(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-11981(P2017-11981A)
(43)【公開日】2017年1月12日
(54)【発明の名称】上田式重力利用の発電機動力発生ユニット
(51)【国際特許分類】
H02K 7/18 20060101AFI20161216BHJP
【FI】
H02K7/18 A
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2015-139197(P2015-139197)
(22)【出願日】2015年6月23日
(71)【出願人】
【識別番号】515190722
【氏名又は名称】山綛 日出男
(72)【発明者】
【氏名】山綛 日出男
【テーマコード(参考)】
5H607
【Fターム(参考)】
5H607BB02
5H607CC05
5H607FF21
(57)【要約】
【課題】 本発明は、誰もの足元にあり安定したエネルギーであるが、有効利用されていない「重力」利用し回転運動を発生させようと考案されたもので、おもりの持つ位置エネルギーを動力とし、アーク(円弧)状や弓状、コの字状のアームで位置エネルギーを運動エネルギーに変換し車輪などの回転体を回転させ走行させることで発電機などを回すエネルギーを得る事を提供する。
【解決手段】おもり(7)を乗せることによって生じる位置エネルギーを運動エネルギーに変えれるアーク(円弧)状や弓状、コの字状などの形状のアーム(6)の上部におもり(7)を取り付け、おもり(7)の持つ位置エネルギーをアーム(6)で運動エネルギー(8)に変え、車輪(4)などの回転体を動かして発電機などを回転させたり物体を走行させたりする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
おもり(7)を乗せることによって生じる位置エネルギーを運動エネルギーに変えれるアーク(円弧)状や弓状、コの字状などの形状のアーム(6)の上部におもり(7)を取り付け、おもり(7)の持つ位置エネルギーをアーム(6)で運動エネルギーに変え、車輪(4)などの回転体を動かして機械を回転させたり物体を走行させたりする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、誰もの足元にあり安定したエネルギーであるが、有効利用されていない「重力」を利用し回転運動を発生させようと考案されたもので、おもりの持つ位置エネルギーを動力とし、アーク(円弧)状や弓状、コの字状のアームで位置エネルギーを運動エネルギーに変換し車輪などの回転体を回転運動させ走行させることで発電機などを回すエネルギー得る事に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自然エネルギー発電には天候、時間の影響を受けたり莫大な費用が掛かる等、様々な欠点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これは次のような欠点があった。
(イ)太陽光発電は日没後とか雨天に発電不能であった。
(ロ)風力発電は発電量にムラがあり強風では壊れることも多々あり、
設置場所は海沿いとか高台で送配電設備も必要であった。
(ハ)位置エネルギーを使用した水力発電は安定した発電が出来るが、莫大な量の水が必 要でダムや送配電設備にも膨大な費用がかかった。
本発明は、以上のような欠点を無くすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
おもり(7)を乗せることによって生じる位置エネルギーを運動エネルギーにかえれるアーク(円弧)状や弓状、コの字状などの形状のアーム(6)の上部におもり(7)を取り付け、おもり(7)の持つ位置エネルギーをアーム(6)で運動エネルギーに変え、車輪(4)などの回転体を動かして発電機などを回転させたり物体を走行させたりする。
本発明は、以上のような簡素な構成よりなり、おもり(7)の持つ位置エネルギーを回転運動に変えるユニットである。
【発明の効果】
【0006】
(イ)重力(位置エネルギー)は安定したエネルギーなので24時間、天候に関係なく安 定した発電が可能。
(ロ)水平を保てるところなら家の庭、屋上でも発電可能なので送配電設備がいらなく、 航空機などの事故が無くなり町の景観も損なわれない。
(ハ)構造が簡素な為、設置費用が少額で済み、メンテナンスも簡単で経済的である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明を発電機の回転軸に繋いだ時の斜視図。
【
図2】本発明のアーク(円弧)状を使用時の運動エネルギーの方向と側面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、発明を実施するための形態について説明する。
車軸(3)に車輪(4)の上部に運動エネルギーを効率良く伝える為のステップ(5)を水平角約45°に設けそのステップ(5)に中心角約135°のアーム(6)を取りつける。発電機の回転軸(1)と車軸(3)をスタンド(2)で繋ぎ車輪(4)が円運動する様にする。アーム(6)の上部におもり(7)を取り付ける。
本発明に使用する車輪は、摩擦抵抗の小さい車幅が狭く径の長いものを使用する。
また、パワーアップするには、このユニットを複数セット、複数段に増やす。
本発明の用途は、発電用だけでなく、水平面でなら一輪車、リヤカー、自転車から四輪車以上の多輪車にまで重力運転に応用出来る。
【符号の説明】
【0009】
1発電機などの回転軸
2スタンド
3車軸
4車輪
5ステップ
6アーム
7おもり
8運動エネルギーの方向