【解決手段】印刷装置100は、メモリカード130から画像情報を取得する入力手段217と、取得した画像情報に対して縮小処理を行い、縮小画像情報を生成する画像縮小処理手段232と、縮小画像情報を情報端末に送信するとともに、送信した縮小画像情報のいずれかに関連づけられた画像ID情報を情報端末から受信する通信手段215と、画像ID情報を情報端末から受信すると、受信した画像ID情報に基づいて画像情報のいずれかを指定する演算手段230と、演算手段により指定された画像情報を印刷する印刷手段211と、を備えることを特徴とする。
前記演算手段は、前記情報端末から受信した画像ID情報に関連づけられたカードID情報を有するメモリカードが前記入力手段に接続されていないと判定した場合に、該カードID情報を前記情報端末に送信することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に本発明を実施するための、現在考えられる最善の形態について説明する。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって明確に定義されているため、この説明は限定的な意味に解釈すべきではなく、単に発明の一般原理を例示する目的で行う。
【0014】
図1は、本発明の実施形態の一例である画像印刷システム10を示す。この一例では、印刷装置100は、第1ネットワーク190を経由して情報端末120およびサーバ150に接続される。また本発明の実施形態の一例では、
図1に例示するとおり、印刷装置100は、第2ネットワーク191を経由して情報端末120と接続されていてもよい。また印刷装置100はメモリカード130および記憶装置140と接続することができる。なお、
図1の一例ではメモリカード130は印刷装置100から脱着可能である。
図1においてメモリカード130と印刷装置100が点線199で結ばれているのは、これが脱着可能であって、接続される場合と接続されていない場合があることを表している。
【0015】
第1ネットワーク190は、たとえばLAN(Local Area Network)でもよく、またサーバを中継するインターネットであってもよいが、これらに限定されない。第1ネットワーク、第2ネットワークともに、無線通信であっても有線通信であってもよい。
図7のフロー図を用いて後に説明する本発明の実施形態の一例では、第1ネットワーク190を経由して画像情報やID情報を送信する。
【0016】
一方で
図7の一例では、第2ネットワーク191は、印刷装置100が、情報端末120の送受信処理部302(
図3参照)を起動するための情報(以下「トリガー情報」という)を、情報端末120に送るために利用される。これにより、画像情報の高速転送と情報端末の消費電力の低減とを両立させることができる。
【0017】
なお、以下では、メモリカード130は
図1に示す外観を有しているとして説明する。これは、印刷装置100にメモリカード130が未接続の場合、後述する
図13のステップS1305のように情報端末120が利用者に対してメモリカード130の接続を要求する際に、メモリカードのカード外観画像を表示する場合があることに関係する。
【0018】
図2は、本発明の実施形態の一例である印刷装置100の構成の一例である。印刷装置100は、記憶装置入出力手段210、印刷手段211、演算手段230、画像縮小処理手段232、一時記憶手段220、装置ID記憶手段214、通信手段215、起動トリガー通信手段216、およびカード入出力手段217を有する。演算手段230は、ID生成手段231を有する。一時記憶手段220は、縮小画像キャッシュ221および原画像キャッシュを有する。なお、ID生成手段231は、演算手段230とは別に設けられていてもよい。また、画像縮小処理手段232は、演算手段230に含まれていてもよい。
【0019】
通信手段215は第1ネットワーク190と接続されている。通信手段215と第1ネットワーク190との接続は、たとえばIEEE802.11のような無線通信でも、たとえばEthernet(登録商標)のような有線による接続でもよい。起動トリガー通信手段216は第2ネットワーク191と接続されている。起動トリガー通信手段191と第2ネットワーク191の接続も、たとえばBluetooth(登録商標)のような無線通信であっても、USBのような有線通信であってもよい。なお、本発明の実施形態の一例では、起動トリガー通信手段216の消費電力は通信手段215の消費電力よりも低いとして説明するが、本発明の実施形態はこれに限定されない。起動トリガー通信手段216の詳細については、後述する。
【0020】
カード入出力手段217は、メモリカード130に接続される。カード入出力手段217は、メモリカード130との接続および切断が可能であり、メモリカード130から印刷装置100への情報の読み取りと、印刷装置100からメモリカード130への情報の書き込みとを行うことができる。また記憶装置入出力手段210は記憶装置140に接続される。記憶装置入出力手段210は、記憶装置140との接続および切断が可能であってよい。記憶装置140と記憶装置入出力手段210との間の通信は、有線通信であっても無線通信であってもよい。
【0021】
