【解決手段】 1以上の通信端末とは異なる通信端末からの通知を受信する通知受信部と、通知の内容に基づいて、端末位置格納部を参照して、複数の通信端末の中から、協力の要否に関する情報を収集する対象となる通信端末を抽出する第1の抽出部と、第1の抽出部が抽出した通信端末に、協力の要否を確認するための情報を送信する確認情報送信部と、 確認情報送信部が協力の要否を確認するための情報を送信した通信端末からの、協力の要否に関する回答状況に基づいて、協力を必要とする協力要請端末を決定する協力要否決定部と、(i)協力要請端末との距離が予め定められた値よりも小さな通信端末、及び、(ii)協力要請端末との間で近距離無線通信が可能な通信端末の少なくとも一方に対して、協力要請端末に関する情報を送信する端末情報送信部を備える。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
【0018】
図1は、安否情報提供システム100の一例を概略的に示す。本実施形態において、安否情報提供システム100は、情報管理サーバ110と、1以上の通信端末120とを備える。1以上の通信端末120は、情報管理サーバ110が管理する複数の通信端末の一部を構成してよい。通信端末120は、要救助端末122と、要救助端末122の近傍に存在する1以上の周辺端末124とを含む。要救助端末122は、救助を必要とするユーザの通信端末であってよい。通信端末120は、複数の要救助端末122と、複数の要救助端末122のそれぞれの近傍に存在する1以上の周辺端末124とを含んでもよい。
【0019】
安否情報提供システム100は、情報管理システムの一例であってよい。情報管理サーバ110は、情報管理システムの一例であってよい。1以上の通信端末120は、協力の要否に関する情報を収集するべき通信端末の一例であってよい。要救助端末122は、協力要請端末の一例であってよい。
【0020】
図1において、1以上の通信端末14のそれぞれは、1以上の通信端末120の少なくとも一部の緊急連絡先として指定された通信端末を表す。例えば、情報管理サーバ110は、1以上の通信端末14と、1以上の通信端末120との対応関係に関する情報を格納する。1以上の通信端末14は、情報管理サーバ110が管理する複数の通信端末の一部を構成してもよい。1以上の通信端末14は、1以上の通信端末120とは異なる通信端末の一例であってよい。
【0021】
情報管理サーバ110は、通信ネットワーク10を介して、外部の機器と情報を送受することができる装置であればよく、特に限定されない。外部の機器としては、防災情報提供サーバ12、通信端末14、通信端末120などを例示することができる。
【0022】
情報管理サーバ110は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウェア及びソフトウエアにより実現されてもよい。情報管理サーバ110は、仮想サーバ又はクラウドシステムであってもよい。情報管理サーバ110は、単一のサーバによって実現されてもよく、複数のサーバによって実現されてもよい。
【0023】
情報管理サーバ110は、一般的な構成の情報処理装置において、情報管理サーバ110の各部の動作を規定したソフトウエア又はプログラムを起動することにより実現されてよい。情報管理サーバ110として用いられる情報処理装置は、CPU等のプロセッサ、ROM、RAM、通信インターフェースなどを有するデータ処理装置と、キーボード、タッチパネル、マイクなどの入力装置と、表示装置、スピーカなどの出力装置と、メモリ、HDDなどの記憶装置とを備えてよい。データ処理装置又は記憶装置は、上記のソフトウエア又はプログラムを記憶してよい。上記のソフトウエア又はプログラムは、プロセッサによって実行されることにより、上記の情報処理装置に、当該ソフトウエア又はプログラムによって規定された動作を実行させる。
【0024】
[端末情報の管理]
本実施形態によれば、情報管理サーバ110は、通常時には、1以上の通信端末120を含む複数の通信端末のそれぞれから、当該通信端末に関する各種の情報(端末情報と称する場合がある)を取得して、当該端末情報を管理する。情報管理サーバ110は、複数の通信端末のそれぞれのユーザに関する情報(ユーザ情報と称する場合がある。)を取得して、当該ユーザ情報を管理してもよい。
【0025】
一方、予め定められたイベントが発生した場合、情報管理サーバ110は、予め定められたイベントに関連する1以上の通信端末120から、協力の要否に関する情報を収集する。また、情報管理サーバ110は、協力の要否に関する情報を、1以上の通信端末120のそれぞれの識別情報と対応づけて管理する。予め定められたイベントとしては、災害、事故、事件などの非常事態(災害などと称する場合がある。)を例示することができる。情報管理サーバ110は、例えば、防災情報提供サーバ12が提供している防災情報を受信することにより、災害の発生を検出する。なお、情報管理サーバ110は、予め定められたイベントが発生している場合にも、端末情報及びユーザ情報の少なくとも一方を収集してよい。
【0026】
端末情報としては、各端末の位置を示す位置情報、各端末の状態を示す情報などを例示することができる。各端末の状態としては、電池残量、温度、気圧、加速度、電波の受信状況などを例示することができる。ユーザ情報としては、ユーザの性別、年代又は年齢、電話番号、ユーザのアイコン又は写真、安否確認処理において上記の情報を開示することに対する同意の有無などを例示することができる。
【0027】
[安否情報の管理]
本実施形態において、情報管理サーバ110は、1以上の通信端末120のそれぞれのユーザの安否に関する情報(安否情報と称する場合がある。)を管理する。例えば、情報管理サーバ110は、予め定められたイベントが発生した場合に、予め定められたイベントに関連する特定のエリア内に存在する1以上の通信端末120のそれぞれに対して、各ユーザの安否を確認するための処理(安否確認処理と称する場合がある。)を実行するための情報(安否確認情報と称する場合がある。)を送信する。情報管理サーバ110は、1以上の通信端末120の少なくとも一部から、上記の安否確認情報に対する回答を受信する。情報管理サーバ110は、安否確認情報に対する回答の有無及び当該回答の内容(回答状況と称する場合がある。)に基づいて、1以上の通信端末120のそれぞれについて、協力の要否を決定する。情報管理サーバ110は、協力の要否に関する情報を、1以上の通信端末120のそれぞれの識別情報と対応づけて管理する。
【0028】
安否情報は、協力の要否に関する情報の一例であってよい。安否確認情報は、協力の要否を確認するための情報の一例であってよい。安否確認処理は、協力を必要とすることを示す情報を送信する処理の一例であってよい。
【0029】
