【解決手段】リアル媒体2に掲示された各地理的表示(2a、2b、2c・・・)に、それぞれの内容に応じて付与された個別の検索コード20を併記するとともに、情報提供サーバ3に備えられた登録手段31に、複数のウェブページの位置情報312を検索コード20に関連付けて登録し、ネットワークNWを介して前記情報提供サーバ3に接続可能にするソフトウェア41が備えられた携帯端末4を用いて検索コード20を送信すれば、前記情報提供サーバ3から位置情報312が送信されて、該当する位置情報312にアクセスできるようにする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記特許文献1に記載の情報適用システムは、情報提供サーバに検索コードと関連付けて詳細情報が登録されており、リアル媒体を見たユーザが、携帯端末を用いて前記情報提供サーバにアクセスすると、検索コードを入力するための入力画面が前記携帯端末の画面に表示される。そして、ユーザが、リアル媒体に付記されている検索コードを前記入力画面に入力すれば、前記情報提供サーバが検索コードに関連付けられている詳細情報を前記携帯端末に送信する仕組みとなされている。
【0008】
しかしながら、前記特許文献1に記載の情報提供システムを利用するためには、まず、ユーザが情報提供サーバにアクセスし、検索コードを入力するための入力画面を入手する必要がある。又、前記情報提供サーバには、詳細情報そのものが登録されていることから、詳細情報の登録数が多くなればサーバ負荷が高くなる。
【0009】
本発明は、前記技術的課題を解決するために開発されたものであって、ユーザによる簡単な作業によって詳細情報が提供され得るようになされた新規な情報適用システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記技術的課題を解決する本発明の情報提供システムは、案内板や掲示板等の表示物又は紙媒体から選択されたリアル媒体と、情報提供サーバと、携帯端末と、を具備してなり、前記リアル媒体に掲示された一ないし複数の地理的表示各々に関する観光案内や道案内等の詳細情報が掲載されたウェブページを前記携帯端末の画面に表示する情報提供システムであって、前記リアル媒体に掲示された各地理的表示に、それぞれの内容に応じて付与された個別の検索コードが併記されてなり、前記情報提供サーバに備えられた登録手段に、複数のウェブページの位置情報が、各ウェブページに掲載されている詳細情報の内容に応じて決定された検索コードに関連付けて登録され、前記情報提供サーバに備えられた制御手段が、前記携帯端末から送信された検索コードに関連付けられた位置情報を前記携帯端末に送信する仕組みとなされ、前記携帯端末に、ネットワークを介して前記情報提供サーバに接続可能とするソフトウェアが備えられてなり、前記ソフトウェアが、前記携帯端末の画面に検索コードを入力するための入力画面を表示し、検索コードの入力後、自動的又は送信命令に応じて検索コードを前記情報提供サーバに送信し、前記情報提供サーバから位置情報が送信された場合には、該当する位置情報にアクセスし、取得したウェブページを前記携帯端末の画面に表示するようにプログラムされてなることを特徴とする(以下、「本発明システム」と称する。)。
【0011】
本発明システムにおいては、前記情報提供サーバの登録手段には、一の詳細情報を複数の言語に翻訳することによって作成された複数のウェブページ各々の位置情報が同一の検索コードに紐づけて登録されており、前記情報提供サーバの制御手段が、前記携帯端末から送信された検索コードに紐づけて登録されている各位置情報の中から、前記携帯端末に設定されている言語条件及び地域条件のうちの一方の条件を第一の手がかりとして位置情報を抽出し、抽出された位置情報が一つの場合、抽出された位置情報を前記携帯端末に送信し、抽出された位置情報が複数の場合、前記携帯端末に設定されている言語条件及び地域条件のうちの残りの一方の条件を第二の手がかりとして一つの位置情報を選択し、前記携帯端末に送信するものが好ましい態様となる。
【0012】
本発明システムにおいては、前記検索コードが複数のアラビア数字の組み合わせからなるものが好ましい態様となる。
【0013】