図3は、本発明の実施形態の一例である情報端末120の構成の一例である。情報端末120は、通信手段311、演算手段300、タッチスクリーン320、撮像手段313、記憶手段330、および起動トリガー通信手段314を有する。演算手段300は、画像表示処理部301及び送受信処理部302を有する。本発明の一実施形態では、送受信処理部302は、印刷装置100と情報端末120との間で、第1ネットワーク190を経由した画像情報の送受信の処理を行う。タッチスクリーン320はタッチ位置検出手段321および表示手段322を有する。記憶手段330は、原画像テーブル331、縮小画像テーブル332および端末ID情報333を有する。通信手段311は第1ネットワーク190に接続される。起動トリガー通信手段314は、第2ネットワーク191に接続される。通信手段311と第1ネットワーク190、および起動トリガー通信手段314と第2ネットワーク191の接続は、無線通信であっても有線通信であってもよい。
【0022】
図4は、本発明の実施形態の一例である画像印刷システム10で利用されるメモリカード130の構成の一例である。メモリカード130は入出力手段411、および記憶手段420を有する。記憶手段420は原画像テーブル421を有する。また、記憶手段420はカードID情報422を記憶することができる。なお、
図4には図示していないが、メモリカード130は演算手段を有していてもよい。
【0023】
図5は、本発明の実施形態の一例である画像印刷システム10を構成する記憶装置140の構成の一例である。記憶装置140は入出力手段511、および記憶手段520を有する。記憶手段520は原画像テーブル521を有する。記憶手段520は、記憶装置ID情報522を記憶してもよい。なお、
図5には図示していないが、記憶装置140は演算手段を有していてもよい。
【0024】
図6は、本発明の実施形態の一例である画像印刷システム10を構成するサーバ150の構成の一例である。サーバ150は、入出力手段611、演算手段612、および記憶手段620を有する。記憶手段620は原画像テーブル621、およびメモリカード130の外観画像情報を記憶したカード外観画像記憶テーブル622を有する。
【0025】
次に
図7に示すフロー図を用いて、本発明の実施形態の一例を説明する。まずメモリカード130が、カメラ等の撮像端末に接続される。利用者が撮像端末で撮影すると、撮像端末は撮影した画像情報と画像ID情報を関連づけて記憶手段420の原画像テーブル421に記憶する(ステップS701)。次に、利用者がメモリカード130を撮像端末より取り外し、印刷装置100のカード入出力手段217に接続する(ステップS702)。次に印刷装置100は、ステップS701でメモリカード130に記憶された画像情報と、それら画像情報の各々に対応する画像ID情報とをメモリカード130から取得し、一時記憶手段220にある原画像キャッシュ222に記憶する(ステップS703)。次に画像縮小処理手段232が、ステップS703で原画像キャッシュ222に記憶された画像情報を縮小し、縮小画像情報を生成した上、原画像に対応する画像ID情報と関連づけて縮小画像キャッシュ221に記憶する(ステップS704)。画像縮小処理手段232における縮小処理は、原画像キャッシュ222に記憶された画像情報の情報量よりも縮小画像キャッシュに記憶された画像情報の情報量が小さくなるのであれば、たとえばGIF(Graphic Interchange Format)、JPEG(Joint Photographic Experts Grou)、PNG(Portable Network Graphis)、WebPなどどのようなアルゴリズムで処理されてもよい。また、本発明の他の実施形態の一例では、原画像情報と縮小画像情報の情報量は等しくてもよいし、縮小画像情報の情報量が原画像情報の情報量よりも多くてもよい。画像縮小処理手段232としては、たとえばDSP(Digital Signal Processor)のようなハードウェア資源を用いることができる。
【0026】
次に、演算手段230の有するID生成部231がメモリカード130を一意に特定可能なカードID情報を生成する(ステップS705)。演算手段230が、ステップS705で生成したカードID情報をステップS704で記憶した縮小画像情報および画像ID情報と関連づけて、縮小画像キャッシュ221に記憶する。また、演算手段230は、ステップS705で生成したカードID情報を、カード入出力手段217を経由してメモリカード130に送る。メモリカード130は、カードID情報を受信すると、それを記憶手段420にカードID情報422として記憶する(ステップS706)。
【0027】
図8Aに、ステップS701実行後のメモリカード130の原画像テーブル421、およびステップS703実行後の情報端末100の原画像キャッシュ222の一例を示す。原画像テーブル421および原画像キャッシュ222は、画像ID情報の列850および原画像情報の列860を有する。
図8Aに示す一例では、原画像情報861および862が、各々画像ID情報851および852と関連づけて保存されている。
図8Aに示す一例では、メモリカード130の原画像テーブル421と印刷装置100の原画像キャッシュ222は同じデータ構造を有しているが、異なるデータ構造で記憶していてもよい。
【0028】
図8Bに、ステップS706実行後の縮小画像キャッシュ221の一例を示す。