一実施形態によれば、災害などが発生した場合又は災害などの発生が予想される場合、防災情報提供サーバ12が、防災情報を配信する。防災情報は、例えば、気象、海洋及び災害、事故及び事件の少なくとも1つに関する情報を含む。気象、海洋又は災害に関する情報としては、気象、海洋又は災害に関するデータの計測値、予報、警報、注意報、交通規制情報などを例示することができる。防災情報は、当該防災情報の対象となるエリアに関する情報を含んでよい。防災情報は、災害などの種類に関する情報を含んでもよい。災害などの種類に関する情報は、災害などの規模に関する情報を含んでもよい。
【0030】
防災情報提供サーバ12は、1以上の通信端末120とは異なる通信端末の一例であってよい。防災情報は、1以上の通信端末120とは異なる通信端末からの通知の一例であってよい。防災情報の受信、及び、予め定められた種類の防災情報の受信は、イベントの一例であってよい。
【0031】
情報管理サーバ110は、防災情報提供サーバ12が提供する防災情報を受信する。情報管理サーバ110は、防災情報提供サーバ12から受信した防災情報の中に、予め定められた種類の災害などに関する情報が含まれているか否かを判定する。防災情報提供サーバ12から受信した防災情報の中に、予め定められた種類の災害などに関する情報が含まれている場合、情報管理サーバ110は、当該防災情報に関連するエリア内に存在する1以上の通信端末120に対して、当該防災情報及び安否確認情報を送信する。この時、情報管理サーバ110は、1以上の通信端末120のそれぞれの緊急連絡先として指定された通信端末14に対して、対応する通信端末120が上記のエリア内に存在することを示す情報を送信してもよい。
【0032】
通信端末120のそれぞれは、上記の安否確認情報を受信すると、安否確認処理を実行する。例えば、通信端末120のそれぞれは、ユーザの安否を確認するための画面を表示部に出力して、当該ユーザからの回答を受け付ける。通信端末120のそれぞれは、ユーザからの回答を受け付けると、当該ユーザの安否に関する情報を、情報管理サーバ110に送信する。
【0033】
安否情報としては、無事であることを示す情報、救助を必要とすることを示す情報などを例示することができる。無事であることを示す情報、及び、救助を必要とすることを示す情報のそれぞれは、協力の要否に関する情報の一例であってよい。無事であることを示す情報は、協力が不要であることを示す情報の一例であってよい。救助を必要とすることを示す情報は、協力を必要とすることを示す情報の一例であってよい。
【0034】
情報管理サーバ110は、通信端末120から安否情報を受信すると、当該通信端末120の緊急連絡先として指定された通信端末14に対して、当該通信端末120から安否確認情報に対する回答を受け付けたことを示す情報を送信してもよい。情報管理サーバ110は、上記の通信端末14に対して、上記の回答内容に関する情報(例えば、安否情報である。)を送信してもよい。
【0035】
本実施形態において、安否情報が、通信端末120から情報管理サーバ110に送信される場合について説明した。しかしながら、安否情報は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、情報管理サーバ110が、安否確認情報に対する回答状況に基づいて安否情報を生成してもよい。情報管理サーバ110により生成される安否情報は、未回答であることを示す情報であってよい。未回答であることを示す情報は、協力を必要とすることを示す情報の一例であってよい。
【0036】
例えば、情報管理サーバ110は、安否確認情報が送信されてから予め定められた時間が経過しても、当該安否確認情報に対する回答が得られていない通信端末120について、未回答であることを示す安否情報を生成する。この時、情報管理サーバ110は、未回答であることを示す安否情報が生成された通信端末120の緊急連絡先として指定された通信端末14に対して、当該通信端末120から、安否確認情報に対する回答が得られていないことを示す情報を送信してよい。
【0037】
一実施形態において、情報管理サーバ110は、1以上の通信端末120のうち、そのユーザが救助を必要としている通信端末(要救助端末122と称する場合がある。)の周辺に存在している通信端末(周辺端末124と称する場合がある。)に対して、要救助端末122に関する情報を送信する。要救助端末122に関する情報としては、要救助端末122の位置情報、要救助端末122のユーザに関する情報、要救助端末122のユーザの安否情報などを例示することができる。これにより、周辺端末124のユーザは、自己の周囲に存在する要救助者の情報を迅速に取得することができる。
【0038】
周辺端末124は、要救助端末122との距離が予め定められた値よりも小さな通信端末であってよい。周辺端末124は、情報管理サーバ110が管理している複数の通信端末から選択された1以上の通信端末であってよい。周辺端末124は、1以上の通信端末120の中から選択されてもよく、1以上の通信端末120に含まれない通信端末から選択されてもよい。
【0039】
他の実施形態において、情報管理サーバ110は、要救助端末122の周囲にジオフェンスを設定する。情報管理サーバ110は、ジオフェンスを跨いで要救助端末122に接近する通信端末を検出した場合、当該通信端末に対して、要救助端末122に関する情報を送信する。これにより、通信端末120のユーザは、避難経路上に存在する要救助者の情報を迅速に取得することができる。なお、ジオフェンスを跨いで要救助端末122に接近するとは、ジオフェンスの外側(要救助端末122から見て、ジオフェンスよりも遠い側)から、ジオフェンスの内側(要救助端末122にから見て、ジオフェンスよりも近い側)に移動することを意味する。
【0040】
情報管理サーバ110は、要救助端末122の周囲にジオフェンスを設定した後、設定されたジオフェンスに関する情報を、要救助端末122に接近する可能性の高い通信端末に送信してもよい。ジオフェンスに関する情報は、ジオフェンスの位置に関する情報と、要救助端末122に関する情報とを含んでもよい。これにより、ジオフェンスに関する情報を受信した通信端末は、ジオフェンスの外側から内側に移動したことを自ら判断することができる。ジオフェンスに関する情報を受信した通信端末は、自端末がジオフェンスの外側から内側に移動したことを検出した場合、要救助端末122に関する情報を表示部に表示してもよい。
【0041】
さらに他の実施形態において、情報管理サーバ110は、地図上に、要救助端末122の位置が示された情報を生成する。情報管理サーバ110は、生成された情報を、例えば、インターネット上に公開する。
【0042】
通信端末120は、通信ネットワーク10を介して、外部の機器と情報を送受することができる装置であればよく、特に限定されない。外部の機器としては、情報管理サーバ110、防災情報提供サーバ12、通信端末14、他の通信端末120などを例示することができる。
【0043】