本発明システムにおいては、前記携帯端末の送話部を通じての音声入力による検索コードの入力も受け付け得るように前記ソフトウェアがプログラムされてなるものが好ましい態様となる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ユーザによる簡単な作業によって詳細情報を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
【0017】
<実施形態1>
図1に示すように、本発明システム1は、リアル媒体2と、情報提供サーバ3と、携帯端末4と、を具備する。
【0018】
‐リアル媒体2‐
前記リアル媒体2は、案内板や掲示板等の表示物又はパンフレットや広告等の紙媒体から選択される。本実施形態においては、前記リアル媒体2として観光地に設置された案内板を用いた。
【0019】
図2に示すように、前記リアル媒体2には、一ないし複数の地理的表示(2a、2b、2c・・・)が掲示されている。なお、本発明において「地理的表示」とは、観光スポット、駅、道その他のランドマークが、前記リアル媒体2上において文字、写真、図表その他の手段を用いて表現された表示を意味する。
【0020】
そして、本考案においては、前記リアル媒体2に掲示された各地理的表示(2a、2b、2c・・・)に対し、それぞれの内容に応じて付与された個別の検索コード20が併記される。本実施形態においては、前記検索コード20として、複数のアラビア数字(0〜9の英数字)の組み合わせを採用している。
【0021】
‐情報提供サーバ3‐
前記情報提供サーバ3は、ネットワークNWに常時接続されているウェブサーバ用コンピュータであり、図示しない情報提供者(情報提供代行業者を含む。)がパソコン等の端末30を用いて運営する。前記情報提供サーバ3の記憶装置(例えば、ハードディスク)には、登録手段31(
図3参照)と、制御手段32(
図4参照)と、が備えられている。
【0022】
前記登録手段31には、複数のウェブページの位置情報(例えば、URLやIPアドレス)312が、各ウェブページに掲載されている詳細情報の内容に応じて、検索コード20に関連付けて登録される。本実施形態においては、
図3に示すように、前記登録手段31に存する複数のホルダ310毎に、ウェブページの位置情報312を格納し、格納されたウェブページが保有する詳細情報に基づき、関連する地理的表示(2a、2b、2c・・・)に付した検索コード20をホルダ名311として各ホルダ310に名付けた。従って、一の地理的表示(例えば、地理的表示2a)に付した検索コード([000‐000‐0001])20は、その地理的表示2aに関する詳細情報を保有するウェブページの位置情報312を格納したホルダ310のホルダ名311と同一である。
【0023】
前記制御手段32は、携帯端末4から送信された検索コードに関連付けられた位置情報312を前記携帯端末4に送信する仕組みとなされている。
【0024】
本実施形態においては、
図4のフローチャートに示すように、前記制御手段32が前記携帯端末4から送信された検索コード20を受信すると(S1)、受信した検索コード20と同じホルダ名311となされたホルダ310を選択し(S2)、選択されたホルダ310に格納されている位置情報312を前記携帯端末4に送信する(S3)。なお、受信した検索コード20と同じホルダ名311となされたホルダ310が見つからなかった場合には、前記制御手段32は、検索コード20の入力間違いを知らせるエラー送信を前記携帯端末4に送信する(S4)。
【0025】
‐携帯端末4‐
前記携帯端末4は、「携帯情報端末(PDA)」や「スマートフォン」などと称される携帯式の小型機器であり、情報を閲覧したり、前記携帯端末4に命令を与えたりするためのタッチパネル式の画面40を有する。
【0026】
本発明においては、前記携帯端末4に、ネットワークNWを介して前記情報提供サーバ3に接続可能とするソフトウェア41が備えられる。
図5のフローチャートに示すように、このソフトウェア41は、前記携帯端末4の画面40に検索コード20を入力するための入力画面を表示し(S11)、検索コード20の入力確認後(S12)、送信命令に応じて(S13)、検索コード20を前記情報提供サーバ3に送信する(S14)。前記情報提供サーバ3から位置情報312が送信された場合には(S15)、該当する位置情報312にアクセスし(S16)、ウェブページの情報取得後(S17)、ウェブページを前記携帯端末4の画面に表示する(S18)ようにプログラムされている。
