特開2017-124150(P2017-124150A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社コットランの特許一覧

<>
  • 特開2017124150-業務用電磁気誘導加熱式フライヤー 図000003
  • 特開2017124150-業務用電磁気誘導加熱式フライヤー 図000004
  • 特開2017124150-業務用電磁気誘導加熱式フライヤー 図000005
  • 特開2017124150-業務用電磁気誘導加熱式フライヤー 図000006
  • 特開2017124150-業務用電磁気誘導加熱式フライヤー 図000007
  • 特開2017124150-業務用電磁気誘導加熱式フライヤー 図000008
  • 特開2017124150-業務用電磁気誘導加熱式フライヤー 図000009
  • 特開2017124150-業務用電磁気誘導加熱式フライヤー 図000010
  • 特開2017124150-業務用電磁気誘導加熱式フライヤー 図000011
  • 特開2017124150-業務用電磁気誘導加熱式フライヤー 図000012
  • 特開2017124150-業務用電磁気誘導加熱式フライヤー 図000013
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-124150(P2017-124150A)
(43)【公開日】2017年7月20日
(54)【発明の名称】業務用電磁気誘導加熱式フライヤー
(51)【国際特許分類】
   A47J 37/12 20060101AFI20170623BHJP
【FI】
   A47J37/12 331
   A47J37/12 391
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-178878(P2016-178878)
(22)【出願日】2016年9月13日
(31)【優先権主張番号】10-2016-0003723
(32)【優先日】2016年1月12日
(33)【優先権主張国】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516276144
【氏名又は名称】株式会社コットラン
(74)【代理人】
【識別番号】100110319
【弁理士】
【氏名又は名称】根本 恵司
(72)【発明者】
【氏名】カン ファンスー
【テーマコード(参考)】
4B059
【Fターム(参考)】
4B059AA01
4B059AB02
4B059AE05
4B059AE13
4B059BD01
4B059BF04
4B059CA04
4B059CA08
4B059CA20
(57)【要約】
【課題】揚げ容器を多段に形成し、これと同時に誘導加熱を通じて揚げ油温度を速やかに上昇させることはもとより、残熱の発生を極力抑えて揚げ油が酸敗されることを防止できるようにした業務用電磁気誘導加熱式フライヤーを提供する。
【解決手段】業務用電磁気誘導加熱式フライヤーは、多段に形成した揚げ容器120が設けられた上部から開閉可能に配設される蓋体130を有する揚げ本体100と、揚げ油の温度を上昇させて揚げ物材料を揚げるように電磁誘導加熱可能なように揚げ本体100に設けた揚げ容器120の外周縁に配設される誘導加熱部200と、揚げ物材料が揚げられるときに高周波が印加可能なように蓋体130の一方の側に設ける高周波揚げ部300と、誘導加熱部200及び高周波揚げ部300に必要な電源及び高周波を印加するコントローラー400と、を備える。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
業務用電磁気誘導加熱式フライヤーにおいて、
大釜において起こる熱循環などの熱循環作用が起こるように揚げ物材料が揚げられる個所と揚げ油を加熱する個所とが互いに異なるように多段に形成した揚げ容器(120)を有し、揚げ容器(120)が設けられた上部から開閉可能に配設される蓋体(130)及び前面から開閉可能に形成される扉(140)を有する揚げ本体(100)と、
電磁誘導加熱により揚げ油の温度を上昇させて揚げ物材料が揚げられるように揚げ本体(100)に設けた揚げ容器(120)の外周縁に配設される誘導加熱部(200)と、
揚げ物材料が揚げられるときに高周波を印加するために蓋体(130)の一方の側に設けられるように内側に揚げ物材料が入れられて揚げ油により揚げられるように揚げ容器(120)から出入り可能に構成される揚げかご(310)と、揚げかご(310)の上部に密着されて高周波が印加可能なように周縁に複数の密着突起(321)を有するかごカバー(320)と、かごカバー(320)が揚げかご(310)の上部に弾性力により密着されるようにかごカバー(320)と係合して蓋体(130)に配設されるカバー支持体(330)と、揚げかご(310)に印加する高周波が漏れることを防ぐように蓋体(130)に配設される絶縁体(340)及びコントローラー(400)から印加される高周波が揚げかご(310)に印加可能なように蓋体(130)の内側に立設されてかごカバー(320)と連結される高周波供給線(350)を有する高周波揚げ部(300)と、
