【0126】
代表的な化合物としては、限定されないが、
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(2−メチルベンジル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘプチル−6−メチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−6−メチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
2−ベンジル−N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−3−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
2−({[4−(シクロヘキシルアミノ)−5,6−ジメチルピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)−6−メチルピリジン−3−オール;
N
4−シクロヘキシル−N
2−(4−メトキシベンジル)−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−N
2−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−N
2−(4−イソプロピルベンジル)−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−N
2−(3−フルオロベンジル)−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(1H−ピラゾール−5−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(1R)−1−フェニルエチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(1S)−1−フェニルエチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(4−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−N
2−[(4−メトキシピリジン−2−イル)メチル]−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(6−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
2−[(4−tert−ブチルピリジン−2−イル)メチル]−N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(2−チエニルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−N
2−[(3,5−ジメチル−1,2−オキサゾール−4−イル)メチル]−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−N
2−(3−メトキシベンジル)−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(3−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
2−[(4−クロロピリジン−2−イル)メチル]−N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5,6−ジメチル−N
2−[(4−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−[4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
3−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)シクロペンタノール;
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
cis−4−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1−メチルシクロヘキサノール;
trans−4−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1−メチルシクロヘキサノール;
N
4−(ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
4−(2−メチルシクロヘキシル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(2,3−ジメチルシクロヘキシル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
2−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)シクロヘキサノール;
[(1R,2S)−2−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)シクロヘキシル]メタノール;
N
4−(シクロペンチルメチル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘプチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロブチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
4−(ペンタン−3−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(3−フルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(2−フルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
4−フェニル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(2,6−ジフルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(3,4−ジフルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(2,5−ジフルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(4−クロロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
4−(4−メチルフェニル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(3−クロロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(2−クロロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
4−(2−メチルフェニル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
