【実施例】
【0287】
実施例1
6−メチル−4−(2−フェノキシフェニル)−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例1a
(E)−2−(5−ブロモ−2−メトキシ−3−ニトロピリジン−4−イル)−N,N−ジメチルエテンアミン
5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチル−3−ニトロピリジン(15.0g、60.7mmol)をジメチルホルムアミド(300mL)に溶かし、リチウムメタノレート(6.07mL、6.07mmol、1M)を加えた。反応混合物を加熱して100℃とした。この混合物に、1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルメタンアミン(64.5mL、486mmol)を10分間かけて加えた。反応混合物を95℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却して室温とし、水を注意深く加えた(300mL、発熱的)。得られた沈殿を真空濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥して、標題化合物を得た(13.9g、45.9mmol、収率76%)。
【0288】
実施例1b
4−ブロモ−7−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン
実施例1a(13.9g、45.8mmol)および酢酸エチル(150mL)を、ステンレス圧力瓶中のRa−Ni2800(エタノールで予め洗浄)、水スラリー(6.9g、118mmol)に加え、約0.21MPa(30psi)および室温で30分間撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジクロロメタンで磨砕し、固体を濾過して、標題化合物を得た(5.82g)。母液を溶媒留去し、残留物をジクロロメタンで再度磨砕し、濾過して、追加の標題化合物1.63gを得た。合計収量=7.45g、収率72%。
【0289】
実施例1c
4−ブロモ−7−メトキシ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン
実施例1b(7.42g、32.7mmol)のジメチルホルムアミド(235mL)中溶液を室温で撹拌した。この溶液に水素化ナトリウム(1.18g、オイル中60%分散品1.96g、49.0mmol)を加え、反応混合物を10分間撹拌した。次に、p−トルエンスルホニルクロライド(9.35g、49.0mmol)を少量ずつ加え、混合物を室温で窒素下に16時間撹拌した。反応混合物を水で注意深く反応停止し、得られたベージュ固体をブフナー漏斗での真空濾過によって回収し、水で洗浄した。固体を回収し、50℃の真空乾燥機で乾燥して、標題化合物12.4g(100%)を得た。
【0290】
実施例1d
4−ブロモ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例1c(12.4g、32.6mmol)のジオキサン(140mL)中溶液を室温で撹拌した。この溶液に4M HCl/ジオキサン(140mL)を加えた。反応混合物を40℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却して室温とし、濃縮した。残留物をジエチルエーテルで磨砕し、濾過し、追加のジエチルエーテルで洗い、乾燥させて、標題化合物(11.23g、30.6mmol、収率94%)をベージュ固体として得た。
【0291】
実施例1e
4−ブロモ−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
窒素下に実施例1d(11.2g、30.4mmol)のジメチルホルムアミド(217mL)中溶液を撹拌しながら、それに水素化ナトリウム(0.875g、36.5mmol、オイル中60%分散品1.46g)を加えた。30分後、ヨードメタン(2.27mL、36.5mmol)を加え、溶液を室温で3時間撹拌した。水(250mL)を加えたら、沈殿が生成した。沈殿を真空濾過によって回収し、水(50mL)で洗い、真空乾燥機で55℃で終夜乾燥して、標題化合物11.2g(96%)を得た。
【0292】
実施例1f
6−メチル−4−(2−フェノキシフェニル)−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例1e(152mg、0.40mmol)、2−フェノキシフェニルボロン酸(0.111g、0.520mmol、1.3当量)、Pd(PPh
3)
4(0.023g、5mol%)およびフッ化セシウム(0.182g、1.2mmol)のDME(3mL)およびメタノール(1.5mL)中混合物をマイクロ波条件下に加熱した(120℃、30分)。この混合物に、炭酸カリウム(0.055g、0.40mmol)および水(1mL)を加え、反応混合物を120℃のマイクロ波オーブン中でさらに2時間再加熱した。有機層をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル)によって分離・精製した。取得物をアセトンで磨砕し、濾過して、標題化合物0.075g(59%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.50(s、3H)、6.21−6.23(m、1H)、6.88(d、J=7.62Hz、2H)、6.99−7.04(m、2H)、7.24−7.30(m、5H)、7.36−7.40(m、1H)、7.50(dd、J=7.48、1.68Hz、1H)、11.98(s、1H)。MS(ESI+)m/z317(M+H)
+。
【0293】
実施例2
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−フェノキシフェニル)−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例2a
4−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
方法A:
20mLマイクロ波管において、実施例1e(0.687g、1.802mmol)、2−フルオロ−5−ニトロフェニルボロン酸(0.500g、2.70mmol)、Pd(PPh
3)
4(0.104g、0.090mmol)および炭酸ナトリウム(2.70mL、5.41mmol)をDME(7mL)および水(7mL)中で合わせ、密閉し、窒素を吹き込み、マイクロ波下に120℃で30分間加熱した。混合物をEtOAcと水との間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物0.41g(52%)を得た。
【0294】
方法B:
実施例1e(6.00g、15.7mmol)、2−フルオロ−5−ニトロフェニルボロン酸(5.82g、31.5mmol)、Pd(PPh
3)
4(0.909g、0.787mmol)および炭酸ナトリウム(3.34g、31.5mmol)をトルエン(60mL)、エタノール(15mL)および水(15mL)中で合わせ、混合物を脱気し、窒素下に置いた。反応混合物を90℃で終夜加熱し、冷却して室温とした。混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20%から50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物6.95g(61%)を得た。
【0295】
実施例2b
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−フェノキシフェニル)−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
フェノール(0.094g、0.997mmol)、実施例2a(0.4g、0.906mmol)および炭酸セシウム(0.325g、0.997mmol)をDMSO(4.53mL)中で合わせ、100℃で2時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルと水との間で分配し、pHを調節してpH7とした。有機層をブラインで洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から4%メタノール/ジクロロメタン)による精製によって、標題化合物0.28g(84%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.57(s、3H)6.28−6.34(m、1H)6.98(d、J=9.12Hz、1H)7.16(d、J=7.54Hz、2H)7.21−7.32(m、2H)7.40−7.49(m、3H)8.22(dd、J=9.12、2.78Hz、1H)8.32(d、J=2.78Hz、1H)12.07−12.11(m、1H)。MS(ESI+)m/z362[M+H]
+。
【0296】
実施例3
4−(5−アミノ−2−フェノキシフェニル)−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例2b(0.25g、0.692mmol)、鉄粉(0.193g、3.46mmol)および塩化アンモニウム(0.056g、1.038mmol)をテトラヒドロフラン(6mL)、エタノール(6mL)および水(2mL)中で合わせた。混合物を95℃で高撹拌しながら1.5時間加熱した。反応混合物を冷却して室温とし、セライト層で濾過して固体を除去した。その層をメタノールとテトラヒドロフランで繰り返し洗った。濾液を濃縮し、残留物を酢酸エチルと水との間で分配した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、1%から4%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物0.21g(82%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.43(s、3H)5.07(s、2H)6.22−6.25(m、1H)6.59(dd、J=8.48、2.71Hz、1H)6.68(d、J=7.80Hz、2H)6.74(d、J=2.71Hz、1H)6.80−6.88(m、2H)7.11−7.19(m、3H)7.24(t、J=2.71Hz、1H)11.91(s、1H)。MS(ESI+)m/z362[M+H]
+。
【0297】
実施例4
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]メタンスルホンアミド
方法A:
実施例3(0.125g、0.377mmol)およびトリエチルアミン(0.131mL、0.943mmol)のジクロロメタン(3.0mL)中溶液にメタンスルホニルクロライド(0.064mL、0.830mmol)を滴下した。反応混合物を環境温度で2時間撹拌し、濃縮した。残留物をジオキサン(5mL)および1M水酸化ナトリウム(2mL)の混合物に溶かし、90℃で1時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、1M HClでpH7とし、分配した。有機層をブラインで洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から4%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物0.20g(77%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.02(s、3H)3.48(s、3H)6.23−6.30(m、1H)6.85(d、J=7.46Hz、2H)6.99(t、J=7.29Hz、1H)7.04(d、J=8.82Hz、1H)7.20−7.29(m、5H)7.39(d、J=2.71Hz、1H)9.72(s、1H)12.01(s、1H)。MS(ESI+)m/z410[M+H]
+。
【0298】
方法B:
実施例7dの生成物(1.127g、2mmol)、水酸化カリウム(1.82g、52.5mmol)および臭化セチルトリメチルアンモニウム(0.036g、0.100mmol)をテトラヒドロフラン(15.00mL)および水(5.00mL)中で合わせ、混合物を100℃で14時間加熱した。反応混合物を等容量のEtOAcと水との間で分配し、濃HClを注意深く加えることでpHを調節してpH7とした。有機層を分離し、飽和ブラインで3回洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濃縮した。ジクロロメタン中での磨砕による精製によって、標題化合物を得た(0.76g、93%)。
【0299】
実施例5
2,2,2−トリフルオロ−N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]エタンスルホンアミド
実施例3(0.05g、0.151mmol)およびトリエチルアミン(0.053mL、0.377mmol)のジクロロメタン(1.0mL)中溶液に2,2,2−トリフルオロエタンスルホニルクロライド(0.036g、0.196mmol)を滴下した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次にフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から5%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物0.050g(68%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.49(s、3H)4.55(q、J=9.91Hz、2H)6.28(t、J=2.38Hz、1H)6.86(d、J=7.54Hz、2H)6.95−7.07(m、2H)7.20−7.31(m、5H)7.40(d、J=2.78Hz、1H)10.43(s、1H)12.02(s、1H)。MS(APCI+)m/z478[M+H]
+。
【0300】
実施例6
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]アセトアミド
実施例6a
6−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例1e(6.55g、17.2mmol)、4,4,4′,4′,5,5,5′,5′−オクタメチル−2,2′−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(8.73g、34.4mmol)、酢酸カリウム(3.71g、37.8mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.393g、0.430mmol)および2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル(X−PHOS、0.819g、1.72mmol)を合わせ、撹拌しながらアルゴンを1時間吹き込んだ。ジオキサン(86mL)に窒素を1時間吹き込み、窒素下にカニューレを介して固体成分に移し、混合物をアルゴン下に80℃で5時間加熱した。反応混合物を冷却して室温とし、酢酸エチルと水との間で分配し、セライトで濾過した。酢酸エチル層をブラインで2回洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(シリカゲル、25%から80%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。クロマトグラフィーからの取得物を最小量のヘキサン(30mL)で磨砕し、粒子状固体を濾過によって回収し、最小量のヘキサンで洗い、乾燥させて恒量として、標題化合物を得た(5.4g、73%)。
【0301】
実施例6b
N−(3−ブロモ−4−フェノキシフェニル)アセトアミド
実施例7b(0.2g、0.757mmol)および無水酢酸(1mL、10.60mmol)を5mLマイクロ波管中で合わせ、密閉し、マイクロ波下に100℃で30分間加熱した。混合物を濃縮し、残留物をクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物(0.22g、95%)を得た。
【0302】
実施例6c
N−(3−(6−メチル−7−オキソ−1−トシル−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル)アセトアミド
5mLマイクロ波管中、実施例6a(0.07g、0.163mmol)、実施例6b(0.075g、0.245mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(9.44mg、8.17μmol)および炭酸ナトリウム(2.0M、0.245mL、0.490mmol)をDME(0.817mL)および水(0.817mL)中で合わせ、密閉し、窒素を吹き込み、マイクロ波下に120℃で30分間加熱した。混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル、0%から5%メタノール/ジクロロメタン)による精製によって、標題化合物を得た(0.048g、56%)。
【0303】
実施例6d
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]アセトアミド
2mLマイクロ波管中、実施例6c(0.048g、0.091mmol)および炭酸カリウム(0.044g、0.318mmol)をメタノール(2mL)および水(0.200mL)中で合わせ、密閉し、マイクロ波下に110℃で30分間加熱した。反応混合物を濃縮し、残留物を酢酸エチルと水との間で分配し、1M HClでpHを6に調節した。有機層を分離し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から4%メタノール/ジクロロメタン)による精製によって、標題化合物0.018g(53%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ2.05(s、3H)3.48(s、3H)6.25−6.30(m、1H)6.80(d、J=7.46Hz、2H)6.96(t、J=7.29Hz、1H)7.01(d、J=8.82Hz、1H)7.18−7.31(m、4H)7.56(dd、J=8.65、2.54Hz、1H)7.79(d、J=2.71Hz、1H)10.04(s、1H)11.97(s、1H)。MS(ESI+)m/z374[M+H]
+。
【0304】
実施例7
N−(3−{6−メチル−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル}−4−フェノキシフェニル)メタンスルホンアミド
実施例7a
2−ブロモ−4−ニトロ−1−フェノキシベンゼン
2−ブロモ−1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(2.5g、11.4mmol)、フェノール(1.28g、13.6mmol)および炭酸セシウム(4.44g、13.6mmol)をジメチルスルホキシド(140mL)中で合わせ、加熱して110℃として1時間経過させた。反応混合物を酢酸エチルとブラインとの間で分配した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0305】
実施例7b
3−ブロモ−4−フェノキシアニリン
実施例7a(3.43g、11.7mmol)、鉄粉(3.26g、58.4mmol)および塩化アンモニウム(1.25g、23.4mmol)をエタノール(50mL)、テトラヒドロフラン(50mL)および水(16.7mL)中で合わせ、100℃で2時間加熱した。反応混合物を冷却して丁度還流以下とし、珪藻土で減圧濾過し、フィルターケーキを温メタノールで洗浄し(35mLで3回)、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3水溶液と酢酸エチルとの間で分配した(125mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、重力濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0306】
実施例7c
N−(3−ブロモ−4−フェノキシフェニル)メタンスルホンアミド
実施例7b(2.86g、10.8mmol)およびトリエチルアミン(6.03mL、43.3mmol)を環境温度でジクロロメタン(48.1mL)中で撹拌した。メタンスルホニルクロライド(2.53mL、32.4mmol)を滴下し、溶液を環境温度で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、ジオキサン(24mL)および水酸化ナトリウム(10%(重量/体積)、12mL、0.427mmol)を加え、溶液を加熱して70℃として1時間経過させた。溶液を飽和NH
4Cl水溶液(200mL)で中和してpH7とした。水相を酢酸エチルで抽出した(125mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から25%酢酸エチル/ヘキサン勾配)によって精製して、標題化合物を得た。
【0307】
実施例7d
N−(3−{6−メチル−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル}−4−フェノキシフェニル)メタンスルホンアミド
実施例6a(0.670g、1.564mmol)、実施例7c(0.562g、1.643mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.036g、0.039mmol)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンテ(phosphaadamante)(0.023g、0.078mmol)および三塩基性リン酸カリウム(1.03g、4.85mmol)を合わせ、アルゴンを30分間吹き込んだ。4:1ジオキサン/水(10mL総体積)溶液に、窒素を30分間吹き込み、アルゴン下に注射器によって反応容器に移した。反応混合物を60℃で2時間撹拌し、冷却して室温とし、酢酸エチルと水との間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、3−メルカプトプロピル官能化シリカゲル(Aldrich、538086−100G)で45分間処理し、濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20%から100%酢酸エチル/ヘキサン)による精製によって、標題化合物0.68g(74%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ2.38(s、3H)3.02(s、3H)3.38(s、3H)6.52(d、J=3.39Hz、1H)6.82(d、J=7.80Hz、2H)6.96−7.04(m、2H)7.19−7.28(m、4H)7.41(d、J=8.14Hz、2H)7.48(s、1H)7.89−7.97(m、3H)9.73(s、1H)。MS(ESI+)m/z564[M+H]
+。
【0308】
実施例8
N−メチル−N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]メタンスルホンアミド
実施例7d(0.113g、0.2mmol)および炭酸カリウム(0.111g、0.800mmol)のメタノール(0.9mL)および水(0.1mL)中混合物を100℃で1時間加熱した。反応液を酢酸エチルと水との間で分配し、pHを7に調節した。有機層を分離し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を逆相HPLC(C18、10%から100%CH
3CN/水(0.1%TFA))によって精製して、標題化合物(0.012g、14%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ2.99(s、3H)3.27(s、3H)3.51(s、3H)6.27−6.32(m、1H)6.93(d、J=7.80Hz、2H)6.99(d、J=8.82Hz、1H)7.03−7.10(m、1H)7.25−7.34(m、4H)7.40(dd、J=8.65、2.88Hz、1H)7.55(d、J=2.71Hz、1H)12.01(s、1H)。MS(ESI+)m/z424[M+H]
+。
【0309】
実施例9
3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシ安息香酸エチル
実施例9a
4−フルオロ−3−(6−メチル−7−オキソ−1−トシル−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)安息香酸エチル
実施例1e(1.33g、3.5mmol)、5−(エトキシカルボニル)−2−フルオロフェニルボロン酸(1.04g、4.9mmol)、Pd(PPh
3)
4(0.20g、5mol%)および炭酸ナトリウム(0.742g、7.0mmol)のトルエン(12mL)、エタノール(3mL)および水(3mL)中混合物を脱気し、窒素雰囲気下に撹拌した。反応混合物を90℃で24時間加熱した。反応混合物を冷却して室温とし、水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20%から50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物1.43g(87%)を得た。
【0310】
実施例9b
3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシ安息香酸エチル
実施例9a(1.43g、3.05mmol)、フェノール(.0344g、3.66mmol)および炭酸セシウム(0.995、3.05mmol)のDMSO(15mL)中混合物を110℃で12時間加熱した。冷却して室温とした後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、30%から80%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物0.85g(72%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.31(t、J=7.02Hz、3H)、3.55(s、3H)、4.32(q、J=7.22Hz、2H)、6.23(t、J=2.29Hz,1H)、6.97(d、J=8.54Hz、1H)、7.06(d、J=8.24Hz、2H)、7.17(t、J=7.32Hz、1H)、7.28(t、J=2.75Hz,1H)、7.36−7.51(m、3H)、7.94(dd、J=8.7、2.29Hz、1H)、8.04(d、J=2.14Hz、1H)、12.02(s、1H)。MS(ESI+)m/z389.2(M+H)
+。
【0311】
実施例10
3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシ安息香酸
実施例9b(0.23g、0.59mmol)および水酸化ナトリウム(2.0M水溶液0.89mL)のジオキサン(10mL)中混合物を60℃で2時間加熱した。反応混合物を冷却して室温とし、水(100mL)に投入した。濃HCl(5mL)を加えた後、混合物を酢酸エチルで抽出した(40mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物0.21g(98%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.55(s、3H)、6.24−6.25(m、1H)、6.94(d、J=8.54Hz、1H)、7.05(d、J=7.63Hz、2H)、7.16(t、J=7.32Hz、1H)、7.27(t、J=2.9Hz,1H)、7.35−7.40(m、3H)、7.92(dd、J=8.7、2.29Hz、1H)、8.04(d、J=2.14Hz、1H)、12.03(s、1H)。MS(ESI+)m/z361.2(M+H)
+。
【0312】
実施例11
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−3−イルオキシ)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例11a
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−(ピリジン−3−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
フェノールに代えてピリジン−3−オールを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例11aを製造して、標題化合物を得た。
【0313】
実施例11b
4−(5−アミノ−2−(ピリジン−3−イルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bに代えて実施例11aを用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例11bを製造して、標題化合物を得た。
【0314】
実施例11c
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−3−イルオキシ)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3に代えて実施例11bを用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例11cを製造し、分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA/水)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.49(s、3H)、3.05(s、3H)、6.25(dd、J=2.8、1.9Hz、1H)、7.16(d、J=8.7Hz、1H)、7.34−7.21(m、5H)、7.40(d、J=2.6Hz、1H)、8.23−8.16(m、2H)、9.80(s、1H)、12.02(bs、1H)。MS(ESI+)m/z411.1(M+H)
+。
【0315】
実施例12
6−メチル−4−[2−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2−フェノキシフェニルボロン酸に代えて2−(モルホリノメチル)フェニルボロン酸を用い、実施例1fの製造に用いた手順に従って実施例12を製造し、次に分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)による精製を行って、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ2.85(br、2H)、3.09(br、2H)、3.56(s、3H)、3.74(br、2H)、4.26(br、2H)、5.89−5.90(m、1H)、7.20(s、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、7.39−7.43(m、1H)、7.53−7.55(m、2H)、7.75−7.77(m、1H),9.73(br、1H)、12.12(s、1H)。MS(ESI+)m/z324.0(M+H)
+。
【0316】
実施例13
N−エチル−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシベンズアミド
実施例13a
3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシベンゾイルクロライド
実施例10(0.24g、0.67mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液をオキサリルクロライド(0.17g、1.33mmol)およびジメチルホルムアミド(5mg、10mol%)で処理した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去して、標題化合物(0.25g、定量的)を得た。
【0317】
実施例13b
N−エチル−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシベンズアミド
実施例13a(0.040g、0.11mmol)のテトラヒドロフラン(1mL)中溶液をエチルアミン(2Mテトラヒドロフラン中溶液0.21mL、0.42mmol)で2時間処理した。反応混合物を濃縮し、残留物を分取HPLC(C18、10%から90%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物(0.025g、61%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.12(t、J=7.32Hz、3H)、3.25−3.32(m、2H)、3.54(s、3H)、6.23−6.24(m、1H)、6.95−6.99(m、3H)、7.11(t、J=7.48Hz、1H)、7.27(t、J=2.75Hz、1H)、7.31−7.37(m、3H)、7.84(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.98(d、J=2.44Hz、1H)、8.46(t、J=5.49Hz、1H)、11.99(s、1H)。MS(ESI+)m/z388.2(M+H)
+。
【0318】
実施例14
3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシ−N−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)ベンズアミド
それぞれエチルアミンに代えて(テトラヒドロフラン−2−イル)メタンアミンを用い、テトラヒドロフランに代えてジクロロメタンを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例14を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.56−1.57(m、1H)、1.79−1.89(m、3H)、3.26−3.32(m、3H)、3.53(s、3H)、3.58−3.63(m、1H)、3.73−3.78(m、1H)、3.94−3.97(m、1H)、6.21−6.22(m、1H)、6.93−6.98(m、3H)、7.10(t、J=7.48Hz、1H)、7.25(t、J=2.9Hz、1H)、7.30−7.35(m、3H)、7.84(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.98(d、J=2.14Hz、1H)、8.52(t、J=5.8Hz、1H)、12.00(s、1H)。MS(ESI+)m/z444.2(M+H)
+。
【0319】
実施例15
N−シクロペンチル−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシベンズアミド
それぞれエチルアミンに代えてシクロペンチルアミンを用い、テトラヒドロフランに代えてジクロロメタンを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例15を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.49−1.66(m、4H)、1.65−1.69(m、2H)、1.85−1.91(m、2H)、3.54(s、3H)、4.20−4.26(m、1H)、6.20−6.22(m、1H)、6.95−6.98(m、3H)、7.01(t、J=7.32Hz、1H)、7.26(t、J=2.75Hz、1H)、7.30−7.36(m、3H)、7.85(dd、J=8.54、2.14Hz、1H)、7.99(d、J=2.44Hz、1H)、8.52(t、J=5.8Hz、1H)、12.01(s、1H)。MS(ESI+)m/z428.3(M+H)
+。
【0320】
実施例16
N−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシベンズアミド
それぞれエチルアミンに代えて2,2−ジフルオロエタンアミンを用い、テトラヒドロフランに代えてジクロロメタンを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例16を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.55(s、3H)、3.62−3.72(m、3H)、5.97(t、J=3.97Hz、0.25H)、6.11(t、J=4.12Hz、0.5H)、6.23−6.26(m、1.25H)、6.98(d、J=8.54Hz、1H)、7.01(d、J=7.63Hz、2H)、7.13(t、J=7.48Hz、1H)、7.27(t、J=2.75Hz、1H)、7.33−7.36(m、3H)、7.88(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、8.03(d、J=2.14Hz、1H)、8.85(t、J=5.8Hz、1H)、12.03(s、1H)。MS(ESI+)m/z424.2(M+H)
+。
【0321】
実施例17
3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシ−N−(1,3−チアゾール−2−イル)ベンズアミド
それぞれエチルアミンに代えてチアゾール−2−アミンを用い、テトラヒドロフランに代えてジクロロメタンを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例17を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.58(s、3H)、6.30−6.31(m、1H)、6.23−6.26(m、1H)、6.98(d、J=8.54Hz、1H)、7.07(d、J=7.63Hz、2H)、7.17(t、J=7.32Hz、1H)、7.27−7.29(m、2H)、7.38−7.42(m、3H)、7.56(d、J=3.36Hz、1H)、8.09(dd、J=8.55、2.44Hz、1H)、8.28(d、J=2.44Hz、1H)、12.04(s、1H)、12.61(s、1H)。MS(ESI+)m/z443.1(M+H)
+。
【0322】
実施例18
N−(1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシベンズアミド
それぞれエチルアミンに代えて1,1−ジオキシドテトラヒドロチエン−3−イルアミンを用い、テトラヒドロフランに代えてジクロロメタンを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例18を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ2.20−2.23(m、1H)、2.41−2.45(m、1H)、3.04−3.09(m、1H)、3.19−3.23(m、1H)、3.34−3.37(m、1H)、3.48−3.53(m、1H)、3.55(s、3H)、4.66−4.76(m、1H)、6.30−6.31(m、1H)、6.21−6.22(m、1H)、6.99(dd、J=8.09、2.59Hz、2H)、7.12(t、J=7.48Hz、1H)、7.27(t、J=2.75Hz、1H)、7.31−7.37(m、3H)、7.87(dd、J=8.54、2.14Hz、1H)、8.02(d、J=2.14Hz、1H)、8.72(d、J=7.02Hz、1H)、12.03(s、1H)。MS(ESI+)m/z478.2(M+H)
+。
【0323】
実施例19
3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシベンズアミド
エチルアミンに代えて水酸化アンモニウム水溶液を用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例19を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.54(s、3H)、6.23−6.24(m、1H)、6.94(d、J=8.54Hz、1H)、6.98−7.00(m、2H)、7.11(t、J=7.48Hz、1H)、7.26(t、J=2.75Hz、1H)、7.31−7.37(m、4H)、7.86(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.96(s、1H)、8.02(d、J=2.44Hz、1H)、12.01(s、1H)。MS(ESI+)m/z360.2(M+H)
+。
【0324】
実施例20
4−[5−(ヒドロキシメチル)−2−フェノキシフェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例20a
3−(6−メチル−7−オキソ−1−トシル−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシ安息香酸エチル
実施例1bに代えて実施例9bを用い、実施例1cの製造に用いた手順に従って実施例20aを製造して、標題化合物を得た。
【0325】
実施例20b
4−[5−(ヒドロキシメチル)−2−フェノキシフェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
テトラヒドロフラン(5mL)中の実施例20a(0.32g、0.59mmol)を冷却して0℃とした。この溶液に1.0N水素化リチウムアルミニウム(0.59mL、0.59mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を2.0N HCl(5mL)で反応停止し、水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を50%から100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物0.08g(39%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.49(s、3H)、4.54(d、J=5.49Hz、2H)、5.21(t、J=5.8Hz、1H)、6.23−6.24(m、1H)、6.94(d、J=7.93Hz、2H)、6.97−7.01(m、2H)、7.22−7.28(m、4H)、7.32(dd、J=8.39、2.29Hz、1H)、7.16(d、J=1.83Hz、1H)、11.97(s、1H)。MS(ESI+)m/z347.3(M+H)
+。
【0326】
実施例21
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]エタンスルホンアミド
メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例21を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ1.24(t、J=7.3Hz、3H)、3.13(q、J=7.3Hz、2H)、3.48(s、3H)、6.26(t、J=2.3Hz、1H)、6.88−6.80(m、2H)、7.07−6.95(m、2H)、7.31−7.18(m、5H)、7.40(d、J=2.7Hz、1H)、9.79(s、1H)、12.02(bs、1H)。MS(ESI+)m/z424.2(M+H)
+。
【0327】
実施例22
N,N−ジメチル−N′−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]硫酸ジアミド
メタンスルホニルクロライドに代えてジメチルスルファモイルクロライドを用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例22を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ2.74(s、6H)、3.48(s、3H)、6.28−6.23(m、1H)、6.85−6.78(m、2H)、7.06−6.93(m、2H)、7.31−7.17(m、5H)、7.40(d、J=2.7Hz、1H)、9.91(s、1H)、12.04−12.00(m、1H)。MS(ESI+)m/z439.1(M+H)
+。
【0328】
実施例23
N−[5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−6−フェノキシピリジン−3−イル]メタンスルホンアミド
実施例23a
3−ブロモ−5−ニトロ−2−フェノキシピリジン
フェノール(0.416g、4.42mmol)、3−ブロモ−2−クロロ−5−ニトロピリジン(Combi−Blocks、CAS[5470−17−7]、1g、4.21mmol)および炭酸セシウム(1.372g、4.21mmol)をDMSO(8mL)中で合わせ、80℃で30分間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルと水との間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル、0%から30%酢酸エチル/ヘキサン)による残留物の精製によって、標題化合物(1.13g、91%)を得た。
【0329】
実施例23b
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−フェノキシピリジン−3−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例7cの生成物に代えて実施例23aの生成物を用い、60℃で24時間撹拌して、実施例7dの製造に用いた手順に従って実施例23bを製造して、標題化合物を得た。
【0330】
実施例23c
4−(5−アミノ−2−フェノキシピリジン−3−イル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2の生成物に代えて実施例23bの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例23cを製造して、標題化合物を得た。
【0331】
実施例23d
N−[5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−6−フェノキシピリジン−3−イル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例23cの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例23dを製造して、標題化合物を得た(0.035g、36%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.05(s、3H)3.57(s、3H)6.28−6.36(m、1H)7.10(d、J=7.54Hz、2H)7.16(t、J=7.54Hz、1H)7.28−7.41(m、3H)7.48(s、1H)7.78(d、J=2.78Hz、1H)7.96(d、J=2.38Hz、1H)9.79(s、1H)12.11(s、1H)。MS(ESI+)m/z411.0(M+H)
+。
【0332】
実施例24
N−[3−フルオロ−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]メタンスルホンアミド
実施例24a
4−(2,3−ジフルオロ−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例7cの生成物に代えて1−ブロモ−2,3−ジフルオロ−5−ニトロベンゼン(Oakwood Products)を用い、実施例7dの製造に用いた手順に従って実施例24aを製造して、標題化合物を得た。
【0333】
実施例24b
4−(3−フルオロ−5−ニトロ−2−フェノキシフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
フェノール(0.043g、0.457mmol)、実施例24a(0.2g、0.435mmol)および炭酸セシウム(0.142g、0.435mmol)をDMSO(2.177mL)中で合わせ、80℃で30分間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルと水との間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0334】
実施例24c
4−(5−アミノ−3−フルオロ−2−フェノキシフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2の生成物に代えて実施例24bの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例24cを製造して、標題化合物を得た。
【0335】
実施例24d
N−[3−フルオロ−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例24cの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例24dを製造して、標題化合物を得た(0.13g、67%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.05(s、3H)3.57(s、3H)6.28−6.36(m、1H)7.10(d、J=7.54Hz、2H)7.16(t、J=7.54Hz、1H)7.28−7.41(m、3H)7.48(s、1H)7.78(d、J=2.78Hz、1H)7.96(d、J=2.38Hz、1H)9.79(s、1H)12.11(s、1H)。
【0336】
実施例25
N−[4−(2−シアノフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例25a
2−(2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−ニトロフェノキシ)ベンゾニトリル
フェノールに代えて2−ヒドロキシベンゾニトリルを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例25aを製造して、標題化合物を得た。
【0337】
実施例25b
2−(4−アミノ−2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェノキシ)ベンゾニトリル
実施例2bの生成物に代えて実施例25aの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例25bを製造して、標題化合物を得た。
【0338】
実施例25c
N−[4−(2−シアノフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例25bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例25cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.07(s、3H)、3.50(s、3H)、6.26(dd、J=2.8、1.9Hz、1H)、6.73(dd、J=8.6、0.9Hz、1H)、7.07(td、J=7.6、0.9Hz、1H)、7.34−7.23(m、4H)、7.53−7.40(m、2H)、7.71(dd、J=7.7、1.7Hz、1H)、9.89(s、1H)、12.03(bs、1H)。MS(ESI+)m/z435.2(M+H)
+。
【0339】
実施例26
N−[4−(4−フルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例26a
4−(2−(4−フルオロフェノキシ)−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
フェノールに代えて4−フルオロフェノールを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例26aを製造して、標題化合物を得た。
【0340】
実施例26b
4−(5−アミノ−2−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bの生成物に代えて実施例26aの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例26bを製造して、標題化合物を得た。
【0341】
実施例26c
N−[4−(4−フルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例26bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例26cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.02(s、3H)、3.50(s、3H)、6.29−6.23(m、1H)、6.94−6.82(m、2H)、7.14−6.96(m、3H)、7.21(dd、J=8.7、2.7Hz、1H)、7.31−7.24(m、2H)、7.38(d、J=2.7Hz、1H)、9.71(s、1H)、12.02(bs、1H)。MS(ESI+)m/z428.1(M+H)
+。
【0342】
実施例27
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例27a
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
フェノールに代えて2,4−ジフルオロフェノールを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例27aを製造して、標題化合物を得た。
【0343】
実施例27b
4−(5−アミノ−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bの生成物に代えて実施例27aの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例27bを製造して、標題化合物を得た。
【0344】
実施例27c
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例27b(50mg、0.136mmol)およびトリエチルアミン(0.057mL、0.408mmol)をCH
2Cl
2(9mL)中で合わせた。メタンスルホニルクロライド(0.042mL、0.544mmol)を滴下し、溶液を環境温度で1時間撹拌した。溶液を減圧下に濃縮し、ジオキサン(5mL)および水酸化ナトリウム(10%(重量/体積)、3mL、0.136mmol)を加え、溶液を70℃で1時間加熱した。混合物を冷却して環境温度とし、次に飽和NH
4Cl(100mL)で中和してpH8とした。有機層を分離し、水相を酢酸エチルで抽出した(25mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮した。逆相HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/水、0.1%TFA)による精製によって、標題化合物27.5mg(45.4%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.01(s、3H)、3.53(s、3H)、6.29−6.23(m、1H)、7.04−6.90(m、2H)、7.09(td、J=9.1、5.6Hz、1H)、7.44−7.14(m、5H)、9.70(s、1H)、12.04(bs、1H)。MS(ESI+)m/z446.1(M+H)
+。
【0345】
実施例28
N−[3−クロロ−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]メタンスルホンアミド
実施例28a
4−(3−クロロ−2−フルオロ−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6bの生成物に代えて1,3−ジクロロ−2−フルオロ−5−ニトロベンゼン(0.176g、0.841mmol)を用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例28aを製造して、標題化合物を得た。
【0346】
実施例28b
N−[3−クロロ−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]メタンスルホンアミド
実施例24aの生成物に代えて実施例28aを用い、実施例24bから24dの製造に用いた手順に従って実施例28bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.12(s、3H)3.43(s、3H)6.25−6.29(m、1H)6.63(d、J=7.93Hz、2H)6.87(t、J=7.34Hz、1H)7.10−7.18(m、2H)7.27−7.31(m、2H)7.39(s、2H)10.05(s、1H)12.04(s、1H)。MS(ESI+)m/z444(M+H)
+。
【0347】
実施例29
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例29a
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロフラン(2mL)中のテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(0.046g、0.453mmol)を室温で水素化ナトリウム(0.022g、0.906mmol、オイル中60%分散品0.036g)で処理した。反応混合物を10分間撹拌した。この溶液に実施例2a(0.1g、0.227mmol)を加えた。反応混合物を50℃で2時間加熱した。室温に冷却した後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を酢酸エチルで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物0.055gを得た。
【0348】
実施例29b
4−(5−アミノ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例29b(0.055g)および10%パラジウム/炭素(0.050g)の酢酸エチル(10mL)中混合物を風船の水素で終夜処理した。固体を濾過によって除去した。濾液を減圧下に濃縮して、標題化合物0.042gを得た。
【0349】
実施例29c
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例29bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例29cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.45−1.51(m、2H)、1.82−1.87(m、2H)、2.94(s、3H)、3.35−3.41(m、2)、3.56(s、3H)、3.60−3.68(m、2H)、4.45−4.49(m、1H)、6.20(t、J=2.29Hz、1H)、7.14−7.16(m、2H)、7.28−7.29(m、3H)、9.45(s、1H)、12.01(s、1H)。(ESI+)m/z418.2(M+H)
+。
【0350】
実施例30
6−メチル−4−[2−フェノキシ−5−(1H−ピラゾール−1−イルメチル)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例20b(0.04g、0.115mmol)、1H−ピラゾール(0.016g、0.231mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.061g、0.231mmol)のテトラヒドロフラン(1mL)中混合物を2分間撹拌した。この溶液にアゾジカルボン酸ジ−t−ブチル(DTBAD、0.053g、0.231mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC(C18、0.1%TFA含有10%から80%アセトニトリル/水)によって精製して、標題化合物0.006gを得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.49(s、3H)、5.37(s、2H)、5.21(t、J=5.8Hz、1H)、6.17−6.18(m、1H)、6.28(t、J=1.98Hz、1H)、6.86(d、J=7.63Hz、2H)、6.97(d、J=8.24Hz、1H)、7.02(t、J=7.32Hz、4H)、7.22−7.29(m、5H)、7.39(d、J=2.14Hz、1H)、7.47(d、J=1.83Hz、1H)、7.53−7.46(m、3H)、7.86(d、J=2.44Hz、1H)、11.97(s、1H)。(ESI+)m/z397.2(M+H)
+。
【0351】
実施例31
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例31a
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてテトラヒドロフラン−3−オールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例31aを製造して、標題化合物を得た。
【0352】
実施例31b
4−(5−アミノ−2−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例29aの生成物に代えて実施例31aの生成物を用い、実施例29bの製造に用いた手順に従って実施例31bを製造して、標題化合物を得た。
【0353】
実施例31c
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例31bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例31を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.84−1.90(m、1H)、2.08−2.17(m、1H)、2.95(s、3H)、3.35−3.41(m、2)、3.56(s、3H)、3.62−3.69(M、2H)、3.80−3.84(m、1H)、4.96−4.98(m、1H)、6.17−6.18(m、1H)、7.06−7.08(m、1H)、7.16−7.18(m、1H)、7.25(s、1H)、7.27−7.29(m、2H)、9.45(s、1H)、12.00(s、1H)。(ESI+)m/z404.2(M+H)
+。
【0354】
実施例32
N−{3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−[2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]フェニル}メタンスルホンアミド
実施例32a
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−(2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
フェノールに代えて2−(トリフルオロメチル)フェノールを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例32aを製造して、標題化合物を得た。
【0355】
実施例32b
4−(5−アミノ−2−(2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bの生成物に代えて実施例32aの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例32bを製造して、標題化合物を得た。
【0356】
実施例32c
N−{3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−[2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]フェニル}メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例32bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例32cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.05(s、3H)、3.44(s、3H)、6.32−6.26(m、1H)、6.75(d、J=8.4Hz、1H)、7.17−7.07(m、2H)、7.34−7.18(m、3H)、7.53−7.38(m、2H)、7.65(dd、J=7.8、1.6Hz、1H)、9.84(s、1H)、12.09−11.99(m、1H)。MS(ESI+)m/z478.1(M+H)
+。
【0357】
実施例33
N−[4−(4−シアノフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例33a
4−(2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−ニトロフェノキシ)ベンゾニトリル
フェノールに代えて4−ヒドロキシベンゾニトリルを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例33aを製造して、標題化合物を得た。
【0358】
実施例33b
4−(4−アミノ−2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェノキシ)ベンゾニトリル
実施例2bの生成物に代えて実施例33aの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例33bを製造して、標題化合物を得た。
【0359】
実施例33c
N−[4−(4−シアノフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例33bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例33cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.07(s、3H)、3.46(s、3H)、6.27−6.21(m、1H)、6.94−6.87(m、2H)、7.32−7.20(m、4H)、7.42(d、J=2.5Hz、1H)、7.70−7.63(m、2H)、9.87(s、1H)、12.03(bs、1H)。MS(ESI+)m/z435.2(M+H)
+。
【0360】
実施例34
N−[4−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例34a
4−(2−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
フェノールに代えて2−クロロ−4−フルオロフェノールを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例34aを製造して、標題化合物を得た。
【0361】
実施例34b
4−(5−アミノ−2−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bの生成物に代えて実施例34aの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例34bを製造して、標題化合物を得た。
【0362】
実施例34c
N−[4−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例34bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例34cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.02(s、3H)、3.52(s、3H)、6.29(t、J=2.3Hz、1H)、6.99−6.88(m、2H)、7.14−7.03(m、1H)、7.21(dd、J=8.7、2.7Hz、1H)、7.28(t、J=2.8Hz、1H)、7.34(s、1H)、7.41(d、J=2.7Hz、1H)、7.49(dd、J=8.3、3.0Hz、1H)、9.75(s、1H)、12.05(bs、1H)。MS(ESI+)m/z462.1(M+H)
+。
【0363】
実施例35
[4−(ベンジルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]酢酸
実施例35a
2−(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)酢酸エチル
2−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸エチル(Alfa、2.70g、15mmol)の酢酸(20mL)中溶液に15分かけて、臭素(0.773mL、15.00mmol)の酢酸(15mL)中溶液を滴下した。混合物を環境温度で30分間撹拌し、溶媒留去した。クロマトグラフィー(シリカゲル、10%から20%酢酸エチル/ヘキサン)による精製によって、標題化合物(3.66g、94%)を得た。
【0364】
実施例35b
2−(4−(ベンジルオキシ)−3−ブロモフェニル)酢酸エチル
実施例35a(2.011mL、16.90mmol)および炭酸カリウム(5.84g、42.3mmol)のエタノール(100mL)中溶液を2時間還流し、冷却し、濃縮し、残留物を酢酸エチルと水で分配した。有機層をブラインで洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル、0%から20%酢酸エチル/ヘキサン)による残留物の精製によって、標題化合物を得た(4.84g、98%)。
【0365】
実施例35c
2−(4−(ベンジルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−1−トシル−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル)酢酸エチル
実施例7cの生成物に代えて実施例35bの生成物を用い、実施例7dの製造に用いた手順に従って実施例35cを製造して、標題化合物を得た。
【0366】
実施例35d
[4−(ベンジルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]酢酸
実施例35c(0.4g、0.701mmol)、水酸化カリウム(0.787g、14.02mmol)および臭化セチルトリメチルアンモニウム(0.013g、0.035mmol)をジオキサン(10mL)および水(5mL)中で合わせ、100℃で3時間加熱し、冷却し、等容量の酢酸エチルと水(それぞれ20mL)との間で分配した。濃HClを注意深く加えることで、pHを調節してpH2とした。有機層を分離し、飽和ブラインで洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物のヘキサン中での磨砕によって、標題化合物(0.27g、98%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.52(s、3H)3.55(s、2H)5.09(s、2H)6.14−6.21(m、1H)7.10−7.33(m、10H)11.97(s、1H)12.25(s、1H)。MS(ESI+)m/z389.0(M+H)