誘導加熱部(200)及び高周波揚げ部(300)に必要な電源が制御可能なように揚げ本体(100)の前面に配設されるコントローラー(400)と、
を備えることを特徴とする業務用電磁気誘導加熱式フライヤー。
【請求項2】
前記揚げ容器(120)は、
一方の側が開放された状態で矩形形状を呈する第1の揚げ部(121)を形成し、
誘導加熱部(200)により揚げ油の温度を上昇させるように第1の揚げ部(121)の下部に円筒状を呈する第2の揚げ部(122)を形成し、
揚げ物材料を揚げるときに発生する揚げカスが第2の揚げ部の下部に所定の角度で傾くように傾斜面(124)を形成して排水トラップ(125)が形成された部分に揚げカスが集まるようにし、
傾斜面(124)が終わる部分に揚げ油が排出可能なように揚げ容器(120)の下部に排水トラップ(125)を設け、
揚げ容器(120)の揚げ油及び揚げカスが排出可能なように排水トラップ(125)にエルボ(126)を係合し、
揚げ容器(120)の揚げ油の排出が制御可能なようにエルボ(126)の先端に弁(127)が配設されることを特徴とする請求項1に記載の業務用電磁気誘導加熱式フライヤー。
【請求項3】
前記第1の揚げ部(121)及び第2の揚げ部(122)は、
大きさを互いに異ならせ、
第1の揚げ部(121)及び第2の揚げ部(122)が当接する部分に段差(123)を形成し、
段差(123)に揚げかご(310)が支持されて第1の揚げ部(121)において揚げ物材料が大釜において起こる熱循環などの熱循環作用により揚げられるようにすることを特徴とする請求項2に記載の業務用電磁気誘導加熱式フライヤー。
【請求項4】
前記揚げ容器(120)は、
一方の側が開放された状態で矩形形状を呈する第1の揚げ部(121)を形成し、
大釜において起こる熱循環などの熱循環作用が起こるように誘導加熱部(200)により揚げ油の温度を上昇させるように第1の揚げ部(121)の下部に断面が台形を呈して円柱状に形成される第2の揚げ部(122)を一体に形成し、
揚げ物材料を揚げるときに発生する揚げカスが集まるように第2の揚げ部(122)の下部に所定の角度で傾くように傾斜面(124)を形成し、
傾斜面(124)が終わる部分に揚げ油が排出可能なように揚げ容器(120)の下部に排水トラップ(125)を設け、
揚げ容器(120)の揚げ油及び揚げカスが排出可能なように排水トラップ(125)にエルボ(126)を係合し、
揚げ容器(120)の揚げ油の排出が制御可能なようにエルボ(126)の先端に弁(127)を配設することを特徴とする請求項1に記載の業務用電磁気誘導加熱式フライヤー。
【請求項5】
前記揚げ容器(120)は、
その外周縁に金属材質の粉末を粉体塗装を通じて金属コーティング層(260)を更に形成して電磁誘導加熱現象を起こり易くすることを特徴とする請求項1に記載の業務用電磁気誘導加熱式フライヤー。
【請求項6】
前記誘導加熱部(200)は、
揚げ容器(120)の第2の揚げ部(122)の外周に設けられて揚げ油の温度が外部に奪われることを防ぐ保温材(210)と、
保温材(210)の一方の側に配設されて第2の揚げ部(122)の外側に配設されるブラケット(220)と、
ブラケット(220)に配設されるコイル(230)と、
電磁誘導加熱現象が起こるようにコイル(230)の外側に磁石固定部材(250)により固定される磁石(240)と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の業務用電磁気誘導加熱式フライヤー。
【請求項7】
業務用電磁気誘導加熱式フライヤーにおいて、
大釜において起こる熱循環作用により揚げ物材料が揚げられる位置と揚げ油を加熱する位置とが互いに異なるように多段に形成した揚げ容器(120)を上部に設け、揚げ容器(120)が設けられた上部から開閉可能に配設される蓋体(130)と、前面から開閉可能に構成される扉(140)と、を有する揚げ本体(100)と、
電磁誘導加熱により揚げ油の温度を上昇させて揚げ物材料を揚げるように揚げ本体(100)に設けた揚げ容器(120)の外周縁に配設される誘導加熱部(200)と、