通信端末120は、無線方式の通信端末であってもよく、有線方式の通信端末であってもよい。通信端末120は、無線端末であることが好ましい。通信端末120は、複数の通信方式に対応してもよい。例えば、通信端末120は、3G方式、LTE方式、4G方式などの移動体通信方式と、無線LAN方式、無線MAN方式などの無線通信方式との両方の通信方式に対応する。
【0044】
通信端末120としては、パーソナルコンピュータ、携帯端末などを例示することができる。携帯端末としては、携帯電話、スマートホン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどを例示することができる。通信端末120は、自動車、自動二輪車、自転車、電車、船舶、航空機、無人移動機(ドローンと称される場合がある。)などの移動体に設置された無線通信モジュールであってもよい。
【0045】
通信端末120は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウェア及びソフトウエアにより実現されてもよい。通信端末120は、一般的な構成の情報処理装置において、通信端末120の各部の動作を規定したソフトウエア又はプログラムを起動することにより実現されてよい。通信端末120として用いられる情報処理装置は、CPU等のプロセッサ、ROM、RAM、通信インターフェースなどを有するデータ処理装置と、キーボード、タッチパネル、マイク、位置情報取得部、加速度センサ、温度センサなどの入力装置と、表示装置、スピーカなどの出力装置と、メモリ、HDDなどの記憶装置とを備えてよい。位置情報取得部は、GPS受信装置であってもよく、基地局からの電波に基づいて位置情報を取得する装置であってもよい。データ処理装置又は記憶装置は、上記のソフトウエア又はプログラムを記憶してよい。上記のソフトウエア又はプログラムは、プロセッサによって実行されることにより、上記の情報処理装置に、当該ソフトウエア又はプログラムによって規定された動作を実行させる。
【0046】
通信ネットワーク10は、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、それらの組み合わせであってもよい。通信ネットワーク10は、インターネット、専用回線、無線通信網又はそれらの組み合わせであってもよい。通信ネットワーク10は、アドホックネットワークなどのP2Pネットワークを含んでもよい。
【0047】
無線通信網における通信方式は、移動体通信方式であってもよく、無線データ通信方式であってもよい。移動体通信方式としては、3G方式、LTE方式、4G方式などを例示することができる。無線データ通信方式としては、ZigBee(登録商標)又はBluetooth(登録商標)のような無線PAN方式、WiFi(登録商標)のような無線LAN方式、WiMAX(登録商標)のような無線MAN方式、無線WAN方式などを例示することができる。
【0048】
防災情報提供サーバ12は、防災情報を提供する。防災情報提供サーバ12は、仮想サーバ又はクラウドシステムであってもよい。防災情報提供サーバ12は、単一のサーバによって実現されてもよく、複数のサーバによって実現されてもよい。通信端末14は、通信ネットワーク10を介して、外部の機器と情報を送受することができる装置であればよく、特に限定されない。通信端末14は、通信端末120と同様の構成を有してもよい。
【0049】
図2は、情報管理サーバ110の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、情報管理サーバ110は、端末情報収集部210と、格納部220と、通知受信部230と、安否情報提供部240とを備える。情報管理サーバ110の各部は、相互に情報を送受することができるように構成されてよい。安否情報提供部240は、情報管理システムの一例であってよい。格納部は、端末位置格納部の一例であってよい。
【0050】
端末情報収集部210は、通信端末120を含む複数の通信端末から、各端末の端末情報を収集する。端末情報収集部210は、収集された端末情報を格納部220に格納する、格納部220は、各種の情報を格納する。
【0051】
通知受信部230は、防災情報提供サーバ12からの提供される防災情報を受信する。防災情報は、1以上の通信端末120とは異なる通信端末からの通知の一例であってよい。通知受信部230は、受信した防災情報を安否情報提供部240に送信する。
【0052】
安否情報提供部240は、防災情報により示されたエリア内に存在する1以上の通信端末120に関する安否確認処理を実行して、安否情報を収集する。安否情報提供部240は、通信ネットワーク10を介して、収集した安否情報を提供する。一実施形態において、安否情報提供部240は、要救助端末122に関する情報を、周辺端末124、通信端末14などの通信端末に提供する。他の実施形態において、安否情報提供部240は、要救助端末122に関する情報をインターネット上に公開する。
【0053】
図3は、安否情報提供部240の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、安否情報提供部240は、通信制御部310と、抽出部320と、要救助端末決定部322と、ジオフェンス設定部330と、危険エリア特定部340と、危険判定部350と、地図情報生成部360とを備える。通信制御部310は、確認情報送信部、回答受信部及び端末情報送信部の少なくとも1つの一例であってよい。抽出部320は、第1の抽出部、第2の抽出部及び第3の抽出部の少なくとも1つの一例であってよい。
【0054】
通信制御部310は、外部の機器との間で情報を送受する。通信制御部310は、外部の機器との通信を制御する。通信制御部310は、通信インターフェースを含んでよい。通信制御部310は、複数の通信方式に対応していてもよい。通信制御部310は、例えば、(i)1以上の通信端末120に、安否確認情報を送信する処理、(ii)1以上の通信端末120から、安否情報を受信する処理、(iii)周辺端末124に、要救助端末122に関する情報を送信する処理、(iv)ジオフェンスを跨いで要救助端末122に接近している通信端末に、要救助端末122に関する情報を送信する処理、(v)要救助端末122に関する情報を受信した通信端末から、要救助端末122のユーザの救助に関する情報を受信する処理、及び、(vi)1以上の通信端末120のそれぞれの緊急連絡先に指定された通信端末14に、対応する通信端末120に関する各種の情報を送信する処理の少なくとも1つの処理を制御する。
【0055】
[安否確認情報の送信]
本実施形態において、通信制御部310は、通知受信部230が受信した防災情報に関連するエリア内に存在する1以上の通信端末120に、安否確認情報を送信する。1以上の通信端末120は、例えば、抽出部320により抽出される。また、通信制御部310は、上記の1以上の通信端末120のそれぞれの緊急連絡先として指定された通信端末14に対して、対応する通信端末120が防災情報に関連するエリア内に存在することを示す情報を送信してもよい。
【0056】