+。
【0367】
実施例36
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例36a
2−ブロモ−1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−4−ニトロベンゼン
2−ブロモ−1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(15g、68mmol)、2,4−ジフルオロフェノール(7.82mL、82mmol)および炭酸セシウム(26.7g、82mmol)のジメチルスルホキシド(75mL)中混合物を加熱して110℃として1時間経過させた。反応混合物を冷却して環境温度とし、水(1000mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(1000mL)を加えた。混合物を酢酸エチルで抽出した(200mLで3回)。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た(22.5g、定量的)。
【0368】
実施例36b
3−ブロモ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)アニリン
実施例36a(22.5g、68.2mmol)、鉄粉(19.04g、341mmol)および塩化アンモニウム(7.30g、136mmol)のテトラヒドロフラン(117mL)、エタノール(117mL)および水(39.0mL)中混合物を還流下に100℃で2時間加熱した。反応混合物を冷却して丁度還流温度以下とし、セライトで濾過し、フィルターケーキを温メタノールで洗浄した(50mLで3回)。得られた溶液を減圧下に濃縮し、次に飽和炭酸水素ナトリウム(150mL)で中和してpH8とした。混合物を酢酸エチルで抽出した(100mLで3回)。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン勾配0%から15%)によって精製して、標題化合物を得た(16.8g、収率82%)。
【0369】
実施例36c
4−(5−アミノ−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6a(5.0g、11.67mmol)、実施例36b(3.85g、12.84mmol)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンタン(0.399g、1.366mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.321g、0.350mmol)およびリン酸カリウム(6.19g、29.2mmol)のジオキサン(50mL)および水(12.5mL)中混合物を脱気し、窒素で数回充填し戻した。反応混合物を60℃で16時間加熱し、次に冷却して環境温度とした。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで3回で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を得た(4.40g、収率72.3%)。
【0370】
実施例36d
N−(4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−1−トシル−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル)−N−(エチルスルホニル)エタンスルホンアミド
実施例36c(4.35g、8.34mmol)のジクロロメタン(50mL)中溶液を冷却して0℃とした。この溶液にエタンスルホニルクロライド(2.37mL、25.0mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒留去し、残留物を酢酸エチルと水との間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回で抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、80%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を得た(5.34g、収率91%)。
【0371】
実施例36e
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例36d(5.3g、7.5mmol)、水酸化カリウム(8.43g、150mmol)および臭化N,N,N−トリメチルヘキサデカン−1−アミニウム(0.137g、0.375mmol)のテトラヒドロフラン(60mL)および水(30mL)中混合物を90℃で16時間加熱した。テトラヒドロフランを減圧下に除去し、残留物を水と酢酸エチルとの間で分配した。10%HClを用いて水層を中和してpH=7とした。次に、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル)によって精製した。所望の分画を合わせ、濃縮した。残留物をアセトニトリル20mLで磨砕して、標題化合物を得た(2.82g、収率82%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ1.23(t、J=7.3Hz、3H)、3.11(q、J=7.3Hz、2H)、3.53(s、3H)、6.27−6.22(m、1H)、6.91(d、J=8.7Hz、1H)、7.13−6.93(m、2H)、7.19(dd、J=8.8、2.7Hz、1H)、7.32−7.25(m、2H)、7.42−7.31(m、2H)、9.77(s、1H)、12.04(bs、1H)。MS(ESI+)m/z460.1(M+H)
+。
【0372】
実施例37
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]アセトアミド
実施例27b(50mg、0.136mmol)およびトリエチルアミン(56.9μL、0.408mmol)をCH
2Cl
2(10mL)中で合わせた。アセチルクロライド(11.6μL、0.163mmol)を滴下し、溶液を環境温度で1時間撹拌した。水(25mL)および飽和重炭酸ナトリウム水溶液(25mL)を加え、混合物をCH
2Cl
2で抽出した(25mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮した。逆相HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/水、0.1%TFA)による残留物の精製によって、標題化合物15mg(28%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ2.04(s、3H)、3.52(s、3H)、6.29−6.23(m、1H)、7.08−6.85(m、3H)、7.39−7.25(m、3H)、7.53(dd、J=8.8、2.6Hz、1H)、7.77(d、J=2.6Hz、1H)、10.00(s、1H)、12.07−11.96(m、1H)。MS(ESI+)m/z410.3(M+H)
+。
【0373】
実施例38
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド
アセチルクロライドに代えて3,3,3−トリフルオロプロパノイルクロライドを用い、実施例37の製造に用いた手順に従って実施例38を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.54−3.46(m、2H)、3.53(s、3H)、6.27(t、J=2.3Hz、1H)、7.14−6.87(m、3H)、7.28(t、J=2.7Hz、1H)、7.31(s、1H)、7.37(ddd、J=11.3、8.7、2.8Hz、1H)、7.50(dd、J=8.8、2.6Hz、1H)、7.76(d、J=2.6Hz、1H)、10.38(s、1H)、12.03(bs、1H)。MS(ESI+)m/z478.2(M+H)
+。
【0374】
実施例39
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−2,2−ジメチルプロパンアミド
アセチルクロライドに代えてピバロイルクロライドを用い、実施例37の製造に用いた手順に従って実施例39を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ1.22(s、9H)、3.53(s、3H)、6.31−6.25(m、1H)、6.88(d、J=8.8Hz、1H)、7.08−6.92(m、2H)、7.31−7.24(m、2H)、7.40−7.29(m、1H)、7.62(dd、J=8.8、2.6Hz、1H)、7.83(d、J=2.6Hz、1H)、9.28(s、1H)、12.00(bs、1H)。MS(ESI+)m/z452.3(M+H)
+。
【0375】
実施例40
4−(シクロペンチルアミノ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)安息香酸エチル
実施例9a(0.094g、0.2mmol)、シクロペンタンアミン(0.034g、0.4mmol)およびトリエチルアミン(0.081g、0.8mmol)のDMSO(2mL)中混合物を120℃で終夜加熱した。反応混合物を分取HPLC(C18、10%から80%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題生成物0.019gを得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.27(t、J=7.02Hz、3H)、1.32−1.36(m、2H)、1.47−1.55(m、3H)、1.88−1.93(m、2H)、3.55(s、3H)、3.83−3.88(m、1H)、4.22(q、J=7.02Hz、2H)、5.94(t、J=2.29Hz、1H)、6.77(d、J=8.85Hz、1H)、7.22(s、1H)、7.28(t、J=2.75Hz、1H)、7.63(d、J=1.83Hz、1H)、7.82(dd、J=8.54、2.14、1H)、12.01(s、1H)。MS(ESI+)m/z380.2(M+H)
+。
【0376】
実施例41
4−{5−[(1,1−ジオキシド−1,2−チアゾリジン−2−イル)メチル]−2−フェノキシフェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例41a
4−(5−(ヒドロキシメチル)−2−フェノキシフェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例20bに製造からの副生成物として実施例41aを単離した。
【0377】
実施例41b
メタンスルホン酸3−(6−メチル−7−オキソ−1−トシル−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシベンジル
実施例41a(0.15g、0.3mmol)、メタンスルホニルクロライド(0.069g、0.6mmol)およびトリエチルアミン(0.121g、1.2mmol)のジクロロメタン(5mL)中混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物を20%から40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題生成物0.105gを得た。
【0378】
実施例41c
4−{5−[(1,1−ジオキシド−1,2−チアゾリジン−2−イル)メチル]−2−フェノキシフェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ジメチルホルムアミド(1mL)中の1,2−チアゾリジン1,1−ジオキシド(0.031g、0.259mmol)を60%水素化ナトリウム(0.012g、0.518mmol、オイル中60%分散品0.021g)で処理した。反応混合物を5分間撹拌した。この溶液に実施例41b(0.05g、0.086mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。2N NaOH(1mL)を加え、反応混合物を65℃で2時間加熱した。冷却して室温とした後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLC(C18、10%から80%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物0.025g(64%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ2.21−2.25(m、2H)、3.15(t、J=6.97Hz、2H)、3.23−3.27(m、2H)、3.50(s、3H)、4.13(s、2H)、6.25−6.26(m、1H)、6.88(d、J=7.63Hz、2H)、7.00(d、J=8.54Hz、1H)、7.03−7.05(m、1H)、7.25−7.30(m、4H)、7.34(dd、J=8.39、2.29、1H)、7.48(d、J=2.44Hz、1H)、12.00(s、1H)。MS(ESI+)m/z450.2(M+H)
+。
【0379】
実施例42
4−{[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシベンジル]アミノ}−4−オキソブタン酸
1,2−チアゾリジン1,1−ジオキシドに代えてピロリジン−2,5−ジオンを用い、実施例41cの製造に用いた手順に従って実施例42を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ2.37−2.40(m、2H)、2.44−2.48(m、2H)、3.50(s、3H)、4.31(d、J=5.8Hz、2H)、6.23−6.24(m、1H)、6.84(d、J=7.63Hz、2H)、6.96(d、J=8.24Hz、1H)、7.00(t、J=7.32Hz、1H)、7.22−7.29(m、5H)、7.40(d、J=2.14、1H)、8.40(t、J=5.95Hz、1H)、11.98(s、1H)。MS(ESI+)m/z446.1(M+H)
+。
【0380】
実施例43
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(1,1−ジオキシド−1,2−チアゾリジン−2−イル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例43a
3−クロロ−N−(3−クロロプロピルスルホニル)−N−(4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル)プロパン−1−スルホンアミド
実施例27b(0.1g、0.272mmol)、3−クロロプロパン−1−スルホニルクロライド(0.145g、0.817mmol)およびトリエチルアミン(0.165g、1.633mmol)のジクロロメタン(3mL)中混合物を2時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物を次の反応に直接用いた。
【0381】
実施例43b
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(1,1−ジオキシド−1,2−チアゾリジン−2−イル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ナトリウム(0.064g、2.78mmol)をエタノール(15mL)に溶かした。この溶液にエタノール(5mL)中の実施例43a(0.18g、0.278mmol)を加えた。反応混合物を75℃で2時間加熱した。冷却後、溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC(C18、10%から80%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物0.055gを得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ2.37−2.44(m、2H)、3.49−3.53(m、2H)、3.54(s、3H)、3.76(t、J=6.56Hz、2H)、6.27−6.28(m、1H)、6.95(d、J=8.85Hz、1H)、7.00−7.12(m、2H)、7.20(dd、J=8.85、2.75Hz、1H)、7.28(t、J=2.75Hz、1H)、7.32(s、1H)、7.35−7.41(m、2H)、12.05(s、1H)。MS(ESI+)m/z472.2(M+H)
+。
【0382】
実施例44
4−[2−(ベンジルオキシ)−5−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
テトラヒドロフラン(2mL)中の実施例35d(0.039g、0.1mmol)に、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(1M、0.200mL、0.200mmol)を滴下し、混合物を40℃で1時間撹拌し、メタノール5mLで希釈し、50℃で30分間加熱し、濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル、0.5%から4%メタノール/ジクロロメタン)による精製によって、標題化合物(0.03g、79%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ2.70(t、J=6.94Hz、2H)3.52(s、3H)3.57−3.64(m、2H)4.59−4.63(m、1H)5.06(s、2H)6.14−6.18(m、1H)7.08−7.18(m、2H)7.20−7.32(m、8H)11.95(s、1H)。MS(ESI+)m/z375.0(M+H)
+。
【0383】
実施例45
[4−(ベンジルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]酢酸メチル
実施例45a
2−(4−(ベンジルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル)アセチルクロライド
テトラヒドロフラン(4.63mL)中の実施例35d(0.18g、0.463mmol)をジメチルホルムアミド1滴で処理し、次にオキサリルクロライド(0.122mL、1.390mmol)を滴下し、20分間撹拌し、濃縮した。
【0384】
実施例45b
[4−(ベンジルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]酢酸メチル
テトラヒドロフラン(4mL)中の実施例45a(0.058g、0.143mmol)をメタノール(5mL、124mmol)で処理し、室温で1時間撹拌し、濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル、0.5%から3%メタノール/ジクロロメタン)による精製によって、標題化合物を得た(0.048g、79%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.52(s、3H)3.62(s、3H)3.66(s、2H)5.09(s、2H)6.15−6.20(m、1H)7.10−7.37(m、10H)11.97(s、1H)。MS(ESI+)m/z403.0(M+H)
+。
【0385】
実施例46
2−[4−(ベンジルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−N−エチルアセトアミド
メタノールに代えてエチルアミンを用い、実施例45bの製造に用いた手順に従って実施例46を製造して、標題化合物を得た(0.039g、64%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ1.01(t、J=7.29Hz、3H)2.99−3.11(m、2H)3.35(s、2H)3.52(s、3H)5.07(s、2H)6.14−6.21(m、1H)7.08−7.35(m、10H)7.98(t、J=5.43Hz、1H)11.96(s、1H)。MS(ESI+)m/z416.0(M+H)
+。
【0386】
実施例47
2−[4−(ベンジルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−N,N−ジメチルアセトアミド
メタノールに代えてジメチルアミンを用い、実施例45bの製造に用いた手順に従って実施例47を製造して、標題化合物を得た(0.058g、98%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ2.83(s、3H)3.02(s、3H)3.52(s、3H)3.66(s、2H)5.08(s、2H)6.12−6.24(m、1H)7.06−7.36(m、10H)11.96(s、1H)。MS(ESI+)m/z416.0(M+H)
+。
【0387】
実施例48
N−[4−(3,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例48a
4−(2−(3,4−ジフルオロフェノキシ)−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
フェノールに代えて3,4−ジフルオロフェノールを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例48aを製造して、標題化合物を得た。
【0388】
実施例48b
4−(5−アミノ−2−(3,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bの生成物に代えて実施例48aの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例48bを製造して、標題化合物を得た。
【0389】
実施例48c
N−[4−(3,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例48bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例48cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.04(s、3H)、3.50(s、3H)、6.28−6.23(m、1H)、6.72−6.62(m、1H)、6.97(ddd、J=11.9、6.7、3.0Hz、1H)、6.97(ddd、J=11.9、6.7、3.0Hz、1H)、7.11(d、J=8.7Hz、1H)、7.41−7.19(m、5H)、9.78(s、1H)、12.03(bs、1H)。MS(ESI+)m/z446.1(M+H)
+。
【0390】
実施例49
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例49a
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
フェノールに代えて2,4,6−トリフルオロフェノールを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例49aを製造して、標題化合物を得た。
【0391】
実施例49b
4−(5−アミノ−2−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bの生成物に代えて実施例49aの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例49bを製造して、標題化合物を得た。
【0392】
実施例49c
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例49bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例49cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ2.99(s、3H)、3.57(s、3H)、6.23(t、J=2.3Hz、1H)、6.80(d、J=8.8Hz、1H)、7.15(dd、J=8.8、2.7Hz、1H)、7.34−7.27(m、3H)、7.45−7.34(m、2H)、9.66(s、1H)、12.07(bs、1H)。MS(ESI+)m/z464.1(M+H)
+。
【0393】
実施例50
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド
実施例50a
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)安息香酸エチル
フェノールに代えて2,4−ジフルオロフェノールを用い、実施例9bの製造に用いた手順に従って実施例50aを製造して、標題化合物を得た。
【0394】
実施例50b
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)安息香酸
実施例9bに代えて実施例50aを用い、実施例10の製造に用いた手順に従って実施例50bを製造して、標題化合物を得た。
【0395】
実施例50c
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド
実施例10に代えて実施例50bを用い、実施例13aの製造に用いた手順に従って実施例50cを製造して、標題化合物を得た。
【0396】
実施例50d
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド
それぞれ実施例13aに代えて実施例50cを用い、エチルアミンに代えて水酸化アンモニウム水溶液を用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例50dを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.57(s、3H)、6.24−6.25(m、1H)、6.83(d、J=8.24Hz、1H)、7.07−7.13(m、1H)、7.27−7.34(m、4H)、7.42−7.48(m、1H)、7.85(dd、J=8.54、2.44、1H)、7.96(s、1H)、8.00(d、J=2.44Hz、1H)、12.04(s、1H)。MS(ESI+)m/z396.3(M+H)
+。
【0397】
実施例51
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)ベンズアミド
それぞれ実施例13aに代えて実施例50cを用い、エチルアミンに代えてテトラヒドロフラン−3−アミンを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例51を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.87−1.94(m、1H)、2.10−2.19(m、1H)、3.57(s、3H)、3.67−3.73(m、2H)、3.81−3.87(m、2H)、4.42−4.49(m、1H)、6.22−6.23(m、1H)、6.85(d、J=8.54Hz、1H)、7.07−7.13(m、1H)、7.25−7.34(m、3H)、7.42−7.47(m、1H)、7.85(dd、J=8.85、2.14、1H)、7.96(s、1H)、8.00(d、J=2.14Hz、1H)、8.50(d、J=6.41Hz、1H)、12.03(s、1H)。MS(ESI+)m/z466.3(M+H)
+。
【0398】
実施例52
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)カルボニル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
それぞれエチルアミンに代えて1,1−ジオキソ−1−チオモルホリンを用い、実施例13aに代えて実施例50cを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例52を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.25−3.28(m、4H)、3.56(s、3H)、3.78(m、4H)、4.45−4.61(m、1H)、3.81−3.87(m、2H)、6.26−6.27(m、1H)、6.86(d、J=8.24Hz、1H)、7.07−7.12(m、1H)、7.27−7.33(m、3H)、7.42−7.48(m、2H)、7.63(d、J=2.14、1H)、12.04(s、1H)。MS(ESI+)m/z514.2(M+H)
+。
【0399】
実施例53
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−(1−メチル−2−オキソピロリジン−3−イル)ベンズアミド
それぞれ実施例13aに代えて実施例50cを用い、エチルアミンに代えて3−アミノ−1−メチルピロリジン−2−オンを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例53を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.87−1.97(m、1H)、2.29−2.38(m、1H)、2.76(s、3H)、3.30−3.34(m、2H)、3.57(s、3H)、4.45−4.61(m、1H)、3.81−3.87(m、2H)、4.42−4.49(m、1H)、6.23−6.24(m、1H)、6.87(d、J=8.54Hz、1H)、7.08−7.13(m、1H)、7.25−7.34(m、3H)、7.43−7.48(m、1H)、7.85(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.96(s、1H)、7.99(d、J=2.14Hz、1H)、8.73(d、J=8.85Hz、1H)、12.03(s、1H)。MS(ESI+)m/z493.2(M+H)
+。
【0400】
実施例54
tert−ブチル{1−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゾイル]ピロリジン−3−イル}カーバメート
それぞれ実施例13aに代えて実施例50cを用い、エチルアミンに代えてtert−ブチルピロリジン−3−イルカーバメートを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例54を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.33−1.40(m、9H)、1.74−1.83(m、1H)、2.01−2.0.3(m、1H)、3.27−3.31(m、1H)、3.56(s、3H)、3.62−3.56(m、1H)、3.93−4.07(m、1H)、6.24(d、J=2.29Hz、1H)、6.83(d、J=8.54Hz、1H)、7.0−7.13(m、1H)、7.20−7.33(m、3H)、7.41−7.52(m、2H)、7.60(d、J=16.2Hz、1H)、12.03(s、1H)。MS(ESI+)m/z565.2(M+H)
+。
【0401】
実施例55
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(ピロリジン−1−イルカルボニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
それぞれ実施例13aに代えて実施例50cを用い、エチルアミンに代えてピロリジンを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例55を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.82−1.86(m、4H)、3.45−3.48(m、4H)、3.56(s、3H)、6.24−6.26(m、1H)、6.82(d、J=8.24Hz、1H)、7.06−7.12(m、1H)、7.26−7.33(m、3H)、7.41−7.46(m、1H)、7.52(dd、J=8.54、2.14Hz、1H)、7.61(d、J=2.14Hz、1H)、12.03(s、1H)。MS(ESI+)m/z450.3(M+H)
+。
【0402】
実施例56
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(モルホリン−4−イルカルボニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
それぞれ実施例13aに代えて実施例50cを用い、エチルアミンに代えてモルホリンを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例56を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.56(s、3H)、3.60−3.68(m、8H)、6.24−6.25(m、1H)、6.84(d、J=8.54Hz、1H)、7.06−7.12(m、1H)、7.26−7.33(m、3H)、7.40dd、J=8.54、2.14Hz、1H)、7.44−7.46(m、1H)、7.50(dd、J=2.14Hz、1H)、12.03(s、1H)。MS(ESI+)m/z466.3(M+H)
+。
【0403】
実施例57
N−[4−(シクロヘキシルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例57a
4−(2−(シクロヘキシルオキシ)−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてシクロヘキサノールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例57aを製造して、標題化合物を得た。
【0404】
実施例57b
4−(5−アミノ−2−(シクロヘキシルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bの生成物に代えて実施例57aの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例57bを製造して、標題化合物を得た。
【0405】
実施例57c
N−[4−(シクロヘキシルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例57bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例57cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ1.47−1.10(m、6H)、1.61−1.47(m、2H)、1.84−1.69(m、2H)、2.94(s、3H)、3.55(s、3H)、4.31−4.22(m、1H)、6.21(t、J=2.3Hz、1H)、7.18−7.06(m、2H)、7.31−7.25(m、3H)、9.39(s、1H)、11.98(bs、1H)。MS(ESI+)m/z416.2(M+H)
+。
【0406】
実施例58
N−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例58a
4−(2−(シクロペンチルオキシ)−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてシクロペンタノールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例58aを製造して、標題化合物を得た。
【0407】
実施例58b
4−(5−アミノ−2−(シクロペンチルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bの生成物に代えて実施例58aの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例58bを製造して、標題化合物を得た。
【0408】
実施例58c
N−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例58bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例58cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ1.70−1.43(m、6H)、1.88−1.70(m、2H)、2.94(s、3H)、3.55(s、3H)、4.78−4.70(m、1H)、6.16(t、J=2.3Hz、1H)、7.06(d、J=8.8Hz、1H)、7.16(dd、J=8.7、2.7Hz、1H)、7.22(s、1H)、7.30−7.23(m、2H)、9.39(s、1H)、11.97(bs、1H)。MS(ESI+)m/z402.1(M+H)
+。
【0409】
実施例59
N−{4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)オキシ]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル}メタンスルホンアミド
実施例59a
4−(2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシルオキシ)−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えて4,4−ジフルオロシクロヘキサノールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例59aを製造して、標題化合物を得た。
【0410】
実施例59b
4−(5−アミノ−2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bの生成物に代えて実施例59aの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例59bを製造して、標題化合物を得た。
【0411】
実施例59c
N−{4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)オキシ]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル}メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例59bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例59cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ1.95−1.61(m、8H)、2.95(s、3H)、3.55(s、3H)、4.55−4.46(m、1H)、6.22−6.17(m、1H)、7.20−7.15(m、2H)、7.31−7.25(m、3H)、9.47(s、1H)、12.01(bs、1H)。MS(ESI+)m/z452.2(M+H)
+。
【0412】
実施例60
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルオキシ)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例60a
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてテトラヒドロ−2H−ピラン−3−オールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例60aを製造して、標題化合物を得た。
【0413】
実施例60b
4−(5−アミノ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例29aの生成物に代えて実施例60aの生成物を用い、実施例29bの製造に用いた手順に従って実施例60bを製造して、標題化合物を得た。
【0414】
実施例60c
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルオキシ)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例60bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例60cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.39−1.45(m、1H)、1.55−1.70(m、2H)、1.89−1.96(m、1H)、2.95(s、3H)、3.41−3.57(m、7H)、3.65−3.69(m、1H)、6.24−6.26(m、1H)、6.84(d、J=8.54Hz、1H)、7.14(m、2H)、7.29−7.31(m、2H)、7.38(s、1H)、9.45(s、1H)、12.03(s、1H)。MS(ESI+)m/z418.2(M+H)
+。
【0415】
実施例61
6−メチル−4−[2−(モルホリン−4−イルカルボニル)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2−フェノキシフェニルボロン酸に代えてモルホリノ(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)メタノンを用い、実施例1fの製造に用いた手順に従って実施例61を製造し、次に分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)による精製を行って、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ2.80−2.83(m、2H)、2.91−2.99(m、2H)、3.20−3.25(m、2H)、3.54−3.57(m、5H)、6.17−6.18(m、1H)、7.06(s、1H)、7.32(t、J=2.9Hz、1H)、7.40(d、J=7.32Hz、1H)、7.42−7.53(m、3H)、1H)、12.15(s、1H)。MS(ESI+)m/z338.1(M+H)
+。
【0416】
実施例62
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
それぞれ実施例3に代えて実施例33bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例62を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ1.22(t、J=7.3Hz、3H)、3.09(q、J=7.3Hz、2H)、3.56(s、3H)、6.22(t、J=2.3Hz、1H)、6.79(d、J=8.8Hz、1H)、7.15(dd、J=8.8、2.7Hz、1H)、7.44−7.27(m、5H)、9.72(s、1H)、12.06(bs、1H)。MS(ESI+)m/z478.1(M+H)
+。
【0417】
実施例63
N−[4−(ベンジルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例63a
4−(2−(ベンジルオキシ)−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてフェニルメタノールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例63aを製造して、標題化合物を得た。
【0418】
実施例63b
4−(5−アミノ−2−(ベンジルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bの生成物に代えて実施例63aの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例63bを製造して、標題化合物を得た。
【0419】
実施例63c
N−[4−(ベンジルオキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3の生成物に代えて実施例63bの生成物を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例63cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ2.94(s、3H)、3.51(s、3H)、5.07(s、2H)、6.24−6.18(m、1H)、7.22−7.16(m、2H)、7.37−7.24(m、8H)、9.45(s、1H)、12.00(bs、1H)。MS(ESI+)m/z424.2(M+H)
+。
【0420】
実施例64
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−2−フルオロエタンスルホンアミド
メタンスルホニルクロライドに代えて2−フルオロエタンスルホニルクロライドを用い、水酸化ナトリウム加水分解段階を回避することで、実施例27cの製造に用いた手順に従って実施例64を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ3.52(s、3H)、3.63(t、J=6.0Hz、2H)、4.12(q、J=6.0Hz、2H)、6.25−6.19(m、1H)、7.08−6.62(m、5H)、7.27−7.20(m、3H)、11.99−11.92(m、1H)。MS(ESI+)m/z478.2(M+H)
+。
【0421】
実施例65
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−N′−メチル硫酸ジアミド
メタンスルホニルクロライドに代えてメチルスルファモイルクロライドを用い、実施例27cの製造に用いた手順に従って実施例65を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ2.50(m、3H溶媒で不明瞭)、3.52(s、3H)、6.28−6.22(m、1H)、7.08−6.86(m、3H)、7.15(dd、J=8.8、2.7Hz、1H)、7.39−7.21(m、5H)、9.65(s、1H)、12.02(bs、1H)、MS(ESI+)m/z461.1(M+H)
+。
【0422】
実施例66
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
それぞれ実施例3の生成物に代えて実施例31bの生成物を用い、メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例66を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ1.22(t、J=7.3Hz、3H)、1.93−1.80(m、1H)、2.20−2.04(m、1H)、3.02(q、J=7.3Hz、2H)、3.55(s、3H)、3.65(m、3H)、3.82(dd、J=10.0、4.5Hz、1H)、5.00−4.91(m、1H)、6.16(t、J=2.3Hz、1H)、7.06(d、J=8.8Hz、1H)、7.16(dd、J=8.7、2.7Hz、1H)、7.24(s、1H)、7.31−7.25(m、3H)、9.53(s、1H)、12.01(bs、1H)、MS(ESI+)m/z418.1(M+H)
+。
【0423】
実施例67
6−メチル−7−オキソ−4−(2−フェノキシフェニル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸メチル
実施例67a
4−ブロモ−6−メチル−7−オキソ−1−トシル−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
テトラヒドロフラン(3mL)中のジイソプロピルアミン(0.111g、1.102mmol)を−78℃でBuLi(2.5M、0.44mL、1.102mmol)で処理した。溶液を−78℃で20分間撹拌し、昇温させて室温として5分間経過させ、再度冷却して−78℃とした。この溶液にN
1,N
1,N
2,N
2−テトラメチルエタン−1,2−ジアミン(0.128g、1.102mmol)を加えた。次に、テトラヒドロフラン(3mL)中の実施例1e(0.30g、0.787mmol)を、カニューレによって窒素下に反応混合物に加えた。反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、昇温させて0℃として短時間経過させ、冷却して−78℃とした。この懸濁液に、注射器によってエチルカルボノクロリデート(0.205g、1.889mmol)を加えた。反応混合物を徐々に昇温させて室温として終夜経過させた。次に、混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を30%から50%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物0.074gを得た。
【0424】
実施例67b
6−メチル−7−オキソ−4−(2−フェノキシフェニル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸メチル
実施例1eに代えて実施例67aを用い、実施例1fの製造に用いた手順に従って実施例67bを製造し、炭酸カリウムの使用を回避し、次に分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)による精製を行うことで、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.50(s、3H)、3.80(s、3H)、6.80−6.82(m、3H)、7.00(t、J=7.32Hz、1H)、7.06(d、J=7.02Hz、1H)、7.23−7.32(m、4H)、7.40−7.42(m、1H)、7.52(dd、J=7.48、1.68Hz、1H)、12.85(s、1H)。MS(ESI+)m/z375(M+H)
+。
【0425】
実施例68
1,6−ジメチル−7−オキソ−4−(2−フェノキシフェニル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸メチル
実施例67bの製造からの副生成物として、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.48(s、3H)、3.81(s、3H)、4.38(s、3H)、6.81−6.84(m、3H)、6.98−7.07(m、2H)、7.25−7.31(m、3H)、7.34(s、1H)、7.41−7.47(m、1H)、7.48(dd、J=7.48、1.68Hz、1H)。MS(ESI+)m/z389(M+H)
+。
【0426】
実施例69
4−(5−アミノ−2−フェノキシフェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例69a
1−ベンジル−4−ブロモ−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例1eに代えて実施例67aを用い、実施例2a(方法B)の製造に用いた手順に従って実施例69aを製造して、標題化合物を得た。
【0427】
実施例69b
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−フェノキシフェニル)−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例2aに代えて実施例69aを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例69bを製造して、標題化合物を得た。
【0428】
実施例69c
4−(5−アミノ−2−フェノキシフェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例29aに代えて実施例69bを用い、実施例29bの製造に用いた手順に従って実施例69cを製造し、分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.30(t、J=7.02Hz、3H)、3.49(s、3H)、4.27(q、J=7.12Hz、2H)、6.77(d、J=7.93Hz、2H)、6.86(d、J=2.14Hz、1H)、6.93−7.03(m、3H)、7.11(s、1H)、7.20−7.24(m、2H)、7.31(s、1H)、12.86(s、1H)。MS(ESI+)m/z404.1(M+H)
+。
【0429】
実施例70
6−メチル−4−{5−[(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸
実施例70a
(Z)−3−(5−ブロモ−2−メトキシ−3−ニトロピリジン−4−イル)−2−ヒドロキシアクリル酸エチル
エタノール(15mL)およびエーテル(150mL)の溶液に、5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチル−3−ニトロピリジン(14.82g、60mmol)、シュウ酸ジエチル(13.15g、90mmol)およびカリウムエトキシド(6.06g、72mmol)を加えた。反応混合物を45℃で24時間加熱した。その反応中、フラスコを手で数回振盪した。冷却後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を10%から20%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物9.5g(収率46%)を得た。
【0430】
実施例70b
4−ブロモ−7−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例70a(9.5g、27.4mmol)および鉄(7.64g、137mmol)のエタノール(60mL)および酢酸(60mL)中混合物を100℃で1時間加熱した。溶液は赤から灰色となった。固体を濾過し、追加の酢酸エチルで洗浄した。溶媒を減圧下に除去して最初の体積の20%とし、それを水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで数回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を20%から40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物6.05gを得た。
【0431】
実施例70c
1−ベンジル−4−ブロモ−7−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
ジメチルホルムアミド(15mL)中の実施例70b(0.88g、2.94mmol)を60%水素化ナトリウム(0.106g、4.41mmol、オイル中60%分散品0.117g)で処理した。溶液を室温で10分間撹拌した。この溶液に臭化ベンジル(0.59g、3.45mmol)を加えた。反応混合物をさらに2時間撹拌した。それを水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を20%から40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物1.07gを得た。
【0432】
実施例70d
1−ベンジル−4−ブロモ−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例1cに代えて実施例70cを用い、実施例1dの製造に用いた手順に従って実施例70dを製造して、標題化合物を得た。
【0433】
実施例70e
1−ベンジル−4−ブロモ−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例1dに代えて実施例70dを用い、実施例1eの製造に用いた手順に従って実施例70eを製造して、標題化合物を得た。
【0434】
実施例70f
1−ベンジル−4−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例1eに代えて実施例70eを用い、実施例2a(方法B)の製造に用いた手順に従って実施例70fを製造して、標題化合物を得た。
【0435】
実施例70g
1−ベンジル−6−メチル−4−(5−ニトロ−2−フェノキシフェニル)−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例2aに代えて実施例70fを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例70gを製造して、標題化合物を得た。
【0436】
実施例70h
4−(5−アミノ−2−フェノキシフェニル)−1−ベンジル−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例29aに代えて実施例70gを用い、実施例29bの製造に用いた手順に従って実施例70hを製造して、標題化合物を得た。
【0437】
実施例70i
1−ベンジル−6−メチル−4−(5−(N−(メチルスルホニル)メチルスルホンアミド)−2−フェノキシフェニル)−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
1M NaOHを用いた以外は、実施例3に代えて実施例70hを用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例70iを製造して、標題化合物を得た。
【0438】
実施例70j
6−メチル−4−(5−(N−(メチルスルホニル)メチルスルホンアミド)−2−フェノキシフェニル)−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例70i(0.53g、0.816mmol)、アニソール(0.176g、1.631mmol)、濃H
2SO
4(0.5mL)のTFA(10mL)中混合物を90℃で4時間加熱した。過剰のTFAを減圧下に除去し、残留物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで数回抽出した。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液、次にブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物0.48gを得た。粗取得物を次の反応に直接用いた。
【0439】
実施例70k
6−メチル−4−{5−[(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸
ジオキサン(5mL)中の実施例70j(0.4g、0.858mmol)を2.0N NaOH(1.72mL、3.43mmol)で処理した。反応混合物を65℃で2時間加熱した。反応混合物を冷却して室温とし、水(100mL)に投入した。濃HCl(1mL)を加えた後、混合物を酢酸エチルで3回抽出した(30mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物0.36g(93%)を得た。少量のサンプルを分取HPLC(C18、10%から70%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.03(s、3H)、3.49(s、3H)、6.81(d、J=7.63Hz、2H)、6.84(d、J=2.14Hz、1H)、6.96−7.00(m、1H)、7.08(d、J=8.85Hz、1H)、7.22−7.27(m、3H)、7.34(s、1H)、7.37(d、J=2.75Hz、1H)、9.77(s、1H)、12.62(d、J=1.53Hz、1H)、13.00(s、br、1H)。MS(ESI+)m/z454.1(M+H)
+。
【0440】
実施例71
6−メチル−4−{5−[(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
エタノール(10mL)中の実施例70k(0.2g、0.441mmol)を濃H
2SO
4(0.5mL)で処理した。反応混合物を還流下に終夜加熱した。溶媒を除去し、残留物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで数回抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3、ブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、標題化合物0.19gを得た。少量の粗生成物を分取HPLCによって精製して、生物試験用の純粋な生成物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.30(t、J=7.17Hz、3H)、3.04(s、3H)、3.50(s、3H)、4.26(q、J=7.22Hz、2H)、6.80(d、J=7.63Hz、2H)、6.86(d、J=2.14Hz、1H)、6.96−7.00(m、1H)、7.09(d、J=8.85Hz、1H)、7.21−7.28(m、3H)、7.35(s、1H)、7.36(d、J=2.75Hz、1H)、9.78(s、1H)、12.86(s、1H)。(ESI+)m/z482.1(M+H)
+。
【0441】
実施例72
N−エチル−6−メチル−4−{5−[(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例72a
6−メチル−4−(5−(メチルスルホンアミド)−2−フェノキシフェニル)−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボニルクロライド
実施例10に代えて実施例70kを用い、実施例13aの製造に用いた手順に従って実施例72aを製造して、標題化合物を得た。
【0442】
実施例72b
N−エチル−6−メチル−4−{5−[(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例13aに代えて実施例72aを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例72bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.12(t、J=7.17Hz、3H)、3.03(s、3H)、3.23−3.30(M、2H)、3.49(s、3H)、6.81(d、J=7.63Hz、2H)、6.86(d、J=2.44Hz、1H)、6.96−7.00(m、1H)、7.07(d、J=8.54Hz、1H)、7.22−7.28(m、3H)、7.30(s、1H)、7.34(d、J=2.75Hz、1H)、8.34(t、J=5.34Hz、1H)、9.79(s、1H)、12.22(s、1H)。(ESI+)m/z481.1(M+H)
+。
【0443】
実施例73
6−メチル−4−{5−[(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
それぞれ実施例13aに代えて実施例72aを用い、エチルアミンに代えて水酸化アンモニウム水溶液を用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例73を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.03(s、3H)、3.50(s、3H)、6.82(d、J=7.63Hz、2H)、6.88(d、J=2.44Hz、1H)、6.97−7.01(m、1H)、7.06(d、J=8.54Hz、1H)、7.22−7.28(m、3H)、7.31(s、1H)、7.35(d、J=2.75Hz、1H)、7.46(s、1H)、7.81(s、1H)、9.78(s、1H)、12.22(s、1H)。MS(ESI+)m/z453.1(M+H)
+。
【0444】
実施例74
4−(5−アミノ−2−フェノキシフェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−2−カルボン酸エチル
実施例74a
4−アミノ−6−クロロ−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン
4,6−ジクロロ−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン(5.0g、27.9mmol)および水酸化アンモニウム(55mL、1412mmol)の混合物を150℃で2時間加熱し、次に冷却して室温とした。溶媒を除去し、残留物を酢酸エチルに溶かし、水で洗浄した。水層を追加の酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、脱水し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離)によって精製して、標題化合物3.85g(87%)を得た。
【0445】
実施例74b
4−アミノ−6−クロロ−5−ヨード−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン
実施例74a(2.12g、13.3mmol)およびN−ヨードコハク酸イミド(5.38g、23.9mmol)のアセトニトリル(30mL)中混合物を還流下に6時間加熱した。反応混合物を冷却して室温とし、酢酸エチルと水との間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を20%から40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物3.27g(86%)を得た。
【0446】
実施例74c
4−クロロ−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−d]ピリダジン−2−カルボン酸
実施例74b(0.59g、2.1mmol)、ピルビン酸(0.546g、6.2mmol)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(0.695g、6.2mmol)および酢酸パラジウム(II)(0.046g、10mol%)のジメチルホルムアミド(8mL)中混合物を脱気し、窒素を3回充填し戻した。反応混合物を105℃で終夜加熱した。反応混合物を冷却して室温とし、酢酸エチルと水との間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を30%酢酸エチル/ヘキサン中で磨砕して、標題化合物0.25g(53%)を得た。
【0447】
実施例74d
4−クロロ−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−d]ピリダジン−2−カルボン酸エチル
エタノール(15mL)中の実施例74c(0.45g、2.0mmol)を濃硫酸(1mL)で処理した。反応混合物を還流下に16時間加熱した。反応混合物を冷却して室温とし、酢酸エチルと水との間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮し、標題化合物0.45g(89%)を得た。
【0448】
実施例74e
4−クロロ−6−メチル−7−オキソ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−d]ピリダジン−2−カルボン酸エチル
実施例74d(0.41g、1.6mmol)のジメチルホルムアミド(15mL)中溶液を、室温で60%水素化ナトリウム(0.096g、2.4mmol)で処理した。反応混合物を30分間撹拌し、(2−(クロロメトキシ)エチル)トリメチルシラン(0.40g、2.4mmol)で処理した。反応混合物を2時間撹拌した。それを酢酸エチルと水との間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を20%酢酸エチルで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物0.50g(81%)を得た。
【0449】
実施例74f
4−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)−6−メチル−7−オキソ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−d]ピリダジン−2−カルボン酸エチル
実施例1eに代えて実施例74eを用い、実施例2a(方法B)の製造に用いた手順に従って実施例74fを製造して、標題化合物を得た。
【0450】
実施例74g
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−フェノキシフェニル)−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−d]ピリダジン−2−カルボン酸エチル
実施例74f(0.26g、0.53mmol)、フェノール(0.060g、0.64mmol)および炭酸セシウム(0.21g、0.63mmol)のジメチルスルホキシド(5mL)中混合物を110℃で6時間加熱した。冷却して室温とした後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をエタノール15mLおよび濃H
2SO
4 1mLで処理した。混合物を還流下に終夜加熱した。反応混合物を冷却して室温とし、酢酸エチルと水との間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を40%から80%酢酸エチルで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物0.14g(61%)を得た。
【0451】
実施例74h
4−(5−アミノ−2−フェノキシフェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−2−カルボン酸エチル
それぞれ実施例29aに代えて実施例74gを用い、酢酸エチルに代えてエタノールを用い、実施例29bの製造に用いた手順に従って実施例74hを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.29(t、J=7.02Hz、3H)、3.61(s、3H)、4.28(q、J=7.22Hz、2H)、5.22(s、2H)、6.65(d、J=7.33Hz、2H)、6.74(dd、J=8.85、2.75Hz、1H)、6.79(t、J=2.75Hz、1H)、6.87(d、J=7.32Hz、1H)、6.91−6.93(m、2H)、7.13−7.17(m、2H)、13.37(brs、1H)。MS(ESI+)m/z405.1(M+H)
+。
【0452】
実施例75
4−[5−(エチルアミノ)−2−フェノキシフェニル]−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−2−カルボン酸エチル
実施例74hの製造からの副生成物として実施例75を得た。.