揚げ物材料が揚げられるときに高周波を印加するために蓋体(130)の一方の側に設けられるように内側に揚げ物材料が入れられて揚げ油で揚げられるように複数の孔及び回転孔(313)を有し、揚げ容器(120)から所定の距離だけ離れるように下部支持部材(311)及び上部支持部材(312)が外側面に配設される揚げかご(310)と、揚げかご(310)の上部に密着されて高周波が印加可能なように一方の側に密着突起(321)を有し、揚げかご(310)の上部において一方の側を中心として回転しながら開閉可能に配設されるかごカバー(320)と、かごカバー(320)が揚げかご(310)の上部に弾性力により密着され、蓋体(130)の開放時に回転突起(322)を軸としてかごカバー(320)が回転しながら開かれるように蓋体(130)とかごカバー(320)との間に設ける開閉環体(323)と、揚げかご(310)に印加する高周波が漏れることを防ぐように蓋体(130)に配設される絶縁体(340)及びコントローラー(400)から印加される高周波が揚げかご(310)に印加可能なように蓋体(130)の内側に立設され、かごカバー(320)と連結されて揚げかご(310)に高周波が印加可能なように蓋体(130)に複数の接触突起(351)を設け、接触突起(351)に弾性力が伝わってかごカバー(320)が揚げかご(310)の上部に密着されるように弾性体(352)が接触突起(351)の一方の側に係合する高周波供給線(350)により構成される高周波揚げ部(300)と、
誘導加熱部(200)及び高周波揚げ部(300)に必要な電源が制御可能なように揚げ本体(100)の前面に配設されるコントローラー(400)と、
を備えることを特徴とする業務用電磁気誘導加熱式フライヤー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、業務用電磁気誘導加熱式フライヤーに係り、更に詳しくは、大釜において起こる熱循環などの熱循環作用が起こるように揚げ物材料を揚げる揚げ容器を多段に形成し、これと同時に誘導加熱を通じて揚げ油温度を速やかに上昇させることはもとより、残熱の発生を極力抑えて揚げ油が酸敗されることを防止できるようにした業務用電磁気誘導加熱式フライヤーに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、食堂などにおいて揚げ物調理をするとき、内部にヒーターが設けられた揚げ容器を有する揚げ装置を用いて揚げ容器に揚げ油を注ぎ、これをヒーターで加熱して揚げ物材料を揚げる。
【0003】
ところが、この種の揚げ装置を用いて繰り返し揚げ物調理をすると、揚げ油が加熱されながら酸敗されて人体に有害な脂肪酸を形成してしまい、その結果、揚げ物調理過程において揚げ物材料から揚げカス(残渣)などが離れてしまう。
このような脂肪酸及び揚げカスは揚げ油を汚染させる要因となるため、従来、揚げ装置の使用中には、揚げ油を頻繁に交換することを余儀なくされ、その結果、揚げ油が過剰に消耗されてしまうという問題があった。
【0004】
このため、最近には、揚げ油が汚れ易いことを防いで揚げ油の消耗量を減らすようにした水油式揚げ装置が多用されている。このような水油式揚げ装置は、揚げ容器の内部に揚げ油と共に水を収容するように構成される。
水油式揚げ装置において、揚げ容器の内部に一緒に収容された水及び揚げ油は、比重差により水が揚げ容器の底部に層を形成し、揚げ油が水の上部に形成されて互いに分離される。なお、ヒーターは、揚げ油を加熱し易いように揚げ油層に配設される。
【0005】
このため、このような水油式揚げ装置を用いて揚げ物材料を調理すると、揚げ油が加熱されながら形成される脂肪酸が水に溶解される。揚げ物材料から発生する揚げカスが水側に沈むため、脂肪酸や揚げカスにより揚げ油が汚れ易いことを防ぐことができるので、揚げ油の消耗量を効果的に低減することができる。
一方、このような水油式揚げ装置において、揚げ油層と隣り合う水は、ヒーター及びヒーターにより加熱された揚げ油層を介して加熱されながら水蒸気が発生される。発生された水蒸気は、揚げ油層を突き通って上部に飛散しながら爆発するという問題がある。
【0006】
したがって、これを防ぐために、通常の水油式揚げ装置においてヒーターの下部側に配設される揚げ油層の底部の揚げ容器には冷却流路が設けられる。このような冷却流路は、揚げ容器を貫通するように形成されて自然対流により内部を経由する外部空気を用いて揚げ油層と隣り合う水を冷却させる。このような冷却手段として自然対流現象を用いるために冷却流路のみを形成する従来の水油式揚げ装置は、水を効果的に冷却させるのに限界がある。これにより、従来の水油式揚げ装置は、水と揚げ油が混ざって爆発などの事故が起こり、この事故により製品の信頼性が低下するという問題がある。
【0007】
