特開2017-118922(P2017-118922A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-118922(P2017-118922A)
(43)【公開日】2017年7月6日
(54)【発明の名称】男性器用マッサージ具
(51)【国際特許分類】
   A61H 19/00 20060101AFI20170609BHJP
【FI】
   A61H19/00
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-256269(P2015-256269)
(22)【出願日】2015年12月28日
(11)【特許番号】特許第6083831号(P6083831)
(45)【特許公報発行日】2017年2月22日
(71)【出願人】
【識別番号】516003300
【氏名又は名称】前田 一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100090206
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 信道
(72)【発明者】
【氏名】前田 一郎
【テーマコード(参考)】
4C074
【Fターム(参考)】
4C074AA01
4C074CC05
4C074DD06
4C074EE02
4C074FF01
4C074FF05
4C074GG01
(57)【要約】
【課題】繰り返し使用可能であると共に、射精に至る刺激を自分自身でコントロールしやすい男性器用マッサージ具を提供すること。
【解決手段】手袋型の男性器用マッサージ具であって、使用者の手首から指の先までを覆う手袋本体と、手袋本体の掌側表面に固着する伸縮性軟質合成樹脂と、からなり、手袋本体は、五指部と、四指基底部と、拇指球部と、小指球部と、手首覆部と、を備えており、伸縮性軟質合成樹脂は、手袋本体の五指部の指先から付け根にかけてと、四指基底部と、拇指球部と、小指球部と、に相当する部位の掌側表面に、3〜10mm程度の厚みを持って固着していることを特徴とする、男性器用マッサージ具。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手袋型の男性器用マッサージ具であって、
使用者の手首から指の先までを覆う手袋本体と、該手袋本体の掌側表面に固着する伸縮性軟質合成樹脂と、からなり、
前記手袋本体は、五指部と、四指基底部と、拇指球部と、小指球部と、手首覆部と、を備えており、
前記伸縮性軟質合成樹脂は、前記手袋本体の前記五指部の指先から付け根にかけてと、前記四指基底部と、前記拇指球部と、前記小指球部と、に相当する部位の掌側表面に、3〜10mm程度の厚みを持って固着していることを特徴とする、男性器用マッサージ具。
【請求項2】
前記伸縮性軟質合成樹脂は、その表面には、ひだ状、縞状、微細な凹凸状、渦巻状、からなる群より選択される1種又は2種以上の女性器内部構造を模した形状が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の男性器用マッサージ具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、男性器用マッサージ具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、いわゆるジョークグッズとして販売されている男性器用マッサージ具は、性感の増幅を主な目的としており、近年では、下記のような男性器用マッサージ具が提案されている。
【0003】
特許文献1では、蛇腹構造の樹脂製外筒の内部に該外筒の一方開口を封止して中心軸に沿って男性器が挿入可能な柔軟なエラストマの内筒を挿通すると共に、前記内筒の先端側には前記外筒の他方開口の口縁を弁座として弾性的に着座する弁体部を備え、前記外筒の伸長と連動して前記内筒の弁体部を前記弁座から離脱可能としたことを特徴とした男性器用マッサージ具が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第5206789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記特許文献1で提案されるような男性器用マッサージ具は、外筒の一方開口を封止して使用し、射精に至るものであるため、射精後にはマッサージ具内部に精液が溜りやすく、衛生的な観点から、何度も繰り返し使用したりすることが難しく、また、男性器が挿入可能な柔軟なエラストマの内筒の形状は決まっているので、射精に至る刺激を自分自身でコントロールしたりすることが難しいものであった。
【0006】
