【解決手段】スクイジー10はハンドル12とバックプレート14とチャンネル16を有する。ハンドル12はハンドルヘッド12aと把持部12bを有する。ハンドルヘッド12aとバックプレート14の間にチャンネル16を挟持する。スクイジー10の、把持部12bよりも前端側の、チャンネル16を除く部分をスクイジーヘッド10aというものとする。スクイジー10は、ハンドルヘッド12aにバックプレート14を取り付けた状態でスクイジーヘッド10aにウォッシャー34を取り付け可能にする、ウォッシャー取付部32を有する。ウォッシャー取付部32を、スクイジーヘッド10aの、ハンドルヘッド12aとバックプレート14が重なり合う領域を外れた領域に配置する。
前端側にハンドルヘッドおよび後端側に把持部を有するハンドルと、前記ハンドルヘッドの腹側に取り付けられるバックプレートを有し、前記ハンドルヘッドと前記バックプレートの間に、ラバーを保持したチャンネルを挟持するスクイジーにおいて、
前記スクイジーの、前記把持部よりも前端側の、前記チャンネルを除く部分をスクイジーヘッドというものとして、
前記スクイジーは、前記ハンドルヘッドに前記バックプレートを取り付けた状態で前記スクイジーヘッドにウォッシャーを取り付け可能にする、ウォッシャー取付部を有し、
前記ウォッシャー取付部は、前記スクイジーヘッドの、前記ハンドルヘッドと前記バックプレートが重なり合う領域を外れた領域に配置されている、
そのようなスクイジー。
前記ウォッシャー取付部は、前記ウォッシャーを前記スクイジーヘッドに取り付けるためのねじを挿通させるねじ通し穴、または該ねじをねじ込むねじ穴を有する請求項1に記載のスクイジー。
前記ウォッシャー取付部品は、該ウォッシャー取付部品が前記スクイジーヘッドに取り付けられた状態で、前記ハンドルヘッドおよび前記バックプレートの左右両側方に張り出した領域を構成する左右の張り出し部を有し、
前記左右の張り出し部は前記ウォッシャー取付部を有する
請求項3または4に記載のウォッシャー取付部品。
前記ウォッシャー取付部品は、前記ハンドルヘッドの背側すなわち該ヘッド部の前記バックプレートに対向する面とは反対の面側、または前記ハンドルヘッドと前記バックプレートの間、または前記バックプレートの腹側すなわち該バックプレートの前記ハンドルヘッドに対向する面とは反対の面側に配置された状態で、前記スクイジーに取り付けられるものである、
請求項3から6のいずれか1つに記載のウォッシャー取付部品。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1,2に実施形態として記載された具体的構造は、いずれも、ハンドルヘッドとバックプレートを連結した状態でウォッシャーをスクイジーヘッドに取り付けることはできなかった。
【0005】
この発明は、ハンドルヘッドとバックプレートを連結した状態でスクイジーヘッドにウォッシャーを取り付けることを可能にしたスクイジーおよびその部品を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明のスクイジーは、前端側にハンドルヘッドおよび後端側に把持部を有するハンドルと、前記ハンドルヘッドの腹側に取り付けられるバックプレートを有し、前記ハンドルヘッドと前記バックプレートの間に、ラバーを保持したチャンネルを挟持するスクイジーにおいて、前記スクイジーの、前記把持部よりも前端側の、前記チャンネルを除く部分をスクイジーヘッドというものとして、前記スクイジーは、前記ハンドルヘッドに前記バックプレートを取り付けた状態で前記スクイジーヘッドにウォッシャーを取り付け可能にする、ウォッシャー取付部を有し、前記ウォッシャー取付部は、前記スクイジーヘッドの、前記ハンドルヘッドと前記バックプレートが重なり合う領域を外れた領域(例えば、該重なり合う領域を左右両側方に外れた領域)に配置されているものである。これによれば、ハンドルヘッドとバックプレートを連結した状態で、ウォッシャーをウォッシャー取付部にてスクイジーヘッドに取り付けることができる。
【0007】
この発明のスクイジーにおいて、前記ウォッシャー取付部は、前記ウォッシャーを前記スクイジーヘッドに取り付けるためのねじを挿通させるねじ通し穴、または該ねじをねじ込むねじ穴を有することができる。これによれば、ウォッシャーをねじによりスクイジーヘッドに取り付けることができる。
【0008】
この発明のウォッシャー取付部品は、前記ウォッシャー取付部を有する部品であって、該ウォッシャー取付部品はスクイジーヘッドに取り付けられるものである。これによれば、ハンドルヘッドにバックプレートを取り付ける構造を有するスクイジーのスクイジーヘッドにウォッシャー取付部品を取り付けることにより、スクイジーヘッドにウォッシャー取付部を構成して、ウォッシャーをスクイジーヘッドに取り付けることができる。また、ハンドルヘッドにバックプレートを取り付ける構造が異なる(例えば、ハンドルヘッドにバックプレートをねじ止めする2本のねじの間隔が異なる等)複数種類のスクイジーに対して、ウォッシャー取付部品を代えることにより、同一種類のウォッシャーを取り付けることも可能となる。
【0009】
この発明のウォッシャー取付部品は、前記ウォッシャー取付部のほか、該ウォッシャー取付部品を前記スクイジーヘッドに取り付けることを可能にするスクイジー取付部を有し、前記ウォッシャー取付部は、前記ウォッシャー取付部品を前記スクイジー取付部にて前記スクイジーヘッドに取り付けた状態で、該ウォッシャー取付部品に前記ウォッシャーを取り付けることを可能にするものとして構成することができる。これによれば、ウォッシャー取付部品をスクイジー取付部にてスクイジーヘッドに取り付けることにより、スクイジーのハンドルとバックプレートどうしを連結した状態で、ウォッシャー取付部にてウォッシャーをスクイジーヘッドに取り付けることができる。
【0010】
前記ウォッシャー取付部品は、該ウォッシャー取付部品が前記スクイジーヘッドに取り付けられた状態で、前記ハンドルヘッドおよび前記バックプレートの左右両側方に張り出した領域を構成する左右の張り出し部を有し、前記左右の張り出し部は前記ウォッシャー取付部を有するものとして構成することができる。これによれば、ウォッシャー取付部がスクイジーヘッドの左右両側方位置に配置されているので、スクイジーに邪魔されずに、ウォッシャーを容易にスクイジーヘッドに取り付けることができる。また、ウォッシャーをスクイジーの腹側(ラバーが向く面側)または背側に切り換えて取り付け可能にする構造も容易に実現できる。
【0011】
前記ウォッシャー取付部品は、前記ハンドルヘッドに前記バックプレートを取り付けるのに伴い前記スクイジーに取り付けられる構造を有するものとして構成することができる。これによれば、取付要素(ねじ等)によりハンドルヘッドにバックプレートを取り付けるのに伴い、スクイジーにウォッシャー取付部品を取り付けることができるので、スクイジーにウォッシャー取付部品を取り付けるための専用の取付要素を不要にすることができる。
【0012】
前記ウォッシャー取付部品は、前記ウォッシャーを前記スクイジーヘッドの腹側、背側のいずれの面側にも切り換えて取り付けることを可能にするものとして構成することができる。これによれば、ウォッシャーをスクイジーの腹側に配置してウォッシャーによるウォッシングとスクイジーによる水切りを同時に行う使用モードと、ウォッシャーをスクイジーの背側に配置して、ハンドルを軸周り方向に反転させてウォッシャーによるウォッシングとスクイジーによる水切りを切り換えて行う使用モードを、切り換えて設定することができる。