図8Bの一例では、縮小画像キャッシュ221はテーブル形式のデータ構造を有しており、画像ID情報の列810、縮小画像情報の列820およびカードID情報の列830を有している。
図8Bの一例では、たとえば、画像ID情報811と縮小画像情報821およびカードID情報831が関連づけられて記憶されている。
図8Bの一例では、画像ID情報811と縮小画像情報821、および画像ID情報812と縮小画像情報822は、ステップS704で記憶された情報である。また
図8Bの一例では、カードID情報831および832はステップS706で記憶された情報である。
図8Bの一例では、カードID情報831および832は同じ「356212」を示す情報であり、縮小画像情報821および822を生成した原画像情報がステップS703でメモリカード130より取得されたことを意味する。また
図8Bの一例では、ステップS706でカードID情報831および832と同じ「356212」を示す情報がメモリカード130の記憶手段420にカードID情報422として書き込まれる。
【0029】
次に印刷装置100の起動トリガー通信手段216が、情報端末120の送受信処理部302の起動要求を、第2ネットワーク191を経由して情報端末120に送る(ステップS707)。情報端末120の起動トリガー通信手段314が、ステップS707で送られた起動要求を受信すると、情報端末120の演算手段300が送受信処理部302を起動する(ステップS708)。そして、送受信処理部302は通信手段311を起動して、印刷装置100から第1ネットワーク190経由で画像情報を受信可能な状態とする(ステップS709)。このように、印刷装置100は、第2ネットワークを介した通信により情報端末120の通信手段311を起動し、自身と情報端末120との第1ネットワーク190を介した通信を可能とすることができる。したがって、前述の起動要求は、「第1ネットワークを介した通信を可能とする旨の要求」の一例と捉えることができる。
【0030】
ここで、ステップS707乃至S709の第2ネットワーク191を利用した送受信処理部302および通信手段311の起動処理の、本発明における作用効果を説明する。一般的に、情報端末120においては、消費電力低減とメモリ容量の低減を目的として、演算手段300における送受信処理部302および通信手段311を適宜停止する処理が行われる。したがって、
図7で説明する本発明の実施形態の一例において、印刷装置100がメモリカード130から得た画像情報を縮小し(ステップS704)、情報端末120に送ろうとしても、情報端末120が送受信処理部302を停止している状態では、画像情報の送受信処理を実行することができない。
【0031】
この場合、従来の方法によれば、印刷装置100から画像情報を情報端末120に送るためには、情報端末120の利用者がタッチスクリーン320のタッチ位置検出手段321に触れるなどして、送受信処理部302を起動する必要があった。したがって従来の方法では、画像情報を情報端末120に転送する前に、利用者は情報端末120に対して明示的な転送開始のための操作を必要としていた。
【0032】
前述のとおり、本実施形態では起動トリガー通信手段314の消費電力は通信手段311の消費電力よりも小さいとしている。そのため、本発明の実施形態の一例であるステップS707乃至S709の処理によれば、情報端末120が待機時の電力消費やメモリ消費を低減した状態にあったとしても、印刷装置100からの画像転送が可能になると、第2ネットワーク191を用いて適宜送受信処理部302や通信手段311を起動し、自動的に印刷装置100から画像情報を受け取ることができる。このような目的で使用するにあたっては、第2ネットワーク191としてBLE(Bluetooth Low Energy)を用いることが好ましいが、これに限定されるものではない。
【0033】
次に、印刷装置100の通信手段215が、ステップS709で起動された情報端末120の送受信処理部302と通信をおこない、縮小画像キャッシュ221に記憶された画像ID情報、縮小画像情報およびカードID情報を、第1ネットワーク190を経由して情報端末120に送る(ステップS710)。情報端末120の送受信処理部302は、ステップS710で送られた画像ID情報、縮小画像情報およびカードID情報を関連づけて、記憶手段330の縮小画像テーブル332に記憶する(ステップS711)。
【0034】
図9Aには、ステップS711実行後の縮小画像テーブル332の一例を示す。縮小画像テーブル332は少なくとも画像ID情報の列910、縮小画像情報の列920、およびカードID情報の列930を有し、ステップS711で印刷装置100から送られた画像ID情報、縮小画像情報およびカードID情報を、各々関連づけて記憶する。また、以下に
図10を用いて説明する他の一例では、さらに装置ID情報の列940を設け、装置ID情報を関連づけて記憶してもよい。
【0035】
本発明の実施形態の他の一例では、
図10に例示するとおり、情報端末120が印刷装置100および情報端末1000の両方から画像ID情報、縮小画像情報およびカードID情報を受け取ることができてもよい。ここで情報端末1000はパーソナルコンピュータ、ストレージ装置、印刷装置、スマートフォンやタブレットなどの携帯情報端末、テレビ、セットトップボックスなど、どのような端末であってもよい。情報端末1000はメモリカードを接続可能であってもよく、