4−(3−メチルフェニル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(2−フルオロ−6−メチルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(4,5−ジフルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−N
4,5,6−トリメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
trans−4−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)シクロヘキサノール;
N
4−(3,3−ジフルオロシクロヘキシル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
4−(1−メチルピペリジン−4−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
4−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
5,6−ジメチル−N
4−(ピペリジン−4−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
3−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)シクロヘキサノール;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(5−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[1−(ピリジン−2−イル)エチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(2,4−ジフルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−エチル−N
4−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
2−[(4−エチルピリジン−2−イル)メチル]−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(シクロヘキシルメチル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
4−(ピリジン−3−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
4−(1,2−オキサゾール−3−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5,6−ジメチル−N
4−(5−メチル−1,2−オキサゾール−3−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;又は
N
4−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
が挙げられる。
【実施例】
【0177】
略語:DMSOはジメチルスルホキシドを意味し、ESIはエレクトロスプレーイオン化を意味する。
【0178】
[実施例1]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
【0179】
工程A
5,6−ジメチル−2−チオキソ−2,3−ジヒドロピリミジン−4(1H)−オン
カリウムtert−ブトキシド(15.71g,0.140mol)のテトラヒドロフラン(200mL)溶液に撹拌下に2−メチル−3−オキソブタン酸エチル(20.0g,0.14mol)とチオ尿素(10.55g,0.14mol)の無水エタノール(150mL)溶液を加えた。得られた混合物を15分間還流し、周囲温度まで冷却した。形成された沈澱を濾取し、テトラヒドロフラン(200mL)で洗浄し、水(200mL)に溶解した。得られた溶液に酢酸(100mL)を加えた。形成された沈澱を濾取し、乾燥し、標記化合物17g(78.5%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.74(s,3H)2.09(s,3H)12.19(s,1H)。
【0180】
工程B
5,6−ジメチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
5,6−ジメチル−2−チオキソ−2,3−ジヒドロピリミジン−4(1H)−オン(14.4g,0.09mol,工程A)とクロロ酢酸(100.0g,1.06mol)の水(43mL)溶液を一晩還流し、周囲温度まで冷却し、水(500mL)でクエンチした。形成された沈澱を濾取し、乾燥し、標記化合物10.3g(79.7%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.70(s,3H)2.02(s,3H)10.56(s,1H)10.86(s,1H)。
【0181】
工程C
2,4−ジクロロ−5,6−ジメチルピリミジン
5,6−ジメチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(10.3g,0.07mol,工程B)のオキシ塩化リン(V)(150mL)溶液に撹拌下にジメチルホルムアミド(0.2ml)を加えた。得られた混合物をアルゴン下で一晩還流し、周囲温度まで冷却した。得られた混合物を蒸発させた。トルエン(200mL)を残渣に加えた。得られた混合物を濃縮した。氷冷水(400mL)を残渣に加え、混合物をクロロホルム(3×150mL)で抽出した。有機層を合わせてブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。酢酸エチル/ヘキサン混液(1:2−1:1)を溶離液としてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製し、標記化合物9.5g(73%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ ppm 2.35(s,3H)2.55(s,3H)。
【0182】
工程D
2−クロロ−N−シクロヘキシル−5,6−ジメチルピリミジン−4−アミン
2,4−ジクロロ−5,6−ジメチルピリミジン(9.3g,0.05mol,工程C)のジメチルホルムアミド(100mL)溶液に撹拌下に炭酸セシウム(37.6g,0.12mol)を加えた。次に反応混合物の温度を70℃に維持しながらシクロヘキシルアミン(5.7g,0.058mol)を加えた。48時間後に反応混合物を濃縮し、残渣を水(200mL)でクエンチした。得られた混合物をジクロロメタン(3×120mL)で抽出した。有機層を合わせてブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。溶媒を留去し、酢酸エチル/メタノール(10:1−10:2)を溶離液としてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製し、標記化合物4.9g(38.9%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.05−1.14(m,1H),1.28−1.33(m,4H),1.61(d,J=12.36Hz,1H),1.72(s,2H),1.80(s,2H),1.93(s,3H),2.19(s,3H),3.85(d,J=7.52Hz,1H),6.66(d,J=7.79Hz,1H);MS(ESI)m/z 240.3(M+1)