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.19(t、J=7.17Hz、3H)、1.30(t、J=7.02Hz、3H)、3.03−3.08(m、2H)、3.62(s、3H)、4.29(q、J=7.02Hz、2H)、5.71(t、J=5.19Hz、1H)、6.65(d、J=7.63Hz、2H)、6.72−6.74(m、2H)、6.87(t、J=7.32Hz、1H)、6.91(s、1H)、6.99(d、J=9.16Hz、1H)、7.13−7.17(m、2H)、13.47(brs、1H)。MS(ESI+)m/z433.1(M+H)
+。
【0453】
実施例76
4−{5−[エチル(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−2−カルボン酸エチル
NaOHを用いた以外、実施例3に代えて実施例75を用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例76を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.07(t、J=7.02Hz、3H)、1.30(t、J=7.17Hz、3H)、3.02(s、3H)、3.67−3.72(m、5H),4.23(q、J=7.22Hz、2H)、6.93(d、J=7.93Hz、2H)、6.99(d、J=2.14Hz、1H)、7.07−7.12(m、2H)、7.30−7.34(m、2H)、7.52−7.55(m、1H)、7.85(d、J=2.75Hz、1H)。MS(ESI+)m/z511.1(M+H)
+。
【0454】
実施例77
6−メチル−4−{5−[(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−2−カルボン酸
実施例3に代えて実施例74hを用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例77を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.04(s、3H)、3.66(s、3H),6.39−6.40(m、1H)、6.81−6.83(m、2H)、6.93(d、J=1.53Hz、1H)、6.98−7.01(m、1H)、7.14(d、J=8.85Hz、1H)、7.23−7.27(m、2H)、7.37−7.42(m、1H)、7.43(d、J=2.75Hz、1H)、9.82(s、1H)、13.35(s、1H)。MS(ESI+)m/z455.1(M+H)
+。
【0455】
実施例78
6−メチル−4−{5−[(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−2−カルボキサミド
実施例78a
6−メチル−4−(5−(メチルスルホンアミド)−2−フェノキシフェニル)−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−2−カルボニルクロライド
実施例10に代えて実施例77を用い、実施例13aの製造に用いた手順に従って実施例78aを製造して、標題化合物を得た。
【0456】
実施例78b
6−メチル−4−{5−[(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−2−カルボキサミド
それぞれ実施例13aに代えて実施例78aを用い、エチルアミンに代えて水酸化アンモニウム水溶液を用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例78bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.03(s、3H)、3.67(s、3H)、6.85(d、J=7.63Hz、2H)、6.99−7.04(m、2H)、7.10(d、J=8.54Hz、1H)、7.23−7.28(m、2H)、7.37−7.40(m、2H)、7.57(s、1H)、7.91(s、1H)、9.82(s、1H)、12.95(s、1H)。MS(ESI+)m/z454.1(M+H)
+。
【0457】
実施例79
6−メチル−N−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−4−{5−[(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−2−カルボキサミド
それぞれ実施例13aに代えて実施例78aを用い、エチルアミンに代えて2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタンアミンを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例79を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ2.67−2.80(m、6H)、3.04(s、3H)、3.49(br、8H)、3.67(s、3H)、6.82(d、J=7.63Hz、2H)、6.99−7.03(m、2H)、7.13(d、J=8.85Hz、1H)、7.24−7.28(m、2H)、7.37−7.40(m、2H)、8.50−8.52(m、1H)、9.85(s、1H)、13.03(s、1H)。MS(ESI+)m/z580.2(M+H)
+。
【0458】
実施例80
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]メタンスルホンアミド
実施例80a
(E)−4−アミノ−6−クロロ−5−(2−エトキシビニル)−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン
それぞれ実施例1eに代えて実施例74bを用い、2−フルオロ−5−ニトロフェニルボロン酸に代えて(E)−2−(2−エトキシビニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを用い、実施例2a(方法B)の製造に用いた手順に従って実施例80aを製造して、標題化合物を得た。
【0459】
実施例80b
4−クロロ−6−メチル−1H−ピロロ[3,2−d]ピリダジン−7(6H)−オン
酢酸(5mL)中の実施例80a(0.1g、0.435mmol)を90℃で終夜加熱した。減圧下に溶媒留去して、標題化合物0.071gを得た。
【0460】
実施例80c
4−クロロ−6−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピロロ[3,2−d]ピリダジン−7(6H)−オン
実施例74cに代えて実施例80bを用い、実施例74eの製造に用いた手順に従って実施例80cを製造して、標題化合物を得た。
【0461】
実施例80d
4−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピロロ[3,2−d]ピリダジン−7(6H)−オン
実施例1eに代えて実施例80cを用い、実施例2a(方法B)の製造に用いた手順に従って実施例80dを製造して、標題化合物を得た。
【0462】
実施例80e
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−フェノキシフェニル)−1H−ピロロ[3,2−d]ピリダジン−7(6H)−オン
実施例2aに代えて実施例80dを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例80eを製造して、標題化合物を得た。
【0463】
実施例80f
4−(5−アミノ−2−フェノキシフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[3,2−d]ピリダジン−7(6H)−オン
実施例29aに代えて実施例80eを用い、実施例29bの製造に用いた手順に従って実施例80fを製造して、標題化合物を得た。
【0464】
実施例80g
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−4−イル)−4−フェノキシフェニル]メタンスルホンアミド
実施例3に代えて実施例80fを用い、実施例4の方法Aで用いた手順に従って実施例80gを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.03(s、3H)、3.67(s、3H),6.39−6.40(m、1H)、6.87(d、J=7.63Hz、2H)、7.01(t、J=7.48Hz、1H)、7.08(d、J=8.54Hz、1H)、7.24−7.28(m、2H)、7.35(dd、J=8.85、2.75Hz、1H)、7.42−7.43(m、2H)、9.80(s、1H)、12.67(s、1H)。MS(ESI+)m/z411.1(M+H)
+。
【0465】
実施例81
N−エチル−6−メチル−4−{5−[(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−2−カルボキサミド
実施例13aに代えて実施例78aを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例81を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.12(t、J=7.17Hz、3H)、3.03(s、3H)、3.27−3.30m、2H)、3.66(s、3H)、6.82−6.84(m、2H)、6.98−7.02(m、2H)、6.97−7.01(m、1H)、7.12(d、J=9.16Hz、1H)、7.23−7.28(m、2H)、7.37−7.40(m、2H)、8.44(t、J=5.34Hz、1H)、9.83(s、1H)、12.97(s、1H)。MS(ESI+)m/z482.1(M+H)
+。
【0466】
実施例82
6−メチル−4−(2−フェノキシフェニル)−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−7−オン
炭酸カリウムを使用し、次に分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)による精製を行った以外、実施例1eに代えて実施例80bを用い、実施例1fの製造に用いた手順に従って実施例82を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.70(s、3H)、6.36−6.37(m、1H)、6.91−6.93(m、2H)、7.02−7.07(m、2H)、7.27−7.31(m、3H)、7.41(t、J=2.75Hz、1H)、7.47−7.52(m、1H)、7.56(dd、J=7.63、1.83Hz、1H)、12.65(s、1H)。MS(ESI+)m/z318.1(M+H)
+。
【0467】
実施例83
N−エチル−N,6−ジメチル−4−{5−[(メチルスルホニル)アミノ]−2−フェノキシフェニル}−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−2−カルボキサミド
それぞれ実施例13aに代えて実施例78aを用い、エチルアミンに代えてN−メチルエタンアミンを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例83を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.07(br、3H)、2.94(s、3H)、3.03(s、3H)、3.45(br、2H)、3.68(s、3H)、6.88(d、J=7.93Hz、2H)、7.01(t、J=7.32Hz、1H)、7.12(d、J=8.85Hz、1H)、7.24−7.28(m、2H)、7.36(dd、J=8.85、2.75Hz、1H)、7.43(d、J=2.75Hz、1H)、9.81(s、1H)、13.01(s、1H)。MS(ESI+)m/z496.1(M+H)
+。
【0468】
実施例84
4−{4−[(エチルスルホニル)アミノ]−2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェノキシ}ベンズアミド
実施例33b(50mg、0.14mmol)およびトリエチルアミン(0.043g、0.42mmol)のジクロロメタン(4mL)中混合物に、エタンスルホニルクロライド(0.072g、0.56mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、ジオキサン(4mL)および水酸化ナトリウム(10%(重量/体積)、3mL、0.14mmol)を加え、反応混合物を70℃で1時間加熱した。混合物を冷却して環境温度とし、飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)で中和してpH7とした。有機層を分離し、水相を酢酸エチルで抽出した(25mLで3回)。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/水、0.1%TFA)によって精製して、標題化合物を得た(22mg、35%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.01(s、1H)9.86(s、1H)7.77(s、1H)7.74(d、J=8.82Hz、2H)7.42(d、J=2.37Hz、1H)7.22−7.30(m、3H)7.18(s、1H)7.11−7.16(m、1H)6.83(d、J=8.82Hz、2H)6.23−6.28(m、1H)3.47(s、3H)3.15(q、J=7.35Hz、2H)1.21−1.29(m、3H)。MS(ESI+)m/z467.2(M+H)
+。
【0469】
実施例85
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−フェノキシフェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例85a
4−(メチルスルホニル)−2−ニトロ−1−フェノキシベンゼン
実施例2aに代えて1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)−2−ニトロベンゼンを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例85aを製造して、標題化合物を得た。
【0470】
実施例85b
5−(メチルスルホニル)−2−フェノキシアニリン
実施例29aに代えて85aを用い、実施例29bの製造に用いた手順に従って実施例85bを製造して、標題化合物を得た。
【0471】
実施例85c
2−ヨード−4−(メチルスルホニル)−1−フェノキシベンゼン
ジオキサン(1mL)中の実施例85b(0.27g、1.025mmol)を0℃で濃HCl(6mL)で処理した。反応混合物を0℃で10分間撹拌した。この溶液に水(1mL)中の亜硝酸ナトリウム(0.085g、1.23mmol)を加えた。反応液を0℃でさらに1時間撹拌した。この溶液に水(2mL)中のヨウ化カリウム(0.34g、1.051mmol)を加えた。反応液を室温で1時間撹拌した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を10%から30%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題生成物0.28gを得た。
【0472】
実施例85d
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−フェノキシフェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例1eに代えて85cを用い、2−フェノキシフェニルボロン酸に代えて実施例6aを用い、実施例1fの製造に用いた手順に従って実施例85dを製造し、次に分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)による精製を行って、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.26(s、3H)、3.57(s、3H)、6.29−6.30(m、1H)、7.03(d、J=8.54Hz、1H)、7.11(d、J=7.63Hz、2H)、7.20(t、J=7.32Hz、1H)、7.30(t、J=2.75Hz、1H)、7.40−7.44(m、3H)、7.88(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、8.00(d、J=2.44Hz、1H)、12.07(s、1H)。MS(ESI+)m/z395.2(M+H)
+。
【0473】
実施例86
5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−6−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例86a
5−ブロモ−6−クロロピリジン−3−スルホンアミド
メタノール(20mL)中の5−ブロモ−6−クロロピリジン−3−スルホニルクロライド(8.2g)を冷却して0℃とした。この溶液に7N NH
3/メタノール(80mL)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒を低温で除去し、残留物を酢酸エチルと水との間で分配した。水層を酢酸エチルで3回で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮した。固体をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、純粋な生成物4.2gを得た。
【0474】
実施例86b
5−ブロモ−6−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例2aに代え86aてを用い、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてテトラヒドロフラン−3−オールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例86bを製造して、標題化合物を得た。
【0475】
実施例86c
5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−6−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例1eに代えて86bを用い、2−フェノキシフェニルボロン酸に代えて実施例6aを用い、実施例1fの製造に用いた手順に従って実施例86cを製造し、次に分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)による精製を行って、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.91−1.97(m、1H)、2.18−2.25(m、1H)、3.59(s、3H)、3.66−3.76(m、3H)、3.92−3.95(m、1H)、5.63−5.66(m、1H)、6.19−6.21(m、1H)、7.34(t、J=2.75Hz、1H)、7.41(s、1H)、7.47(s、2H)、8.14(d、J=2.44Hz、1H)、8.54(d、J=2.44Hz、1H)、12.11(s、1H)。MS(ESI+)m/z391.1(M+H)
+。
【0476】
実施例87
N−メチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−6−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例86cの製造からの副生成物として実施例87を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ1.93−1.98(m、1H)、2.17−2.24(m、1H)、2.48(d、J=5.19Hz、3H)、3.57(s、3H)、3.67−3.78(m、3H)、3.91−3.94(m、1H)、5.65−5.67(m、1H)、6.19(t、J=2.29Hz、1H)、7.33(t、J=2.75Hz、1H)、7.43(s、1H)、7.55(q、J=4.88Hz、1H)、8.06(d、J=2.44Hz、1H)、8.51(d、J=2.44Hz、1H)、12.13(s、1H)。MS(ESI+)m/z405.1(M+H)
+。
【0477】
実施例88
6−メチル−4−(2−フェノキシフェニル)−2−フェニル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
4−ブロモ−2−ヨード−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例88a
実施例1e(0.2g、0.525mmol)のテトラヒドロフラン(6mL)中溶液を冷却し(−78℃、ドライアイス/アセトン浴)、それに調製したばかりのリチウムジイソプロピルアミド溶液(1.2当量)を加えた。反応混合物を−78℃で45分間撹拌した。ヨウ素(0.054mL、1.049mmol)のテトラヒドロフラン(0.5mL)中溶液を−78℃で加えた。冷却浴を外し、反応混合物を昇温させて室温とし、1時間撹拌した。飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)を加えることで反応停止した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮乾固した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、1%から100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。回収物を、逆相HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によってさらに精製して、標題化合物を得た(55mg、21%)。
【0478】
実施例88b
4−ブロモ−6−メチル−2−フェニル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例88a(0.1g、0.197mmol)、フェニルボロン酸(0.024g、0.197mmol)、Pd(PPh
3)
4(0.011g、0.0096mmol)および炭酸水素ナトリウム(0.041g、0.493mmol)のジメチルホルムアミド(2mL)および水(0.6mL)中混合物を85℃で4時間加熱した。冷却後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を30%酢酸エチルで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物0.084gを得た。
【0479】
実施例88c
6−メチル−4−(2−フェノキシフェニル)−2−フェニル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例1eに代えて88bを用い、実施例1fの製造に用いた手順に従って実施例88cを製造し、次に分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)による精製を行って、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.53(s、3H)、6.67(d、J=1.22Hz、1H)、6.93(d、J=7.63Hz、2H)、7.01−7.04(m、2H)、7.26−7.31(m、5H)、7.36−7.43(m、3H)、7.56(dd、J=7.48、1.68Hz、1H)、7.89(d、J=7.32Hz、1H)、12.31(s、1H)。MS(ESI+)m/z393.3(M+H)
+。
【0480】
実施例89
N−{3−[2−(ヒドロキシメチル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル]−4−フェノキシフェニル}メタンスルホンアミド
実施例20aに代えて実施例71を用い、実施例20bの製造に用いた手順に従って実施例89を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ3.02(s、3H)、3.47(s、3H)、4.50(s、2H)、6.19(d、J=1.83Hz、1H)、6.82(d、J=7.63Hz、2H)、6.99(t、J=7.32Hz、1H)、7.05(d、J=8.85Hz、1H)、7.21−7.27(m、4H)、7.38(d、J=2.75Hz、1H)、9.75(s、1H)、11.60(s、1H)。MS(ESI+)m/z440.1(M+H)
+。
【0481】
実施例90
N−[4−(4−シアノフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例90a
4−(2−ブロモ−4−ニトロフェノキシ)ベンゾニトリル
フェノールに代えて4−ヒドロキシベンゾニトリルを用い、実施例7aの製造に用いた手順に従って実施例90aを製造して、標題化合物を得た。
【0482】
実施例90b
4−(4−アミノ−2−ブロモフェノキシ)ベンゾニトリル
250mLステンレス圧力瓶に、窒素気流下に実施例90a(3.21g、10.1mmol)、酸化白金(IV)(0.642g、2.83mmol)およびテトラヒドロフラン(70mL)を加えた。反応フラスコに約0.21MPa(30psi)まで水素を入れ、環境温度で45分間撹拌した。混合物をナイロン膜によって濾過した。濾液を濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、1:1酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を得た(1.75g、収率60%)。
【0483】
実施例90c
4−(4−アミノ−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ)ベンゾニトリル
実施例90b(1.75g、6.05mmol)、4,4,4′,4′,5,5,5′,5′−オクタメチル−2,2′−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(3.07g、12.1mmol)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンテ(phosphaadamante)(0.159g、0.545mmol)、酢酸カリウム(1.31g、13.3mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.166g、0.182mmol)のジオキサン(30mL)中混合物を脱気し、窒素を充填し戻した。反応混合物を80℃で20時間加熱し、次に冷却して環境温度とした。混合物を濃縮し、残留物を酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を分離し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を得た。(2.0g、収率98%)。
【0484】
実施例90d
4−(4−アミノ−2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェノキシ)ベンゾニトリル
2−フェノキシフェニルボロン酸に代えて実施例90cを用い、実施例1fの製造に用いた手順に従って実施例90dを製造し、分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)による精製を行って、標題化合物を得た。
【0485】
実施例90e
N−[4−(4−シアノフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
それぞれメタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例3に代えて実施例90dを用い、実施例4方法Aの製造に用いた手順に従って実施例90eを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.01−12.05(m、1H)9.94(s、1H)7.62−7.69(m、2H)7.43(d、J=2.75Hz、1H)7.21−7.33(m、4H)6.86−6.93(m、2H)6.22(dd、J=2.75、2.14Hz、1H)3.46(s、3H)3.16(q、J=7.32Hz、2H)1.25(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z449.1(M+H)
+。
【0486】
実施例91
2−フルオロ−N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例91a
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてテトラヒドロフラン−3−オールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例91aを製造して、標題化合物を得た。
【0487】
実施例91b
4−(5−アミノ−2−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例29aに代えて実施例91aを用い、実施例29bの製造に用いた手順に従って実施例91bを製造して、標題化合物を得た。
【0488】
実施例91c
2−フルオロ−N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例91b(80.0mg、0.246mmol)およびトリエチルアミン(74.6mg、0.738mmol)のジクロロメタン(4mL)中混合物に、2−フルオロエタンスルホニルクロライド(144mg、0.984mmol)を滴下し、反応混合物をほぼ環境温度で約1時間撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)で中和し、混合物を酢酸エチルで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLC(C18、10%から80%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物を得た(7.0mg、収率6.5%)。
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δppm11.54(bs、1H)、7.45(t、J=2.8Hz、1H)、7.19(s、1H)、6.88(d、J=8.7Hz、1H)、6.73(d、J=2.7Hz、1H)6.67(dd、J=3.1、8.8Hz、1H)、6.40(dd、J=2.0、2.7Hz、1H)、4.76(m、1H)、3.82(s、3H)、3.85−3.62(m、8H)、2.97(bs、1H)、2.24−1.85(m、2H)。MS(ESI+)m/z436.2(M+H)
+。
【0489】
実施例92
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル]プロパン−1−スルホンアミド
実施例3に代えて実施例91bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてをプロパン−1−スルホニルクロライド用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例92を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δppm10.63(bs、1H)、7.25(m、3H)、6.90(d、J=8.7Hz、1H)、6.466.35(m、2H)、4.88(bs、1H)、4.013.66(m、7H)、3.123.03(m、2H)、2.2(bs、1H)、2.191.80(m、4H)、1.06(t、J=7.4Hz、3H)。MS(ESI+)m/z432.2(M+H)
+。
【0490】
実施例93
N−[4−(4−シアノフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]プロパン−1−スルホンアミド
実施例3に代えて実施例33bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてプロパン−1−スルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例93を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.03(bs、1H)、9.91(s、1H)、7.70−7.63(m、2H)、7.42(d、J=2.5Hz、1H)、7.32−7.17(m、4H)、6.93−6.86(m、2H)、6.22(dd、J=2.8、1.9Hz、1H)、3.46(s、3H)、3.18−3.09(m、2H)、1.92−1.65(m、2H)、0.98(t、J=7.4Hz、3H)。MS(ESI+)m/z463.2(M+H)
+。
【0491】
実施例94
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)フェニル]プロパン−1−スルホンアミド
実施例94a
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
フェノールに代えて2,4,6−トリフルオロフェノールを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例94aを製造して、標題化合物を得た。
【0492】
実施例94b
4−(5−アミノ−2−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bに代えて実施例94aを用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例94bを製造して、標題化合物を得た。
【0493】
実施例94c
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)フェニル]プロパン−1−スルホンアミド
実施例3に代えて実施例94bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてプロパン−1−スルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例94cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.07(bs、1H)、9.72(s、1H)、7.447.33(m、2H)、7.337.28(m、3H)、7.14(dd、J=8.8、2.7Hz、1H)、6.80(d、J=8.8Hz、1H)、6.246.19(m、1H)、3.56(s、3H)、3.113.02(m、2H)、1.781.62(m、2H)、0.95(t、J=7.4Hz、3H)。MS(ESI+)m/z492.1(M+H)
+。
【0494】
実施例95
3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシベンゼンスルホンアミド
実施例95a
3−ニトロ−4−フェノキシベンゼンスルホンアミド
ジメチルホルムアミド(20mL)中のフェノール(1.282g、13.63mmol)を60%水素化ナトリウム(0.545g、13.63mmol)で処理した。反応混合物を10分間撹拌した。この溶液に4−フルオロ−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(0.75g、3.41mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で2時間撹拌した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を10%HClで中和し、追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(1:1酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題生成物0.96gを得た。
【0495】
実施例95b
3−アミノ−4−フェノキシベンゼンスルホンアミド
実施例29aに代えて95aを用い、実施例29bの製造に用いた手順に従って実施例95bを製造して、標題化合物を得た。
【0496】
実施例95c
3−ヨード−4−フェノキシベンゼンスルホンアミド
実施例85bに代えて95bを用い、実施例85cの製造に用いた手順に従って実施例95cを製造して、標題化合物を得た。
【0497】
実施例95d
3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−フェノキシベンゼンスルホンアミド
実施例6a(0.086g、0.20mmol)、実施例95c(0.083g、0.22mmol)、Pd(PPh
3)
4(0.012g、5mol%)およびフッ化セシウム(0.091g、0.6mmol)のジメトキシエタン(2mL)およびメタノール(1mL)中混合物をマイクロ波条件下に加熱した(110℃、30分)。反応混合物を冷却して環境温度とし、酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を分離し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物を得た(48mg、収率61%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.08(s、1H)、7.95(d、J=2.14Hz、1H)、7.79(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.36−7.39(m、5H)、7.16(t、J=7.48Hz、1H)、7.03−7.05(m、3H)、6.28(t、J=2.29Hz、1H)、3.55(s、3H)。MS(ESI+)m/z396.2(M+H)
+。
【0498】
実施例96
6−(シクロヘキシルアミノ)−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例96a
5−ブロモ−6−(シクロヘキシルアミノ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例86a(0.136g、0.5mmol)およびシクロヘキサンアミン(0.198g、2.0mmol)のジオキサン(2mL)中混合物をマイクロ波条件下に加熱した(140℃、1時間)。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(3:2酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題生成物0.164gを得た。
【0499】
実施例96b
6−(シクロヘキシルアミノ)−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例95cに代えて実施例96aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例96bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.17(s、1H)、8.38(d、J=2.44Hz、1H)、7.69(d、J=2.44Hz、1H)、7.32(t、J=2.75Hz、1H)、7.29(s、1H)、7.18(brs、2H)、6.04(t、J=2.29Hz、1H)、5.97(d、J=7.63Hz、1H)、3.56(s、3H)、1.81−1.82(m、2H)、1.54−1.65(m、3H)、1.01−1.33(m、5H)MS(ESI+)m/z402.1(M+H)
+。
【0500】
実施例97
6−(シクロヘキシルアミノ)−N−メチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例96b製造時の少量生成物として実施例97を単離した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.16(s、1H)、8.35(d、J=2.44Hz、1H)、7.69(d、J=2.44Hz、1H)、7.32(t、J=2.75Hz、1H)、7.29(s、1H)、7.18(q、J=4.88Hz、1H)、6.02(t、J=2.29Hz、1H)、5.96(d、J=7.24Hz、1H)、3.99−4.05(m、1H)、3.55(s、3H)、2.42(d、J=4.88Hz、3H)、1.80−1.82(m、2H)、1.54−1.65(m、3H)、1.01−1.33(m、6H)MS(ESI+)m/z416.1(M+H)
+。
【0501】
実施例98
N−メチル−N′−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)フェニル]硫酸ジアミド
実施例94b(76.3mg、0.198mmol)およびトリエチルアミン(60.1mg、0.594mmol)のジクロロメタン(4mL)中混合物にメチルスルファモイルクロライド(103mg、0.792mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残留物をジオキサン(5mL)および1M水酸化ナトリウム水溶液(3mL、0.2mmol)と混合し、70℃で1時間加熱した。反応混合物冷却して環境温度とし、飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)で中和し、水溶液を酢酸エチルで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLC(C18、10%から80%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物を得た(11mg、収率11%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(bs、1H)、9.58(s、1H)、7.43−7.32(m、6H)、7.32−7.16(m、1H)、7.10(dd、J=8.8、2.7Hz、1H)、6.75(d、J=8.8Hz、1H)、6.23(t、J=2.3Hz、1H)、3.57(bs、3H)、2.35(d、J=4.9Hz、3H)。)。MS(ESI+)m/z479.1(M+H)
+。
【0502】
実施例99
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]プロパン−1−スルホンアミド
実施例99a
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(231mg、2.265mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に水素化ナトリウム(181mg、4.53mmol)を少量ずつ加えた。10分間撹拌後、実施例2a(500mg、1.133mmol)を加えた。混合物を50℃で2時間加熱した。冷却後、反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(10mL)で反応停止し、50%塩化ナトリウム水溶液(80mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(75mL、50mLで2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0.5%から4%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(220mg、収率52.6%)。
【0503】
実施例99b
4−(5−アミノ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例29aに代えて実施例99aを用い、実施例29bの製造に用いた手順に従って実施例99bを製造して、標題化合物を得た。
【0504】
実施例99c
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]プロパン−1−スルホンアミド
反応混合物を最初に環境温度で18時間撹拌し、次に水酸化ナトリウムの存在下50℃で1時間加熱した以外は、実施例3に代えて実施例99bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてプロパン−1−スルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例99cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.00(s、1H)、9.50(s、1H)、7.24−7.33(m、3H)、7.14(s、2H)、6.19(t、J=2.37Hz、1H)、4.39−4.53(m、1H)、3.53−3.68(m、5H)、3.33−3.45(m、2H)、2.96−3.06(m、2H)、1.78−1.92(m、2H)、1.63−1.78(m、2H)、1.39−1.54(m、2H)、0.95(t、J=7.46Hz、3H)。MS(ESI+)m/z446.1(M+H)
+。
【0505】
実施例100
2,2,2−トリフルオロ−N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例99b(43.2mg、0.127mmol)のジクロロメタン(2mL)中溶液に2,2,2−トリフルオロエタンスルホニルクロライド(0.015mL、0.140mmol)およびトリエチルアミン(0.053mL、0.382mmol)を加えた。混合物を環境温度で18時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0.5%から5%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(20.8mg、収率33.7%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.00(s、1H)、10.16(s、1H)、7.25−7.32(m、3H)、7.14−7.20(m、2H)、6.18−6.24(m、1H)、4.36−4.55(m、3H)、3.52−3.68(m、5H)、3.33−3.45(m、2H)、1.79−1.94(m、2H)、1.39−1.57(m、2H)。MS(ESI+)m/z486.1(M+H)
+。
【0506】
実施例101
N−{4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)オキシ]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル}エタンスルホンアミド
実施例101a
4−(2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシルオキシ)−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えて4,4−ジフルオロシクロヘキサノールを用い、実施例99aの製造に用いた手順に従って実施例101aを製造して、標題化合物を得た。
【0507】
実施例101b
4−(5−アミノ−2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例29aに代えて実施例101aを用い、実施例29bの製造に用いた手順に従って実施例101bを製造して、標題化合物を得た。
【0508】
実施例101c
N−{4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)オキシ]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル}エタンスルホンアミド
反応混合物を最初に環境温度で18時間撹拌し、次に水酸化ナトリウムの存在下に50℃で1時間加熱した以外、メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例3に代えて実施例101bを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例101cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.02(s、1H)、9.56(s、1H)、7.24−7.34(m、J=4.36Hz、3H)、7.17(s、2H)、6.15−6.23(m、1H)、4.48(s、1H)、3.49−3.61(m、3H)、3.05(q、J=7.27Hz、2H)、1.62−1.88(m、8H)、1.22(t、J=7.34Hz、3H)。MS(ESI+)m/z466.1(M+H)
+。
【0509】
実施例102
N−{4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)オキシ]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル}プロパン−1−スルホンアミド
反応混合物を最初に環境温度で18時間撹拌し、次に水酸化ナトリウムの存在下に50℃で1時間加熱した以外、実施例3に代えて実施例101bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてプロパン−1−スルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例102を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.02(s、1H)、9.54(s、1H)、7.25−7.31(m、3H)、7.17(s、2H)、6.14−6.22(m、1H)、4.44−4.56(m、J=2.78Hz、1H)、3.51−3.57(m、3H)、2.96−3.08(m、2H)、1.61−1.89(m、10H)、0.95(t、J=7.54Hz、3H)。MS(ESI+)m/z480.2(M+H)
+。
【0510】
実施例103
N−{4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)オキシ]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル}−2,2,2−トリフルオロエタンスルホンアミド
実施例99bに代えて実施例101bを用い、実施例100の製造に用いた手順に従って実施例103を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.00(s、1H)、10.19(s、1H)、7.25−7.32(m、3H)、7.19(s、2H)、6.17−6.24(m、1H)、4.36−4.60(m、3H)、3.55(s、3H)、1.60−1.88(m、J=4.07Hz、8H)。MS(ESI+)m/z520.1(M+H)
+。
【0511】
実施例104
N−{4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)オキシ]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル}−N′−メチル硫酸ジアミド
実施例99bに代えて実施例101bを用い、2,2,2−トリフルオロエタンスルホニルクロライドに代えてメチルスルファモイルクロライドを用い、実施例100の製造に用いた手順に従って実施例104を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm11.98(s、1H)、9.41(s、1H)、7.21−7.30(m、3H)、7.06−7.17(m、3H)、6.15−6.24(m、1H)、4.44(s、1H)、3.55(s、3H)、2.51(s、3H)、1.59−1.86(m、8H)。MS(ESI+)m/z467.1(M+H)
+。
【0512】
実施例105
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例105a
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてテトラヒドロ−2H−ピラン−3−オールを用い、実施例99aの製造に用いた手順に従って実施例105aを製造して、標題化合物を得た。
【0513】
実施例105b
4−(5−アミノ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例29aに代えて実施例105aを用い、実施例29bの製造に用いた手順に従って実施例105bを製造して、標題化合物を得た。
【0514】
実施例105c
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
反応混合物を最初に環境温度で18時間撹拌し、次に水酸化ナトリウムの存在下に50℃で1時間加熱した以外、実施例3に代えて実施例105bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例105cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.02(s、1H)、9.53(s、1H)、7.37(s、1H)、7.27−7.33(m、2H)、7.09−7.17(m、2H)、6.23(t、J=2.18Hz、1H)、4.23−4.34(m、1H)、3.67(dd、J=11.70、2.58Hz、1H)、3.37−3.59(m、6H)、3.04(q、J=7.54Hz、2H)、1.85−2.00(m、1H)、1.51−1.73(m、2H)、1.33−1.49(m、1H)、1.21(t、J=7.34Hz、3H)。MS(ESI+)m/z432.2(M+H)
+。
【0515】
実施例106
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルオキシ)フェニル]プロパン−1−スルホンアミド
反応混合物を最初に環境温度で18時間撹拌し、次に水酸化ナトリウムの存在下に50℃で1時間加熱した以外、実施例3に代えて実施例105bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてプロパン−1−スルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例106を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.02(s、1H)、9.52(s、1H)、7.37(s、1H)、7.30(s、2H)、7.12(s、2H)、6.23(t、J=2.18Hz、1H)、4.22−4.34(m、1H)、3.67(dd、J=11.50、2.78Hz、1H)、3.36−3.59(m、6H)、2.96−3.07(m、2H)、1.85−1.99(m、1H)、1.52−1.79(m、4H)、1.32−1.50(m、1H)、0.95(t、J=7.54Hz、3H)。MS(ESI+)m/z446.2(M+H)
+。
【0516】
実施例107
2,2,2−トリフルオロ−N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例99bに代えて実施例105bを用い、実施例100の製造に用いた手順に従って実施例107を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.02(s、1H)、10.17(s、1H)、7.38(s、1H)、7.26−7.33(m、2H)、7.12−7.18(m、J=1.59Hz、2H)、6.26(t、J=2.38Hz、1H)、4.43(q、J=9.92Hz、2H)、4.27−4.36(m、1H)、3.68(dd、J=11.50、2.38Hz、1H)、3.39−3.59(m、6H)、1.86−2.01(m、1H)、1.53−1.73(m、2H)、1.36−1.49(m、1H)。MS(ESI+)m/z486.1(M+H)
+。
【0517】
実施例108
N−メチル−N′−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルオキシ)フェニル]硫酸ジアミド
実施例99bに代えて実施例105bを用い、2,2,2−トリフルオロエタンスルホニルクロライドに代えてメチルスルファモイルクロライドを用い、実施例100の製造に用いた手順に従って実施例108を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm11.99(s、1H)、9.38(s、1H)、7.33(s、1H)、7.26−7.30(m、J=2.54、2.54Hz、2H)、7.05−7.13(m、3H)、6.22−6.27(m、1H)、4.16−4.27(m、1H)、3.65(dd、J=11.53、2.37Hz、1H)、3.37−3.59(m、6H)、2.50−2.53(m、J=1.70Hz、3H)、1.84−1.96(m、1H)、1.50−1.71(m、2H)、1.35−1.47(m、1H)。MS(ESI+)m/z433.1(M+H)
+。
【0518】
実施例109
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
反応混合物を最初に環境温度で18時間撹拌し、次に水酸化ナトリウムの存在下に50℃で1時間加熱した以外、実施例3に代えて実施例99bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例109を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.00(s、1H)、9.50(s、1H)、7.24−7.33(m、3H)、7.14(s、2H)、6.19(t、J=2.37Hz、1H)、4.39−4.53(m、1H)、3.53−3.68(m、5H)、3.33−3.45(m、2H)、2.96−3.06(m、2H)、1.78−1.92(m、2H)、1.63−1.78(m、2H)、1.39−1.54(m、2H)、0.95(t、J=7.46Hz、3H)。MS(ESI+)m/z432.1(M+H)
+。
【0519】
実施例110
N,N−ジメチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−6−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例110a
5−ブロモ−6−クロロ−N,N−ジメチルピリジン−3−スルホンアミド
メタノール(20mL)中の5−ブロモ−6−クロロピリジン−3−スルホニルクロライド(1.455g、5mmol)を2.0Nジメチルアミン(6.25mL、12.50mmol)で処理した。反応混合物を環境温度で16時間撹拌した。溶媒を除去し、固体を水で数回で洗浄した。固体を15%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物0.8gを得た。
【0520】
実施例110b
5−ブロモ−N,N−ジメチル−6−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)ピリジン−3−スルホンアミド
それぞれ実施例2aに代えて110aを用い、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてテトラヒドロフラン−3−オールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例110bを製造して、標題化合物を得た。
【0521】
実施例110c
N,N−ジメチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−6−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例110cを製造して、実施例95cに代えて実施例110bを用い、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.11(s、1H)、8.53(d、J=2.44Hz、1H)、8.00(d、J=2.44Hz、1H)、7.43(s、1H)、7.32(d、J=2.75Hz、1H)、6.17(t、J=2.29Hz、1H)、5.67(d、J=1.53Hz、1H)、3.93(dd、J=10.38、4.58Hz、1H)、3.78(d、J=10.07Hz、1H)、3.68−3.72(m、2H)、3.57(s、3H)、2.69(s、6H)、2.54−2.56(m、5H)、2.17−2.24(m、1H)、1.94−1.98(m、1H)。MS(ESI+)m/z419.2(M+H)
+。
【0522】
実施例111
5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−6−(フェニルアミノ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例111a
5−ブロモ−6−(フェニルアミノ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例86a(0.136g、0.5mmol)、アニリン(0.186g、2.0mmol)および60%水素化ナトリウム(0.12g、3.0mmol)のジオキサン(2mL)中混合物を撹拌し、60℃で16時間加熱した。冷却後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を10%HClで中和し、追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(2:3酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題生成物0.095gを得た。
【0523】
実施例111b
5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−6−(フェニルアミノ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例95cに代えて実施例111aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例111bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.17(s、1H)、8.49(d、J=2.44Hz、1H)、8.25(s、1H)、7.87(d、J=2.44Hz、1H)、7.55(d、J=7.63Hz、2H)、7.42(s、1H)、7.24−7.31(m、5H)、6.99(t、J=7.32Hz、1H)、6.04(m、1H)、3.58(s、3H)。MS(ESI+)m/z396.2(M+H)
+。
【0524】
実施例112
N−メチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−6−(フェニルアミノ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例111b製造時の少量生成物として、実施例112を単離した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.17(s、1H)、8.44(d、J=2.44Hz、1H)、8.31(s、1H)、7.78(d、J=2.44Hz、1H)、7.56(d、J=7.63Hz、2H)、7.45(s、1H)、7.34−7.37(m、1H)、7.25−7.30(m、3H)、7.00(t、J=7.32Hz、1H)、6.04(m、1H)、3.58(s、3H)、2.46(d、J=4.88Hz、3H)。MS(ESI+)m/z410.2(M+H)
+。
【0525】
実施例113
N−[4−(4−シアノフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−2−フルオロエタンスルホンアミド
実施例33b(50mg、0.140mmol)およびトリエチルアミン(42.6mg、0.421mmol)をジクロロメタン(4mL)中で合わせた。2−フルオロエタンスルホニルクロライド(82mg、0.561mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で1時間撹拌した。反応混合物を飽和塩化ナトリウム水溶液で抽出し、分離し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/水、0.1%TFA)によって精製して、標題化合物を得た(1.4mg、収率2%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm11.98−11.92(m、1H)、7.62−7.56(m、2H)、7.25(t、J=2.7Hz、1H)、7.17(s、1H)、7.05(d、J=8.6Hz、1H)、6.82−6.70(m、4H)、6.24−6.13(m、1H)、4.19−4.09(m、2H)、3.70−3.62(m、2H)3.45(s、3H)。MS(ESI+)m/z467.1(M+H)
+。
【0526】
実施例114
2−フルオロ−N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例91bに代えて実施例94bを用い、実施例91cの製造に用いた手順に従って実施例114を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.00−11.94(m、1H)、7.33(d、J=8.8Hz、1H)、7.27(m、2H)、7.25(s、1H)、6.69(d、J=2.5Hz、1H)、6.63−6.47(m、2H)、6.22(dd、J=2.8、2.0Hz、1H)、4.08(q、J=6.3、5.7、6.0Hz、2H)、3.60(t、J=6.3、6.0Hz、2H)、3.55(bs、3H)。MS(ESI+)m/z496.2(M+H)
+。
【0527】
実施例115
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]プロパン−1−スルホンアミド
メタンスルホニルクロライドに代えてプロパン−1−スルホニルクロライドを用い、実施例27cの製造に用いた手順に従って実施例115を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(bs、1H)、9.76(s、1H)、7.42−7.26(m、4H)、7.18(dd、J=8.8、2.7Hz、1H)、7.13−6.94(m、2H)、6.91(d、J=8.7Hz、1H)、6.24(t、J=2.3Hz、1H)、3.53(s、3H)、3.13−3.04(m、2H)、1.79−1.64(m、2H)、0.96(t、J=7.4Hz、3H)。MS(ESI+)m/z474.1(M+H)
+。
【0528】
実施例116
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)ベンズアミド
4mLバイアル中の実施例50bの溶液(24mg、0.06mmol)を脱水テトラヒドロフラン(1.0mL)に溶かし、次に1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン(65μL、0.48mmol)を加えた。これにキャップを施し、環境温度で2時間振盪した。次に、ピリミジン−2−アミン(9mg、0.09mmol)の脱水テトラヒドロフラン(0.3mL)中溶液を加え、次に4−(ジメチルアミノ)ピリジン(37mg、0.3mmol)の脱水テトラヒドロフラン(0.5mL)中溶液を加えた。混合物を60℃で16時間撹拌し、冷却し、濃縮乾固した。残留物を1:1DMSO/MeOHに溶かし、逆相HPLC(10%から80%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm8.73(d、J=4.88Hz、2H)8.09(d、J=2.44Hz、1H)7.95(dd、J=8.70、2.29Hz、1H)7.42−7.48(m、1H)7.41(s、1H)7.32−7.38(m、2H)7.27(t、J=4.88Hz、1H)7.11−7.17(m、1H)6.90(d、J=8.85Hz、1H)6.32(d、J=2.75Hz、1H)3.60(s、3H);(ESI)m/z474(M+H)
+。
【0529】
実施例117
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−N−(2,6−ジメトキシピリジン−3−イル)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えて2,6−ジメトキシピリジン−3−アミン塩酸塩を用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例117を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm8.08(d、J=1.53Hz、1H)7.94(dd、J=8.85、2.14Hz、1H)7.74−7.78(m、1H)7.40−7.47(m、1H)7.38(s、1H)7.28−7.35(m、2H)7.09−7.15(m、1H)6.91(d、J=8.54Hz、1H)6.43(d、J=8.24Hz、1H)6.29(d、J=2.75Hz、1H)3.88(d、J=9.46Hz、6H)3.60(s、3H);(ESI)m/z533(M+H)
+。
【0530】
実施例118
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−N−(1H−インダゾール−6−イル)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えて1H−インダゾール−6−アミンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例118を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm8.22(s、1H)8.12(d、J=2.44Hz、1H)8.02(s、1H)7.97(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)7.73(d、J=8.54Hz、1H)7.42−7.48(m、1H)7.41(s、1H)7.30−7.38(m、3H)7.11−7.16(m、1H)6.93(d、J=8.54Hz、1H)6.31(d、J=2.75Hz、1H)3.61(s、3H);(ESI)m/z512(M+H)
+。
【0531】
実施例119
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−{[4−(ピロリジン−1−イルカルボニル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ピリミジン−2−アミンに代えてピペラジン−1−イル(ピロリジン−1−イル)メタノンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例119を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm7.51(d、J=2.14Hz、1H)7.39−7.46(m、2H)7.35(s、1H)7.32−7.34(m、J=2.90、2.90Hz、1H)7.25−7.31(m、1H)7.07−7.13(m、1H)6.87(d、J=8.54Hz、1H)6.28(d、J=2.75Hz、1H)3.59−3.71(m、1H)3.56−3.58(m、4H)3.40−3.55(m、2H)3.18−3.33(m、J=6.41、6.41Hz、8H)1.75(t、J=6.26Hz、4H);(ESI)m/z562(M+H)
+。
【0532】
実施例120
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−N−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えてN
1,N
1−ジメチルベンゼン−1,4−ジアミンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例120を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm8.09(d、J=2.44Hz、1H)7.94(dd、J=8.70、2.29Hz、1H)7.76(d、J=9.16Hz、2H)7.41−7.47(m、1H)7.39(s、1H)7.29−7.36(m、2H)7.26(d、J=8.85Hz、2H)7.10−7.16(m、1H)6.92(d、J=8.54Hz、1H)6.29(d、J=3.05Hz、1H)3.60(s、3H)3.06(s、6H);(ESI)m/z515(M+H)
+。
【0533】
実施例121
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−(ピリジン−4−イルメチル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えてピリジン−4−イルメタンアミンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例121を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm8.79(d、J=6.41Hz、2H)8.05(d、J=2.14Hz、1H)7.87−7.96(m、3H)7.41−7.47(m、1H)7.28−7.38(m、3H)7.09−7.16(m、1H)6.91(d、J=8.54Hz、1H)6.28(d、J=2.75Hz、1H)4.73(s、2H)3.59(s、3H);(ESI)m/z487(M+H)
+。
【0534】
実施例122
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−[2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エチル]ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えて1−(2−アミノエチル)ピロリジン−2−オンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例122を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm7.91(d、J=2.44Hz、1H)7.77(dd、J=8.70、2.29Hz、1H)7.38−7.47(m、1H)7.32−7.36(m、2H)7.26−7.31(m、1H)7.07−7.13(m、1H)6.86(d、J=8.54Hz、1H)6.27(d、J=2.75Hz、1H)3.59(s、3H)3.33−3.46(m、6H)2.19(t、J=8.09Hz、2H)1.86−1.95(m、2H);(ESI)m/z507(M+H)
+。
【0535】
実施例123
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えて1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オールを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例123を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm7.98(d、J=2.14Hz、1H)7.85(dd、J=8.70、2.29Hz、1H)7.39−7.45(m、1H)7.35(s、1H)7.32(d、J=3.05Hz、1H)7.25−7.31(m、1H)7.07−7.13(m、1H)6.86(d、J=8.54Hz、1H)6.26(d、J=2.75Hz、1H)3.58−3.60(m、3H)3.27(s、2H)1.11(s、6H);(ESI)m/z468(M+H)
+。
【0536】
実施例124
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−N−[2−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)エチル]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えて2−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)エタンアミンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例124を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm7.93(d、J=2.14Hz、1H)7.83(dd、J=8.54、2.14Hz、1H)7.39−7.45(m、1H)7.30−7.33(m、2H)7.26−7.30(m、1H)7.24(d、J=8.85Hz、1H)7.14(s、1H)7.07−7.13(m、1H)7.03(d、J=2.44Hz、1H)6.86(d、J=8.54Hz、1H)6.72(dd、J=8.85、2.44Hz、1H)6.24(d、J=2.75Hz、1H)3.67(s、3H)3.59(s、3H)3.53(t、J=7.32Hz、2H)2.92(t、J=7.32Hz、2H);(ESI)m/z569(M+H)
+。
【0537】
実施例125
N−(3,4−ジフルオロベンジル)−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えて(3,4−ジフルオロフェニル)メタンアミンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例125を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm8.00(d、J=2.14Hz、1H)7.87(dd、J=8.54、2.14Hz、1H)7.26−7.46(m、6H)7.15−7.20(m、1H)7.08−7.13(m、1H)6.88(d、J=8.54Hz、1H)6.26(d、J=2.75Hz、1H)4.45(s、2H)3.58(s、3H);(ESI)m/z522(M+H)
+。
【0538】
実施例126
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−[4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えて(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メタンアミンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例126を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm8.01(d、J=2.44Hz、1H)7.88(dd、J=8.54、2.14Hz、1H)7.39−7.47(m、3H)7.35(s、1H)7.26−7.34(m、4H)7.08−7.14(m、1H)6.88(d、J=8.54Hz、1H)6.26(d、J=2.75Hz、1H)4.50(s、2H)3.58(s、3H);(ESI)m/z570(M+H)
+。
【0539】
実施例127
2−{4−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−N,N−ジメチルアセトアミド
ピリミジン−2−アミンに代えてN,N−ジメチル−2−(ピペラジン−1−イル)アセトアミドを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例127を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm7.56(d、J=2.14Hz、1H)7.40−7.48(m、2H)7.35(s、1H)7.33(d、J=2.75Hz、1H)7.26−7.32(m、1H)7.08−7.13(m、1H)6.88(d、J=8.24Hz、1H)6.28(d、J=2.75Hz、1H)4.26(s、2H)2.99−3.71(m、11H)2.92(d、J=5.49Hz、6H);(ESI)m/z550(M+H)
+。
【0540】
実施例128
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−(ピリジン−3−イルメチル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えてピリジン−3−イルメタンアミンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例128を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm8.78(s、1H)8.72(d、J=5.19Hz、1H)8.36(d、J=7.93Hz、1H)8.01(d、J=2.14Hz、1H)7.85−7.92(m、2H)7.40−7.46(m、1H)7.35(s、1H)7.33(t、J=3.36Hz、1H)7.27−7.31(m、1H)7.09−7.14(m、1H)6.89(d、J=8.54Hz、1H)6.26(d、1H)4.63(s、2H)3.59(s、3H);(ESI)m/z487(M+H)
+。
【0541】
実施例129
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えてピリジン−2−イルメタンアミンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例129を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm8.68(d、J=5.49Hz、1H)8.23−8.29(m、1H)8.04(d、J=2.44Hz、1H)7.90(dd、J=8.70、2.29Hz、1H)7.75(d、J=7.93Hz、1H)7.69−7.73(m、1H)7.39−7.47(m、1H)7.36(s、1H)7.33(d、J=2.75Hz、1H)7.26−7.32(m、1H)7.09−7.15(m、1H)6.90(d、J=8.85Hz、1H)6.27(d、J=2.75Hz、1H)4.73(s、2H)3.59(s、3H);(ESI)m/z487(M+H)
+。
【0542】
実施例130
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−(3,4,5−トリメトキシベンジル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えて(3,4,5−トリメトキシフェニル)メタンアミンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例130を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm8.00(d、J=2.14Hz、1H)7.87(dd、J=8.70、2.29Hz、1H)7.39−7.45(m、1H)7.35(s、1H)7.32(d、J=2.75Hz、1H)7.26−7.31(m、1H)7.11(m、1H)6.87(d、J=8.54Hz、1H)6.66(s、2H)6.26(d、J=2.75Hz、1H)4.41(s、2H)3.75(s、6H)3.63(s、3H)3.58(s、3H);(ESI)m/z576(M+H)