【0013】
前記ウォッシャー取付部品は、前記ハンドルヘッドの背側すなわち該ヘッド部の前記バックプレートに対向する面とは反対の面側、または前記ハンドルヘッドと前記バックプレートの間、または前記バックプレートの腹側すなわち該バックプレートの前記ハンドルヘッドに対向する面とは反対の面側に配置された状態で、前記スクイジーに取り付けられるものとすることができる。
【0014】
この発明は、スクイジーの1つの部品としてのハンドルに前記ウォッシャー取付部を配置することができる。これによれば、ハンドルに直接ウォッシャーを取り付けることができるので、ウォッシャー取付部を有する独立したウォッシャー取付部品を不要にすることができる。
【0015】
この発明は、スクイジーの1つの部品としてのバックプレートに前記ウォッシャー取付部を配置することができる。これによれば、バックプレートに直接ウォッシャーを取り付けることができるので、ウォッシャー取付部を有する独立したウォッシャー取付部品を不要にすることができる。
【0016】
また、この発明のウォッシャー取付部品は、スクイジーに取り付けられて、該スクイジーにウォッシャーを取り付け可能にするウォッシャー取付部品であって、該ウォッシャー取付部品は、該ウォッシャー取付部品に前記ウォッシャーが取り付けられていない状態で、該ウォッシャー取付部品を前記スクイジーに取り付けることを可能にするスクイジー取付部と、該ウォッシャー取付部品を前記スクイジー取付部にて前記スクイジーに取り付けた状態で、該ウォッシャー取付部品に前記ウォッシャーを取り付けることを可能にするウォッシャー取付部を有する、そのようなウォッシャー取付部品である。これによれば、ウォッシャー取付部品をスクイジー取付部にてスクイジーに取り付けた状態で、該ウォッシャー取付部品にウォッシャーをウォッシャー取付部にて取り付けることができるので、ハンドルヘッドとバックプレートを連結した状態で、ウォッシャーをウォッシャー取付部にてスクイジーヘッドに取り付けることができる。また、構造が異なる複数種類のスクイジーに対して、ウォッシャー取付部品を代えることにより、同一種類のウォッシャーを取り付けることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1A】この発明によるスクイジーの実施の形態1を示す図で、
図4のウォッシャー取付部品を
図2のスクイジーの背側に取り付けたウォッシャー取付部品付きスクイジーを背側から見た斜視図である。
【
図1B】
図1Aのウォッシャー取付部品付きスクイジーを腹側から見た斜視図である。
【
図2】在来のスクイジーの構成部品を示す図で、該スクイジーを分解して背側から見た斜視図である。
【
図3A】
図2のスクイジーを組み立てて背側から見た斜視図である。
【
図4】この発明によるウォッシャー取付部品の実施の形態1を示す図で、
図2のスクイジーに取り付けて使用されるウォッシャー取付部品およびその取り付けに使用されるねじを示す斜視図である。
【
図5】実施の形態1〜4のスクイジーの背側および腹側のいずれの側にも着脱自在に取り付け可能なウォッシャーの分解斜視図および、該ウォッシャーをウォッシャー取付部品付きスクイジーに取り付ける手回し式ねじを示す。
【
図6】
図5のウォッシャーの支持台42付近の拡大斜視図である。
【
図7】
図5の芯部材38に含浸体36を被せて構成されたウォッシャーを示す斜視図である。
【
図8A】
図1A、
図1Bのウォッシャー取付部品付きスクイジーの背側に
図7のウォッシャーを取り付けたコンビスクイジー(ウォッシャー付きスクイジー)を背側から見た斜視図である。
【
図8B】
図8Aのコンビスクイジーを腹側から見た斜視図である。
【
図9A】
図8A,
図8Bのコンビスクイジーを、含浸体を外した状態で背側から見た斜視図である。
【
図9B】
図9Aの状態のコンビスクイジーを腹側から見た斜視図である。
【
図10A】
図1A、
図1Bのウォッシャー取付部品付きスクイジーの腹側に
図7のウォッシャーを取り付けたコンビスクイジーを背側から見た斜視図である。
【
図11A】この発明によるスクイジーの実施の形態1の変形例を示す図で、
図4のウォッシャー取付部品を
図2のスクイジーの腹側に取り付けたウォッシャー取付部品付きスクイジーを背側から見た斜視図である。
【
図11B】
図11Aのウォッシャー取付部品付きスクイジーを腹側から見た斜視図である。
【
図12A】
図11A、
図11Bのウォッシャー取付部品付きスクイジーの背側に
図7のウォッシャーを取り付けたコンビスクイジーを背側から見た斜視図である(含浸体を外した状態で示す)。
【
図13A】
図11A、
図11Bのウォッシャー取付部品付きスクイジーの腹側に
図7のウォッシャーを取り付けたコンビスクイジーを背側から見た斜視図である(含浸体を外した状態で示す)。
【
図14】この発明によるウォッシャー取付部品の実施の形態2を示す図で、
図2のスクイジーに取り付けて使用されるウォッシャー取付部品を示す斜視図である。
【
図15A】この発明によるスクイジーの実施の形態2を示す図で、
図14のウォッシャー取付部品を
図2のスクイジー(ただしチャンネルの長さは
図2のものよりも短い)のハンドルヘッドとバックプレートの間に挟み付けて該スクイジーに取り付けたウォッシャー取付部品付きスクイジーを背側から見た斜視図である。
【
図15B】
図15Aのウォッシャー取付部品付きスクイジーを腹側から見た斜視図である。
【
図16A】
図15A、
図15Bのウォッシャー取付部品付きスクイジーの背側に
図7のウォッシャー(ただしウォッシャーの長さは
図7のものよりも短い)を取り付けたコンビスクイジーを背側から見た斜視図である(含浸体を外した状態で示す)。
【
図17A】
図15A、
図15Bのウォッシャー取付部品付きスクイジーの腹側に
図7のウォッシャー(ただしウォッシャーの長さは
図7のものよりも短い)を取り付けたコンビスクイジーを背側から見た斜視図である(含浸体を外した状態で示す)。
【
図18】この発明によるスクイジーの実施の形態3を示す図で、該スクイジーとウォッシャーを組み合わせたコンビスクイジーを分解して背側から見た斜視図である。
【
図21A】
図20A、
図20Bのスクイジーの背側に
図18のウォッシャーを取り付けたコンビスクイジーを背側から見た斜視図である(含浸体を外した状態で示す)。
【
図22A】
図20A、
図20Bのスクイジーの腹側に
図18のウォッシャーを取り付けたコンビスクイジーを背側から見た斜視図である(含浸体を外した状態で示す)。
【
図23】この発明によるスクイジーの実施の形態4を示す図で、該スクイジーとウォッシャーを組み合わせたコンビスクイジーを分解して背側から見た斜視図である。
【
図24A】
図23のバックプレートを背側(ハンドルヘッドに対面する側)から見た斜視図である。
【
図26A】
図25A、
図25Bのスクイジーの背側に
図23のウォッシャーを取り付けたコンビスクイジーを背側から見た斜視図である(含浸体を外した状態で示す)。
【
図27A】
図25A、
図25Bのスクイジーの腹側に
図23のウォッシャーを取り付けたコンビスクイジーを背側から見た斜視図である(含浸体を外した状態で示す)。
