特開2017-128822(P2017-128822A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-128822(P2017-128822A)
(43)【公開日】2017年7月27日
(54)【発明の名称】ウエストサイズ調節具
(51)【国際特許分類】
   A41F 9/02 20060101AFI20170630BHJP
【FI】
   A41F9/02 F
   A41F9/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2016-8754(P2016-8754)
(22)【出願日】2016年1月20日
(71)【出願人】
【識別番号】303055084
【氏名又は名称】渡辺 秀夫
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 秀夫
(57)【要約】
【課題】ウエストサイズ調節具が外部から見た場合に目立つ状態で装着されていた。またズボン、スカート等の衣服のウエスト部材を本来のズボン、スカート等の衣服のウエスト部材と垂直に引き出すことでウエストサイズを小さく調節するため垂直方向の厚みが大きく増してしまう場合があると言う問題点があった。
【解決手段】複数の逆U字形の収納部を概略同一平面内に設けることで厚みを抑え、外部からみた場合に目立たなくした。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
概略同一平面内に逆U字形の収納部を2個以上横方向に配置し接続されている構造を有するウエストサイズ調節具。
【請求項2】
第一発明において逆U字形の収納部を構成する左右の足の幅を非対称とした構造を有するウエストサイズ調節具。
【請求項3】
第一発明又は第二発明において両側または片側の逆U字収納部を構成する左右の足を他の足より短くしたウエストサイズ調節具。
【請求項4】
第一発明又は第二発明または第三発明において調節具全体または一部に滑り止め手段を設けたウエストサイズ調節具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ズボン、スカート等の衣服のウエストサイズを小さく調節するウエストサイズ調節具に関するものである。
特に、ジーンズなどでベルトを使用せずに着用する場合にウエストサイズを目立たずに調節する場合に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ズボン、スカート等の衣服のウエストサイズを小さく調節するウエストサイズ調節具は公知である。
例えば、一枚の金属板を折曲し収納空間を設けるもの(特許文献1)、針金で構成され脚部の中央から立ち上がった本体部からなるもの(特許文献2)である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−208308号公報
【特許文献2】実開平4−4017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、以上の技術によればズボン、スカート等の衣服のウエスト部材を本来のズボン、スカート等の衣服のウエスト部材と垂直に引き出すことでウエストサイズを小さく調節するため垂直方向の厚みが大きく増してしまう場合があると言う問題点があった。 そこで、この発明は、目立たずにズボン、スカート等の衣服のウエストサイズを小さく調節するウエストサイズ調節具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、第一発明は概略同一平面内に逆U字形の収納部を2個以上横方向に配置し接続されている構造を有するウエストサイズ調節具である。
また、第二発明は、第一発明において逆U字形の収納部を構成する左右の足の幅を非対称とした構造を有するウエストサイズ調節具である。
また、第三発明は、第一発明又は第二発明において両側または片側の逆U字収納部を構成する左右の足を他の足より短くしたウエストサイズ調節具である。
また、第四発明は、第一発明又は第二発明または第三発明において調節具全体または一部に滑り止め材を取り付けたウエストサイズ調節具である。
【発明の効果】
【0006】
第一発明によれば、厚みが薄く目立ちにくく、簡単な構造でローコストで製造できるウエストサイズ調節具である。
また第二発明によれば、厚みが薄く目立ちにくく、簡単な構造でローコストで製造でき、ウエストサイズの調節幅を可変できるウエストサイズ調節具である。
また第三発明によれば、厚みが薄く目立ちにくく、簡単な構造でローコストで製造でき、ウエストサイズの調節幅を可変し易いウエストサイズ調節具である。
また、第四発明によれば、第一発明、第二発明又は第三発明に滑り止め手段を追加することで、ウエスト上部生地からウエストサイズ調節具がずれにくくする効果があるウエストサイズ調節具である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第一発明の一実施形態を示す正面図である。
図2】第一発明をズボン等のウエスト部に装着した状態を上から見た模擬図である。
図3】第一発明をズボン等のウエスト部に折り返し回数を増やし装着した状態を上から見た模擬図である。
図4】第一発明の2番目の実施形態を示す正面図である。
図5】第一発明の2番目の実施形態をズボン等のウエスト部に装着した状態を上から見た模擬図である。
図6】第二発明の一実施形態を示す正面図である。
図7】第二発明をズボン等のウエスト部に装着した状態を上から見た模擬図である。
図8】第二発明をズボン等のウエスト部に幅の広い足と狭い足を逆にして装着した状態を上から見た模擬図である。
図9】第二発明の2番目の実施形態を示す正面図である。
図10】第二発明の2番目の実施形態をズボン等のウエスト部に装着した状態を上から見た模擬図である。
図11】第二発明の2番目の一実施形態をズボン等のウエスト部に幅の広い足と狭い足を逆にして装着した状態を上から見た模擬図である。
図12】第三発明の一実施形態を示す正面図である。
図13】第三発明の一実施形態をズボン等のウエスト部に装着した状態を上から見た模擬図である。
