1)配信手段:遊技場用システム1のサービスを提供するためのアプリケーションをダウンロードする手段。なお、配信手段は、初回のダウンロード以降、適宜のタイミングでバージョンアップソフトを自動的にダウンロードする。これにより、携帯端末15側では、アプリケーションのバージョンが最新に維持される。
(2)遊技者情報記憶手段:アプリ会員である遊技者の個人情報、遊技者が所持する携帯端末15の端末ID、アプリケーションを利用する際のアカウント情報であるアカウントID、会員登録済みの遊技場の遊技場ID等を記憶し、アプリ会員毎に管理する手段。さらに、ホール会員登録済みの遊技場でのログイン遊技を対象として、遊技時間、使用金額、収支、大当たり回数等の個人遊技データも管理されている。
(3)ホール情報記憶手段:各遊技場に関するホール情報を記憶する手段。ホール情報の内容については後述する。
(4)機種情報記憶手段:遊技機2の各機種について、遊技性、スペック、遊び方などの機種情報を記憶する手段。
(5)アカウント認証手段:携帯端末15でアプリケーションを実行する際に入力されたアカウント情報であるアカウントIDについて、有効であるか無効であるかの認証を実行し、認証できれば携帯端末15にアプリケーションの実行を許可する手段。
(6)勧誘情報出力手段:携帯端末15がアカウント情報であるアカウントIDの認証を条件としてアプリケーションを実行し、複数の遊技場の中から選択された特定の遊技場に関する遊技情報を表示するときに、遊技場の識別情報である遊技場IDとアカウントIDとが対応付けられた状態でアカウントサーバとしてのサーバ装置100に記憶されているか否かを判定し、記憶されていないと判定した場合に会員登録の勧誘をするための勧誘情報を携帯端末15側に出力し、携帯端末15に表示させる手段。
【0036】
以上のように構成された遊技場用システム1は、各種のサービスを提供するために様々なデータを記憶し、管理している。以下の各データのうち(1)〜(3)は管理装置20が管理するデータであり、(4)〜(6)はサーバ装置100が管理するデータである。
【0037】
(1)遊技機2毎の遊技データ
場内に設置された各遊技機2の遊技データであり、
図4は、スロットマシン22の遊技データの例示である。管理装置20は、遊技機2の識別情報である台番IDを対応付けて、メダルの投入枚数、払出枚数、ゲーム回数、BB回数、RB回数等の遊技データを記憶している。なお、管理装置20が管理する遊技データは、例えば10分等の所定時間が経過する毎にサーバ装置100に対して送信される。
【0038】
(2)会員マスタデータ
遊技場に登録済みのホール会員を管理するための
図5に例示のデータであり、管理装置20は、遊技場の会員IDを対応付けて、アプリケーションのアカウントID、アプリケーションをダウンロードした携帯端末15の端末ID、氏名や年齢や性別等の個人情報を管理している。なお、会員マスタデータは、アプリケーションを利用してホール会員登録したか否かによらず全てのホール会員を網羅している。アカウントIDについては、アプリケーションをダウンロードしてホール会員登録したホール会員についてのみ登録される。また、端末IDについては、会員カード17を用いたログイン遊技中に、遊技情報表示装置3に携帯端末15の端末IDを読み取らせる操作を行うことで登録できる。
【0039】
(3)ホール会員個別遊技データ
遊技場に登録済みの各ホール会員の個別遊技データであり、
図6は、会員ID「12345678」のホール会員の遊技データを例示している。同図の会員個別遊技データでは、ホール会員による上記のログイン遊技の履歴である遊技レコードが遊技機2毎に管理され、各遊技レコードでは、遊技機2の台番、遊技開始時刻、遊技終了時刻、ゲーム回数、BB回数等が管理されている。ホール会員によるログイン遊技は、貸出装置25による会員カード17の受付、あるいは遊技情報表示装置3による携帯端末15の端末ID読取りによる遊技ログインに応じて特定される。「遊技開始」の項目には、会員カード17の挿入時、あるいは携帯端末15の端末IDの読取時の時刻が記録される。「遊技終了」の項目には、会員カード17の排出時、あるいは端末IDの再読取時の時刻が記録される。
【0040】
(4)アプリ会員データ
アプリケーションをダウンロードして登録を済ませたアプリ会員のデータであり、サーバ装置100は、