+。
【0543】
実施例131
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えてN
1,N
1−ジメチルエタン−1,2−ジアミンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例131を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm7.97(d、J=2.14Hz、1H)7.85(dd、J=8.70、2.29Hz、1H)7.39−7.46(m、1H)7.31−7.35(m、2H)7.25−7.31(m、1H)7.09−7.15(m、1H)6.90(d、J=8.55Hz、1H)6.25(d、J=2.75Hz、1H)3.62(t、J=5.95Hz、2H)3.59(s、3H)3.26(t、J=5.95Hz、2H)2.84(s、6H);(ESI)m/z467(M+H)
+。
【0544】
実施例132
N−[2−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)エチル]−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えて2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)エタンアミンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例132を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm7.92(d、J=2.14Hz、1H)7.79(dd、J=8.70、2.29Hz、1H)7.39−7.45(m、1H)7.31−7.34(m、2H)7.25−7.31(m、1H)7.06−7.14(m、1H)6.80−6.87(m、3H)6.70(d、J=7.02Hz、1H)6.25(d、J=3.05Hz、1H)5.94(s、2H)3.59(s、3H)3.44(t、J=7.32Hz、2H)2.76(t、J=7.32Hz、2H);(ESI)m/z544(M+H)
+。
【0545】
実施例133
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−N−[2−(1H−インドール−3−イル)エチル]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド
ピリミジン−2−アミンに代えて2−(1H−インドール−3−イル)エタンアミンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例133を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm8.65(t、J=5.49Hz、1H)7.94(d、J=2.14Hz、1H)7.83(dd、J=8.70、2.29Hz、1H)7.58(d、J=7.93Hz、1H)7.39−7.45(m、1H)7.36(d、J=7.93Hz、1H)7.32−7.34(m、2H)7.25−7.31(m、1H)7.18(s、1H)7.05−7.13(m、2H)6.98(t、J=7.32Hz、1H)6.86(d、J=8.54Hz、1H)6.25(d、J=2.75Hz、1H)3.59(s、3H)3.48−3.58(m、2H)2.96(t、J=7.48Hz、2H);(ESI)m/z539(M+H)
+。
【0546】
実施例134
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−{[4−(フラン−2−イルカルボニル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ピリミジン−2−アミンに代えてフラン−2−イル(ピペラジン−1−イル)メタノンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例134を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm7.82(s、1H)7.55(d、J=2.14Hz、1H)7.39−7.48(m、2H)7.25−7.37(m、3H)7.07−7.13(m、1H)7.05(d、J=3.36Hz、1H)6.88(d、J=8.24Hz、1H)6.64(dd、J=3.36、1.83Hz、1H)6.29(d、J=2.75Hz、1H)3.74−3.89(m、4H)3.41−3.70(m、7H);(ESI)m/z559(M+H)
+。
【0547】
実施例135
tert−ブチル{1−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゾイル]ピペリジン−4−イル}カーバメート
ピリミジン−2−アミンに代えてtert−ブチルピペリジン−4−イルカーバメートを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例135を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm7.45(d、J=1.83Hz、1H)7.36−7.44(m、2H)7.34(s、1H)7.32(d、J=2.75Hz、1H)7.25−7.31(m、1H)7.06−7.13(m、1H)6.86(d、J=8.54Hz、1H)6.27(d、J=2.75Hz、1H)4.31(s、1H)3.42−3.69(m、5H)2.85−3.24(m、2H)1.77(s、2H)1.21−1.47(m、11H);(ESI)m/z579(M+H)
+。
【0548】
実施例136
4−{[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゾイル]アミノ}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
ピリミジン−2−アミンに代えて4−アミノピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例136を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm7.95(d、J=2.14Hz、1H)7.83(dd、J=8.54、2.14Hz、1H)7.43(d、J=8.54Hz、1H)7.31−7.35(m、2H)7.24−7.51(m、1H)7.10(d、J=1.83Hz、1H)6.86(d、J=8.54Hz、1H)6.24(d、J=2.75Hz、1H)3.87−4.08(m、3H)3.58(s、3H)2.91(d、J=85.75Hz、2H)1.78(d、2H)1.34−1.45(m、11H);(ESI)m/z579(M+H)
+。
【0549】
実施例137
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−{[4−(エチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ピリミジン−2−アミンに代えて1−(エチルスルホニル)ピペラジンを用い、実施例116の製造に用いた手順に従って実施例137を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6/D
2O、温度=25℃)δppm7.53(d、J=2.14Hz、1H)7.38−7.47(m、2H)7.35(s、1H)7.33(d、J=3.05Hz、1H)7.26−7.32(m、1H)7.07−7.13(m、1H)6.87(d、J=8.54Hz、1H)6.28(d、J=2.75Hz、1H)3.43−3.70(m、7H)3.25(s、4H)3.07(q、J=7.43Hz、2H)1.22(t、J=7.32Hz、3H);(ESI)m/z557(M+H)
+。
【0550】
実施例138
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例138a
4−(2−フルオロ−5−(メチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6a(0.642g、1.5mmol)、2−ブロモ−1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(0.380g、1.500mmol)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンタン(0.051g、0.176mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.041g、0.045mmol)およびリン酸カリウム(0.796g、3.75mmol)のジオキサン(10mL)および水(2.500mL)中混合物を脱気し、窒素で数回充填し戻した。反応液を60℃で16時間加熱した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、30%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た(0.63g、1.328mmol、収率89%)。
【0551】
実施例138b
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例138a(0.05g、0.105mmol)、2,4−ジフルオロフェノール(0.016g、0.126mmol)および炭酸セシウム(0.069g、0.211mmol)のDMSO(1mL)中混合物を120℃で16時間加熱した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウム、で脱水し濾過し、濃縮した。残留物を逆相分取HPLC(10%から80%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物を得た(0.036g、0.084mmol、収率79%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.10(s、1H)、7.99(d、J=2.44Hz、1H)、7.86(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.40−7.56(m、3H)、7.31(t、J=2.9Hz、1H)、7.14−7.20(m、1H)、6.98(d、J=8.54Hz、1H)、6.28−6.30(m、1H)、3.59(s、3H)、3.26(s、3H)。MS(ESI+)m/z431.1(M+H)
+。
【0552】
実施例139
4−[2−(4−クロロベンゾイル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて(2−ブロモフェニル)(4−クロロフェニル)メタノンを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例139を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm11.96(s、1H)、7.86−7.73(m、1H)、7.55−7.62(m、3H)、7.39−7.43(m、2H)、7.25−7.29(m、2H)、7.21(t、J=2.75Hz、1H)、6.88(s、1H)、6.05−6.06(m、1H)、3.39(s、3H)。MS(DCI+)m/z363.0(M+H)
+。
【0553】
実施例140
4−{2−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例139(0.05g、0.138mmol)およびテトラヒドロホウ酸ナトリウム(2)(5.21mg、0.138mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)中混合物を60℃で3時間加熱した。溶媒を除去し、残留物を逆相分取HPLC(10%から80%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物を得た(0.042g、0.115mmol、収率84%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm11.70(s、1H)、7.56(d、J=7.63Hz、1H)、7.35−7.39(m、1H)、7.27−7.31(m、1H)、7.21−7.23(m、4H)、7.00(d、J=8.54Hz、2H)、6.79(s、1H)、5.94(t、J=2.29Hz、1H)、5.75(s、1H)、3.47(s、3H)。MS(DCI+)m/z365.0(M+H)
+。
【0554】
実施例141
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(ピリミジン−5−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例141a
6−メチル−4−(5−ニトロ−2−(ピリミジン−5−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
フェノールに代えてピリミジン−5−オールを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例141aを製造して、標題化合物を得た。
【0555】
実施例141b
4−(5−アミノ−2−(ピリミジン−5−イルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bに代えて実施例141aを用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例141bを製造して、標題化合物を得た。
【0556】
実施例141c
N−[3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(ピリミジン−5−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例3に代えて実施例141bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例141cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.03(bs、1H)、9.90(s、1H)、8.35(s、2H)、7.40(d、J=2.3Hz、1H)、7.31−7.22(m、4H)、6.25−6.20(m、1H)、3.49(s、3H)、3.17(q、J=7.3Hz、2H)、1.24(t、J=7.3Hz、3H)。MS(ESI+)m/z462.2(M+H)
+。
【0557】
実施例142
N−{3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]フェニル}エタンスルホンアミド
実施例142a
6−メチル−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ)−5−ニトロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えて(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メタノールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例142aを製造して、標題化合物を得た。
【0558】
実施例142b
4−(5−アミノ−2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bに代えて実施例142aを用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例142bを製造して、標題化合物を得た。
【0559】
実施例142c
N−{3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]フェニル}エタンスルホンアミド
実施例3に代えて実施例142bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例142cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.01(bs、1H)、9.58(s、1H)、7.32−7.14(m、6H)、6.20(d、J=1.8Hz、1H)、6.10(dd、J=2.8、1.9Hz、1H)、5.10(s、2H)、3.63(s、3H)、3.50(s、3H)、3.04(q、J=7.4Hz、2H)、1.21(t、J=7.4Hz、3H)。MS(ESI+)m/z442.1(M+H)
+。
【0560】
実施例143
N−{4−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル}エタンスルホンアミド
実施例143a
4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ)−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えて(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メタノールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例143aを製造して、標題化合物を得た。
【0561】
実施例143b
4−(5−アミノ−2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bに代えて実施例143aを用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例143bを製造して、標題化合物を得た。
【0562】
実施例143c
N−{4−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル}エタンスルホンアミド
実施例3に代えて実施例143bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例143cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.04−11.99(m、1H)、9.57(s、1H)、7.29−7.13(m、5H)、6.12−6.07(m、1H)、5.98(s、1H)、5.03(s、2H)、3.54(s、3H)、3.50(s、3H)、3.04(q、J=7.3Hz、2H)、2.05(s、3H)、1.21(t、J=7.3Hz、3H)。MS(ESI+)m/z456.2(M+H)
+。
【0563】
実施例144
N−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例144a
6−メチル−4−(2−(ネオペンチルオキシ)−5−ニトロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えて2,2−ジメチルプロパン−1−オールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例144aを製造して、標題化合物を得た。
【0564】
実施例144b
4−(5−アミノ−2−(ネオペンチルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bに代えて実施例144aを用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例144bを製造して、標題化合物を得た。
【0565】
実施例144c
実施例3に代えて実施例144bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例144cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.00(s、1H)9.50(s、1H)7.26−7.33(m、3H)7.15(dd、J=2.71、8.82Hz、1H)7.06(d、J=9.16Hz、1H)6.17−6.22(m、1H)3.59(s、2H)3.54(s、3H)3.03(q、J=7.23Hz、2H)1.21(t、J=7.29Hz、3H)0.84(s、9H)。MS(ESI+)m/z416.5(M−H)
+。
【0566】
実施例145
N−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例145a
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてシクロプロピルメタノールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例145aを製造して、標題化合物を得た。
【0567】
実施例145b
4−(5−アミノ−2−(シクロプロピルメトキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bに代えて実施例145aを用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例145bを製造して、標題化合物を得た。
【0568】
実施例145c
N−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例3に代えて実施例145bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例145cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.02−11.97(m、1H)、9.49(s、1H)、7.32−7.24(m、3H)、7.14(dd、J=8.7、2.7Hz、1H)、7.05(d、J=8.8Hz、1H)、6.21−6.16(m、1H)、3.80(d、J=6.7Hz、2H)、3.56(s、3H)、3.02(q、J=7.3Hz、2H)、1.21(t、J=7.3Hz、3H)、1.08(m、1H)、0.50−0.39(m、2H)、0.270.18(m、2H)。MS(ESI+)m/z402.1(M+H)
+。
【0569】
実施例146
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例146a
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド
2,4−ジフルオロフェノール(5.39g、41.4mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(34.5mL)中溶液を冷却して10℃とし、水素化ナトリウム(1.66g、41.4mmol)で少量ずつ処理した。15分撹拌後、4−フルオロ−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(2.28g、10.36mmol)を少量ずつ加えた。反応混合物を環境温度で1.5時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、0.5M HClでpH6として反応停止した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(3.24g、95%)。
【0570】
実施例146b
3−アミノ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)ベンゼンスルホンアミド
実施例146a(3.24g、9.81mmol)、鉄(2.74g、49.1mmol)および塩化アンモニウム(0.787g、14.72mmol)をテトラヒドロフラン(21mL)、エタノール(21mL)および水(7mL)の混合物中、95℃で3時間撹拌した。混合物をナイロン膜によって濾過し、濃縮した。残留物酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(2.81g、95%)。
【0571】
実施例146c
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−ヨードベンゼンスルホンアミド
実施例146b(2.8g、9.32mmol)のジオキサン(20mL)中溶液に0℃で、濃塩酸(40mL、9.32mmol)を加えた。混合物を15分間撹拌し、亜硝酸ナトリウム(0.772g、11.19mmol)の水溶液(水10mL)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。ヨウ化カリウム(3.10g、18.7mmol)の水溶液(水10mL)を加え、環境温度で1時間撹拌を続けた。混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を飽和チオ硫酸ナトリウム、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から60%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を得た(2.24g、収率58.4%)。
【0572】
実施例146d
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例146c(111mg、0.270mmol)、実施例6a(150mg、0.351mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(31.2mg、0.027mmol)およびフッ化セシウム(123mg、0.810mmol)の1,2ジメトキシエタン(4.6mL)およびメタノール(2.3mL)混合物中の懸濁液をマイクロ波条件下に150℃で5分間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(75mL)と50%塩化ナトリウム水溶液(75mL)との間で分配した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物のジオキサン(4mL)中溶液に水酸化リチウム水和物(113mg、2.7mmol)の水溶液(水1mL)を加え、混合物をマイクロ波条件下に120℃で30分間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(75mL)と水(75mL)との間で分配した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0.5%から10%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(74mg、収率63.5%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.09(s、1H)、7.92(d、J=2.37Hz、1H)、7.76(dd、J=8.82、2.37Hz、1H)、7.43−7.53(m、1H)、7.28−7.40(m、5H)、7.08−7.18(m、1H)、6.95(d、J=8.82Hz、1H)、6.27(d、J=2.71Hz、1H)、3.58(s、3H)。MS(ESI+)m/z432.2(M+H)
+。
【0573】
実施例147
4−[2−(シクロヘキシルアミノ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例147a
2−ブロモ−N−シクロヘキシル−4−(メチルスルホニル)アニリン
バイアル中の2−ブロモ−1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(0.05g、0.198mmol)およびシクロヘキサンアミン(0.059g、0.593mmol)のジオキサン(1mL)中混合物にキャップを施し、110℃で3日間加熱した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た(0.044g、0.132mmol、収率67.0%)。
【0574】
実施例147b
4−[2−(シクロヘキシルアミノ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例147aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例147bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.13(s、1H)、7.66(dd、J=8.7、2.29Hz、1H)、7.51(d、J=2.14Hz、1H)、7.30(t、J=2.75Hz、1H)、7.26(s、1H)、6.86(d、J=8.85Hz、1H)、6.00−6.01(m、1H)、4.83(brs、1H)、3.56(s、3H)、3.35−3.44(m、1H)、1.84−1.87(m、2H)、1.53−1.62(m、3H)、1.27−1.37(m、2H)、1.03−1.12(m、3H)。MS(APCI+)m/z400.1(M+H)
+。
【0575】
実施例148
4−[5−アミノ−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−7−オン
実施例148a
それぞれ実施例2aに代えて2−ブロモ−1−フルオロ−4−ニトロベンゼンを用い、フェノールに代えて2,4−ジフルオロフェノールを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例148aを製造して、標題化合物を得た。
【0576】
実施例148b
3−ブロモ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)アニリン
実施例2bに代えて実施例148aを用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例148bを製造して、標題化合物を得た。
【0577】
実施例148c
4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン
実施例1eに代えて実施例148bを用い、実施例6aの製造に用いた手順に従って実施例148cを製造して、標題化合物を得た。
【0578】
実施例148d
4−[5−アミノ−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−7−オン
それぞれ実施例95cに代えて実施例80bを用い、実施例6aに代えて実施例148cを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例148dを製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.69(s、1H)、7.44(t、J=2.59Hz、1H)、7.32−7.37(m、2H)、7.16(d、J=2.75Hz、1H)、7.05−7.12(m、1H)、6.97−7.02(m、1H)、6.92(d、J=8.54Hz、1H)、3.37−6.39(m、1H)、3.70(s、3H)。MS(ESI+)m/z369.4(M+H)
+。
【0579】
実施例149
4−[2−(2−フルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2−フルオロフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例149を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.99(d、J=2.4Hz、1H)、7.89(dt、J=7.7、3.9Hz、1H)、7.50−7.38(m、2H)、7.35−7.24(m、4H)、6.98(d、J=8.6Hz、1H)、6.32(d、J=2.8Hz、1H)、3.60(s、3H)、3.26(s、3H)。MS(ESI+)m/z413(M+H)
+。
【0580】
実施例150
4−[2−(3−フルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて3−フルオロフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例150を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.01(t、J=3.4Hz、1H)、7.93(dt、J=7.1、3.5Hz、1H)、7.47−7.37(m、2H)、7.34(t、J=3.3Hz、1H)、7.21(t、J=6.3Hz、1H)、6.96(dddd、J=26.2、21.5、8.3、2.2Hz、3H)、6.30(d、J=2.8Hz、1H)、3.57(s、3H)、3.27(s、3H)。MS(ESI+)m/z413(M+H)
+。
【0581】
実施例151
4−[2−(4−フルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて4−フルオロフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例151を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.98(d、J=2.4Hz、1H)、7.89(dd、J=8.7、2.4Hz、1H)、7.43(s、1H)、7.34(d、J=2.8Hz、1H)、7.31−7.22(m、2H)、7.22−7.10(m、2H)、7.04(d、J=8.7Hz、1H)、6.31(d、J=2.8Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.25(s、3H)。MS(ESI+)m/z413(M+H)
+。
【0582】
実施例152
4−[2−(2−クロロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2−クロロフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例152を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.02(dd、J=7.0、1.6Hz、1H)、7.96−7.85(m、1H)、7.65−7.57(m、1H)、7.47(s、1H)、7.44−7.34(m、2H)、7.33−7.21(m、2H)、6.92(d、J=8.7Hz、1H)、6.37(d、J=2.8Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.26(s、3H)。MS(ESI+)m/z429(M+H)
+。
【0583】
実施例153
4−[2−(3−クロロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて3−クロロフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例153を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.01(d、J=2.4Hz、1H)、7.99−7.88(m、1H)、7.43−7.37(m、2H)、7.35(t、J=3.3Hz、1H)、7.27−7.19(m、2H)、7.16(dd、J=10.2、8.1Hz、1H)、7.08−6.93(m、1H)、6.30(d、J=2.8Hz、1H)、3.57(s、3H)、3.27(s、3H)。MS(ESI+)m/z429(M+H)
+。
【0584】
実施例154
4−[2−(4−クロロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて4−クロロフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例154を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.00(d、J=2.4Hz、1H)、7.91(dd、J=8.3、2.0Hz、1H)、7.56−7.38(m、3H)、7.34(t、J=3.3Hz、1H)、7.19−7.07(m、3H)、6.29(d、J=2.8Hz、1H)、3.58(s、3H)、3.26(s、3H)。MS(ESI+)m/z429(M+H)
+。
【0585】
実施例155
3−[2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(メチルスルホニル)フェノキシ]ベンゾニトリル
2,4−ジフルオロフェノールに代えて3−シアノフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例155を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.02(d、J=2.4Hz、1H)、7.99−7.91(m、1H)、7.68−7.49(m、3H)、7.46−7.38(m、2H)、7.38−7.32(m、1H)、7.24(d、J=8.6Hz、1H)、6.30(d、J=2.8Hz、1H)、3.56(s、3H)、3.28(s、3H)。MS(ESI+)m/z420(M+H)
+。
【0586】
実施例156
4−[2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(メチルスルホニル)フェノキシ]ベンゾニトリル
2,4−ジフルオロフェノールに代えて4−シアノフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例156を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.05(d、J=2.4Hz、1H)、8.02−7.94(m、1H)、7.80−7.73(m、2H)、7.38(t、J=4.3Hz、2H)、7.33(t、J=3.3Hz、1H)、7.17−7.03(m、2H)、6.25(d、J=2.8Hz、1H)、3.54(s、3H)、3.29(s、3H)。MS(ESI+)m/z420(M+H)
+。
【0587】
実施例157
6−メチル−4−{5−(メチルスルホニル)−2−[3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて3−トリフルオロメチルフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例157を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.03(d、J=2.4Hz、1H)、7.95(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.62−7.56(m、1H)、7.54−7.48(m、1H)、7.42(d、J=7.1Hz、1H)、7.37−7.31(m、3H)、7.25(d、J=8.6Hz、1H)、6.30(d、J=2.8Hz、1H)、3.55(s、3H)、3.28(s、3H)。MS(ESI+)m/z463(M+H)
+。
【0588】
実施例158
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
テトラヒドロフラン(2mL)中のシクロプロピルメタノール(0.014g、0.19mmol)を60%水素化ナトリウム(10.11mg、0.253mmol)で処理した。反応混合物を環境温度で5分間撹拌した。この溶液に実施例138a(0.03g、0.063mmol)を加えた。反応混合物を60℃で16時間加熱した。溶媒を除去し、残留物を分取HPLC(C18、10%から80%CH
3CN/水(0.1%TFA))によって精製して、標題化合物を得た(0.012g、0.032mmol、収率51.0%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.88(dd、J=8.6、2.5Hz、1H)、7.84(d、J=2.4Hz、1H)、7.37(s、1H)、7.34(d、J=2.4Hz、2H)、7.32(d、J=3.5Hz、2H)、6.17(d、J=2.8Hz、1H)、3.99(d、J=6.8Hz、2H)、3.20(s、3H)、1.17−1.06(m、1H)、0.52−0.41(m、2H)、0.34−0.24(m、2H)。MS(ESI+)m/z373(M+H)
+。
【0589】
実施例159
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3に代えて実施例148dを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例159を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.72(s、1H)、9.79(s、1H)、7.45(t、J=2.59Hz、1H)、7.40(t、J=2.44Hz、1H)、7.31−7.38(m、2H)、7.11−7.17(m、1H)、6.89−7.03(m、1H)、6.39−6.40(m、1H)、3.70(s、3H)、3.02(s、3H)。MS(ESI+)m/z447.1(M+H)
+。
【0590】
実施例160
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
それぞれ実施例3に代えて実施例148dを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例160を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.72(s、1H)、9.86(s、1H)、7.45(t、J=2.75Hz、1H)、7.41(d、J=2.75Hz、1H)、7.31−7.40(m、2H)、7.10−7.16(m、1H)、6.98−7.03(m、1H)、6.38−6.39(m、1H)、3.70(s、3H)、3.11(q、J=7.43Hz、2H)、1.23(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z461.1(M+H)
+。
【0591】
実施例161
4−[2−(イソキノリン−5−イルオキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えてイソキノリン−5−オールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例161を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm9.68(s、1H)、8.58(d、J=6.4Hz、1H)、8.30(d、J=6.4Hz、1H)、8.11(t、J=4.9Hz、2H)、8.00(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.78(t、J=8.1Hz、1H)、7.55−7.46(m、2H)、7.40(d、J=8.6Hz、1H)、7.33(d、J=2.8Hz、1H)、6.39(d、J=2.8Hz、1H)、3.97(s、1H)、3.47(s、3H)、3.31(s、3H)。MS(ESI+)m/z445(M+H)
+。
【0592】
実施例162
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−(キノリン−6−イルオキシ)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えてキノリン−6−オールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例162を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm9.03(dd、J=4.8、1.4Hz、1H)、8.71(d、J=8.1Hz、1H)、8.15(d、J=9.0Hz、1H)、8.08(d、J=2.4Hz、1H)、7.99(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.88−7.80(m、1H)、7.74(dt、J=3.7、2.5Hz、2H)、7.45(s、1H)、7.37(d、J=8.6Hz、1H)、7.32(t、J=3.3Hz、1H)、6.34(d、J=2.8Hz、1H)、3.53(d、J=6.8Hz、3H)、3.30(s、3H)。MS(ESI+)m/z446(M+H)
+。
【0593】
実施例163
4−{2−[2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例163を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.03(d、J=2.4Hz、1H)、7.94(dd、J=8.7、2.4Hz、1H)、7.79(d、J=8.3Hz、1H)、7.58(dd、J=16.2、8.4Hz、1H)、7.49(d、J=1.8Hz、1H)、7.44(s、1H)、7.34(d、J=2.8Hz、1H)、7.27−7.13(m、2H)、6.33(d、J=2.9Hz、1H)、3.56(s、3H)、3.28(s、3H)。MS(ESI+)m/z496(M+H)
+。
【0594】
実施例164
4−{2−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例164を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.01(d、J=2.4Hz、1H)、7.93(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.67−7.55(m、3H)、7.43(s、1H)、7.34(d、J=2.8Hz、1H)、7.23−7.15(m、2H)、6.29(d、J=2.8Hz、1H)、3.57(s、3H)、3.27(s、3H)。MS(ESI+)m/z480(M+H)
+。
【0595】
実施例165
2−{4−[2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}アセトアミド
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2−(4−ヒドロキシフェニル)アセトアミドを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例165を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.97(d、J=2.4Hz、1H)、7.88(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.43(s、1H)、7.36−7.30(m、3H)、7.09−7.00(m、3H)、6.31(d、J=2.8Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.39(s、2H)、3.24(s、3H)。MS(ESI+)m/z452(M+H)
+。
【0596】
実施例166
4−[2−(3−アミノフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて3−アミノフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例166を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.00(d、J=2.4Hz、1H)、7.92(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.40(s、1H)、7.36−7.24(m、2H)、7.15(d、J=8.6Hz、1H)、6.78(dd、J=8.0、1.9Hz、1H)、6.70−6.62(m、2H)、6.27(d、J=2.8Hz、1H)、3.96(s、1H)、3.58(s、3H)、3.26(s、3H)。MS(ESI+)m/z410(M+H)
+。
【0597】
実施例167
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例167a
N−(2−ブロモ−4−(メチルスルホニル)フェニル)テトラヒドロフラン−3−アミン
シクロヘキサンアミンに代えてテトラヒドロフラン−3−アミンを用い、実施例147aの製造に用いた手順に従って実施例167aを製造して、標題化合物を得た。
【0598】
実施例167b
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例167aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例167bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.12(s、1H)、7.70(dd、J=8.7、2.29Hz、1H)、7.54(d、J=2.44Hz、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、7.27(s、1H)、6.87(d、J=8.85Hz、1H)、6.00(t、J=2.29Hz、1H)、5.25(brs、1H)、4.17(brs、1H)、3.68(q、J=7.32、Hz、2H)、3.56(s、3H)、3.49(dd、J=9、3.51Hz、1H)、3.12(s、3H)、2.12−2.19(m、1H)、1.74−1.77(m、1H)。MS(ESI+)m/z388.2(M+H)
+。
【0599】
実施例168
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例168a
(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)(エチル)スルファン
3−ブロモ−4−フルオロベンゼンチオール(3.89g、18.79mmol)および水酸化ナトリウム(3.95mL、19.73mmol)のMeOH中混合物を0℃で10分間撹拌した。この溶液にヨードエタン(1.803mL、22.54mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で6時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(4.35g、18.50mmol、収率98%)。それを次の反応に直接用いた。
【0600】
実施例168b
2−ブロモ−4−(エチルスルホニル)−1−フルオロベンゼン
ジクロロメタン(250mL)中の実施例168a(4.4g、18.71mmol)を冷却して0℃とした。この溶液にmCPBA(10.15g、41.2mmol)少量ずつ加えた。反応液を環境温度で6時間撹拌した。反応混合物からの固体によって濾過を除去した。濾液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で数回で洗浄した。水層を追加のジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を15%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た(4.4g、16.47mmol、収率88%)。
【0601】
実施例168c
4−(5−(エチルスルホニル)−2−フルオロフェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
2−ブロモ−1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼンに代えて実施例168bを用い、実施例138aの製造に用いた手順に従って実施例168cを製造して、標題化合物を得た。
【0602】
実施例168d
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例138aに代えて実施例168cを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例168dを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.31(s、1H)、7.93(d、J=2.44Hz、1H)、7.83(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.52−7.54(m、1H)、7.42−7.46(m、2H)、7.32(t、J=2.75Hz、1H)、7.16−7.19(m、1H)、6.99(d、J=8.54Hz、1H)、6.27−6.28(m、1H)、3.59(s、3H)、3.38(q、J=7.32、Hz、2H)、1.15(t、J=7.32Hz、1H)。MS(ESI+)m/z445.2(M+H)
+。
【0603】
実施例169
4−{2−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)オキシ]−5−(エチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
それぞれ実施例138aに代えて実施例168cを用い、シクロプロピルメタノールに代えて4,4−ジフルオロシクロヘキサノールを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例169を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.05(s、1H)、7.81−7.85(m、2H)、7.45(d、J=8.85Hz、1H)、7.33(s、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、6.12−6.13(m、1H)、4.81(s、1H)、3.56(s、3H)、3.29(q、J=7.32、Hz、2H)、1.70−1.87(m、8H)、1.14(t、J=7.32Hz、1H)。MS(ESI+)m/z451.2(M+H)
+。
【0604】
実施例170
4−{5−(エチルスルホニル)−2−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
それぞれ実施例138aに代えて実施例168cを用い、シクロプロピルメタノールに代えて1−メチルピペリジン−4−オールを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例170を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.13(s、1H)、7.81−7.87(m、2H)、7.46(d、J=8.85Hz、1H)、7.34(s、1H)、7.32(t、J=2.75Hz、1H)、6.11−6.12(m、1H)、4.86(s、1H)、3.56(s、3H)、3.30(s、3H)、3.29(q、J=7.32、Hz、2H)、3.24−3.29(m、1H)、3.04−3.10(m、1H)、2.25−2.29(m、2H)、1.91−2.05(m、2H)、1.14(t、J=7.32Hz、1H)。MS(ESI+)m/z430.2(M+H)
+。
【0605】
実施例171
4−[2−(2,1,3−ベンゾチアゾール−4−イルオキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えてベンゾ[c][1,2,5]チアジアゾール−5−オールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例171を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.04(d、J=2.4Hz、1H)、7.93(d、J=8.4Hz、1H)、7.84(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.69(dd、J=8.8、7.5Hz、1H)、7.50(s、1H)、7.36(d、J=7.1Hz、1H)、7.29(d、J=2.8Hz、1H)、7.09(d、J=8.7Hz、1H)、6.49(d、J=2.8Hz、1H)、3.55(s、3H)、3.27(s、3H)。MS(ESI
+)m/z453(M+H)
+。
【0606】
実施例172
4−[2−(イソキノリン−7−イルオキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えてイソキノリン−7−オールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例172を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.65(s、1H)、8.39(s、1H)、8.24(d、J=8.9Hz、1H)、8.16−8.04(m、1H)、8.03(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.95−7.76(m、2H)、7.47(dd、J=20.3、11.7Hz、2H)、7.31(t、J=5.9Hz、1H)、6.32(d、J=2.8Hz、1H)、3.51(s、3H)、3.31(s、3H)。MS(ESI+)m/z446(M+H)
+。
【0607】
実施例173
4−[2−(2,5−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2,5−ジフルオロフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例173を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.08−7.98(m、1H)、7.97−7.83(m、1H)、7.50−7.39(m、2H)、7.35(t、J=3.3Hz、1H)、7.33−7.21(m、1H)、7.20−7.08(m、2H)、6.31(d、J=2.8Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.25(d、J=6.7Hz、3H)MS(ESI+)m/z431(M+H)
+。
【0608】
実施例174
4−[2−(3,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて3,4−ジフルオロフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例174を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.99(d、J=2.4Hz、1H)、7.91(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.53−7.40(m、2H)、7.34(d、J=2.8Hz、1H)、7.29(ddd、J=11.4、6.8、2.9Hz、1H)、7.16(d、J=8.7Hz、1H)、6.95(dd、J=8.8、5.0Hz、1H)、6.31(d、J=2.8Hz、1H)、3.58(s、3H)、3.25(s、3H)。MS(ESI+)m/z431(M+H)
+。
【0609】
実施例175
6−メチル−4−{5−(メチルスルホニル)−2−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて4−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例175を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.02(d、J=2.4Hz、1H)、7.92(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.50−7.41(m、1H)、7.36(d、J=2.8Hz、1H)、7.28(dd、J=7.3、1.4Hz、1H)、7.16(d、J=8.6Hz、1H)、6.32(d、J=2.8Hz、1H)、3.62−3.54(m、2H)、3.27(s、1H)、2.89−2.82(m、1H)、2.65−2.59(m、1H)。MS(ESI+)m/z449(M+H)
+。
【0610】
実施例176
4−[2−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて3,5−ジフルオロフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例176を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.02(d、J=2.4Hz、1H)、7.96(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.40(s、1H)、7.34(dd、J=5.7、2.8Hz、2H)、6.98(tt、J=9.3、2.3Hz、1H)、6.83−6.62(m、2H)、6.29(d、J=2.8Hz、1H)、3.56(s、3H)、3.27(s、3H)。MS(ESI+)m/z431(M+H)
+。
【0611】
実施例177
6−メチル−4−[2−(4−メチルフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて4−メチルフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例177を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.96(d、J=2.4Hz、1H)、7.88−7.79(m、1H)、7.42(s、1H)、7.33(d、J=2.8Hz、1H)、7.24(d、J=8.4Hz、2H)、7.00(dd、J=8.6、4.3Hz、3H)、6.30(d、J=2.8Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.24(s、3H)。MS(ESI+)m/z409(M+H)
+。
【0612】
実施例178
4−[2−(2−メトキシフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2−メトキシフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例178を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.94(d、J=2.4Hz、1H)、7.81(dd、J=8.7、2.4Hz、1H)、7.47(s、1H)、7.39−7.25(m、2H)、7.26−7.13(m、2H)、7.03(td、J=7.6、1.5Hz、1H)、6.75(d、J=8.7Hz、1H)、6.43(d、J=2.8Hz、1H)、3.61(s、3H)、3.23(s、3H)。MS(ESI+)m/z425(M+H)
+。
【0613】
実施例179
6−メチル−4−{2−[(2−メチルピリジン−3−イル)オキシ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2−メチルピリジン−3−オールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例179を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.38(d、J=2.1Hz、1H)、8.05(d、J=2.4Hz、1H)、7.98(dd、J=8.5、2.4Hz、1H)、7.73(d、J=8.3Hz、1H)、7.53(dd、J=8.4、4.9Hz、1H)、7.43(s、1H)、7.35(d、J=2.8Hz、1H)、7.28(d、J=8.5Hz、1H)、6.30(d、J=2.8Hz、1H)、3.56(s、3H)、3.28(s、3H)、2.41(s、3H)。MS(ESI+)m/z410(M+H)
+。
【0614】
実施例180
4−{2−[3−(ジメチルアミノ)フェノキシ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて3−(ジメチルアミノ)フェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例180を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.97(d、J=2.4Hz、1H)、7.88(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.42(s、1H)、7.34(d、J=2.8Hz、1H)、7.26(t、J=8.1Hz、1H)、7.08(d、J=8.6Hz、1H)、6.68(dd、J=8.3、2.4Hz、1H)、6.52−6.43(m、2H)、6.31(d、J=2.8Hz、1H)、3.58(s、3H)、3.24(s、3H)、2.90(s、6H)。MS(ESI+)m/z438(M+H)
+。
【0615】
実施例181
6−メチル−4−{5−(メチルスルホニル)−2−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ]フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて5−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例181を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.04(d、J=2.4Hz、1H)、7.98(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.60(d、J=8.4Hz、1H)、7.40(s、1H)、7.34(dd、J=6.9、5.8Hz、2H)、7.11(s、1H)、7.08−6.97(m、1H)、6.28(d、J=2.9Hz、1H)、3.54(s、3H)、3.29(s、3H)、3.00(d、J=5.0Hz、2H)、2.62−2.58(m、2H)。MS(ESI+)m/z449(M+H)
【0616】
実施例182
6−メチル−4−{5−(メチルスルホニル)−2−[(3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)オキシ]フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例182を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.01(d、J=2.5Hz、1H)、7.92(d、J=8.6Hz、1H)、7.61(d、J=8.7Hz、1H)、7.42(d、J=14.0Hz、2H)、7.34(d、J=2.8Hz、1H)、7.22−7.10(m、2H)、6.30(d、J=2.8Hz、1H)、3.56(s、3H)、3.26(s、3H)、3.06(s、2H)、2.69(s、3H)。MS(ESI+)m/z449(M+H)
+。
【0617】
実施例183
2−[2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(メチルスルホニル)フェノキシ]ベンゾニトリル
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2−シアノフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例183を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.06(d、J=2.4Hz、1H)、7.99(dd、J=8.5、2.4Hz、1H)、7.81(dd、J=7.7、1.6Hz、1H)、7.67−7.59(m、1H)、7.41(s、1H)、7.39−7.24(m、3H)、7.09(d、J=8.4Hz、1H)、6.30(d、J=2.8Hz、1H)、3.56(s、3H)、3.29(s、3H)。MS(ESI+)m/z420(M+H)
+。
【0618】
実施例184
4−[2−(3−クロロ−2−フルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2−フルオロ−3クロロフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例184を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.00(d、J=2.4Hz、1H)、7.92(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.47−7.41(m、2H)、7.35(d、J=2.8Hz、1H)、7.28−7.23(m、2H)、7.13(d、J=8.6Hz、1H)、6.28(d、J=2.8Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.26(s、3H)。MS(ESI+)m/z447(M+H)
+。
【0619】
実施例185
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−(ナフタレン−1−イルオキシ)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えてナフタレン−1−オールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例185を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.02(d、J=2.4Hz、1H)、7.99(d、J=8.9Hz、2H)、7.96−7.87(m、2H)、7.86(d、J=8.0Hz、1H)、7.59−7.44(m、4H)、7.36−7.28(m、2H)、7.15(d、J=8.6Hz、1H)、6.37(d、J=2.8Hz、1H)、3.58(s、3H)、3.26(s、3H)。MS(ESI+)m/z445(M+H)
+。
【0620】
実施例186
4−[2−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2−フルオロ−5メチルフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例186を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.98(d、J=2.4Hz、1H)、7.89(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.43(s、1H)、7.35(d、J=2.8Hz、1H)、7.27(dd、J=10.9、8.1Hz、1H)、7.14−7.06(m、2H)、6.98(d、J=8.6Hz、1H)、6.31(d、J=2.8Hz、1H)、3.60(s、3H)、3.25(s、3H)、2.27(s、3H)。MS(ESI+)m/z427(M+H)
+。
【0621】
実施例187
4−[2−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて5−フルオロ−2−メチルフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例187を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.11−7.96(m、1H)、7.91(dt、J=5.1、2.8Hz、1H)、7.43(s、1H)、7.38−7.28(m、2H)、7.07−6.91(m、2H)、6.91−6.81(m、1H)、6.31(t、J=3.9Hz、1H)、3.58(s、3H)、3.26(s、3H)、2.04(s、3H)。MS(ESI+)m/z427(M+H)
+。
【0622】
実施例188
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−(キノリン−7−イルオキシ)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えてキノリン−7−オールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例188を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.97(s、1H)、8.67(d、J=8.5Hz、1H)、8.12(dd、J=12.8、5.7Hz、2H)、8.02(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.69(dd、J=8.3、4.8Hz、1H)、7.55−7.41(m、4H)、7.32(d、J=2.8Hz、1H)、6.32(s、1H)、3.50(d、J=16.9Hz、3H)、3.30(d、J=9.2Hz、3H)。MS(ESI+)m/z446(M+H)
+。
【0623】
実施例189
4−[2−(4−クロロ−3−フルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて3−フルオロ−4−クロロフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例189を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.01(t、J=3.5Hz、1H)、7.99−7.90(m、1H)、7.68−7.52(m、1H)、7.40(s、1H)、7.33(d、J=2.8Hz、1H)、7.29−7.24(m、1H)、7.20(dd、J=10.3、2.7Hz、1H)、7.00−6.86(m、1H)、6.29(t、J=3.4Hz、1H)、3.57(s、3H)、3.27(s、3H)。MS(ESI+)m/z447(M+H)
+。
【0624】
実施例190
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−(ピリジン−3−イルオキシ)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えてピリジン−3−オールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例190を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.03(d、J=2.3Hz、1H)、8.01−7.90(m、1H)、7.72−7.64(m、1H)、7.42(d、J=7.2Hz、1H)、7.37−7.30(m、1H)、7.30−7.15(m、1H)、6.36−6.24(m、1H)、3.56(s、3H)、3.27(s、3H)。MS(ESI+)m/z395(M+H)
+。
【0625】
実施例191
4−[2−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イルオキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−オールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例191を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.96(d、J=2.4Hz、1H)、7.86(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.42(s、1H)、7.34(d、J=2.8Hz、1H)、7.26(d、J=8.1Hz、1H)、7.00(d、J=8.7Hz、2H)、6.98(d、J=2.2Hz、1H)、6.85(dd、J=8.1、2.3Hz、1H)、6.31(d、J=2.8Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.23(s、3H)、2.88−2.79(m、4H)、2.03(p、J=7.4Hz、2H)。MS(ESI+)m/z435(M+H)
+。
【0626】
実施例192
6−メチル−4−{5−(メチルスルホニル)−2−[4−(プロパン−2−イル)フェノキシ]フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて4−イソプロピルフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例192を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.97(d、J=2.4Hz、1H)、7.88(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.42(s、1H)、7.33(d、J=2.8Hz、1H)、7.32−7.26(m、2H)、7.06−6.98(m、3H)、6.30(d、J=2.8Hz、1H)、3.58(s、3H)、3.24(s、3H)、2.89(p、J=6.9Hz、1H)、1.19(d、J=6.9Hz、6H)MS(ESI+)m/z437(M+H)
+。
【0627】
実施例193
4−[2−(イソキノリン−8−イルオキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えてイソキノリン−8−オールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例193を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.34(bs、1H)、8.12(d、J=2.3Hz、1H)、8.05(dd、J=8.4、2.4Hz、1H)、7.86(t、J=7.9Hz、1H)、7.79(d、J=8.2Hz、1H)、7.55(d、J=8.5Hz、1H)、7.48(s、1H)、7.32(d、J=2.6Hz、1H)、7.17−7.11(m、1H)、6.40(d、J=2.6Hz、1H)、3.44(s、3H)、3.32(s、3H)。MS(ESI+)m/z446(M+H)
+。
【0628】
実施例194
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−(3,4,5−トリフルオロフェノキシ)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて3,4,5−トリフルオロフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例194を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.00(d、J=2.4Hz、1H)、7.94(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.41(s、1H)、7.34(d、J=2.8Hz、1H)、7.28(d、J=8.6Hz、1H)、7.18−7.10(m、2H)、6.31(d、J=2.8Hz、1H)、3.57(s、3H)、3.26(s、3H)。MS(ESI+)m/z449(M+H)
+。
【0629】
実施例195
4−(2−ベンジルフェニル)−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて1−ベンジル−2−ブロモベンゼンを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例195を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.08(s、1H)、7.23−7.34(m、5H)、7.16−7.19(m、2H)、7.09−7.12(m、1H)、6.92−6.93(m、3H)、5.95(t、J=2.29Hz、1H)、3.89(s、2H)、3.47(s、3H)。MS(ESI+)m/z315.3(M+H)
+。
【0630】
実施例196
4−(ビフェニル−2−イル)−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例6aに代えてビフェニル−2−イルボロン酸を用い、実施例95cに代えて実施例1eを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例196を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm11.88(s、1H)、7.44−7.49(m、4H)、7.18−7.24(m、4H)、7.13−7.16(m、1H)、7.08(t、J=2.75Hz、1H)、6.93(s、1H)、5.77−5.78(m、1H)、3.38(s、3H)。MS(ESI+)m/z301.2(M+H)
+。
【0631】
実施例197
4−[2−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デク−8−イルオキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
それぞれ実施例138aに代えて実施例168cを用い、シクロプロピルメタノールに代えて1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−オールを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例197を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.05(s、1H)、7.79−7.81(m、2H)、7.40−7.42(m、1H)、7.28−7.34(m、2H)、6.6.12−6.13(m、1H)、4.70−4.73(m、1H)、3.79−3.34(m、3H)、3.65(s、3H)、3.26−3.31(m、2H)、1.99−2.21(m、1H)、1.67−1.99(m、2H)、1.48−1.52(m、3H)、1.14(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z473.2(M+H)
+。
【0632】
実施例198
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例138aに代えて実施例168cを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例198を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(s、1H)、7.79−7.82(m、2H)、7.37(s、1H)、7.29−7.33(m、2H)、6.13−6.14(m、1H)、3.99(d、J=6.71Hz、2H)、3.58(s、3H)、3.27(q、J=7.32Hz、2H)、1.11−1.14(m、4H)、0.45−.048(m、2H)、0.26−0.29(m、2H)。MS(ESI+)m/z387.2(M+H)
