特開2017-123130(P2017-123130A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2017-123130画面共有システム、画面共有方法及び、プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-123130(P2017-123130A)
(43)【公開日】2017年7月13日
(54)【発明の名称】画面共有システム、画面共有方法及び、プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20170616BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20170616BHJP
   H04M 3/42 20060101ALI20170616BHJP
   G06F 15/00 20060101ALI20170616BHJP
【FI】
   G06F13/00 650A
   G06F13/00 510C
   H04M1/00 U
   H04M3/42 Z
   G06F15/00 410A
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2016-3099(P2016-3099)
(22)【出願日】2016年1月9日
(71)【出願人】
【識別番号】500521522
【氏名又は名称】株式会社オプティム
(74)【代理人】
【識別番号】100177220
【弁理士】
【氏名又は名称】小木 智彦
(72)【発明者】
【氏名】菅谷 俊二
【テーマコード(参考)】
5B084
5K127
5K201
【Fターム(参考)】
5B084AA02
5B084AA29
5B084AA30
5B084AB06
5B084AB11
5B084AB36
5B084AB39
5B084BA08
5B084BA10
5B084BB01
5B084CA04
5B084CB12
5B084CB22
5B084CE02
5B084CE14
5B084CF02
5B084CF12
5B084DA02
5B084DA12
5B084DB01
5B084DB08
5B084DC05
5B084DC27
5B084EA47
5B084FA26
5K127BA03
5K127GA14
5K127GA34
5K127GE07
5K127GE08
5K127KA01
5K201BA11
5K201BC23
5K201ED04
(57)【要約】
【課題】画面共有に際して、ユーザが所望しない情報を非表示とし、ユーザが所望する情報を表示することにより、ユーザの利便性を向上させた画面共有システム及び画面共有方法を提供することを目的とする。
【解決手段】ユーザが操作するユーザ端末100の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末200の表示部に表示することで、画面の共有を行う画面共有システム1は、ユーザからのリクエストを受け付け、リクエストをオペレータに通知し、ユーザにリクエストに関する情報をオペレータに開示して良いかどうかの承認を求め、承認がなされた場合に、リクエストに関する情報を画面に表示して画面共有を行う。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システムであって、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるリクエスト受付手段と、
前記リクエストをオペレータに通知するリクエスト通知手段と、
前記ユーザに、前記リクエストに関する情報を前記オペレータに開示して良いかどうかの承認を求める承認手段と、
前記承認がなされた場合に、前記リクエストに関する情報を前記画面に表示して画面共有を行う情報共有手段と、
を備えることを特徴とする画面共有システム。
【請求項2】
前記承認手段は、前記ユーザが、前記リクエストに関する複数の情報の中から、前記オペレータに開示する情報を任意に選択可能であり、
前記情報共有手段は、前記承認手段で選択された情報のみを、前記画面に表示して画面共有を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の画面共有システム。
【請求項3】
前記情報共有手段は、前記リクエストに関する情報を任意にカスタマイズして前記画面に表示して画面共有を行う、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画面共有システム。
【請求項4】
前記リクエストに関する情報を除いた画面情報を保存する保存手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画面共有システム。
【請求項5】
ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システムであって、
前記ユーザに、前記オペレータと共有したい情報を選択させる選択手段と、
前記選択された情報を前記画面に表示して画面共有を行う情報共有手段と、
を備えることを特徴とする画面共有システム。
【請求項6】
前記情報共有手段は、前記選択された情報を任意にカスタマイズして前記画面に表示して画面共有を行う、
ことを特徴とする請求項5に記載の画面共有システム。
【請求項7】
前記選択された情報を除いた画面情報を保存する保存手段と、
を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の画面共有システム。
【請求項8】
画面共有システムが、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有方法であって、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるステップと、
前記リクエストをオペレータに通知するステップと、
前記ユーザに、前記リクエストに関する情報を前記オペレータに開示して良いかどうかの承認を求めるステップと、
前記承認がなされた場合に、前記リクエストに関する情報を前記画面に表示して画面共有を行うステップと、
を備えることを特徴とする画面共有方法。
【請求項9】
画面共有システムが、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有方法であって、