本発明は上記実情を考慮したもので、その解決課題は、繰り返し使用可能であると共に、射精に至る刺激を自分自身でコントロールしやすい男性器用マッサージ具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の課題を解決するための本発明は、手袋型の男性器用マッサージ具であって、使用者の手首から指の先までを覆う手袋本体と、該手袋本体の掌側表面に固着する伸縮性軟質合成樹脂と、からなり、前記手袋本体は、五指部と、四指基底部と、拇指球部と、小指球部と、手首覆部と、を備えており、前記伸縮性軟質合成樹脂は、前記手袋本体の前記五指部の指先から付け根にかけてと、前記四指基底部と、前記拇指球部と、前記小指球部と、に相当する部位の掌側表面に、3〜10mm程度の厚みを持って固着していることを特徴とする。
【0008】
そして、前記伸縮性軟質合成樹脂は、その表面には、ひだ状、縞状、微細な凹凸状、渦巻状、からなる群より選択される1種又は2種以上の女性器内部構造を模した形状が形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明のような構成であれば、手袋型の男性器用マッサージ具の掌側に固着する伸縮性軟質合成樹脂によって男性器を包み込み、刺激を与えることで射精に至り、使用後には男性器の包み込みを解除する、言い換えるならば、本発明による男性器用マッサージ具を拡げることで、容易に洗浄することが可能なので、衛生的な観点から見て、繰り返し使用しやすい。また、手袋型の男性器用マッサージ具であり、手袋本体の五指部の指先から付け根にかけてと、四指基底部と、拇指球部及び小指球部に相当する部位の掌側表面に、3〜10mmの厚みを持って、伸縮性軟質合成樹脂がそれぞれ固着しているため、様々な握り方で男性器を包み込み、射精に至る刺激を与えることができる。そのため、射精に至る刺激を自分自身でコントロールしやすい。
【0010】
そして、前記伸縮性軟質合成樹脂は、その表面には、ひだ状、縞状、微細な凹凸状、渦巻状、からなる群より選択される1種又は2種以上の女性器内部構造を模した形状が形成されている構成であれば、男性器に与える刺激のバリエーションを増やすことができるため、射精に至る刺激を自分自身で更にコントロールしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】(イ)図は、本発明による男性器用マッサージ具を掌側から見た平面図、(ロ)図は、(イ)図のX−X線断面図である。
図2】本発明による男性器用マッサージ具の手袋本体を掌側から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、この発明の実施の形態を図1図2を参照して詳細に説明する。まず、本発明による男性器用マッサージ具は、図1(イ)、(ロ)に示すように、手袋型の男性器用マッサージ具であって、手袋本体10と、伸縮性軟質合成樹脂20と、からなる。
【0013】
手袋本体10は、使用者の手首から五指の先までを覆うものであって、手袋本体10は、図2に示すように、拇指部11aと、示指部11bと、中指部11cと、環指部11dと、小指部11eと、からなる五指部11と、四指基底部16と、拇指球部17と、小指球部18と、手首覆部19と、を備えている。そして、手袋本体10の素材としては、綿やウール・ポリエステル・ナイロン・アクリル繊維の布など、様々な素材を用いることができる。なお、手袋本体10の部位ごとに素材を変えても、手袋本体10全体で素材を統一してもよい。
【0014】
拇指部11aは、使用者の拇指、所謂親指の指先から根元にかけて収容可能な袋部である。そして、拇指部11aは、示指部11bとは所謂マチと呼ばれる部位によって連続すると共に、下端は四指基底部16と、拇指球部17と連続するものである。
【0015】
示指部11bは、使用者の示指、所謂人差し指の指先から根元にかけて収容可能な袋部である。そして、示指部11bは、拇指部11a及び中指部11cとは所謂マチと呼ばれる部位によって連続すると共に、下端は四指基底部16と連続するものである。
【0016】
中指部11cは、使用者の中指の指先から根元にかけて収容可能な袋部である。そして、中指部11cは、示指部11b及び環指部11dとは所謂マチと呼ばれる部位によって連続すると共に、下端は四指基底部16と連続するものである。
【0017】
環指部11dは、使用者の環指、所謂薬指の指先から根元にかけて収容可能な袋部である。そして、環指部11dは、中指部11c及び小指部11eとは所謂マチと呼ばれる部位によって連続すると共に、下端は四指基底部16と連続するものである。
【0018】
小指部11eは、使用者の小指の指先から根元にかけて収容可能な袋部である。そして、小指部11eは、環指部11dとは所謂マチと呼ばれる部位によって連続すると共に、下端は小指球部18及び四指基底部16と連続するものである。
【0019】
四指基底部16は、その上端において、上記した示指部11bと、中指部11cと、環指部11dと、小指部11eと連続するものであって、使用者の拇指を除く四指の基底を覆うものである。そして、その下端においては、拇指球部17と小指球部18と連続するものである。