上述した問題を解消するために先行技術として挙げられた大韓民国公開特許公報第10−2013−0069693号(以下、「従来の技術」と称する。)の構成を参照すると、揚げ油が収容される揚げ槽と、前記揚げ槽の底面側に傾くように設けられる傾斜部と、前記傾斜部の下端から垂直方向に底面に向かって延びるように設けられて外部空気と接触して揚げ油を冷却させることにより前記傾斜部に沿って落下する揚げカスの酸化を防ぐクーリングゾーンと、前記クーリングゾーンの下端に並ぶように設けられて傾斜部及びクーリングゾーンを介して落下する揚げカスを収容し、一方の側には掃除のために必要に応じて開閉される栓を有する円筒状収容部と、前記揚げ槽の傾斜部の近くに配設される加熱円筒と、加熱円筒内に嵌め込まれて加熱するマイクロウェーブヒーターと、前記マイクロウェーブヒーターを制御する制御ボードと、揚げ温度を設定し、現在の温度を表示するユーザーインタフェースと、を備えることを特徴とする。
【0008】
このような構成を有する従来の技術は、揚げ槽の内側に揚げ油を加熱するための加熱円筒が設けられるため、揚げ油を除去した状態で揚げ槽の内側を掃除することが非常に困難である。なお、酸敗された揚げ油が新たな揚げ油と混ざって新たな揚げ油の酸敗の進行が非常に早く起こるという問題があった。
また、前記従来の技術は、揚げ槽の下部に水を貯留するようになっており、揚げ槽の上部に配設される揚げ油が約180℃以上の温度を保つため揚げ油により水の温度が上昇し、これにより、対流現象により水と揚げ油が混ざりながら爆発してしまうという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】大韓民国公開特許公報第2013−0069693号(2013年06月26日付け公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述した問題を解消するために、本発明は、大釜において起こる熱循環などの熱循環作用が起こるように揚げ油が加熱される部分と揚げられる部分とに画成して揚げ容器を多段に形成し、多段の揚げ容器の内部において温度差による対流現象が起こりながら揚げ物材料を揚げるようにした業務用電磁気誘導加熱式フライヤーを提供することに目的がある。
また、本発明は、揚げ物材料が揚げられながら発生する揚げカスを誘導加熱が起こる部分と分離して揚げ油の酸敗を最大限に防ぐようにした業務用電磁気誘導加熱式フライヤーを提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述した目的を達成するためになされた本発明による業務用電磁気誘導加熱式フライヤーは、大釜において起こる熱循環などの熱循環作用が起こるように揚げ物材料が揚げられる個所と揚げ油を加熱する個所とが互いに異なるように多段に形成した揚げ容器を上部に設け、揚げ容器が設けられた上部から開閉可能に配設される蓋体及び前面から開閉可能に形成される扉を有する揚げ本体と、揚げ油の温度を上昇させて揚げ物材料が揚げられるように電気誘導加熱が可能なように揚げ本体に設けた揚げ容器の外周縁に配設される誘導加熱部と、揚げ物材料が揚げられるときに高周波が印加可能なように蓋体の一方の側に設ける高周波揚げ部と、誘導加熱部及び高周波揚げ部に必要な電源が制御可能なように揚げ本体の前面に配設するコントローラーと、を備えることを特徴とする。
本発明の前記揚げ容器は、一方の側が開放された状態で矩形形状を呈する第1の揚げ部を形成し、誘導加熱部により揚げ油の温度が上昇可能なように第1の揚げ部の下部に円筒状に第2の揚げ部を一体に形成し、揚げ物材料を揚げるときに発生する揚げカスが集まるように第2の揚げ部の下部に所定の角度で傾くように傾斜面を形成し、傾斜面が終わる部分に廃油が排出可能なように揚げ容器の下部に設ける排水トラップと、揚げ容器の揚げ油及び揚げカスが排出可能なように排水トラップに係合するエルボと、エルボの先端に設けられて廃油の排出を制御する弁と、を備えることを特徴とする。
本発明の前記第1の揚げ部及び第2の揚げ部は、大きさを互いに異ならせ、第1の揚げ部及び第2の揚げ部が当接する部分に段差を形成して揚げかごが段差に支持されて第1の揚げ部において揚げ物材料が揚げられるようにすることを特徴とする。
本発明の前記揚げ容器は、一方の側が開放された状態で矩形形状を呈する第1の揚げ部を形成し、誘導加熱部により揚げ油の温度が上昇可能なように第1の揚げ部の下部に一体に断面が台形である円柱状に第2の揚げ部を形成し、揚げ物材料を揚げるときに発生する揚げカスが集まるように第2の揚げ部の下部に所定の角度で傾くように傾斜面を形成し、傾斜面が終わる部分に揚げ油が排出可能なように揚げ容器の下部に排水トラップを設け、揚げ容器の揚げ油及び揚げカスが排出可能なように排水トラップにエルボを係合し、廃油の排出を制御するように前記エルボの先端に弁を配設することを特徴とする。
本発明の前記誘導加熱部は、揚げ容器の第2の揚げ部の外周に設けられて揚げ油の温度が外部に奪われることを防ぐ保温材と、保温材の一方の側に配設されて揚げ容器の第2の揚げ部の外側に配設されるブラケットと、誘導加熱が発生するようにブラケットに配設されるコイルと、誘導加熱が起こるようにコイルの外側に磁石固定部材により固定される磁石と、を備えることを特徴とする。