前記ユーザに、前記オペレータと共有したい情報を選択させるステップと、
前記選択された情報を前記画面に表示して画面共有を行うステップと、
を備えることを特徴とする画面共有方法。
【請求項10】
ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システムに、
前記ユーザに、前記オペレータと共有したい情報を選択させるステップ、
前記選択された情報を前記画面に表示して画面共有を行うステップ、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システム、画面共有方法及び、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、公衆回線網に接続されたユーザ端末を、WEBサーバやパーソナルコンピュータ等に接続することにより、ユーザに様々なサービスが提供されている。特に、スマートフォン(高機能携帯電話)の登場により、従来、パソコンに対して行われていた高度なサービスを、携帯電話で行うことが可能になってきた。
【0003】
このような高度なWEBサービスの一例として、ユーザ端末と、オペレータ端末とを公衆回線網等を介して接続することにより、オペレータ端末の画面と、ユーザ端末の画面とを画面共有することが行われている。このような画面共有において、ユーザ端末又はオペレータ端末上に表示する画像のうち、特定の画像を非表示にすることにより、効率的な画面共有を実行する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015−188133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の構成では、非表示にする特定の画像とは、著作権により保護された画像であるため、ユーザが所望する画像の全体又は一部や、画面共有を実行中の特定の内容のみを非表示にするような構成ではない。そのため、画面共有の際、ユーザが望まない情報や画像をも、オペレータ端末において表示してしまうおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、画面共有に際して、ユーザが所望しない情報を非表示とし、ユーザが所望する情報を表示することにより、ユーザの利便性を向上させた画面共有システム、画面共有方法及び、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0008】
第1の特徴に係る発明は、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システムであって、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるリクエスト受付手段と、
前記リクエストをオペレータに通知するリクエスト通知手段と、
前記ユーザに、前記リクエストに関する情報を前記オペレータに開示して良いかどうかの承認を求める承認手段と、
前記承認がなされた場合に、前記リクエストに関する情報を前記画面に表示して画面共有を行う情報共有手段と、
を備えることを特徴とする画面共有システムを提供する。
【0009】
第1の特徴に係る発明によれば、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システムは、前記ユーザからのリクエストを受け付け、前記リクエストをオペレータに通知し、前記ユーザに、前記リクエストに関する情報を前記オペレータに開示して良いかどうかの承認を求め、前記承認がなされた場合に、前記リクエストに関する情報を前記画面に表示して画面共有を行う。
【0010】
ここで、第1の特徴に係る発明は、画面共有システムのカテゴリであるが、方法等他のカテゴリにおいても、そのカテゴリに応じた同様の作用・効果を発揮する。
【0011】
第2の特徴に係る発明は、前記承認手段は、前記ユーザが、前記リクエストに関する複数の情報の中から、前記オペレータに開示する情報を任意に選択可能であり、
前記情報共有手段は、前記承認手段で選択された情報のみを、前記画面に表示して画面共有を行う、
ことを特徴とする第1の特徴に係る発明である画面共有システムを提供する。
【0012】
第2の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明である画面共有システムは、前記ユーザが、前記リクエストに関する複数の情報の中から、前記オペレータに開示する情報を任意に選択可能であり、選択された情報のみを、前記画面に表示して画面共有を行う。
【0013】
第3の特徴に係る発明は、前記情報共有手段は、前記リクエストに関する情報を任意にカスタマイズして前記画面に表示して画面共有を行う、
ことを特徴とする第1又は第2の何れかの特徴に係る発明である画面共有システムを提供する。
【0014】
第3の特徴に係る発明によれば、第1又は第2の何れかの特徴に係る発明である画面共有システムは、前記リクエストに関する情報を任意にカスタマイズして前記画面に表示して画面共有を行う。
【0015】
第4の特徴に係る発明は、前記リクエストに関する情報を除いた画面情報を保存する保存手段と、
を備えることを特徴とする第1乃至第3の何れかの特徴に係る発明である画面共有システムを提供する。
【0016】
第4の特徴に係る発明によれば、第1乃至第3の何れかの特徴に係る発明である画面共有システムは、前記リクエストに関する情報を除いた画面情報を保存する。
【0017】
第5の特徴に係る発明は、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システムであって、
前記ユーザに、前記オペレータと共有したい情報を選択させる選択手段と、
前記選択された情報を前記画面に表示して画面共有を行う情報共有手段と、
を備えることを特徴とする画面共有システムを提供する。
【0018】
第5の特徴に係る発明によれば、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システムは、前記ユーザに、前記オペレータと共有したい情報を選択させ、前記選択された情報を前記画面に表示して画面共有を行う。
【0019】
第6の特徴に係る発明は、前記情報共有手段が、前記選択された情報を任意にカスタマイズして前記画面に表示して画面共有を行う、