【0027】
なお、このソフトウェア41は前記携帯端末4の出荷時点において予め前記携帯端末4に搭載されていても良いし、本発明システム1を利用するためのアプリケーションソフトとして、ダウンロード等によって後発的に前記携帯端末4に搭載されても良い。
【0028】
前記構成を有する本発明システム1によれば、前記リアル媒体2に掲示された一ないし複数の地理的表示(2a、2b、2c・・・)各々に関連する観光案内や道案内等の詳細情報が掲載されたウェブページを前記携帯端末4の画面に表示することができる。
【0029】
以下、前記携帯端末4のユーザが、前記本発明システム1を利用して、詳細情報を取得する手順を説明する。
【0030】
まず、ユーザは、前記リアル媒体2としての案内板(
図2参照)を見て、前記リアル媒体2上に掲示された各地理的表示(2a、2b、2c・・・)の中から、詳細情報を要する一の地理的表示(例えば、地理的表示2a)を選択する。選択された地理的表示2aには、地理的表示2aに固有の検索コード([000‐000‐0001])20が併記されており、ユーザはその検索コード20を確認する。
【0031】
次にユーザは、前記携帯端末4を操作することによって、前記情報提供サーバ3に接続可能とするソフトウェア41を起動させる。
図6に示すように、ソフトウェア41の起動により、前記携帯端末4の画面40には、入力画面が表示される。本実施形態において、入力画面はいわゆるテンキーの形態を有しており、画面40に入力画面が表示された後、ユーザは画面40上のテンキーにタッチすることによって確認した検索コード20を入力し、入力後に送信ボタンBにタッチする。
【0032】
前記携帯端末4に対するユーザの操作によって、前記情報提供サーバ3に検索コード20が送信される。検索コード20を受信した前記情報提供サーバは、受信した検索コード20と同じホルダ名311となされたホルダ310を選択し、選択されたホルダ310に格納されている位置情報312を前記携帯端末4に送信する(
図4参照)。
【0033】
前記情報提供サーバ3から送信された位置情報312を受け取った携帯端末4は、ソフトウェアのプログラムに準じて、該当する位置情報312にアクセスし(
図5参照)、
図7に示すように、取得したウェブページを前記携帯端末4の画面40に表示する。
【0034】
即ち、本発明システム1においては、前記情報提供サーバ3にネットワークを介して接続可能とするソフトウェアが前記携帯端末4に搭載されているから、本発明システム1を利用するにあたっては、係るソフトウェア41を起動して、検索コード20を入力するといった簡単な操作によって詳細情報を取得することができる。
【0035】
又、前記情報提供サーバ3には、ウェブページそのものではなく、ウェブページの位置情報312を登録する仕組みとなされているから、サーバ負荷も比較的小さい。
【0036】
更に、前記携帯端末4と前記情報提供サーバ3との間のデータ交換は、情報量の少ない検索コード20及び位置情報312のやり取りとなるため、速やかな送受信が実現される。
【0037】
なお、本実施形態においては、前記携帯端末4の画面40に表示された入力画面に検索コード20を入力した後、送信ボタンBにタッチすることによって、前記情報提供サーバに検索コード20が送信されるようになされているが、検索コード20の入力後、自動的に前記情報提供サーバ3に検索コード20が送信されるようにソフトウェア41をプログラムしても良い。
【0038】
又、本実施形態においては、検索コード20として、複数のアラビア数字の組み合わせを採用しているが、検索コード20はこの形態に限定されるものではなく、例えば、アルファベットや記号にて表記しても良いし、二次元バーコードを検索コード20として利用しても良い。但し、本実施形態のように、複数のアラビア数字の組み合わせを検索コード20とすると、国内外の万人に対する利便性が高くなるうえ、前記リアル媒体2から離れた位置からでも検索コード20の視認が容易となる。
【0039】
