【解決手段】着脱可能な底部ユニット1と側壁ユニット2とを備える組立式コンテナAであって、上記側壁ユニット2は、上縁部に沿って形成されて当該上縁部よりも下方の領域に対して折曲可能とされた折曲領域Xを有する側壁部20と、上記側壁部20の上記折曲領域Xに接続されると共に当該折曲領域Xから下方に垂下される垂下操作部21とを備える。
前記単位壁の各々は、隣接する他の前記単位壁に対して表裏面方向の異なる方向に突出すると共に同一形状とされた凹凸部を有することを特徴とする請求項4記載の組立式コンテナ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような大型の組立式コンテナを組み立てる際には、側板の高さが高いために、単独作業により組立及び解体を行うことが難しく、複数人による組立作業が必要である。
【0005】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、組立式コンテナにおいて、単独作業による組立を容易とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するための第1の手段として、着脱可能な底部ユニットと側壁ユニットとを備える組立式コンテナであって、上記側壁ユニットは、上縁部に沿って形成されて当該上縁部よりも下方の領域に対して折曲可能とされた折曲領域を有する側壁部と、上記側壁部の上記折曲領域に接続されると共に当該折曲領域から下方に垂下される垂下操作部とを備える、という手段を採用する。
【0007】
上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段において、上記垂下操作部は、上記折曲領域に端部が接続されると共に下方に垂下される紐部を有する、という手段を採用する。
【0008】
上記課題を解決するための第3の手段として、上記第2の手段において、上記垂下操作部は、上記紐部の下端に接続される環状部材を有する、という手段を採用する。
【0009】
上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1〜第3のいずれかの手段において、上記側壁部は、複数の単位壁が互いに表裏面を対向させる方向に折曲可能に接続されてなる、という手段を採用する。
【0010】
上記課題を解決するための第5の手段として、上記第4の手段において、上記単位壁の各々は、隣接する他の上記単位壁に対して表裏面方向の異なる方向に突出すると共に同一形状とされた凹凸部を有する、という手段を採用する。
【0011】
上記課題を解決するための第6の手段として、上記第4または第5の手段において、上記底部ユニットは、上記側壁部が立設される底板を有し、上記単位壁は、高さ寸法が上記底板の幅寸法以下とされ、幅寸法が上記底板の奥行寸法以下とされている、という手段を採用する。
【0012】
上記課題を解決するための第7の手段として、上記第6の手段において、上記底部ユニットは、上記底板の縁から上方に立設される囲壁を有する、という手段を採用する。
【0013】
上記課題を解決するための第8の手段として、上記第7の手段において、上記囲壁の少なくとも一部の領域が開閉可能とされている、という手段を採用する。
【0014】
上記課題を解決するための第9の手段として、上記第1〜第8のいずれかの手段において、上記底部ユニットは、上記側壁部を当該側壁部の表裏面方向から支持する支持部を有する、という手段を採用する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、組立式コンテナの側壁は折曲領域を有している。このため、折曲領域を折り曲げて組み立てることで、組立後に側壁に垂直な方向から力が加わっても、側壁は変形しづらい。さらに、側壁ユニットは、垂下操作部を有している。この垂下操作部により、側壁部の高位置に設けられた折曲領域を下方から操作することが可能であり、折曲領域の折り曲げ作業を1人で容易に行うことができる。したがって、本発明に係る組立式コンテナは、単独操作により容易に組み立てることが可能である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[第1実施形態]
