(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-151572(P2017-151572A)
(43)【公開日】2017年8月31日
(54)【発明の名称】移動販売店舗位置情報等システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20170804BHJP
G09B 29/10 20060101ALI20170804BHJP
G09B 29/00 20060101ALI20170804BHJP
【FI】
G06Q50/10
G09B29/10 A
G09B29/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-31527(P2016-31527)
(22)【出願日】2016年2月22日
(71)【出願人】
【識別番号】715010233
【氏名又は名称】鎌田 毅
(72)【発明者】
【氏名】鎌田 毅
【テーマコード(参考)】
2C032
5L049
【Fターム(参考)】
2C032HB05
2C032HB22
2C032HC08
2C032HC27
2C032HD04
5L049BB08
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】移動販売店舗の販売場所や商品情報等をインターネットを利用して、店舗ごとに閲覧することができる移動販売店舗位置情報等システムに関するものである。
【解決手段】移動販売店舗1に、GPS4と通信手段8とを搭載し、通信手段8は、GPS4で取得した座標をインターネット3を介して店舗情報提供サーバ9に送信して店舗情報データベース10の記憶装置に格納し、上記記憶装置に格納された上記座標にもとづいて、現在位置を更新して移動販売店舗ごとにウェブサイトに公開することにより、ウェブサイト閲覧者が地図情報提供サーバ11の地図データベース12の座標データを呼び出して、移動販売店舗1の情報を閲覧する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動販売店舗の位置座標を、通信手段を用いて、店舗情報提供サーバの店舗情報データベースへ格納し、当該インターネット上に公開されたウェブサイトを介して閲覧させる移動販売店舗位置情報等システムであって、移動販売店舗には、移動した移動販売店舗の位置の座標を緯度および経度から取得するGPSと、当該座標を店舗情報提供サーバの店舗情報データベースの記憶装置に送信する通信手段を備えており、通信手段は、GPSにより取得した座標をインターネットを介して店舗情報提供サーバに送信し、店舗情報提供サーバは、通信手段から送信された座標を店舗情報データベースの記憶装置に格納するとともに、店舗情報データベースの記憶装置に格納された座標にもとづいて、現在位置を更新して、ウェブサイトに公開することにより、ウェブサイト閲覧者が、ウェブサイトにアクセスして店舗情報データベースを呼びだすとともに、インターネットに接続された地図情報提供サーバの地図データベースの座標データを呼び出して、地図上に移動販売店舗の現在位置を表示することを特徴とする移動販売店舗位置情報等システム。
【請求項2】
上記通信手段は、上記移動販売店舗の販売開始の操作によって、上記GPSが上記移動販売店舗の座標を一時的に取得し、当該座標を上記インターネットを介して上記店舗情報提供サーバの上記店舗情報データベースの上記記憶装置に送信し、上記店舗情報提供サーバは、上記通信手段から送信された上記座標を上記店舗情報データベースの上記記憶装置に格納するとともに、上記店舗情報データベースの上記記憶装置に格納された上記座標にもとづいて、現在位置を更新して、上記ウェブサイトに公開することにより、上記ウェブサイト閲覧者が、上記ウェブサイトにアクセスして上記店舗情報データベースを呼びだすとともに、上記インターネットに接続された上記地図情報提供サーバの上記地図データベースの座標データを呼び出して、上記移動販売店舗の現在位置を表示することを特徴とする請求項1に記載の移動販売店舗位置情報等システム。
【請求項3】
上記通信手段は、上記移動販売店舗から入力された商品情報等データを上記インターネットを介して上記店舗情報提供サーバの上記店舗情報データベースの記憶装置に送信し、上記店舗情報提供サーバは、上記通信手段から送信された商品情報等データを上記店舗情報データベースの上記記憶装置に格納して、上記ウェブサイトに公開することにより、上記ウェブサイト閲覧者が上記ウェブサイトにアクセスして、上記店舗情報データベースを呼びだすとともに、上記移動販売店舗の商品情報等データを閲覧することを特徴とする請求項1または2に記載の移動販売店舗位置情報等システム。