更に、本実施形態においては、検索コード20の入力につき、前記携帯端末4の画面40に表示された入力画面を介して行っているが、前記携帯端末4の送話部を通じての音声入力による検索コードの入力も受け付け得るようにソフトウェア41がプログラムされていても良い。
【0040】
<実施形態2>
実施形態2に係る本発明システム1も、リアル媒体2と、情報提供サーバ3と、携帯端末4と、を具備する(
図1参照)。
【0041】
‐リアル媒体2‐
本実施形態における前記リアル媒体2は、実施形態1において用いたもの(
図2参照)と同様である。
【0042】
‐情報提供サーバ3‐
実施形態2に係る前記情報提供サーバ3も、実施形態1に係る情報提供サーバ3と同様のネットワークNWに常時接続されているウェブサーバ用コンピュータであり、登録手段31(
図8参照)と、制御手段32(
図10参照)と、が備えられている。
【0043】
そして、前記登録手段31には、複数のウェブページの位置情報(例えば、URLやIPアドレス)312が、各ウェブページに掲載されている詳細情報の内容に応じて、検索コード20に関連付けて登録される。
【0044】
但し、本実施形態においては、前記登録手段31に、一の詳細情報を複数の言語に翻訳することによって作成された複数のウェブページ各々の位置情報312が同一の検索コード20に紐づけて登録されている。
【0045】
具体的には、
図8に示すように、前記登録手段31に存する複数のホルダ310毎に、一の詳細情報を複数の言語に翻訳することによって作成された複数のウェブページ各々の位置情報312が紐づけて登録される。そして、本実施形態においては、この位置情報312の登録にあたり、
図9に示すように、ウェブページの表記言語の情報(以下、「言語情報」と称する。)と、ウェブページの表記言語が専ら使われている地域の情報(以下、「地域情報」と称する。)と、を付した状態でシーケンシャルファイル320としてホルダ310に格納し、検索コード20をホルダ名311として各ホルダ310に名付けた。従って、一の地理的表示(例えば、地理的表示2a)に付した検索コード([000‐000‐0001])20は、その地理的表示2aに関する詳細情報を複数の言語に翻訳することによって作成された複数のウェブページ各々の位置情報を格納したホルダ310のホルダ名311と同一である。
【0046】
前記制御手段32は、携帯端末4から送信された検索コード20に関連付けられた位置情報312を前記携帯端末4に送信する仕組みとなされている。
【0047】
但し、本実施形態においては、前記制御手段32が、前記携帯端末4から送信された検索コード20に紐づけて登録されている各位置情報312の中から、前記携帯端末4に設定されている言語条件を第一の手がかりとして位置情報312を抽出し、抽出された位置情報312が一つの場合、抽出された位置情報312を前記携帯端末4に送信し、抽出された位置情報312が複数の場合、前記携帯端末4に設定されている地域条件を第二の手がかりとして一の位置情報312を選択し、前記携帯端末4に送信する。
【0048】
具体的には、
図10のフローチャートに示すように、前記制御手段32は、前記携帯端末4から送信された検索コード20を受信すると(S1)、受信した検索コード20と同じホルダ名311となされたホルダ310を選択する(S2)。
【0049】
選択されたホルダ310には、表記言語の異なる複数のウェブページの位置情報312が格納されているため、前記制御手段32は、まず、ホルダ310に存する複数の位置情報312の中から、前記携帯端末4に設定されている言語条件を第一の手がかりとして位置情報312を抽出する(S5)。即ち、前記制御手段32は、シーケンシャルファイル320の中から前記携帯端末4に設定されている言語条件と合致する言語情報が付された位置情報312を抽出する。そして、抽出した位置情報312が一つの場合(S6)、制御手段32は、抽出された一つの位置情報312を前記携帯端末4に送信する(S3)。
【0050】
一方、抽出した位置情報312が複数の場合、制御手段32は、更に、複数の位置情報312の中から、前記携帯端末4に設定されている地域条件を第二の手がかりとして一つの位置情報312を抽出する(S7)。即ち、前記制御手段32は、前記携帯端末4に設定されている地域条件と合致する地域情報が付された一つの位置情報312を抽出し、抽出された一つの位置情報312を前記携帯端末4に送信する(S3)。