安否確認情報は、通信端末120のコンピュータに、安否確認処理の実行を開始させるための命令であってもよい。安否確認情報は、通信端末120のコンピュータに、安否確認処理を実行させるためのプログラムを含んでもよい。安否確認情報は、安否確認処理の実行画面のデータを含んでもよい。
【0057】
安否確認情報は、安否確認処理を可能にするための命令を含んでもよい。安否確認処理を可能にするための命令は、例えば、通信端末120のコンピュータに、安否確認処理に関するロックを解除させるための命令である。例えば、通常時には、安否情報を送信するための操作が無効化されており、通信制御部310が安否確認情報を受信した場合に、安否情報を送信するための操作が有効化される。
【0058】
より具体的には、通常時には、安否確認処理を実行するための画面において、安否確認処理を開始するための命令が配されたボタン、安否情報を送信するための命令が配されたボタンなどが無効になっている。この状態で、ユーザが画面上のボタンをクリックしても、何も処理が実行されなかったり、現時点ではこのボタンが利用できないことを示すメッセージが出力されたりする。一方、通信制御部310が安否確認情報を受信すると、上記のボタンが有効化される。これにより、誤操作、いたずらなどにより安否確認処理が実行されることを抑制することができる。
【0059】
[安否情報の収集]
本実施形態において、通信制御部310は、上記の1以上の通信端末120の少なくとも一部から、安否情報を受信する。通信制御部310は、安否情報を格納部220に格納する。安否情報は、例えば、各通信端末を識別する端末識別情報と、各通信端末のユーザの安否情報とを含む。安否情報は、各通信端末の位置情報を含んでもよい。また、通信制御部310は、安否情報を送信した通信端末120の緊急連絡先として指定された通信端末14に対して、当該通信端末120から安否情報を受信したことを示す情報を送信してもよい。通信制御部310は、上記の通信端末14に対して、安否情報の内容を示す情報を送信してもよい。
【0060】
[要救助端末に関する情報の送信]
一実施形態において、通信制御部310は、要救助端末122に関する情報を周辺端末124に送信する。要救助端末122に関する情報は、要救助端末122の端末識別情報と、要救助端末122のユーザの安否情報とを含んでよい。要救助端末122に関する情報は、要救助端末122のユーザの性別及び年代に関する情報を含んでもよい。周辺端末124は、例えば、要救助端末122との距離が予め定められた値よりも小さな通信端末である。周辺端末124は、例えば、抽出部320により抽出される。要救助端末122に関する情報の送信頻度は、任意の値に設定されてよい。例えば、通信制御部310は、要救助端末122に関する情報を定期的に送信してよい。
【0061】
他の実施形態において、通信制御部310は、要救助端末122に関する情報を周辺端末124に送信するタイミングを制御してもよい。これにより、二次災害を抑制することができる。例えば、通信制御部310は、防災情報の内容に応じて予め定められた期間が経過した後、周辺端末124に、要救助端末122に関する情報を送信する。例えば、防災情報により示される地震の震度が予め定められた値よりも大きい場合、通信制御部310は、地震の震度に応じて予め定められた期間が経過するまで、要救助端末122に関する情報を送信しない。また、要救助端末122及び周辺端末124の少なくとも一方が津波の到来が予想されるエリアの内部に存在する場合、防災情報により示される津波の到来予定時刻までの時間が予め定められた値よりも小さいときには、通信制御部310は、要救助端末122に関する情報を送信しなくてもよい。
【0062】
他の実施形態において、通信制御部310は、危険判定部350により特定される危険エリアの内部に存在する要救助端末122に関する情報を送信しなくてもよい。これにより、二次災害を抑制することができる。格納部220に格納されるユーザ情報が、危険エリアの内部に存在する要救助端末122に関する情報の送信の可否に関する情報を含む場合、通信制御部310は、1以上の周辺端末124のそれぞれのユーザ情報に基づいて、危険エリアの内部に存在する要救助端末122の情報を送信するか否かを判断してもよい。これにより、救命救急機関などに所属するユーザの通信端末には、危険エリア内に存在する要救助端末122に関する情報を送信し、一般のユーザの通信端末には、危険エリア内に存在する要救助端末122に関する情報を送信しないなどの制御が可能になる。
【0063】
さらに他の実施形態において、通信制御部310は、ジオフェンス設定部330により設定されたジオフェンスを跨いで要救助端末122に接近する通信端末に対して、要救助端末122に関する情報を送信する。これにより、例えば周辺端末124以外の新たな通信端末が要救助端末122に接近した場合であっても、当該通信端末に対して、要救助端末122に関する情報を送信することができる。
【0064】
通信制御部310は、情報管理サーバ110が管理する複数の通信端末のうち、要救助端末122に接近する可能性の高い通信端末に対して、ジオフェンス設定部330により設定されたジオフェンスの情報を送信してもよい。これにより、ジオフェンスの情報を受信した通信端末は、ジオフェンスの外側から内側に移動したことを自ら判断することができる。通信制御部310は、ジオフェンスの情報とともに、要救助端末122に関する情報を送信してもよい。
【0065】
要救助端末122に接近する可能性の高い通信端末は、ジオフェンス設定部330により設定されたジオフェンスを含むエリアであって、ジオフェンス設定部330により設定されたジオフェンスよりも大きなエリアの内部に存在する通信端末であってよい。要救助端末122に接近する可能性の高い通信端末と要救助端末122との距離は、要救助端末122と周辺端末124との距離よりも大きくてもよい。要救助端末122に接近する可能性の高い通信端末は、例えば、抽出部320により抽出される。
【0066】
本実施形態においては、通信制御部310が情報管理サーバ110に配され、周辺端末124が要救助端末122との距離が予め定められた値よりも小さな通信端末である場合について説明した。しかしながら、通信制御部310は本実施形態に限定されない。通信制御部310は、要救助端末122に配されてもよい。この場合、周辺端末124は、要救助端末122との間で近距離無線通信が可能な通信端末であってもよい。近距離無線通信の通信方式としては、WiFi(登録商標)、WiMAX(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、NFC(登録商標)などを例示することができる。通信制御部310は、周辺端末124に対して、安否情報及び要救助端末122に関する情報をブロードキャストしてもよい。
【0067】