+。
【0183】
工程E
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
2−クロロ−N−シクロヘキシル−5,6−ジメチルピリミジン−4−アミン(0.1g,0.40mmol)と(ピリジン−2−イルメチル)アミン(0.04g,0.400mmol)のアセトニトリル(5mL)溶液に撹拌下に3.5M塩化水素のジオキサン(0.2mL)溶液を加えた。得られた混合物をCEM Focused Microwave(登録商標) Synthesis Systemで160℃にて120分間照射した。得られた混合物を周囲温度まで冷却した。形成された沈澱を濾取し、乾燥し、標記化合物0.07g(48.2%)を塩酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.99−1.03(m,2H),1.13(d,J=12.63Hz,1H),1.20−1.26(m,2H),1.51−1.59(m,2H),1.60−1.63(m,3H),1.89(s,3H),2.24(s,3H),3.70(s,1H),4.62(d,J=5.10Hz,2H),7.24(dd,J=7.25,4.84Hz,1H),7.31(d,J=7.79Hz,1H),7.58(d,J=7,72Hz,1H ,7.74(t,J=7.66Hz,1H),8.1(s,1H),8.50(d,J=4.84Hz,1H);MS(ESI)m/z 312.3(M+1)
+。
【0184】
実施例2〜4はスキーム1とその説明で引用した文献に記載の方法を使用して製造することができる。
【0185】
[実施例2]
N
4−(2−メチルベンジル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2,4−ジアミン
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6/D
2O)δ ppm 8.43(d,J=4.9Hz,1H),7.59−7.64(m,1H),7.08−7.25(m,5H),7.02−7.07(m,1H),4.47−4.47(bs,2H),4.41−4.43(m,2H),2.55−2.60(m,4H),2.21−2.22(m,3H),1.94(p,J=7.4Hz,2H);MS(ESI)(ESI+)m/z 346(M+1)
+。
【0186】
[実施例3]
N
4−シクロヘプチル−6−メチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6/D
2O,温度90℃)δ ppm 8.48(d,J=4.0Hz,1H),7.71(td,J=7.6,1.8Hz,1H),7.32(d,J=7.9Hz,1H),7.21−7.26(m,1H),6.59(s,2H),5.71(s,1H),4.58(s,2H),3.75−3.87(m,1H),2.09(s,3H),1.67−1.81(m,2H),1.30−1.63(m,10H)。
【0187】
[実施例4]
N
4−シクロヘキシル−6−メチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ ppm 12.23−12.39(m,1H),8.52−8.56(m,2H),8.26−8.30(m,1H),7.84(td,J=7.7,1.6Hz,1H),7.40(d,J=7.8Hz,1H),7.34(dd,J=7.4,5.0Hz,1H),5.83(s,1H),4.65(d,J=5.6Hz,2H),2.21(s,3H),1.48−1.70(m,5H),0.92−1.31(m,5H)。
【0188】
[実施例5]
N
2−ベンジル−N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりにベンジルアミンを使用して粗生成物を得た以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。溶媒を留去し、粗生成物をHPLC(カラム:YMC−PACK ODS−AQ C18,250mm×20mm,10μm;グラジエント:0.02%トリフルオロ酢酸/水中20−50%アセトニトリル(15分);0.02%トリフルオロ酢酸/水中50−100%アセトニトリル(5分);流速:25mL/min;温度:25℃)により精製した。標記化合物を白色固体状トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.03−1.15(m,1H),1.22−1.31(m,4H),1.60(d,J=12.63Hz,1H),1.68(s,4H),1.86(s,3H),2.21(s,3H),3.86−3.90(m,1H),4.52(d,J=5.64Hz,2H),7.20−7.25(m,1H),7.27−7.33(m,4H),7.4(bs,1H),8.02(bs,1H);MS(ESI)m/z 311.5(M+1)
+。
【0189】
[実施例6]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−3−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに1−ピリジン−3−イルメタンアミンを使用して粗生成物を得た以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。溶媒を留去し、粗生成物をHPLC(カラム:YMC−PACK ODS−AQ C18,250mm×20mm,10μm;グラジエント:0.02%トリフルオロ酢酸/水中20−50%アセトニトリル(15分);0.02%トリフルオロ酢酸/水中50−100%アセトニトリル(5分);流速:25mL/min;温度:25℃)により精製し、標記化合物を白色固体状トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ ppm 1.08−1.34(m,5H),1.50−1.61(m,3H)1.62−1.69(m,2H),1.87(s,3H),2.23(s,3H),3.71−3.79(m,1H),4.63(d,J=5.10Hz,2H),7.60(d,J=7.79Hz,1H),7.64(dd,J=7.66,5.24Hz,1H),8.05(d,J=7.79Hz,1H),8.62(d,J=4.57Hz,1H)8.62−8.69(m,1H)8.71(s,1H),12.61(bs,1H);MS(ESI)m/z 312.5(M+1)
+。
【0190】
[実施例7]
2−({[4−(シクロヘキシルアミノ)−5,6−ジメチルピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)−6−メチルピリジン−3−オール