図10の一例ではメモリカード1030が接続されている。ただし、情報端末1000は、メモリカード1030と接続して情報転送をする機能を有していても、有していなくてもよい。
【0036】
図10の一例では、情報端末1000は第1ネットワーク190に接続された情報端末1000を一意に特定可能な装置ID情報1014を記憶している。情報端末1000は、メモリカード1030または原画像テーブル1015より原画像情報を取得した後、画像縮小手段1017で縮小して縮小画像キャッシュ1016に記憶する。この一例では
図7の処理と同様、情報端末1000が、画像ID情報と縮小画像情報とを、カードID情報または装置ID情報と関連づけた状態で第1ネットワーク190を経由して情報端末120に送ることができる。
【0037】
たとえばこのような本発明の実施形態の他の一例では、
図9Aに示すように、縮小画像テーブル332が装置ID情報の列940を有し、受信した各々の縮小画像情報に関連づけて装置ID情報を記憶することにより、その送信元となる情報端末を一意に特定可能とすることができる。
図10に示す本発明の実施形態の一例では、縮小画像テーブル332が、情報端末1000から取得した縮小画像情報と印刷装置100から取得した縮小画像情報の両方を記憶していてよい。この場合、
図9Aに示す一例のように、情報端末120が第1ネットワーク190を経由して印刷装置100より取得した縮小画像情報921および922と、情報端末1000より取得した縮小画像情報923および924が記憶されていてもよい。
図9Aの一例では、印刷装置100の装置ID情報が941および942であり、情報端末1000の装置ID情報が943および944である。
【0038】
また、情報端末1000より受け取った縮小画像情報がメモリカードより取得したものでない場合には、
図9Aに示すように、カードID情報の列930に、NULL933および934を記憶することにより、該当するメモリカードが存在しないことを示してもよい。また、本発明の他の実施形態の一例では、情報端末1000が第1ネットワーク190を経由せず、直接印刷装置100に接続されていてもよい。
【0039】
図10に示す本発明の実施形態の一例によれば、たとえば
図11および
図14のような表示において、本発明によるシステムの利用者は、原画像情報がメモリカード130に記憶されている画像と、原画像情報が情報端末120に記憶されている画像とに加えて、原画像情報が情報端末1000に記憶されている情報をも区別せずに閲覧し、原画像情報の所在を意識することなく印刷を行うことができる。
【0040】
また、
図10に示す本発明の実施形態の一例における縮小画像情報は、撮像装置で撮影された写真等の画像情報に限定されるものではない。例えば、縮小画像情報は、情報端末1000または情報端末120が生成した文書情報や、情報端末1000または情報端末120が第1ネットワーク190を経由して取得した文字情報などであってよい。このような場合は、ステップS1307において、印刷装置100がメモリカード130より得た画像情報だけでなく、情報端末1000や情報端末120より受信した文字情報にしたがって印刷する画像を描画してもよい。
【0041】
なお、以下の説明では簡単のために、
図10に示す一例ではなく、
図1に示す一例を用いて本発明の一実施形態の説明を続ける。したがって、以下の説明では
図9Aに例示した画像ID情報913および914の行はないものとして、説明をおこなう。しかし、以下に説明する実施形態はすべて
図10のような構成であっても実現することができる。
【0042】
図7に戻って、次に、利用者が情報端末120を使って画像を撮影する。情報端末120の撮像手段313が撮影した画像情報を生成すると、記憶手段330の有する原画像テーブル331が、撮影した原画像情報と画像ID情報を関連づけて記憶する(ステップS712)。
図9Bに、ステップS712実行後の原画像テーブル331の一例を示す。原画像テーブル331は画像ID情報の列950、原画像情報の列960および端末ID情報の列970を有する。
図9Bの一例では、画像ID情報951の行および952の行はステップS712以前に、利用者が情報端末120を使って画像を撮影し、原画像テーブル331にあらかじめ記憶されていたものである。
図9Bの一例では、画像ID情報953の列および954の列がステップS712で新たに追加された情報である。端末ID情報は、情報端末を一意に特定するID情報である。
図9Bの一例では、「259631」で示される端末ID情報973および974は、情報端末120の記憶手段330に記憶されている端末ID情報333である。端末ID情報333は情報端末120の製造時にあらかじめ記憶されていてもよく、サーバよりインターネットを経由して取得してもよく、演算手段300が生成してもよい。原画像テーブル331に記憶される端末ID情報971乃至974は、その原画像情報961乃至964がどの端末に記憶されているかを指し示すために使われてよい。
【0043】
次に、情報端末120の演算手段300が原画像テーブル331の原画像情報961乃至964および縮小画像テーブル332の縮小画像情報921および922を、タッチスクリーン320の表示手段322に表示する(ステップS713)。
図11には、ステップS713実行後の表示画面の一例を示す。