通信制御部310が要救助端末122に配される場合、通信制御部310は、アドホックネットワークを介して、自端末に関する情報を周辺端末124に送信してもよい。通信制御部310は、移動体通信方式による通信が通信不能である状態又は当該通信の輻輳が深刻である状態が予め定められた時間に亘って継続する場合に、要救助端末122及び周辺端末124間の通信方式を、移動体通信方式からアドホック通信方式に切り替えてよい。これにより、例えば、災害時に移動体通信方式による通信が利用できなくなった場合であっても、要救助端末122及び周辺端末124がアドホックネットワークを用いてP2Pで通信することで、周辺端末124及び要救助端末122の間で安否情報を送受することができる。
【0068】
抽出部320は、格納部220を参照して、特定の条件に合致する通信端末を抽出する。一実施形態において、抽出部320は、防災情報の内容に基づいて、安否確認処理の対象となる1以上の通信端末120を抽出する。抽出部320は、1以上の通信端末120の情報を通信制御部310に通知する。
【0069】
例えば、抽出部320は、まず、防災情報を解析して、災害などが発生しているエリア又は災害などの発生が予想されるエリアを特定する。次に、格納部220を参照して、上記のエリアの内部に存在する通信端末を、1以上の通信端末120として抽出する。具体的には、格納部220に格納された複数の通信端末の位置情報と、防災情報により示されるエリアの位置情報とを比較して、当該エリアの内部に存在する1以上の通信端末120を抽出する。抽出部320は、1以上の通信端末120の端末識別情報を、安否確認処理の対象となる通信端末の情報として通信制御部310に通知する。
【0070】
他の実施形態において、抽出部320は、格納部220を参照して、要救助端末122との距離が予め定められた値よりも小さな通信端末を抽出する。抽出部320は、抽出された通信端末の端末識別情報を、周辺端末124の情報として通信制御部310に通知する。
【0071】
他の実施形態において、抽出部320は、格納部220を参照して、ジオフェンス設定部330が設定したジオフェンスを跨いで要救助端末122に接近する通信端末を抽出する。例えば、抽出部320は、格納部220に格納された複数の通信端末の位置情報と、ジオフェンスの位置情報とを定期的に比較することにより、ジオフェンスを跨いで要救助端末122に接近する通信端末を抽出する。抽出部320は、抽出された通信端末の端末識別情報を、ジオフェンスを跨いで要救助端末122に接近する通信端末の情報として通信制御部310に通知する。なお、ジオフェンスを跨いで要救助端末122に接近する通信端末の検出方法は、本実施形態に限定されない。
【0072】
さらに他の実施形態において、抽出部320は、格納部220を参照して、要救助端末122に接近する可能性の高い通信端末を抽出する。抽出部320は、抽出された通信端末の端末識別情報を、要救助端末122に接近する可能性の高い通信端末の情報として通信制御部310に通知する。要救助端末122に接近する可能性の高い通信端末は、ジオフェンス設定部330により設定されたジオフェンスを含むエリアであって、ジオフェンス設定部330により設定されたジオフェンスよりも大きなエリア(ジオフェンス情報配信エリアと称する場合がある。)の内部に存在する通信端末であってよい。
【0073】
抽出部320は、ジオフェンス設定部330により設定されたジオフェンスに基づいて、ジオフェンス情報配信エリアを決定してよい。抽出部320は、要救助端末122に接近する可能性の高い通信端末と要救助端末122との距離が、要救助端末122と周辺端末124との距離よりも大きくなるように、ジオフェンス情報配信エリアを決定してもよい。
【0074】
ジオフェンスが閉じた領域の内側と外側との境界線上に設定される場合、抽出部320は、ジオフェンス情報配信エリアの形状と、ジオフェンスの形状とが相似形となるように、ジオフェンス情報配信エリアを決定する。ジオフェンスが地図上に設定された仮想的な単位エリアの境界線上に設定される場合、抽出部320は、ジオフェンスが含まれる単位エリアに隣接する複数の単位エリアにより形成される領域を、ジオフェンス情報配信エリアとして決定してもよい。
【0075】
ジオフェンス情報配信エリアの大きさは、ジオフェンス情報配信エリアの代表長さと、ジオフェンスにより囲まれた領域の代表長さとの差又は比が、予め定められた値又は予め定められた範囲内の値となるように決定されてよい。代表長さとしては、最も長い対角線の長さ、最も長い辺の長さ、半径若しくは直径、長径若しくは短径などを例示することができる。ジオフェンス情報配信エリアの大きさは、ジオフェンス情報配信エリアの面積と、ジオフェンスに囲まれた領域の面積との差又は比が、予め定められた値又は予め定められた範囲内の値となるように決定されてもよい。
【0076】
要救助端末決定部322は、1以上の通信端末120の中から、1以上の要救助端末122を決定する。本実施形態において、要救助端末決定部322は、1以上の通信端末120からの安否情報の回答状況に基づいて、要救助端末122を決定する。例えば、要救助端末決定部322は、(i)通信制御部310が安否情報を受信した通信端末、及び、(ii)通信制御部310が安否確認情報を送信してから予め定められた時間が経過しても、通信制御部310が安否情報を受信していない通信端末の少なくとも一方を、要救助端末122として決定する。
【0077】
ジオフェンス設定部330は、要救助端末122の周囲にジオフェンスを設定する。ジオフェンスは、仮想的な地理的境界線である。例えば、ジオフェンスは、閉じた領域の内側と外側との境界線上に設定される。ジオフェンスは、2地点を結ぶ直線又は曲線として設定されてもよい。ジオフェンスが2地点を結ぶ直線又は曲線として設定されることにより、例えば、周辺端末124などが特定の方向から要救助端末122に接近してきた場合にのみ、周辺端末124のユーザに要救助端末122の存在を通知することができる。
【0078】
一実施形態において、ジオフェンス設定部330は、予め定められた半径を有し、要救助端末122の位置を中心とする円状のジオフェンスを設定する。他の実施形態において、ジオフェンス設定部330は、地図上に設定された仮想的な単位エリアを用いて、ジオフェンスを設定してもよい。例えば、ジオフェンス設定部330は、要救助端末122がその内部に含まれる単位エリアを特定して、当該単位エリアの境界にジオフェンスを設定する。ジオフェンス設定部330は、特定された単位エリアに隣接する複数の単位エリアにより形成される領域の境界にジオフェンスを設定してもよい。
【0079】
危険エリア特定部340は、災害などにより危険な状態にあるエリア(危険エリアと称する場合がある。)を特定する。例えば、危険エリア特定部340は、通信制御部310が1以上の通信端末120の少なくとも一部から取得した安否情報、端末情報収集部210が取得した1以上の通信端末120の端末情報、防災情報により示される災害等の種類、地形に関する情報、及び、避難計画に関する情報の少なくとも1つに基づいて、危険エリアを特定する。
【0080】