【0020】
拇指球部17は、使用者の拇指の基底、言いかえるならば、親指の付け根のふくらんだ部分を覆うものである。そして、拇指球部17は、その上端において、拇指部11a、及び、四指基底部16と連続するものである。そして、拇指球部17は、その下端において、手首覆部19と連続するものである。
【0021】
小指球部18は、使用者の小指の基底、言い換えるならば、小指の付け根部分のふくらんだ部分を覆うものである。そして、小指球部18は、その上端において、小指部11e、及び、四指基底部16と連続するものである。そして、小指球部18は、その下端において、手首覆部19と連続するものである。
【0022】
手首覆部19は、使用者の手首を覆うものである。なお、この手首覆部19は、使用者の手首だけではなく、肘まで覆うものであってもよい。
【0023】
伸縮性軟質合成樹脂20は、図1に示すように、手袋本体10の掌側における五指部11の指先から付け根にかけてと、四指基底部16と、拇指球部17及び小指球部18と、に相当する部位表面に、接着剤等を用いて、固着するものである。そして、本発明の男性器用マッサージ具を使用する際には、この伸縮性軟質合成樹脂20が男性器に接触し、射精に至る刺激を与えるものである。
【0024】
なお、本実施例では、伸縮性軟質合成樹脂20のうち、手袋本体10の拇指部11aの掌側表面に固着するものを拇指固着部材21、手袋本体10の示指部11bの掌側表面に固着するものを示指固着部材22、手袋本体10の中指部11cの掌側表面に固着するものを中指固着部材23、手袋本体10の環指部11dの掌側表面に固着するものを環指固着部材24、手袋本体10の小指部11eの掌側表面に固着するものを小指固着部材25、手袋本体10の四指基底部16の掌側表面に固着するものを四指基底固着部材26、そして、手袋本体10の拇指球部17及び小指球部18の掌側表面に固着するものを拇指球小指球固着部材27としている。そして、伸縮性軟質合成樹脂20のそれぞれ(拇指固着部材21、示指固着部材22、中指固着部材23、環指固着部材24、小指固着部材25、四指基底固着部材26、及び拇指球小指球固着部材27)がそれぞれ独立し、互いの間に隙間があることで、使用者が本発明の男性器用マッサージ具を装着した際に、こぶしを握り込みやすく、男性器を包みこむことが容易な構成となっていることが望ましいが、拇指固着部材21、示指固着部材22、中指固着部材23、環指固着部材24、小指固着部材25、四指基底固着部材26、拇指球小指球固着部材27のそれぞれが、他の固着部材と一体化していてもよく、すべての伸縮性軟質合成樹脂20が一体化していてもよい。
【0025】
そして、使用時の快感の観点からすると、伸縮性軟質合成樹脂20の厚みとしては、3〜10mm程度の厚みを有することが好ましい。
【0026】
そして、伸縮性軟質合成樹脂20の素材としては、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン等の珪素樹脂、ポリウレタン樹脂等が望ましい。また、これ以外に、未加硫・半加硫ないし加硫されたポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリブタジエン系、ポリエステル系、ニトリルゴム、ポリクロロプレン、ポリウレタンゴム等を挙げることが可能であり、ポリエチレン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等を挙げることも可能である。
【0027】
なお、伸縮性軟質合成樹脂20の表面、言い換えるならば、手袋本体10と固着する部分ではなく、使用時に男性器に刺激を与える部分は、ひだ状、縞状、所謂かずのこ状と呼ばれる微細な凹凸状、渦巻状、からなる群より選択される1種又は2種以上の女性器内部構造を模した形状が形成されているものが好ましい。このことによって、使用者は、男性器に与える刺激のバリエーションを増やすことができるため、射精に至る刺激を自分自身で更にコントロールしやすくなる。
【0028】
上記に説明するような本発明の男性器用マッサージ具は、以下のように使用する。まず、伸縮性軟質合成樹脂20にローション等の潤滑剤を塗布する。そして、本発明の男性器用マッサージ具によって、男性器を包み込み、射精に至る刺激を与える。なお、この際には、手袋本体10の掌側における五指部11の指先から付け根にかけてと、四指基底部16と、拇指球部17及び小指球部18と、に相当する部位表面に、それぞれ固着するもの、すなわち、拇指固着部材21、示指固着部材22、中指固着部材23、環指固着部材24、小指固着部材25、四指基底固着部材26、拇指球小指球固着部材27の全てを用いてもよいし、一部を用いてもよい。そして、射精後には、男性器を包みこんでいる状態を解除、言い換えるならば、本発明による男性器用マッサージ具を拡げることで、容易に洗浄可能な状態となり、射精した精液を簡単に除去し、清潔に保つ。