【請求項4】
上記インターネットに公開された上記ウェブサイトは、不特定多数の上記ウェブサイト閲覧者に、上記移動販売店舗ごとに異なるURLにアクセスさせることにより、該当する移動販売店舗の上記店舗情報提供サーバの上記店舗情報データベースの上記現在位置の座標と上記商品情報等データ、並びに上記地図情報提供サーバの上記地図データベースの上記座標データを呼び出して、該当する移動販売店舗の上記現在位置と上記商品情報等データを上記ウェブサイトの画面上に地図及び商品情報表示することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の移動販売店舗位置情報等システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、弁当やパンなどの移動販売店舗の販売場所や商品情報等をインターネットを利用して、閲覧することができる移動販売店舗位置情報等システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の弁当やパンなどの移動販売店舗は、販売場所・時間帯が一定していない場合が多く、日毎に異なる販売場所・時間帯で販売を行っている為、購入予定者はそれらを知ることが出来ずに購入機会を逃し、それと共に販売者は販売機会を逃していた。また、販売品目や価格が移動販売店舗にたどり着いてから判明する場合が多い為、新規購入予定者は、購入をためらう傾向にあった。
【0003】
一方、GPS機能付きモバイル端末(スマートフォンなど)が普及している昨今では、モバイル端末のバッテリー消費も考慮したシステム作りが必要になってきている。この為、GPSで座標を取得するシステムを構築する場合、GPSデバイスを常にアクティブにし、バッテリー消費を増大させる方法は好ましくない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は前記のような課題に鑑みてなされたものであって、移動販売店舗から購入予定者への、情報伝達の欠点を補完し、且つ、モバイル端末を用いたシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、移動販売店舗の位置座標を、通信手段を用いて、店舗情報提供サーバの店舗情報データベースへ格納し、当該インターネット上に公開されたウェブサイトを介して閲覧させる移動販売店舗位置情報等システムであって、移動販売店舗には、移動した移動販売店舗の位置の座標を緯度および経度から取得するGPSと、当該座標を店舗情報提供サーバの店舗情報データベースの記憶装置に送信する通信手段を備えており、通信手段は、GPSにより取得した座標をインターネットを介して店舗情報提供サーバに送信し、店舗情報提供サーバは、通信手段から送信された座標を店舗情報データベースの記憶装置に格納するとともに、店舗情報データベースの記憶装置に格納された座標にもとづいて、現在位置を更新して、ウェブサイトに公開することにより、ウェブサイト閲覧者が、ウェブサイトにアクセスして店舗情報データベースを呼びだすとともに、インターネットに接続された地図情報提供サーバの地図データベースの座標データを呼び出して、地図上に移動販売店舗の現在位置を表示することを特徴とするものである。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記通信手段は、上記移動販売店舗の販売開始の操作によって、上記GPSが上記移動販売店舗の座標を一時的に取得し、当該座標を上記インターネットを介して上記店舗情報提供サーバの上記店舗情報データベースの上記記憶装置に送信し、上記店舗情報提供サーバは、上記通信手段から送信された上記座標を上記店舗情報データベースの上記記憶装置に格納するとともに、上記店舗情報データベースの上記記憶装置に格納された上記座標にもとづいて、現在位置を更新して、上記ウェブサイトに公開することにより、上記ウェブサイト閲覧者が、上記ウェブサイトにアクセスして上記店舗情報データベースを呼びだすとともに、上記インターネットに接続された上記地図情報提供サーバの上記地図データベースの座標データを呼び出して、上記移動販売店舗の現在位置を表示することを特徴とするものである。
【0007】