図7に例示する通り、アプリ会員の識別情報であるアカウントIDを対応付けて、メールアドレス、パスワード、携帯端末15の端末IDのほか、氏名、年齢等の個人情報、遊技場毎の会員IDを記憶し管理している。遊技場毎の会員IDとしては、遊技場の識別情報である遊技場IDを対応付けて100店舗分まで対応可能であり、サーバ装置100では、遊技場ID及び会員IDの記憶領域が100データ分(Data1〜Data100)用意されている。
(5)アプリ会員個別遊技データ
アプリケーションに登録済みのアプリ会員の個別遊技データである。アプリ会員毎の個別遊技データとしては、遊技時間、使用金額、収支、大当たり回数などが日毎、遊技場毎に管理される。例えば同じ日に2以上の遊技場で遊技した場合には、その日の個別遊技データが遊技場毎に区別して管理される。
(6)遊技場毎のホール情報
ホール情報には、遊技場に設置された各遊技機2の遊技データのほか、遊技場の施設情報や、遊技場の営業情報が含まれる。ホール情報は、各遊技場を特定するための識別情報である遊技場IDを対応付けて管理され、遊技場IDを利用すれば、特定の遊技場のホール情報を参照可能である。施設情報には、遊技場の住所、電話番号、交通アクセスの情報、営業時間、遊技場が提供するインターネットサイトのアドレス等の情報が含まれる。営業情報には、遊技場に設置された遊技機2の機種内訳、営業時間やイベント営業等の営業案内情報、駐車場や無線LAN環境の有無やアメニティ等の設備情報など、遊技場に関する様々な情報が含まれる。
【0041】
次に、遊技場用システム1が提供するサービスを利用するための手順について説明する。遊技場用システム1が提供するサービスを利用するに当たっては、予め運営会社のサイトにアクセスし、アプリケーションを携帯端末15にダウンロードする必要がある。
【0042】
アプリケーションを起動した携帯端末15の画面150には、
図8(a)に例示するログイン画面が表示される。ログイン画面には、アプリケーションを利用するための新規会員登録ボタン151、ログインボタン153、スキップボタン155が配置されている。新規会員登録ボタン151は、アプリケーションの利用に必要なアプリ会員登録を開始するためのボタンである。ログインボタン153は、アプリ会員登録済みの利用者が、登録済みのアカウントID及びパスワードを入力してログインするためのボタンである。スキップボタン155は、アプリ会員登録をスキップするためのボタンである。このスキップボタン155を操作すれば、アプリ会員登録前であってもアプリケーションが提供するサービスの一部を限定利用可能である。
【0043】
なお、アプリ会員登録の際の入力項目としては以下の各項目が設定されている。
(A)必須項目
アプリケーションを起動するためのアカウントID、及びパスワード。
(B)任意項目
氏名、生年月日、性別、住所、暗証番号等の個人情報。
【0044】
(B)任意項目の個人情報のうち、氏名、生年月日、性別、住所等は、各遊技場でのホール会員登録に必要な項目であり、これらの項目が入力済みであれば、携帯端末15を利用して簡単にホール会員登録が可能である。暗証番号は、遊技者が獲得した玉(メダル)を遊技場側に貯玉として預け入れ、後で引き出して再遊技を可能とする貯玉サービスを利用するために必要となる入力項目である。なお、上記の入力事項については、アプリ会員登録時に入力可能であると共に、アプリケーションのダウンロード後であればいつでも入力あるいは変更等が可能である。
【0045】
アプリ会員登録済みの状態でログインすると、携帯端末15の画面150が
図8(b)のメニュー画面に切り換わる。メニュー画面では、提供する以下の各サービスに対応するメニューボタンが配置されている。「機種情報」メニュー156Aは、遊技機2の機種に関する様々な情報(スペック、遊び方等)を表示するメニューである。「ホール情報」メニュー156Bは、各遊技場に関する情報(住所、営業時間、設置機種等)を表示するメニューである。「みんなの遊技広場」メニュー156Cは、アプリケーション利用者が投稿した口コミ情報を表示するメニューである。「動画」メニュー156Dは、無料の動画コンテンツを視聴するメニューである。「収支帳」メニュー156Eは、遊技者自身が遊技の収支を入力し、管理するメニューである。「QRコード(R)」メニュー156Fは、登録済みの個人情報を2次元コード化して表示するメニューである。「QRコード(R)」メニュー156Fの操作が個人情報出力操作に相当しており、特定の遊技場でホール会員登録を行うときに必要となる。「その他」メニュー156Gは、個人情報の登録など、各種の設定に関する操作を行うためのメニューである。