本発明の前記高周波揚げ部は、内側に揚げ物材料が入れられて揚げ油で揚げられるように揚げ容器の内側に出入り自在に設けられる揚げかごと、揚げかごの上部に密着されて高周波を印加するかごカバーと、かごカバーが揚げかごの上部に密着されるようにかごカバーと係合されて蓋体の一方の側に弾性力を有して設けられるカバー支持体と、揚げかごに印加する高周波が漏れることを防ぐために蓋体に設けられる絶縁体と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、揚げ油を加熱する位置と揚げ物材料が揚げられる位置とが異なるので、誘導加熱部により加熱される揚げ油は揚げ容器の内部において大釜において起こるような対流循環現象により揚げ物材料が調理され、その結果、食感がよくなるという効果がある。
また、本発明は、揚げ容器の第2の揚げ部の下部が傾くように形成されるので、揚げ物材料を揚げるときに発生する揚げカスが傾斜面及び排水トラップが設けられた部分に集まり、その結果、揚げカスによる揚げ油の酸敗の進行が遅くなるという効果がある。
更に、本発明は、揚げ油の酸敗の進行が遅いので、揚げ物材料を揚げる回数が増えるという効果がある。
更にまた、本発明は、蓋体の一方の側に揚げ物材料を揚げるときに発生する油蒸がかごカバーに設けたセラミックバーにより揚げ容器の内部に落下するので、揚げ本体の上部に揚げ油が落下することを防ぐという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明による業務用電磁気誘導加熱式フライヤーの構成を示す斜視図である。
図2】本発明の業務用電磁気誘導加熱式フライヤーの組み合わせ構成を示す断面図である。
図3】本発明の業務用電磁気誘導加熱式フライヤーの揚げ容器の構造を示す構成図である。
図4図3の他の実施形態を示す構成図である。
図5】本発明の揚げ容器の他の実施形態を示す構成図である。
図6】本発明の誘導加熱部の構成を示す構成図である。
図7】本発明の高周波揚げ部の構成を示す構成図である。
図8図7のかごカバーの他の実施形態を示す構成図である。
図9図7の高周波揚げ部の他の実施形態を示す断面図である。
図10図9の高周波揚げ部の揚げかご及びかごカバーを示す構成図である。
図11】本発明のコントローラーの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面に基づき、本発明による業務用電磁気誘導加熱式フライヤーについて詳細に説明する。
図1は、本発明による業務用電磁気誘導加熱式フライヤーの構成を示す斜視図であり、図2は、本発明の業務用電磁気誘導加熱式フライヤーの組み合わせ構成を示す断面図であり、図3は、本発明の業務用電磁気誘導加熱式フライヤーの揚げ容器の構造を示す構成図であり、図4は、図3の他の実施形態を示す構成図であり、図5は、本発明の揚げ容器の他の実施形態を示す構成図であり、図6は、本発明の誘導加熱部の構成を示す構成図であり、図7は、本発明の高周波揚げ部の構成を示す構成図であり、図8は、図7のかごカバーの他の実施形態を示す構成図であり、図9は、図7の高周波揚げ部の他の実施形態を示す断面図であり、図10は、図9の高周波揚げ部の揚げかご及びかごカバーを示す構成図であり、図11は、本発明のコントローラーの構成を示すブロック図である。
【0015】
図1から図11を参照すると、本発明は、揚げ本体100と、誘導加熱部200と、高周波揚げ部300と、揚げ本体100の前面に配設されるコントローラー400と、を備える。
前記揚げ本体100は、矩形形状に胴体110を形成し、前記胴体110の下部には高さが調節可能なように受け台111が配設される。前記胴体110の上部には、揚げ油が入れられて揚げ物材料を揚げるように揚げ容器120を設ける。前記揚げ容器120が設けられた胴体110の上部には、ヒンジを軸として開閉可能なように蓋体130が配設される。
【0016】
また、前記胴体110に扉140を設け、前記扉140は、揚げ容器120に入れられた廃油を排出するときに別途にホースを繋ぐようにする。
前記揚げ容器120には、一方の側が開放された状態で矩形形状を呈する第1の揚げ部121を形成する。前記誘導加熱部200により揚げ油の温度が上昇可能なように第1の揚げ部121の下部に円筒状に第2の揚げ部122を一体に形成する。また、揚げ物材料を揚げるときに発生する揚げカスが集まるように第2の揚げ部122の下部に所定の角度で傾くように傾斜面124を形成する。
【0017】
前記傾斜面124が終わる部分に排水トラップ125を設けて揚げ油が排出可能なようにする。前記排水トラップ125にエルボ126を設けて扉140が設けられた方向に揚げ油が排出されるようにする。前記エルボ126の先端には弁127を設けて揚げ容器120の廃油が排出可能なようにする。
前記弁127には上述したホースを繋いで前記扉140を介して揚げ本体100の外部に揚げ油が排出可能なようにする。
【0018】