+。
【0633】
実施例199
4−{5−(エチルスルホニル)−2−[(4−オキソシクロヘキシル)オキシ]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例197(0.192g、0.406mmol)を4.0N塩化水素/ジオキサン(1.016mL、4.06mmol)、テトラヒドロフラン(10mL)および水(2mL)で処理した。反応混合物を60℃で2時間加熱した。溶媒を除去し、残留物を逆相HPLC(C18、10%から80%CH
3CN/水(0.1%TFA))によって精製して、標題化合物を得た(0.154g、0.359mmol、収率88%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.05(s、1H)、7.82−7.86(m、2H)、7.51(d、J=8.85Hz、1H)、7.34(s、1H)、7.28(t、J=2.75Hz、1H)、6.14(t、J=2.29Hz、1H)、4.97−4.99(m、1H)、3.56(s、3H)、3.30(q、J=7.32Hz、2H)、1.96−2.24(m、8H)、1.15(t、J=7.48Hz、3H)。MS(ESI+)m/z429.2(M+H)
+。
【0634】
実施例200
4−{2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−5−(エチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例200a
2−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−4−(エチルスルホニル)アニリン
シクロヘキサンアミンに代えてシクロプロピルメタンアミンを用い、2−ブロモ−1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼンに代えて実施例168bを用い、実施例147aの製造に用いた手順に従って実施例200aを製造して、標題化合物を得た。
【0635】
実施例200b
4−{2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−5−(エチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例200aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例200bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.14(s、1H)、7.62(dd、J=8.7、2.29Hz、1H)、7.45(d、J=2.14Hz、1H)、7.30(t、J=2.75Hz、1H)、7.26(s、1H)、6.86(J=8.85Hz、1H)、6.00−6.01(m、1H)、5.50(brs、1H)、3.56(s、3H)、3.16(q、J=7.12Hz、2H)、3.04(d、J=6.71Hz、2H)、1.15(t、J=7.48Hz、3H)、0.97−1.04(m、1H)、0.36−0.41(m、2H)、0.14−0.18(m、2H)。MS(ESI+)m/z386.2(M+H)
+。
【0636】
実施例201
6−メチル−4−{5−(メチルスルホニル)−2−[(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)アミノ]フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例201a
2−ブロモ−4−(エチルスルホニル)−N−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)アニリン
シクロヘキサンアミンに代えて(テトラヒドロフラン−3−イル)メタンアミンを用い、2−ブロモ−1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼンに代えて実施例168bを用い、実施例147aの製造に用いた手順に従って実施例200aを製造して、標題化合物を得た。
【0637】
実施例201b
6−メチル−4−{5−(メチルスルホニル)−2−[(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)アミノ]フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例201aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例201bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.10(s、1H)、7.67(dd、J=8.85、2.44Hz、1H)、7.50(d、J=2.14Hz、1H)、7.28(t、J=2.9Hz、1H)、7.23(s、1H)、6.84(J=8.85Hz、1H)、5.95−5.97(m、1H)、5.70(brs、1H)、3.55−3.70(m、7H)、3.38(dd、J=8.54、4.88Hz、2H)、3.10(m、5H)、1.84−1.92(m、1H)、1.47−1.55(m、1H)。MS(ESI+)m/z402.2(M+H)
+。
【0638】
実施例202
4−{5−(エチルスルホニル)−2−[(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)オキシ]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例199(0.052g、0.121mmol)およびテトラヒドロホウ酸ナトリウム(6.89mg、0.182mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)中混合物を60℃で2時間加熱した。溶媒を除去し、固体をMeOHおよびTFA2滴で処理した。得られた溶液を分取HPLC(C18、10%から80%CH
3CN/水(0.1%TFA))によって精製して、標題化合物を得た(第2の溶出ピーク、0.036g、0.084mmol、収率68.9%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.06(s、1H)、7.78−7.82(m、2H)、7.36−7.38(m、2H)、7.30(t、J=2.75Hz、1H)、6.14−6.16(m、1H)、4.62−4.63(m、1H)、3.51−3.58(m、5H)、3.25−3.31(m、2H)、1.75−1.81(m、2H)、1.50−1.64(m、4H)、1.32−1.40(m、2H)、1.14(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z431.2(M+H)
+。
【0639】
実施例203
4−{5−(エチルスルホニル)−2−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)オキシ]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例202製造時の少量生成物として、標題化合物(第1の溶出ピーク)を単離した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.02(s、1H)、7.77−7.81(m、2H)、7.40(d、J=8.54Hz、1H)、7.31(s、1H)、7.28(t、J=2.75Hz、1H)、6.09−6.11(m、1H)、4.53−4.55(m、1H)、3.56(s、3H)、3.27(q、J=7.32Hz、2H)、1.95−2.00(m、2H)、1.68−1.71(m、4H)、1.27−1.38(m、4H)、1.13(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z431.2(M+H)
+。
【0640】
実施例204
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−7−オン
実施例204a
2−ブロモ−1−(シクロプロピルメトキシ)−4−(エチルスルホニル)ベンゼン
実施例138aに代えて実施例168bを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例204aを製造して、標題化合物を得た。
【0641】
実施例204b
2−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
実施例1eに代えて実施例204aを用い、実施例6aの製造に用いた手順に従って実施例204bを製造して、標題化合物を得た。
【0642】
実施例204c
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリダジン−7−オン
それぞれ実施例95cに代えて実施例80bを用い、実施例6aに代えて実施例204bを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例204cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.67(s、1H)、7.92(dd、J=8.85、2.44Hz、1H)、7.83(d、J=2.44Hz、1H)、7.43(t、J=2.75Hz、1H)、7.40(d、J=8.85Hz、1H)、6.29−6.30(m、1H)、4.02(d、J=7.02Hz、2H)、3.80(s、3H)、3.29(q、J=7.12Hz、2H)、1.12(t、J=7.32Hz、3H)、1.01−1.08(m、1H)、0.40−0.45(m、2H)、0.21−0.25(m、2H)。MS(ESI+)m/z388.0(M+H)
+。
【0643】
実施例205
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロプロピルメタノールに代えてテトラヒドロフラン−3−オールを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例205を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.03(s、1H)、7.85−7.89(m、2H)、7.31−7.33(m、1H)、7.28(t、J=2.75Hz、1H)、6.11−6.12(m、1H)、5.17−5.20(m、1H)、3.89−3.91(m、2H)、3.63−3.70(m、3H)、3.57(s、3H)、3.22(s、3H)、2.17−2.26(m、1H)、1.85−.1.91(m、1H)。MS(ESI+)m/z389.1(M+H)
+。
【0644】
実施例206
4−{2−[(3−フルオロオキセタン−3−イル)メトキシ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロプロピルメタノールに代えて(3−フルオロオキセタン−3−イル)メタノールを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例206を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.06(s、1H)、7.90−7.93(m、2H)、7.42(d、J=8.54Hz、1H)、7.37(s、1H)、7.30(t、J=2.75Hz、1H)、6.16−6.17(m、1H)、4.52−4.64(m、8H)、3.56(s、3H)、3.23(s、3H)。MS(ESI+)m/z407.1(M+H)
+。
【0645】
実施例207
6−(シクロプロピルメトキシ)−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例207a
5−ブロモ−6−(シクロプロピルメトキシ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例2aに代えて86aを用い、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてシクロプロピルメタノールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例207aを製造して、標題化合物を得た。
【0646】
実施例207b
6−(シクロプロピルメトキシ)−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例95cに代えて実施例207aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例207bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.12(s、1H)、8.52(d、J=2.44Hz、1H)、8.12(d、J=2.44Hz、1H)、7.44−7.45(m、3H)、7.33(t、J=2.75Hz、1H)、6.22−6.24(m、1H)、4.23(d、J=7.02Hz、2H)、3.58(s、3H)、1.14−1.24(m、1H)、0.47−0.52(m、2H)、0.29−0.33(m、2H)。MS(ESI+)m/z374.9(M+H)
+。
【0647】
実施例208
6−(シクロプロピルメトキシ)−N−メチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例207b製造時の少量生成物として標題化合物を単離した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.12(s、1H)、8.49(s、1H)、8.05(d、J=2.44Hz、1H)、7.53(q、J=4.88Hz、1H)、7.46(s、1H)、7.33(t、J=2.75Hz、1H)、6.21−6.22(m、1H)、4.25(d、J=7.32Hz、2H)、3.58(s、3H)、2.47(d、J=4.88Hz、3H)、1.14−1.24(m、1H)、0.47−0.52(m、2H)、0.29−0.33(m、2H)。MS(ESI+)m/z389.2(M+H)
+。
【0648】
実施例209
6−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例209a
5−ブロモ−6−(シクロプロピルメチルアミノ)ピリジン−3−スルホンアミド
シクロヘキサンアミンに代えてシクロプロピルメタンアミンを用い、実施例96aの製造に用いた手順に従って実施例209aを製造して、標題化合物を得た。
【0649】
実施例209b
6−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例95cに代えて実施例209aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例209bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.17(s、1H)、8.38(d、J=2.44Hz、1H)、7.69(d、J=2.44Hz、1H)、7.32(t、J=2.75Hz、1H)、7.30(s、1H)、7.18(brs、2H)、6.62(s、1H)、6.05−6.06(m、1H)、3.56(s、3H)、3.22(d、J=3.97Hz、2H)、1.06−1.10(m、1H)、0.34−0.38(m、2H)、0.15−0.17(m、2H)。MS(ESI+)m/z374.2(M+H)
+。
【0650】
実施例210
6−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N−メチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例209bの製造時の少量生成物として標題化合物を単離した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.17(s、1H)、8.35(d、J=2.44Hz、1H)、7.60(d、J=2.44Hz、1H)、7.31−7.32(m、2H)、7.21(d、J=4.58Hz、1H)、6.55(s、1H)、6.04−6.05(m、1H)、3.56(s、3H)、3.22(d、J=5.19Hz、2H)、2.43(d、J=2.75Hz、3H)、1.05−1.12(m、1H)、0.34−0.39(m、2H)、0.15−0.19(m、2H)。MS(ESI+)m/z386.7(M+H)
+。
【0651】
実施例211
4−{5−(エチルスルホニル)−2−[(シス−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)オキシ]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
テトラヒドロフラン中の実施例199(0.052g、0.121mmol)を3.0Mメチルマグネシウムブロミド/テトラヒドロフラン(0.485mL、0.485mmol)で処理した。反応混合物を環境温度で2時間撹拌した。溶媒を除去し、固体をMeOHおよびTFA数滴で処理した。得られた溶液を逆相分取HPLC(C18、10%から80%CH
3CN/水(0.1%TFA))によって精製して、標題化合物を得た(第1の溶出ピーク、0.018g、0.040mmol、収率33.4%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(s、1H)、7.78−7.80(m、2H)、7.38(d、J=9.77Hz、1H)、7.33(s、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、6.11−6.12(m、1H)、4.46−4.49(m、1H)、3.57(s、3H)、3.27(q、J=7.32Hz、2H)、1.39−1.76(m、8H)、1.13(t、J=7.32Hz、3H)、1.10(s、3H)。MS(ESI+)m/z445.1(M+H)
+。
【0652】
実施例212
4−{5−(エチルスルホニル)−2−[(トランス−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)オキシ]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
標題化合物(第2の溶出ピーク)を実施例211の製造における少量生成物として単離した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(s、1H)、7.79−7.81(m、2H)、7.37(d、J=9.46Hz、1H)、7.30(s、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、6.10−6.11(m、1H)、4.46−4.49(m、1H)、3.56(s、3H)、3.28(q、J=7.32Hz、2H)、1.80−1.86(m、2H)、1.54−1.59(m、2H)、1.23−1.26(m、4H)、1.13(t、J=7.32Hz、3H)、0.91(s、3H)。MS(ESI+)m/z445.1(M+H)
+。
【0653】
実施例213
4−[2−(シクロブチルオキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
4mLバイアルに撹拌バー、実施例138a(30mg、0.063mmol)のテトラヒドロフラン(1mL)中溶液、シクロブタノール(32mg、7当量、0.46mmol)のテトラヒドロフラン(1mL)中溶液および無希釈水素化ナトリウム(19mg、7当量、0.46mmol)を入れた。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。粗取得物を濾過し、濃縮し、逆相HPLC(C18、10%から100%CH
3CN/水(0.1%TFA))によって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.98−7.75(m、2H)、7.33(d、J=1.4Hz、2H)、7.16(d、J=8.7Hz、1H)、6.15(d、J=2.8Hz、1H)、4.82(p、J=7.2Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.19(d、J=8.5Hz、3H)、2.47−2.38(m、2H)、1.96(p、J=9.6Hz、2H)、1.81−1.72(m、1H)、1.72−1.57(m、1H)。)。MS(ESI+)m/z373(M+H)
+。
【0654】
実施例214
4−[2−(シクロペンチルメトキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えてシクロペンチルメタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例214を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.93−7.81(m、2H)、7.40−7.29(m、3H)、6.14(d、J=2.8Hz、1H)、3.99(d、J=6.6Hz、2H)、3.58(s、3H)、3.20(s、3H)、2.18(dt、J=14.6、7.2Hz、1H)、1.59(dt、J=17.2、8.5Hz、2H)、1.44(dd、J=10.1、4.8Hz、4H)、1.31−1.16(m、2H)。MS(ESI+)m/z401(M+H)
+。
【0655】
実施例215
4−[2−(シクロヘキシルオキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えてシクロヘキサノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例215を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.85(dt、J=4.1、2.4Hz、2H)、7.35(dd、J=17.3、5.9Hz、3H)、6.16(d、J=2.8Hz、1H)、4.66−4.49(m、1H)、3.58(s、3H)、3.20(s、3H)、1.94−1.79(m、2H)、1.54(d、J=5.1Hz、2H)、1.50−1.28(m、5H)、1.21(d、J=8.9Hz、1H)。MS(ESI+)m/z401(M+H)
+。
【0656】
実施例216
4−[2−(シクロペンチルオキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えてシクロペンタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例216を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.88(dd、J=8.7、2.5Hz、1H)、7.82(d、J=2.4Hz、1H)、7.32(dd、J=10.3、7.4Hz、3H)、6.10(d、J=2.8Hz、1H)、4.96(dt、J=8.3、2.8Hz、1H)、3.58(s、3H)、3.19(d、J=8.6Hz、3H)、2.53(dd、J=3.5、1.7Hz、2H)、1.98−1.82(m、2H)、1.69−1.56(m、2H)、1.56−1.46(m、4H)MS(ESI+)m/z387(M+H)
+。
【0657】
実施例217
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて(テトラヒドロフラン−3−イル)メタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例217を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.90(dd、J=8.6、2.5Hz、1H)、7.85(d、J=2.4Hz、1H)、7.37(d、J=8.7Hz、1H)、7.33(d、J=2.8Hz、2H)、6.14(d、J=2.8Hz、1H)、4.10(dd、J=9.4、6.2Hz、1H)、4.03(dd、J=9.4、7.5Hz、1H)、3.58(s、5H)、3.62−3.52(m、6H)、3.40(dd、J=8.6、5.8Hz、1H)、3.20(s、3H)、1.93−1.80(m、1H)、1.63−1.51(m、1H)。MS(ESI+)m/z403(M+H)
+。
【0658】
実施例218
6−メチル−4−{5−(メチルスルホニル)−2−[2−(2−オキソイミダゾリジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて1−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オンを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例218を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.90(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.86(d、J=2.4Hz、1H)、7.39(d、J=8.7Hz、1H)、7.34(d、J=2.8Hz、2H)、6.15(d、J=2.8Hz、1H)、4.20(t、J=5.2Hz、2H)、3.58(s、3H)、3.35(t、J=5.2Hz、2H)、3.21(s、3H)、3.07(s、4H)。MS(ESI+)m/z431(M+H)
+。
【0659】
実施例219
4−[2−(2−シクロプロピルエトキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて2−シクロプロピルエタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例219を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.93(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.86(d、J=2.4Hz、1H)、7.43−7.32(m、3H)、6.14(d、J=2.8Hz、1H)、4.18(t、J=6.3Hz、2H)、3.23(s、3H)、1.54(q、J=6.5Hz、2H)、0.72−0.60(m、1H)、0.39−0.29(m、2H)MS(ESI+)m/z387(M+H)
+。
【0660】
実施例220
4−[2−(シクロヘプチルオキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えてシクロヘプタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例220を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.91−7.80(m、2H)、7.32(d、J=2.8Hz、2H)、7.34−7.27(m、3H)、6.14(d、J=2.8Hz、1H)、4.77−4.67(m、1H)、3.20(s、3H)、1.98−1.84(m、2H)、1.69−1.57(m、2H)、1.57−1.30(m、8H)。MS(ESI+)m/z415(M+H)
+。
【0661】
実施例221
6−メチル−4−[2−(2−メチルプロポキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて2−メチルプロパン−1−オールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例221を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.92−7.82(m、2H)、7.38−7.32(m、3H)、7.32(d、J=2.8Hz、2H)、6.13(d、J=2.8Hz、1H)、3.88(d、J=6.3Hz、2H)、3.20(s、3H)、0.83(d、J=6.7Hz、6H)。MS(ESI+)m/z375(M+H)
+。
【0662】
実施例222
6−メチル−4−[2−{[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]メトキシ}−5−(メチルスルホニル)フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて(S)−(1−メチルピロリジン−2−イル)メタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例222を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.96(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.89(d、J=2.4Hz、1H)、7.43−7.33(m、3H)、6.20(d、J=2.8Hz、1H)、4.49(dd、J=11.0、3.3Hz、1H)、4.27(dd、J=10.9、8.2Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.44−3.34(m、1H)、3.25−3.16(m、3H)、3.07−2.95(m、1H)、2.32−2.09(m、1H)、2.01−1.83(m、1H)、1.85−1.62(m、2H)。MS(ESI+)m/z416(M+H)
+。
【0663】
実施例223
6−メチル−4−{2−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて(2−メチルシクロプロピル)メタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例223を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.94−7.79(m、2H)、7.41−7.28(m、3H)、6.16(t、J=3.0Hz、1H)、4.10−3.97(m、1H)、3.91(dd、J=10.3、7.3Hz、1H)、3.59(d、J=2.7Hz、3H)、3.19(s、3H)、0.91(t、J=11.4Hz、3H)、0.89−0.75(m、1H)、0.77−0.63(m、1H)、0.48−0.36(m、1H)、0.29−0.19(m、1H)。MS(ESI+)m/z387(M+H)
+。
【0664】
実施例224
4−[2−(シクロヘキシルメトキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えてシクロヘキシルメタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例224を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.91−7.82(m、2H)、7.38−7.30(m、3H)、6.14(d、J=2.8Hz、1H)、3.91(d、J=5.7Hz、2H)、3.58(s、3H)、3.20(s、3H)、1.65−1.57(m、5H)、1.28−0.85(m、5H)。MS(ESI+)m/z415(M+H)
+。
【0665】
実施例225
6−メチル−4−{2−[2−(1−メチルピロリジン−2−イル)エトキシ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて2−(1−メチルピロリジン−2−イル)エタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例225を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.93(dd、J=8.7、2.4Hz、1H)、7.85(d、J=2.4Hz、1H)、7.36(dd、J=10.4、7.7Hz、3H)、6.15(d、J=2.8Hz、1H)、4.30−4.12(m、2H)、3.59(s、3H)、3.57−3.42(m、1H)、3.19(d、J=14.3Hz、3H)、3.04(dt、J=9.9、5.0Hz、1H)、2.93(dt、J=11.5、8.5Hz、1H)、2.53(dt、J=3.5、1.7Hz、2H)、2.34−2.19(m、1H)、2.06(dtd、J=12.9、8.1、5.0Hz、1H)、1.96−1.72(m、3H)、1.51(ddd、J=16.7、13.2、9.3Hz、1H)。MS(ESI+)m/z430(M+H)
+。
【0666】
実施例226
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−{[(2R)−5−オキソピロリジン−2−イル]メトキシ}フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて(R)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−2−オンを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例226を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.91(dd、J=8.7、2.4Hz、1H)、7.86(d、J=2.4Hz、1H)、7.42−7.29(m、3H)、6.15(d、J=2.8Hz、1H)、4.08(qd、J=9.9、4.2Hz、2H)、3.81(dt、J=28.2、14.1Hz、1H)、3.58(s、3H)、3.19(d、J=11.5Hz、3H)、2.09−1.87(m、2H)、1.86−1.66(m、2H)。MS(ESI+)m/z416(M+H)
+。
【0667】
実施例227
6−メチル−4−{5−(メチルスルホニル)−2−[2−(モルホリン−4−イル)エトキシ]フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて2−モルホリノエタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例227を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.97(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.87(d、J=2.4Hz、1H)、7.42(d、J=8.7Hz、1H)、7.35(d、J=2.8Hz、2H)、6.12(d、J=2.8Hz、1H)、4.48(t、J=4.6Hz、2H)、3.96(s、1H)、3.59(s、3H)、3.57−3.36(m、3H)、3.22(s、3H)、3.18(s、1H)、3.10−2.68(m、2H)。MS(ESI+)m/z432(M+H)
+。
【0668】
実施例228
6−メチル−4−[5−(メチルスルホニル)−2−{[(2S)−5−オキソピロリジン−2−イル]メトキシ}フェニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて(S)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−2−オンを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例228を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.88(tt、J=15.3、7.7Hz、2H)、7.46−7.27(m、3H)、6.15(d、J=2.8Hz、1H)、4.08(qd、J=9.9、4.2Hz、2H)、3.83(dd、J=8.1、4.1Hz、1H)、3.57(d、J=9.0Hz、3H)、3.20(s、3H)、2.09−1.90(m、2H)、1.85−1.69(m、2H)MS(ESI+)m/z416(M+H)
+。
【0669】
実施例229
4−{2−[(1−tert−ブトキシプロパン−2−イル)オキシ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて1−tert−ブトキシプロパン−2−オールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例229を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.92−7.80(m、2H)、7.45−7.24(m、3H)、6.19(d、J=2.8Hz、1H)、4.74−4.62(m、1H)、3.58(s、3H)、3.38(t、J=7.6Hz、2H)、3.19(d、J=8.9Hz、3H)、1.20(t、J=8.9Hz、3H)、1.02(s、9H)。MS(ESI+)m/z433(M+H)
+。
【0670】
実施例230
4−{2−[(1S,4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメトキシ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて(1S,4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルメタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例230を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.92−7.81(m、2H)、7.43−7.28(m、3H)、6.14(dd、J=8.3、2.8Hz、1H)、4.15−4.07(m、1H)、4.01−3.78(m、2H)、3.20(s、3H)、2.18−2.00(m、2H)、1.50−1.34(m、2H)、1.32−1.15(m、3H)、1.14−0.95(m、2H)。MS(ESI+)m/z427(M+H)
+。
【0671】
実施例231
6−メチル−4−{2−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて(1−メチルシクロプロピル)メタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例231を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.90−7.83(m、2H)、7.33(d、J=2.9Hz、1H)、7.30(d、J=8.9Hz、1H)、6.17(d、J=2.8Hz、1H)、3.90(s、2H)、3.19(s、3H)、0.97(s、3H)、0.48−0.41(m、2H)、0.31−0.25(m、2H)。MS(ESI+)m/z387(M+H)
+。
【0672】
実施例232
6−メチル−4−{5−(メチルスルホニル)−2−[2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−オンを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例232を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.91(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.84(d、J=2.4Hz、1H)、7.41−7.30(m、3H)、6.10(d、J=2.8Hz、1H)、4.21(t、J=5.2Hz、2H)、3.58(s、3H)、3.45(t、J=5.2Hz、2H)、3.23−3.16(m、3H)、3.01(t、J=7.0Hz、2H)、2.08(t、J=8.0Hz、2H)、1.67(p、J=7.5Hz、2H)。MS(ESI+)m/z430(M+H)
+。
【0673】
実施例233
6−メチル−4−{2−[(4−メチルシクロヘキシル)オキシ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えて4−メチルシクロヘキサノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例233を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.89−7.83(m、2H)、7.39−7.31(m、3H)、6.17(d、J=2.8Hz、1H)、4.78−4.71(m、1H)、3.20(s、3H)、1.86−1.75(m、2H)、1.57−1.45(m、2H)、1.41−1.22(m、3H)、0.96−0.82(m、2H)、0.68(d、J=6.2Hz、3H)。MS(ESI+)m/z415(M+H)
+。
【0674】
実施例234
4−[2−(シクロブチルメトキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロブタノールに代えてシクロブチルメタノールを用い、実施例213の製造に用いた手順に従って実施例234を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.94−7.80(m、2H)、7.34(dd、J=13.2、5.7Hz、3H)、6.14(d、J=2.8Hz、1H)、4.07(d、J=6.2Hz、2H)、3.57(s、3H)、3.19(d、J=9.2Hz、3H)、2.61(d、J=7.1Hz、1H)、1.99−1.62(m、6H)。MS(ESI+)m/z387(M+H)
+。
【0675】
実施例235
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]シクロプロパンスルホンアミド
それぞれ実施例3に代えて実施例27cを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてシクロプロパンスルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例235を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.05(s、1H)、9.70(s、1H)、7.35−7.38(m、2H)、7.29−7.30(m、2H)、7.22(dd、J=8.7、2.59Hz、1H)、7.06−7.10(m、1H)、6.98−7.01(m、1H)、6.92(d、J=8.54Hz、1H)、6.25−6.26(m、1H)、3.54(s、3H)、2.61−2.66(m、1H)、0.90−0.98(m、4H)。MS(ESI+)m/z472.1(M+H)
+。
【0676】
実施例236
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−2−メトキシエタンスルホンアミド
それぞれ実施例3に代えて実施例27bを用い、メタンスルホニルクロライドに代えて2−メトキシエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4方法Aの製造に用いた手順に従って実施例236を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.05(s、1H)、9.76(s、1H)、7.34−7.39(m、2H)、7.28−7.30(m、2H)、7.19(dd、J=8.85、2.75Hz、1H)、7.05−7.10(m、1H)、6.98−7.01(m、1H)、6.91(d、J=8.54Hz、1H)、6.25−6.26(m、1H)、3.68(t、J=6.1Hz、2H)、3.53(s、3H)、3.37(t、J=6.1Hz、2H)、3.20(s、3H)。MS(ESI+)m/z490.1(M+H)
+。
【0677】
実施例237
6−メチル−4−{5−(メチルスルホニル)−2−[トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デク−2−イルオキシ]フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロプロピルメタノールに代えて2−アダマンタノールを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例237を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(s、1H)、7.88(d、J=2.44Hz、1H)、7.83(dd、J=8.85,2.44、HZ、1H)、7.38(s、1H)、7.36(d、J=8.85Hz、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、6.18−6.19(m、1H)、4.70(s、1H)、3.56(s、3H)、3.21(s、3H)、2.06(s、2H)、1.80(s、5H)、1.62−1.65(m、5H)、1.34(d、J=11.29Hz、2H)。MS(ESI+)m/z453.2(M+H)
+。
【0678】
実施例238
4−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例238a
3−ブロモ−4−(シクロプロピルメチルアミノ)ベンゼンスルホンアミド
それぞれシクロヘキサンアミンに代えてシクロプロピルメタンアミンを用い、実施例86aに代えて3−ブロモ−4−フルオロベンゼンスルホンアミドを用い、実施例96aの製造に用いた手順に従って実施例238aを製造して、標題化合物を得た。
【0679】
実施例238b
4−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例95cに代えて実施例238aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例238bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.13(s、1H)、7.61−7.63(m、1H)、7.50(d、J=2.14Hz、1H)、7.30(t、J=2.75Hz、1H)、7.20(s、1H)、6.97(brs、2H)、6.80(d、J=8.85Hz、1H)、6.01(s、1H)、3.56(s、3H)、3.02(d、J=6.71Hz、2H)、0.97−1.03(m、1H)、0.35−0.39(m、2H)、0.13−0.16(m、2H)。MS(ESI+)m/z373.2(M+H)
+。
【0680】
実施例239
4−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N−メチル−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
標題化合物を実施例238bの製造における少量生成物として単離した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.13(s、1H)、7.56(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.42(d、J=2.14Hz、1H)、7.23(s、1H)、7.30(t、J=2.75Hz、1H)、7.02(d、J=4.88Hz、1H)、6.83(d、J=8.54Hz、1H)、6.00−6.01(m、1H)、3.56(s、3H)、3.02(d、J=6.71Hz、2H)、2.38(d、J=4.58Hz、3H)、0.99−1.18(m、1H)、0.36−0.40(m、2H)、0.13−0.17(m、2H)。MS(ESI+)m/z387.2(M+H)
+。
【0681】
実施例240
4−{2−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−5−(エチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例240a
2−ブロモ−1−((2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ)−4−(エチルスルホニル)ベンゼン
実施例138aに代えて実施例168bを用い、シクロプロピルメタノールに代えて(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メタノールを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例240aを製造して、標題化合物を得た。
【0682】
実施例240b
4−{2−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−5−(エチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例240aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例240bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.05(s、1H)、7.81−7.85(m、2H)、7.37−7.39(m、2H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、6.14−6.15(m、1H)、4.25−4.29(m、2H)、4.16−4.20(m、2H)、3.57(s、3H)、3.29(q、J=7.43Hz、2H)、2.08−2.16(m、1H)、1.63−1.66(m、1H)、1.44−1.46(m、1H)、1.13(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z423.1(M+H)
+。
【0683】
実施例241
4−(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例241a
4−(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6aからの生成物(0.2g、0.467mmol)、4−ブロモ−1−ヨード−2−メトキシベンゼン(0.16g、0.514mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.013g、0.014mmol)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンテ(phosphaadamante)(0.014g、0.047mmol)および三塩基性リン酸カリウム(0.347g、1.634mmol)を合わせ、アルゴンを15分間吹き込んだ。一方、4:1ジオキサン/水(7.5mL)の溶液に、窒素を15分間吹き込み、アルゴン下に注射器によって反応容器に移した。混合物を環境温度で20分間撹拌し、酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、3−メルカプトプロピル官能化シリカゲルで20分間処理し、濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル、10%から80%酢酸エチル/ヘプタン)による精製によって、標題化合物(0.2g、88%)を得た。
【0684】
実施例241b
4−(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例241aからの生成物(0.2g、0.410mmol)、水酸化カリウム(0.460g、8.21mmol)および臭化セチルトリメチルアンモニウム(7.48mg、0.021mmol)をジオキサン(8mL)および水(4mL)中で合わせ、100℃で18時間加熱した。反応混合物を等容量の酢酸エチルと水との間で分配し、濃HClを注意深く加えることで、pHを調節してpH7とした。有機層を分離し、飽和塩化ナトリウム水溶液で3回洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。ジクロロメタン中での磨砕による精製によって、標題化合物(0.1g、73%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm11.97(s、1H)7.05−7.42(m、5H)5.87−6.09(m、1H)3.75(s、3H)3.54(s、3H)。MS(ESI+)m/z333/335(M+H)
+。
【0685】
実施例242
6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例242a
5−ブロモ−6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例86a(0.543g、2mmol)、2,4−ジフルオロフェノール(0.390g、3.00mmol)および炭酸セシウム(1.955g、6.00mmol)のDMSO(10mL)中混合物を110℃で16時間加熱した。冷却後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を10%HClで中和し、追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(3:2酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物(0.53g、1.451mmol、収率72.6%)を得た。
【0686】
実施例242b
6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例95cに代えて実施例242aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例242bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.19(s、1H)、8.46(d、J=2.44Hz、1H)、8.29(d、J=2.14Hz、1H)、7.56(s、2H)、7.54(s、1H)、7.44−7.50(m、2H)、7.35(t、J=2.75Hz、1H)、7.14−7.18(m、1H)、6.34(t、J=2.44Hz、1H)、3.61(s、3H)。MS(ESI+)m/z433.2(M+H)
+。
【0687】
実施例243
4−{2−(シクロプロピルメトキシ)−5−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例243a
(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)(トリフルオロメチル)スルファン
ジメチルホルムアミド(10mL)中の3−ブロモ−4−フルオロベンゼンチオール(2.071g、10mmol)を60%水素化ナトリウム(0.480g、12.00mmol)で処理した。溶液を室温で10分間撹拌した。三方コックにより、風船にトリフルオロヨードメタン(2.74g、14.00mmol)を導入した。次に、その風船をフラスコに取り付け、トリフルオロヨードメタンを反応系内に放出させた。1時間後、風船内の全ての内容物を放散させた。風船をトリフルオロヨードメタン2.74gで再度充填した。反応混合物を16時間撹拌した。反応混合物を水に投入し、酢酸エチルで数回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。得られた油状物を次の反応に直接用いた。
【0688】
実施例243b
2−ブロモ−1−フルオロ−4−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼン
アセトニトリル(4mL)、四塩化炭素(4.00mL)および水(16.00mL)中の実施例243a(2.75g、10.00mmol)をヨウ素酸ナトリウム(6.42g、30.0mmol)および塩化ルテニウム(III)水和物(0.023g、0.100mmol)で処理した。反応混合物を環境温度で16時間撹拌した。ジクロロメタン(100mL)を反応混合物に加え、それを濾過剤層で濾過した。濾液を飽和重炭酸ナトリウム(50mL)で処理した。そして、有機層を分離した。水層を追加のジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を5%酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物2.14gを得た(7.85mmol、収率79%)。
【0689】
実施例243c
2−ブロモ−1−(シクロプロピルメトキシ)−4−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼン
実施例138aに代えて実施例243bを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例243cを製造して、標題化合物を得た。
【0690】
実施例243d
4−{2−(シクロプロピルメトキシ)−5−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例243cを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例243dを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.10(s、1H)、8.08(dd、J=8.85、2.44Hz、1H)、7.95(d、J=2.44Hz、1H)、7.50(d、J=8.85Hz、1H)、7.44(s、1H)、7.35(t、J=2.75Hz、1H)、6.12−6.13(m、1H)、4.09(d、J=7.02Hz、2H)、3.58(s、3H)、1.11−1.17(m、1H)、0.48−0.50(m、2H)、0.29−0.33(m、2H)。MS(ESI+)m/z427.0(M+H)
+。
【0691】
実施例244
4−{2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−5−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例244a
それぞれシクロヘキサンアミンに代えてシクロプロピルメタンアミンを用い、実施例86aに代えて実施例243bを用い、実施例96aの製造に用いた手順に従って実施例244aを製造して、標題化合物を得た。
【0692】
実施例244b
4−{2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−5−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例244aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例244bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.16(s、1H)、7.80(dd、J=8.85、2.44Hz、1H)、7.53(d、J=2.44Hz、1H)、7.29−7.31(m、2H)、7.02(d、J=9.16Hz、1H)、6.41(t、J=5.8Hz、1H)、5.96−5.97(m、1H)、3.56(s、3H)、3.10(t、J=6.26Hz、2H)、1.01−1.06(m、1H)、0.39−0.43(m、2H)、0.16−0.20(m、2H)。MS(ESI+)m/z426.1(M+H)
+。
【0693】
実施例245
6−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N,N−ジメチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例245a
5−ブロモ−6−(シクロプロピルメチルアミノ)−N,N−ジメチルピリジン−3−スルホンアミド
それぞれシクロヘキサンアミンに代えてシクロプロピルメタンアミンを用い、実施例86aに代えて実施例110aを用い、実施例96aの製造に用いた手順に従って実施例245aを製造して、標題化合物を得た。
【0694】
実施例245b
6−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N,N−ジメチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例95cに代えて実施例245aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例245bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.16(s、1H)、8.35(d、J=2.44Hz、1H)、7.51(d、J=2.44Hz、1H)、7.20−7.32(m、2H)、6.69(t、J=5.34Hz、1H)、6.03−6.04(m、1H)、3.58(s、3H)、3.24(t、J=5.95Hz、2H)、2.62(s、6H)、1.05−1.12(m、1H)、0.34−0.39(m、2H)、0.15−0.19(m、2H)。MS(ESI+)m/z402.1(M+H)
+。
【0695】
実施例246
6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−N−メチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
標題化合物を実施例242bの製造における少量生成物として単離した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.19(s、1H)、8.45(d、J=2.44Hz、1H)、8.22(d、J=2.44Hz、1H)、7.60(q、J=4.78Hz、1H)、7.57(s、1H)、7.46−7.52(m、3H)、7.36(t、J=2.75Hz、1H)、7.14−7.19(m、1H)、6.34−6.35(m、1H)、3.61(s、3H)、2.50(d、J=4.88Hz、3H)。MS(ESI+)m/z477.1(M+H)
+。
【0696】
実施例247
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−6−メチルフェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例247a
2−ブロモ−1−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルベンゼン
撹拌バーを入れた250mLフラスコに、ジメチルホルムアミド(50mL)中の2−ブロモ−3−メチルフェノール(2.86g、15.3mmol)、(ブロモメチル)シクロプロパン(1.80mL、18.6mmol)および炭酸セシウム(7.46g、22.9mmol)を入れた。混合物を環境温度で16時間撹拌し、次に50℃で3時間加熱した。混合物を冷却して環境温度とし、酢酸エチル(200mL)と飽和塩化ナトリウム水溶液(200mL)との間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、標題化合物を得た(3.7g、100%)。
【0697】
実施例247b
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−6−メチルフェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例7cの生成物に代えて実施例247aの生成物を用い、65℃で2.5時間撹拌し、実施例7dの製造に用いた手順に従って実施例247bを製造して、標題化合物を得た。
【0698】
実施例247c
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−6−メチルフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例4aの生成物に代えて実施例247bの生成物を用い、実施例4bの製造に用いた手順に従って実施例247cを製造して、標題化合物を得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm11.91(bds、1H)、7.23−7.18(m、2H)、6.99(s、1H)、6.91(d、J=3.1Hz、1H)、6.89(m、1H)、5.79(m、1H)、3.74(dd、J=6.6、2.3Hz、2H)、3.54(s、3H)、2.06(s、3H)0.99(m、1H)、0.33(m、2H)、0.08(m、2H)。MS(DCI+)m/z309.1(M+H)
+。
【0699】
実施例248
4−{5−(エチルスルホニル)−2−[(シス−4−メトキシシクロヘキシル)オキシ]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例248a
2−ブロモ−4−(エチルスルホニル)−1−(4−メトキシシクロヘキシルオキシ)ベンゼン
ジオキサン(20mL)中の4−メトキシシクロヘキサノール(中混合物70%シスおよび30%トランス異性体)(0.521g、4.00mmol)を水素化ナトリウム(0.240g、6.00mmol)で処理した。反応混合物を10分間撹拌した。この溶液に実施例168b(0.534g、2mmol)を加えた。反応液を60℃で16時間加熱した。冷却後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルでさらに2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、70:30酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を得た(0.29g、収率38.4%)。
【0700】
実施例248b
4−{5−(エチルスルホニル)−2−[(シス−4−メトキシシクロヘキシル)オキシ]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例248aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例248b(第2の溶出ピーク)を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.05(s、1H)、7.78−7.80(m、2H)、7.38−7.40(m、1H)、7.34(s、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、6.12−6.13(m、1H)、4.63−4.66(m、1H)、3.56(s、3H)、3.28(t、J=7.32Hz、2H)、3.19−3.23(m、1H)、3.15(s、3H)、1.65−1.72(m、6H)、1.42−1.48(m、2H)、1.13(t、J=7.32、3H)。MS(ESI+)m/z445.0(M+H)
+。
【0701】
実施例249
4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例249a
3−ブロモ−4−(シクロプロピルメトキシ)ベンゼンスルホンアミド
実施例2aに代えて3−ブロモ−4−フルオロベンゼンスルホンアミドを用い、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてシクロプロピルメタノールを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例249aを製造して、標題化合物を得た。
【0702】
実施例249b
4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例95cに代えて実施例249aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例249bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.03(s、1H)、7.80(d、J=2.44Hz、1H)、7.76(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.31(s、1H)、7.30(t、J=2.9Hz、1H)、7.22−7.25(m、3H)、6.15−6.16(m、1H)、3.93(d、J=6.71Hz、2H)、3.57(s、3H)、1.08−1.13(m、1H)、0.44−0.49(m、2H)、0.25−0.28(m、2H)。MS(ESI+)m/z374.1(M+H)
+。
【0703】
実施例250
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−メチル−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
標題化合物を実施例249bの製造における少量生成物として単離した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.05(s、1H)、7.70−7.74(m、2H)、7.35(s、1H)、7.30(t、J=2.9Hz、1H)、7.26−7.32(m、3H)、6.14(t、J=2.44Hz、1H)、3.95(d、J=6.71Hz、2H)、3.58(s、3H)、2.41(d、J=4.88Hz、3H)、1.07−1.15(m、1H)、0.45−0.50(m、2H)、0.26−0.29(m、2H)。MS(ESI+)m/z388.1(M+H)
+。
【0704】
実施例251
N−[4−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例251a
2−ブロモ−1−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチル−4−ニトロベンゼン
2−ブロモ−3−メチルフェノールに代えて2−ブロモ−3−メチル−4−ニトロフェノールを用い、実施例247aの製造に用いた手順に従って実施例251aを製造して、標題化合物を得た。
【0705】
実施例251b
4−(6−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−3−ニトロフェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例7cの生成物に代えて実施例251aの生成物を用い、65℃で2.5時間撹拌して、実施例7dの製造に用いた手順に従って実施例251bを製造して、標題化合物を得た。
【0706】
実施例251c
4−(3−アミノ−6−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチルフェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bの生成物に代えて実施例251bの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例251cを製造して、標題化合物を得た。
【0707】
実施例251d
N−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル)エタンスルホンアミド
それぞれ実施例3に代えて実施例251cを用い、メタンスルホニルクロライドに代えてエタンスルホニルクロライドを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例251dを製造して、標題化合物を得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm11.93(bds、1H)、8.89(bds、1H)、7.23−7.19(m、2H)、6.99(s、1H)、6.91(d、J=3.1Hz、1H)、5.75(m、1H)、3.74(dd、J=6.6、2.3Hz、2H)、3.54(s、3H)、3.07(m、2H)、2.06(s、3H)、1.27(m、3H)、0.99(m、1H)、0.33(m、2H)、0.08(m、2H)。MS(ESI+)m/z416.1(M+H)
+。
【0708】
実施例252
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例252a
1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−4−(メチルスルホニル)−2−ニトロベンゼン
1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)−2−ニトロベンゼン(20g、91mmol)、2,4−ジフルオロフェノール(11.87g、91mmol)および炭酸カリウム(12.6g、91mmol)のDMSO(90mL)中混合物を120℃で2時間加熱した。反応混合物を水で反応停止し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、1:1酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を得た(28g、収率89%)。
【0709】
実施例252b
2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)アニリン
250mL瓶中、実施例252a(10.0g、30.4mmol)のテトラヒドロフラン(150mL)中溶液を10%Pd/C(1.616g、15.18mmol)に加え、混合物を約0.21MPa(30psi)水素雰囲気下に40℃で24時間撹拌した。混合物をナイロン膜によって濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、70:30酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を得た(8.6g、収率55%)。
【0710】
実施例252c
1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−2−ヨード−4−(メチルスルホニル)ベンゼン
ジオキサン(30mL)中の実施例252b(5.00g、16.7mmol)を0℃で濃HCl(150mL)で処理した。反応混合物を0℃で10分間撹拌した。この溶液に水(6mL)中の亜硝酸ナトリウム(1.383g、20.05mmol)を加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。この溶液に水(20mL)中のヨウ化カリウム(5.55g、33.4mmol)を加えた。反応混合物を10℃で2時間撹拌した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、2:3酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を得た(8.9g、収率89%)。
【0711】
実施例252d
1−ベンジル−6−メチル−7−オキソ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例70e(2g、5.14mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.61g、10.3mmol)、酢酸カリウム(1.11g、11.3mmolトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.235g、0.257mmol)および2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル(0.245g、0.514mmol)のジオキサン(50mL)中混合物を、アルゴン雰囲気下に90℃で16時間撹拌した。混合物をセライトで濾過し、酢酸エチルで数回洗浄し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50%から75%酢酸エチル/石油エーテル勾配)によって精製して、標題化合物を得た(1.15g、収率40%)。
【0712】
実施例252e
1−ベンジル−4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例252d(2.3g、5.27mmol)、実施例252c(2.270g、5.54mmol)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンタン(0.154g、0.527mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.121g、0.132mmol)およびリン酸カリウム(1.119g、5.27mmol)を合わせ、アルゴンを30分間吹き込んだ。脱気ジオキサン(30mL)および水(7.5mL)の混合物を加え、反応混合物を60℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却して環境温度とし、酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(無水硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20%から100%酢酸エチル/石油エーテル)によって精製して、標題化合物を得た(1.77g、収率33.4%)。
【0713】
実施例252f
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例252e、アニソール(1.585mL、14.51mmol)、濃硫酸(4.3mL、81mmol)のトリフルオロ酢酸(20mL、260mmol)中混合物を90℃で4時間加熱した。過剰のトリフルオロ酢酸を減圧下に除去し、残留物を水(100mL)と酢酸エチル(200mL)との間で分配した。有機層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(200mLで2回)。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)、次に飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗取得物をメタノール(50mL)に取り、得られた固体を濾過し、メタノールで洗い、乾燥させて、標題化合物を得た(3.1g、収率63%)。
【0714】
実施例252g
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸
ジオキサン(60mL)中の実施例252f(1.1g、2.2mmol)を2.0M水酸化リチウム水溶液(4.38mL、8.76mmol)で処理した。反応混合物を65℃で2時間加熱した。反応混合物を冷却して環境温度とし、溶媒を減圧下に除去した。残留物を水(50mL)に溶かし、HCl(3M)でpHを5に調節した。得られた固体を濾過し、酢酸エチル(200mL)に溶かした。溶液を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(0.85g、収率77%)。
【0715】
実施例252h
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例252g(0.10g、0.21mmol)の脱水ジクロロメタン(5mL)中溶液にオキサリルクロライド(0.037mL、0.42mmol)およびジメチルホルムアミド(0.816μL、10.5μmol)を加えた。反応混合物を環境温度で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮した。残留物をジクロロメタン(5mL)に再度溶かし、水酸化アンモニウム(2mL、92mmol)で処理し、反応混合物を環境温度で16時間撹拌した。反応混合物を水(15mL)と酢酸エチル(25mL)との間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで抽出した(15mLで2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を酢酸エチルで磨砕し、得られた固体を濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、真空乾燥して、標題化合物を得た(48mg、収率47%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.33(s、1H)、7.98(s、1H)、7.98−7.88(m、1H)、7.82(s、1H)、7.56−7.40(m、4H)、7.19(m、1H)、7.00(d、J=8.8Hz、1H)、6.87(s、1H)、3.59(s、3H)、3.27(s、3H)。MS(ESI+)m/z474.1(M+H)
+
【0716】
実施例253
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−N−エチル−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
水酸化アンモニウムに代えてエタンアミンを用い、実施例252hの製造に用いた手順に従って実施例253を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.32(s、1H)、8.35−8.32(m、1H)、7.98(s、1H)、7.89(dd、J=2.4、6.4Hz、1H)、7.56−7.21(m、3H)、7.20−7.16(m、1H)、7.01(d、J=8.4Hz、1H)、6.85(s、1H)、3.59(s、3H)、3.30−3.23(m、5H)、1.11(t、J=7.2Hz、3H)。MS(ESI+)m/z502.1(M+H)
+。
【0717】
実施例254
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−7−オキソ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
水酸化アンモニウムに代えて2,2,2−トリフルオロエタンアミンを用い、実施例252hの製造に用いた手順に従って実施例254を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.56(s、1H)、8.94(t、J=6Hz、1H)、7.99(s、1H)、7.98−7.89(m、1H)、7.52−7.50(m、2H)、7.42−7.40(m、1H)、7.17(m、1H)、7.03−7.00(m、2H)、4.13−4.08(m、2H)、3.59(s、3H)、3.26(s、3H)。MS(ESI+)m/z556.1(M+H)
+。
【0718】
実施例255
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−2−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
水酸化アンモニウムに代えてモルホリンを用い、実施例252hの製造に用いた手順に従って実施例255を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.99(s、1H)、7.88(dd、J=2.4、6Hz、1H)、7.59−7.42(m、3H)、7.22−7.17(m、1H)、6.98(d、J=8.4Hz、1H)、6.50(s、1H)、3.59(s、3H)、3.55(m、8H)、3.27(s、3H)。MS(ESI+)m/z544.2(M+H)
+。
【0719】
実施例256
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