一実施形態において、危険エリア特定部340は、通信制御部310が1以上の通信端末120の少なくとも一部から取得した安否情報、及び、端末情報収集部210が取得した1以上の通信端末120の位置情報の少なくとも一方に基づいて、危険エリアを特定する。例えば、危険エリア特定部340は、(i)エリア内に存在する通信端末120の個数に対する、安否情報が取得できない通信端末の個数の割合が、予め定められた値よりも大きなエリア、(ii)エリア内に存在する通信端末120の個数に対する、要救助端末122の個数の割合が、予め定められた値よりも大きなエリア、及び、(iii)エリア内に存在する通信端末120の個数に対する、移動速度が予め定められた値よりも小さな通信端末の個数の割合が、予め定められた値よりも大きなエリアの少なくとも1つを、危険エリアとして特定する。
【0081】
危険判定部350は、要救助端末122及び周辺端末124の少なくとも一方が、危険エリアの内部に存在するか否かを判定する。危険判定部350は、判定結果を通信制御部310に送信する。
【0082】
地図情報生成部360は、1以上の要救助端末122の位置を地図上に示すための地図情報を生成する。例えば、地図情報生成部360は、通信制御部310が収集した安否情報に基づいて、地図上に、要救助端末122の位置が示された地図情報を生成する。地図情報生成部360は、定期的、又は、任意のタイミングにおいて、地図情報を更新してよい。
【0083】
一実施形態において、地図情報生成部360は、要救助端末122の移動速度が予め定められた値よりも大きい場合に、地図情報を更新して、上記の要救助端末122の情報を地図上から削除する。他の実施形態において、地図情報生成部360は、要救助端末122のユーザの救助状況の変更を、地図上に反映させる。例えば、通信制御部310が、周辺端末124から、要救助端末122の救助に向かうことを示す情報を受信すると、地図情報生成部360は、上記の要救助端末122のアイコンの大きさ、形状、模様及び色彩の少なくとも一つを変更する。また、通信制御部310が、周辺端末124から、要救助端末122の救助が完了したことを示す情報を受信すると、上記の要救助端末122の情報を地図上から削除する。
【0084】
[情報管理システムの他の実施形態]
本実施形態においては、情報管理サーバ110が、防災情報提供サーバ12から防災情報を受信したことをトリガーとして、当該防災情報に関連する1以上の通信端末120から安否情報を収集する場合を例として、情報管理システムの一例である安否情報提供システム100について説明した。しかしながら、情報管理システムは本実施形態に限定されるものではない。
【0085】
例えば、協力の要否に関する情報を収集する処理のトリガーとなる通知は、防災情報に限定されない。また、協力の要否に関する情報は安否情報に限定されない。上記の通知は、(i)特定のエリアに関連する防災情報、交通情報、事件情報及び事故情報、(ii)特定の通信端末のユーザの安否確認を要求する情報、並びに、(iii)特定のエリアの内部に存在するユーザに対してサービスを提供することを示す情報の少なくとも1つを含んでもよい。協力の要否に関する情報は、上記のサービスの提供を希望することを示す情報であってもよい。
【0086】
一実施形態において、母親が子供の安否を確認する場合、母親は、自分の通信端末(第1の通信端末と称する場合がある。)を利用して、情報管理サーバ110に対して、子供の通信端末(第2の通信端末と称する場合がある。)に関する安否確認処理の実行を要求する。第1の通信端末は、1以上の通信端末とは異なる通信端末の一例であってよい。第2の通信端末は、1以上の通信端末の一例であってよい。
【0087】
この場合、例えば、通知受信部230が、第1の通信端末から上記の要求を受信して、安否情報提供部240が、第2の通信端末に関する安否確認処理を実行する。具体的には、抽出部320が、格納部220に格納された複数の通信端末に関するユーザ情報又は緊急連絡先に関する情報を参照して、安否確認処理の対象となる通信端末(第2の通信端末である。)を抽出する。その後、通信制御部310が、第2の通信端末に安否確認情報を送信して、第2の通信端末から安否情報を取得する。
【0088】
他の実施形態において、自動車のドライバーが相乗りを希望する他のユーザを探す場合、ドライバーは、自動車のナビゲーションシステム(第1の通信端末と称する場合がある。)を利用して、情報管理サーバ110に対して、相乗りを希望する他のユーザの検索処理の実行を要求する。上記の要求は、当該自動車の経路情報を含んでもよい。相乗りは、サービスの一例であってよい。上記の要求は、サービスを提供することを示す情報の一例であってよい。第1の通信端末は、1以上の通信端末とは異なる通信端末の一例であってよい。第2の通信端末は、1以上の通信端末の一例であってよい。
【0089】
この場合、例えば、通知受信部230が、第1の通信端末から上記の要求を受信して、安否情報提供部240が、安否確認処理と同様の手順により、上記のユーザの検索処理を実行する。具体的には、抽出部320が、通信端末120を参照して、経路情報に基づいて、経路の近傍に存在する1以上の通信端末120(第2の通信端末と称する場合がある。)を抽出する。その後、通信制御部310が、第2の通信端末に、相乗りを希望するか否かを確認するための情報を送信して、第2の通信端末から、相乗りを希望するか否かに関する情報を取得する。
【0090】
図4は、データテーブル400の一例を概略的に示す。データテーブル400は、格納部220に格納された端末情報の一例であってよい。本実施形態において、データテーブル400は、端末ID402と、時刻404に関する情報、時刻404における各端末の位置406に関する情報、時刻404における各端末の電池残量408に関する情報及び時刻404における各端末の温度410に関する情報とを対応付けて格納する。
【0091】
図5は、データテーブル500の一例を概略的に示す。データテーブル500は、格納部220に格納された安否情報の一例であってよい。本実施形態において、データテーブル500は、端末ID502と、各端末のユーザに関するユーザ情報504、各端末の緊急連絡先506に関する情報、各端末のユーザの安否508に関する情報、各端末の位置変化510に関する情報及び各端末のユーザの救助状況512に関する情報とを対応付けて格納する。
【0092】
各端末のユーザの安否508に関する情報としては、(i)無事であることを示す情報、(ii)救助が必要であることを示す情報、(iii)安否情報が未回答であることを示す情報、及び、(iv)通信不能であることを示す情報などを例示することができる。各端末の位置変化510に関する情報は、通信端末が移動しているか否かを示す情報であってよい。例えば、通信端末の移動速度が予め定められた値よりも大きい場合、当該通信端末は「移動中」として取り扱われる。通信端末の移動速度が予め定められた値よりも小さい場合に、当該通信端末が「停止中」として取り扱われてもよい。各端末の救助状況512に関する情報は、要救助端末122のユーザに対する救助の状況を示す情報であってよい。各端末の救助状況512としては、「救助要請中」、「救助中」、「救助完了」などを例示することができる。