以下、
図1〜
図4を参照して、本発明に係る組立式コンテナの第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る組立式コンテナAの斜視図である。この図に示すように、組立式コンテナAは、底部ユニット1及び側壁ユニット2を備えている。この組立式コンテナAは、側壁ユニット2が底部ユニット1に対して着脱可能となっている。
【0018】
図2は、本実施形態における底部ユニット1を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は側背板留具12aの拡大図であり、(c)は、前板留具12bの拡大図である。底部ユニット1は、組立式コンテナAの台座となる部位であり、
図2(a)に示すように、底板10、囲壁11、留具12、紐固定部13を有している。底板10は、長方形形状をしており、長辺が短辺の2倍の長さを有している。囲壁11は、前板11a、第1側板11b、背板11c及び第2側板11dを有している。また、前板11aは、底板10に対して垂直に立設された状態と、底板10に対して水平な状態とに変更可能となるように、回転可能に固定されている。すなわち、囲壁11は、前板11aが開閉可能とされている。
【0019】
留具12は、底部ユニット1と側壁ユニット2とを固定する部材である。本実施形態の組立式コンテナAでは、留具12として、第1側板11b、背板11c及び第2側板11dに設けられている側背板留具12aと、前板11aに設けられている前板留具12bとを有している。側背板留具12aは、底部ユニット1の内側において、第1側板11b、背板11c及び第2側板11dに回転可能に固定されている。また、前板留具12bは、不図示の留具作動部と、前板11aに挿通され、底部ユニット1の外側に設けられた留具操作部12cを有している。留具操作部12cは、組立式コンテナAの外側より留具作動部を回転させるためのツマミである。また、留具操作部12cと前板11aとの間には、不図示のバネが介挿されており、留具操作部12cを外側方向へと付勢している。留具作動部は、留具操作部12cと接続されると共に組立式コンテナAの内側に配置され、留具操作部12cの回転に伴って回転される細長部材である。このような留具12は、側壁ユニット2の後述する側壁部20を底部ユニット1の囲壁11に固定することにより支持しており、本発明における支持部に相当する。
【0020】
紐固定部13は、底部ユニット1の外側において、第1側板11b及び第2側板11dに設けられた突起である。これらの紐固定部13は、底部ユニット1において、略対角線上に設けられており、後述する垂下操作部21の環状部21dが引っ掛けられる部位である。
【0021】
側壁ユニット2は、
図1に示すように、側壁部20及び垂下操作部21を有している。側壁部20は、底部ユニット1から垂直に立設されている。
図3は、本実施形態における側壁ユニット2の展開図である。この図に示すように、側壁部20は、前面部20a、第1側面部20b、背面部20c及び第2側面部20dを有している。また、側壁部20は、全ての面に、それぞれ紐部挿通部20e、留具挿通開口20f及び凹凸部20gを有している。側壁部20は、
図1に示すように、組立時に、前面部20a及び背面部20cは底板10の長手方向に配置され、第1側面部20b及び第2側面部20dは底板10の短手方向に配置される。
【0022】
また、
図3に示すように、これらの側壁部20は、複数の単位壁が表裏面を対向させる方向に折曲可能に接続されることにより構成されている。なお、第1側面部20b及び第2側面部20dは、それぞれ1枚の単位壁により構成されており、前面部20a及び背面部20cは、それぞれ2枚の単位壁により構成されている。単位壁の高さ寸法は底部ユニット1の底板10の幅寸法よりも小さく、単位壁の幅寸法は、底板10の奥行寸法よりも小さい。このため、側壁部20は、折り畳むことにより、底部ユニット1に収容することが可能である。
【0023】
折曲領域Xは、