【
図29】
図10AのII−II矢視端面図である(含浸体を外した状態で示す)。
【
図30】
図10A、
図10Bのコンビスクイジーについて、スクイジー・ウォッシャー間距離を調整可能にした変形例を示す図で、
図10AのII−II矢視位置に相当する位置の矢視端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
《実施の形態1》
この発明の実施の形態1を説明する。この実施の形態は、在来のスクイジーに、この発明によるウォッシャー取付部品を取り付けて、ウォッシャーを着脱可能にしたこの発明によるスクイジーを構成したものである。はじめに、この実施の形態で使用する在来のスクイジーを
図2、
図3A、
図3Bを参照して説明する。
図2は在来のスクイジー10の構成部品を示す。
図2ではETTORE社製「Master Squeegee」のハンドルとバックプレートを使用した場合を示しているが、他社製品にも同様の形態のものがある。スクイジー10は金属製のハンドル(把持具)12と、金属製のバックプレート(裏板)14と、金属製のチャンネル(横棒)16と、2本のねじ18と、2個のナット20と、チャンネル16にその長さ方向に沿って装着されたラバー(長尺のゴム等の弾性板)22とで構成される。なお、スクイジー10およびその構成部品について、それぞれの両面側のうち、スクイジー10で窓ガラスを掻く(水切りをする)ときに窓ガラスに対面する側を「腹側」とし、その反対側を「背側」とする。また、スクイジー10の前後方向(すなわちハンドル12の軸方向)について、チャンネル16が配置される側を「前端側」とし、その反対側(把持部12bの末端側)を「後端側」とする。ハンドル12は前端側のハンドルヘッド12aと後端側の把持部12bを有する。把持部12bは握って作業をしやすいように、軸に直交する断面が円形に形成されている。ハンドルヘッド12aは把持部12bの前端に連続して、前端側に向けて扇状に拡げられて、扁平幅広形状に形成されている。ハンドルヘッド12aには、その左右2箇所に、凹部12dがそれぞれ形成されている。各凹部12dの中央にはねじ通し穴12cが形成されている。バックプレート14は、ハンドルヘッド12aの裏面側(腹側)の凹所12eに収容される大きさの扇状に形成されている。バックプレート14には、ハンドルヘッド12aの2個のねじ通し穴12cに対面する2箇所に、ねじ通し穴14aがそれぞれ形成されている。ハンドルヘッド12aの腹側の凹所12eにバックプレート14を収容し、ハンドルヘッド12aとバックプレート14の間の前端部にチャンネル16を挟み込み、2本のねじ18をハンドル12の背側からねじ通し穴12c,14aに順次差し込み、バックプレート14の腹側に突出したねじ18の端部にそれぞれナット20をねじ込んで締め付けることにより、ハンドル12とバックプレート14は相互に連結され、かつハンドルヘッド12aとバックプレート14の間の前端部にチャンネル16が挟持されて、ハンドル12とバックプレート14とチャンネル16は組み立てられて分解可能に一体化される。
図3A、
図3Bはこのようにして組み立てられたスクイジー10を背側および腹側から見た状態をそれぞれ示す。ラバー22の前縁部22aは窓ガラス表面から洗浄液を掻き落とせるようにチャンネル16の前縁部16aから少し突出している。スクイジー10の、把持部12bよりも前端側の、チャンネル16を除く部分をスクイジーヘッド10aというものとする。
【0019】
図4は、
図2のスクイジー10に取り付けて使用されるウォッシャー取付部品24およびその取り付けに使用されるねじ26を示す。ねじ26は
図2のねじ18に代えて使用されるもので、ねじ18よりも軸が長い。
図2のナット20はここでは使用しない。ウォッシャー取付部品24は、ウォッシャー取付部品本体部を構成するプレート28に、2個の中空の(つまり貫通穴を有する)雌ねじ付きリベット30,30と、2個の中空の(つまり貫通穴を有する)雌ねじ無しリベット32,32を、それぞれ別々の位置に取り付けて構成されている。プレート28は、例えば、長さが11cm、幅が2cm、厚さが2mm程度のアルミ等の金属板(平板)で構成される。雌ねじ付きリベット30,30はスクイジー取付部を構成するもので、プレート28の長手方向の中央位置を挟んで等間隔の位置に配置されている。雌ねじ付きリベット30,30の軸間距離は、ハンドルヘッド12aの2個のねじ通し穴12c,12c(
図2)の軸間距離およびバックプレート14の2個のねじ通し穴14a,14a(
図2)の軸間距離にそれぞれ等しい。雌ねじ無しリベット32,32はウォッシャー取付部を構成するもので、プレート28の長手方向の中央位置を挟んで等間隔の位置(プレート28の長手方向の中央位置からの距離が、雌ねじ付きリベット30,30よりも遠い、プレート28の長手方向の両端に近い位置)に配置されている。雌ねじ無しリベット32,32の軸間距離は、ウォッシャー取付部品24をスクイジー10に取り付ける位置で、雌ねじ無しリベット32,32がハンドルヘッド12aを跨いでハンドルヘッド12aの左右両側方に配置されるような距離に設定されている。雌ねじ付きリベット30と雌ねじ無しリベット32はプレート28の板厚方向の互いに反対の面側に突出している。プレート28の板厚方向の両面28A,28Bのうち、雌ねじ付きリベット30,30が突出する側の面を「面28A」、雌ねじ無しリベット32が突出する側の面を「面28B」というものとする。ウォッシャー取付部品24は面28Bをスクイジーヘッド10aの背側または腹側に当接させてスクイジーヘッド10aに支持される。なお、プレート28の雌ねじ付きリベット30,30を取り付ける箇所にねじ通し穴をそれぞれ開け、雌ねじ付きリベット30,30に代えて
図2のナット20,20を使用して、ねじ26,26を該各ねじ通し穴に挿通してナット20,20にねじ込んで締め付けるようにすることもできる。
【0020】
図4のウォッシャー取付部品24を
図2のスクイジー10の背側に取り付けた状態を
図1A(背側から見た状態)、
図1B(腹側から見た状態)に示す。このウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1は、
図2の短いねじ18に代えて
図4の長いねじ26が使用されている。また、
図2のナット20に代えて
図4の雌ねじ付きリベット30,30が使用されている。
図1A、
図1Bのウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1を組み立てる手順は次のとおりである。ハンドルヘッド12aの腹側の凹所12eにバックプレート14を収容する。ハンドルヘッド12aとバックプレート14の間の前端部にチャンネル16を挟み込む。ここまでは、
図2の在来のスクイジー10を組み立てる手順と同じである。次に、ウォッシャー取付部品24を、その面28Bをハンドルヘッド12aの背側に当接させて、ハンドルヘッド12aの背側に載置する。2本のねじ26をバックプレート14の腹側からねじ通し穴14a,12cに順次差し込み、ウォッシャー取付部品24の雌ねじ付きリベット30にねじ込んで締め付ける。これにより、バックプレート14とハンドル12とウォッシャー取付部品24は相互に連結され、かつハンドルヘッド12aとバックプレート14の間の前端部にチャンネル16が挟持される。このようにして、ウォッシャー取付部品24とハンドル12とバックプレート14とチャンネル16は