【0051】
‐携帯端末4‐
前記実施形態1と同様、前記携帯端末4には、ネットワークNWを介して前記情報提供サーバ3に接続可能とするソフトウェア41が備えられる。但し、
図11に示すように、本実施形態において用いられるソフトウェア41は、検索コード20の入力後(S12)、送信命令に応じて(S13)、検索コード20を前記情報提供サーバ3に送信するとともに、前記携帯端末4に設定されている言語条件及び地域条件も前記情報提供サーバ3に送信(S14)するようにプログラムされている。
【0052】
以下、前記携帯端末4のユーザが、前記本発明システム1を利用して、詳細情報を取得する手順を説明する。
【0053】
まず、ユーザは、前記リアル媒体2としての案内板(
図2参照)を見て、前記リアル媒体2上に掲示された各地理的表示(2a、2b、2c・・・)の中から、詳細情報を要する一の地理的表示(例えば、地理的表示2a)を選択する。
【0054】
選択された地理的表示2aには、地理的表示2aに固有の検索コード([000‐000‐001])20が併記されており、ユーザはその検索コード20を確認する。
【0055】
次にユーザは、前記携帯端末4を操作することによって、ソフトウェア41を起動させ、前記携帯端末4の画面40に入力画面を表示させる。ユーザは検索コード20を入力し、送信ボタンBにタッチする。
【0056】
前記携帯端末4に対するユーザの操作によって、前記情報提供サーバ3に検索コード20が送信される。検索コード20を受信した前記情報提供サーバは、受信した検索コード20と同じホルダ名311となされたホルダ310を選択する。選択されたホルダ310には、表記言語の異なる複数の位置情報312が格納されており、ホルダ310に存する複数の位置情報312の中から、前記携帯端末4に設定されている言語条件を第一の手がかりとして位置情報312を抽出する。抽出した位置情報312が一つの場合、制御手段32は、抽出された一つの位置情報312を前記携帯端末4に送信する。
【0057】
一方、抽出した位置情報312が複数の場合、制御手段32は、更に、複数の位置情報312の中から、前記携帯端末4に設定されている地域条件を第二の手がかりとして一つの位置情報312を抽出し、抽出された一つの位置情報312を前記携帯端末4に送信する。
【0058】
前記情報提供サーバ3から送信された位置情報312を受け取った携帯端末4は、ソフトウェア41のプログラムに準じて、該当する位置情報312にアクセスし、取得したウェブページを前記携帯端末4の画面40に表示する。
【0059】
即ち、本実施形態に係る本発明システム1によれば、ユーザが専ら使用する言語にて表記された詳細情報を提供することができる。
【0060】
例えば、英語は世界的に使用されている言語の一種であるが、地域毎に語彙、文法などが多少異なる。又、例えば中国では、中国国内の地域によって北京語、広州語、又は上海語などの複数の中国語が存在する。
【0061】
従って、単に言語条件のみを判断することによって詳細情報が提供されると、ある地域のユーザにとっては、解読が困難となる場合がある。
【0062】
この点につき、本実施形態に係る本発明システム1は、ユーザの有する携帯端末4に設定されている言語条件及び地域条件に鑑みて、ユーザが専ら使用する言語にて表記された詳細情報を提供することができるため、非常に利便性が高い。
【0063】
なお、本実施形態においては、前記携帯端末4に設定されている言語条件を第一の手がかりとし、前記携帯端末4に設定されている地域条件を第二の手がかりとして位置情報312を抽出しているが、
図12に示すように、前記携帯端末4に設定されている地域条件を第一の手がかりとし、前記携帯端末4に設定されている言語条件を第二の手がかりとして位置情報312を抽出する仕組みとしても良い。
【0064】
その余は、実施形態1と同様の説明となるため、繰り返しを避けるべくここでは説明を省略する。
【0065】
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施例はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。