(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-141109(P2017-141109A)
(43)【公開日】2017年8月17日
(54)【発明の名称】定期搬出ゴミ袋収納用ネット留め具
(51)【国際特許分類】
B65F 1/14 20060101AFI20170721BHJP
A44B 99/00 20100101ALI20170721BHJP
【FI】
B65F1/14 Z
A44B99/00 611A
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2016-34848(P2016-34848)
(22)【出願日】2016年2月9日
(71)【出願人】
【識別番号】515152616
【氏名又は名称】横川 勝枝
(71)【出願人】
【識別番号】516057679
【氏名又は名称】横川 愛子
(72)【発明者】
【氏名】横川 勝枝
(72)【発明者】
【氏名】横川 愛子
【テーマコード(参考)】
3E023
【Fターム(参考)】
3E023KA10
3E023MC10
(57)【要約】
【課題】ゴミ袋収納用ネットを広げる時は繋がれた紐を解かなければならず、ネット収納時はネットを丸めて又紐で結び両手を必要としたが、本発明は片手でできる定期搬出ゴミ袋収納用ネット留め具を提供する。
【解決手段】(イ)半円筒状の筒開口部の両対には横長板が設けられ、両対の横長板の両端には一個ずつの穴が開いている。
(ロ)半円筒状の筒頭部中央に突起が設けられ、突起には紐留め穴、紐留め溝、ストッパー、紐巻き付け部が設けられている。
(ハ)ネット端上下一列に複数のリングが設置されている。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガードレール取付け部(8)にはガードレール平行上部(16)を保持するための円弧状ホール部(7)があり、ガードレール取付け部(8)の開口部(9)にはネット固定板(10)(11)が設けられ、ネット固定板(10)にはボルト通し穴(12)(14)が開けられネット固定板(11)にはボルト通し穴(13)(15)があけられている。ガードレール取付け部(8)の頭部中央には突起部(1)が設けられ、突起部(1)の頭部中央には紐留め溝(2)が切られ突起部(1)の下部には紐留め穴(5)が開けられて突起部(1)両横にはストッパー(3)(4)が設けられストッパー(3)(4)の下部は紐巻き付け部(6)となっている。
【請求項2】
ネット(21)には複数のリング(17)が設置されている、請求項1の定期搬出ゴミ袋収納用ネット留め具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は歩道上の定期搬出ゴミ袋を収納するネットをガードレールに固定するための留め具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、歩道上に於ける定期搬出ゴミ袋等はガードレールに紐で繋ぎ留められたネットに収納されることが多く、ネットを広げる時はネットを繋いでいる紐を解き、ネットを収納する時はネットを丸めて紐で結んでいた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ネットを丸めてガードレールに紐で結び付けたり解いたりする方法は両手を駆使するので、悪天候の日には操作し難いものであった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(イ)半円筒状の筒開口部の両対には横長板が設けられ、両対の横長板の両端には一個ずつの穴が開けられている。
(ロ)半円筒状の筒頭部中央には突起部が設けられ、突起部には紐留め穴、紐留め溝、ストッパー、紐巻き付け部が設けられている。
(ハ)ネット端の上下一列に複数のリングが設置されている。
以上の構成よりなる定期搬出ゴミ袋収納用ネット留め具。
【発明の効果】
【0005】
本発明を使用することによって、紐だけの操作になるので片手で操作でき悪天候でも苦になることはない。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)ガードレール取付け部(8)の開口部(9)はガードレール平行上部(16)が円弧状ホール部(7)にはめ込まれる範囲に開けられ、開口部(9)の両対には向かい合うようにネット固定板(10)(11)が設けられている、ネット固定板(10)の両端にはボルト通し穴(12)(14)が開けられ、ネット固定板(11)にはボルト通し穴(13)(15)が開けられている。
(ロ)ガードレール取付け部(8)の頭部中央にはネット固定板(10)(11)に平行に突起部(1)が設けられ、突起部(1)下部には紐留め穴(5)が開けられ突起部(1)の頭部には紐留め溝(2)が切られて突起部(1)の両横にはストッパー(3)(4)が設けられストッパー(3)(4)からガードレール取付け部(8)の頭部の間は紐巻き付け部(6)となっている。
(ハ)ネット(21)端には上下等間隔に複数のリング(17)が設置されている。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用する時は、ネット(21)をガードレール平行上部(16)に歩道側(23)と車道側(24)とに分けて架け、車道側(24)に架けられたネット(21)の下部端をネット繋ぎ紐(22)でガードレール縦足部(18)に繋ぎ留める、ガードレール平行上部(16)に被せられたネット(21)の上からガードレール取付け部(8)を被せて円弧状ホール部(7)に収める、ボルト通し穴((12)から(13)にネット(21)を挟んでボルトを通しナットで締める、ボルト通し穴(14)からボルト通し穴(15)にもネット(21)を挟んでボルトを通しナットで締める、紐留め穴(5)にネット抑え紐(19)を通し、引き抜けない様に処置しリング(17)上部から下部へ通し入れる。
ネット(21)の収納時はネット抑え紐(19)の下部を持ち上げリング(17)を手繰り寄せネット(21)を収縮させて余ったネット抑え紐(19)を紐巻き付け部(6)に巻きつけ紐留め溝(2)に挟んで留める、ネット(21)を広げる時はネット抑え紐(19)を紐留め溝(2)から外し紐巻き付け部(6)から解き外してネット抑え紐(19)を放置すれば自動的にネット(21)は降下して広がりゴミ袋は収納される。
【符号の説明】
【0008】
1突起部、2紐留め溝、3ストッパー、4ストッパー、5紐留め穴、6紐巻き付け部、7円弧状ホール部、8ガードレール取付け部、9開口部、10ネット固定板、11ネット固定板、12ボルト通し穴、13ボルト通し穴、14ボルト通し穴、15ボルト通し穴、16ガードレール平行上部、17リング、18ガードレール縦足部、19ネット抑え紐、20ゴミ袋、21ネット、22ネット繋ぎ紐、23歩道側、24車道側