図1A、
図1Bのように組み立てられて分解可能に一体化される。これにより、ウォッシャー取付部品24をスクイジーヘッド10aに取り付けたウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1が構成される。このとき、ウォッシャー取付部品24の長手方向の両側箇所は、スクイジーヘッド10aの、ハンドルヘッド12aとバックプレート14が存在する領域よりも左右両側方に張り出して左右の張り出し部24c,24cを構成する。張り出し部24c,24cはスクイジーヘッド10aの一部を構成する。左右の張り出し部24c,24cは、スクイジーヘッド10aの、ハンドルヘッド12aとバックプレート14が重なり合う領域の外に配置されている。張り出し部24c,24cには、ウォッシャー取付部を構成する雌ねじ無しリベット32,32がウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1の腹側に突出した状態でそれぞれ配置されている。なお、ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1は、このままウォッシャーを取り付けずに、スクイジー単体具として窓ガラスの水切りに使用することができる。このときウォッシャー取付部品24は水切り作業の邪魔になるものではない。
【0021】
図1A、
図1Bのウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1に対し、その背側および腹側のいずれの側にも着脱自在に取り付け可能なウォッシャーを説明する。
図5は同ウォッシャー34の分解斜視図を示す。ウォッシャー34は、含浸体36と棒状(直棒状)の芯部材38を有する。2本の手回し式ねじ40,40は、ウォッシャー34をウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1に取り付けるためのねじである。芯部材38には、芯部材38の長さ方向中央部に、支持台42がリベット等で取り付けられている。芯部材38は、例えば、チャンネル16(
図1A、
図1B)と同程度の長さを有する直径10mm程度のアルミ丸パイプ(直管)で構成される。芯部材38の両端部には、ビニール、ゴム等のキャップ44が被せて装着されている。
【0022】
支持台42の構成を
図6の拡大図を参照して説明する。支持台42は例えば、厚さが1.5mm程度のアルミ板で構成されている。支持台42はベース部42aと、ベース部42aの長さ方向の両端部付近でベース部42aから直角に折り曲げられた背部42b,42bを有する。芯部材38はベース部42aと背部42b,42bの各内面に支持された状態で、2個のブラインドリベット(引き抜きリベット)46によりベース部42aに固定されている。ベース部42aには、ベース部42aの長さ方向の両端部付近に中空の(つまり貫通穴を有する)雌ねじ付きリベット48,48が取り付けられている。すなわち、雌ねじ付きリベット48は、ベース部42aの面に対し芯部材38が配置された側と反対側に向けて直角に突出した状態に、ベース部42aに取り付けられている。雌ねじ付きリベット48の突出した先端面には、雌ねじが開口している。雌ねじ付きリベット48の外径は、ウォッシャー取付部品24(
図4)の雌ねじ無しリベット32の外径と等しい。また、2個の雌ねじ付きリベット48,48の軸間距離は、ウォッシャー取付部品24の2個の雌ねじ無しリベット32,32の軸間距離に等しい。実施の形態1および、後述する実施の形態1の変形例、実施の形態2,3におけるいずれの使用態様においても、ウォッシャー34は雌ねじ付きリベット48,48の先端面がスクイジーに当接支持された状態で、該スクイジーに取り付けられる。ベース部42aの、2個の雌ねじ付きリベット48,48の間の位置には、2個の丸穴50,50が形成されている。この丸穴50,50は、使用態様によってはねじ26,26の先端が支持台42のベース部42aに当たって、スクイジーに対するウォッシャー34の取り付けを邪魔する可能性があるので、ねじ26,26の先端を除けて(収容して)、該先端が支持台42のベース部42aに当たらないようにするものである。したがって、いずれの使用態様においてもねじ26,26の先端が支持台42のベース部42aに当たらない場合は、丸穴50,50は設けなくてもよい。
【0023】
図5において、含浸体36は表面側を起毛した布を使用して、該布を袋状に縫製して作られている。含浸体36の側部には、芯部材38を出し入れするための開口部52が形成されている。含浸体36の開口部52には、開口部52を開閉自在に閉じるための一対の面ファスナー54が、開口部52の対向する縁部に沿って縫着されている。含浸体36の開口部52の内周面には、その長手方向の2箇所に2本のゴム紐56,56が縫着されている。これらゴム紐56,56は、芯部材38の左右箇所をそれぞれ通すためのものである。含浸体36には、含浸体36の長さ方向の中央位置に、該中央位置で開口部52を開閉自在に閉じるための一対の面ファスナー58が、開口部52の対向する縁部に縫着されている。以上の構成によれば、芯部材38の左右箇所をゴム紐56,56にそれぞれ通しながら、芯部材38を開口部52から含浸体36の内部空間に差し込み、次いで面ファスナー54,58を閉じることにより、
図7に示す、芯部材38に含浸体36を被せたウォッシャー34が構成される。
【0024】
図1A、
図1Bのウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1の背側に
図7のウォッシャー34を取り付ける手順は次のとおりである。ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1のスクイジーヘッド10aの背側に
図7のウォッシャー34を配置し、ウォッシャー取付部品24の雌ねじ無しリベット32,32の、面28Aに露出している基端と、ウォッシャー34の雌ねじ付きリベット48,48の先端を同軸上に配して突き当てる。これにより、雌ねじ無しリベット32,32の中空部と雌ねじ付きリベット48,48の中空部が連通する。この状態で、ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1の腹側から、手回し式ねじ40,40を雌ねじ無しリベット32,32に差し込み、雌ねじ付きリベット48,48にねじ込んで締め付ける。この手回し式ねじ40,40の締め付け力により、雌ねじ無しリベット32,32の基端と雌ねじ付きリベット48,48の先端どうしが強く突き当てられた状態となり、ウォッシャー34はウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1のスクイジーヘッド10aの背側にがたつきなく取り付けられる。
図8A(背側から見た状態)、
図8B(腹側から見た状態)はこのようにして構成されたコンビスクイジー(ウォッシャー付きスクイジー)51を示す。また、
図9A(背側から見た状態)、
図9B(腹側から見た状態)は、取り付け状態を分かりやすくするために、このコンビスクイジー51を含浸体36を外した状態で示したものである。また、
図28はコンビスクイジー51を