図11の一例では、情報端末120の有するタッチスクリーン320は、位置検出手段321と表示手段322を積層した構造を有している。
図11の一例では、画像1101および1102は、各々原画像テーブル331の記憶する原画像情報961および962を演算手段300が描画して表示された画像である。画像1103および画像1104は、各々縮小画像テーブル332の縮小画像情報921および922を演算手段300が描画して表示した画像である。さらに、画像1105および1106は、原画像情報963および964を、演算手段300が描画して表示された画像である。
図11に示す表示の一例において、画像1101、1102、1105および1106は情報端末120によって撮影された画像であり、画像1103および1104はメモリカード130より印刷装置100が取得の上、縮小して情報端末120に送った画像である。
【0044】
図11に示す画像表示の一例では、撮像端末で撮影されメモリカード130に記憶された画像情報も、情報端末120で撮影され情報端末120自身に記憶された画像情報も、同一の表示画面に表示されている。
図3に示す本発明の実施形態の一例では、印刷装置100から第1ネットワーク190を経由して取得した縮小画像情報と、情報端末120で撮影された原画像情報とを各々縮小画像テーブル332と原画像テーブル331とに分けて記憶したが、これらを同じテーブルで記憶してもよい。あるいは、情報端末120で撮影した画像情報を縮小処理した状態で記憶してもよい。本発明の一実施形態では、情報端末120による画像情報の記憶の形態を問わない。
【0045】
図7に示す本発明の実施形態の一例によれば、利用者は印刷装置100にメモリカード130を接続するだけで、他の操作をすることなく、メモリカード130に記憶された画像と情報端末120で撮影され情報端末120に記憶された画像とを区別せずに
図11に例示するような一覧画面で閲覧することが可能になる。
【0046】
また、本発明の実施形態の他の一例によれば、情報端末120のタッチスクリーン320が、
図7の一例のステップS707の処理後に、
図12に示すような確認画面を表示してもよい。
図12に示す確認画面の一例では、印刷装置100より受信可能な縮小画像情報がある旨のメッセージ1201と、転送の可否を指示するボタン1202および1203が表示される。タッチスクリーン320上で、ボタン1202が選択されればステップS708以後の処理が実行され、ボタン1203が選択されれば、処理を終了する。本発明の実施形態の一例では、
図12に例示する確認画面を表示することで、メモリカード130が印刷装置100に接続され縮小画像が転送可能になった旨を、情報端末130の利用者に注意喚起することができるとともに、必要な画像のみ情報端末120に転送して閲覧することができる。
【0047】
図7のフロー図では、ステップS701で撮像端末がメモリカード130に書き込む画像ID情報とステップS705で生成するカードID情報の組み合わせによって、画像情報を特定可能であるとして説明した。
図9Aを参照すると、たとえばメモリカード130以外のメモリカードから印刷装置100を経由して取得した縮小画像情報の画像ID情報が、画像ID情報911と同じであったとしても、カードID情報が異なれば、情報端末120はこれらを異なる縮小画像情報として識別できる。
【0048】
しかし現実には、ひとつの画像ID情報に異なる複数の画像情報が関連づけて記憶される場合がある。たとえば、メモリカード130が異なる複数の撮像端末に順次接続されるような場合、第1の撮像端末がメモリカード130に第1の画像ID情報と第1の画像情報を関連づけて記憶した後、異なる第2の撮像端末がメモリカード130に第1の画像ID情報と第2の画像情報を記憶するような場合である。たとえばこの場合、
図9Aに例示した縮小画像テーブル332のようにメモリカードから画像情報とともに取得した画像ID情報とカードID情報との組み合わせでは、異なる画像情報であるにもかかわらず画像ID情報とカードID情報が同じになるため、画像情報を特定できない可能性がある。したがって、本発明の実施形態の他の一例では、ステップS703において撮像端末を特定可能な撮像端末ID情報をメモリカードより取得し、印刷装置100の縮小画像キャッシュ221に撮像端末ID情報の列を加えることで、画像情報を特定可能としてよい。
【0049】
また、同一の撮像端末が、ひとつの画像ID情報に複数の画像情報を関連づけてメモリカードに記憶する場合も考えられる。このような場合にそなえて、本発明の実施形態の他の一例では、ステップS704の処理の際、印刷装置100のID生成手段231が縮小画像情報の一意性を保証できる新たな画像ID情報を生成した上で、縮小画像キャッシュ221の画像ID情報の列810に記憶し、これらをメモリカード130の原画像テーブル421に記憶されている各々の画像情報に関連づけて記憶してもよい。このような、画像情報の一意性を保てる新たな画像ID情報の生成は、情報端末120でおこなっても、印刷装置100でおこなってもよい。
【0050】
以上、
図7に示した本発明の実施形態の一例では、印刷装置100にメモリカード130を接続するだけで、利用者の操作を必要とせずに、情報端末120にメモリカード130および情報端末120に記憶された画像を一括して表示することができる。