【0046】
アプリケーションを介して遊技場用システム1が提供するサービスとしては、以下のサービスがある。
(1)特定遊技場の遊技情報閲覧サービス
上記の「ホール情報」メニュー156Bに対応するサービス。この遊技情報閲覧サービスでは、任意に選択した遊技場の営業案内や、各遊技機2の遊技データを携帯端末15の画面150に表示して遊技者に閲覧させる。
(2)遊技機2の機種情報閲覧サービス
上記の「機種情報」メニュー156Aに対応するサービス。この遊技情報閲覧サービスでは、任意に選択した機種の遊技性、スペック、遊び方などの情報を携帯端末15の画面150に表示して遊技者に閲覧させる。
(3)利用者本人の遊技データ管理サービス
上記の「収支帳」メニュー156Eに対応するサービス。この遊技データ管理サービスでは、アプリ会員である遊技者自身の個別遊技データ(遊技時間、使用金額、収支、大当たり回数など)を集計管理している。携帯端末15では、日毎、月毎、遊技場毎の個別遊技データを閲覧できる。
(4)GPS連動遊技場案内サービス
携帯端末15が備えるGPS機能と連動し、GPS機能により捕捉された位置に基づく近隣の遊技場を携帯端末15の画面150上で案内するサービス。
(5)SNSサービス
上記の「みんなの遊技広場」メニュー156Cに対応するサービス。SNSサービスは、アプリ会員である遊技者間のコミュニケーションを可能とするサービス。メール交換サービスや、メッセージ発信サービス等がある。
(6)会員登録勧誘サービス
会員未登録の遊技場に対するホール会員登録を促すサービス。携帯端末15を利用して特定の遊技場の遊技情報を閲覧した際、その遊技場について会員未登録の場合にホール会員登録を促す勧誘情報を含む画面(
図10参照。)を表示する。
(7)事前個人情報登録サービス
上記の「その他」メニュー156Gにより提供されるサービスのひとつ。事前個人情報登録サービスは、特定の遊技場でホール会員登録する際に必要となる個人情報を事前に登録しておくためのサービスである。個人情報が事前登録されていれば、上記の個人情報出力操作による個人情報の出力が可能になる。
【0047】
次に、上記の(6)会員登録勧誘サービス、(7)事前個人情報登録サービスの内容について詳しく説明する。
(6)会員登録勧誘サービスは、上記の(1)特定遊技場の遊技情報閲覧サービスを契機として、遊技場用システム1側から自動的に提供されるサービスである。アプリケーションの利用者が
図8(b)中の「ホール情報」メニュー156Bを操作すると、上記の(1)特定遊技場の遊技情報閲覧サービスが開始され、まず、携帯端末15の画面150が
図9に例示する遊技場選択画面に切り替わる。
【0048】
この遊技場選択画面上でいずれかの遊技場が選択されると、携帯端末15は、その遊技場の遊技場IDと共に、遊技データの閲覧を求める要求信号をサーバ装置100に送信する。この要求信号を受信したサーバ装置100は、携帯端末15の画面表示をホール画面に切り替える。このホール画面は、ホールトップ画面、
図10に例示の基本情報画面、設置機種画面、遊技場の”売り”をアピールする来店PUSH情報画面等を含み、タブメニューによりいずれかを選択的に表示できる。各画面は、上段のホール名称ラベル及びタブメニューが共通する一方、選択されたタブメニューに応じて下側領域の表示内容が異なってくる。
図10に例示のホール画面は、基本情報のタブメニューが選択されたときの基本情報画面の例である。この基本情報画面では、遊技場が備えるサービスや設備等を表すサービスアイコンの表示欄、遊技場の住所やアクセス情報などの基本情報の表示欄等が配置されている。
【0049】
ここで、サーバー装置100は、特定の遊技場の遊技情報の閲覧を求める要求信号等を携帯端末15から受信したとき、アプリケーションのログインに使用されたアカウントIDを介して
図7に例示される記憶データを参照し、そのアカウントIDについて、その遊技場の遊技場IDが登録されているか否かを判定する。遊技場IDが未登録、すなわちアプリケーションの利用者が遊技情報の閲覧を求める遊技場に会員未登録の場合には、
図10に例示するようにホール画面の中央辺りに、「会員未登録」の文字表示を含む勧誘情報を提示し会員登録を促す。一方、会員登録済みの場合には、「会員未登録」の表示が省略されたホール画面が表示される。
【0050】