前記第1の揚げ部121及び第2の揚げ部122は、大きさを互いに異ならせる。
第1の揚げ部121及び第2の揚げ部122が当接する部分に段差123を形成して揚げかご310が前記段差123に支持されて第1の揚げ部121において揚げ物材料が揚げられるようにする。
【0019】
前記揚げ容器120は、図2及び図3に示す構成に何ら限定されるものではなく、図4に示すように異なる構成を有していてもよい。
図4を参照すると、本発明による揚げ容器120には、一方の側が開放された状態で矩形形状を呈する第1の揚げ部121を形成する。誘導加熱部200により揚げ油の温度が上昇可能なように第1の揚げ部121の下部に断面が台形である円筒状に第2の揚げ部122を一体に形成する。前記第2の揚げ部122の下端部において所定の角度で傾くように傾斜面124を形成する。
【0020】
前記第1の揚げ部121及び第2の揚げ部122は、大きさを互いに異ならせ、第1の揚げ部121及び第2の揚げ部122が当接する部分に段差123を形成して揚げかご310が前記段差123に支持されて第1の揚げ部121において揚げ物材料が揚げられるようにする。
【0021】
前記誘導加熱部200は、揚げ容器120に入れられた揚げ油の温度が外部に損失されることを防ぐために、揚げ容器120の第2の揚げ部122の外周に保温材210を設ける。前記保温材210の一方の側にはブラケット220を配設して揚げ容器120に固定し、前記ブラケット220にはコイル230を設けて後述する磁石240とともに電磁気誘導現象が起こる。前記コイル230の一方の側には磁石240を磁石固定部材250を用いて固定してコイル230とともに電磁気誘導現象が起こるようにする。
前記コイル230は、多数本の銅線を撚り合わせ、ここに精錬被覆層が形成可能なようにエナメルニスをコーティングしたワークコイル又は誘導コイルを円形に巻いて用いることが好ましい。
【0022】
前記誘導加熱部200は、揚げ容器120の第2の揚げ部122に設けることに何等限定されるものではなく、多量の揚げ物を調理するときにはこれを複数設けてもよい。図示の誘導加熱部200の幅を狭めて第1の揚げ部121及び第2の揚げ部122にそれぞれ複数設ける。揚げ物の量に応じて複数の誘導加熱部200のうちのいずれか一つのみを用いてもよく、これらを全て用いてもよい。
【0023】
前記誘導加熱部200は、前記構成に何等限定されるものではなく、図5に示すように、金属コーティング層260を更に形成してもよい。
前記金属コーティング層260は、金属材質の粉を粉体塗装方式を用いて揚げ容器120の外周縁にコーティングする。
【0024】
前記粉体塗装方式により揚げ容器120の外周縁に形成される金属コーティング層260は、誘導加熱部200のコイル230及び磁石240により渦流電流が発生して金属が有する電気抵抗により揚げ容器120において発熱が起こるようにして揚げ物材料が調理されるようにする。
前記揚げ容器120の外面に金属コーティング層260を更に形成するので、コイル230及び磁石240において発生する渦流電流により電気抵抗が起こり易く、その結果、揚げ容器120に入れられた揚げ油の温度を速やかに上昇させることができる。
【0025】
前記高周波揚げ部300には、内側に揚げ物材料が入れられて揚げ油で揚げられるように揚げ容器120の内側から出入りするように揚げかご310を形成する。
揚げかご310の上部に密着されて高周波が印加可能なようにかごカバー320を後述するカバー支持体330に係合して蓋体130の一方の側に設ける。前記かごカバー320が揚げかご310の上部に弾性力により密着されるようにかごカバーにカバー支持体330を係合する。
【0026】
前記かごカバー320の上部及び下部には、セラミック材質の下部支持部材311及び上部支持部材312をそれぞれ設ける。前記下部支持部材311及び上部支持部材312により揚げ容器120と所定の距離が保たれる。これと同時に、揚げ容器120において揚げられる揚げ物材料に遠赤外線波長が放射されるので、揚げ物材料の内部及び外部が均一に調理される。
【0027】
また、前記揚げかご310の上端に密着されて高周波が円滑に印加可能なようにかごカバー320の周縁に複数の密着突起321を形成する。前記密着突起321は、折り曲げられるように形成されてかごカバー320が揚げかご310の上端の内側に配設されるようにする。
更に、前記かごカバー320に印加される高周波が漏れることを防ぐために、カバー支持体330と蓋体130との間に絶縁体340を設ける。前記コントローラー400からかごカバー320に高周波が印加可能なように高周波供給線350を蓋体130の内側に立設してかごカバー320の下端部分に連結されるようにする。
【0028】
本発明の高周波揚げ部300は、図7に示すところに何等限定されるものではなく、図9及び図10に示すように、異なる構成を有していてもよい。