水酸化アンモニウムに代えて1−メチルピペラジンを用い、実施例252hの製造に用いた手順に従って実施例256を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.97(d、J=2Hz、1H)、7.84(dd、J=2.4、6Hz、1H)、7.32(s、1H)、7.13−7.10(m、2H)、6.94−6.91(m、2H)、6.51(s、1H)、3.68−3.65(m、4H)、3.60(s、3H)、3.08(s、3H)、2.38(m、4H)、2.24(s、3H)。MS(ESI+)m/z557.2(M+H)
+。
【0720】
実施例257
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−7−オキソ−N−(1,3−チアゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
水酸化アンモニウムに代えてチアゾール−2−アミンを用い、実施例252hの製造に用いた手順に従って実施例257を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.82(s、1H)、12.49(s、1H)、8.01(s、1H)、7.92(dd、J=2.4、6.4Hz、1H)、7.56−7.45(m、4H)、7.34−7.29(m、2H)、7.22−7.18(m、1H)、7.03(d、J=8.4Hz、1H)、3.61(s、3H)、3.28(s、3H)。MS(ESI+)m/z557.1(M+H)
+。
【0721】
実施例258
4−[2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−4−(メチルスルホニル)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボン酸エチル
シクロプロピルメタノールに代えて4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸エチルを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例258を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.01(s、1H)、7.84−7.87(m、2H)、7.41(d、J=9.46Hz、1H)、7.31(s、1H)、7.27(t、J=2.59Hz、1H)、6.12(s、1H)、4.75−4.79(m、1H)、3.98(q、J=7.02Hz、2H)、3.56(s、3H)、3.22−3.26(m、2H)、3.20(s、3H)、2.10(s、1H)、1.83−1.88(m、2H)、1.43−1.55(M、2H)、1.13(t、J=7.02Hz、3H)。MS(ESI+)m/z474.1(M+H)
+。
【0722】
実施例259
4−[2−エトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
標題化合物を実施例258の製造における少量生成物として単離した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.02(s、1H)、7.88(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.82(d、J=2.44Hz、1H)、7.32−7.34(m、2H)、7.28(t、J=2.75Hz、1H)、6.10−6.11(m、1H)、4.17(q、J=6.92Hz、2H)、3.57(s、3H)、3.21(s、3H)、3.20(s、3H)、1.22(t、J=7.02Hz、3H)。MS(ESI+)m/z347.1(M+H)
+。
【0723】
実施例260
4−{5−(エチルスルホニル)−2−[(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)オキシ]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
標題化合物(第1の溶出ピーク)を実施例248bの製造における第2の生成物として単離した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.03(s、1H)、7.78−7.81(m、2H)、7.40(d、J=8.54Hz、1H)、7.31(s、1H)、7.28(t、J=2.75Hz、1H)、6.10−6.11(m、1H)、4.57−4.61(m、1H)、3.56(s、3H)、3.28(t、J=7.32Hz、2H)、3.19(s、3H)、3.14−3.18(m、1H)、1.93−1.97(m、2H)、1.73−1.77(m、2H)、1.31−1.42(m、4H)、1.13(t、J=7.32、3H)。MS(ESI+)m/z445.0(M+H)
+。
【0724】
実施例261
4−{2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−5−(プロパン−2−イルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例261a
(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)(イソプロピル)スルファン
ヨードエタンに代えて2−ヨードプロパンを用い、実施例168aの製造に用いた手順に従って実施例261aを製造して、標題化合物を得た。
【0725】
実施例261b
2−ブロモ−1−フルオロ−4−(イソプロピルスルホニル)ベンゼン
実施例168aに代えて実施例261aを用い、実施例168bの製造に用いた手順に従って実施例261bを製造して、標題化合物を得た。
【0726】
実施例261c
2−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−4−(イソプロピルスルホニル)アニリン
シクロヘキサンアミンに代えてシクロプロピルメタンアミンを用い、2−ブロモ−1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼンに代えて実施例261bを用い、実施例147aの製造に用いた手順に従って実施例261cを製造して、標題化合物を得た。
【0727】
実施例261d
4−{2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−5−(プロパン−2−イルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例261cを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例261dを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.12(s、1H)、7.59(dd、J=8.7、2.29Hz、1H)、7.40(d、J=2.44Hz、1H)、7.30(t、J=2.9Hz、1H)、7.25(s、1H)、6.88(d、J=8.85Hz、1H)、5.98−5.99(m、1H)、5.61(brs、1H)、3.56(s、3H)、3.22−3.30(m、2H)、3.03(d、J=6.71Hz、2H)、1.16(d、J=7.02Hz、6H)、0.98−1.14(m、1H)、0.36−0.41(m、2H)、0.14−0.18(m、2H)。MS(ESI+)m/z400.1(M+H)
+。
【0728】
実施例262
N−[4−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例3に代えて実施例251cを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例262を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm7.34(d、J=8.9Hz、1H)、7.28(d、J=2.8Hz、1H)、6.98(s、1H)、6.93(d、J=8.9Hz、1H)、5.93(d、J=2.8Hz、1H)、3.78(m、2H)、3.69(s、3H)、2.98(s、3H)、2.13(m、3H)、0.99(m、1H)、0.35(m、2H)、0.08(m、2H)。MS(ESI+)m/z402.1(M+H)
+。
【0729】
実施例263
N−[4−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
実施例263a
1−ブロモ−2−(シクロプロピルメトキシ)−4−メチル−5−ニトロベンゼン
2−ブロモ−3−メチルフェノールに代えて2−ブロモ−5−メチル−4−ニトロフェノールを用い、実施例247aの製造に用いた手順に従って実施例263aを製造して、標題化合物を得た。
【0730】
実施例263b
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−4−メチル−5−ニトロフェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例7cの生成物に代えて実施例263aの生成物を用い、65℃で2.5時間撹拌し、実施例7dの製造に用いた手順に従って実施例263bを製造して、標題化合物を得た。
【0731】
実施例263c
4−(5−アミノ−2−(シクロプロピルメトキシ)−4−メチルフェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例2bの生成物に代えて実施例263bの生成物を用い、実施例3の製造に用いた手順に従って実施例263cを製造して、標題化合物を得た。
【0732】
実施例263d
N−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル)メタンスルホンアミド
実施例3に代えて実施例263cを用い、実施例4(方法A)の製造に用いた手順に従って実施例263dを製造して、標題化合物を得た。1H NMR(500MHz、CD
3OD)δppm7.36(s、1H)、7.31(d、J=2.8Hz、1H)、7.28(s、1H)、6.96(s、1H)、6.35(d、J=2.8Hz、1H)、3.84(d、J=6.7Hz、2H)、3.69(s、3H)、3.11(s、3H)、2.41(s、3H)、1.11(m、1H)、0.47(m、2H)、0.24(m、2H)。MS(ESI+)m/z402.1(M+H)
+。
【0733】
実施例264
4−[5−(エチルスルホニル)−2−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イルオキシ)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例264a
4−(2−ブロモ−4−(エチルスルホニル)フェノキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン
それぞれ実施例138aに代えて実施例168bを用い、シクロプロピルメタノールに代えてテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−オールを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例264aを製造して、標題化合物を得た。
【0734】
実施例264b
4−[5−(エチルスルホニル)−2−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イルオキシ)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例264aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例264bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.05(s、1H)、7.79−7.82(m、2H)、7.40(d、J=9.77Hz、1H)、7.34(s、1H)、7.30(t、J=2.75Hz、1H)、6.12−6.13(m、1H)、4.69−4.72(m、1H)、3.58(s、3H)、3.28(d、J=7.32Hz、2H)、2.50−2.62(m、4H)、2.06−2.12(m、2H)、1.74−1.81(m、2H)、1.13(d、J=7.32Hz、6H)。MS(ESI+)m/z433.1(M+H)
+。
【0735】
実施例265
4−{2−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)オキシ]−5−(エチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例168aに代えて264bを用い、実施例168bの製造に用いた手順に従って実施例265を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.09(s、1H)、7.83−7.87(m、2H)、7.48(d、J=8.85Hz、1H)、7.35(s、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、6.14−6.15(m、1H)、4.90−4.93(m、1H)、3.58(s、3H)、3.30(q、J=7.43Hz、2H)、3.01−3.04(m、2H)、2.76−2.82(m、2H)、2.12−2.18(m、4H)、1.14(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z465.1(M+H)
+。
【0736】
実施例266
6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−N,N−ジメチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例266a
5−ブロモ−6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−N,N−ジメチルピリジン−3−スルホンアミド
ジメチルホルムアミド(5mL)中の実施例242a(0.365g、1mmol)を60%水素化ナトリウム(0.120g、3.00mmol)で処理した。溶液を10分間撹拌した。この溶液にヨードメタン(0.355g、2.500mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で2時間撹拌した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルでさらに2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た(0.365g、0.928mmol、収率93%)。
【0737】
実施例266b
6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−N,N−ジメチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例95cに代えて実施例266aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例266bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.17(s、1H)、8.50(d、J=2.44Hz、1H)、8.18(d、J=2.44Hz、1H)、7.57(s、1H)、7.46−7.51(m、2H)、7.35(t、J=2.75Hz、1H)、7.15−7.18(m、1H)、6.33−6.34(m、1H)、3.61(s、3H)、2.71(s、6H)。MS(ESI+)m/z461.1(M+H)
+。
【0738】
実施例267
4−[2−(シクロプロピルアミノ)−5−(エチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例267a
2−ブロモ−N−シクロプロピル−4−(エチルスルホニル)アニリン
シクロヘキサンアミンに代えてシクロプロピルアミンを用い、2−ブロモ−1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼンに代えて実施例168bを用い、実施例147aの製造に用いた手順に従って実施例267aを製造して、標題化合物を得た。
【0739】
実施例267b
4−[2−(シクロプロピルアミノ)−5−(エチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例267aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例267bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.32(s、1H)、7.92(dd、J=8.7、2.29Hz、1H)、7.68(d、J=2.44Hz、1H)、7.51(t、J=2.75Hz、1H)、7.45(s、1H)、7.40(d、J=8.54Hz、1H)、6.14−6.15(m、1H)、6.11(s、1H)、3.77(s、3H)、3.40(q、J=7.32Hz、2H)、2.63−2.67(m、1H)、1.35(t、J=7.32Hz、3H)、0.95−0.97(m、2H)、0.62−0.68(m、2H)。MS(ESI+)m/z372.1(M+H)
+。
【0740】
実施例268
4−(5−(エチルスルホニル)−2−(シス−4−メトキシ−4−メチルシクロヘキシルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例268a
8−(2−ブロモ−4−(エチルスルホニル)フェノキシ)−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン
それぞれ実施例138aに代えて実施例168bを用い、シクロプロピルメタノールに代えて1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−オールを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例268aを製造して、標題化合物を得た。
【0741】
実施例268b
4−(2−ブロモ−4−(エチルスルホニル)フェノキシ)シクロヘキサノン
実施例197に代えて実施例268aを用い、実施例199の製造に用いた手順に従って実施例268bを製造して、標題化合物を得た。
【0742】
実施例268c
(シス)−4−(2−ブロモ−4−(エチルスルホニル)フェノキシ)−1−メチルシクロヘキサノール
THF(15mL)中の実施例268b(0.95g、2.63mmol)を冷却して0℃とした。この溶液を3.0Mメチルマグネシウムブロマイド(2.63mL、7.89mmol)で処理し、室温で終夜撹拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl溶液で反応停止し、水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を1:1酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して二つの分画を得た。実施例268cは、カラムから溶出した第1の分画であった。
【0743】
実施例268d
2−ブロモ−4−(エチルスルホニル)−1−((シス)−4−メトキシ−4−メチルシクロヘキシルオキシ)ベンゼン
テトラヒドロフラン(5mL)中の実施例268c(0.43g、1.140mmol)を60%水素化ナトリウム(0.182g、4.5mmol)で処理した。反応液を環境温度で10分間撹拌した。この溶液にヨードメタン(2)(0.65g、4.5mmol)を加えた。反応混合物を40℃で16時間加熱した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルでさらに2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た(0.356g、0.910mmol、収率80%)。
【0744】
実施例268e
4−(5−(エチルスルホニル)−2−(シス−4−メトキシ−4−メチルシクロヘキシルオキシ)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例95cに代えて実施例268dを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例268eを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(s、1H)、7.77−7.81(m、2H)、7.39(d、J=8.85Hz、1H)、7.31(s、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、6.10−6.11(m、1H)、4.50−4.55(m、1H)、3.57(s、3H)、3.28(q、J=7.32Hz、2H)、1.69−1.78(m、4H)、1.46−1.53(m、2H)、1.33−1.38(m、2H)、1.13(t、J=7.32Hz、3H)、1.05(s、3H)。MS(ESI+)m/z459.1(M+H)
+。
【0745】
実施例269
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−N,N,6−トリメチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
水酸化アンモニウムに代えてジメチルアミンを用い、実施例252hの製造に用いた手順に従って実施例269を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.08(s、1H)、7.95(dd、J=2.4、6Hz、1H)、7.43(s、1H)、7.26−7.15(m、2H)、7.05−6.99(m、2H)、6.69(s、1H)、3.72(s、3H)、3.25(s、3H)、3.19(s、3H)、3.12(s、1H)。MS(ESI+)m/z502.0(M+H)
+。
【0746】
実施例270
6−メチル−4−{5−(メチルスルホニル)−2−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて4−(メチルスルホニル)フェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例270を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.08(s、1H)、8.06(d、J=2.44Hz、1H)、7.97(dd、J=8.7、2.29Hz、1H)、7.85−7.88(m、2H)、7.40(s、1H)、7.35(d、J−=8.54Hz、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、7.20−7.23(m、2H)、6.24−6.25(m、1H)、3.54(s、3H)、3.30(s、3H)、3.17(s、3H)。MS(ESI+)m/z471.2(M+H)
+。
【0747】
実施例271
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(プロパン−2−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例271a
2−ブロモ−1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−4−(イソプロピルスルホニル)ベンゼン
実施例138aに代えて実施例261bを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例271aを製造して、標題化合物を得た。
【0748】
実施例271b
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(プロパン−2−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例271aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例271bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.11(s、1H)、7.88(d、J=2.44Hz、1H)、7.80(dd、J=8.85、2.44Hz、1H)、7.50−7.54(m、1H)、7.42−7.49(m、2H)、7.31(t、J=2.75Hz、1H)、7.15−7.19(m、1H)、7.00(d、J=8.54、Hz、1H)、6.25−6.26(m、1H)、3.59(s、3H)、3.44−3.48(m、1H)、1.20(d、J=7.02Hz、6H)。MS(ESI+)m/z459.0(M+H)
+。
【0749】
実施例272
6−(シクロプロピルメトキシ)−N,N−ジエチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例272a
5−ブロモ−6−(シクロプロピルメトキシ)−N,N−ジエチルピリジン−3−スルホンアミド
それぞれ実施例242aに代えて実施例207aを用い、ヨードメタンに代えてヨウ化エチルを用い、実施例266aの製造に用いた手順に従って実施例272aを製造して、標題化合物を得た。
【0750】
実施例272b
6−(シクロプロピルメトキシ)−N,N−ジエチル−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
実施例95cに代えて実施例272aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例272bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.10(s、1H)、8.54(d、J=2.44Hz、1H)、8.01(d、J=2.44Hz、1H)、7.44(s、1H)、7.32(t、J=2.75Hz、1H)、6.15−6.16(m、1H)、4.24(d、J=7.02Hz、2H)、3.58(s、3H)、3.21(q、J=7.02Hz、4H)、1.17−1.20(m、4H)、1.08(t、J=7.02Hz、6H)、0.47−0.51(m、2H)、0.29−0.32(m、2H)。MS(ESI+)m/z431.1(M+H)
+。
【0751】
実施例273
4−(シクロプロピルメトキシ)−N,N−ジメチル−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例273a
3−ブロモ−4−(シクロプロピルメトキシ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド
実施例242aに代えて実施例249aを用い、実施例266aの製造に用いた手順に従って実施例273aを製造して、標題化合物を得た。
【0752】
実施例273b
4−(シクロプロピルメトキシ)−N,N−ジメチル−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例95cに代えて実施例273aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例273bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.05(s、1H)、7.70(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.66(d、J=2.44Hz、1H)、7.37(s、1H)、7.29−7.32(m、2H)、6.12−6.13(m、1H)、3.98(d、J=6.71Hz、2H)、3.57(s、3H)、2.62(s、6H)、3.21(q、J=7.02Hz、4H)、1.11−1.15(m、1H)、0.46−0.49(m、2H)、0.27−0.30(m、2H)。MS(ESI+)m/z402.1(M+H)
+。
【0753】
実施例274
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−フルオロフェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例274a
2−ブロモ−1−(シクロプロピルメトキシ)−4−フルオロベンゼン
2−ブロモ−4−フルオロフェノール(0.50g、2.6mmol)のテトラヒドロフラン(13mL)中溶液にシクロプロパンメタノール(0.209mL、2.62mmol)、トリフェニルホスフィン(0.687g、2.62mmol)およびDIAD(0.509mL、2.62mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で16時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物をヘキサンで磨砕した。混合物を濾過し、生成物を含む濾液を減圧下によって濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン)によって精製して、標題化合物を得た(400mg、収率62%)。
【0754】
実施例274b
(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−フルオロフェニル)ボロン酸
実施例274a(0.1g、0.408mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)中溶液に−20℃で、nBuLi(2.5Mヘキサン中溶液0.180mL、0.449mmol)を加えた。反応混合物を2時間撹拌し、冷却して−40℃とした。2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.092mL、0.449mmol)を滴下した。反応混合物を30分間撹拌した。反応混合物を0℃で1Mクエン酸で反応停止した。混合物を環境温度で1時間撹拌し、酢酸エチルで抽出した。層を分離し、有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗取得物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10%から33%酢酸エチル/ヘキサン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(23mg、収率20%)。
【0755】
実施例274c
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−フルオロフェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
4:1ジメトキシエタン/エタノール溶液に窒素を20分間吹き込んだ。マイクロ波バイアルに実施例1e(.05g、0.131mmol)、実施例274b(0.046g、0.144mmol)、Pd(Ph
3P)
4(7.58mg、6.56μmol)およびフッ化セシウム(0.060g、0.393mmol)を入れた。バイアルを密閉し、窒素を流した。4:1ジメトキシエタン/エタノール混合物(0.5mL)を加えた。マイクロ波リアクター中、反応混合物を120℃で40分間加熱した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗取得物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20%から80%酢酸エチル/ヘキサン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(5mg、収率23%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm11.98(s、1H)、7.29(s、1H)、7.26(t、J=2.71Hz、1H)、7.05−7.18(m、3H)、6.14(dd、J=2.71、2.03Hz、1H)、3.80(d、J=6.78Hz、2H)、3.55(s、3H)、0.98−1.09(m、1H)、0.39−0.46(m、2H)、0.17−0.22(m、2H)。MS(ESI+)m/z313.1(M+H)
+。
【0756】
実施例275
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例275a
2−ブロモ−1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン
3−ブロモ−4−フルオロベンゾトリフルオリド(0.5mL、3.52mmol)、2,4−ジフルオロフェノール(0.337mL、3.52mmol)および炭酸カリウム(0.486g、3.52mmol)のジメチルホルムアミド(7mL)中混合物を80℃で16時間加熱した。反応混合物を冷却して環境温度とし、酢酸エチルと水との間で分配した。層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗取得物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から10%酢酸エチル/ヘキサン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(1.0g、収率80%)。
【0757】
実施例275b
(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸
マグネシウム(0.083g、3.42mmol)のテトラヒドロフラン(1.00mL)中懸濁液に実施例275a(1.099g、3.11mmol)のテトラヒドロフラン(1.5mL)中溶液0.5mLを加えた。反応が開始するまで反応混合物を昇温させた(約40℃から50℃)。残りの原料臭化物の溶液を滴下した。反応混合物を環境温度で1時間撹拌した。得られた溶液をホウ酸トリメチル(0.696mL、6.23mmol)のテトラヒドロフラン(1.5mL)中溶液に0℃で滴下した。反応混合物を環境温度で1時間撹拌し、氷水で反応停止し、2M HClで中和した。混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10%から33%酢酸エチル/ヘキサン勾配)によって精製して、標題化合物を得た。(650mg、収率66%)。
【0758】
実施例275c
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例274bに代えて実施例275bを用い、実施例274cの製造に用いた手順に従って実施例275cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.06(s、1H)、7.78(d、J=2.37Hz、1H)、7.70(dd、J=8.48、1.70Hz、1H)、7.49(td、J=11.36、8.65、3.05Hz、1H)、7.40(s、1H)、7.34−7.43(m、1H)、7.28(t、J=2.71Hz、1H)、7.10−7.17(m、1H)、6.95(d、J=8.48Hz、1H)、6.24(dd、J=2.71、2.03Hz、1H)、3.57(s、3H)。MS(ESI+)m/z421.1(M+H)
+。
【0759】
実施例276
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−2−(ヒドロキシメチル)−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
0℃で撹拌した実施例252f(0.20g、0.40mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)中懸濁液に水素化リチウムアルミニウム(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.398mL、0.398mmol)を加え、混合物を0℃で2時間撹拌した。減圧下に溶媒留去し、残留物を酢酸エチル(30mL)と水(20mL)との間で分配した。混合物を濾過して不溶物を除去した。水層を酢酸エチルで抽出した(30mLで2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をジクロロメタンで磨砕し、得られた固体を濾過し、乾燥させて、標題化合物を得た(0.10g、収率55%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm11.91(s、1H)、7.97(d、J=2.4Hz、1H)、7.86(dd、J=2.4、6.4Hz、1H)、7.56−7.38(m、3H)、7.20−7.15(m、1H),6.97(d、J=8.4Hz、1H)、6.18(s、1H)、5.11(t、J=5.6Hz、1H)、4.50(d、J=5.6Hz、2H)、3.57(s、3H)、3.16(s、3H)。MS(ESI+)m/z461.2(M+H)
+。
【0760】
実施例277
4−[2−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
シクロプロピルメタノールに代えて2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−オールを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例277を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm11.97(s、1H)、7.91(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.85(d、J=2.44Hz、1H)、7.47(d、J=8.85Hz、1H)、7.20−7.23(m、2H)、7.12−7.17(m、3H)、7.07(s、1H)、6.00−6.01(m、1H)、5.41−5.44(m、1H)、3.36−3.42(m、2H)、3.56(s、3H)、3.23(s、3H)、3.20(s、3H)、2.97(dd、J=16.94、1.98Hz、2H)。MS(ESI+)m/z435.1(M+H)
+。
【0761】
実施例278
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−2−(1−ヒドロキシエチル)−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例278a
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボアルデヒド
実施例276(1.0g、2.2mmol)のジクロロメタン(50mL)中溶液に0℃で、デス−マーチンペルヨージナン(1.84g、4.34mmol)を加え、反応混合物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物を環境温度で3時間撹拌した。重亜硫酸ナトリウム(0.9g、9mmol)の飽和重炭酸ナトリウム水溶液(5mL)中溶液を加え、反応混合物を15分間撹拌し、酢酸エチルで抽出した。有機層を脱水し(無水硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(0.80g、収率70%)。
【0762】
実施例278b
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−2−(1−ヒドロキシエチル)−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例278a(0.20g、0.44mmol)のテトラヒドロフラン(6mL)中溶液に0℃で、メチルマグネシウムブロマイド(1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、0.873mL、0.873mmol)を加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次に1M HCl水溶液(2mL)を加えた。反応混合物を濃縮し、飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)と酢酸エチル(30mLで2回)との間で分配した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール、15/1)によって精製して、標題化合物を得た(51mg、収率24%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm11.83(s、1H)、7.96(d、J=2.4Hz、1H)、7.86(dd、J=2.4、6.4Hz、1H)、7.55−7.50(m、1H)、7.42−7.36(m、2H)、7.20−7.15(m、1H)、6.97(d、J=8.8Hz、1H)、6.15(d、J=2Hz、1H)、5.13(d、J=5.2Hz、1H)、4.80−4.77(m、1H)、3.57(s、3H)、3.25(s、3H)、1.38(d、J=6.4Hz、3H)。MS(ESI+)m/z475.1(M+1)
+。
【0763】
実施例279
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−2−[(ジメチルアミノ)メチル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例278a(0.20g、0.44mmol)およびジメチルアミン塩酸塩(0.071g、0.873mmol)のメタノール(6mL)中溶液に塩化亜鉛(0.059g、0.436mmol)を環境温度で加えた。反応混合物を環境温度で1時間撹拌し、次に水素化シアノホウ素ナトリウム(0.055g、0.873mmol)を加え、反応混合物を環境温度で3日間撹拌した。得られた固体を濾過し、メタノール(10mL)で洗浄し、溶出液を濃縮した。残留物を分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール、15/1)によって精製して、標題化合物を得た(75mg、収率34%)。
1H NMR(400MHz、CD
3OD)δppm8.07(d、J=2.4Hz、1H)、7.94(dd、J=2.4、6.4Hz、1H)、7.38(s、1H)、7.25−7.06(m、2H)、7.04−6.98(m、2H)、6.31(s、1H)、3.71(s、3H)、3.67(s、2H)、3.19(s、3H)、2.28(s、6H)。MS(ESI+)m/z488.1(M+H)
+。
【0764】
実施例280
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−2−(モルホリン−4−イルメチル)−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例279の製造に用いた手順に従って実施例280を製造して、ジメチルアミン塩酸塩に代えてモルホリンを用いて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm11.98(s、1H)、7.98(d、J=2.4Hz、1H)、7.87(dd、J=2.4、6.4Hz、1H)、7.56−7.50(m、1H)、7.44−7.38(m、2H)、7.19−7.16(m、1H)、6.99(d、J=8.4Hz、1H)、6.15(s、1H)、3.58(s、3H)、3.55(s、2H)、3.49−3.47(m、4H)、3.26(s、3H)、2.31(m、4H)。MS(ESI+)m/z530.2(M+H)
+。
【0765】
実施例281
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ジメチルアミン塩酸塩に代えて1−メチルピペラジンを用い、実施例279の製造に用いた手順に従って実施例281を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm11.94(s、1H)、7.98(d、J=2.4Hz、1H)、7.87(dd、J=2.4、6.4Hz、1H)、7.55−7.49(m、1H)、7.43−7.37(m、2H)、7.18−7.13(m、1H)、6.99(d、J=8.4Hz、1H)、6.12(s、1H)、3.57(s、3H)、3.52(s、2H)、3.26(s、3H)、2.32−2.21(m、8H)、2.09(s、3H)。MS(ESI+)m/z543.2(M+H)
+。
【0766】
実施例282
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−2−[(フェニルアミノ)メチル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ジメチルアミン塩酸塩に代えてアニリンを用い、実施例279の製造に用いた手順に従って実施例282を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm11.95(s、1H)、7.93(d、J=2.4Hz、1H)、7.84(dd、J=2.4、6.8Hz、1H)、7.48(m、1H)、7.40(s、1H)、7.29−7.28(m、1H)、7.12(m、1H)、6.99−6.91(m、3H)、6.58(d、J=7.6Hz、2H)、6.49(t、J=7.2Hz、1H)、6.19(d、J=2.0Hz、1H)、5.94(m、1H)、4.31(d、J=6.4Hz、2H)、3.56(s、3H)、3.23(s、3H)。MS(ESI+)m/z536.2(M+H)
+。
【0767】
実施例283
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−2−[(1,3−チアゾール−2−イルアミノ)メチル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ジメチルアミン塩酸塩に代えてチアゾール−2−アミンを用い、実施例279の製造に用いた手順に従って実施例283を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm11.99(s、1H)、7.94(d、J=2.4Hz、1H)、7.86−7.83(m、2H)、7.51−7.45(m、1H)、7.42(s、1H)、7.30−7.26(m、1H)、7.14−7.13(m、1H)、6.99−6.92(m、2H)、6.62(d、J=3.6Hz、1H)、6.18(s、1H)、5.94(m、1H)、4.49(d、J=5.6Hz、2H)、3.58(s、3H)、3.24(s、3H)。MS(ESI+)m/z543.2(M+H)
+。
【0768】
実施例284
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−2−[(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)メチル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ジメチルアミン塩酸塩に代えてテトラヒドロフラン−3−アミンを用い、実施例279の製造に用いた手順に従って実施例284を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm11.86(s、1H)、7.97(d、J=2.4Hz、1H)、7.87−7.85(m、2H)、7.54−7.39(m、3H)、7.18−7.16(m、1H)、6.98(d、J=8.4Hz、1H)、6.17(s、1H)、3.72−3.66(m、3H)、3.57−3.53(m、5H)、3.25(s、3H)、3.14−3.13(m、1H)、2.27−2.26(m、1H)、1.82−1.77(m、1H)、1.58−1.57(m、1H)。MS(ESI+)m/z530.2(M+H)
+。
【0769】
実施例285
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(フェニルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例285a
1−(シクロプロピルメトキシ)−4−(フェニルスルホニル)ベンゼン
実施例138aに代えて1−フルオロ−4−(フェニルスルホニル)ベンゼンを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例285aを製造して、標題化合物を得た。
【0770】
実施例285b
2−ブロモ−1−(シクロプロピルメトキシ)−4−(フェニルスルホニル)ベンゼン
酢酸(5mL)中の実施例285a(0.087g、0.3mmol)を冷却して0℃とした。この溶液に1−ブロモピロリジン−2,5−ジオン(2)(0.059g、0.330mmol)を加えた。反応混合物を80℃で16時間加熱した。冷却後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルでさらに2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た(0.032g、0.087mmol、収率29%)。
【0771】
実施例285c
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(フェニルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例285bを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例285cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm11.80(s、1H)、7.63−7.74(m、4H)、7.36−7.46(m、3H)、7.12(s、1H)、7.04−7.06(m、2H)、5.80−5.81(m、1H)、3.72(d、J=6.71Hz、2H)、3.34(s、3H)、0.82−0.89(m、1H)、0.29−0.24(m、2H)、0.00−0.04(m、2H)。MS(ESI+)m/z434.9(M−H)
+。
【0772】
実施例286
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(モルホリン−4−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例286a
4−(3−ブロモ−4−フルオロフェニルスルホニル)モルホリン
テトラヒドロフラン(10mL)中の3−ブロモ−4−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロライド(0.44g、1.609mmol)をモルホリン(0.294g、3.38mmol)で処理した。反応混合物を環境温度で16時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムに負荷し、20%酢酸エチル/ヘキサンで溶離して標題化合物を得た(0.45g、1.388mmol、収率86%)。
【0773】
実施例286b
4−(3−ブロモ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニルスルホニル)モルホリン
実施例138aに代えて実施例286aを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例286bを製造して、標題化合物を得た。
【0774】
実施例286c
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(モルホリン−4−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例286bを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例286cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.03(s、1H)、7.69(dd、J=8.85、2.44Hz、1H)、7.64(d、J=2.44Hz、1H)、7.37(s、1H)、7.33(d、J=8.85Hz、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、6.11−6.13(m、1H)、3.97(d、J=6.71Hz、2H)、3.62−3.65(m、4H)、3.57(s、3H)、2.86−2.88(m、4H)、0.45−0.48(m、2H)、0.27−0.29(m、2H)。MS(ESI+)m/z444.1(M+H)
+。
【0775】
実施例287
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例287a
3−ブロモ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)ベンズアルデヒド
3−ブロモ−4−フルオロベンズアルデヒド(4.06g、20mmol)、2,4−ジフルオロフェノール(2.60g、20mmol)および炭酸セシウム(7.17g、22mmol)のジメチルスルホキシド(20mL)中混合物を100℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルと水で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、標題化合物を得た(5.94g、95%)。
【0776】
実施例287b
(3−ブロモ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル)メタノール
実施例287a(3.76g、12mmol)のエタノール(10mL)およびテトラヒドロフラン(10mL)混合物中溶液に水素化ホウ素ナトリウム(0.136g、3.60mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で1時間撹拌した。溶媒留去し、残留物を酢酸エチルと水で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(3.72g、98%)。
【0777】
実施例287c
2−ブロモ−4−(ブロモメチル)−1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)ベンゼン
実施例287b(3.70g、11.74mmol)のジクロロメタン(20mL)中溶液に三臭化リン(1.11mL、11.7mmol)を滴下した。反応混合物を環境温度で3時間撹拌し、氷水に投入した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液を注意深く加えることでpHを調節して塩基性とし、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(4.15g、93%)。
【0778】
実施例287d
(3−ブロモ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)ベンジル)(メチル)スルファン
実施例287c(1.512g、4.00mmol)およびナトリウムチオメトキシド(0.280g、4.00mmol)のジメチルホルムアミド(8mL)中混合物を環境温度で6時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと水で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(1.38g、100%)。
【0779】
実施例287e
2−ブロモ−1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−4−(メチルスルホニルメチル)ベンゼン
実施例287d(1.38g、4.00mmol)のメタノール(15mL)中溶液に0℃で水(15mL)中のオキソン(5.16g、8.40mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと水で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20%から40%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、標題化合物を得た(1.49g、98%)。
【0780】
実施例287f
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニルメチル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例287e(94mg、0.25mmol)、実施例6a(107mg、0.250mmol)、リン酸カリウム(186mg、0.875mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.9mg、7.5μmol)および1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンテ(phosphaadamante)(6.6mg、0.023mmol)をマイクロ波管中で合わせ、窒素で15分間パージした。ジオキサン(2mL)および水(0.5mL)の混合物を窒素で15分間パージし、マイクロ波管に移し入れた。反応混合物を60℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルと水で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、3−メルカプトプロピル官能化シリカゲルで処理し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、1%から2%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た。(62mg、41%)。
【0781】
実施例287g
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例287f(59.9mg、0.100mmol)、水酸化カリウム(84mg、1.5mmol)および臭化セチルトリメチルアンモニウム(1.8mg、5.0μmol)をテトラヒドロフラン(4mL)および水(2mL)の混合物中で合わせた。反応混合物を100℃で44時間加熱し、冷却して環境温度とした。この混合物に水を加え、1M HClを加えることでpHを調節してpH7とした。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、2%から4%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(31mg、70%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(s、1H)7.57(d、J=2.37Hz、1H)7.26−7.48(m、4H)7.16−7.26(m、1H)7.00−7.11(m、1H)6.88(d、J=8.48Hz、1H)6.23−6.33(m、1H)4.51(s、2H)3.55(s、3H)2.94(s、3H)。MS(ESI+)m/z445(M+H)
+。
【0782】
実施例288
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例288a
2−フルオロ−5−(メチルチオ)ピリジン
5−ブロモ−2−フルオロピリジン(2.05g、11.7mmol)およびN
1,N
1,N
2,N
2−テトラメチルエタン−1,2−ジアミン(2.27mL、15.1mmol)の混合物を窒素で45分間パージした。トルエン(116mL)を加え、反応混合物を冷却して−78℃とした。N−ブチルリチウム(2.5Mヘキサン中溶液、5.59mL、14.0mmol)を6分間滴下した。反応混合物を−78℃で1時間撹拌した。ジメチルジスルフィド(1.26mL、14.0mmol)を加えた。反応混合物を−78℃で1時間撹拌した。反応混合物を昇温させて0℃とし、飽和塩化アンモニウム水溶液で直接反応停止した。層を分離し、有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(10%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、標題化合物を得た(1.00g、60%)。
【0783】
実施例288b
2−フルオロ−5−(メチルスルホニル)ピリジン
実施例288a(2.17g、15.2mmol)のジクロロメタン(50.5mL)中溶液に3−クロロ過安息香酸(7.15g、31.1mmol)を少量ずつ10分間かけて加えた。反応混合物を環境温度で4時間撹拌した。追加の3−クロロ過安息香酸(2.62g、15.16mmol)を加え、反応混合物を環境温度で1時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸ナトリウム水溶液で反応停止し、層を分離した。水層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から10%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(1.81g、68%)。
【0784】
実施例288c
5−(メチルスルホニル)ピリジン−2(1H)−オン
実施例288b(0.679g、3.88mmol)を、110℃で16時間酢酸(35.2mL)および水(3.52mL)で処理した。反応混合物を冷却して環境温度とし、溶媒を除去して、標題化合物を得た。(0.700g、100%)。
【0785】
実施例288d
3−ブロモ−5−(メチルスルホニル)ピリジン−2(1H)−オン
実施例288c(0.671g、3.87mmol)および酢酸ナトリウム(0.318g、3.87mmol)の酢酸(8.50mL)中溶液に臭素(0.201mL、3.91mmol)を酢酸(1.7mL)中溶液として滴下した。反応混合物を40℃で3時間撹拌した。臭素(0.05mL)を加え、反応混合物を40℃で2時間撹拌した。反応混合物を冷却して環境温度とし、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液100mLで反応停止した。得られた懸濁液を濾過し、固体を回収し、16時間乾燥させて、標題化合物を得た(0.64g、66%)。
【0786】
実施例288e
3−ブロモ−2−クロロ−5−(メチルスルホニル)ピリジン
実施例288d(0.6395g、2.54mmol)を110℃でオキシ塩化リン(12.7mL)で4時間処理した。反応混合物を冷却して環境温度とし、氷に投入した。得られた懸濁液を濾過し、水で洗い、得られたオフホワイト固体を回収し、60℃真空乾燥機で16時間乾燥させて、標題化合物を得た(0.244g、35%)。
【0787】
実施例288f
3−ブロモ−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)ピリジン
それぞれフェノールに代えて2,4−ジフルオロフェノールを用い、実施例2aに代えて実施例288eを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例288fを製造して、標題化合物を得た。
【0788】
実施例288g
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例7cに代えて実施例288fを用い、実施例4aの製造に用いた手順に従って実施例288gを製造して、標題化合物を得た。
【0789】
実施例288h
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例4aに代えて実施例288gを用い、実施例4bの製造に用いた手順に従って実施例288hを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.16(s、1H)8.59(d、J=2.37Hz、1H)8.37(d、J=2.37Hz、1H)7.58(s、1H)7.48(m、2H)7.34(t、J=2.71Hz、1H)7.16(m、1H)6.36(dd、J=2.71、2.03Hz、1H)3.61(s、3H)3.35(s、3H)。MS(ESI+)m/z432.4(M+H)
+。
【0790】
実施例289
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−2−[(ピリジン−3−イルオキシ)メチル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例289a
2−(クロロメチル)−4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例276(0.50g、1.09mmol)および塩化チオニル(5.0mL、69mmol)の混合物を還流下に2時間加熱した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を1時間真空乾燥して、標題化合物を得た。
【0791】
実施例289b
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−2−[(ピリジン−3−イルオキシ)メチル]−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ピリジン−3−オール(0.039g、0.407mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)中溶液に水素化ナトリウム(16mg、0.407mmol)を0℃で加え、混合物を30分間撹拌した。この溶液に実施例289a(0.25g、0.204mmol)を加え、反応混合物を還流下に16時間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(30mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)の混合物に投入した。水層を酢酸エチル(20mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を逆相HPLC(C18、水(10mM NH
4HCO
3):アセトニトリル、25%から50%勾配)によって精製して、標題化合物を得た(18mg、収率16%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.52(s、1H)、7.95(d、J=2.4Hz、1H)、7.87(dd、J=2.4、6.4Hz、1H)、7.56−7.38(m、5H)、7.22−7.18(m、2H)、6.97(d、J=8.4Hz、1H)、6.84−6.82(m、1H)、6.48(s、1H)、5.38(s、2H)、3.58(s、3H)、3.25(s、3H)。MS(ESI+)m/z538.1(M+1)
+。
【0792】
実施例290
4−[5−(シクロプロピルスルホニル)−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例290a
(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)(シクロプロピル)スルファン
ヨードエタンに代えてブロモシクロプロパンを用い、実施例168aの製造に用いた手順に従って実施例290aを製造して、標題化合物を得た。
【0793】
実施例290b
2−ブロモ−4−(シクロプロピルスルホニル)−1−フルオロベンゼン
実施例168aに代えて実施例290aを用い、実施例168bの製造に用いた手順に従って実施例290bを製造して、標題化合物を得た。
【0794】
実施例290c
2−ブロモ−4−(シクロプロピルスルホニル)−1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)ベンゼン
実施例138aに代えて実施例290bを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例290cを製造して、標題化合物を得た。
【0795】
実施例290d
4−[5−(シクロプロピルスルホニル)−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例290cを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例290dを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.11(s、1H)、7.94(d、J=2.44Hz、1H)、7.83(dd、J=8.54、2.44Hz、1H)、7.42−7.55(m、3H)、7.32(t、J=2.75Hz、1H)、7.15−7.20(m、1H)、6.97(d、J=8.54Hz、1H)、6.28−6.29(m、1H)、3.59(s、3H)、2.90−2.96(m、1H)、1.12−1.15(m、2H)、1.03−1.09(m、2H)。MS(ESI+)m/z457.1(M+H)
+。
【0796】
実施例291
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−2−(プロプ−1−エン−2−イル)−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
0℃で撹拌した実施例252f(0.10g、0.20mmol)のテトラヒドロフラン(6mL)中溶液に、メチルマグネシウムブロマイド(0.498mL、0.498mmol)を加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、HCl水溶液(1M、2mL)を加えた。反応混合物を濃縮し、飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)と酢酸エチルとの間で分配した。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を逆相−HPLC(C18 40%から90%勾配アセトニトリル:水(0.1%TFA))によって精製して、標題化合物を得た(25mg、収率25%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.05(s、1H)、7.98(d、J=2.4Hz、1H)、7.87(dd、J=8.7、2.4Hz、1H)、7.61−7.36(m、3H)、7.18(t、J=8.6Hz、1H)、6.98(d、J=8.3Hz、1H)、6.34(d、J=2.2Hz、1H)、5.85(s、1H)、5.07(s、1H)、3.60(s、3H)、3.26(s、3H)、2.02(s、3H)。MS(ESI+)m/z471.1(M+1)
+。
【0797】
実施例292
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−2−(フェノキシメチル)−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ピリジン−3−オールに代えてフェノールを用い、実施例289bの製造に用いた手順に従って実施例292を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.32(s、1H)、7.96(d、J=2.4Hz、1H)、7.86(dd、J=2.4、6.4Hz、1H)、7.55−7.50(m、1H)、7.49(s、1H)、7.45−7.36(m、1H)、7.26−7.16(m、3H)、6.98−6.89(m、4H)、6.37(s、1H)、5.11(s、2H)、3.59(s、3H)、3.23(s、3H)。MS(ESI+)m/z537.2(M+1)
+
【0798】
実施例293
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(モルホリン−4−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例293a
4−((3−ブロモ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル)スルホニル)モルホリン
実施例138aに代えて実施例286aを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例293aを製造して、標題化合物を得た。
【0799】
実施例293b
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(モルホリン−4−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例293aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例293bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.10(s、1H)、7.76(d、J=2.44Hz、1H)、7.83(dd、J=8.7、2.44Hz、1H)、7.42−7.54(m、3H)、7.30(t、J=2.75Hz、1H)、7.14−7.16(m、1H)、7.01(d、J=8.54Hz、1H)、6.25−6.27(m、1H)、3.64−3.66(m、4H)、3.59(s、3H)、2.88−2.92(m、4H)。MS(ESI+)m/z502.2(M+H)
+。
【0800】
実施例294
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(エチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例294a
3−ブロモ−2−クロロ−5−(エチルスルホニル)ピリジン
亜硫酸ナトリウム(1.755g、13.92mmol)および重炭酸ナトリウム(1.231g、14.65mmol)を水(37mL)に溶かして、無色溶液を得た。混合物を75℃で加熱した。3−ブロモ−2−クロロピリジン−5−スルホニルクロライド(2.132g、7.33mmol)を少量ずつ1時間かけて加えた。反応混合物を75℃で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(13.88mL)を加えた。重炭酸ナトリウム(1.231g、14.65mmol)およびヨードエタン(0.589mL、7.33mmol)を加えた。得られた混合物を加熱して75℃として2時間経過させ、冷却して環境温度とした。混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から100%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、標題化合物を得た。
【0801】
実施例294b
4−(2−クロロ−5−(エチルスルホニル)ピリジン−3−イル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例7cに代えて実施例294aを用い、実施例4aの製造に用いた手順に従って実施例294bを製造して、標題化合物を得た。
【0802】
実施例294c
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(エチルスルホニル)ピリジン−3−イル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
それぞれフェノールに代えて2,4−ジフルオロフェノールを用い、実施例2aに代えて実施例294bを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例294cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.17(bs、1H)、8.56(d、J=2.4Hz、1H)、8.32(d、J=2.4Hz、1H)、7.58(s、1H)、7.54−7.43(m、2H)、7.34(t、J=2.7Hz、1H)、7.21−7.12(m、1H)、6.35(t、J=2.1Hz、1H)、3.61(s、3H)、3.44(q、J=7.3Hz、2H)、1.18(t、J=7.3Hz、1H)。MS(ESI+)m/z446.2(M+H)
+。
【0803】
実施例295
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−2−(モルホリン−4−イル)エタンスルホンアミド
実施例295a
4−(5−アミノ−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
それぞれ2−ブロモ−1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼンに代えて実施例1eを用い、実施例6aに代えて実施例148cを用い、実施例138aの製造に用いた手順に従って実施例295aを製造して、標題化合物を得た。
【0804】
実施例295b
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−2−(モルホリン−4−イル)エタンスルホンアミド
実施例295a、2−クロロエタンスルホニルクロライド(0.098g、0.600mmol)およびトリエチルアミン(0.081g、0.800mmol)のジクロロメタン(3mL)中混合物を環境温度で2時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物をMeOH(5mL)に再度溶かした。この溶液にモルホリン(0.697g、8.00mmol)を加えた。反応混合物を50℃で2時間加熱した。この溶液に2.0N水酸化ナトリウム(2.00mL、4.00mmol)を加えた。反応混合物を85℃で2時間加熱した。冷却後、反応混合物を酢酸エチルと1.0N HClとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで数回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLC(10%から80%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た(0.077g、0.117mmol、収率58.5%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.08(s、1H)、10.18(s、1H)、7.37−7.43(m、2H)、7.30−7.31(m、2H)、7.22(dd、J=8.85、2.75Hz、1H)、7.08−7.14(m、1H)、7.00−7.04(m、1H)、6.91(d、J=8.54Hz、1H)、6.28−6.29(m、1H)、3.51−3.62(m、11H)、3.24(brs、4H)。MS(ESI+)m/z545.1(M+H)
+。
【0805】
実施例296
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]エタンスルホンアミド
実施例36e(0.15g、0.326mmol)、2−(ジメチルアミノ)エタノール(0.029g、0.326mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.128g、0.490mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)中混合物を環境温度で10分間撹拌した。この溶液に(E)−ジ−tert−ブチルジアゼン−1,2−ジカルボキシレート(0.113g、0.490mmol)を加えた。溶液を環境温度で3時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物を分取HPLC(10%から80%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物を得た(0.055g、0.104mmol、収率31.8%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.06(s、1H)、7.51(d、J=2.44Hz、1H)、7.41−7.47(m、1H)、7.35−7.37(m、2H)、7.23−7.31(m、2H)、7.06−7.11(m、1H)、6.85(d、J=8.85Hz、1H)、3.57(t、J=6.71Hz、2H)、3.56(s、3H)、3.17(q、J=7.32Hz、1H)、2.25(m、2H)、2.13(s、6H)、1.25(q、J=7.48Hz、3H)。MS(ESI+)m/z531.2(M+H)
+。
【0806】
実施例297
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[(エチルスルホニル)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例297a
(3−ブロモ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)ベンジル)(エチル)スルファン
ナトリウムチオメトキシドに代えてナトリウムエタンチオレートを用い、実施例287dの製造に用いた手順に従って実施例297aを製造して、標題化合物を得た。(1.04g、99%)。
【0807】
実施例297b
2−ブロモ−1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−4−(エチルスルホニルメチル)ベンゼン
実施例287dに代えて実施例297aを用い、実施例287eの製造に用いた手順に従って実施例297bを製造して、標題化合物を得た(1.01g、89%)。
【0808】
実施例297c
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(エチルスルホニルメチル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例287eに代えて実施例297bを用い、実施例287fの製造に用いた手順に従って実施例297cを製造した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から2%メタノール/ジクロロメタン)による精製によって、標題化合物(63mg、51%)を得た。
【0809】
実施例297d
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[(エチルスルホニル)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例287fに代えて実施例297cを用い、実施例287gの製造に用いた手順に従って実施例297dを製造して、標題化合物を得た。(34mg、75%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(s、1H)7.56(d、J=2.37Hz、1H)7.15−7.48(m、5H)6.99−7.11(m、1H)6.87(d、J=8.14Hz、1H)6.25−6.35(m、1H)4.49(s、2H)3.55(s、3H)3.07(q、J=7.23Hz、2H)1.23(t、J=7.46Hz、3H)。MS(ESI+)m/z459(M+H)