ホール会員登録を望む利用者は、上記の(7)事前個人情報登録サービスを利用して手間なく簡単にホール会員登録を実行できる。アプリ会員登録時の前出の入力項目のうち、暗証番号を除く前記(B)任意項目の各項目の情報が、ホール会員登録に必要な個人情報となる。携帯端末15は、アプリケーションに含まれる上記の個人情報登録プログラムを実行することにより遊技者が入力した個人情報を記憶する。さらに、個人情報を登録済みの携帯端末15が表示するメニュー画面(
図8(b))上で「QRコード(R)」メニュー156Fを操作するという個人情報出力操作に応じて、携帯端末15は、登録済みの個人情報を2次元コード化して画面150に表示出力する(
図11参照。)。
【0051】
いずれかの遊技場でのホール会員登録を希望する利用者は、個人情報を表す2次元コードを表示中の携帯端末15の画面150を携帯端末登録装置26の読取スキャナ262にかざすだけでよい。一方、ホール会員登録を待機中の携帯端末登録装置26では、内蔵するカードリーダライタに未登録の会員カード17がセットされた状態にある。携帯端末登録装置26は、携帯端末15が表示する2次元コードから個人情報を読み取ったとき、未登録の会員カード17に会員IDを書き込むと共に読み取った個人情報にその会員IDを対応付けて管理装置20に送信する。
【0052】
このようにして会員情報サーバとしての管理装置20は、ホール会員登録の処理を実行する際に携帯端末15が出力した個人情報を取り込む。具体的には、管理装置20は、上記の個人情報出力操作に応じて携帯端末15が表示出力した2次元コードから読取スキャナ262が読み取った個人情報を取り込み、アカウントID・個人情報・会員IDの3つを対応付けた状態で記憶し、ホール会員登録を実行する。管理装置20は、ホール会員登録の後、会員ID及びアカウントIDと共にホール会員登録を実行した旨をサーバ装置100に通知し、携帯端末登録装置26に対しては登録を表す信号を返信する。携帯端末登録装置26は、登録を表す信号を受信すると、会員IDを記録した会員カード17を発行する。
【0053】
なお、以上のようなホール会員登録は、複数の遊技場でそれぞれ実行可能となっている。サーバ装置100では、
図7のアプリ会員データに例示した通り、ホール会員登録済みの遊技場が増える毎に遊技場ID及び会員IDの組み合わせが100個を上限として追加される。
【0054】
一方、上記の(7)事前個人情報登録サービスを利用しない場合は、従来通り、各遊技場で所定のホール会員申込用紙に必要事項を記入して遊技場に提出することでホール会員登録を行うことが可能である。この場合には、申込用紙に記入された事項を遊技場従業員が読み取りながら管理装置20に手入力してホール会員登録を実行して、会員カード17を発行する。
【0055】
以上のように構成された遊技場用システム1においてダウンロード可能なアプリケーションは、遊技情報を閲覧するためのプログラムであり、所定のアカウント情報の一例であるアカウントIDの登録により利用できる。この遊技場用システム1が備えるアカウントサーバとしてのサーバ装置100は、アカウントIDと、遊技者の個人情報と、遊技者が会員登録を行った遊技場の識別情報である遊技場IDと、を対応付けて記憶している。
【0056】
この遊技場用システム1では、アプリケーションの実行により特定の遊技場の遊技情報を表示する際、この遊技場の遊技場IDに対して、アプリケーションの実行時に登録されたアカウントIDが対応付けて記憶されているか否かが判定される。そして、アプリケーションの実行時に登録されたアカウントIDが対応付けて記憶されていない遊技場の遊技情報を携帯端末15が表示する際には、会員登録を勧誘するための勧誘情報が携帯端末15の画面150に表示出力される(
図10参照。)。
【0057】
この遊技場用システム1によれば、携帯端末15にアプリケーションをダウンロードした遊技者に対して各遊技場の遊技情報を提供することにより、遊技者の遊技意欲を高めることができる。そして、遊技者が遊技情報を閲覧した特定の遊技場での会員登録が未だされていないときには、会員登録を促進するための例えばメッセージ等の勧誘情報が表示されるので、その遊技者に対して会員登録を動機付けできる。
【0058】
このように遊技場用システム1は、遊技者の遊技意欲を高めるとともに、遊技場での会員登録を促進できる有用なシステムとなっている。
【0059】