図14】第三発明の一実施形態をズボン等のウエスト部に装着した状態から短い足と接触していたウエスト上部の生地を収納部より外し半回転させた状態を上から見た模擬図である。
図15】第四発明の足部滑り止め構造の形状を示す正面図である。
図16】鋼線を用いた他の実施形態の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
第一発明の一実施形態を、図1から図5を用いて説明する。本発明は厚み1mm程度の板に逆U字形収納部を2個以上横方向に配置し上部が接続されている構造を有する。まず図1を用いて説明する。1mm厚の金属板に逆U字形の幅3mm程度の切り込みを2箇所入れた収納部を横方向に設けたウエストサイズ調節具の正面図である。図2はズボン等に本発明品を装着した状態を上部から見た模擬図である。模擬図において黒塗りは収納部を構成する左右の足の部分、白抜きの二重線は逆U字形の収納部上部、実線はズボン等のウエスト上端を模式的に表している。実線のウエスト上端が足で折り返され重なっている分ウエストサイズが短く調節されていることを表している。図3図2と同様の模擬図で折り返しの回数を多くして図2よりウエストサイズがより小さく調節されていることを表している。図2の装着方法ではウエスト上部の生地の厚みの2倍と金属板の厚みの和の分ウエスト生地の厚みが装着しない場合より厚くなる。図3の装着方法の場合さらにウエスト上部の生地の厚みの2倍増加する。本発明の2番目の実施例を図4を用いて説明する。図1と同様であるが、収納部を3個横方向に設けた形状である。図5はズボン等に図4の発明品を装着した状態を上部から見た模擬図である。模擬図において黒塗りは収納部を構成する左右の足の部分、白抜きの二重線は逆U字形の収納部上部、実線はズボン等のウエスト上端を模式的に表している。実線のウエスト上端が足で折り返され重なっている分ウエストサイズが短く調節されていることを表している。図4の実施例で図5のように装着するとウエストに密着した生地と一緒に両側の逆U字形の収納部がタック部分を収納しているので調節具がウエストから浮き上がりにくい特徴がある。
【0009】
第二発明の実施形態を図6から図11を用いて説明する。本発明は厚み1mm程度の板に逆U字形収納部を2個以上横方向に配置し上部が接続されている構造を有する。まず図6を用いて説明する。1mm厚の金属板に逆U字形の幅3mm程度の切り込みを2箇所入れた収納部を横方向に設け、その両端の足の片側の幅を他の片側より広くし、非対称に構成したウエストサイズ調節具正面図である。図7はズボン等に本発明品を装着した状態を上部から見た模擬図である。模擬図において黒塗りは収納部を構成する左右の足の部分、白抜きの二重線は逆U字形の収納部上部、実線はズボン等のウエスト上端を模式的に表している。実線のウエスト上端が足で折り返され重なっている分ウエストサイズが短く調節されていることを表している。図8図7と同様の模擬図であるが幅の広い足と幅の狭い足の一が逆に装着されておりウエストサイズが図7より短く調節されていることを表している。必要に応じて装着方向を選択することで短縮幅を選択することができる。図9は第二発明の2番目の実施例の正面図である。1mm厚の金属板に逆U字形の幅3mm程度の切り込みを3箇所入れた収納部を横方向に設け、その両端の足の片側の幅を他の片側の広くし、非対称に構成したウエストサイズ調節具正面図である。図10はズボン等に本発明品を装着した状態を上部から見た模擬図である。模擬図において黒塗りは収納部を構成する左右の足の部分、白抜きの二重線は逆U字形の収納部上部、実線はズボン等のウエスト上端を模式的に表している。実線のウエスト上端が足で折り返され重なっている分ウエストサイズが短く調節されていることを表している。図11図10と同様の模擬図であるが幅の広い足と幅の狭い足の一が逆に装着されておりウエストサイズが図10より短く調節されていることを表している。必要に応じて装着方向を選択することで短縮幅を選択することができる。
【0010】
第三発明の一実施形態を、図12図13図14を用いて説明する。本発明は厚み1mm程度の板に逆U字形収納部を2個以上横方向に配置し上部が接続されている構造を有する。まず図12を用いて説明する。1mm厚の金属板に逆U字形の幅3mm程度の切り込みを2箇所入れた収納部を横方向に設けその両端の足の片側の長さを他の片側より短く構成したウエストサイズ調節具の正面図である。図13はズボン等に本発明品を装着した状態を上部から見た模擬図である。模擬図において黒塗りは収納部を構成する長い足の部分、縦じまの入った二重線は短い足を、白抜きの二重線は逆U字形の収納部上部、実線はズボン等のウエスト上端を模式的に表している。実線のウエスト上端が足で折り返され重なっている分ウエストサイズが短く調節されていることを表している。図14図13と同様であるが、短い足に接触していたウエスト上部の生地を収納部より外し半回転させた状態の模擬図である。短い足はウエスト生地の上端を下に少し下げることで容易に収納部から外すことができ図14図13と比較して折り返し部分がなく、ウエストサイズが長くなったことを表している。一時的にウエストサイズを図13の状態から長くしたい場合(食事の後など)に便利である。
【0011】
第四発明の実施形態を図15を用いて説明する。第四発明は第一発明,第二発明又は第三発明において足の形状を図15の形状に置き換え滑り止め効果を高めたものである。第一発明,第二発明又は第三発明において足の形状を滑りにくくする、又は滑り止め材を足に取り付ける、又はその両方を実施することでウエスト上部生地からウエスト調節具がずれにくくする効果がある。また滑り止め材はゴム系塗料の塗布、ゴム系熱収縮チューブの装着などで実現可能である。
【0012】
「他の実施形態」
図1図4図6図9図12の実施形態では金属板を用いたが、樹脂、木材などの板材、または鋼線を同一平面上で屈曲させて用いても良い(図16)。また図14の滑り止め材は一部に取り付けられているが、全体に取り付けることもできる。
【符号の説明】
【0013】
1 ウエストサイズ調節具 2 逆U字収納部
3 逆U字収納部構成足 4 ズボン等のウエスト上端
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16