ことを特徴とする第5の特徴に係る発明である画面共有システムを提供する。
【0020】
第6の特徴に係る発明によれば、第5の特徴に係る発明である画面共有システムは、前記選択された情報を任意にカスタマイズして前記画面に表示して画面共有を行う。
【0021】
第7の特徴に係る発明は、前記選択された情報を除いた画面情報を保存する保存手段と、
を備えることを特徴とする第5又は第6の何れかの特徴に係る発明である画面共有システムを提供する。
【0022】
第7の特徴に係る発明によれば、第5又は第6の何れかの特徴に係る発明である画面共有システムは、前記選択された情報を除いた画面情報を保存する。
【0023】
第8の特徴に係る発明は、画面共有システムが、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有方法であって、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるステップと、
前記リクエストをオペレータに通知するステップと、
前記ユーザに、前記リクエストに関する情報を前記オペレータに開示して良いかどうかの承認を求めるステップと、
前記承認がなされた場合に、前記リクエストに関する情報を前記画面に表示して画面共有を行うステップと、
を備えることを特徴とする画面共有方法を提供する。
【0024】
第9の特徴に係る発明は、画面共有システムが、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有方法であって、
前記ユーザに、前記オペレータと共有したい情報を選択させるステップと、
前記選択された情報を前記画面に表示して画面共有を行うステップと、
を備えることを特徴とする画面共有方法を提供する。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、画面共有に際して、ユーザが所望しない情報を非表示とし、ユーザが所望する情報を表示することにより、ユーザの利便性を向上させた画面共有システム、画面共有方法及び、プログラムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1図1は、画面共有システム1の概要を示す図である。
図2図2は、画面共有システム1の全体構成図である。
図3図3は、ユーザ端末100及びオペレータ端末200の機能ブロック図である。
図4図4は、ユーザ端末100が実行する個人データ登録処理を示すフローチャートである。
図5図5は、ユーザ端末100及びオペレータ端末200が実行するリクエスト送信処理を示すフローチャートである。
図6図6は、ユーザ端末100及びオペレータ端末200が実行する情報開示処理を示すフローチャートである。
図7図7は、個人データテーブルを示す図である。
図8図8は、個人データテーブルを示す図である。
図9図9は、情報開示内容承認画面を示す図である。
図10図10は、情報開示内容承認画面を示す図である。
図11図11は、共有画面を示す図である。
図12図12は、共有画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0028】
[画面共有システム1の概要]
本発明の概要について、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の好適な実施形態である画面共有システム1の概要を説明するための図である。画面共有システム1は、ユーザ端末100及びオペレータ端末200から構成される。なお、各装置は1つに限らず複数であっても良い。また、後述する各処理は、上述した各装置の何れか又は双方が実行する構成であっても良い。また、各装置は、実在する装置又は仮想的な装置の何れか又は双方により実現されても良い。
【0029】
ユーザ端末100は、ユーザが操作する端末装置であり、オペレータ端末200とデータ通信可能な端末装置である。ユーザ端末100は、例えば、携帯電話、携帯情報端末、パーソナルコンピュータに加え、ネットブック端末、スレート端末、電子書籍端末、携帯型音楽プレーヤ等の電化製品である。
【0030】
オペレータ端末200は、オペレータが操作する端末装置であり、ユーザ端末100とデータ通信可能な端末装置であり、ユーザ端末100と同様の電化製品である。
【0031】
はじめに、ユーザ端末100は、ユーザからのリクエストの入力を受け付ける(ステップS01)。リクエストとは、ユーザの体調不良やユーザが保有する電化製品の不調をオペレータに通知する情報である。
【0032】
ユーザ端末100は、受け付けたリクエストに基づいて、接続先となるオペレータ端末200を特定し、特定したオペレータ端末200にリクエストデータを通知する(ステップS02)。ユーザ端末100は、リクエストに含まれるキーワードを解析し、キーワードに紐付けられたオペレータ端末200にリクエストデータを通知する。リクエストデータとは、ユーザ端末100の識別子、ユーザの氏名、リクエストの内容等である。
【0033】
オペレータ端末200は、リクエストに関する情報をオペレータに開示しても良いかどうかの情報開示要求を、ユーザ端末100に送信する(ステップS03)。リクエストに関する情報とは、ユーザ端末100が予め記憶している、自身の身体的な情報や自身が保有する電化製品の情報等の個人データである。
【0034】
ユーザ端末100は、受信した情報開示承認要求に基づいて、リクエストに関する情報の中から、オペレータに開示する情報を任意に選択し、選択されたリクエストに関する情報を示す開示状況データをオペレータ端末200に送信する(ステップS04)。開示状況データとは、リクエストに関する個人データと、個人データの開示状況を示す情報とが含まれる。
【0035】
オペレータ端末200は、開示状況データを受信し、ユーザ端末100と画面共有を実行し、開示状況データに基づいて、自身の表示部にユーザが選択した個人データを表示し、選択しなかった個人データを非表示にする(ステップS05)。このとき、ユーザ端末100においても、オペレータ端末200が表示する画面を共有画面として表示する。なお、オペレータ端末200は、表示する個人データを、グラフや表等に任意にカスタマイズして画面に表示しても良い。
【0036】
オペレータ端末200は、個人データを除外した共有画面に表示した共有画面データを記憶する(ステップS06)。
【0037】
以上が、画面共有システム1の概要である。