【0051】
本発明の実施形態の他の一例では、
図1に示す第2ネットワーク191を経由した起動トリガーを用いなくてもよい。この場合、印刷装置100が第1ネットワーク190上で通信可能になったことを、情報端末120の通信手段311が検出すると、演算手段300が送受信処理手段302を起動するという処理を用いてもよい。あるいは印刷装置100が第1ネットワーク190を経由してメモリカード130に記憶された画像情報が利用可能になったことをサーバ150に伝え、さらにサーバ150が情報端末120に送受信処理手段302の起動要求を送り、情報端末120がこれを受信することで、送受信処理手段302を起動してもよい。またサーバ150からの起動要求にしたがって情報端末120の表示手段322が
図12に例示するような、利用者に画像情報の転送を促す画面を表示してもよい。
【0052】
さらに、本発明の実施形態の他の一例によれば、送受信処理手段302は、利用者がタッチスクリーン320に触れることをトリガーとして起動してもよい。情報端末120が、タッチスクリーン320から何らかの入力が無い限り送受信処理手段302を起動することができない場合には、利用者がタッチスクリーン320を通じて送受信処理手段302の起動処理を実行する。
【0053】
なお、本発明の実施形態の一例によれば、ステップS710の実行後、印刷装置100の一時記憶手段220にある縮小画像キャッシュ221および原画像キャッシュ222は消去してもよい。このことで、印刷装置100は画像情報を記憶するための大容量記憶手段を有する必要がなく、印刷装置100の製造コストを低減できる。
【0054】
次に、
図13に示すフロー図を用いて、情報端末120に表示された画像情報を、印刷装置100で印刷する処理について説明する。情報端末120の利用者が、
図11に例示したタッチスクリーン320に表示された画像一覧画面の画像選択ボタン1100に接触すると、表示された画像の選択が可能になる(ステップS1301)。続いて情報端末120の利用者が、タッチスクリーン320上に表示された画像に接触することで、印刷装置100で印刷する画像情報を選択する。
【0055】
図14に、印刷する2つの画像が選択された画面を例示する。
図14の一例では、画像1103および1106が選択されている。ここで選択された画像1103は縮小画像テーブル332に記憶された縮小画像情報921に対応する画像であり、画像1106は原画像テーブル331に記憶された原画像情報964に対応する画像である。これらの画像は、各々演算手段300で描画され、タッチスクリーン320に表示されたものである。すなわち、
図14に示す例では、撮像端末で撮影されメモリカード130に記憶された原画像情報861に対応する画像(
図8A参照)と、情報端末120で撮影され情報端末120に記憶された原画像情報964に対応する画像(
図9B参照)が印刷対象として選択されたことを示している(ステップS1302)。
【0056】
次に、利用者がタッチスクリーン320上で印刷ボタン1410に接触することで、情報端末120が第1ネットワーク190を経由して、印刷装置100に対する印刷要求を送る。ただし、前述のとおり、画像1103の原画像情報861はメモリカード130に記憶されており、情報端末120にはない。そこで情報端末120は、縮小画像テーブル332に記憶された、画像1103を指し示す画像ID情報911およびその原画像情報の記憶先を指し示すカードID情報931を、前記印刷要求とあわせて、第1ネットワーク190を経由して印刷装置100に送る。一方で、選択された画像1106の原画像情報964は、情報端末120の原画像テーブル331に記憶されている。そこで情報端末120は、前記印刷要求とあわせて原画像情報964を、第1ネットワーク190を経由して印刷装置100に送る(ステップS1303)。
【0057】
印刷装置100の通信手段215は、ステップS1303により画像ID情報911およびカードID情報931を受信する。次に演算手段230はカード入手出力手段217にメモリカード130が接続されているか否かを判断する(ステップS1304)。具体的には、まず何らかのメモリカードが接続されているか否か判断し、接続されている場合に、メモリカードに記憶されているカードID情報422と情報端末120から受信したカードID情報931とが一致するか否かを判断する。両者が一致すれば、カード入出力手段217には、メモリカード130が接続されていると判断できる。逆に、両者が一致しなければ、別のメモリカードが接続されていると判断できる。なお、接続されているメモリカードにカードID情報422が存在しない場合は、メモリカード130が接続されていないと判断してもよい。
【0058】
ステップS1304でメモリカード130が接続されていると判断された場合(ステップS1304で「yes」)、印刷装置100の演算手段230は、情報端末120から受信した画像ID情報911を検索キーとしてメモリカード130の原画像テーブル421を検索し、画像ID情報911に対応する原画像情報861を取得する(ステップS1306)。
【0059】
他方、メモリカード130が接続されていない場合(ステップS1304で「no」)、印刷装置100の演算手段230が、通信手段215および第1ネットワーク190を経由して、情報端末120にメモリカード130のカードID情報を送る。これを受け取った情報端末120では、その演算手段230がメモリカード130を印刷装置100に接続することを利用者に要求するための表示を、タッチスクリーン320に表示する(ステップS1305)。