+。
【0810】
実施例298
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[2−(エチルスルホニル)プロパン−2−イル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例298a
2−ブロモ−1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−4−(2−(エチルスルホニル)プロパン−2−イル)ベンゼン
実施例297b(469mg、1.20mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に鉱油中60%水素化ナトリウム(240mg、6.00mmol)を0℃で加えた。反応混合物を環境温度で窒素下に10分間撹拌した。ヨードメタン(0.750mL、12.0mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で20時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと水で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20%から40%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、標題化合物を得た(442mg、88%)。
【0811】
実施例298b
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(2−(エチルスルホニル)プロパン−2−イル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例287eに代えて実施例298aを用い、実施例287fの製造に用いた手順に従って実施例298bを製造した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から2%メタノール/ジクロロメタン)による精製によって、標題化合物(80mg、62%)を得た。
【0812】
実施例298c
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[2−(エチルスルホニル)プロパン−2−イル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例287fに代えて実施例298bを用い、実施例287gの製造に用いた手順に従って実施例298cを製造し、反応時間を44時間ではなく16時間として標題化合物を得た。(52mg、88%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.06(s、1H)7.71(d、J=2.44Hz、1H)7.55(dd、J=8.70、2.59Hz、1H)7.38−7.48(m、1H)7.33(s、1H)7.19−7.31(m、2H)7.02−7.12(m、1H)6.85(d、J=8.24Hz、1H)6.29(d、J=2.14Hz、1H)3.56(s、3H)2.90(q、J=7.43Hz、2H)1.77(s、6H)1.06(t、J=7.48Hz、3H)。MS(ESI+)m/z487(M+H)
+。
【0813】
実施例299
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例299a
1−((3−ブロモ−4−フルオロフェニル)スルホニル)ピロリジン
3−ブロモ−4−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロライド(1.0g、3.66mmol)の20mLジクロロメタン中溶液に0℃でピロリジン(0.635mL、7.68mmol)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で終夜撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、1%HCl溶液および水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(0.86g、収率76%)。
【0814】
実施例299b
1−((3−ブロモ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル)スルホニル)ピロリジン
実施例299a(250mg、0.811mmol)、2,4−ジフルオロフェノール(106mg、0.811mmol)および炭酸セシウム(317mg、0.973mmol)のジメチルスルホキシド(5mL)中混合物を110℃で2時間加熱した。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を水(2回)、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。濾液を濃縮して標題化合物(278mg、収率82%)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
【0815】
実施例299c
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
マイクロ波オーブン(Biotage Initiator)中、実施例299b(100mg、0.239mmol)、実施例6a(102mg、0.239mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(13.81mg、0.012mmol)およびフッ化セシウム(109mg、0.717mmol)の(2mL)ジメトキシエタンおよびメタノール(1mL)中混合物を120℃で40分間加熱した。次に、混合物を4N NaOH(1mL)で処理し、環境温度で2時間撹拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した(2回)。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。濾液を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、60%から100%酢酸エチル/ヘプタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(75mg、収率64.6%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.06(s、1H)、12.06(s、1H)、7.81(d、J=2.4Hz、1H)、7.81(d、J=2.4Hz、1H)、7.77−7.72(m、1H)、7.79−7.72(m、1H)、7.47(ddd、J=11.5、8.8、3.0Hz、1H)、7.47(ddd、J=17.8、10.4、6.0Hz、1H)、7.42−7.39(m、1H)、7.43−7.35(m、2H)、7.30(t、J=2.8Hz、1H)、7.30(t、J=2.8Hz、1H)、7.28−7.09(m、1H)、7.17−7.09(m、1H)、6.98−6.93(m、1H)、6.99−6.93(m、1H)、6.24(ddd、J=23.2、2.6、2.2Hz、1H)、6.22(dd、J=2.6、2.2Hz、1H)、3.57(s、3H)、3.57(s、3H)、3.22−3.09(m、4H)、3.19−3.11(m、4H)、1.72−1.64(m、4H)、1.75−1.61(m、4H)、1.17(dd、J=18.8、11.7Hz、1H)、0.87−0.74(m、1H)。MS(ESI+)m/z464.2(M+H)
+。
【0816】
実施例300
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−2−(ジメチルアミノ)エタンスルホンアミド
モルホリンに代えてN、N−ジメチルアミンを用い、実施例295bの製造に用いた手順に従って実施例300を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.07(s、1H)、10.18(s、1H)、9.86(brs、1H)、7.37−7.42(m、2H)、7.29−7.31(m、2H)、7.22(dd、J=8.54、2.75Hz、1H)、7.09−7.14(m、1H)、7.01−7.07(m、1H)、6.91(d、J=8.85Hz、1H)、6.28(t、J=2.29Hz、1H)、3.62−3.65(m、2H)、3.54(s、3H)、3.48−3.51(m、2H)、2.83(s、6H)。MS(ESI+)m/z503.1(M+H)
+。
【0817】
実施例301
4−[4−(エチルスルホニル)−2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボン酸エチル
実施例301a
4−(2−ブロモ−4−(エチルスルホニル)フェノキシ)ピペリジン−1−カルボン酸エチル
それぞれ実施例168bに代えて実施例138aを用い、シクロプロピルメタノールに代えて4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸エチルを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例301aを製造して、標題化合物を得た。
【0818】
実施例301b
4−[4−(エチルスルホニル)−2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボン酸エチル
実施例95cに代えて実施例301aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例301bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(s、1H)、7.80−7.83(m、2H)、7.44(d、J=8.54Hz、1H)、7.33(s、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、6.12−6.13(m、1H)、4.76−4.81(m、1H)、3.99(q、J=7.02Hz、2H)、3.57(s、3H)、3.24−3.39(m、6H)、1.86−1.90(m、2H)、1.49−1.53(m、2H)、1.12−1.16(M、6H)。MS(ESI+)m/z488.1(M+H)
+。
【0819】
実施例302
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例302a
1−((3−ブロモ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル)スルホニル)ピロリジン
シクロプロピルメタノール(115μL、1.460mmol)のジオキサン(8mL)中溶液に室温で水素化ナトリウム(78mg、1.947mmol)を加えた。環境温度で10分間撹拌後、実施例299a(300mg、0.973mmol)を固体として加えた。混合物を65℃で終夜加熱した。水を加えた。混合物を酢酸エチルで抽出し、水(2回)、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から50%酢酸エチル/ヘプタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(156mg、収率44.5%)。
【0820】
実施例302b
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例302a(84mg、0.233mmol)、実施例6a(100mg、0.233mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(13.49mg、0.012mmol)およびフッ化セシウム(106mg、0.700mmol)のジメトキシエタン(2mL)およびメタノール(1mL)中混合物を窒素ガスでパージし、マイクロ波条件下に(Biotage Initiator)130℃で40分間加熱した。混合物を4N NaOH(1mL)で処理し、室温で2時間撹拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルに吸収させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から10%メタノール/ジクロロメタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(64mg、収率64.1%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.10−11.92(m、1H)、7.77−7.70(m、2H)、7.37(s、1H)、7.30(dd、J=6.9、4.1Hz、2H)、6.17−6.03(m、1H)、3.97(d、J=6.8Hz、2H)、3.58(s、3H)、3.14(t、J=6.7Hz、4H)、1.71−1.64(m、4H)、1.15−1.08(m、1H)、0.50−0.44(m、2H)、0.30−0.24(m、2H)。MS(ESI+)m/z482.2(M+H)
+。
【0821】
実施例303
4−{2−[(1−アセチルピペリジン−4−イル)オキシ]−5−(エチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例303a
1−(4−(2−ブロモ−4−(エチルスルホニル)フェノキシ)ピペリジン−1−イル)エタノン
それぞれ実施例138aに代えて実施例168bを用い、シクロプロピルメタノールに代えて1−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)エタノンを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例303aを製造して、標題化合物を得た。
【0822】
実施例303b
4−{2−[(1−アセチルピペリジン−4−イル)オキシ]−5−(エチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例95cに代えて実施例303aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例303bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(s、1H)、7.80−7.84(m、2H)、7.45(d、J=8.54Hz、1H)、7.33(s、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、6.12−6.13(m、1H)、4.81−4.84(m、1H)、3.57(s、3H)、3.24−3.39(m、6H)、2.09(s、3H)、1.49−1.53(m、2H)、1.12−1.16(m、3H)。MS(ESI+)m/z458.2(M+H)
+。
【0823】
実施例304
4−[4−(エチルスルホニル)−2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェノキシ]ベンゾニトリル
それぞれ実施例138aに代えて実施例168cを用い、2,4−ジフルオロフェノールに代えて4−シアノフェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例304を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.09(s、1H)、8.00(d、J=2.44Hz、1H)、7.92(dd、J=8.54、2.54Hz、1H)、7.79−7.82(m、2H)、7.39(s、1H)、7.35(d、J=8.54Hz、1H)、7.29(t、J=2.75Hz、1H)、7.14−7.17(m、2H)、6.22−6.23(m、1H)、3.54(s、3H)、3.38(q、J=7.32Hz、2H)、1.17(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z434.2(M+H)
+。
【0824】
実施例305
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例305a
1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニルスルホニル)インドリン
3−ブロモ−4−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロライド(Aldrich)(2.53g、8.33mmol)、インドリン(0.99g、8.33mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.60mL、9.16mmol)およびテトラヒドロフラン(20mL)の溶液を環境温度で16時間撹拌した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮し、褐色油状物を得て、それは静置していると固化した。粗生成物をエーテル/ヘプタンから再結晶して、標題化合物を得た(1.99g、5.59mmol、収率67%)。
【0825】
実施例305b
1−(3−ブロモ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニルスルホニル)インドリン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてシクロプロピルメタノールを用い、実施例2aに代えて実施例305aを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例305bを製造して、標題化合物を得た。
【0826】
実施例305c
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(インドリン−1−イルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6bに代えて実施例305bを用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例305cを製造して、標題化合物を得た。
【0827】
実施例305d
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(インドリン−1−イルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6cに代えて実施例305cを用い、実施例6dの製造に用いた手順に従って実施例305dを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6) 0.24(tt、J=13.4、6.6Hz、2H)0.35−0.50(m、2H)1.01−1.18(m、1H)2.90(t、J=8.3Hz、2H)3.54(s、3H)3.90(t、J=8.4Hz、2H)3.92(d、J=6.8Hz、2H)5.80−5.86(m、1H)7.04(td、J=7.4、1.0Hz、1H)7.14−7.36(m、5H)7.50(d、J=8.0Hz、1H)7.66(d、J=2.4Hz、1H)7.77(dd、J=8.7、2.5Hz、1H)12.02(bs、1H)。MS(ESI+)m/z476[M+H]
+。
【0828】
実施例306
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[(フェニルスルホニル)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例306a
(3−ブロモ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)ベンジル)(フェニル)スルファン
ナトリウムチオメトキシドに代えてナトリウムチオフェノキシドを用い、実施例287dの製造に用いた手順に従って実施例306aを製造して、標題化合物を得た。(815mg、100%)。
【0829】
実施例306b
2−ブロモ−1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−4−(フェニルスルホニルメチル)ベンゼン
実施例287dに代えて実施例306aを用い、実施例287eの製造に用いた手順に従って実施例306bを製造して、標題化合物を得た。(867mg、99%)。
【0830】
実施例306c
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(フェニルスルホニルメチル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例287eに代えて実施例306bを用い、実施例287fの製造に用いた手順に従って実施例306cを製造した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から2%メタノール/ジクロロメタン)による精製によって、標題化合物を得た(51mg、52%)。
【0831】
実施例306d
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[(フェニルスルホニル)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例287fに代えて実施例306cを用い、実施例287gの製造に用いた手順に従って実施例306dを製造して、標題化合物を得た(30mg、80%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.02(s、1H)7.69−7.81(m、3H)7.55−7.67(m、2H)7.34−7.46(m、1H)7.20−7.29(m、2H)6.98−7.18(m、4H)6.80(d、J=8.48Hz、1H)6.09(dd、J=2.37、1.70Hz、1H)4.71(s、2H)3.52(s、3H)。MS(ESI+)m/z507(M+H)
+。
【0832】
実施例307
4−{2−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−5−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例307a
1−((3−ブロモ−4−((2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ)フェニル)スルホニル)ピロリジン
シクロプロピルメタノールに代えて(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メタノールを用い、実施例302aの製造に用いた手順に従って実施例307aを製造して、標題化合物を得た。
【0833】
実施例307b
4−{2−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−5−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
302aに代えて307aを用い、実施例302bの製造に用いた手順に従って実施例307bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.05(s、1H)、12.05(s、1H)、7.76(tt、J=6.9、3.5Hz、2H)、7.81−7.71(m、2H)、7.35(d、J=8.4Hz、2H)、7.38−7.27(m、3H)、7.30(t、J=2.6Hz、1H)、6.12(dd、J=2.5、1.6Hz、1H)、6.12(dd、J=2.5、1.6Hz、1H)、4.21(dt、J=18.8、9.6Hz、2H)、3.57(s、3H)、3.57(s、3H)、3.15(t、J=6.7Hz、4H)、3.15(t、J=6.7Hz、4H)、2.21−2.04(m、1H)、2.19−1.98(m、1H)、1.74−1.57(m、5H)、1.77−1.57(m、5H)、1.52−1.36(m、1H)、1.53−1.38(m、1H)。MS(ESI+)m/z464.2(M+H)
+。
【0834】
実施例308
4−{2−(シクロプロピルメトキシ)−5−[(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例308a
1−((3−ブロモ−4−フルオロフェニル)スルホニル)−3,3−ジフルオロアゼチジン
3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸(0.947g、7.31mmol)のジクロロメタン(20mL)中懸濁液に0℃で、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(2.80mL、16.1mmol)を加え、次に3−ブロモ−4−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロライド(2.0g、7.3mmol)のジクロロメタン(4mL)中溶液を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、55℃で5時間加熱し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。濾液を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10%から50%酢酸エチル/ヘプタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(1.5g、収率62.1%)。
【0835】
実施例308b
1−((3−ブロモ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル)スルホニル)−3,3−ジフルオロアゼチジン
実施例299aに代えて実施例308aを用い、実施例302aの製造に用いた手順に従って実施例308bを製造して、標題化合物を得た。
【0836】
実施例308c
4−{2−(シクロプロピルメトキシ)−5−[(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例302aに代えて実施例308bを用い、実施例302bの製造に用いた手順に従って実施例308cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(s、1H)、7.87(dd、J=8.7、2.4Hz、1H)、7.78(d、J=2.4Hz、1H)、7.40(s、1H)、7.36(d、J=8.8Hz、1H)、7.29(t、J=2.7Hz、1H)、6.12−6.08(m、1H)、4.26(t、J=12.7Hz、4H)、4.01(d、J=6.8Hz、2H)、3.58(s、3H)、1.14−1.08(m、1H)、0.50−0.43(m、2H)、0.30−0.25(m、2H)。MS(DCI+)m/z491.4(M+CH
3CN)
+。
【0837】
実施例309
4−{2−[2−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
2,4−ジフルオロフェノールに代えて2−(2−ヒドロキシエチル)フェノールを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例304を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.11(s、1H)、8.00(d、J=2.44Hz、1H)、7.85(dd、J=8.85、2.44Hz、1H)、7.45(s、1H)、7.36(dd、J=7.63、1.53Hz、1H)、7.32(t、J=2.9Hz、1H)、7.24−7.28(m、1H)、7.14−7.18(m、1H)、6.98−7.01(m、1H)、6.89(d、J=8.54Hz,1H)、6.29−6.31(m、1H)、3.57(s、3H)、3.46(t、J=7.02Hz、2H)、3.25(s、3H)、2.63(t、J=7.02Hz、2H)。MS(ESI+)m/z439.1(M+H)
+。
【0838】
実施例310
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−{[3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]スルホニル}フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例310a
1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニルスルホニル)−N,N−ジメチルピロリジン−3−アミン
3−ブロモ−4−フルオロベンゼン−1−スルホニルクロライド(Combi−blocks)(250mg、0.91mmol)、N,N−ジメチルピロリジン−3−アミン(218mg、1.9mmol)のテトラヒドロフラン(5.7mL)中溶液を環境温度で16時間撹拌した。溶媒留去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/MeOHとの勾配)によって精製して、標題化合物を得た(220mg、収率69%)。
【0839】
実施例310b
1−(3−ブロモ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニルスルホニル−N,N−ジメチル−3−アミン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてシクロプロピルメタノールを用い、実施例2aに代えて実施例310aを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例310bを製造して、標題化合物を得た。
【0840】
実施例310c
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6bに代えて実施例310bを用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例310cを製造して、標題化合物を得た。
【0841】
実施例310d
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6dの製造に用いた手順に従って実施例310dを製造して、実施例6cに代えて実施例310cを用い、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm0.25−0.31(m、2H)0.44−0.51(m、2H)1.06−1.17(m、1H)1.45−1.59(m、1H)1.86−1.97(m、1H)2.04(s、6H)2.52−2.57(m、1H)2.82−2.90(m、1H)3.07−3.18(m、1H)3.25−3.28(m、1H)3.34−3.42(m、1H)3.57(s、3H)3.98(d、J=6.78Hz、2H)6.12(t、J=2.71、2.03Hz、1H)7.28−7.33(m、2H)7.35(s、1H)7.71−7.79(m、2H)12.04(s、1H)。MS(ESI+)m/z471[M+H]
+。
【0842】
実施例311
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]ピリジン−3−イル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例311a
5−ブロモ−6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)ニコチン酸
5−ブロモ−6−クロロニコチン酸(3g、12.69mmol)、2,4−ジフルオロフェノール(3.30g、25.4mmol)および炭酸セシウム(16.54g、50.8mmol)をDMSO(25.4mL)中で合わせ、100℃で6時間加熱し、冷却し、氷水150mLで希釈し、12M HClでpHを調節してpH3とした。得られた固体を濾過によって回収し、冷水で洗浄し、乾燥させて恒量とし、標題化合物を得た(2.84g、64%)。
【0843】
実施例311b
(5−ブロモ−6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル)メタノール
実施例311aからの生成物(1.0g、3.03mmol)およびボランテトラヒドロフラン錯体(6.06mL、6.06mmol)をテトラヒドロフラン(15.15mL)中で合わせ、50℃で2時間加熱し、冷却し、メタノール10mLで処理し、50℃で1時間加熱し、冷却し、濃縮した。残留物を酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル、0%から50%酢酸エチル/ヘプタン)による精製によって、標題化合物を得た(0.73g、76%)。
【0844】
実施例311c
3−ブロモ−5−(ブロモメチル)−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)ピリジン
実施例311bからの生成物(0.73g、2.309mmol)のジクロロメタン(11.55mL)中溶液に窒素下で、トリブロモホスフィン(0.218mL、2.309mmol)を滴下し、環境温度で1時間撹拌し、氷水に投入し、固体重炭酸ナトリウムを少量ずつ加えることでpHを調節してpH9とした。乳濁部分が形成され、それを濾過によって部分的に除去した。水層をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮し、標題化合物を得た(0.75g、86%)。
【0845】
実施例311d
3−ブロモ−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルチオメチル)ピリジン
実施例311cからの生成物(0.75g、1.979mmol)およびナトリウムチオメトキシド(0.139g、1.979mmol)をジメチルホルムアミド(3.96mL)中で合わせ、環境温度で4時間撹拌し、酢酸エチルと冷水に分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(0.66g、96%)。
【0846】
実施例311e
3−ブロモ−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(メチルスルホニルメチル)ピリジン
実施例311dからの生成物(0.66g、1.906mmol)のメタノール(7.33mL)中溶液を0℃で、オキソン(Oxone)(2.461g、4.00mmol)の水溶液(水7.33mL)で処理し、環境温度で2時間撹拌し、酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル、0%から5%メタノール/ジクロロメタン)による精製によって、標題化合物を得た(0.433g、60%)。
【0847】
実施例311f
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−((メチルスルホニル)メチル)ピリジン−3−イル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例311eからの生成物(0.075g、0.198mmol)、実施例6aからの生成物(0.085g、0.198mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(5.45mg、5.95μmol)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンテ(phosphaadamante)(5.80mg、0.020mmol)およびリン酸カリウム(0.126g、0.595mmol)を合わせ、アルゴンを15分間吹き込んだ。一方、4:1ジオキサン/水の溶液(2mL)に、窒素を15分間吹き込み、アルゴン下に注射器によって反応容器に移した。混合物を60℃で2時間撹拌し、酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、3−メルカプトプロピル官能化シリカゲルで処理し、濾過し、濃縮した。ジクロロメタン中での磨砕による精製によって、標題化合物を得た(0.083g、70%)。
【0848】
実施例311g
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]ピリジン−3−イル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例311fからの生成物(0.083g、0.138mmol)、水酸化カリウム(0.194g、3.46mmol)および臭化N,N,N−トリメチルヘキサデカン−1−アミニウム(2.52mg、6.92μmol)をジオキサン(1.8mL)/水(0.9mL)中で合わせ、100℃で4時間加熱し、冷却し、酢酸エチルに分配し、1M HClでpHを7に調節した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル、0%から4%メタノール/ジクロロメタン)による精製によって、標題化合物を得た(0.035g、57%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.14(s、1H)8.03(dd、J=22.74、2.29Hz、2H)7.30−7.51(m、4H)7.03−7.17(m、1H)6.39(d、J=2.14Hz、1H)4.57(s、2H)3.60(s、3H)3.00(s、3H)。MS(ESI+)m/z446[M+H]
+。
【0849】
実施例312
4−[4−(エチルスルホニル)−2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
実施例312a
4−(2−ブロモ−4−(エチルスルホニル)フェノキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
それぞれ実施例138aに代えて実施例168bを用い、シクロプロピルメタノールに代えて4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを用い、実施例158の製造に用いた手順に従って実施例312aを製造して、標題化合物を得た。
【0850】
実施例312b
4−[4−(エチルスルホニル)−2−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
実施例95cに代えて実施例312aを用い、実施例95dの製造に用いた手順に従って実施例312bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.02(s、1H)、7.79−7.842(m、2H)、7.42(d、J=8.54Hz、1H)、7.31(s、1H)、7.27(t、J=2.75Hz、1H)、6.10−6.11(m、1H)、4.74−4.78(m、1H)、3.55(s、3H)、3.14−3.32(m、6H)、1.82−1.87(m、2H)、1.43−1.51(m、2H)、1.35(s、9H)、1.12(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z515.9(M+H)
+。
【0851】
実施例313
4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−フェニルベンゼンスルホンアミド
実施例313a
3−ブロモ−4−フルオロ−N−フェニルベンゼンスルホンアミド
インドリンに代えてアニリンを用い、実施例305aの製造に用いた手順に従って実施例313aを製造した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10%酢酸エチル/ヘプタンで溶離)によって精製して、標題化合物を得た。
【0852】
実施例313b
3−ブロモ−4−(シクロプロピルメトキシ)−N−フェニルベンゼンスルホンアミド
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてシクロプロピルメタノールを用い、実施例2aに代えて実施例313aを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例313bを製造して、標題化合物を得た。
【0853】
実施例313c
4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−1−トシル−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−フェニルベンゼンスルホンアミド
実施例6bに代えて実施例313bを用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例313cを製造して、標題化合物を得た。
【0854】
実施例313d
4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−フェニルベンゼンスルホンアミド
実施例6cに代えて実施例313cを用い、実施例6dの製造に用いた手順に従って実施例313dを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6) 0.25(tt、J=15.6、7.6Hz、2H)0.39−0.50(m、2H)1.01−1.18(m、1H)3.55(s、3H)3.91(d、J=6.8Hz、2H)5.91(dd、J=2.8、2.0Hz、1H)7.01−7.15(m、3H)7.15−7.34(m、5H)7.65−7.72(m、2H)10.12(s、1H)12.02(bs、1H)。MS(ESI+)m/z450[M+H]
+。
【0855】
実施例314
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例314a
4−ブロモ−1−(シクロプロピルメトキシ)−2−ヨードベンゼン
4−ブロモ−2−ヨードフェノール(5.00g、16.7mmol)、ブロモメチルシクロプロパン(2.26g、16.7mmol)および炭酸セシウム(6.54g、20.1mmol)のジメチルホルムアミド(15mL)中混合物を50℃で終夜撹拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。濾液を濃縮して、標題化合物を得た(5.84g、収率99%)。
【0856】
実施例314b
4−(5−ブロモ−2−(シクロプロピルメトキシ)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6a(1.1g、2.57mmol)、実施例314a(0.907g、2.57mmol)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンタン(0.060g、0.21mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.094g、0.103mmol)およびリン酸カリウム(1.635g、7.70mmol)のジオキサン(15mL)および水(5mL)中混合物を窒素ガスでパージし、55℃で3時間加熱した。飽和塩化ナトリウム水溶液を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から80%酢酸エチル/ヘプタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(1.24g、収率92%)。
【0857】
実施例314c
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例314b(100mg、0.190mmol)、トリフルオロ(ピロリジン−1−イルメチル)ホウ酸カリウム(36.2mg、0.190mmol)、酢酸パラジウム(II)(2.55mg、0.011mmol)、ジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル−2−イル)ホスフィン(10.85mg、0.023mmol)および炭酸セシウム(185mg、0.569mmol)のジオキサン/水(9:1)(4mL)中混合物を窒素ガスでパージし、マイクロ波条件(Biotage Initiator)下に140℃で40分間加熱した。反応混合物を4N NaOH 2mLで処理し、マイクロ波オーブン(Biotage Initiator)において100℃で30分間加熱した。水を加えた。混合物を酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。濾液を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、2%から14%メタノール/ジクロロメタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(8.0mg、収率11%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm11.93(s、1H)、7.29−7.17(m、4H)、7.00(d、J=8.4Hz、1H)、6.11(dd、J=2.6、2.2Hz、1H)、3.81(d、J=6.7Hz、2H)、3.56(s、3H)、3.53(s、2H)、2.43(s、4H)、1.68(s、4H)、1.13−0.98(m、1H)、0.48−0.36(m、2H)、0.26−0.16(m、2H)。MS(ESI+)m/z378.0(M+H)
+。
【0858】
実施例315
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(ピリジン−3−イル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例314b(100mg、0.190mmol)、ピリジン−3−イルボロン酸(23.31mg、0.190mmol)、炭酸ナトリウム(60.3mg、0.569mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(0)(15.48mg、0.019mmol)のジオキサン−水(3:1)(4mL)中懸濁液を窒素下、マイクロ波条件(Biotage Initiator)下に120℃で30分間加熱した。反応混合物を4N NaOH水溶液1mLで処理し、120℃マイクロ波条件下に再度30分間加熱した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し(2回)、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。濾液を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から10%メタノール/ジクロロメタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(53mg、収率75%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm11.95(s、1H)、8.90(dd、J=2.4、0.7Hz、1H)、8.56−8.49(m、1H)、8.07(ddd、J=8.0、2.4、1.7Hz、1H)、7.71−7.64(m、2H)、7.45(ddd、J=7.9、4.8、0.8Hz、1H)、7.34(s、1H)、7.26(t、J=2.7Hz、1H)、7.21(d、J=8.5Hz、1H)、6.18(dd、J=2.6、2.2Hz、1H)、3.91(d、J=6.7Hz、2H)、3.58(s、3H)、1.15−1.04(m、1H)、0.49−0.42(m、2H)、0.28−0.21(m、2H)。MS(ESI+)m/z372.2(M+H)
+。
【0859】
実施例316
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
トリフルオロ(ピロリジン−1−イルメチル)ホウ酸カリウムに代えてトリフルオロ(モルホリノメチル)ホウ酸カリウムを用い、実施例314cの製造に用いた手順に従って実施例316を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.01(s、1H)、7.50(d、J=1.9Hz、1H)、7.43(d、J=8.4Hz、1H)、7.28(dd、J=4.9、2.0Hz、2H)、7.18(d、J=8.5Hz、1H)、6.21−6.14(m、1H)、4.32(s、2H)、3.97(d、J=12.4Hz、2H)、3.89(d、J=6.7Hz、2H)、3.63(d、J=11.7Hz、2H)、3.57(s、3H)、3.29(d、J=12.8Hz、2H)、3.10(d、J=10.4Hz、2H)、1.17−1.02(m、1H)、0.51−0.42(m、2H)、0.28−0.21(m、2H)。)。MS(ESI+)m/z394.0(M+H)
+。
【0860】
実施例317
4−{5−(エチルスルホニル)−2−[3−(ヒドロキシメチル)フェノキシ]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
それぞれ2,4−ジフルオロフェノールに代えて3−(ヒドロキシメチル)フェノールを用い、実施例138aに代えて実施例168cを用い、実施例138bの製造に用いた手順に従って実施例317を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δ12.07(s、1H)、7.93(d、J=2.44Hz、1H)、7.83(dd、J=8.7、2.29Hz、1H)、7.42(s、1H)、7.35(t、J=7.93Hz、1H)、7.30(t、J=2.75Hz、1H)、7.15(d、J=7.63Hz、1H)、7.02−7.05(m、2H)、6.97(dd、J=7.93、2.14Hz、1H)、6.26(t、J=2.44Hz、1H)、4.48(s、2H)、3.57(s、3H)、3.34(q、J=7.32Hz、2H)、1.15(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z439.0(M+H)
+。
【0861】
実施例318
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ピリジン−3−イルボロン酸に代えて1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、実施例315の製造に用いた手順に従って実施例318を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm11.93(s、1H)、8.05(d、J=7.4Hz、1H)、7.77(dd、J=6.3、0.6Hz、1H)、7.48(q、J=2.2Hz、2H)、7.28−7.24(m、2H)、7.06(d、J=8.3Hz、1H)、6.21−6.05(m、1H)、3.83(d、J=4.9Hz、5H)、3.56(d、J=5.7Hz、3H)、1.06−1.02(m、1H)、0.46−0.40(m、2H)、0.24−0.19(m、2H)。)。MS(ESI+)m/z375.2(M+H)
+。
【0862】
実施例319
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例319a
1−(3−ブロモ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニルスルホニル)インドリン
フェノールに代えて2,4−ジフルオロフェノールを用い、実施例2aに代えて実施例305aを用い、実施例2bの製造に用いた手順に従って実施例319aを製造して、標題化合物を得た。
【0863】
実施例319b
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(インドリン−1−イルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6bに代えて実施例319aを用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例319bを製造して、標題化合物を得た。
【0864】
実施例319c
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例6cに代えて実施例319bを用い、実施例6dの製造に用いた手順に従って実施例319cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6) 2.92(t、J=8.3Hz、2H)3.55(s、3H)3.93(t、J=8.3Hz、2H)5.98(dd、J=2.8、1.9Hz、1H)6.91(dd、J=9.3、1.0Hz、1H)6.98−7.29(m、6H)7.34−7.58(m、3H)7.74−7.91(m、2H)12.08(bs、1H)。MS(ESI+)m/z534[M+H]
+。
【0865】
実施例320
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例320a
5−ブロモ−1,4−ジメチル−3−ニトロピリジン−2(1H)−オン
5−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジン−2−オールに代えて実施例1dを用い、実施例1eの製造に用いた手順に従って実施例320aを製造して、標題化合物を得た。
【0866】
実施例320b
3−アミノ−5−ブロモ−1,4−ジメチルピリジン−2(1H)−オン
実施例7aに代えて実施例320aを用い、実施例7bの製造に用いた手順に従って実施例320bを製造して、標題化合物を得た。
【0867】
実施例320c
4−ブロモ−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例320b(1g、4.61mmol)、無水酢酸(1.304mL、13.82mmol)および酢酸カリウム(0.543g、5.53mmol)をトルエン(25mL)中で18時間撹拌した。亜硝酸イソアミル(0.930mL、6.91mmol)を滴下し、溶液を80℃で24時間加熱した。溶液を冷却し、水を加え、水溶液を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮した。残留物を30%酢酸エチル/ヘキサンで磨砕して、標題化合物0.415gを得た。
【0868】
実施例320d
4−ブロモ−6−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7(6H)−オン
ジメチルホルムアミド(5mL)中の実施例320c(0.228g、1.000mmol)を水素化ナトリウム(0.060g、1.500mmol)で処理した。反応混合物を環境温度で10分間撹拌した。この溶液に(2−(クロロメトキシ)エチル)トリメチルシラン(0.200g、1.200mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと水との間で分配し、有機相を分離し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘプタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(0.301g、0.840mmol、収率84%)。
【0869】
実施例320e
4−(5−アミノ−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル)−6−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7(6H)−オン
それぞれ2−ブロモ−1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼンに代えて実施例320dを用い、実施例6aに代えて実施例148cを用い、実施例138aの製造に用いた手順に従って実施例320eを製造して、標題化合物を得た。
【0870】
実施例320f
N−(4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−4−イル)フェニル)−N−(エチルスルホニル)エタンスルホンアミド
実施例320e(0.1g、0.201mmol)、エタンスルホニルクロライド(0.077g、0.602mmol)およびトリエチルアミン(0.081g、0.802mmol)のジクロロメタン中混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(4:1酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を得た(0.11g、0.161mmol、収率80%)。
【0871】
実施例320g
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
ジクロロメタン(3mL)中の実施例320fを2,2,2−トリフルオロ酢酸(1.837g、16.11mmol)で処理した。反応混合物を環境温度で16時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物を高真空下に1時間置いた。それをジオキサン(5mL)および2.0N水酸化ナトリウム(1.611mL、3.22mmol)で処理した。反応混合物を85℃で2時間加熱した。冷却後、反応混合物を0.1%HClと酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで2回で抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を逆相分取HPLC(10%から80%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た(0.055g、0.119mmol、収率74.1%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm9.80(s、1H)、7.86(s、1H)、7.36−7.42(m、3H)、7.22(dd、J=8.85、2.75Hz、1H)、7.13−7.15(m、1H)、6.99−7.04(m、1H)、6.92(d、J=8.85Hz,1H)、3.56(s、3H)、3.13(t、J=7.32Hz、2H)、1.23(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z461.0(M+H)
+。
【0872】
実施例321
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7−オン
実施例321a
2−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−((メチルスルホニル)メチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
実施例287e(1.13g、3mmol)、4,4,4′,4′,5,5,5′,5′−オクタメチル−2,2′−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(1.52g、6mmol)、酢酸カリウム(1.18g、12mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロライド(0.126g、0.18mmol)を20mLマイクロ波バイアル中で合わせ、窒素を30分間吹き込んだ。この混合物に、窒素吹き込みジオキサン(15mL)を加えた。反応混合物を90℃で8時間加熱した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、3−メルカプトプロピル官能化シリカゲルで処理し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から10%酢酸エチル/ジクロロメタン)によって精製し、ヘプタンで磨砕して、標題化合物を得た(0.64g、50%)。
【0873】
実施例321b
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−((メチルスルホニル)メチル)フェニル)−6−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例320d(0.04g、0.112mmol)、実施例321a(0.052g、0.123mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.0031g、3.35μmol)、(1S,3R,5R,7S)−1,3,5,7−テトラメチル−8−フェニル−2,4,6−トリオキサ−8−ホスファアダマンタン(0.0033g、0.011mmol)および炭酸ナトリウム(0.051g、0.48mmol)を5mLマイクロ波バイアル中で合わせ、窒素を30分間吹き込んだ。この混合物に窒素吹き込みジオキサン(0.8mL)および水(0.2mL)を加えた。反応混合物を60℃で4.5時間撹拌した。反応混合物を冷却して環境温度とし、酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、3−メルカプトプロピル官能化シリカゲルで処理し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から10%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(0.06g、93%)。
【0874】
実施例321c
4−{2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7−オン
実施例321b(0.06g、0.104mmol)を2,2,2−トリフルオロ酢酸(2mL、26.1mmol)で処理し、環境温度で30分間撹拌し、濃縮乾固した。残留物を逆相HPLC(C18、CH
3CN/水(0.1%TFA)、20%から80%)によって精製して、標題化合物を得た(0.03g、65%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.91(s、1H)、7.60(d、J=2.14Hz、1H)、7.42(m、3H)、7.29(m、J=9.23、9.23、5.65Hz、1H)、7.09(m、1H)、6.89(d、J=8.54Hz、1H)、4.53(s、2H)、3.58(s、3H)、2.96(s、3H)。MS(ESI+)m/z446.1(M+H)
+。
【0875】
実施例322
4−[2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7−オン
実施例322a
エチル(4−フルオロフェニル)スルファン
トリエチルアミン(5.44mL、39mmol)を4−フルオロベンゼンチオール(5g、39mmol)およびヨードエタン(3.78mL、46.8mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)中溶液に加えた。得られた混合物を環境温度で2時間撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、ヘキサンで磨砕し、真空乾燥して、標題化合物を得た(4.8g、76%)。
【0876】
実施例322b
1−(エチルスルホニル)−4−フルオロベンゼン
ジクロロメタン(200mL)中の実施例322a(5g、32mmol)を3−クロロ過安息香酸(14.3g、70.4mmol)で処理し、環境温度で6時間撹拌した。反応混合物時に生成した固体を濾過によって除去し、追加のジクロロメタンで洗浄した。合わせた濾液を10%水酸化ナトリウム水溶液(50mL、2回)および飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、15%酢酸エチル/石油エーテル)によって精製して、標題化合物を得た(4.6g、76%)。
【0877】
実施例322c
2−ブロモ−4−(エチルスルホニル)−1−フルオロベンゼン
硫酸(6mL、113mmol)中の実施例322b(1g、5.31mmol)をN−ブロモコハク酸イミド(1.04g、5.84mmol)で処理し、環境温度で6時間、次に50℃で16時間撹拌した。反応混合物を氷水に投入し、得られた固体を濾過によって回収し、冷水で3回で洗浄し、真空乾燥機で16時間乾燥した。次に、固体をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、9%から20%酢酸エチル/石油エーテル)によって精製して、標題化合物を得た(1.1g、78%)。
【0878】
実施例322d
2−(5−(エチルスルホニル)−2−フルオロフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
4,4,4′,4′,5,5,5′,5′−オクタメチル−2,2′−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(0.665g、2.62mmol)、実施例322c(0.5g、1.9mmol)、酢酸カリウム(0.367g、3.74mmol)および[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.041g、0.056mmol)をジオキサン(10mL)/ジメチルスルホキシド(0.3mL)のアルゴン吹き込み混合物中で合わせ、アルゴン下に90℃で24時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルと水との間で分配し、セライト層で濾過して、元素状パラジウムを除去した。層を分離し、有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、3−メルカプトプロピル官能化シリカゲルで15分間処理し、濾過し、濃縮した。残留物を最小量のヘプタン/ジエチルエーテル(20:1)中で磨砕し、濾過して、粗生成物を得た。この取得物を酢酸エチルに溶かし、3−メルカプトプロピル官能化シリカゲルで再度処理し、濾過し、濃縮した。残留物をヘプタン/酢酸エチル(9:1)から再結晶して、標題化合物を得た(0.3g、77%)。
【0879】
実施例322e
4−(5−(エチルスルホニル)−2−フルオロフェニル)−6−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例321aに代えて実施例322dを用い、実施例321bの製造に用いた手順に従って実施例322eを製造して、標題化合物を得た(0.0635g、55%)。
【0880】
実施例322f
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例322e(0.0635g、0.136mmol)、2,4−ジフルオロフェノール(0.021g、0.164mmol)および炭酸セシウム(0.089g、0.273mmol)を4mLバイアル中で、ジメチルスルホキシド(1.5mL)と合わせ、60℃で8時間撹拌し、次に環境温度で16時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から8%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た。(0.0574g、73%)。
【0881】
実施例322g
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例321bに代えて実施例322fを用い、実施例321cの製造に用いた手順に従って実施例322gを製造して、標題化合物を得た(0.0299g、67%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.96(d、J=2.14Hz、1H)、7.91(s、1H)、7.85(dd、J=8.70、2.29Hz、1H)、7.54(m、3H)、7.20(m、1H)、7.00(d、J=8.85Hz、1H)、3.61(s、3H)、3.35(q、J=7.32Hz、2H)、1.15(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z446.2(M+H)
+。
【0882】
実施例323
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7−オン
実施例323a
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7(6H)−オン
ジオキサン(0.75mL)中のシクロプロピルメタノール(0.018g、0.25mmol)を水素化ナトリウム(60%オイル中分散品)(0.023g、0.587mmol)で処理し、環境温度で10分間撹拌した。実施例322e(0.0683g、0.147mmol)のジオキサン(0.75mL)中溶液を加え、混合物を60℃で8時間、次に環境温度で16時間撹拌した。追加のシクロプロピルメタノール(0.018g、0.249mmol)および水素化ナトリウム(60%オイル中分散品)(0.023g、0.587mmol)を加え、混合物を70℃で9時間加熱した。反応混合物を冷却して環境温度とし、次に酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から30%酢酸エチル/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(0.0685g、90%)。
【0883】
実施例323b
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例321bに代えて実施例323aを用い、実施例321cの製造に用いた手順に従って実施例323bを製造して、標題化合物を得た(0.0302g、59%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm14.07(s、1H)、7.85(dd、J=8.70、2.29Hz、1H)、7.80(d、J=2.14Hz、1H)、7.78(m、1H)、7.41(s、1H)、7.34(d、J=8.54Hz、1H)、4.01(d、J=7.02Hz、2H)、3.60(s、3H)、3.29(q、J=7.32Hz、2H)、1.13(t、J=7.32Hz、3H)、1.06(m、1H)、0.45(m、2H)、0.27(m、2H)。MS(ESI+)m/z388.2(M+H)
+。
【0884】
実施例324
N−[2−シアノ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例324a
4−ブロモ−5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−2−ニトロ安息香酸
2−ブロモ−1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(Combi Blocks)に代えて4−ブロモ−5−フルオロ−2−ニトロ安息香酸を用い、フェノールに代えて2,4−ジフルオロフェノールを用い、実施例7aの製造に用いた手順に従って実施例324aを製造して、標題化合物を得た。
【0885】
実施例324b
4−ブロモ−5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−2−ニトロ安息香酸メチル
実施例324a(5.47g、14.6mmol)およびジクロロメタン(65mL)の0℃懸濁液に、オキサリルクロライド(1.4mL、16.6mmol)を滴下した。ジメチルホルムアミド3滴を加え、反応混合物を環境温度で2時間撹拌した。冷却して0℃とした後、メタノール(12mL、296mmol)を滴下した。溶液を0℃で15分、環境温度で2.5時間撹拌した。溶液をジクロロメタンで希釈し、水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(5.42g、収率96%)。
【0886】
実施例324c
2−アミノ−4−ブロモ−5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)安息香酸メチル
実施例7aに代えて実施例324bを用い、実施例7bの製造に用いた手順に従って実施例324cを製造して、標題化合物を得た。
【0887】
実施例324d
4−ブロモ−5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−2−(エチルスルホンアミド)安息香酸
実施例7bに代えて実施例324cを用い、実施例7cの製造に用いた手順に従って実施例324dを製造して、標題化合物を得た。
【0888】
実施例324e
4−ブロモ−5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−2−(エチルスルホンアミド)ベンズアミド
オキサリルクロライド(0.046mL、0.54mmol)を実施例324d(214mg、0.49mmol)およびジクロロメタン(2.2mL)の懸濁液に滴下した。ジメチルホルムアミド1滴を加え、反応混合物を環境温度で2時間撹拌した。溶媒留去し、残留物を乾燥させた(真空乾燥)。得られた酸塩化物をテトラヒドロフラン(1.0mL)に懸濁させ、冷却して0℃としながら水酸化アンモニウム(0.65mL、4.7mmol)を滴下した。反応混合物を環境温度で2時間撹拌した。酢酸エチルを加え、溶液を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、1%から8%メタノール/ジクロロメタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(176mg、収率82%)。
【0889】
実施例324f
N−(5−ブロモ−2−シアノ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル)エタンスルホンアミド
実施例324e(230mg、0.53mmol)およびジオキサン(1.5mL)中懸濁液にピリジン(0.14mL、1.7mmol)と次に2,2,2−トリフルオロ無水酢酸(0.14mL、0.99mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で1時間撹拌した。水を加え、溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、5%から40%酢酸エチル/ヘプタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(135mg、収率61%)。
【0890】
実施例324g
N−(2−シアノ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(6−メチル−7−オキソ−1−トシル−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル)エタンスルホンアミド
実施例6bに代えて実施例324fを用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例324gを製造して、標題化合物を得た。
【0891】
実施例324h
N−(2−シアノ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル)エタンスルホンアミド
実施例6cに代えて実施例324gを用い、実施例6dの製造に用いた手順に従って実施例324hを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm1.32(t、J=7.12Hz、3H)3.20(q、J=7.46、5.76Hz、2H)3.54−3.57(m、3H)6.32(t、J=2.71、2.03Hz、1H)7.03−7.11(m、1H)7.24−7.32(m、1H)7.32(t、J=2.71Hz、1H)7.37(s、1H)7.38−7.48(m、1H)7.46(s、1H)7.59(s、1H)10.07(s、1H)12.13(brs、1H)。MS(ESI+)m/z485[M+H]
+。
【0892】
実施例325
4−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
ピリジン−3−イルボロン酸に代えて4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチルを用い、実施例315の製造に用いた手順に従って実施例325を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm11.93(s、1H)、7.40−7.34(m、2H)、7.27−7.22(m、2H)、7.04(d、J=9.0Hz、1H)、6.13−6.09(m、1H)、6.07(s、1H)、3.97(s、2H)、3.83(d、J=6.7Hz、2H)、3.56(s、3H)、3.52(dd、J=9.1、3.4Hz、2H)、2.45(s、2H)、1.42(d、J=5.3Hz、9H)、1.06−0.97(m、1H)、0.46−0.38(m、2H)、0.26−0.17(m、2H)。MS(ESI+)m/z476.2(M+H)
+。
【0893】
実施例326
4−[5−(6−アミノピリジン−3−イル)−2−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ピリジン−3−イルボロン酸に代えて5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−アミンを用い、実施例315の製造に用いた手順に従って実施例326を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm11.93(s、1H)、8.21(d、J=2.4Hz、1H)、7.67(dd、J=8.6、2.5Hz、1H)、7.49(dd、J=6.3、2.4Hz、2H)、7.30(s、1H)、7.25(t、J=2.7Hz、1H)、7.14−7.07(m、1H)、6.49(t、J=7.5Hz、1H)、6.16(t、J=2.4Hz、1H)、5.94(s、2H)、3.86(d、J=6.7Hz、2H)、3.57(s、3H)、1.14−1.00(m、1H)、0.51−0.38(m、2H)、0.27−0.14(m、2H)。MS(ESI+)m/z387.2(M+H)
+。
【0894】
実施例327
4−{2−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−5−(エチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−7−オキソ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例327a
1−ベンジル−6−メチル−7−オキソ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例1eに代えて実施例70eを用い、実施例6aの製造に用いた手順に従って実施例327aを製造して、標題化合物を得た。
【0895】
実施例327b
1−ベンジル−4−(5−(エチルスルホニル)−2−フルオロフェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
それぞれ実施例6aに代えて実施例327aを用い、2−ブロモ−1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼンに代えて実施例168bを用い、実施例138aの製造に用いた手順に従って実施例327bを製造して、標題化合物を得た。
【0896】
実施例327c
4−(5−(エチルスルホニル)−2−フルオロフェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例70iに代えて実施例327bを用い、実施例70jの製造に用いた手順に従って実施例327cを製造して、標題化合物を得た。
【0897】
実施例327d
4−(2−((2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ)−5−(エチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸
実施例327c(1g、2.460mmol)および(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メタノール(0.532g、4.92mmol)のジメチルスルホキシド(10mL)中溶液に炭酸セシウム(1.203g、3.69mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波管中で密閉し、110℃で5日間加熱した。5日間で、(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メタノール(0.532g、4.92mmol)の3回の追加バッチを反応混合物に加えた。反応混合物を酢酸エチル(150mL)および水(150mL)に投入した。水層を酢酸エチルで抽出した(100mLで2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、相当するエチルエステル(1.2g、1.869mmol、収率76%)を得た。水層を1N HClでpH約3に調節し、得られた固体を濾過し、乾燥させて、標題化合物を得た(0.30g、0.64mmol)。
【0898】
実施例327e
4−{2−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−5−(エチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−7−オキソ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例327d(0.070g、0.15mmol)の脱水ジクロロメタン(5mL)中溶液にオキサリルクロライド(0.026mL、0.300mmol)およびジメチルホルムアミド(0.581μL、7.50μmol)を加えた。反応混合物を環境温度で2時間撹拌し、溶媒留去した。残留物をジクロロメタン(5mL)に溶かし、2,2,2−トリフルオロエチルアミン(0.048mL、0.600mmol)で処理し、混合物を環境温度で終夜撹拌した。反応混合物を水(15mL)と酢酸エチル(25mL)との間で分配した。水層を追加の酢酸エチル(15mL)で2回抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を逆相HPLC(C18、移動相A:水(10mM NH
4HCO
3);B:アセトニトリル、勾配25%から60%B/A)によって精製して、標題化合物(70mg、85%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD)δppm7.96−7.90(m、2H)、7.66−7.25(m、2H)、6.92(s、1H)、4.29(t、J=7.5Hz、1H)、4.16(t、J=9.2Hz、1H)、4.05(tt、J=9.2、4.5Hz、2H)、3.72(s、3H)、3.22(q、J=7.4Hz、2H)、2.00(td、J=12.0、7.3Hz、1H)、1.58−1.46(m、1H)、1.32−1.25(m、4H)。MS(ESI+)m/z548.1(M+H)