【0038】
[画面共有システム1のシステム構成]
図2に基づいて、画面共有システム1のシステム構成について説明する。図2は、本発明の好適な実施形態である画面共有システム1のシステム構成を示す図である。画面共有システム1は、ユーザ端末100、オペレータ端末200及び公衆回線網(インターネット網や第3、第4世代通信網等)5から構成される。
【0039】
ここで、ユーザ端末100及びオペレータ端末200は、画面共有を実行するオペレータや個人の数だけ、システム上に存在していて良い。また、後述する各処理は、ユーザ端末100又はオペレータ端末200の何れか又は双方が実行しても良い。また、ユーザ端末100及びオペレータ端末200は、実在の装置ではなく、仮想的な装置により実現されていても良い。また、画面共有システム1内に、サーバが存在していても良い。この場合、サーバは、ユーザ端末100とオペレータ端末200とのデータ通信を中継する構成で有ればよい。
【0040】
ユーザ端末100及びオペレータ端末200は、後述の機能を備えた上述した端末装置である。
【0041】
[各機能の説明]
図3に基づいて、ユーザ端末100及びオペレータ端末200の機能について説明する。図3は、ユーザ端末100及びオペレータ端末200の機能ブロック図を示す図である。
【0042】
ユーザ端末100は、制御部110として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部120として、他の機器と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi(Wireless Fidelity)対応デバイス又は第3世代、第4世代移動通信システム等のIMT−2000規格に準拠した無線デバイス等を備える。また、ユーザ端末100は、記憶部130として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、ユーザ端末100は、入出力部140として、制御部110で制御したデータや画像を出力表示する表示部や、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネルやキーボード、マウス等の入力部等を備える。
【0043】
ユーザ端末100において、制御部110が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部120と協働して、個人データ取得モジュール150、リクエスト送信モジュール151、情報開示要求受信モジュール152、開示状況データ送信モジュール153、接続要求受信モジュール154を実現する。また、ユーザ端末100において、制御部110が所定のプログラムを読み込むことにより、記憶部130と協働して、個人データ記憶モジュール160を実現する。また、ユーザ端末100において、制御部110が所定のプログラムを読み込むことにより、入出力部140と協働して、個人データ入力受付モジュール170、リクエスト入力受付モジュール171、リクエスト解析モジュール172、情報開示内容承認表示モジュール173を実現する。
【0044】
オペレータ端末200は、ユーザ端末100と同様に、制御部210として、CPU、RAM、ROM等を備え、通信部220として、他の機器と通信可能にするための無線デバイス等を備える。また、オペレータ端末200は、ユーザ端末100と同様に、記憶部230として、データのストレージ部を備える。また、オペレータ端末200は、ユーザ端末100と同様に、入出力部240として、表示部や入力部等を備える。
【0045】
オペレータ端末200において、制御部210が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部220と協働して、リクエスト受信モジュール250、情報開示要求送信モジュール251、開示状況データ受信モジュール252、接続要求送信モジュール253を実現する。また、オペレータ端末200において、制御部210が所定のプログラムを読み込むことにより、記憶部230と協働して、共有画面データ記憶モジュール260を実現する。また、オペレータ端末200において、制御部210が所定のプログラムを読み込むことにより、入出力部240と協働して、共有画面表示モジュール270を実現する。
【0046】
[個人データ登録処理]
図4に基づいて、ユーザ端末100が実行する個人データ登録処理について説明する。図4は、ユーザ端末100が実行する個人データ登録処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
【0047】
はじめに、個人データ入力受付モジュール170は、ユーザからの個人データの入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS10)。個人データとは、例えば、ユーザの身体的な情報やユーザが保有する電化製品の情報である。身体的な情報とは、例えば、身長、体重、体脂肪、血圧、血糖値、直前の食事内容といった、健康に関する情報である。また、電化製品の情報とは、例えば、購入時期、メーカ名、機種名、製造番号、フィルタ交換の頻度、掃除の頻度といった、電化製品に関する情報である。なお、個人データは、他の情報として、例えば、ユーザの資産、加入する保険といった他の個人に関する情報や、ユーザが保有する車両、物品といったユーザが保有するものに関する情報や、その他の情報であっても良い。
【0048】
ステップS10において、個人データ入力受付モジュール170は、個人データの入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS10 NO)、個人データ入力受付モジュール170は、個人データを外部装置から取得する入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS11)。ステップS11において、個人データ入力受付モジュール170は、入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS11 NO)、本処理を終了する。
【0049】