図1に示すように、前面部20a、第1側面部20b、背面部20c及び第2側面部20dの上縁部にそれぞれ形成されている。これらの折曲領域Xは、組立時に側壁部20の内側に折り曲げられ、さらに垂下操作部21により押さえ付けられることにより折り曲げ状態を維持している。これらの折曲領域Xは、前面部20a、第1側面部20b、背面部20c及び第2側面部20dが、各面に垂直な方向に撓むことを防止している。
【0024】
紐部挿通部20eは、折曲領域Xである各面の上縁部の角近傍に形成されており、垂下操作部21の後述する第1操作紐部21aあるいは第2操作紐部21bが挿通される。また、この紐部挿通部20eのうち、第2側面部20dの角近傍であって組立時に前面部20aと隣接する位置には、紐端部挿通部20e1が形成される。この紐端部挿通部20e1は、第2側面部20dの角の縁に形成されたスリットであり、組立時に垂下操作部21の第1操作紐部21aを引っ掛けることが可能である。また、後述する第1操作紐部21a及び第2操作紐部21bが固定される位置には、端部固定部20e2が設けられている。
【0025】
留具挿通開口20fは、横長形状の開口であり、組立時に留具12が挿通される。留具12は、留具挿通開口20fに挿通されて回転されることにより、側壁部20の単位壁を囲壁11に押さえ付ける。これにより、留具12は、側壁部20を固定すると共に表裏面方向から支持している。
【0026】
凹凸部20gは、単位壁にそれぞれ1つずつ形成されており、すべて同一形状に形状設定されている。また、隣接する凹凸部20gは、単位壁の表裏面方向の異なる方向に突出している。このため、側壁部20を単位壁の表裏面を対向させる方向に折り畳んだ時に、凹凸部20gを重ねることが可能である。これらの凹凸部20gを有することにより、側壁部20の高さ方向に対する剛性が保持されている。
【0027】
垂下操作部21は、側壁部20の折曲領域Xを折り曲げた状態で保持する部材である。本実施形態の組立式コンテナAでは、この垂下操作部21として、側壁部20に形成された紐部挿通部20eに接続されている第1操作紐部21a及び第2操作紐部21bを有している。第1操作紐部21aは、
図3の状態において、一端が第1側面部20bの紐部挿通部20eに固定され、前面部20aの紐部挿通部20eに挿通されている。この第1操作紐部21aは、垂下された他端(下端)に環状の環状部21cが設けられている。第2操作紐部21bは、一端が第2側面部20dの紐部挿通部20eに固定され、背面部20cの紐部挿通部20eに挿通され、第1側面部20bの紐部挿通部20eに挿通される。この第2操作紐部21bは、
図1に示すように垂下された他端(下端)に環状部21dが設けられている。第2操作紐部21bの当該他端は、組立時に側壁部20の下方に垂下されている。
【0028】
このような組立式コンテナAの組立方法について、
図4に基づいて説明する。
図4は、本実施形態における組立式コンテナAの組立方法を示す図である。
図4(a)に示すように、組立式コンテナAは、折り畳まれた側壁ユニット2が底部ユニット1に収容されている。この側壁ユニット2を
図4(b)及び(c)に示すように折曲領域Xが上となるように底部ユニット1に対して垂直に立設する。このとき、第1側面部20b、背面部20c及び第2側面部20dの留具挿通開口20fに側背板留具12aを挿入し、側背板留具12aを回転させ、第1側面部20b、背面部20c及び第2側面部20dを底部ユニット1の第1側板11b、背板11c及び第2側板11dに固定する。
【0029】
さらに、
図4(d)に示すように、前面部20aを前板11aの内側に配置し、前板11aを底板10に対して垂直となるように立ち上げる。ここで、前板留具12bの留具作動部が前面部20aの留具挿通開口20fに挿入されるように、留具操作部12cを前板11aに押し込む。続いて、留具操作部12cを回転させて、前面部20aを固定する。
【0030】
次に、
図4(e)に示すように、第1操作紐部21aを引っ張り、第1側面部20b及び背面部20cの折曲領域Xを側壁ユニット2の内側に向けて折り曲げる。さらに、第1側板11bに設けられた紐固定部13に対して環状部21cを引っ掛けて固定する。これにより、第1操作紐部21aの緊張状態が維持されるため、第1側面部20b及び背面部20cの折曲領域Xは、第1操作紐部21aにより底板10方向に押さえ付けられ、折り曲げられた状態で維持される。