図9AのI−I矢視位置で切断した端面を示す。
図8A、
図8Bのコンビスクイジー51は、ハンドル12をその軸周り方向に反転させてウォッシャー34によるウォッシングとスクイジー10-1による水切りを切り換えて行うことができる。手回し式ねじ40,40を緩めてウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1とウォッシャー34の連結を解除することにより、ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1をスクイジー単体具として使用することができる。
【0025】
図1A、
図1Bのウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1の腹側に
図7のウォッシャー34を取り付ける手順は次のとおりである。ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1のスクイジーヘッド10aの腹側に
図7のウォッシャー34を配置し、ウォッシャー取付部品24の雌ねじ無しリベット32,32の先端とウォッシャー34の雌ねじ付きリベット48,48の先端を同軸上に配して突き当てる。これにより、雌ねじ無しリベット32,32の中空部と雌ねじ付きリベット48,48の中空部が連通する。この状態で、ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1の背側から、手回し式ねじ40,40を雌ねじ無しリベット32,32に差し込み、雌ねじ付きリベット48,48にねじ込んで締め付ける。この手回し式ねじ40,40の締め付け力により、雌ねじ無しリベット32,32の先端と雌ねじ付きリベット48,48の先端どうしが強く突き当てられた状態となり、ウォッシャー34はウォッシャー取付部品付きスクイジー10-1のスクイジーヘッド10aの腹側にがたつきなく取り付けられる。
図10A(背側から見た状態)、
図10B(腹側から見た状態)はこのようにして構成されたコンビスクイジー53を示す。また、
図29はコンビスクイジー53を
図10AのII−II矢視位置で切断した端面を示す(含浸体36を外した状態で示す)。このコンビスクイジー53は、ハンドル12を反転させることなく、ウォッシャー34によるウォッシングとスクイジー10-1による水切りを同時に行うことができる。
【0026】
《実施の形態1の変形例》
実施の形態1ではウォッシャー取付部品24をスクイジー10の背側に取り付けたが、スクイジー10の腹側に取り付けることもできる。ウォッシャー取付部品24をスクイジー10の腹側に取り付けた状態を
図11A(背側から見た状態)、
図11B(腹側から見た状態)に示す。このウォッシャー取付部品付きスクイジー10-2を構成するのに使用する部品は実施の形態1で使用したものと同じである。
図11A、
図11Bのウォッシャー取付部品付きスクイジー10-2を組み立てる手順は次のとおりである。ハンドルヘッド12aの腹側の凹所12eにバックプレート14を収容する。ハンドルヘッド12aとバックプレート14の間の前端部にチャンネル16を挟み込む。ここまでは、
図2の在来のスクイジー10を組み立てる手順と同じである。次に、ウォッシャー取付部品24を、その面28Bをスクイジーヘッド10aの腹側に当接させて、スクイジーヘッド10aの腹側に載置する。2本のねじ26をスクイジーヘッド10aの背側からねじ通し穴12c,14aに順次差し込み、ウォッシャー取付部品24の雌ねじ付きリベット30にねじ込んで締め付ける。これにより、ハンドル12とバックプレート14とウォッシャー取付部品24とは相互に連結され、かつハンドルヘッド12aとバックプレート14の間の前端部にチャンネル16が挟持される。このようにして、ウォッシャー取付部品24とハンドル12とバックプレート14とチャンネル16は
図11A、
図11Bのように組み立てられて分解可能に一体化される。これにより、ウォッシャー取付部品24をスクイジーヘッド10aに取り付けたウォッシャー取付部品付きスクイジー10-2が構成される。このとき、ウォッシャー取付部品24の長手方向の両側箇所は、スクイジーヘッド10aの、ハンドルヘッド12aとバックプレート14が存在する領域よりも左右両側方に張り出して左右の張り出し部24c,24cを構成する。張り出し部24c,24cはスクイジーヘッド10aの一部を構成する。左右の張り出し部24c,24cは、スクイジーヘッド10aの、ハンドルヘッド12aとバックプレート14が重なり合う領域の外に配置されている。張り出し部24c,24cには、ウォッシャー取付部を構成する雌ねじ無しリベット32,32がウォッシャー取付部品付きスクイジー10-2の背側に突出した状態でそれぞれ配置されている。なお、ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-2は、このままウォッシャー34を取り付けずに、スクイジー単体具として窓ガラスの水切りに使用することができる。このときウォッシャー取付部品24は水切り作業の邪魔になるものではない。
【0027】
図11A、
図11Bのウォッシャー取付部品付きスクイジー10-2のスクイジーヘッド10aには、前述した
図7のウォッシャー34を、背側および腹側のいずれの側にも着脱自在に取り付けることができる。このうち、背側に取り付ける手順は次のとおりである。ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-2のスクイジーヘッド10aの背側に
図7のウォッシャー34を配置し、ウォッシャー取付部品24の雌ねじ無しリベット32,32の先端とウォッシャー34の雌ねじ付きリベット48,48の先端を同軸上に配して突き当てる。これにより、雌ねじ無しリベット32,32の中空部と雌ねじ付きリベット48,48の中空部が連通する。この状態で、ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-2の腹側から、手回し式ねじ40,40を雌ねじ無しリベット32,32に差し込み、雌ねじ付きリベット48,48にねじ込んで締め付ける。この手回し式ねじ40,40の締め付け力により、雌ねじ無しリベット32,32の先端と雌ねじ付きリベット48,48の先端どうしが強く突き当てられた状態となり、ウォッシャー34はウォッシャー取付部品付きスクイジー10-2のスクイジーヘッド10aの背側にがたつきなく取り付けられる。
図12A(背側から見た状態)、
図12B(腹側から見た状態)はこのようにして構成されたコンビスクイジー55を示す(含浸体を外した状態で示す)。また、腹側に取り付ける手順は次のとおりである。ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-2のスクイジーヘッド10aの腹側にウォッシャー34を配置し、ウォッシャー取付部品24の雌ねじ無しリベット32,32の、面28Aに露出している基端と、ウォッシャー34の雌ねじ付きリベット48,48の先端を同軸上に配して突き当てる。これにより、雌ねじ無しリベット32,32の中空部と雌ねじ付きリベット48,48の中空部が連通する。この状態で、ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-2の背側から、手回し式ねじ40,40を雌ねじ無しリベット32,32に差し込み、雌ねじ付きリベット48,48にねじ込んで締め付ける。この手回し式ねじ40,40の締め付け力により、雌ねじ無しリベット32,32の基端と雌ねじ付きリベット48,48の先端どうしが強く突き当てられた状態となり、ウォッシャー34はウォッシャー取付部品付きスクイジー10-2のスクイジーヘッド10aの腹側にがたつきなく取り付けられる。