【0093】
一実施形態において、(i)安否情報が未回答である場合又は(ii)通信不能である場合には、救助が必要であるものとして取り扱う。この場合、ユーザの安否508には、救助が必要であることを示す情報が格納されてもよい。他の実施形態において、(i)安否情報が未回答であり、且つ、通信端末が停止している場合、又は、(ii)通信不能である場合には、救助が必要であるものとして取り扱う。この場合、ユーザの安否508には、救助が必要であることを示す情報が格納されてもよい。
【0094】
図6は、通信端末120の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、通信端末120は、通信制御部610と、端末情報取得部620と、入力部630と、出力部640と、画面生成部650と、出力制御部660とを備える。通信制御部610は、確認情報受信部及び回答送信部の少なくとも一方の一例であってよい。入力部630は、回答取得部の一例であってよい。
【0095】
通信制御部610は、通信ネットワーク10を介して、外部の機器との間で情報を送受する。例えば、通信制御部610は、情報管理サーバ110から、安否確認情報を受信する。また、通信制御部610は、情報管理サーバ110に、安否情報を送信する。通信制御部610は、外部の機器との間の通信を制御してよい。通信制御部610は、通信インターフェースを含んでもよい。通信制御部610は、複数の通信方式に対応してよい。
【0096】
一実施形態において、通信制御部610は、情報管理サーバ110から、安否確認情報を受信した場合に、情報管理サーバ110に安否情報を送信する。一方、通信制御部610は、情報管理サーバ110から、安否確認情報を受信していない場合には、情報管理サーバ110に安否情報を送信しない。例えば、通信制御部610は、情報管理サーバ110から安否確認情報を受信した後、予め定められた期間が経過するまでは、安否情報の送信処理を許可し、それ以外の期間においては、安否情報の送信処理を禁止する。これにより、誤操作、いたずらなどにより、情報管理サーバ110に安否情報が送信されることを抑制することができる。
【0097】
他の実施形態において、通信制御部610は、移動体通信方式による通信が通信不能である状態又は当該通信の輻輳が深刻である状態が予め定められた時間に亘って継続する場合、アドホック通信方式により情報を送受する。例えば、通信制御部610は、アドホックネットワークを介して、他の通信端末に安否情報送信する。通信制御部610は、アドホックネットワークを介して、他の通信端末に自端末に関する情報を送信してもよい。
【0098】
他の実施形態において、通信制御部610は、近距離無線通信を利用して、他の通信端末との間でビーコンを送受信してよい。例えば、通信制御部610は、他の通信端末からのビーコンを受信すると、出力制御部660を制御して、通信相手が近くにいることを示す画面、音声又は振動を出力部640に出力させる。これにより、ユーザが通信相手の位置を把握することを補助することができる。
【0099】
さらに他の実施形態において、通信制御部610は、自端末の電池残量に応じて予め定められた態様で、通信する。例えば、電池残量が予め定められた値よりも大きい場合、通信制御部610は、端末情報及びユーザ情報の少なくとも1つを含む情報を送信する。通信制御部610は、位置情報を含む情報を送信してよい。一方、電池残量が予め定められた値よりも小さくなると、通信制御部610は、端末情報、ユーザ情報などの送信を停止して、ビーコンのみ、又は、ビーコン及び当該ビーコンに関する情報のみを発信する。通信制御部610は、電池残量に基づいて、ビーコンの発信間隔を変更してよい。通信制御部610は、電池残量が少ないことを示す情報を送信してもよい。電池残量が少ないことを示す情報は、予め定められた種類のビーコンであってもよい。通信制御部610は、ビーコンの発信スケジュールを示す情報を送信してもよい。
【0100】
端末情報取得部620は、通信端末120に関する情報を取得する。入力部630は、各種の情報を入力する。例えば、入力部630は、ユーザの入力を受け付けて、ユーザの安否に関する情報を取得する。
【0101】
出力部640は、各種の情報を出力する。例えば、出力部640は、画面生成部650が生成した画面を表示部に出力する。画面生成部650は、出力部640の表示部に出力する画面を生成する。画面生成部650は、地図情報生成部360と同様の処理を実行してもよい。画面生成部650は、地図情報生成部360と協働して、画面を生成してもよい。
【0102】
出力制御部660は、出力部640を制御する。一実施形態において、出力制御部660は、画面生成部650が生成した画面上に配された各種の命令の有効及び無効を制御する。例えば、出力制御部660は、情報管理サーバ110から安否確認処理を可能するための命令を受信するまで、画面上に配された安否確認処理に関する命令を無効化する。一方、出力制御部660は、情報管理サーバ110から安否確認処理を可能するための命令を受信すると、上記の命令を有効化する。これにより、誤操作、いたずらなどにより、情報管理サーバ110に安否情報が送信されることを抑制することができる。
【0103】
図7は、安否確認画面700の一例を概略的に示す。安否確認画面700は、画面生成部650が生成する画面の一例であってよい。本実施形態において、安否確認画面700は、メッセージ通知部710と、安否確認部720とを有する。安否確認部720には、ボタン722と、ボタン724とが配される。ボタン722には、無事であることを示す情報を、情報管理サーバ110に送信するための命令が配される。ボタン724には、救助を必要とすることを示す情報を、情報管理サーバ110に送信するための命令が配される。
【0104】
図8は、要救助者確認画面800の一例を概略的に示す。要救助者確認画面800は、画面生成部650が生成する画面の一例であってよい。要救助者確認画面800は、地図情報の一例であってよい。本実施形態において、要救助者確認画面800は、地
図810上に、自端末の位置を示すアイコン822、避難所の位置を示すアイコン824、及び、要救助端末122の位置を示すアイコン826が配された画面であってよい。また、要救助者確認画面800において、地
図810上には、危険エリア特定部340により特定された危険エリア828が示されてもよい。
【0105】
図9は、詳細確認画面900の一例を概略的に示す。詳細確認画面900は、画面生成部650が生成する画面の一例であってよい。詳細確認画面900は、要救助者確認画面800において、特定のアイコン826を選択した場合に表示される画面の一例であってよい。本実施形態において、詳細確認画面900は、要救助者情報提示部910と、救助状況確認部920とを有する。救助状況確認部920には、ボタン922と、ボタン924と、ボタン926とが配される。要救助者情報提示部910には、選択されたアイコン826に対応する要救助端末122の位置情報と、当該端末のユーザのユーザ情報とが提示される。