【0060】
図15Aに、本発明の実施形態であるメモリカード接続要求画面の一例を示す。
図15Aに示すメモリカード接続要求画面の一例は、メモリカード接続要求メッセージ1510とステップS1302で選択された画像1103が表示されている。
図15Bには、本発明の実施形態であるメモリカード接続要求画面の他の一例を示す。
図15Bの一例では、メモリカード接続要求メッセージ1520と、メモリカード130のカード外観画像1521が表示される。
図15Bの一例を実現するためには、例えば情報端末120が、第1ネットワーク190を経由してサーバ150からメモリカード130のカード外観画像情報を取得すればよい。具体的には、まず情報端末120がメモリカード130のカードID情報931をサーバ150に送る。その後、サーバ150がカード外観画像記憶テーブル622を検索して得られたメモリカード130のカード外観画像情報を、第1ネットワーク190を経由して情報端末120に送信すればよい。これにより、情報端末120は、サーバ150から受信したカード外観画像情報に基づいてカード外観画像1521を表示することが可能となる。
【0061】
ステップS1304においてメモリカード130が印刷装置100に接続されている場合、またステップS1305の表示を受けて利用者がメモリカード130を印刷装置100に接続した後は次の処理(ステップS1307)が行われる。ステップS1307において、印刷装置100は、ステップS1306で取得した原画像情報861と、ステップS1303で情報端末120より取得した原画像情報964とをあわせて、印刷手段211に送る。印刷手段211は原画像情報861および964を印刷する(ステップS1307)。
【0062】
以下、
図7および
図13のフロー図で説明した、本発明の実施形態の一例につき、その作用効果を説明する。本発明によれば、利用者はメモリカードを印刷装置に接続するだけで、それ以外の操作なく、情報端末に記憶された画像とメモリカードに記憶された画像とを一括して参照することができる。また、メモリカードに記憶された画像情報は、印刷装置で縮小された後に情報端末に送られることから、情報端末のメモリ消費を抑えながら、メモリカードに記憶された大量の画像情報を情報端末で閲覧することができる。さらに、情報端末に記憶された画像であってもメモリカードに記憶された画像であっても、区別なく指定して印刷することができる。また本発明によれば、画像情報を記憶したメモリカードが印刷装置に接続されていない状態であっても、情報端末がどのメモリカードを印刷装置に接続すれば目的とする画像の印刷が可能かを表示することで、利用者の利便性を高めることができる。さらに本発明は、このような効果を生じるにもかかわらず、印刷装置に大容量記憶手段を必要としないことから、印刷装置のコスト上昇を抑えることができる。
【0063】
なお、本発明の他の実施形態の一例では、ステップS1303で画像ID情報911のかわりに縮小画像情報921を印刷装置100に送り、印刷装置100は縮小画像情報921および原画像情報964を用いて印刷処理を行ってもよい。この一例の場合、メモリカード130に記憶されている原画像情報861のかわりに、縮小画像情報921に基づくが出力されるため、
図13に示す本発明の実施形態の一例に比べると、画像の印刷品質が低下する場合があるが、他の作用効果は維持される。
【0064】
本発明の実施形態の他の一例によれば、
図1に示すとおり、印刷装置100はその記憶装置入出力手段210を経由して記憶装置140に接続されていてもよい。
【0065】
図7および
図13のフロー図で示した本発明の実施形態の一例では、
図2からわかるように印刷装置100は大容量記憶装置を持たない例を示している。このため、一時記憶手段220の原画像キャッシュ222に記憶された原画像情報は、縮小処理をして情報端末120に送った後には削除してよいとした。このため印刷装置100は、情報端末120からの印刷要求を受け取った際、ステップS1304においてメモリカード130が接続されていなければ、メモリカード130に記憶された原画像情報を得ることができず、このためステップS1305に示す処理を必要とする。
【0066】
それに比べ、印刷装置100に記憶装置140が接続される本発明の実施形態の一例では、たとえばステップS703の処理を実行した後、印刷装置100がメモリカード130より読み出した画像ID情報および原画像情報を記憶装置140の原画像保存テーブル521に記憶していてもよい。また、たとえばステップS712の処理を実行した後、情報端末120が原画像テーブル331より画像ID情報、原画像情報および端末ID情報を、第1ネットワーク190を経由して印刷装置100に送り、さらに印刷装置100はこれらを記憶装置140に送ることで、記憶装置140は、情報端末120に記憶された画像情報を、記憶装置140の原画像保存テーブル521に記憶してもよい。
【0067】
図16に、本発明の実施形態の一例として、これらの処理が実行された後の、記憶装置140における原画像保存テーブル521を示す。