一方、ステップS11において、個人データ入力受付モジュール170は、入力を受け付けたと判断した場合(ステップS11 YES)、個人データ取得モジュール150は、外部装置から個人データを取得する(ステップS12)。外部装置は、個人データ取得モジュール150が送信するユーザの氏名、年齢、ユーザ端末100の識別子、製造番号、MACアドレス等の各種情報に基づいて、このユーザに紐付けられた個人データをユーザ端末100に送信することにより、個人データ取得モジュール150は、個人データを取得する。
【0050】
個人データ記憶モジュール160は、取得した個人データを個人データテーブルとして記憶する(ステップS13)。なお、ユーザ端末100は、取得した個人データを、サーバや他のコンピュータ等の外部装置に送信し、外部装置が個人データテーブルを記憶するような構成であっても良い。
【0051】
一方、ステップS10において、個人データ入力受付モジュール170は、個人データの入力を受け付けたと判断した場合(ステップS10 YES)、個人データ記憶モジュール160は、入力された個人データを個人データテーブルとして記憶する(ステップS13)。なお、ユーザ端末100は、上述した通り、個人データを、外部装置に記憶させる構成であっても良い。
【0052】
[個人データテーブル]
図7及び図8に基づいて、個人データテーブルについて説明する。図7は、個人データとして、身体的な情報を記憶する場合における個人データテーブルを示す。また、図8は個人データとして、電化製品の情報を記憶する場合における個人データテーブルを示す。
【0053】
図7において、個人データ記憶モジュール160は、個人データにおける各項目と各項目に対応する数値とを個人データテーブルとして記憶する。個人データにおける各項目とは、身長、体重、体脂肪、血圧、血糖値等である。また、数値とは、各項目の値である。
【0054】
図8において、個人データ記憶モジュール160は、個人データにおける各項目と各項目に対応する数値とを個人データテーブルとして記憶する。個人データにおける各項目とは、購入時期、メーカ名、機種名、製造番号、フィルタ交換の頻度、掃除の頻度等である。また、数値とは、各項目の値や数字や文字列である。
【0055】
なお、個人データテーブルにおける項目の種類及び数は、本実施形態以外の種類及び数であっても良い。また、項目と数値とに加えて他の情報、例えば、入力が行われた日付や時刻、ユーザの氏名、識別子が、テーブルに追加されていても良い。また、数値は、項目に対応した値として、数字や文字列に限らず記号等であっても良い。
【0056】
以上が、個人データ登録処理である。
【0057】
なお、上述した各処理は、ユーザ端末100が実行しているが、オペレータ端末200が実行していても良い。
【0058】
[リクエスト送信処理]
図5に基づいて、ユーザ端末100及びオペレータ端末200が実行するリクエスト送信処理について説明する。図5は、ユーザ端末100及びオペレータ端末200が実行するリクエスト送信処理のフローチャートを示す図である。上述した各装置のモジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
【0059】
リクエスト入力受付モジュール171は、ユーザからのリクエストの入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS20)。リクエストとは、例えば、ユーザの体の不調をオペレータに通知する情報や、ユーザが保有する電化製品の不調をオペレータに通知する情報である。オペレータとは、例えば、医師や製造サポートである。リクエストの具体例としては、ユーザが「お腹の右側が痛い」や「電化製品が動かない」等である。なお、リクエストは、上述した例以外であっても良い。また、オペレータは、上述した例以外であっても良い。
【0060】
ステップS20において、リクエスト入力受付モジュール171は、リクエストの入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS20 NO)、本処理を終了する。一方、ステップS20において、リクエスト入力受付モジュール171は、リクエストの入力を受け付けたと判断した場合(ステップS20 YES)、リクエスト解析モジュール172は、受け付けたリクエストに基づいて、接続先となるオペレータ端末200を特定する(ステップS21)。ステップS21において、リクエスト解析モジュール172は、受け付けたリクエストに含まれるキーワードを抽出し、このキーワードに紐付けられたオペレータ端末200を特定する。リクエスト解析モジュール172は、例えば、リクエストが「お腹の右側が痛い」である場合、キーワードとして「お腹」、「右側」及び「痛い」を抽出し、抽出したキーワードに最も紐付けられたオペレータ端末200を特定する。この場合、「お腹」及び「痛い」のキーワードに基づいて、医療機関に存在するオペレータ端末200を接続先として特定する。また、リクエスト解析モジュール172は、リクエストが「電化製品が動かない」である場合、キーワードとして、「電化製品」及び「動かない」を抽出し、抽出したキーワードに最も紐付けられたオペレータ端末200を特定する。この場合、「電化製品」のキーワードに基づいて、製造サポートに存在するオペレータ端末200を接続先として特定する。
【0061】
なお、リクエスト解析モジュール172は、特定のキーワードのみに基づいて、オペレータ端末200を特定しても良いし、複数のキーワードの何れか又は全てのキーワードに紐付けられたオペレータ端末200を接続先として特定しても良い。また、リクエスト解析モジュール172は、キーワード以外の方法、例えば、リクエスト入力受付モジュール171が、接続先となるオペレータ端末200を指定する入力を受け付け、この指定したオペレータ端末200を、接続先として特定しても良いし、他の方法により特定しても良い。
【0062】
リクエスト送信モジュール151は、特定されたオペレータ端末200にリクエストを示す情報であるリクエストデータを送信する(ステップS22)。リクエストデータには、ユーザ端末100の識別子、ユーザの氏名、識別番号、リクエストの内容等が含まれる。
【0063】
リクエスト受信モジュール250は、ユーザ端末100が送信したリクエストデータを受信する。
【0064】
なお、システム内にサーバが存在する場合、ユーザ端末100がリクエストをサーバに送信し、サーバが、リクエストを解析し、接続先となるオペレータ端末200を特定し、特定したオペレータ端末200に送信すれば良い。
【0065】
以上が、リクエスト送信処理である。