前記高周波揚げ部300は、揚げかご310と、かごカバー320と、開閉環体323と、絶縁体340及び高周波供給線350を備える。
前記揚げかご310には、揚げ物材料を揚げるときに揚げ油が出入り易いように多数の孔(図示せず)が形成される。揚げかご310の外側の下部及び上部には、揚げ容器120から所定の距離だけ隔てるように下部支持部材311及び上部支持部材312を設ける。前記揚げかご310の一方の側には、かごカバー320が係合される回転孔313を形成する。
【0029】
前記かごカバー320は、揚げかご310の上部の内側に配設されるように揚げかご310の平面形状と同様に形成される。揚げかご310の上部の一方の側に支持可能なようにかごカバー320の一方の側に密着突起321を形成し、揚げかご310に形成した回転孔313に係合される回転突起322を形成する。
前記かごカバー320は、蓋体130が開閉されるときに前記回転突起322を軸として回転しながら揚げかご310の上部を開放及び閉鎖する。
前記開閉環体323は、蓋体130とかごカバー320との間に設けられてかごカバー320が揚げかご310の上部に所定の弾性力により密着されるようにして高周波が揚げかご310に手軽に印加される。
【0030】
前記絶縁体340は、蓋体130の一方の側に設けられてかごカバー320を介して揚げかご310に印加される高周波が漏れることを最大限に防ぐ。
前記高周波供給線350は、蓋体130の内側に立設されてかごカバー320の一方の側に連結されて揚げかご310に高周波が供給されるようにする。
前記高周波供給線350の一方の側に揚げかご310に高周波が印加可能なように前記高周波供給線350が立設された蓋体130に複数の接触突起351を設ける。前記接触突起351に弾性力が伝わってかごカバー320が揚げかご310の上部に密着されるように弾性体352が接触突起の一方の側に係合される。
【0031】
前記コントローラー400は、入力部410と、マイコン420と、出力部430と、表示部440と、チェック部450及び電源部460を備える。
前記入力部410は、揚げ本体100の上部に設けた揚げ容器120に誘導電流を発生させるように電源をオン/オフにする電源ボタン411と、揚げ容器120に入れられた揚げ油により揚げ物材料が揚げられる温度を設定する温度調節ボタン412と、揚げ容器120に入れられた揚げ物材料が揚げられる時間を設定する時間調節ボタン413と、を備える。
【0032】
前記マイコン420は、入力部410において設定した温度及び時間に基づいて、揚げ容器120に入れられた揚げ物材料が電磁誘導加熱方式により揚げられるように誘導加熱部200を制御し、これと同時に揚げられる揚げ物材料に高周波が印加可能なように制御する。前記チェック部450を介して入力される信号により揚げ油の温度を一定に維持するとともに、揚げ容器120に入れられた揚げ油の量をチェックして常に一定の量の揚げ油が維持されるようにする。
【0033】
前記出力部430は、マイコン420の制御を通じて電源部460から供給される商用電源を揚げ容器120の外側に設けた誘導加熱部200に印加して電磁誘導により揚げ油が加熱されるようにし、前記蓋体130の一方の側に設けたかごカバー320を経て揚げかご310に高周波を印加する。
【0034】
前記表示部440は、揚げ本体100の上部の一方の側に設けた入力部410により設定した時間及び温度を表示するディスプレイにより構成される。前記ディスプレイとしては、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)又は発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が挙げられる。
【0035】
前記チェック部450は、揚げ容器120に設ける温度センサー451及びレベルセンサー452を備え、前記温度センサー451は、入力部410を用いて設定した揚げ油の温度が維持可能なように揚げ油の温度をチェックしてマイコン420に印加し、前記レベルセンサー452は、揚げ容器120に入れられた揚げ油の量が所定の水位以上であるか、或いは、所定の水位以下であるかをチェックしてマイコン420に印加する。
前記電源部460は、マイコン420の制御を受けて高周波揚げ部300と、誘導加熱部200と、入力部410と、マイコン420と、出力部430と、表示部440及びチェック部450が必要とする電源を供給する。
【0036】
上述した構成を有する本発明による業務用電磁気誘導加熱式フライヤーは、ユーザーが揚げ物材料を揚げるために、まず、コントローラー400を操作して電源をオンにした状態で揚げ容器120に入れられた揚げ油の温度が揚げ調理が行えるような温度に上昇可能なように温度調節ボタン412を操作して温度を設定する。
【0037】