図16の一例では、原画像保存テーブル521は、画像ID情報の列1610、原画像情報の列1620および保存場所情報1630を有する。この一例で、原画像情報1623および1624は、印刷装置100がメモリカード130より読み出した原画像情報861および862を記憶したものである。また、この一例で原画像情報1621、1622、1625および1626は、ステップS712の後、印刷装置100が情報端末120より第1ネットワーク190を経由して受信し、記憶装置140の原画像保存テーブル521に記憶したものである。この一例では、保存場所情報の列はあってもなくてもよい。
【0068】
図16に示す一例のように、印刷装置100に接続されるメモリカードに記憶された原画像情報を、印刷装置100が記憶装置140に記憶しておくことで2つの効果がある。第1には、
図14に例示した情報端末120のタッチスクリーン320からの入力をトリガーとして、印刷装置100がメモリカード130に記憶された印刷する場合、メモリカード130が印刷装置100に接続されていなくてもステップS1305の処理を省略することができる。メモリカードは、通常は撮像端末に接続された状態で利用されるため、現実には印刷装置100とメモリカード130は接続されていない場合が多い。印刷装置100に記憶装置140を接続する一実施形態によれば、印刷装置100にメモリカードが接続されていない場合であっても、いつでも情報端末120の操作によって任意の画像を印刷装置100で印刷可能となる。
【0069】
第2の効果は、印刷装置100に記憶装置140を接続する一実施形態によれば、利用者はメモリカード130を印刷装置100に接続するだけで、それ以外の操作なくすべてを情報端末120で閲覧できるにとどまらず、メモリカード130に記憶された画像情報と情報端末120に記憶された画像情報のバックアップが可能な点である。すなわち、メモリカード130の記憶手段420の情報を過って消去したり、メモリカード130そのものを紛失したりしても、原画像情報はすべて記憶装置140に記憶されている。
【0070】
印刷装置100に記憶装置140を接続して、メモリカード130および情報端末120に記憶された原画像情報を記憶装置140に記憶するという、本発明の実施形態の上記一例は、
図10に示すような一例にも応用できる。
図17示す本発明の実施形態の一例では、印刷装置100に記憶装置140が接続され、印刷装置100は第1ネットワーク190を経由して情報端末1000および情報端末120に接続されている。
【0071】
図17に示す一例では、メモリカード130の原画像テーブル421、情報端末120の原画像テーブル331および情報端末1000の原画像テーブル1015(
図10参照)に分散した原画像情報を、印刷装置100が記憶装置140に記憶する。本発明の実施形態の一例によれば、これらの画像の縮小画像情報または原画像情報は、情報端末120の縮小画像テーブル332または原画像テーブル331に集約される結果、表示手段322で一括して参照することができる。そして、たとえば
図14のように印刷すべき画像が情報端末100で指定されると、印刷装置100が指定された原画像情報が記憶された情報端末またはメモリカードより、指定された原画像情報を取得して印刷することが可能となる。
【0072】
また、
図17に示す本発明の実施形態の一例においても、縮小画像情報は、撮像装置で撮影された写真等の画像情報に限定されるものではない。例えば、縮小画像情報は、情報端末1000または情報端末120が生成した文書情報や、情報端末1000または情報端末120が第1ネットワーク190を経由してサーバより取得した文字情報などであってよい。このような場合は、ステップS1307において、印刷装置100がメモリカード130より得た画像情報だけでなく、情報端末1000や情報端末120より受信した文字情報にしたがって印刷する画像を描画してもよい。
【0073】
なお、本発明の実施形態の他の一例として、記憶装置140が、印刷装置100に接続されたメモリカード130に記憶された原画像情報を記憶し、情報端末120には原画像情報を記憶しないようにすることも可能である。この一例においては、
図9Bに示した原画像テーブル331が存在しないため、
図16に例示する画像ID情報1611、1612、1615および1616の行が記憶されない。
【0074】
さらに、本発明の実施形態の他の一例としては、たとえばステップS703を実行した後、印刷装置100がメモリカード130より読み出した画像ID情報および原画像情報を、第1ネットワーク190を経由してサーバ150に送り、サーバ150の記憶手段620の有する原画像保存テーブル621に記憶してもよい。またステップS712を実行した後に、情報端末120がその原画像テーブル331に記憶された情報を、第1ネットワーク190を経由してサーバ150に送り、サーバ150の記憶手段620の有する原画像保存テーブル621に記憶してもよい。
図16は、この実施形態の一例によって生成された、原画像保存テーブル621の一例でもある。
【0075】
このように原画像情報を第1ネットワーク190経由でサーバ150の記憶手段620に記憶することにより、上記印刷装置100に記憶装置140を接続する一例と同様に、メモリカード130が印刷装置100に接続されていなくとも、メモリカード130に記憶された画像情報を、情報端末120に対する操作で閲覧可能となる。