特開2017-15919(P2017-15919A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2017015919-愛用メガネに着脱可能な眼帯 図000003
  • 特開2017015919-愛用メガネに着脱可能な眼帯 図000004
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  • 特開2017015919-愛用メガネに着脱可能な眼帯 図000011
  • 特開2017015919-愛用メガネに着脱可能な眼帯 図000012
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-15919(P2017-15919A)
(43)【公開日】2017年1月19日
(54)【発明の名称】愛用メガネに着脱可能な眼帯
(51)【国際特許分類】
   G02C 11/00 20060101AFI20161222BHJP
   A61F 9/04 20060101ALI20161222BHJP
【FI】
   G02C11/00
   A61F9/04 305
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2015-132243(P2015-132243)
(22)【出願日】2015年6月30日
(71)【出願人】
【識別番号】714009304
【氏名又は名称】畠山 久
(72)【発明者】
【氏名】畠山 久
【テーマコード(参考)】
2H006
【Fターム(参考)】
2H006CA00
(57)【要約】
【課題】メガネを着用している方(人)が、眼帯をしなければならない状況になった時、多くの場合はメガネを外した状態で眼帯をしていた。メガネを外す事で、眼帯の必要がない片側は、視力の確保できない裸眼で行動することになり、危険を伴っていた。
【解決手段】愛用のメガネに、簡単に着脱できる眼帯を提供する。愛用のメガネをかけたままで眼帯をする事で、視力も確保でき、片目ではあるが今までより安全に行動できる。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メガネに着脱できる機構を持ち、当てガーゼを取り付けるための枠があり、この枠部分は金属やプラスチック等の弾性を利用し、当てガーゼの固定や張りを持たせる構造を有しているフレーム。
【請求項2】
請求項 1で表現しているメガネとは、遠視、近視、乱視、老眼などの視力を調整するために掛ける凸レンズや凹レンズを装備した器具、または強い光や紫外線を防ぐための色つきのサングラスや、無色のガラス等を装備した器具(伊達メガネ等)を指す。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、愛用のメガネを使用しながら、眼帯をすることができる。
【背景技術】
【0002】
従来、眼帯とメガネの同時着用は難しく、眼帯を着用している時の多くはメガネを外していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10-20262号公開
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これは次のような欠点があった。
メガネを着用したままで、眼帯をする事は難しく、眼帯をするためにはガネを外していた。
眼帯をすることでメガネを外した場合、もう一方は裸眼になるため、視力の落ちた状態で行動しなければならなかった。
【0005】
視力を確保するため、メガネの着用を優先すると、埃や雑菌から目を保護することが目的の眼帯を外す事が多くなり、目薬を差す等、目のケアをしても治りが遅くなる可能性もある。
又、目の病気にもよるが、光を遮断した方が良い時もある。
本発明は、以上の欠点を無くすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
着脱可能なフレーム本体(1)へ当てガーゼ(6)をとりつけた後、各個人が愛用しているメガネ(5)のレンズ部分に取り付ける
【発明の効果】
【0007】
愛用しているメガネ(5)に眼帯機能を持たせることで、メガネを着用したまま眼帯をすることが出来る様になる。愛用しているメガネ(5)のため、フィット感があり、メガネのレンズと目で、当てガーゼ(6)を挟む形になり、当てガーゼのソフトな弾力の作用で、目尻から目頭までの目全体を覆い、目を保護することになる。メガネを着用していることで、同時に視力も確保しているため、動かなければならない時も、メガネを外している時よりは安全に行動できる。
【0008】
この着脱可能なフレーム本体(1)を、愛用のメガネ(5)に取り付けた際、当てガーゼ(6)を使用しない片側の方は目の周辺にフレーム(3)のみしか存在しないため、視界の確保には全く影響がない。
そのため、眼帯(当てガーゼ)をしている状態で、愛用のメガネ(5)をそのまま使用できる。
【0009】
着脱可能なフレーム本体(1)のフレーム(3)そのものは左右均等に作られているため、眼帯(当てガーゼ)として使用する場合、当てガーゼ(6)を右側に入れるのか、左側に入れるのかの方法だけで、左右どちら側の方にも眼帯として使用できることを特徴としている。
【0010】