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記通信手段は、上記移動販売店舗から入力された商品情報等データを上記インターネットを介して上記店舗情報提供サーバの上記店舗情報データベースの記憶装置に送信し、上記店舗情報提供サーバは、上記通信手段から送信された商品情報等データを上記店舗情報データベースの上記記憶装置に格納して、上記ウェブサイトに公開することにより、上記ウェブサイト閲覧者が上記ウェブサイトにアクセスして、上記店舗情報データベースを呼びだすとともに、上記移動販売店舗の商品情報等データを閲覧することを特徴とするものである。
【0008】
そして、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明において、上記インターネットに公開された上記ウェブサイトは、不特定多数の上記ウェブサイト閲覧者に、上記移動販売店舗ごとに異なるURLにアクセスさせることにより、該当する移動販売店舗の上記店舗情報提供サーバの上記店舗情報データベースの上記現在位置の座標と上記商品情報等データ、並びに上記地図情報提供サーバの上記地図データベースの上記座標データを呼び出して、該当する移動販売店舗の上記現在位置と上記商品情報等データを上記ウェブサイトの画面上に地図及び商品情報表示することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ウェブサイトに移動販売店舗の正確な販売位置情報を迅速に公開することができ、ウェブサイト閲覧者は移動販売店舗が現在どこの位置で販売しているのかを容易に知ることができる効果があることと、移動販売店舗の販売開始の操作時のみ、一時的に、GPSデバイスを作動させる方法なので、モバイル端末で利用した場合のバッテリー消費を、抑えることができる効果を有する発明である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の移動販売店舗位置情報等システムの一実施形態を示す概略図である。
【
図2】本発明の移動販売店舗位置情報等システムのシステムサービスプログラムにおける移動販売店舗用のコントロール画面を示し、(a)はログイン画面、(b)は移動販売店舗用コントロール画面、(c)商品情報等データ編集画面である。
【
図3】本発明の移動販売店舗位置情報等システムの店舗ステータススイッチ変更時の処理を示すフローチャートである。
【
図4】本発明の移動販売店舗位置情報等システムの店舗ステータススイッチ変更時における、GPS機能付きモバイル端末側の通信処理を示すフローチャートである。
【
図5】本発明の移動販売店舗位置情報等システムの店舗ステータススイッチ変更時における、店舗情報提供サーバ側の処理を示すフローチャートである。
【
図6】本発明の移動販売店舗位置情報等システムのウェブサイト閲覧者用の画面を示し、(a)は移動販売店舗位置情報等画面、(b)は商品情報等データ画面である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る移動販売店舗位置情報等システムの一実施形態について説明する。
まず、本実施形態の移動販売店舗位置情報等システムの概略を説明すれば、
図1に示すように、移動販売店舗1の位置の緯度および経度から座標を取得するGPS4と、当該座標をインターネット3に送信する演算装置6および通信手段8とを備えたGPS機能付きモバイル端末2を備えた移動販売店舗1を有するとともに、インターネット3に接続されている店舗情報提供サーバ9の店舗情報データベース10と、インターネット3に接続されている地図情報提供サーバ11の地図データベース12とを備えて概略構成されている。
【0012】
ここで、移動販売店舗1は、複数の商品を積載して移動することができ、動力の有無には関係なく、自動車または自転車などで牽引するリヤカーが用いられている。
【0013】
また、GPS機能付きモバイル端末2は、スマートフォンが用いられる。このスマートフォン2は、GPS4、演算装置6、通信手段8を備えている。そして、店舗情報提供サーバ9の店舗情報データベース10の記憶装置には、移動販売店舗1が保有する移動販売事業者の会員情報や商品情報等データ、移動販売店舗識別用のパラメータ、及び初期位置座標データが登録される。また、地図情報提供サーバ11の地図データベース12には、日本全国の座標データおよび地図データが登録されている。
【0014】