図13A(背側から見た状態)、
図13B(腹側から見た状態)はこのようにして構成されたコンビスクイジー57を示す(含浸体を外した状態で示す)。
【0028】
《実施の形態2》
この発明の実施の形態2を説明する。この実施の形態は、在来のスクイジーに、この発明による別のウォッシャー取付部品を取り付けて、ウォッシャーを着脱可能にしたこの発明による別のスクイジーを構成したものである。実施の形態1と共通する部分には、実施の形態1で使用したものと同じ符号を用いる。
図14は、
図2の在来のスクイジー10に取り付けて使用されるウォッシャー取付部品60を示す。ウォッシャー取付部品60はハンドルヘッド12aとバックプレート14の間に挟み付けてスクイジー10に取り付けられる。スクイジー10に対するウォッシャー取付部品60の取り付けには、
図2の2本のねじ18と2個のナット20をそのまま使うことができる。ウォッシャー取付部品60は、ウォッシャー取付部品本体部を構成するプレート62に、2個のねじ通し穴64,64を開設し、別の位置に2個の中空の(つまり貫通穴を有する)雌ねじ無しリベット66,66を取り付けて構成されている。プレート62は、例えば、長さが11cm、幅が2cm、厚さが2mm程度のアルミ等の金属板(平板)で構成される。ねじ通し穴64,64はプレート62の長手方向の中央位置を挟んで等間隔の位置に配置されている。これらねじ通し穴64,64はスクイジー取付部を構成するもので、
図2の2本のねじ18の軸部が挿通される。したがって、ねじ通し穴64,64の軸間距離は、ハンドルヘッド12aの2個のねじ通し穴12c,12cの軸間距離およびバックプレート14の2個のねじ通し穴14a,14aの軸間距離にそれぞれ等しい。雌ねじ無しリベット66,66はウォッシャー取付部を構成するもので、プレート62の長手方向の中央位置を挟んで等間隔の位置(プレート62の長手方向の中央位置からの距離が、ねじ通し穴64,64よりも遠い、プレート62の長手方向の両端に近い位置)に配置されている。雌ねじ無しリベット66,66の外径はウォッシャー34の雌ねじ付きリベット48(
図6)の外径と等しい。また、2個の雌ねじ無しリベット66,66の軸間距離は、ウォッシャー取付部品60をスクイジー10に取り付ける位置で、雌ねじ無しリベット66,66がハンドルヘッド12aを跨いでハンドルヘッド12aの左右両側方に配置されるような距離に設定されている。この軸間距離は2個の雌ねじ付きリベット48,48の軸間距離に等しい。プレート62の板厚方向の両面62A,62Bのうち、雌ねじ無しリベット66が突出する側の面を「面62B」といい、反対側の面を「面62A」というものとする。この実施の形態のウォッシャー取付部品60は、面62Aをスクイジー10の腹側に向け、面62Bをスクイジー10の背側に向けてスクイジー10に取り付けるものとして設計されている。プレート62の、スクイジー10の後端側に位置する辺の中央部は、バックプレート14を配置するのに邪魔にならないように、切欠68が形成されている。
【0029】
図14のウォッシャー取付部品60を
図2のスクイジー10に取り付けた状態を
図15A(背側から見た状態)、
図15B(腹側から見た状態)に示す。
図15A、
図15Bのウォッシャー取付部品付きスクイジー10-3を組み立てる手順は次のとおりである。ハンドルヘッド12aとバックプレート14の間にウォッシャー取付部品60を挟み込んで、ハンドルヘッド12aの腹側の凹所12eにバックプレート14を収容する。ハンドルヘッド12aとバックプレート14の間の前端部にチャンネル16を挟み込む。次に、ねじ18,18をハンドルヘッド12aの背側から、ハンドルヘッド12aのねじ通し穴12c、ウォッシャー取付部品60のねじ通し穴64、バックプレート14のねじ通し穴14aに順次差し込み、バックプレート14の腹側でナット20,20にねじ込んで締め付ける。これにより、ハンドル12とウォッシャー取付部品60とバックプレート14は相互に連結され、かつハンドルヘッド12aとバックプレート14の間の前端部にチャンネル16が挟持される。このようにして、ウォッシャー取付部品60とハンドル12とバックプレート14とチャンネル16は
図15A、
図15Bのように組み立てられて分解可能に一体化される。これにより、ウォッシャー取付部品60をスクイジーヘッド10aに取り付けたウォッシャー取付部品付きスクイジー10-3が構成される。このとき、ウォッシャー取付部品60の長手方向の両側箇所は、スクイジーヘッド10aの、ハンドルヘッド12aとバックプレート14が存在する領域よりも左右両側方に張り出して左右の張り出し部60a,60aを構成する。張り出し部60a,60aはスクイジーヘッド10aの一部を構成する。左右の張り出し部60a,60aは、スクイジーヘッド10aの、ハンドルヘッド12aとバックプレート14が重なり合う領域の外に配置されている。張り出し部60a,60aには、ウォッシャー取付部を構成する雌ねじ無しリベット66,66がウォッシャー取付部品付きスクイジー10-3の背側に突出した状態でそれぞれ配置されている。なお、ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-3は、このままウォッシャー34を取り付けずに、スクイジー単体具として窓ガラスの水切りに使用することができる。このときウォッシャー取付部品60は水切り作業の邪魔になるものではない。
【0030】
図15A、
図15Bのウォッシャー取付部品付きスクイジー10-3のスクイジーヘッド10aには、前述した
図7のウォッシャー34を、背側および腹側のいずれの側にも着脱自在に取り付けることができる。このうち、背側に取り付ける手順は次のとおりである。ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-3のスクイジーヘッド10aの背側にウォッシャー34を配置し、ウォッシャー取付部品60の雌ねじ無しリベット66,66の先端とウォッシャー34の雌ねじ付きリベット48,48の先端を同軸上に配して突き当てる。これにより、雌ねじ無しリベット66,66の中空部と雌ねじ付きリベット48,48の中空部が連通する。この状態で、ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-3の腹側から、手回し式ねじ40,40を雌ねじ無しリベット66,66に差し込み、雌ねじ付きリベット48,48にねじ込んで締め付ける。この手回し式ねじ40,40の締め付け力により、雌ねじ無しリベット66,66の先端と雌ねじ付きリベット48,48の先端どうしが強く突き当てられた状態となり、ウォッシャー34はウォッシャー取付部品付きスクイジー10-3のスクイジーヘッド10aの背側にがたつきなく取り付けられる。
図16A(背側から見た状態)、