【0029】
なお、本発明の男性器用マッサージ具は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、伸縮性軟質合成樹脂20の表面構造は、部位によって異なるものであってもよい。また、図では、右手に装着する男性器用マッサージ具として示してあるが、左手に装着するものであってもよい。
【符号の説明】
【0030】
10 手袋本体
11 五指部
11a 拇指部
11b 示指部
11c 中指部
11d 環指部
11e 小指部
16 四指基底部
17 拇指球部
18 小指球部
19 手首覆部
20 伸縮性軟質合成樹脂
21 拇指固着部材
22 示指固着部材
23 中指固着部材
24 環指固着部材
25 小指固着部材
26 四指基底固着部材
27 拇指球小指球固着部材
図1
図2
【手続補正書】
【提出日】2016年11月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
手袋型の男性器用マッサージ具であって、
使用者の手首から指の先までを覆う手袋本体(10)と、該手袋本体(10)の掌側表面に固着する伸縮性軟質合成樹脂(20)と、からなり、
前記手袋本体(10)は、五指部(11)と、四指基底部(16)と、拇指球部(17)と、小指球部(18)と、手首覆部(19)と、を備えており、
前記五指部(11)は、拇指部(11a)と、示指部(11b)と、中指部(11c)と、環指部(11d)と、小指部(11e)と、で構成され、
前記伸縮性軟質合成樹脂(20)は、前記拇指部(11a)の先端から付け根までを覆う拇指固着部材(21)と、前記示指部(11b)の先端から付け根までを覆う示指固着部材(22)と、前記中指部(11c)の先端から付け根までを覆う中指固着部材(23)と、前記環指部(11d)の先端から付け根までを覆う環指固着部材(24)と、前記小指部(11e)の先端から付け根までを覆う小指固着部材(25)と、前記四指基底部(16)を覆う四指基底固着部材(26)と、前記拇指球部(17)および前記小指球部(18)が一体化した領域を覆う拇指球小指球固着部材(27)と、を独立して配置したもので、
当該各部材(21乃至27)同士の境界には隙間を設けて前記手袋本体(10)を露出させてあり、且つ当該各部材(21乃至27)は、3〜10mm程度の厚さを有する台地状に形成してあることを特徴とする、男性器用マッサージ具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
前記の課題を解決するための本発明は、手袋型の男性器用マッサージ具であって、使用者の手首から指の先までを覆う手袋本体と、該手袋本体の掌側表面に固着する伸縮性軟質合成樹脂と、からなり、前記手袋本体は、五指部と、四指基底部と、拇指球部と、小指球部と、手首覆部と、を備えており、前記五指部は、拇指部と、示指部と、中指部と、環指部と、小指部と、で構成され、前記伸縮性軟質合成樹脂は、前記拇指部の先端から付け根までを覆う拇指固着部材と、前記示指部の先端から付け根までを覆う示指固着部材と、前記中指部の先端から付け根までを覆う中指固着部材と、前記環指部の先端から付け根までを覆う環指固着部材と、前記小指部の先端から付け根までを覆う小指固着部材と、前記四指基底部を覆う四指基底固着部材と、前記拇指球部および前記小指球部が一体化した領域を覆う拇指球小指球固着部材と、を独立して配置したもので、当該各部材同士の境界には隙間を設けて前記手袋本体を露出させてあり、且つ当該各部材は、3〜10mm程度の厚さを有する台地状に形成してあることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
なお、本実施例では、伸縮性軟質合成樹脂20のうち、手袋本体10の拇指部11aの掌側表面に固着するものを拇指固着部材21、手袋本体10の示指部11bの掌側表面に固着するものを示指固着部材22、手袋本体10の中指部11cの掌側表面に固着するものを中指固着部材23、手袋本体10の環指部11dの掌側表面に固着するものを環指固着部材24、手袋本体10の小指部11eの掌側表面に固着するものを小指固着部材25、手袋本体10の四指基底部16の掌側表面に固着するものを四指基底固着部材26、そして、手袋本体10の拇指球部17及び小指球部18の掌側表面に固着するものを拇指球小指球固着部材27としている。そして、伸縮性軟質合成樹脂20のそれぞれ(拇指固着部材21、示指固着部材22、中指固着部材23、環指固着部材24、小指固着部材25、四指基底固着部材26、及び拇指球小指球固着部材27)が独立し、互いの間に隙間があることで、使用者が本発明の男性器用マッサージ具を装着した際に、こぶしを握り込みやすく、男性器を包みこむことが容易な構成となっている。