そして、本発明の移動販売店舗位置情報等サービスを利用するために、ウェブサイト運用センターが会員情報や商品情報等、およびウェブサイト閲覧者が閲覧を行うための専用のウェブサイトが、インターネット3上に公開されている。
【0015】
ちなみに、ウェブサイト運用センターは、本発明の移動販売店舗位置情報等システムの運用管理を行う企業である。また、移動販売事業者は、移動販売店舗1を管理運用する企業であり、移動販売事業者は、本発明の移動販売店舗位置情報等システムを利用する当該移動販売事業者の担当者である。さらに、ウェブサイト閲覧者は、専用のウェブサイトから本発明の移動販売店舗位置情報等システムを利用して、移動販売店舗1の情報を閲覧する不特定多数の顧客である。
【0016】
なお、
図1におけるシステムサービスプログラム2aは、GPS4と演算装置6と通信手段8のデータや通信の連携をコントロールするコンピュータプログラムであり、店舗ステータススイッチ5はシステムサービスプログラム2aが備える、GUIのドロップダウンリストを示し、また商品情報等データ7は移動販売事業者の入力した商品情報等のデータの事である。システムサービスプログラム2aはGPS機能付きモバイル端末2にインストールすることで利用可能となる。
【0017】
本発明による本実施形態の移動販売店舗位置情報等システムを用いるためには、まず上記移動販売事業者において、この移動販売店舗位置情報等システムを管理運用している企業の上記ウェブサイト運用センタに、会社情報など必要な情報を郵送またはFAXを用いて連絡する。そして、この連絡のあった会社情報などを元に、上記ウェブサイト運用センターは、パーソナルコンピュータ15を使いインターネット3にアクセスして、会員情報や商品情報等データ、移動販売店舗識別用のパラメータ、及び初期位置座標を、店舗情報提供サーバ9の店舗情報データベース10の記憶装置に送信して登録するとともに、店舗IDおよびパスワードを発行する。また、GPS機能付きモバイル端末2で用いるシステムサービスプログラム2aのダウンロードリンクも通知する。
【0018】
そして、店舗ID、パスワードおよびシステムサービスプログラム2aのダウンロードリンクの連絡を受けた上記移動販売事業者は、上記移動販売事業者によって、GPS機能付きモバイル端末2から、上記ウェブサイト運用センタが管理運用する本発明の移動販売店舗位置情報等システムの専用のウェブサイトにアクセスし、上記ダウンロードリンクから、システムサービスプログラム2aのダウンロードとインストールを行う。当該プログラムが起動すると、
図2(a)に示すように、移動販売店舗用のログイン画面を表示する。そして、この画面上に表示されているテキストボックスに、発行された店舗IDおよびパスワードをテキスト入力し、ログインボタンをタップすると、店舗情報提供サーバ9の店舗情報データベース10に登録されている会員情報を参照し、店舗IDおよびパスワードの認証が取れると、
図2(b)に示すように、画面が移動販売店舗用コントロール画面に遷移する。この時、同時に店舗情報データベース10に登録済みの該当する店舗情報(名称、ステータス、緯度、経度、営業開始時間)も取得する。
【0019】
ここで、上記遷移した移動販売店舗用コントロール画面には、
図2(b)に示すように、上記の取得した店舗情報(名称、ステータス、緯度、経度、営業開始時間)と、店舗ステータススイッチ5及び商品情報等データ編集ボタンが表示される。店舗ステータススイッチ5は販売開始または販売終了の切り替えが可能で、また、商品情報等データ編集ボタンは商品情報等データ編集画面を表示させることが可能である。
【0020】
上記遷移した移動販売店舗用コントロール画面において、商品情報等データ編集ボタンをタップすると
図2(c)に示すように、商品情報等データ編集画面へ遷移する。この画面内の商品情報等データテキストボックスに、品名、価格などをテキスト入力し、登録ボタンをタップすると、演算装置6に商品情報等データ7として記憶される。
【0021】
そして、商品情報等データ登録が終了したら、上記商品情報等データ編集画面の戻るのボタンをタップして、再び上記移動販売店舗用コントロール画面に戻り、移動販売店舗はシステム利用準備完了の状態となる。
【0022】
次に、移動販売店舗1は販売予定場所へ移動し、GPS機能付きモバイル端末2の画面において、上記移動販売店舗用コントロール画面の店舗ステータススイッチ5をタップし、これを販売開始へ切り替えて販売が開始される。また、販売終了時は、これを販売終了へ切り替えて販売終了とする。