前記温度調節ボタン412により誘導加熱部200に電気が印加されると、揚げ容器120の第2の揚げ部122の外側に設けたコイル230及び磁石240により電磁気誘導現象が発生する。前記電磁気誘導現象により鉄成分が含まれている揚げ容器120においては、発熱が行われる。前記発熱により揚げ容器120の内部に入れられた揚げ油は、ユーザーが設定した温度に合わせて温度を保つ。このとき、温度は、揚げ容器120に設けた温度センサー451においてチェックしてコントローラー400のマイコン420に印加し、印加された信号により電源を制御して揚げ油の温度を一定に保つ。
【0038】
前記温度を設定した状態で揚げ油の温度が揚げ調理が行えるような適正な温度に達すると、ユーザーは、揚げかご310に揚げ物材料を入れた後、揚げかご310を揚げ容器120の内部に入れる。
前記揚げかご310を揚げ容器120に入れた状態で時間調節ボタン413を操作して揚げ物材料が揚げられる時間を設定する。
【0039】
前記時間を設定した状態でユーザーは揚げ本体100の上部に設けた蓋体130を閉じて揚げ物材料が揚げられるようにする。これと同時に、蓋体130に設けたかごカバー320が揚げかご310の上部に密着されて流動が発生することを防ぎながら高周波が揚げかご310に伝わる。
前記揚げかご310にかごカバー320が密着されると、コントローラー400は、高周波が高周波供給線350を介して、且つ、かごカバー320を介して揚げかご310に印加されるようにする。前記揚げかご310に印加される高周波が揚げ調理の行われる揚げ物材料に印加されて表面はカリッ、サクッとし、内部はしっとりした状態で揚げ調理が行われるようにする。
【0040】
また、揚げかご310及びかごカバー320に設けたセラミック材質の下部支持部材311と、上部支持部材312及びセラミックバー324から遠赤外線波長が放射されて揚げ物材料の内部の深くに浸透して深部において発熱を引き起こして揚げ物材料の内部及び外部が均一に調理されるようにする。
【0041】
上述したように、揚げ容器120において揚げ物材料が揚げられるとき、揚げ容器120の第2の揚げ部122において加熱した揚げ油には、大釜において起こるような対流循環現象が起こる。
対流現象により、揚げ物材料は、まるで大釜において調理されるかのように調理が行われる。
【0042】
前記揚げ物材料が揚げ終わると、ユーザーは、揚げ本体100に設けた蓋体130を開いて揚げられた揚げ物材料が入れられた揚げかご310を取り出してお客様に揚げ物を提供する。
揚げ物材料を取り出すために前記蓋体130を開くとき、蓋体130の一方の側に設けたかごカバー320に油蒸が結ばれる。この油蒸は、かごカバー320の一方の側に設けたセラミックバー324を介して揚げ容器120の内部に流入して揚げ本体100の上部が揚げ油により汚れることが防がれる。
【0043】
上述したように、本発明は、揚げ油を加熱する位置と揚げ物材料が揚げられる位置とがそれぞれ異なるため、誘導加熱部200により加熱される揚げ油は、揚げ容器120の内部において大釜において起こるような対流循環現象により揚げ物材料が調理されるので、食感が向上するというメリットがある。
【0044】
また、揚げ容器120の第2の揚げ部122には下部が傾くように形成されているため、揚げ物材料を揚げるときに発生する揚げカスが傾斜面124及び排水トラップ125が設けられた部分に集まり、その結果、揚げカスによる酸敗の進行が遅くなるというメリットがある。
【0045】
更に、本発明は、揚げ物材料を揚げるときに発生する油蒸がかごカバー320に設けたセラミックバー324により揚げ容器120の内部に落下するようにするため、揚げ本体100の上部に揚げ油が落下せず、その結果、揚げ物材料をきれいな状態で調理することができるというメリットがある。
【符号の説明】
【0046】
100・・・揚げ本体、
110・・・胴体、
111・・・受け台、
120・・・揚げ容器、
121・・・第1の揚げ部、
122・・・第2の揚げ部、
123・・・段差、
124・・・傾斜面、
125・・・排水トラップ、
126・・・エルボ、
127・・・弁、
130・・・蓋体、
140・・・扉、
200・・・誘導加熱部、
210・・・保温材、
220・・・ブラケット、
230・・・コイル、
240・・・磁石、
250・・・磁石固定部材、
300・・・高周波揚げ部、
310・・・揚げかご、
311・・・下部支持部材、
312・・・上部支持部材、
320・・・かごカバー、
321・・・密着突起、
330・・・カバー支持体、
340・・・絶縁体、
350・・・高周波供給線、
400・・・コントローラー、
410・・・入力部、
420・・・マイコン、
430・・・出力部、
440・・・表示部、
450・・・チェック部、
460・・・電源部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11