ここで使用している当てガーゼ(6)は、この着脱可能なフレーム本体(1)専用に研究開発し、大まかな寸法や形状に関しては現在「意匠登録」出願中である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】メガネへ着脱可能な構造を持ったフレーム本体(1)の斜視図
図2図1フレーム本体(1)の着脱機構部分を開いた斜視図
図3】各個人が「愛用しているメガネ」(5)の一例とした図
図4図1のフレーム本体(1)のフレーム(3)に図8の当てガーゼ(6)を取り付ける方法を表した図。
図5図1のフレーム本体(1)に図8の当てガーゼ(6)を取り付けた図
図6図5のフレーム本体(1)と当てガーゼ(6)が取り付いたものを、図3の愛用メガネ(5)に取り付ける方法を表した図
図7図3の個人愛用メガネ(5)に図5のフレーム本体(1)と当てガーゼ(6)を取り付けた図
図8】当てガーゼ(6)の大まかな形状(表、裏、無し)。現在「意匠登録」出願中
図9図8の当てガーゼ(6)を正面から見た図
図10図8の当てガーゼ(6)を真上から見た図
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
本発明を実施するに当たり、着脱可能なフレーム本体(1)の作成として、「特開平10-20262号」の着脱機構を応用し、図1の(2)の部分に利用する。サングラスの取り付け部分は使用しないので外し着脱部分(2)だけにして、メガネのレンズ装着時の内側になるアーム(9)部分に、ばね性質を持ち合わせた針金状の金属を用いて、アーム(9)に図1のフレーム(3)の形状になるように加工する。着脱部(2)のアーム(9)の下方部分(4)にあたる部分は、取り付けアーム(9)の下側を上下にスライドし、ばね弾性の作用で当てガーゼ(6)を取り付ける際に自由(上下)に移動し、当てガーゼの袋状(7)の部分を張り、ずれて落ちないように当てガーゼ(6)のストッパーの役目を果たす。
【0013】
当てガーゼ(6)を装着するには、当てガーゼ(6)の袋の入口(8)を着脱式フレーム本体(1)に向け、着脱式フレーム本体(1)のフレーム(3)の外側から差し入れる様に当てガーゼ(6)を滑り込ませる。この時、アーム(9)の下方部分(4)ではフレーム(3)が上下に稼働し、当てガーゼ(6)の装着を軽快にしている。
【0014】
フレーム本体(1)と当てガーゼ(6)が取り付けられている状態で、愛用のメガネ(5)に当てガーゼ(6)の部分が、メガネレンズの内側に来るように取り付ける。当てガーゼ(6)の袋の入口(8)と反対側の方は当てガーゼが厚くなる形状のため、眼鏡を着用すると目は当てガーゼ(6)のソフトな弾力によって目尻から、目頭までの目全体を覆い、密着することで埃や光を遮断し、目は保護される。
【0015】
当てガーゼ(6)の交換は、一旦顔からメガネを外し、着脱式のフレーム本体(1)をメガネ(5)から取り外した後、古い当てガーゼを外側に引くことで、フレーム(3)から外れる。新しい当てガーゼの方向を確認し、当てガーゼの袋状の入り口(8)部分から、フレーム(3)に差し込むことで交換ができる。当てガーゼ(6)の袋状(7)の構造と、着脱式フレーム本体(1)のフレーム(3)の弾性によって、当てガーゼ(6)は常にピンと張られている。
【産業上の利用可能性】
【0016】
本発明の「メガネをしたまま眼帯ができる着脱式フレーム」は使い捨てではないので、愛用のメガネに合わせた色や、デザインに変更することも可能である。そのため各メガネメーカーが愛用メガネ用と同時に研究開発し、一体感のあるオシャレなデザインにすることも可能である。
【0017】
本発明は、メガネを着用していない方でも、安価なサングラスや伊達メガネ等を購入することで、簡単に眼帯として使用できる。従来の紐を利用した眼帯と比較すると、紐部分がなくなる事で、紐が緩み外れるなどの不具合も起きず、伊達メガネ等の使用による当てガーゼのソフトな弾力によって、目尻から目頭まで目全体を覆い密着することで、埃や光から目をやさしく保護でき、快適な使用感を得られる。
【0018】
本発明は、眼帯をしながらメガネの着用を目的としているが、花粉や、PM2.5の対策としても応用ができ、当てガーゼの形状を利用し、顔にあたる部分はシリコンゴムのような柔らかい素材を用い、メガネのレンズ部分の方は透明な材質を用いて、カプセル状の物を作成する。このカプセル状の物は、当てガーゼと同じように取り外しができる構造を用いて、花粉症の発生しやすい時期に利用することで、花粉や埃から目を保護できる。
【0019】
先に記述した、メガネメーカーによる同時研究開発をすることで、愛用のメガネが単なる視力矯正用器具だけにとどまらず、オシャレで且つ機能性を兼ね備えた多機能メガネになる。
符号の説明
【符号の説明】
【0020】
1 本発明の申請をしている「着脱可能なフレーム本体」の部分。
2 「特開平10-20262号」で公開されているメガネに着脱する機構部分。
3 フレーム部分のばね性質をもった針金状の金属。
4 フレーム部分のばね弾性による伸縮時、上下に移動し当てガーゼの交換を容易にする構造。
5 各個人が、愛用しているメガネ。
6 このフレームに使用するための、特別加工の当てガーゼ。(意匠登録申請中)
7 当てガーゼの袋状になっている内部のイメージ図。
8 当てガーゼの袋状の入口。
9 フレーム本体のメガネに取り付ける部分のアーム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10