【0066】
[情報開示処理]
次に、図6に基づいて、ユーザ端末100及びオペレータ端末200が実行する情報開示処理について説明する。図6は、ユーザ端末100及びオペレータ端末200が実行する情報開示処理のフローチャートを示す図である。上述した各装置のモジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
【0067】
情報開示要求送信モジュール251は、個人データをオペレータに開示して良いかどうかの承認を求める要求である情報開示要求をユーザ端末100に送信する(ステップS30)。開示要求とは、リクエストに関する情報である個人データを、オペレータ端末200に開示しても良いかどうかの承認を求める要求である。
【0068】
なお、システム内にサーバが存在する場合、サーバがユーザ端末100に情報開示要求を送信するように構成すれば良い。
【0069】
情報開示要求受信モジュール152は、情報開示要求を受信する。情報開示内容承認表示モジュール173は、受信した情報開示要求に基づいて、情報開示内容承認画面を表示する(ステップS31)。
【0070】
図9及び図10に基づいて、情報開示内容承認表示モジュール173が表示する情報開示内容承認画面について説明する。図9及び図10は、情報開示内容承認画面表示モジュール173が表示する情報開示内容承認画面の一例を示す図である。図9は、リクエストに関する情報として、ユーザの身体的な情報の情報開示内容承認画面を示す図である。また、図10は、リクエストに関する情報として、ユーザの保有する電化製品の情報の情報開示内容承認画面を示す図である。
【0071】
情報開示内容承認表示モジュール173は、情報開示内容承認表示領域300に、個人データの各項目と、各項目の数値と、開示状況とを対応付けた開示状況表示画面310と、完了アイコン320とを表示する。個人データの各項目と数値とは上述した構成と同様である。開示状況とは、ユーザがオペレータ端末200に開示する項目を選択して指定する欄である。情報開示内容承認表示モジュール173は、ユーザからの選択入力を受け付け、どの項目をオペレータ端末200に開示するか否かを指定する。情報開示内容承認表示モジュール173は、ユーザがオペレータ端末200に開示する情報として指定した項目の開示状況の欄に「○」を表示する。また、情報開示内容表示モジュール173は、ユーザがオペレータ端末200に開示しない情報として指定した項目、又は指定そのものをしなかった項目の開示状況の欄に「×」を表示する。また、情報開示内容承認表示モジュール173は、完了アイコン320へのユーザからの入力を受け付けることにより、オペレータ端末200に開示する個人データの指定が完了したことを判断する。なお、開示状況の欄の表示内容は、本実施形態の内容に限らない。例えば、情報開示内容表示モジュール173は、開示する情報の開示状況の欄に「YES」を表示し、開示しない情報の表示の欄に「NO」を表示しても良い。また、開示状況の欄にチェックボックスを表示し、開示する情報の開示状況の欄にチェックマークや、チェックしたことを示す情報を表示し、開示しない情報の表示の欄を空欄のまま表示しても良い。また、これらの各表示内容を適宜組み合わせても良いし、他の表示内容であっても良い。
【0072】
情報開示内容承認表示モジュール173は、選択が完了したか否かを判断する(ステップS32)。ステップS32において、情報開示内容承認表示モジュール173は、完了アイコン320の操作を受け付けたか否かに基づいて、選択が完了したか否かを判断する。ステップS32において、情報開示内容承認表示モジュール173は、選択が完了していないと判断した場合(ステップS32 NO)、すなわち、情報開示内容承認表示モジュール173は完了アイコン320の操作を受け付けていないと判断した場合、操作を受け付けるまで本処理を繰り返す。
【0073】
一方、情報開示内容承認表示モジュール173は、選択が完了したと判断した場合(ステップS32 YES)、すなわち、完了アイコン320の操作を受け付けたと判断した場合、開示状況データ送信モジュール153は、開示状況データをオペレータ端末200に送信する(ステップS33)。開示状況データには、上述した個人データの項目と、数値と、開示状況との情報が含まれる。
【0074】
開示状況データ受信モジュール252は、開示状況データを受信する。接続要求送信モジュール253は、ユーザ端末100に画面共有に係る接続を確立する接続要求を送信する(ステップS34)。
【0075】
なお、システム内にサーバが存在する場合、ユーザ端末100は、開示状況データをサーバに送信し、サーバは、開示状況データをオペレータ端末200に送信しても良いし、開示状況データに基づいて、オペレータに開示することが指定された個人データのみを送信するようにしても良い。
【0076】
接続要求受信モジュール154は、接続要求を受信する。ユーザ端末100とオペレータ端末200とは、画面共有を開始する(ステップS35)。
【0077】
なお、オペレータ端末200とユーザ端末100との画面共有に係る接続の確立は、上述したタイミングに限らず、他のタイミングに実行されても良い。例えば、ユーザ端末100がリクエストを送信したタイミングに併せて画面共有に係る接続が確立されても良いし、その他のタイミングで確立されても良い。
【0078】
また、システム内にサーバが存在する場合、ユーザ端末100とオペレータ端末200との各々に画面共有に係る接続を確立する接続要求を送信し、画面共有に係る接続を確立すれば良い。
【0079】
共有画面表示モジュール270は、共有画面を表示する(ステップS36)。ステップS36において、ユーザ端末100は、オペレータ端末200と同様に共有する画面を共有画面として表示する。
【0080】
