(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-158540(P2017-158540A)
(43)【公開日】2017年9月14日
(54)【発明の名称】楕円形コマセ容器。
(51)【国際特許分類】
A01K 97/02 20060101AFI20170818BHJP
【FI】
A01K97/02 A
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【公開請求】
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2017-28455(P2017-28455)
(22)【出願日】2017年2月1日
(71)【出願人】
【識別番号】392015332
【氏名又は名称】深瀬 元延
(71)【出願人】
【識別番号】392017598
【氏名又は名称】深瀬 昭美
(72)【発明者】
【氏名】深瀬 元延
【テーマコード(参考)】
2B109
【Fターム(参考)】
2B109AA01
2B109AA08
(57)【要約】
【課題】 一般的な魚釣り用のコマセ容器の横断面は円形状である、海釣り等で潮流が速い場合はコマセ容器の潮流抵抗が大で仕掛け全体が大きく流されて仕掛けを魚のいるタナに同調しにくい、また船釣りで他の釣人との仕掛け絡み(オマツリ)が多発し釣果が上がらず不愉快な事が多い。
【解決手段】 従来の円形状コマセ容器を楕円形状の容器にして潮流抵抗を半減させた、また水中での潮流対向位置を常に安定する様に、容器軸芯(11)を容器中心(10)より適宜ズラした為潮流抵抗が少ない方向で安定し、タナとりし易く、また他の釣人との仕掛け絡みも激減し快適な釣りが出来た。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般的な魚釣り用の、諸コマセ容器(ビシ)の外形々状を楕円形状にしたことを特徴とする、楕円形コマセ容器。
【請求項2】
コマセ容器軸芯(11)が容器中心(10)と適宜離れた位置に配した構造を特徴とする、請求項1記載の楕円形コマセ容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的な魚釣り、特に海釣り用具の仕掛けの一つコマセ容器(ビシ)に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、海での釣り用仕掛けに用いるコマセ容器はプラスチック材や金属材で製作された大・小外形々状の横断面が円形の容器が一般的に用いられている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の一般的なコマセ容器は、上述の大小外形々状の横断面が円形容器で釣り時の潮流(水流)に対する抵抗が大きく特に潮流が速い時等はコマセ容器仕掛けが流されて、思う魚のいるタナ(水深位置)に仕掛けを同調させにくい。
【0004】
また、釣り船等で釣人が大勢の場合等、仕掛けが潮流に流され釣人同士の仕掛けが絡む(オマツリ)不具合が多発し釣果は上がらず不愉快な釣りになることが多く問題である。
【0005】
本発明は、上記問題を解決する為にコマセ容器の潮流に対する抵抗を半減しタナとり容易で又釣人同士の仕掛け絡みを少なくすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、一般的な諸コマセ容器の外形々状を楕円形状にすることにより潮流に対向する抵抗面積を少なくし仕掛けの流され量を少なくなるようにしたものである、他形状として近三角形状も良い。
【007】
また、容器の楕円形状の容器中心より容器軸芯をズラス(離す)事により水中での容器方向は常に安定して潮流抵抗が半減する方向となり前述の問題解決となった。
【発明の効果】
【0008】
上述したように本発明のコマセ容器は外形々状を楕円形状にした為、潮流に対向する面積が円形物より約半減し、潮流に流される割合が大幅に激減した。
【0009】
また、容器軸芯を容器中心より移動(ズラス)した構造にした為、常に潮流に対して抵抗の少ない方向で安定し、仕掛けの流される量が少なく、魚のいるタナに同調しやすく、また釣人同士の仕掛け絡みが激減し、快適な釣りを楽しむ効果を発揮する事が出来た。
【0011】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、多種あるコマセ容器を代表して、楕円形コマセ容器1はプラスチック製機種を例にした基本的な構造を示した外観側面図である。
【0013】
図2は、
図1のA−A断面図で、楕円形コマセ容器の楕円形状を明確図示した。
【0014】
図に於いて、楕円形コマセ容器1の側面にコマセ投入用の開閉自在の窓蓋5を窓蓋取付ヒンジ部6で取り付けし、容器中心10より適宜離れた位置(コマセ容器の種類により異なる)に容器軸芯11を配し、上部は仕掛取付部2・楕円形外容器4・楕円形中子8・オモリ取付部9全体の軸芯とした構造である。
【0015】
また、下部のコマセ排出窓7の調整用軸の楕円形中子支持軸9は上部の下部コマセ排出窓調整部3と連結している。
【0016】
また、下部の楕円形中子支持軸9は上下自在の楕円形中子8の支持と共に下端はオモリ取り付け部となっている、オモリはコマセ容器の種類により異なるが楕円形中子8部等に一体化しても良い。
【符号の説明】
【0017】
1・・・楕円形コマセ容器。
3・・・下部コマセ排出窓調整部・(楕円形中子支持軸)。
4・・・楕円形外容器。
7・・・コマセ排出窓。
8・・・楕円形中子。
9・・・楕円形中子支持軸。
10・・容器中心。
11・・容器軸芯。