【0023】
ここで、GPS機能付きモバイル端末2のシステムサービスプログラム2aによって、上記店舗ステータススイッチ5のステータス変更時の処理がなされるのであるが、以下
図3、
図4及び
図5のフローチャートをもとに説明する。
【0024】
図3に示すように、店舗ステータススイッチ5が変更されると、開始の命令が、GPS機能付きモバイル端末2の演算装置6により処理され、店舗ステータススイッチ5の変更後のステータス値の判定が行われる。変更後のステータス値が販売開始の場合は、GPS4のGPS受信部が起動するとともに、移動販売店舗1の現在位置の緯度および経度から座標を取得する。その後、GPS4のGPS受信部は停止する。さらに取得された座標は、上記商品情報等データ7及びステータス値、店舗IDとともに、データ群Xとして演算装置6のデータ域に格納される。また、変更後のステータス値が販売終了の場合は、上記商品情報等データ7及びステータス値、店舗IDが、データ群Xとして演算装置6のデータ域に格納される。このようにデータ群Xが用意された段階で、通信手段8の通信が開始される。
【0025】
次に、
図4に示すように、通信手段8にて上記インターネットを介して上記店舗情報提供サーバ9へ接続の確立を行い、上記データ群Xを上記店舗情報提供サーバ9へ電文送信する。上記インターネットを介して電文を受信した上記店舗情報提供サーバ9は、
図5に示す通り、上記データ群Xを新しいレコードとして店舗情報データベース10へ追加し、現在位置データを更新する。追加後は、上記新しいレコードよりデータを読み込みデータ群Yに格納する。引続き、上記データ群Xがデータ群Yと一致するかの比較判定が行われる。一致した場合は正常に更新されたものとみなし、データ群Yと処理成功フラグを、一致しない場合は更新失敗とみなし、処理失敗フラグを上記インターネットを介してGPS機能付きモバイル端末2の通信手段8へ電文送信する。この更新は、専用の上記ウェブサイトに反映される。
【0026】
さらに、本実施形態の移動販売店舗位置情報等システムをインターネット上の専用のウェブサイトに公開して、不特定多数のウェブサイト閲覧者が移動販売店舗1の位置、及び商品情報等の表示を閲覧するには、まず、ウェブサイトを閲覧可能なスマートフォン13またはパーソナルコンピュータ14のウェブブラウザを開いて、移動販売店舗位置情報等システムが運営されている専用のウェブサイトにアクセスする。
【0027】
この際、専用のウェブサイトのURLには移動販売店舗ごとに識別可能なパラメータが付されており、そのパラメータ値により店舗情報データベース10に登録されているデータを呼び出し、更にその情報に基づいて、インターネットに接続された地図情報提供サーバ11の地図データベース12の座標データも呼び出しを行い、該当の移動販売店舗の位置情報等を、
図6(a)に示すように、画面に表示する。この移動販売店舗位置情報等画面には、該当する移動販売店舗の位置を指すマーカーと店舗ステータスが地図上に表示され、同時に商品情報等データを表示するためのボタンも表示される。
【0028】
ちなみに、上記商品情報等データ表示のボタンをクリックした際に表示される画面は
図6(b)のようになる。
【0029】
なお、上記実施の形態において、GPS機能付きモバイル端末2をスマートフォン2を用いた場合のみ説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、タブレットやパーソナルコンピュータに代えても対応可能である。パーソナルコンピュータの場合には、GPS4として、USBインターフェイスを介して接続されているGPSユニットが用いられるとともに、通信手段8として、3G通信網または公衆無線LAN通信網を利用したデータ通信カード8が用いられる。
【符号の説明】
【0030】
1 移動販売店舗
2 GPS機能付きモバイル端末(移動販売事業者用)
2a システムサービスプログラム
3 インターネット
4 GPS
5 店舗ステータススイッチ
6 演算装置
7 商品情報等データ
8 通信手段
9 店舗情報提供サーバ
10 店舗情報データベース
11 地図情報提供サーバ
12 地図データベース
13 スマートフォン(閲覧者用)
14 パーソナルコンピュータ(閲覧者用)
15 パーソナルコンピュータ(ウェブサイト運用センタ用)
X 店舗ステータススイッチ5の操作により生成されるデータ群
Y 店舗情報データベース10の更新時に読み込まれるデータ群