図16B(腹側から見た状態)はこのようにして構成されたコンビスクイジー61を示す(含浸体を外した状態で示す)。また、腹側に取り付ける手順は次のとおりである。ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-3のスクイジーヘッド10aの腹側にウォッシャー34を配置し、ウォッシャー取付部品60の雌ねじ無しリベット66,66の、面62Aに露出している基端と、ウォッシャー34の雌ねじ付きリベット48,48の先端を同軸上に配して突き当てる。これにより、雌ねじ無しリベット66,66の中空部と雌ねじ付きリベット48,48の中空部が連通する。この状態で、ウォッシャー取付部品付きスクイジー10-3の背側から、手回し式ねじ40,40を雌ねじ無しリベット66,66に差し込み、雌ねじ付きリベット48,48にねじ込んで締め付ける。この手回し式ねじ40,40の締め付け力により、雌ねじ無しリベット66,66の基端と雌ねじ付きリベット48,48の先端どうしが強く突き当てられた状態となり、ウォッシャー34はウォッシャー取付部品付きスクイジー10-3のスクイジーヘッド10aの腹側にがたつきなく取り付けられる。
図17A(背側から見た状態)、
図17B(腹側から見た状態)はこのようにして構成されたコンビスクイジー63を示す(含浸体を外した状態で示す)。なお、この実施の形態2および後述する実施の形態3,4では、前述した実施の形態1(変形例を含む)に比べて、チャンネル16およびウォッシャー34として、長さが短いものが使用されているが、この長さの違いには特段の技術的な意味はない。
【0031】
《実施の形態3》
この発明の実施の形態3を説明する。この実施の形態は、独立したウォッシャー取付部品を使用するのに代えて、スクイジーのハンドルを構成する部品自体にウォッシャー取付部を構成したものである。実施の形態1または2と共通する部分には、実施の形態1または2で使用したものと同じ符号を用いる。
図18は実施の形態3によるスクイジー70とウォッシャー34(含浸体は図示せず)を組み合わせたコンビスクイジーの構成部品を示す。ウォッシャー34の構成は
図5〜
図7のウォッシャー34と同じである。ただし、
図18のウォッシャー34の長さは、
図5〜
図7(実施の形態1)のウォッシャー34よりも短く、
図16〜
図17(実施の形態2)のウォッシャー34の長さと同じである。ウォッシャー34をスクイジー70に取り付けるための手回し式ねじ40も、実施の形態1,2で使用した手回し式ねじ40と同じである。スクイジー70については、バックプレート14、ラバー22が装着されたチャンネル16、ナット20が、
図2のスクイジー10の各対応するものと同じである。ただし、チャンネル16の長さは
図2(実施の形態1)のチャンネル16よりも短く、
図15〜
図17(実施の形態2)のチャンネル16の長さと同じである。ハンドル74は実施の形態3に独自のものである。この独自のハンドル74を使用するのに伴い、スクイジー70を組み付けるためのねじ76は
図2のねじ18よりも軸が長いものが使用される。
【0032】
ハンドル74の構造を
図19A(背側から見た状態)、
図19B(腹側から見た状態)に拡大して示す。ハンドル74はここではプラスチックの一体成形品で構成したものを示すが、金属で構成することもできる。ハンドル74は、前端側のハンドルヘッド74aと、後端側の把持部74bを有する。ハンドルヘッド74aは、バックプレート14を収容する凹所74cの前端側に、凹所74cの左右両側方に張り出した領域(すなわちバックプレート14と重ならない領域)74d,74dを有する。領域74d,74dの背側には、凹部74e,74eがそれぞれ形成されている。各凹部74e,74eの中央にはウォッシャー取付部を構成するねじ通し穴74f,74fが形成されている。ハンドルヘッド74aの背側には、ねじ通し穴74f,74fに挟まれた位置に凹部74g,74gが形成されている。各凹部74g,74gの中央にはねじ通し穴74h,74hがそれぞれ形成されている。ねじ通し穴74h,74hは、バックプレート14のねじ通し穴14a,14aに連通する位置にそれぞれ形成されている。ハンドルヘッド74aの腹側の凹所74cにバックプレート14を収容し、ハンドルヘッド74aとバックプレート14の間の前端部にチャンネル16を挟み込み、2本のねじ76をハンドル74の背側からねじ通し穴74h,14aに順次差し込み、バックプレート14の腹側に突出したねじ76の端部にそれぞれナット20をねじ込んで締め付けることにより、ハンドル74とバックプレート14は相互に連結され、かつハンドルヘッド74aとバックプレート14の間の前端部にチャンネル16が挟持されて、ハンドル74とバックプレート14とチャンネル16は組み立てられて分解可能に一体化される。これにより、
図20A(背側から見た状態)、
図20B(腹側から見た状態)に示すスクイジー70が構成される。スクイジー70は、このままウォッシャー34を取り付けずに、スクイジー単体具として窓ガラスの水切りに使用することができる。
【0033】
図20A、
図20Bのスクイジー70のスクイジーヘッド70aには、
図18のウォッシャー34を、背側および腹側のいずれの側にも着脱自在に取り付けることができる。このうち、背側に取り付ける手順は次のとおりである。スクイジー70のスクイジーヘッド70aの背側にウォッシャー34を配置する。このときウォッシャー34の雌ねじ付きリベット48,48の先端部はハンドルヘッド74aの凹部74e,74eに収容されて位置決めされる。スクイジー70の腹側から、手回し式ねじ40,40をねじ通し穴74f,74fに差し込み、雌ねじ付きリベット48,48にねじ込んで締め付ける。これでウォッシャー34はスクイジー70のスクイジーヘッド70aの背側にがたつきなく取り付けられる。
図21A(背側から見た状態)、
図21B(腹側から見た状態)はこのようにして構成されたコンビスクイジー78を示す(含浸体を外した状態で示す)。また、腹側に取り付ける手順は次のとおりである。スクイジー70のスクイジーヘッド70aの腹側にウォッシャー34を配置し、スクイジー70の背側から、手回し式ねじ40,40をねじ通し穴74f,74fに差し込み、雌ねじ付きリベット48,48にねじ込んで締め付ける。これでウォッシャー34はスクイジー70のスクイジーヘッド70aの腹側にがたつきなく取り付けられる。
図22A(背側から見た状態)、
図22B(腹側から見た状態)はこのようにして構成されたコンビスクイジー80を示す(含浸体を外した状態で示す)。
【0034】
《実施の形態4》
この発明の実施の形態4を説明する。この実施の形態は、独立したウォッシャー取付部品を使用するのに代えて、スクイジーのバックプレートを構成する部品自体にウォッシャー取付部を構成したものである。実施の形態1または2または3と共通する部分には、実施の形態1または2または3で使用したものと同じ符号を用いる。
図23は実施の形態4によるスクイジー82とウォッシャー34(含浸体は図示せず)を組み合わせたコンビスクイジーの構成部品を示す。ウォッシャー34の構成は
図5〜
図7(実施の形態1)のウォッシャー34と同じである。ただし、
図23のウォッシャー34の長さは、
図5〜
図7(実施の形態1)のウォッシャー34よりも短く、
図16〜
図17(実施の形態2)、
図21〜
図22(実施の形態3)のウォッシャー34の長さと同じである。ウォッシャー34をスクイジー82に取り付けるための手回し式ねじ40も、実施の形態1,2,3で使用した手回し式ねじ40と同じである。スクイジー82については、ハンドル12、ラバー22が装着されたチャンネル16、ねじ18、ナット20が、