図11は、共有画面表示モジュール270が表示するユーザの身体的な情報における共有画面を示す図である。図11において、共有画面表示モジュール270は、共有画面400として、個人データ表示領域410と、カスタマイズデータ表示領域420とを表示する。ユーザ端末100と、オペレータ端末200とは、共有画面400に表示する画面を互いに表示する。個人データ表示領域410には、受信した開示状況データに基づいた個人データを表示する。すなわち、個人データ表示領域410には、開示状況データによりオペレータに開示することが承認された個人データのみを表示し、開示状況データによりオペレータに開示することが承認されなかった個人データを非表示とする。図11において、共有画面表示モジュール270は、個人データとして、身長、体重、体脂肪、血圧等を表示する。また、カスタマイズデータ表示領域420には、受信した開示状況データに基づいた個人データを任意にカスタマイズしたカスタマイズデータ430を表示する。すなわち、カスタマイズデータ表示領域420には、開示状況データにより、オペレータに開示することが承認された個人データを任意にカスタマイズしたカスタマイズデータ430を表示する。図11において、共有画面表示モジュール270は、体重に関する情報をグラフとして示したカスタマイズデータ430を表示する。共有画面表示モジュール270は、同一ユーザにおける体重に関する情報を複数取得し、入力された日時等の情報に基づいて、時系列上にデータをカスタマイズし、グラフ化したカスタマイズデータ430を表示する。なお、カスタマイズデータ表示領域420に表示するカスタマイズデータとしては、本実施形態に限らず、他の項目をカスタマイズしたカスタマイズデータであって良いし、その表示内容もグラフに限らず他の内容に任意にカスタマイズされていて良い。また、カスタマイズデータ表示領域420に表示するカスタマイズデータの数は、1つに限らず複数であっても良いし、表示されていなくても良い。また、カスタマイズの内容としては、1つの項目に限らず、複数の項目を組み合わせてカスタマイズしたカスタマイズデータであっても良いし、他の態様に適宜変更可能である。また、カスタマイズの内容は、オペレータやユーザからの入力に基づいて、適宜変更可能である。また、カスタマイズの内容は、予め設定された態様により表示されても良い。
【0081】
図12は、共有画面表示モジュール270が表示するユーザの保有する電化製品の情報における共有画面を示す図である。図12において、上述した図11と同様の構成については、同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図12において、共有画面表示モジュール270は、共有画面400として、個人データ表示領域410を表示する。ユーザ端末100とオペレータ端末200とは、共有画面400に表示する画面を互いに表示する。図12において、共有画面表示モジュール270は、個人データとして、ユーザが選択した項目である購入時期、メーカ、フィルタ交換の頻度、掃除の頻度等を表示する。なお、図12において、共有画面表示モジュール270は、カスタマイズデータ表示領域420を表示していないが、図11と同様に表示していても良い。
【0082】
共有画面データ記憶モジュール260は、表示した共有画面の画面データを記憶する(ステップS37)。共有画面データ記憶モジュール260は、共有画面に表示した個人データを除外した画面の情報を、共有画面データとして記憶する。個人データに関しては、記憶せず削除する。
【0083】
なお、システム内にサーバが存在する場合、オペレータ端末200は、共有画面に表示した個人データを除外した画面データを、サーバに送信し、サーバがこの共有画面データを記憶しても良い。また、オペレータ端末200は、画面データと、個人データとをサーバに送信し、サーバが個人データを削除し、画面データのみを記憶するようにしても良い。
【0084】
以上が、情報開示処理である。
【0085】
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD−ROMなど)、DVD(DVD−ROM、DVD−RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置又は外部記憶装置に転送し記憶して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
【0086】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0087】
1 画面共有システム、100 ユーザ端末、200 オペレータ端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2017年5月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システムであって、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるリクエスト受付手段と、
前記リクエストに含まれるキーワードを抽出し、前記キーワードに紐付けられた前記オペレータ端末を特定するリクエスト解析手段と、
前記リクエストを特定された前記オペレータ端末に通知するリクエスト通知手段と、
前記ユーザに、前記リクエストに関する情報を前記オペレータに開示して良いかどうかの承認を求める承認手段と、
前記承認がなされた場合に、前記リクエストに関する情報を前記画面に表示して画面共有を行う情報共有手段と、
を備えることを特徴とする画面共有システム。
【請求項2】
前記承認手段は、前記ユーザが、前記リクエストに関する複数の情報の中から、前記オペレータに開示する情報を任意に選択可能であり、
前記情報共有手段は、前記承認手段で選択された情報のみを、前記画面に表示して画面共有を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の画面共有システム。
【請求項3】
前記情報共有手段は、前記リクエストに関する情報を任意にカスタマイズして前記画面に表示して画面共有を行う、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画面共有システム。
【請求項4】
前記リクエストに関する情報を除いた画面情報を保存する保存手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画面共有システム。
【請求項5】
ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システムであって、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるリクエスト受付手段と、
前記リクエストに含まれるキーワードを抽出し、前記キーワードに紐付けられた前記オペレータを特定するリクエスト解析手段と、
前記リクエストを特定された前記オペレータ端末に通知するリクエスト通知手段と、