+。
【0899】
実施例328
4−{2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−5−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例328a
1−((メチルスルホニル)メチル)−4−ニトロベンゼン
4−ニトロベンジルブロマイド(10.02g、46.4mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)中溶液にメタンスルフィン酸ナトリウム(7.10g、69.6mmol)を加えた。反応混合物を65℃で1時間撹拌した。反応混合物を冷却して環境温度とし、水で希釈した。得られた懸濁液を10分間撹拌し、ミディアムフリット(medium frit)で濾過して、標題化合物を得た。
【0900】
実施例328b
4−((メチルスルホニル)メチル)アニリン
50mL圧力瓶中、実施例328a(8.2g、38.1mmol)およびテトラヒドロフラン(200mL)を5%Pd/C(含水)(1.6g、0.376mmol)に加え、約0.21MPa(30psi)および50℃で2時間撹拌した。混合物をナイロン膜によって濾過し、少量のテトラヒドロフランおよびメタノールで洗浄した。溶媒留去して、標題化合物を得た。
【0901】
実施例328c
2−ヨード−4−((メチルスルホニル)メチル)アニリン
実施例328b(3.80g、20.5mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(103mL)中溶液にN−ヨードコハク酸イミド(5.08g、22.56mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で1時間撹拌した。反応混合物を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液150mLおよび飽和重炭酸ナトリウム水溶液100mLで反応停止した。反応混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、濃縮した。水を加え、得られた懸濁液を環境温度で10分撹拌した。懸濁液を濾過し、回収した固体を水で洗い、終夜乾燥させて、標題化合物を得た。
【0902】
実施例328d
N−(シクロプロピルメチル)−2−ヨード−4−((メチルスルホニル)メチル)アニリン
実施例328c(0.200g、0.643mmol)およびシクロプロパンカルボアルデヒド(0.062mL、0.836mmol)をジクロロメタン(3.21mL)およびメタノール(3.21mL)に懸濁させた。酢酸(0.368mL、6.43mmol)を加えた。反応混合物を50℃で30分間加熱し、次に冷却して環境温度とした。ポリマー担持シアノホウ素水素化物(0.817g、1.928mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で終夜撹拌した。シクロプロパンカルボアルデヒド(0.062mL、0.836mmol)を加え、反応混合物を環境温度で2時間撹拌した。反応混合物を濾過し、ジクロロメタンで十分に洗い、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20%から100%酢酸エチル/ヘプタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た。
【0903】
実施例328e
4−(2−((シクロプロピルメチル)アミノ)−5−((メチルスルホニル)メチル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例7cに代えて実施例328dを用い、実施例4aの製造に用いた手順に従って実施例328eを製造して、標題化合物を得た。
【0904】
実施例328f
4−{2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−5−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例4aに代えて実施例328eを用い、実施例4bの製造に用いた手順に従って実施例328fを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm12.08(bs、1H)、7.29(t、J=2.3Hz、1H)、7.21(dd、J=8.3、2.1Hz、1H)、7.17(s、1H)、7.12(d、J=2.1Hz、1H)、6.73(d、J=8.3Hz、1H)、6.05(d、J=2.7Hz、1H)、4.67(t、J=5.7Hz、1H)、4.30(bs、2H)、3.55(s、3H)、2.96(t、J=6.1Hz、2H)、2.86(s、3H)、1.05−0.92(m、1H)、0.41−0.29(m、2H)、0.19−0.10(m、2H)。MS(ESI+)m/z386.0(M+H)
+
【0905】
実施例329
4−{2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例329a
2−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−4−(メチルスルホニル)アニリン
シクロヘキサンアミンに代えてシクロプロピルメタンアミンを用い、実施例147aの製造に用いた手順に従って実施例329aを製造して、標題化合物を得た。
【0906】
実施例329b
4−(2−((シクロプロピルメチル)アミノ)−5−(メチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例7cの生成物に代えて実施例329aの生成物を用い、100℃で30分間撹拌し、実施例7dの製造に用いた手順に従って実施例329bを製造して、標題化合物を得た。
【0907】
実施例329c
4−{2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例7dの生成物に代えて実施例329bの生成物を用い、分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製し、実施例4(方法B)の製造に用いた手順に従って実施例329cを製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.12(bds、1H)、7.67(dd、J=2.4、8.8Hz、1H)、7.51(d、J=2.4Hz、1H)、7.29(t、J=3.1Hz、1H)、7.26(s、1H)、6.86(d、J=8.8Hz、1H)、6.02(t、J=2.2Hz、1H)、5.45(m、1H)、3.56(s、3H)、3.10(m、2H)、3.04(m、2H)、1.01(m、1H)、0.37(m、2H)、0.16(m、2H)。MS(ESI+)m/z372.1(M+H)
+。
【0908】
実施例330
4−[5−(エチルスルホニル)−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例330a
4−(5−(エチルスルホニル)−2−フルオロフェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例168b(0.935g、3.50mmol)、実施例6a(1.5g、3.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.202g、0.175mmol)およびフッ化セシウム(1.596g、10.51mmol)のジメトキシエタン(12mL)およびメタノール(4mL)中混合物をマイクロ波条件下に120℃で40分間加熱した。混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルに吸収させ、フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、0%から10%メタノール/ジクロロメタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(1.01g、収率86%)。
【0909】
実施例330b
4−[5−(エチルスルホニル)−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例330a(90mg、0.27mmol)およびピロリジン(668μL、8.08mmol)のDMSO(1mL)中混合物をマイクロ波条件下に160℃で30分間加熱した。生成物を分取HPLC(C18、10%から80%CH
3CN/水(0.1%TFA))によって精製して、標題化合物を得た(37mg、収率35.7%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.07(s、1H)、7.61(dd、J=8.8、2.4Hz、1H)、7.48(d、J=2.4Hz、1H)、7.26(t、J=2.8Hz、1H)、7.20(s、1H)、6.95(d、J=8.9Hz、1H)、5.99−5.94(m、1H)、3.56(s、3H)、3.16(q、J=7.3Hz、2H)、3.06(s、4H)、1.69(t、J=6.3Hz、4H)、1.10(t、J=7.4Hz、3H)。MS(ESI+)m/z386.1(M+H)
+。
【0910】
実施例331
4−[5−(エチルスルホニル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ピロリジンに代えてN−メチルピペラジンを用い、実施例330bの製造に用いた手順に従って実施例331を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.12(s、1H)、9.57(s、1H)、7.80(dd、J=8.5、2.3Hz、1H)、7.71(d、J=2.3Hz、1H)、7.45(s、1H)、7.32(dd、J=8.6、5.7Hz、2H)、6.17(t、J=2.3Hz、1H)、3.60(s、3H)、3.49(t、J=6.7Hz、2H)、3.28(q、J=7.4Hz、4H)、2.94(t、J=11.8Hz、2H)、2.71(s、3H)、2.68−2.53(m、2H)、1.13(t、J=7.3Hz、3H)。MS(ESI+)m/z415.2(M+H)
+。
【0911】
実施例332
4−{2−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例332a
4−(2−アミノ−5−(メチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6a(1.71g、4.00mmol)、2−ブロモ−4−(メチルスルホニル)アニリン(1.00g、4.00mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.110g、0.120mmol)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンテ(phosphaadamante)(0.117g、0.400mmol)および炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)を合わせ、アルゴンで15分間パージした。ジオキサン(21.3mL)および水(5.3mL)中混合物を窒素で15分間パージし、反応容器に移し入れた。反応混合物を60℃で3時間加熱し、冷却して環境温度とし、水で希釈した。得られた固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥させて、標題化合物を得た(2.06g、定量的収率)。
【0912】
実施例332b
4−(2−((4−フルオロフェニル)アミノ)−5−(メチルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例332a(47.2mg、0.100mmol)、1−ブロモ−4−フルオロベンゼン(17.5mg、0.100mmol)、ジアセトキシパラジウム(0.9mg、4μmol)、ジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピル−[1,1′−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(3.8mg、8.0μmol)および炭酸セシウム(45.6mg、0.140mmol)をトルエン(1.6mL)およびtert−ブタノール(0.4mL)の混合物中で合わせた。反応混合物をマイクロ波リアクター中、150℃で15分加熱した。反応混合物を酢酸エチルと水で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、3−メルカプトプロピル官能化シリカゲルで処理し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、2%から4%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(30mg、53%)。
【0913】
実施例332c
4−{2−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−5−(メチルスルホニル)フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例332b(28mg、0.050mmol)、水酸化カリウム(41.7mg、0.743mmol)および臭化セチルトリメチルアンモニウム(0.90mg、2.5μmol)を中混合物テトラヒドロフラン(2mL)および水(1mL)中で合わせた。反応混合物を100℃で20時間加熱し、冷却して環境温度とした。この混合物に、水を加え、1M HClを加えることでpHを調節してpH7とした。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、2%から4%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(13mg、64%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(s、1H)7.57−7.71(m、3H)7.34(s、1H)7.08−7.27(m、6H)6.06(t、J=2.20Hz、1H)3.57(s、3H)3.15(s、3H)。MS(ESI+)m/z412(M+H)
+。
【0914】
実施例333
4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−(ピリジン−3−イルメチル)ベンゼンスルホンアミド
実施例333a
3−ブロモ−4−フルオロ−N−(ピリジン−3−イルメチル)ベンゼンスルホンアミド
インドリンに代えてピリジン−3−イルメタンアミンを用い、実施例305aの製造に用いた手順に従って実施例333aを製造した。粗生成物を酢酸エチル/エチルエーテルからの結晶化によって精製して、標題化合物を得た。
【0915】
実施例333b
3−ブロモ−4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(ピリジン−3−イルメチル)ベンゼンスルホンアミド
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてシクロプロピルメタノールを用い、実施例2aに代えて実施例333aを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例333bを製造して、標題化合物を得た。
【0916】
実施例333c
4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−1−トシル−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−(ピリジン−3−イルメチル)ベンゼンスルホンアミド
実施例6bに代えて実施例333bを用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例333cを製造して、標題化合物を得た。
【0917】
実施例333d
4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−N−(ピリジン−3−イルメチル)ベンゼンスルホンアミド
実施例6cに代えて実施例333cを用い、実施例6dの製造に用いた手順に従って実施例333dを製造し、分取HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.03(s、1H)8.55(s、2H)8.17(t、J=6.44Hz、1H)7.88(d、J=7.80Hz、1H)7.70−7.76(m、2H)7.50(dd、J=7.12、4.75Hz、1H)7.27−7.32(m、2H)7.20−7.26(m、1H)6.10−6.16(m、1H)4.11(d、J=6.44Hz、2H)3.95(d、J=6.78Hz、2H)3.58(s、3H)1.03−1.19(m、1H)0.44−0.52(m、2H)0.24−0.31(m、2H)。MS(ESI+)m/z465.0[M+H]
+。
【0918】
実施例334
4−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3′−フルオロビフェニル−3−イル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例334a
4−(5−ブロモ−2−(シクロプロピルメトキシ)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6bに代えて実施例314aを用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例334aを製造して、標題化合物を得た。
【0919】
実施例334b
4−(4−(シクロプロピルメトキシ)−3′−フルオロビフェニル−3−イル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6bに代えて実施例334aを用い、実施例6aに代えて(3−フルオロフェニル)ボロン酸を用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例334bを製造して、標題化合物を得た。
【0920】
実施例334c
4−(4−(シクロプロピルメトキシ)−3′−フルオロビフェニル−3−イル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6cに代えて実施例334bを用い、実施例6dの製造に用いた手順に従って実施例334cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm0.22−0.28(m、2H)0.42−0.49(m、2H)1.03−1.14(m、1H)3.58(s、3H)3.90(d、J=6.78Hz、2H)6.17(t、J=2.71、2.03Hz、1H)7.09−7.20(m、2H)7.27(t、J=3.05Hz、1H)7.34(s、1H)7.42−7.55(m、3H)7.62−7.69(m、2H)11.98(brs、1H)。MS(ESI+)m/z389[M+H]
+。
【0921】
実施例335
4−{2−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−5−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例335a
4−(2−アミノ−5−((メチルスルホニル)メチル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例7cに代えて実施例328cを用い、実施例4aの製造に用いた手順に従って実施例335aを製造して、標題化合物を得た。
【0922】
実施例335b
4−(2−((4−フルオロフェニル)アミノ)−5−((メチルスルホニル)メチル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
4−ブロモフルオロベンゼン(0.027mL、0.25mmol)、実施例335a(0.100g、0.206mmol)、酢酸パラジウム(II)(1.849mg、8.24μmol)、ジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピル−[1,1′−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(7.85mg、0.016mmol)および炭酸セシウム(0.094g、0.29mmol)をトルエン(1.37mL)およびt−ブタノール(0.69mL)に懸濁させた。反応混合物をマイクロ波条件下に150℃で30分間加熱した。反応混合物を2.5gセライトカラムで濾過し、酢酸エチルで十分に洗った。濾液を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムおよびメルカプトプロピルシリカゲルで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から4%メタノール/ジクロロメタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た。
【0923】
実施例335c
4−{2−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−5−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例4aに代えて実施例335bを用い、実施例4bの製造に用いた手順に従って実施例335cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm11.99(bs、1H)、7.32(d、J=2.1Hz、1H)、7.25(dd、J=8.3、2.0Hz、1H)、7.18−7.23(m、4H)、6.97−7.07(m、4H)、6.06(t、J=2.0Hz、1H)、4.40(bs、2H)、3.53(s、3H)、2.91(s、3H)。MS(ESI+)m/z426.2(M+H)
+
【0924】
実施例336
[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]アセトニトリル
実施例314b(100mg、0.190mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソオキサゾール(44.4mg、0.228mmol)、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)・ジクロロメタン錯体(1:1)(15.5mg、0.019mmol)およびフッ化カリウム(44.1mg、0.758mmol)のジメチルスルホキシド(1.9mL)および水(0.75mL)中混合物を窒素ガスでパージし、マイクロ波条件下に130℃で1.5時間加熱した。混合物を4N NaOH 1mLで処理し、環境温度で2時間撹拌した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水(2回)、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。濾液を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から8%メタノール/ジクロロメタン勾配)によって精製して、標題化合物を得た(30mg、収率48%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.00(s、1H)、12.00(s、1H)、7.32(d、J=2.4Hz、1H)、7.34−7.25(m、4H)、7.30−7.25(m、3H)、7.10(d、J=8.4Hz、1H)、7.10(d、J=8.4Hz、1H)、6.14(dd、J=2.6、2.2Hz、1H)、6.14(dd、J=2.6、2.2Hz、1H)、3.99(s、2H)、3.99(s、2H)、3.84(d、J=6.7Hz、2H)、3.84(d、J=6.7Hz、2H)、3.56(s、3H)、3.56(s、3H)、1.11−1.02(m、1H)、1.12−1.02(m、1H)、0.48−0.39(m、2H)、0.49−0.35(m、2H)、0.31−0.18(m、2H)、0.26−0.19(m、2H)。MS(ESI+)m/z334.1(M+H)
+。
【0925】
実施例337
N−{4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−[2−(ヒドロキシメチル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル]フェニル}エタンスルホンアミド
実施例337a
4−(5−アミノ−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル)−1−ベンジル−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
それぞれ2−ブロモ−1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼンに代えて実施例70eを用い、実施例6aに代えて実施例148cを用い、実施例138aの製造に用いた手順に従って実施例337aを製造して、標題化合物を得た。
【0926】
実施例337b
1−ベンジル−4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(N−(エチルスルホニル)エチルスルホンアミド)フェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例320eに代えて実施例337aを用い、実施例320fの製造に用いた手順に従って実施例337bを製造して、標題化合物を得た。
【0927】
実施例337c
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(N−(エチルスルホニル)エチルスルホンアミド)フェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル
実施例70iに代えて実施例337bを用い、実施例70jの製造に用いた手順に従って実施例337cを製造して、標題化合物を得た。
【0928】
実施例337d
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(エチルスルホンアミド)フェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸
実施例70jに代えて実施例337cを用い、実施例70kの製造に用いた手順に従って実施例337dを製造して、標題化合物を得た。
【0929】
実施例337e
N−{4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−[2−(ヒドロキシメチル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル]フェニル}エタンスルホンアミド
テトラヒドロフラン(5mL)中の実施例337d(0.060g、0.12mmol)を1.0Nボラン(0.119mL、0.119mmol)で処理した。反応混合物を60℃で2時間加熱した。反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を逆相HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題生成物を得た(0.035g、収率60%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm11.81(s、1H)、9.78(s、1H)、7.33−7.39(m、2H)、7.28(s、1H)、7.20(dd、J=8.7、2.59Hz、1H)、6.97−7.08(m、2H)、6.91(d、J=8.85Hz、1H)、6.15(d、J=2.14Hz、1H)、4.50(s、2H)、3.52(s、3H)、3.10(q、J=7.32Hz、2H)、1.23(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z490.2(M+H)
+。
【0930】
実施例338
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−{6−メチル−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル}フェニル]エタンスルホンアミド
実施例338a
4−(2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−5−(エチルスルホンアミド)フェニル)−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボニルクロライド
実施例10に代えて実施例337dを用い、実施例13aの製造に用いた手順に従って実施例338aを製造して、標題化合物を得た。
【0931】
実施例338b
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−{6−メチル−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル}フェニル]エタンスルホンアミド
それぞれ実施例13aに代えて実施例338aを用い、エチルアミンに代えて1−メチルピペラジンを用い、実施例13bの製造に用いた手順に従って実施例338bを製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.53(s、1H)、10.14(brs、1H)、9.81(s、1H)、7.34−7.40(m、3H)、7.20(dd、J=8.85、2.75Hz、1H)、7.06−7.12(m、1H)、6.98−7.04(m、1H)、6.93(d、J=8.54Hz、1H)、6.53(d、J=2.14Hz、1H)、3.55(s、3H)、3.02−3.43(m、6H)、2.84(s、3H)、1.24(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z586.2(M+H)
+。
【0932】
実施例339
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−{6−メチル−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル}フェニル]エタンスルホンアミド
実施例337dに代えて実施例338bを用い、実施例337eの製造に用いた手順に従って実施例339を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.01(s、1H)、9.80(s、1H)、7.34−7.39(m、2H)、7.31(s、1H)、7.19(dd、J=8.85、2.75Hz、1H)、7.05−7.11(m、1H)、6.98−7.04(m、1H)、6.91(d、J=8.85Hz、1H)、6.19(d、J=2.14Hz、1H)、3.75(s、2H)、3.11(q、J=7.32Hz、2H)、2.95(brs、2H)、2.76(s、3H)、2.35(brs、2H)、1.24(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z572.0(M+H)
+。
【0933】
実施例340
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
ジクロロメタン2mL中の実施例325(100mg、0.210mmol)をトリフルオロ酢酸1mLで処理した。混合物を環境温度で2時間撹拌した。溶媒留去した。残留物を飽和炭酸ナトリウム水溶液で処理し、次に酢酸エチルで抽出した(4回)。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(26mg、収率32.9%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm11.94(s、1H)、7.37−7.31(m、1H)、7.25(dd、J=5.3、3.0Hz、2H)、7.18(d、J=2.2Hz、1H)、7.13(dd、J=8.4、2.3Hz、1H)、7.00(d、J=8.4Hz、1H)、6.12(m、2H)、3.80(d、J=6.7Hz、2H)、3.56(s、3H)、3.09(d、J=12.1Hz、2H)、2.73−2.53(m、2H)、1.76(d、J=11.0Hz、1H)、1.55(qd、J=12.4、3.8Hz、2H)、1.12−1.01(m、1H)、0.49−0.38(m、2H)、0.25−0.17(m、2H)。MS((DCI+)m/z376.5(M+H)
+。
【0934】
実施例341
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−N−(2−メトキシエチル)エタンスルホンアミド
4mLバイアルに、脱水トルエン中の(アジドカルボニル)ジピペリジン(ADDP)(25.9mg、0.102mmol)を加えた。バイアルをドライボックスに入れ、トリブチルホスフィン(41.5mg、3当量、0.205mmol)をバイアルに加えた。溶液が透明になるまで、この混合物を振盪した。この溶液に2−メトキシエタノールの脱水テトラヒドロフラン(1.2当量、0.082mmol、6.24mg)中溶液を加えた。この混合物を環境温度で10分間撹拌した。この混合物に、実施例36e(0.068mmol、31.4mg)の脱水トルエン/脱水テトラヒドロフラン(1:1体積比)(1mL)中溶液を加えた。反応混合物を、ドライボックス中、室温で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、残留物を逆相HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物を得た(4.24%、1.5mg)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.49(d、J=2.75Hz、1H)、7.38−7.43(m、1H)、7.37(d、J=2.75Hz、1H)、7.35−7.36(m、1H)、7.34(d、J=2.75Hz、1H)、7.22−7.27(m、1H)、7.05−7.11(m、1H)、6.87(d、J=8.54Hz、1H)、6.30(d、J=2.75Hz、1H)、3.78−3.81(m、2H)、3.57(s、3H)、3.37(t、J=5.65Hz、2H)、3.20(s、3H)、3.16(t、J=7.32Hz、2H)、1.26(t、J=7.48Hz、3H)。ESI
+m/z=518.0(M+H)
+。
【0935】
実施例342
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−N−(ピリジン−2−イルメチル)エタンスルホンアミド
2−メトキシエタノールに代えてピリジン−2−イルメタノールを用い、実施例341の製造に用いた手順に従って実施例342を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm8.60(d、J=4.58Hz、1H)、8.07(t、J=7.78Hz、1H)、7.70(d、J=7.93Hz、1H)、7.56(d、J=2.44Hz、1H)、7.53(dd、J=7.02、5.80Hz、1H)、7.45(dd、J=8.85、2.75Hz、1H)、7.35−7.41(m、1H)、7.33(d、J=2.75Hz、1H)、7.29(s、1H)、7.17−7.23(m、1H)、7.03−7.09(m、1H)、6.81(d、J=8.85Hz、1H)、6.17(d、J=2.75Hz、1H)、5.10(s、2H)、3.56(s、3H)、3.33(q、J=7.43Hz、2H)、1.31(t、J=7.32Hz、3H)。ESI
+m/z=551.0(M+H)
+。
【0936】
実施例343
N−(シクロプロピルメチル)−N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
2−メトキシエタノールに代えてシクロプロピルメタノールを用い、実施例341の製造に用いた手順に従って実施例343を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.51(d、J=2.44Hz、1H)、7.36−7.42(m、2H)、7.35(s、1H)、7.34(d、J=2.75Hz、1H)、7.20−7.27(m、1H)、7.04−7.10(m、1H)、6.88(d、J=8.85Hz、1H)、6.29(d、J=2.75Hz、1H)、3.57(s、3H)、3.52(d、J=7.02Hz、2H)、3.12−3.18(m、2H)、1.26(t、J=7.32Hz、3H)、0.83−0.93(m、1H)、0.40−0.45(m、2H)、0.08−0.13(m、2H)。ESI
+m/z=514.0(M+H)
+。
【0937】
実施例344
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−N−[2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エチル]エタンスルホンアミド
2−メトキシエタノールに代えて1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−オンを用い、実施例341の製造に用いた手順に従って実施例344を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.50(d、J=2.44Hz、1H)、7.38−7.43(m、2H)、7.37(s、1H)、7.33(d、J=2.75Hz、1H)、7.22−7.28(m、1H)、7.05−7.11(m、1H)、6.84(d、J=8.54Hz、1H)、6.34(d、J=2.75Hz、1H)、3.83(t、J=5.65Hz、2H)、3.58(s、3H)、3.27−3.32(m、4H)、3.14(q、J=7.32Hz、2H)、2.11(t、J=8.09Hz、2H)、1.74−1.82(m、2H)、1.25(t、J=7.32Hz、3H)。ESI
+m/z=571.1(M+H)
+。
【0938】
実施例345
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−N−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)エタンスルホンアミド
2−メトキシエタノールに代えて(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールを用い、実施例341の製造に用いた手順に従って実施例345を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.51(d、J=2.75Hz、1H)、7.37−7.43(m、2H)、7.36(s、1H)、7.34(d、J=2.75Hz、1H)、7.21−7.27(m、1H)、7.04−7.11(m、1H)、6.86(d、J=8.85Hz、1H)、6.31(d、J=2.75Hz、1H)、3.78−3.84(m、1H)、3.58−3.70(m、4H)、3.57(s、3H)、3.13−3.19(m、2H)、1.73−1.93(m、3H)、1.51−1.59(m、1H)、1.25(t、J=7.32Hz、3H)。ESI
+m/z=544.0(M+H)
+。
【0939】
実施例346
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)エタンスルホンアミド
2−メトキシエタノールに代えて3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールを用い、実施例341の製造に用いた手順に従って実施例346を製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6/D
2O)δppm7.54(d、J=2.75Hz、1H)、7.31−7.44(m、4H)、7.23−7.30(m、1H)、7.05−7.11(m、1H)、6.89(d、J=8.54Hz、1H)、6.31(d、J=2.75Hz、1H)、3.93−3.98(m、2H)、3.57(s、3H)、3.18(q、J=7.32Hz、2H)、2.41−2.51(m、2H)、1.25(t、J=7.32Hz、3H)。ESI
+m/z=556.0(M+H)
+。
【0940】
実施例347
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例347a
3−ブロモ−4−フルオロ−N−(4−フルオロフェニル)ベンゼンスルホンアミド
インドリンに代えて4−フルオロアニリンを用い、実施例305aの製造に用いた手順に従って実施例347aを製造した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、標題化合物を得た。
【0941】
実施例347b
3−ブロモ−4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(4−フルオロフェニル)ベンゼンスルホンアミド
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてシクロプロピルメタノールを用い、実施例2aに代えて実施例347aを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例347bを製造して、標題化合物を得た。
【0942】
実施例347c
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチル−7−オキソ−1−トシル−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例6bに代えて実施例347bを用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例347cを製造して、標題化合物を得た。
【0943】
実施例347d
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例6cに代えて実施例347cを用い、実施例6dの製造に用いた手順に従って実施例347dを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm12.04(s、1H)10.07(s、1H)7.60−7.68(m、2H)7.23−7.31(m、2H)7.20(d、J=9.16Hz、1H)7.12(d、J=6.78Hz、4H)5.88−5.95(m、1H)3.92(d、J=6.78Hz、2H)3.55(s、3H)1.02−1.17(m、1H)0.43−0.50(m、2H)0.22−0.30(m、2H)。MS(ESI+)m/z468.1[M+H]
+。
【0944】
実施例348
4−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(6−フルオロピリジン−3−イル)フェニル]−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例348a
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(6−フルオロピリジン−3−イル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6bに代えて実施例334aを用い、実施例6aに代えて(6−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸を用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例348aを製造して、標題化合物を得た。
【0945】
実施例348b
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(6−フルオロピリジン−3−イル)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6cに代えて実施例348aを用い、実施例6dの製造に用いた手順に従って実施例348bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm0.21−0.28(m、2H)0.41−0.49(m、2H)1.03−1.15(m、1H)3.57(s、3H)3.91(d、J=6.78Hz、2H)6.17(t、J=2.71、2.03Hz、1H)7.17−7.28(m、3H)733(s、1H)7.63−7.69(m、2H)8.23−8.32(m、1H)8.54(d、J=2.37Hz、1H)11.95(brs、1H)。MS(ESI+)m/z390[M+H]
+。
【0946】
実施例349
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(3−ホルミル−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例349a
4−ブロモ−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例1e(7g、18.36mmol)および水酸化リチウム・1水和物(3.08g、73.4mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)および水(20mL)中混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水300mLに投入した。得られた固体を真空濾過によって回収して、標題化合物を得た(3.92g、17.26mmol、収率94%)。
【0947】
実施例349b
4−ブロモ−6−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
テトラヒドロフラン(100mL)中の実施例349a(3.92g、17.26mmol)を60%水素化ナトリウム(1.036g、25.9mmol)で処理した。反応液を環境温度で10分間撹拌した。この溶液に(2−(クロロメトキシ)エチル)トリメチルシラン(4.58mL、25.9mmol)を加えた。反応混合物を終夜撹拌した。得られた固体を濾過し、濾液を濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、標題化合物を得た(5.84g、収率95%)。
【0948】
実施例349c
4−ブロモ−6−メチル−7−オキソ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−カルボアルデヒド
ジメチルホルムアミド(15mL)中の実施例349b(3.92g、17.3mmol)にオキシ塩化リン(9.66mL、104mmol)を0℃で滴下した。添加完了後、溶液を80℃で6時間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50%から100%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、標題化合物を得た(1.35g、収率20.3%)。
【0949】
実施例349d
4−(5−アミノ−2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェニル)−6−メチル−7−オキソ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−カルボアルデヒド
それぞれ2−ブロモ−1−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼンに代えて実施例349cを用い、実施例6aに代えて実施例148cを用い、実施例138aの製造に用いた手順に従って実施例349dを製造して、標題化合物を得た。水系後処理後、粗生成物を精製せずに次の反応に用いた。
【0950】
実施例349e
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(3−ホルミル−6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)フェニル]エタンスルホンアミド
実施例349d(0.5g、0.951mmol)、エタンスルホニルクロライド(0.226mL、2.38mmol)およびトリエチルアミン(0.817mL、5.71mmol)のジクロロメタン(10mL)中混合物を環境温度で2時間撹拌した。減圧下に溶媒留去し、残留物をジクロロメタン(3mL)およびトリフルオロ酢酸(3mL)で処理した。反応混合物を環境温度で3時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をジオキサン(10mL)および2.0N NaOH(5mL)で処理した。反応混合物を90℃で2時間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を追加の酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を得た(0.42g、0.862mmol、収率91%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm13.07(s、1H)、9.78(s、1H)、9.40、(s、1H)、7.99(d、J=3.36Hz、1H)、7.38(s、1H)、7.23−7.31(m、3H)、6.89−6.97(m、3H)、3.55(s、3H)、3.10(q、J=7.32Hz、2H),1.21(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z488.0(M+H)
+。
【0951】
実施例350
N−{4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−[6−メチル−3−(モルホリン−4−イルメチル)−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル]フェニル}エタンスルホンアミド
実施例349e(0.04g、0.082mmol)、モルホリン(0.014g、0.164mmol)およびホウ酸水素トリアセトキシナトリウム(0.035g、0.164mmol)の1,2−ジクロロエタン(2mL)中混合物を環境温度で終夜撹拌した。減圧下に溶媒留去し、残留物を逆相HPLC(C18、10%から100%アセトニトリル/0.1%TFA水溶液)によって精製して、標題化合物のTFA塩を得た(0.035g、0.052mmol、収率63.4%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.59(s、1H)、9.86(s、1H)、9.58、(s、1H)、7.56(s、1H)、7.26−7.38(m、4H)、7.00−7.09(m、2H)、6.93(d、J=8.85Hz、1H)、4.23−4.29(m、1H)、3.75−3.81(m、3H)、3.52(s、3H)、3.16(q、J=7.32Hz、2H)、2.37−2.71(m、4H)、1.24(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z558.9(M+H)
+。
【0952】
実施例351
N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−{6−メチル−3−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル}フェニル]エタンスルホンアミド
モルホリンに代えて1−メチルピペラジンを用い、実施例350の製造に用いた手順に従って実施例351を製造して、標題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm12.11(s、1H)、9.86(s、1H)、9.58、(s、1H)、7.29−7.35(m、2H)、7.20−7.22(m、2H)、7.11(s、1H)、6.97−7.06(m、2H)、6.91(d、J=9.46Hz、1H)、3.85(brs、4H)、3.48(s、3H)、3.12−3.40(m、4H)、2.69(s、3H)、1.25(t、J=7.32Hz、3H)。MS(ESI+)m/z571.9(M+H)
+。
【0953】
実施例352
4−{2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例352a
2−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)アニリン
2−ブロモアニリン(1.720g、10.00mmol)、シクロプロパンカルボアルデヒド(0.374mL、5.00mmol)および酢酸(2.86mL、50.0mmol)のジクロロメタン(50mL)中溶液を50℃で1時間加熱した。溶液を氷浴で冷却し、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(2.119g、10.00mmol)を加えた。この混合物を2時間撹拌しながら昇温させて環境温度とし、飽和重炭酸ナトリウム溶液(100mL)と酢酸エチル(100mL)との間で分配した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から10%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、標題化合物を得た。(1.05g、収率93%)。
【0954】
実施例352b
4−(2−((シクロプロピルメチル)アミノ)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
反応混合物を90℃で2.5時間加熱し、取得物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から5%メタノール/ジクロロメタン)によって精製した以外、実施例7cに代えて実施例352aを用い、実施例4aの製造に用いた手順に従って実施例352bを製造して、標題化合物を得た。
【0955】
実施例352c
4−{2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
反応液を90℃で2.5時間加熱し、取得物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から5%メタノール/ジクロロメタン)によって精製した以外、実施例4aに代えて実施例352bを用い、実施例4bの製造に用いた手順に従って実施例352cを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm10.99(s、1H)7.24−7.31(m、2H)7.15(dd、J=7.32、1.53Hz、1H)6.97(s、1H)6.70−6.78(m、2H)6.20−6.25(m、1H)3.99(s、1H)3.73(s、3H)2.97(d、J=6.41Hz、2H)0.90−1.02(m、1H)0.38−0.45(m、2H)0.09−0.15(m、2H)。MS(ESI+)m/z294.0(M+H)
+。
【0956】
実施例353
4′−(シクロプロピルメトキシ)−3′−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ビフェニル−3−カルボニトリル
実施例353a
4′−(シクロプロピルメトキシ)−3′−(6−メチル−7−オキソ−1−トシル−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ビフェニル−3−カルボニトリル
実施例6bに代えて実施例334aを用い、実施例6aに代えて(3−シアノフェニル)ボロン酸を用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例353aを製造して、標題化合物を得た。
【0957】
実施例353b
4′−(シクロプロピルメトキシ)−3′−(6−メチル−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)ビフェニル−3−カルボニトリル
実施例6cに代えて実施例353aを用い、実施例6dの製造に用いた手順に従って実施例353bを製造して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm0.21−0.28(m、2H)0.41−0.49(m、2H)1.00−1.15(m、1H)3.58(s、3H)3.91(d、J=6.78Hz、2H)6.17(t、J=2.03Hz、1H)7.20(d、J=8.48Hz、1H)7.26(t、J=2.71Hz、1H)7.33(s、1H)7.63(t、J=7.80Hz、1H)7.67−7.79(m、3H)8.03(d、J=8.14Hz、1H)8.16(t、J=1.70Hz、1H)11.94(brs、1H)。MS(ESI+)m/z396[M+H]
+。
【0958】
実施例354
4−{2−(シクロプロピルメトキシ)−5−[(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)スルホニル]フェニル}−6−メチル−1,6−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7−オン
実施例354a
1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニルスルホニル)ピペリジン−4−オール
N,N−ジメチルピロリジン−3−アミンに代えてピペリジン−4−オールを用い、実施例310aの製造について記載の手順に従って実施例354aを製造して、標題化合物を得た。
【0959】
実施例354b
1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニルスルホニル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ピペリジン
実施例354a(0.51g、1.5mmol)、4−メチルベンゼンスルホン酸水和物(0.59g、3.1mmol)およびジクロロメタン(28mL)の0℃溶液に、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(0.28mL、3.1mmol)を滴下した。反応混合物を環境温度で5時間撹拌した。水を加え、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノールとの勾配)によって精製して、標題化合物を得た(420mg、収率65.9%)。
【0960】
実施例354c
1−(3−ブロモ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニルスルホニル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ピペリジン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールに代えてシクロプロピルメタノールを用い、実施例2aに代えて実施例354bを用い、実施例29aの製造に用いた手順に従って実施例354cを製造して、標題化合物を得た。
【0961】
実施例354d
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ピペリジン−1−イルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6bに代えて実施例354cを用い、実施例6cの製造に用いた手順に従って実施例354dを製造して、標題化合物を得た。
【0962】
実施例354e
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ピペリジン−1−イルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例6cに代えて実施例354dを用い、実施例6dの製造に用いた手順に従って実施例354eを製造して、標題化合物を得た。
【0963】
実施例354f
4−(2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イルスルホニル)フェニル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オン
実施例354e(54mg、0.10mmol)、酢酸(4mL、69.9mmol)、テトラヒドロフラン(2mL)および水(1mL)の溶液を45℃で2.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、残留物を終夜乾燥させた(真空乾燥)。粗生成物をジエチルエーテルで磨砕し、濾過し、乾燥させて(真空乾燥)、標題化合物を得た(30mg、収率66%)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm0.25−0.31(m、2H)0.44−0.51(m、2H)1.08−1.17(m、1H)1.38−1.51(m、2H)1.70−1.80(m、2H)2.70−2.80(m、2H)3.10−3.18(m、2H)3.51−3.56(m、1H)3.57(s、3H)3.97(d、J=6.78Hz、2H)4.66(d、J=4.07Hz、1H)6.12(t、J=2.71、2.03Hz、1H)7.27−7.32(m、2H)7.36(s、1H)7.64−7.70(m、2H)12.04(brs、1H)。MS(ESI+)m/z458[M+H]
+。
【0964】
生物例
ブロモドメインドメイン結合アッセイ
時間分割蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)アッセイを用いて、ヒトBRD4の各ブロモドメインに対する表1に挙げた実施例の化合物のアフィニティを求めた。ヒトBRD4のHis標識第1(BD1:アミノ酸K57−E168)および第2(BD2:アミノ酸E352−E168)ブロモドメインを発現させ、精製した。Alexa647標識BET阻害薬を、当該アッセイにおける蛍光プローブとして用いた。
【0965】
Alexa647標識ブロモドメイン阻害薬化合物の合成
2−((6S,Z)−4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル)酢酸。2−((6S,Z)−4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル)酢酸メチル(例えば、WO2006129623参照)(100.95mg、0.243mmol)をメタノール1mLに懸濁させ、それに調製したばかりの水酸化リチウム・1水和物溶液(0.973mL、0.5M、0.487mmol)を加え、環境温度で3時間振盪した。メタノールを留去し、塩酸水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)でpHを調節し、酢酸エチルで4回抽出した。合わせた酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮して、2−((6S,Z)−4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル)酢酸(85.3mg、87.0%);ESI−MSm/z=401.1[(M+H)
+]を得て、それを直接次の反応で用いた。
【0966】
N−(2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)エチル)−2−((6S,Z)−4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル)アセトアミド・ビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)。2−((6S,Z)−4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル)酢酸(85.3mg、0.213mmol)を、2,2′−(エタン−1,2−ジイルビス(オキシ))ジエタンアミン(Sigma−Aldrich、0.315mg、2.13mmol)と脱水ジメチルホルムアミド5mL中で合わせた。(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジン−1−イルホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(PyBOB、CSBio, Menlo Park CA;332mg、0.638mmol)を加え、反応液を環境温度で16時間振盪した。反応混合物をジメチルスルホキシド:水(9:1、体積比)で希釈して6mLとし、0.1%トリフルオロ酢酸(体積比)/水およびアセトニトリルの勾配を溶離を行う時間回収(time collection)Waters Deltapak C18 200×25mmカラムを用いて2回の注入で精製した。二つの精製生成物を含む分画を凍結乾燥して、N−(2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)エチル)−2−((6S,Z)−4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル)アセトアミドビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)(134.4mg、82.3%);ESI−MSm/z=531.1[(M+H)
+];529.1[(M−H)
−]および(S,Z)−N,N′−(2,2′−(エタン−1,2−ジイルビス(オキシ))ビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(2−((6S,Z)−4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル)アセトアミド)ビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)(3.0mg、1.5%);ESI−MSm/z=913.2[(M+H)
+];911.0[(M−H)
−]を得た。
【0967】
N−(2−(2−(2−アミド−(Alexa647)−エトキシ)エトキシ)エチル)−2−((6S,Z)−4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル)アセトアミド(2,2,2−トリフルオロアセテート)。N−(2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)エチル)−2−((6S,Z)−4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル)アセトアミドビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)(5.4mg、0.0071mmol)をAlexa Fluor(登録商標)647カルボン酸スクシニミジルエステル(Life Technologies, Grand Island, NY;3mg、0.0024mmol)とジイソプロピルエチルアミンを含む(1%体積比)脱水ジメチルスルホキシド1mL中で合わせ、環境温度で16時間振盪した。反応液をジメチルスルホキシド:水(9:1、体積比)で希釈して3mLとし、0.1%トリフルオロ酢酸(体積比)/水およびアセトニトリルの勾配で溶離を行う時間収集(time collection)Waters Deltapack C18 200×25mmカラムで1回注入で精製した。精製生成物を含む分画を凍結乾燥して、暗青色粉末としてN−(2−(2−(2−アミド−(Alexa647)−エトキシ)エトキシ)エチル)−2−((6S,Z)−4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,4]ジアゼピン−6−イル)アセトアミド(2,2,2−トリフルオロアセテート)(1.8mg);MALDI−MSm/z=1371.1、1373.1[(M+H)
+]を得た。
【0968】
アッセイ
2.5mMから42nMまでの3倍連続希釈によりDMSOで連続化合物希釈液を調製した。次に、化合物をアッセイ緩衝液(20mMリン酸ナトリウム、pH6.0、50mM NaCl、1mMエチレンジアミン四酢酸・2ナトリウム塩・2水和物、0.01%Triton X−100、1mM DL−ジチオトレイトール)で6:100希釈して、3倍作業溶液を得た。次に、作業溶液6ミクロリットル( L)を白色低容量アッセイプレート(Costar番号3673)に移した。His標識ブロモドメイン、ユーロピウム結合抗His抗体(Invitrogen PV5596)およびAlexa−647結合プローブ分子を含む1.5倍アッセイ混合物も調製した。この溶液12 Lをアッセイプレートに加えて、最終容量18 Lとした。1倍アッセイ緩衝液の最終濃度液は、2%DMSO、50 Mから0.85nM化合物、8nM His標識ブロモドメイン、1nMユーロピウム結合抗His標識抗体および100nMもしくは30nMプローブ(それぞれ、BDIまたはBDIIについて)を含む。室温で1時間インキュベートした後、Envision多標識プレート読取装置(Ex340、Em495/520)を用いてTR−FRET比を求めた。
【0969】
TR−FRETデータを、24個の化合物を含まない対照(「高」)および8個の1μM非標識プローブを含む対照(「低」)の平均に正規化した。阻害パーセントを化合物濃度の関数としてプロットし、データを4パラメータロジスティック方程式に適合させてIC
50を得た。IC
50、プローブK
dおよびプローブ濃度から阻害定数(K
i)を計算した。代表的なZ′値は0.65から0.75であった。最小有意比を求めて、アッセイ再現性を評価した(Eastwood et al., (2006) J Biomol Screen, 11:253−261)。MSRはBDIについては2.03、BDIIについては1.93と決定され、BDIおよびBDIIの両方についての移動MSR(経時的に最終6回のMSR)は代表的には<3であった。表1にK
i値を報告している。
【0970】
MX−1細胞系増殖アッセイ
癌細胞増殖に対する実施例の化合物の影響を、3日間増殖アッセイで乳癌細胞系MX−1(ATCC)を用いて求めた。MX−1細胞を、37℃および5%CO
2雰囲気で10%FBS(ウシ胎仔血清)を補充したRPMI1640培地(Sigma)中で維持した。化合物を調べるため、96ウェル黒色底プレート中、培地90μL中5000細胞/ウェルの密度でMX−1細胞を蒔き、37℃で終夜インキュベートして、細胞接着および拡散させた。3mMから0.1 Mの3倍連続希釈により、DMSOで化合物連続希釈液を調製した。次に、DMSO連続希釈液をリン酸緩衝生理食塩水で1:100希釈し、得られた溶液10 LをMX−1細胞プレートの適切なウェルに加えた。ウェル中の最終化合物濃度は3、1、0.3、0.1、0.03、0.01、0.003、0.001、0.0003および0.0001 Mであった。化合物を加えた後、細胞をさらに72時間インキュベートし、製造者提案のプロトコールに従ってCell Titer Gloアッセイキット(Promega)を用いて生存細胞の量を求めた。Cell Titer Gloアッセイからの発光読取値を、DMSO処理細胞に対して正規化し、S字曲線適合を用いるGraphPad Prismソフトウェアを用いて解析してEC
50を得た。最小有意比(MSR)を求めて、アッセイ再現性を評価した(Eastwood et al., (2006) J Biomol Screen, 11:253−261)。全体MSRは2.1であると決定され、移動MSR(経時的に最終6回のMSR)は<2であった。
【0971】
増殖パネルアッセイ
実施例4および78の化合物について、(表2)に示した癌細胞系型のパネル(調べた特定の細胞系とともに)の増殖に対する影響を調べた。試験化合物を含まない適切な培地中1500細胞/ウェルで細胞を96ウェルプレートに蒔き、37℃および5%CO
2雰囲気で終夜インキュベートした。化合物の連続希釈液を調製し、MX−1増殖アッセイのようにウェルに加えた。化合物を加えた後、37℃および5%CO
2雰囲気でさらに3日間細胞をインキュベートした。製造者提案のプロトコールに従ってCell Titer Gloアッセイキット(Promega)を用いて生存細胞の量を求めた。MX−1増殖アッセイで上述のように細胞増殖データを解析して、実施例4および78の化合物についてのEC
50を得て、表2に報告している。
【0972】
【表1】
【0973】
【表2】
【0974】
ヒト、ラットおよびマウスミクロソーム安定性アッセイ
ミクロソーム安定性アッセイを、表3に挙げた実施例の化合物(「試験化合物」)について行った。ヒト、ラットおよびマウス肝臓ミクロソームインキュベーションを、最終インキュベーション体積135μLで37℃で行った。ヒト肝臓ミクロソーム(両性混合、カタログ番号H2610)はXenoTechから得た。ラット肝臓ミクロソーム(雄スプレーグ−ドーリー、カタログ番号42501)は、BD Gentestから得た。マウス肝臓ミクロソーム(雄CD1、カタログ番号452701)は、BD Gentestから得た。50mMリン酸緩衝液(pH7.4)中試験化合物(最初に、5μM濃度でDMSOに溶かしたもの)濃度0.5μMおよび0.25mg/mLミクロソームタンパク質を用いてインキュベーションを行った。化合物−ミクロソーム混合物13.5μLを、1:1メタノール:アセトニトリル中10nMブスピロン(Sigma)または内部標準としての50nMカルブタミド(Princeton Bio)からなるクエンチ溶液45μLを含むクエンチプレートに移し入れることで、時間ゼロサンプルを調製した。ニコチンアミドアデニン二ヌクレオチドリン酸還元四ナトリウム塩(NADPH)1.5μLの少量サンプルも、時間ゼロプレートに加えた。次に、化合物−ミクロソーム混合物にNADPH 13.5μLを加えることで反応開始した。残りの各時間点(5、10、15、20および30分)で、クエンチ溶液45μLにインキュベーション混合物15μLを加えた。サンプルを3800rpmで15から30分間遠心した。次に、群当たり6個についてサンプルをプールした。上清60μLの少量サンプルを384ウェルプレートに移し、LC−MS/MS(Applied Biosystems API 5500 QTrap)によって少量サンプル5μLの注入・分析を行った。時間0での面積比を100%として用いてピーク面積比(分析物ピーク面積/ISピーク面積)を親イオン残存%に変換することで、化合物の固有クリアランスを計算した。親イオン残存%対インキュベーション時間のプロットから傾き(k)を求め、その値から、半減期(t
1/2;分)、固有クリアランス(CL
int;肝臓ミクロソームについてはμL/分/mgタンパク質および肝細胞についてはμL/分/10
6細胞)および計量(scaled)固有クリアランス(計量CL
int;L/h/kg)を誘導した。t
1/2値を表3に報告している。「N/A」という用語は、未測定を意味する。
【0975】
【表3】
【0976】
LPS(リポ多糖)誘発IL−6産生マウスアッセイ
表4に挙げた実施例の化合物について、マウスでのLPS(リポ多糖)誘発IL−6産生を阻害する能力のアッセイを行った。化合物の経口投与から1時間後、Fox ChaseSCID(登録商標)雌マウス(Charles Rivers Labs、群当たり8匹)に対して、リポ多糖の腹腔内負荷を行った(2.5mg/kg、L2630大腸菌(E. coli)0111:B4)。リポ多糖注射から2時間後にマウスを屠殺し、心穿刺によって採血を行い、次に血液検体から回収した血清を−80℃で凍結した。アッセイ当日、血清サンプルを室温とし、2%ウシ血清アルブミンを含むリン酸緩衝生理食塩水で1:20希釈した。製造者のプロトコールに従って、マウス血清分析のためのMeso Scale Discovery(Gaithersburg, Maryland)からのサイトカインアッセイを用いてインターロイキン−6測定を行い、SECTOR Imager 6000(Meso Scale Discovery, Gaithersburg, Maryland)装置で読み取った。ダネット一元配置ANOVAを組み込んだPrismソフトウェア(バージョン5.0)を用いて、統計解析を行った。媒体処理動物の群のIL−6平均および標準偏差を、試験化合物で処理した群のIL−6平均および標準偏差と比較した。p値<0.05は、二つの群における平均値が等しいと確率が5%未満であることを意味する。表4における阻害%値はいずれも、0.05未満のp値を示した。
【0977】
【表4】
*複数実験の平均値を示す。
【0978】
異種移植腫瘍増殖阻害アッセイ
マウスに移植したOPM−2およびMX−1異種移植腫瘍の増殖を阻害する実施例36の化合物の効果を評価した。すなわち、試験第0日に、雌SCID−beigeまたは雌Fox Chase SCID(登録)(Charles River Labs)マウスそれぞれの右後脇腹に5×10
6ヒト癌細胞(OPM−2)または1:10腫瘍ブリー(brie)(MX−1)(S−MEM(MEM、懸濁液、カルシウム非含有、グルタミン非含有)中)(Life Technologies Corporation)を皮下接種した。第17日(OPM−2)または第12日(MX−1)に、サイズ適合時に化合物((2%EtOH、5%Tween−80、20%PEG−400、73%HPMC)中)の投与(経口、QD×14)を開始した。サイズ適合時から始めて週2回、一対のキャリパーによって腫瘍を測定し、腫瘍体積を式V=L×W
2/2(V:体積、mm
3;L:長さ、mm、W:幅、mm)に従って計算した。OPM−2については各群における平均腫瘍体積が>1000mm
3のエンドポイントに達するまで、またはMX−1については接種後27日まで、実験期間において腫瘍体積を測定した。結果を表5および6に示してある。
【0979】
【表5】
【0980】
【表6】
【0981】
OPM−2、MX−1、HT1080、MV4−11、SKM1およびRamosヒト癌細胞を用い、別の実施例化合物で異種移植効力試験を行った。培養物または上記の腫瘍ブリー(brie)(MX−1)から癌細胞を得て、雌SCID−beigeマウス(OPM−2、HT1080、MV4−11)または雌Fox Chase SCID(登録商標)(Charles River Labs)マウス(MX−1、SKM1、Ramos)の右後脇腹に皮下接種した。サイズ適合時に、化合物の投与を開始した。サイズ適合時から始めて週2回、一対のキャリパーによって腫瘍を測定し、腫瘍体積を式V=L×W
2/2(V:体積、mm
3;L:長さ、mm、W:幅、mm)に従って計算した。各群における平均腫瘍体積が500から2000mm
3のモデル依存エンドポイントに達するまで、実験期間において腫瘍体積を測定した。結果を表7に示してある。
【0982】
【表7】
【0983】
a.化合物は下記媒体中で製剤した。
A:10%EtOH、30%PEG400、60%Phosol53MCT(Lipoid AG)
B:10%EtOH、30%PEG400、60%Phosol53MCT(Lipoid AG)/0.9%生理食塩水
C:0.9%生理食塩水
D:10%EtOH、27.5%PEG400、60%Phosol53MCT(Lipoid AG)
E:10%EtOH、27.5%PEG400、60%Phosol53MCT(Lipoid AG)/0.9%生理食塩水
F:2%EtOH、5%Tween−80、20%PEG400、73%0.2%HPMC
G:2%EtOH、5%Tween−80、20%PEG400、73%0.2%HPMC/0.9%生理食塩水および
H:5%EtOH、30%PEG400、60%Phosol53MCT(Lipoid AG)
【0984】
b.腫瘍増殖阻害、%TGI=100−処理群の平均腫瘍体積/対照群の平均腫瘍体積×100。処理群当たりのマウス数=8(MX−1、MV4−11、SKM1)または10(OPM−2)。p値(星印で示したもの)は、処理群−対照群のスチューデントt検定比較から誘導されたものである。第31日基準。
*p<0.05、
**p<0.01、
***p<0.001。%TGI値は、死亡率 40%の場合は提供されない。
【0985】
c.腫瘍増殖遅延、%TGD=(T−C)/C×100(T=処理群のエンドポイントまでの時間中位値およびC=対照群のエンドポイントまでの時間中位値。p値(星印によって示されたもの)は処理群−処理対照群のカプラン・マイヤー対数順位比較から誘導される。
*p<0.05、
**p<0.01、
***p<0.001。%TGI値は、死亡率 40%の場合は提供されない。
【0986】
ND=未測定。
【0987】
イン・ビボラットコラーゲン誘発関節炎モデル
実施例36の化合物は、炎症のラットコラーゲン誘発関節炎(rCIA)モデルにおける足腫脹を阻害する。rCIAモデルの第0日に、フロイント不完全アジュバント(IFA)を含む懸濁液中のウシII型コラーゲン600μgで経皮的に(id)、雌ルイスラット(n=9/群)を免疫化した。各部位100μLの経皮注射を行って、3箇所に免疫化を行った。第6日に、最初の免疫化プロトコールと同一の方法で、ウシII型コラーゲン600μgでラットを追加免疫した。対照群ラットには、やはり第0日および第6日に、同体積のIFA単独の投与を行った。第7日(基底線測定)ならびに第10日、12日、14日および17日に、プレチスモグラフ水置換システムを用い、足体積を測定した。投与群には、経口で1.0、0.3、0.1および0.03mg/kgでのIFA免疫化非関節炎ラット、PBS媒体処理、プレドニゾロン処理(3mg/kg陽性対照)、化合物媒体処理(10%EtOH/30%PEG400/60%Phosal53)および実施例36投与が含まれていた。投与は第10日に開始し、動物は第17日まで1日1回、体積1.0mLの経口投与によって処理した。基底線からの足体積における変化として足腫脹を報告し、各投与群における足腫脹について曲線下面積(AUC)を計算した。実施例36は、それぞれED
50およびED
80で6.8ng/mLおよび22.3ng/mLの最大血漿濃度に相当する0.21mg/kgのED
50および0.69mg/kgのED
80で、用量依存的に関節炎の足における炎症を阻害した。
【0988】
【表8】
【0989】
前述の詳細な説明および付随の実施例は単に説明のためのものであって、添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によってのみ定義される本発明の範囲を限定するものとみなすべきではないことは明らかである。開示の実施形態に対する各種の変更および修正は、当業者には明らかであろう。本発明の化学構造、置換基、誘導体、中間体、合成、製剤および/または使用方法に関係するものなど(それらに限定されるものではない)のそのような変更および修正は、本発明の精神および範囲を逸脱しない限りにおいて行うことができる。本明細書で引用の全ての刊行物、特許および特許出願は、参照により、本明細書において全体が組み込まれるものとする。