【0031】
続いて、第2操作紐部21bを引っ張り、前面部20a及び第2側面部20dの折曲領域Xが側壁ユニット2の内側に向けて折り曲げる。さらに、第2側板11dに設けられた紐固定部13に対して環状部21dを引っ掛けて固定する。これにより、第2操作紐部21bの緊張状態が維持されるため、前面部20a及び第2側面部20dの折曲領域Xは、第2操作紐部21bにより底板10方向に押さえ付けられ、折り曲げられた状態で維持される。
【0032】
このような本実施形態に係る組立式コンテナAによれば、側壁部20は折曲領域Xを有している。これにより、前面部20a、第1側面部20b、背面部20c及び第2側面部20dは、各面に垂直な方向からの力に対して剛性を保持することができる。さらに、組立式コンテナAは、垂下操作部21を有している。この垂下操作部21により、折曲領域Xを下方から折り曲げることができると共に、折曲領域Xを上方から押さえ付けることにより折り曲げ状態を維持できる。したがって、高位置に設けられた折曲領域Xを容易に折り曲げることが可能であり、単独作業による組立が容易である。
【0033】
また、本実施形態に係る組立式コンテナAによれば、垂下操作部21は、環状部21c及び環状部21dを有している。また、底部ユニット1には紐固定部13を有している。これにより、垂下操作部21が折曲領域Xを上方から押さえ付けた状態で、下方より垂下操作部21を底部ユニット1に固定することが可能である。したがって、高位置に設けられた折曲領域Xを容易に折り曲げた状態で固定することが可能であり、単独作業による組立が容易である。
【0034】
また、本実施形態に係る組立式コンテナAによれば、側壁部20は、単位壁が互いに表裏面を対向させる方向に折り畳むことが可能である。したがって、組立式コンテナAの解体時には、側壁部20を折り畳んで運搬することが可能である。これにより、組立式コンテナAは、解体することにより容易に運搬することができる。
【0035】
また、本実施形態に係る組立式コンテナAによれば、側壁部20は、凹凸部20gを有している。これにより、側壁部20は、高さ方向に対する剛性が保持されている。したがって、側壁部20を軽量な部材で作製した場合においても、組立式コンテナAの強度を保持することが可能である。
【0036】
また、本実施形態に係る組立式コンテナAによれば、単位壁の高さ寸法は、底部ユニット1の底板10の幅寸法よりも小さく、単位壁の幅寸法は、底板10の奥行寸法よりも小さく設定されている。これにより、側壁部20を、単位壁が表裏面を対向させる方向に折り畳むことにより、底部ユニット1に収容することが可能である。したがって、組立式コンテナAは、解体することにより容易に運搬することができる。
【0037】
また、本実施形態に係る組立式コンテナAによれば、底部ユニット1の囲壁11は、前板11aが開閉可能とされている。これにより、側壁部20の前面部20aを底部ユニット1に固定する作業を底部ユニット1の外側から行うことができる。したがって、単独作業による組立が容易である。
【0038】
また、本実施形態に係る組立式コンテナAによれば、紐固定部13は、底部ユニット1において対角線上に設けられている。これにより、垂下操作部21により各単位壁の折曲領域Xにかかる力を均一にすることができる。したがって、組立式コンテナAの形状を安定させることができる。
【0039】
[第2実施形態]
続いて、
図5〜7を参照して、本発明に係る組立式コンテナの第2実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る組立式コンテナBについて、第1実施形態と共通する部分については同一の符号を用い、説明は省略する。
図5は、本実施形態に係る組立式コンテナBの斜視図である。この図に示すように、本実施形態に係る組立式コンテナBは、底部ユニット1A及び側壁ユニット2Aを有している。
【0040】
底部ユニット1Aは、底板10、囲壁11、留具12Aを有している。留具12Aは、底部ユニット1Aと側壁ユニット2Aとを固定する部材である。本実施形態の組立式コンテナBは、留具12Aとして、不図示の側背面留具及び前面留具12fを有している。側背面留具は、底板10の縁近傍に設けられており、底板10から垂直に立設する面ファスナーである。この側背面留具は、後述する側壁部20Aの留具被固定部20hと接着される。前面留具12eは、囲壁11の外側に設けられた面ファスナーである。この前面留具12fは、後述する前面留具被固定部20jと接着される。