前記ユーザに、前記オペレータと共有したい情報を選択させる選択手段と、
前記選択された情報を前記画面に表示して画面共有を行う情報共有手段と、
を備えることを特徴とする画面共有システム。
【請求項6】
前記情報共有手段は、前記選択された情報を任意にカスタマイズして前記画面に表示して画面共有を行う、
ことを特徴とする請求項5に記載の画面共有システム。
【請求項7】
前記選択された情報を除いた画面情報を保存する保存手段と、
を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の画面共有システム。
【請求項8】
画面共有システムが、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有方法であって、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるステップと、
前記リクエストに含まれるキーワードを抽出し、前記キーワードに紐付けられた前記オペレータ端末を特定するステップと、
前記リクエストを特定した前記オペレータ端末に通知するステップと、
前記ユーザに、前記リクエストに関する情報を前記オペレータに開示して良いかどうかの承認を求めるステップと、
前記承認がなされた場合に、前記リクエストに関する情報を前記画面に表示して画面共有を行うステップと、
を備えることを特徴とする画面共有方法。
【請求項9】
画面共有システムが、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有方法であって、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるステップと、
前記リクエストに含まれるキーワードを抽出し、前記キーワードに紐付けられた前記オペレータ端末を特定するステップと、
前記リクエストを特定された前記オペレータ端末に通知するステップと、
前記ユーザに、前記オペレータと共有したい情報を選択させるステップと、
前記選択された情報を前記画面に表示して画面共有を行うステップと、
を備えることを特徴とする画面共有方法。
【請求項10】
ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システムに、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるステップ、
前記リクエストに含まれるキーワードを抽出し、前記キーワードに紐付けられた前記オペレータ端末を特定するステップ、
前記リクエストを特定された前記オペレータ端末に通知するステップ、
前記ユーザに、前記オペレータと共有したい情報を選択させるステップ、
前記選択された情報を前記画面に表示して画面共有を行うステップ、
を実行させるためのプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
第1の特徴に係る発明は、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システムであって、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるリクエスト受付手段と、
前記リクエストに含まれるキーワードを抽出し、前記キーワードに紐付けられた前記オペレータ端末を特定するリクエスト解析手段と、
前記リクエストを特定された前記オペレータ端末に通知するリクエスト通知手段と、
前記ユーザに、前記リクエストに関する情報を前記オペレータに開示して良いかどうかの承認を求める承認手段と、
前記承認がなされた場合に、前記リクエストに関する情報を前記画面に表示して画面共有を行う情報共有手段と、
を備えることを特徴とする画面共有システムを提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
第5の特徴に係る発明は、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有システムであって、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるリクエスト受付手段と、
前記リクエストに含まれるキーワードを抽出し、前記キーワードに紐付けられた前記オペレータ端末を特定するリクエスト解析手段と、
前記リクエストを特定された前記オペレータ端末に通知するリクエスト通知手段と、
前記ユーザに、前記オペレータと共有したい情報を選択させる選択手段と、
前記選択された情報を前記画面に表示して画面共有を行う情報共有手段と、
を備えることを特徴とする画面共有システムを提供する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
第8の特徴に係る発明は、画面共有システムが、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有方法であって、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるステップと、
前記リクエストに含まれるキーワードを抽出し、前記キーワードに紐付けられた前記オペレータ端末を特定するステップと、
前記リクエストを特定した前記オペレータ端末に通知するステップと、
前記ユーザに、前記リクエストに関する情報を前記オペレータに開示して良いかどうかの承認を求めるステップと、
前記承認がなされた場合に、前記リクエストに関する情報を前記画面に表示して画面共有を行うステップと、
を備えることを特徴とする画面共有方法を提供する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
第9の特徴に係る発明は、画面共有システムが、ユーザが操作するユーザ端末の画面を、オペレータが操作するオペレータ端末の表示部に表示することで、前記画面の共有を行う画面共有方法であって、
前記ユーザからのリクエストを受け付けるステップと、
前記リクエストに含まれるキーワードを抽出し、前記キーワードに紐付けられた前記オペレータ端末を特定するステップと、
前記リクエストを特定された前記オペレータ端末に通知するステップと、
前記ユーザに、前記オペレータと共有したい情報を選択させるステップと、
前記選択された情報を前記画面に表示して画面共有を行うステップと、
を備えることを特徴とする画面共有方法を提供する。