図2のスクイジー10の各対応するものと同じである。ただし、チャンネル16の長さは
図2(実施の形態1)のチャンネル16よりも短く、
図15〜
図17(実施の形態2)のチャンネル16および
図20〜
図22(実施の形態3)のチャンネル16の長さと同じである。バックプレート84は実施の形態4に独自のものである。
【0035】
バックプレート84の構造を
図24A(スクイジー82の背側すなわちハンドルヘッド12aに対面する側から見た状態)、
図24B(腹側から見た状態)に拡大して示す。バックプレート84はここではステンレス等の金属板で構成されている。バックプレート84はその前端側に、ハンドルヘッド12aよりも左右両側方に張り出した領域(すなわちハンドルヘッド12aと重ならない領域)84a,84aを有する。領域84a,84aには、ウォッシャー取付部を構成する雌ねじ無しリベット86,86がスクイジー82の背側すなわちハンドルヘッド12aに対面する側に突出した状態でそれぞれ配置されている。バックプレート84には、雌ねじ無しリベット86,86に挟まれた位置にねじ通し穴84b,84bがそれぞれ形成されている。ねじ通し穴84b,84bは、ハンドルヘッド12aのねじ通し穴12c,12cに連通する位置にそれぞれ形成されている。ハンドルヘッド12aの腹側にバックプレート84を配置し、ハンドルヘッド12aとバックプレート84の間の前端部にチャンネル16を挟み込み、2本のねじ18をハンドル12の背側からねじ通し穴12c,84bに順次差し込み、バックプレート84の腹側に突出したねじ18の端部にそれぞれナット20をねじ込んで締め付けることにより、ハンドル12とバックプレート84は相互に連結され、かつハンドルヘッド12aとバックプレート84の間の前端部にチャンネル16が挟持されて、ハンドル12とバックプレート84とチャンネル16は組み立てられて分解可能に一体化される。これにより、
図25A(背側から見た状態)、
図25B(腹側から見た状態)に示すスクイジー82が構成される。スクイジー82は、このままウォッシャー34を取り付けずに、スクイジー単体具として窓ガラスの水切りに使用することができる。
【0036】
図25A、
図25Bのスクイジー82のスクイジーヘッド82aには、
図23のウォッシャー34を、背側および腹側のいずれの側にも着脱自在に取り付けることができる。このうち、背側に取り付ける手順は次のとおりである。スクイジー82のスクイジーヘッド82aの背側にウォッシャー34を配置する。このときウォッシャー34の雌ねじ付きリベット48,48の先端を雌ねじ無しリベット86,86の先端に突き当てて、雌ねじ付きリベット48,48と雌ねじ無しリベット86,86の両中空部を連通させる。スクイジー82の腹側から、手回し式ねじ40,40を雌ねじ無しリベット86,86に差し込み、雌ねじ付きリベット48,48にねじ込んで締め付ける。これでウォッシャー34はスクイジー82のスクイジーヘッド82aの背側にがたつきなく取り付けられる。
図26A(背側から見た状態)、
図26B(腹側から見た状態)はこのようにして構成されたコンビスクイジー88を示す(含浸体を外した状態で示す)。また、腹側に取り付ける手順は次のとおりである。スクイジー82のスクイジーヘッド82aの腹側にウォッシャー34を配置する。このときウォッシャー34の雌ねじ付きリベット48,48の先端をバックプレート84の腹側の面に露出している雌ねじ無しリベット86,86の基端に突き当てて、雌ねじ付きリベット48,48と雌ねじ無しリベット86,86の両中空部を連通させる。スクイジー82の背側から、手回し式ねじ40,40を雌ねじ無しリベット86,86に差し込み、雌ねじ付きリベット48,48にねじ込んで締め付ける。これでウォッシャー34はスクイジー82のスクイジーヘッド82aの腹側にがたつきなく取り付けられる。
図27A(背側から見た状態)、
図27B(腹側から見た状態)はこのようにして構成されたコンビスクイジー90を示す(含浸体を外した状態で示す)。
【0037】
《
図10A、
図10Bのコンビスクイジー53の変形例》
図10A、
図10Bのコンビスクイジー53の変形例を
図30に示す。このコンビスクイジー53’は、
図10A、
図10Bのコンビスクイジー53のスクイジー10-1とウォッシャー34の間の距離を調整可能にしたものである。
図30は、コンビスクイジー53について
図29に示した端面(
図10AのII−II矢視端面)と同じ矢視位置におけるコンビスクイジー53’の端面を示す。
図29と
図30を対比してわかるように、コンビスクイジー53’は、コンビスクイジー53の手回し式ねじ40に代えて、長尺のねじ92、蝶ナット94、コイルばね96を配置している。ねじ92はウォッシャー34の雌ねじ付きリベット48に基端側からねじ込まれて固定されている。ねじ92の軸部は雌ねじ付きリベット48の先端から長く突出している。ねじ92の突出した軸部は、ウォッシャー取付部品24の雌ねじ無しリベット32を挿通してプレート28の面28A側に突出している。この面28A側に突出したねじ92の軸部に蝶ナット94がねじ込まれている。ウォッシャー34の支持台42のベース部42aとウォッシャー取付部品24との間には、ねじ92および雌ねじ付きリベット48および雌ねじ無しリベット32を包囲して、ねじ92と同軸に、コイルばね96が圧縮状態に挟み込まれている。以上の構成により、左右の蝶ナット94,94を均等に回すと、コイルばね96は伸縮して、支持台42のベース部42aとウォッシャー取付部品24は、平行状態を保って、両者間の距離が変化し、その結果スクイジー10-1とウォッシャー34の間の距離が調整される。このようにして、コンビスクイジー53’の使用者は、スクイジー10-1とウォッシャー34の間の距離を自分の使いやすい状態に調整して、ウォッシャー34によるウォッシングとスクイジー10-1による水切りを同時に行う使用モードを使うことができる。コイルばね96に強いばねを使えば、ガラス面を押す強さに関わらずスクイジー10-1とウォッシャー34の間の距離を、調整した距離に保ってウォッシングを行うことができる。逆に、コイルばね96に弱いばねを使えば、ガラス面を押す強さに応じてスクイジー10-1とウォッシャー34の間の距離を微妙に変化させながらウォッシングを行うといった使い方も可能となる。
【0038】
なお、前記各実施の形態では、ウォッシャー取付部(雌ねじ無しリベット32,66,86、ねじ通し穴74f)にねじ通し穴を配置し、ウォッシャーに雌ねじ(雌ねじ付きリベット48)を配置して、ねじ(手回し式ねじ40)をウォッシャー取付部のねじ通し穴に挿通してウォッシャー雌ねじにねじ込むことによりウォッシャーをスクイジーに取り付けるようにしたが、これとは逆に、ウォッシャーにねじ通し穴を配置し、ウォッシャー取付部に雌ねじを配置して、ねじをウォッシャーのねじ通し穴に挿通してウォッシャー取付部の雌ねじにねじ込むことによりウォッシャーをスクイジーに取り付けることもできる。あるいは、ウォッシャー取付部とウォッシャーの両者に共にねじ通し穴を配置し、ねじを両ねじ通し穴に挿通して、該ねじ通し穴から露出したねじの端部にナットをねじ込むことによりウォッシャーをスクイジーに取り付けることもできる。