さらに、遊技場用システム1において携帯端末15でダウンロード可能なアプリケーションは、遊技者の個人情報を登録するための個人情報登録プログラムを含んでいる。携帯端末15は、個人情報登録プログラムを実行することにより遊技者が入力した個人情報を記憶すると共に、遊技者による個人情報出力操作に応じてその個人情報を2次元コード化して出力する(
図11)。一方、会員情報サーバとしての管理装置20は、ホール会員登録の処理を実行する際、携帯端末15が表示する2次元コードから携帯端末登録装置26が読み取った個人情報を取り込んでホール会員登録に利用する。
【0060】
この遊技場用システム1では、遊技場に関する遊技情報を閲覧するためのアプリケーションを携帯端末15にダウンロードした遊技者が、遊技場にてホール会員登録するための個人情報をアプリケーション上で予め登録しておき、後日、遊技場へ行ったときに登録済みの個人情報を提示してホール会員登録を実行できる。アプリケーション上で登録した個人情報は全ての遊技場に対して有効であるので、一度登録しておけば全ての遊技場において使い回しが可能である。遊技場内で会員登録を行う際にいちいち個人情報を手入力する必要がなくなり、特に複数の遊技場で会員登録する場合の手続の負担が極めて小さくなる。特に複数の遊技場でホール会員登録したい利用者にとっては、ホール会員登録に要する手間が激減されて便利である。このように遊技場用システム1によれば、会員登録する際の手続の負担を軽減することで、遊技場での会員登録を促進することができる。
【0061】
遊技場用システム1では、各遊技場でのホール会員登録時に必要となる個人情報を、携帯端末15が2次元コード化して表示出力する。会員情報サーバとしての管理装置20は、携帯端末15が表示出力した2次元コードから携帯端末登録装置26が読み取った個人情報を取り込んでホール会員登録の処理を実行する。個人情報を2次元コード化して表示出力すれば、読取装置である携帯端末登録装置26の読取スキャナ262に携帯端末15の画面150をかざすだけで、ホール会員登録に必要な個人情報を極めて簡単に出力可能である。
【0062】
本例の構成に代えて、あるいは加えて以下のような構成を採用することも良い。また、以下の各構成を適宜組み合わせて採用することも良い。
会員登録を促すためのメッセージ(勧誘情報)としては、本例の「会員未登録」に代えてどのようなメッセージでもあってもよい。
特定遊技場の遊技情報を表示するときに、その遊技場において会員登録済みであるか否かに応じて遊技情報の種類を異なるようにしてもよい。例えば、会員登録済みの場合には大当たりに関する遊技情報を閲覧できるが、会員未登録の場合にはその遊技情報を閲覧できないように設定することができる。このように構成すれば、ホール会員登録の促進効果をより一層高めることができる。
【0063】
アプリケーションの機能として、会員未登録の遊技場に設置されている遊技機の中で遊技情報が優秀な遊技機(例えば大当たり回数が多い、差メダル数が多い等の所定条件を満たす遊技機)を抽出し、それらの遊技機の遊技情報を遊技場名と一緒に一覧で表示する機能を追加してもよい。このような機能を設けることにより、未だ会員登録していない遊技場の遊技機が優秀であることをアピールすることが可能となり、会員登録を一層促進する効果が見込める。
【0064】
本例では、遊技情報サーバとアプリケーションサーバとアカウントサーバとを1台のサーバで兼用しているが、別々のサーバで構成することも良い。
携帯端末15が記憶する個人情報を2次元コード化して出力する構成を例示したが、NFC(近距離通信機能)を利用してホール会員登録に必要な個人情報を出力することも良い。2次元コード化して個人情報を出力する構成と、NFCを利用して個人情報を出力する構成と、を両方設けることも良い。
【0065】
本例では、遊技機の上方に設置した遊技情報表示装置3を例示したが、遊技情報表示装置3は遊技機の側方に設置してもよい。また、遊技情報表示装置と、従業員を呼び出す機能を備える呼出表示装置と、を一体的に構成したり、遊技情報表示装置と、貸出装置と、を一体的に構成してもよい。
【0066】
アプリケーションプログラムを携帯端末15に予めダウンロードする構成を例示して説明したが、アプリケーションをダウンロードすることなく、各種サービスを提供するASP(Application Service Provider)型のウェブサイトを設けることも良い。
【0067】
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。