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに2−(アミノメチル)−6−メチルピリジン−3−オールを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。粗生成物をHPLC(カラム:YMC−PACK ODS−AQ C18,250mm×20mm,10μm;グラジエント:0.02%トリフルオロ酢酸/水中20−50%アセトニトリル(15分);0.02%トリフルオロ酢酸/水中50−100%アセトニトリル(5分);流速:25mL/min;温度:25℃)により精製し、標記化合物を白色固体状トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.21−1.28(m,5H),1.61−1.65(m,5H),1.89(s,3H),2.24(s,3H),3.78(s,1H),4.70(d,J=4.82Hz,2H),7.38(d,J=8.55Hz,1H),7.59(d,J=3.73Hz,2H),8.31(s,1H),12.78(bs,1H);MS(ESI)m/z 342.8(M+1)
+。
【0191】
[実施例8]
N
4−シクロヘキシル−N
2−(4−メトキシベンジル)−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに(4−メトキシベンジル)アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.10−1.13(m,1H),1.24−1.35(m,3H),1.62(d,J=13.16Hz,1H),1.72(d,J=9.94Hz,4H),1.87(s,3H),2.22(s,3H),3.72(s,3H),3.94(s,1H),4.46(d,J=5.37Hz,2H),6.88(s,2H),7.26(s,2H),7.57(s,1H),8.01(s,1H),12.66(bs,1H);MS(ESI)m/z 341.7(M+1)
+。
【0192】
[実施例9]
N
4−シクロヘキシル−N
2−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに(4−フルオロベンジル)アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.03−1.10(m,1H),1.20−1.34(m,2H),1.59(s,1H),1.68(t,J=12.22Hz,4H),1.87(s,3H),2.23(s,3H),3.86(d,J=8.87Hz,1H),4.52(d,J=5.37Hz,2H),7.14(t,J=8.60Hz,2H),7.33−7.38(m,2H),7.57(d,J=7.52Hz,1H),8.10(s,1H),12.78(bs,1H);MS(ESI)m/z 329.2(M+1)
+。
【0193】
[実施例10]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.19−1.28(m,3H),1.59(d,J=13.59Hz,4H),1.67(s,1H),1.86(s,3H),2.23(s,3H),3.79(s,1H),4.56(d,J=5.04Hz,2H),7.30(d,J=8.11Hz,2H),7.40−7.45(m,2H),7.57(d,J=7.23Hz,1H),8.18(t,J=5.26Hz,1H),12.85(bs,1H);MS(ESI)m/z 394.8(M+1)
+。
【0194】
[実施例11]
N
4−シクロヘキシル−N
2−(4−イソプロピルベンジル)−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに(4−イソプロピルベンジル)アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.08(d,J=15.04Hz,1H),1.17(d,J=6.72Hz,6H),1.24−1.31(m,4H),1.60(s,1H),1.68(t,J=11.95Hz,4H),1.87(s,3H),2.22(s,3H),2.84(t,J=13.90,6.88Hz,1H),3.89(d,J=7.52Hz,1H),4.48(d,J=5.37Hz,2H),7.14−7.28(m,4H),7.55(d,J=7.52Hz,1H),8.06(s,1H),12.69(bs,1H);MS(ESI)m/z 353.0(M+1)
+。
【0195】
[実施例12]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.12−1.21(m,5H),1.44−1.59(m,5H),1.86(s,3H),2.24(s,3H),3.71(d,J=10.74Hz,1H),4.62(d,J=4.82Hz,2H),7.50−7.58(m,3H),7.67(d,J=8.11Hz,2H),8.20(t,J=5.15Hz,1H),12.99(bs,1H);MS(ESI)m/z 379.1(M+1)
+。
【0196】
[実施例13]
N
4−シクロヘキシル−N
2−(3−フルオロベンジル)−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに(3−フルオロベンジル)アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.08(t,J=13.57Hz,1H),1.19−1.31(m,4H),1.58−1.70(m,5H),1.87(s,3H),2.22(s,3H),3.82(d,J=6.98Hz,1H),4.53(d,J=5.91Hz,2H),7.01−7.11(m,2H),7.14(d,J=7.25Hz,2H),7.32−7.39(m,1H),7.56(d,J=7.79Hz,1H),8.35(s,1H),12.47(s,1H);MS(ESI)m/z 329.0(M+1)
+。
【0197】
[実施例14]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(1H−ピラゾール−5−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに(1H−ピラゾール−5−イルメチル)アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.28−1.37(m,5H),1.60−1.69(m,5H),1.86(s,3H),2.25(s,3H),3.98(d,J=10.74Hz,1H),4.52(d,J=4.82Hz,2H),6.12(s,1H),7.59(s,1H),7.98(s,1H),12.15(bs,1H);MS(ESI)m/z 301.5(M+1)
+。
【0198】
[実施例15]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(1R)−1−フェニルエチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[(1R)−1−フェニルエチル]アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.03−1.87(m,16H),2.13(s,3H),3.80(s,1H),4.95−5.02(m,1H),6.73(s,1H),7.14−7.41(m,5H),8.38(s,1H);MS(ESI)m/z 325.1(M+1)
+。
【0199】