【0041】
図6は、本実施形態における側壁ユニット2Aの展開図である。この図に示すように、側壁ユニット2Aは、側壁部20Aと、垂下操作部21とを有する。側壁部20Aは、上記第1実施形態の留具挿通開口20fを有さず、留具被固定部20h、及び紐固定部20kを有している。また、本実施形態において、側壁部20Aの折曲領域X1は、前面部20a及び背面部20cにのみ形成されている。
【0042】
留具被固定部20hは、前面部20a、第1側面部20b、背面部20c及び第2側面部20dの内側に設けられた面ファスナーである。これらの留具被固定部20hのうち、前面部20aに設けられた留具被固定部20hを前面留具被固定部20jとする。前面留具被固定部20jは、前面部20aに形成された扉状の部位であり、前面部20aに回転可能に固定されている。この前面留具被固定部20jは、底部ユニット1Aの前面留具12fと接着される。紐固定部20kは、第1側面部20b及び第2側面部20dに設けられている。
【0043】
本実施形態に係る組立式コンテナBは、垂下操作部21として1本の操作紐部21eを有している。また、操作紐部21eは、垂下された両端(下端)に2つの環状部21fを有している。この垂下操作部21は、側壁部20Aの紐部挿通部20eに挿通されており、中央部が第1側面部20bの位置において弛ませられている。この垂下操作部21は、
図5に示すように、組立時には、第1側面部20bの紐固定部20kに中央部が引っ掛けられ、第2側面部20dの紐固定部20kに両端の環状部21fが固定されている。
【0044】
このような組立式コンテナBの組立方法について、
図7に基づいて説明する。
図7は、本実施形態における組立式コンテナBの組立方法を示す図である。
図7(a)及び
図7(b)に示すように、底部ユニット1Aに収容された側壁ユニット2Aを垂直に立設し、側背面留具と留具被固定部20hとを接着する。さらに、
図7(c)に示すように、前面留具被固定部20jと前面部20aによって、底部ユニット1Aの前板11aを挟み込むようにして、前面留具12fと前面留具被固定部20jとを接着する。
【0045】
さらに、
図7(d)に示すように、前面部20a及び背面部20cの折曲領域X1を内側に向けて折り曲げ、垂下操作部21の両端の環状部21fを第2側面部20dの紐固定部20kに引っ掛ける。
図7(e)に示すように、最後に、第1側面部20bの紐固定部20kに垂下操作部21の中央部を引っ掛けて固定する。
【0046】
このような本実施形態に係る組立式コンテナBによれば、前面部20a及び背面部20cを形成する単位壁に折曲領域X1を有している。これにより、横長形状の前面部20a及び背面部20cが、各面に垂直な方向に撓むことがなく、剛性が保持される。さらに、垂下操作部21を下方から操作することにより、この折曲領域X1を上方から押さえ付けられた状態で保持することができる。したがって、高位置に設けられた折曲領域X1を形成することが容易であり、組立式コンテナBを容易に組み立てることが可能である。
【0047】
また、本実施形態に係る組立式コンテナBによれば、留具12A及び留具被固定部20hは、面ファスナーである。これにより、側壁部20Aを固定する際に力を必要としない。したがって、これによっても、組立式コンテナBを容易に組み立てることが可能である。
【0048】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)第1実施形態においては、組立式コンテナAは、垂下操作部21として、第1操作紐部21a及び第2操作紐部21bを有するものとしたが、本発明はこれに限定されない。垂下操作部21は、前面部20a、第1側面部20b、背面部20c及び第2側面部20dのそれぞれに1本ずつ設けられるものとしてもよい。
【0049】
(2)また、本発明において凹凸部20gは、形状が限定されるものではなく、例えばロゴマーク等の形状を有するものとしてもよい。