【0106】
ボタン922には、選択されたアイコン826に対応する要救助端末122の救助に向かうことを示す情報を、情報管理サーバ110に送信するための命令が配される。ボタン924には、選択されたアイコン826に対応する要救助端末122のユーザの救助が完了したことを示す情報を、情報管理サーバ110に送信するための命令が配される。ボタン926には、選択されたアイコン826により示される位置の周辺に、選択されたアイコン826に対応する要救助端末122のユーザが見当たらないことを示す情報を、情報管理サーバ110に送信するための命令が配される。
【0107】
図10は、安否情報提供システム100における情報処理の一例を概略的に示す。本実施形態によれば、まず、ステップ1002(ステップをSと表記する場合がある。)において、情報管理サーバ110の通知受信部230が、防災情報提供サーバ12から、防災情報を受信する。次に、S1004において、抽出部320が、防災情報により示されるエリア内に存在する1以上の通信端末120を抽出する。これにより、安否確認処理の対象となる通信端末を特定する。
【0108】
S1006において、通信制御部310が、安否確認処理の対象となる通信端末(通信端末120である。)に対して、安否確認情報を送信する。また、1以上の通信端末120のそれぞれの緊急連絡先として指定されている通信端末14に対して、通信端末120が災害エリアに存在することを示す情報を送信する。
【0109】
S1008において、通信制御部310が、1以上の通信端末120の少なくとも一部からの安否情報を受信する。通信制御部310は、安否情報を送信した通信端末120の緊急連絡先として指定されている通信端末14に対して、通信端末120から安否情報を受信したことを示す情報を送信する。通信制御部310は、安否情報の内容を示す情報を通信端末14に送信してもよい。
【0110】
また、要救助端末決定部322が、1以上の通信端末120からの安否情報の回答状況に基づいて、1以上の要救助端末122を決定する。通信制御部310が安否確認情報を送信してから予め定められた時間が経過しても、通信制御部310が安否情報を受信していない通信端末120の緊急連絡先として指定されている通信端末14に対して、通信端末120から安否情報を受信していないことを示す情報を送信してもよい。さらに、危険エリア特定部340が、収集された安否情報、通信端末120の位置情報などを解析して、危険エリアを特定する。
【0111】
S1010において、抽出部320が、格納部220を参照して、1以上の要救助端末122のそれぞれについて、1以上の周辺端末124を抽出する。次に、危険判定部350が、1以上の要救助端末122及び1以上の周辺端末124のそれぞれについて、当該端末が危険エリアの内部に存在するか否かを判定する。通信制御部310は、まず、危険エリアの外部に存在する周辺端末124に対して、当該周辺端末124に対応する要救助端末122に関する情報を送信する。
【0112】
このとき、通信制御部310は、上記の周辺端末124に対して、危険エリアの内部に存在する要救助端末122の情報を送信しなくてもよい。通信制御部310は、1以上の周辺端末124のそれぞれのユーザ情報に基づいて、危険エリアの内部に存在する要救助端末122の情報を送信するか否かを判断してもよい。その後、防災情報により示される災害などの種類に応じて予め定められた時間が経過すると、通信制御部310は、災害の発生時に危険エリアの内部に存在した周辺端末124に対して、当該周辺端末124に対応する要救助端末122に関する情報を送信する。
【0113】
S1012において、ジオフェンス設定部330が、1以上の要救助端末122のそれぞれの周辺にジオフェンスを設定する。抽出部320は、格納部220を参照して、格納部220に格納されている複数の通信端末の中から、1以上の要救助端末122のそれぞれに対して、対応するジオフェンスを跨いで接近する通信端末を抽出する。通信制御部310は、抽出部320が抽出した通信端末に対して、要救助端末122に関する情報を送信する。
【0114】
S1014において、地図情報生成部360は、1以上の要救助端末122の位置を地図上に示すための地図情報を生成する。地図情報生成部360は、生成された地図情報をインターネット上に公開する。これにより、例えば、通信端末120のユーザが、通信端末120の画面上に表示された地図を見ながら非難している場合、避難経路上に存在する要救助端末122の位置を容易に把握することができる。
【0115】
S1016において、地図情報生成部360は、定期的又は任意のタイミングにおいて、地図上に示される要救助者の情報を更新する。例えば、要救助端末122のユーザの救助状況が変更されると、地図情報生成部360は、当該変更を地図情報に反映させる。また、要救助端末122の移動速度が予め定められた値よりも大きい場合には、救助は不要と判断して、地図情報を更新する。
【0116】
図11は、通信端末120の内部構成の他の例を概略的に示す。本実施形態において、通信端末120は、ジオフェンス設定部1110及びジオフェンス検出部1120を備える点で、
図6に関連して説明した通信端末120と相違する。上記の相違点以外の特徴については、
図6に関連して説明した通信端末120と同様であってよい。
【0117】
ジオフェンス設定部1110は、ジオフェンス設定部330と同様の構成を有してよい。ジオフェンス設定部1110は、情報管理サーバ110から、自端末の周辺に存在する、1以上の要救助端末122に関する情報を取得する。ジオフェンス設定部1110は、1以上の要救助端末122のそれぞれに対して、ジオフェンスを設定する。
【0118】
ジオフェンス検出部1120は、自端末の位置情報を取得して、自端末の位置と、ジオフェンスの位置とを比較することで、自端末がジオフェンスの外側から内側に移動したことを検出する。ジオフェンス検出部1120は、自端末がジオフェンスの外側から内側に移動したことを検出したことを示す情報を、例えば、出力制御部660に送信する。これにより、出力部640が、自端末がジオフェンスの外側から内側に移動したことを検出したことを示すメッセージを、ユーザに出力することができる。
【0119】
本実施形態によれば、通信端末120がジオフェンスを超えたか否かを、通信端末120の側で判断する。これにより、通信端末120の通信環境が低下した場合であっても、通信端末120のユーザは、要救助端末122の位置を把握することができる。
【0120】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0121】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。