[実施例16]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(1S)−1−フェニルエチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[(1S)−1−フェニルエチル]アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.03−1.87(m,16H),2.13(s,3H),3.80(s,1H),4.95−5.02(m,1H),6.73(s,1H),7.14−7.41(m,5H),8.38(s,1H);MS(ESI)m/z 325.8(M+1)
+。
【0200】
[実施例17]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(4−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに(4−メチルピリジン−2−イル)メタンアミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物をライトグレーの固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.92−1.67(m,10H),1.88(s,3H),2.28(s,3H),2.53(s,3H),3.63(bs,1H),4.92(d,J=4.30Hz,2H),7.60−7.80(m,3H),8.19(bs,1H),8.66(d,J=5.64Hz,1H),13.34(s,1H);MS(ESI)m/z 326.0(M+1)
+。
【0201】
[実施例18]
N
4−シクロヘキシル−N
2−[(4−メトキシピリジン−2−イル)メチル]−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[(4−メトキシピリジン−2−イル)メチル]アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物をライトグレーの固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.07(d,J=11.01Hz,3H),1.23(d,J=11.01Hz,2H),1.47(d,J=9.94Hz,2H),1.60(s,3H),1.88(s,3H),2.25(s,3H),4.73(d,J=5.37Hz,2H),7.22−7.29(m,2H),7.59(d,J=7.79Hz,1H),8.53−8.56(m,2H),12.88(bs,1H);MS(ESI)m/z 342.7(M+1)
+。
【0202】
[実施例19]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(6−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[(6−メチルピリジン−2−イル)メチル]アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物をライトグレーの固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.13−1.18(m,5H),1.56−1.59(m,5H),1.87(s,3H),2.21(s,3H),2.49(s,3H),3.63(d,J=6.72Hz,1H),4.62(d,J=4.30Hz,2H),7.21−7.23(m,2H),7.56(d,J=5.64Hz,1H),7.76−7.80(m,1H),8.24(s,1H),12.39(s,1H);MS(ESI)m/z 326.5(M+1)
+。
【0203】
[実施例20]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物をライトグレーの固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.04−1.16(m,3H),1.16−1.19(m,2H),1.38(d,J=10.21Hz,2H),1.55(s,3H),1.86(s,3H),2.26(bs,3H)3.53(d,J=5.37Hz,1H),4.73(s,2H),7.53(d,J=7.52Hz,2H),8.15(d,J=7.79Hz,2H),8.89(s,1H),12.98(bs,1H);MS(ESI)m/z 380.0(M+1)
+。
【0204】
[実施例21]
N
2−[(4−tert−ブチルピリジン−2−イル)メチル]−N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[(4−tert−ブチルピリジン−2−イル)メチル]アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物をライトグレーの固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.02−1.10(m,3H),1.24(d,J=11.01Hz,11H),1.42(d,J=10.48Hz,2H),1.55(d,J=9.94Hz,3H),1.90(s,3H)2.29(s,3H),3.43(s,1H),4.71(d,J=5.10Hz,2H),7.52(s,2H)7.59(d,J=7.52Hz,1H),8.21(s,1H),8.53(d,J=6.72Hz,1H),12.48(s,1H);MS(ESI)m/z 368.1(M+1)
+。
【0205】
[実施例22]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(2−チエニルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに(2−チエニルメチル)アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。粗生成物をエタノール(10mL)からの結晶化により精製し、標記化合物をライトグレーの固体状塩酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.20−1.35(m,5H),1.65−1.79(m,5H),1.89(s,3H),2.23(s,3H),4.08(bs,1H),4.71(d,J=4.57Hz,2H),6.96(s,1H),7.05(s,1H),7.40(d,J=4.57Hz,1H),7.70(d,J=6.72Hz,1H),8.07(s,1H);MS(ESI)m/z 317.7(M+1)
+。
【0206】
[実施例23]
N
4−シクロヘキシル−N
2−[(3,5−ジメチル−1,2−オキサゾール−4−イル)メチル]−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。生成物をHPLC(カラム:YMC−PACK ODS−AQ C18,250mm×20mm,10μm;グラジエント:0.02%トリフルオロ酢酸/水中20−50%アセトニトリル(15分);0.02%トリフルオロ酢酸/水中50−100%アセトニトリル(5分);流速:25mL/min;温度:25℃)により精製し、標記化合物を白色固体状トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.23−1.40(m,5H),1.70(d,J=12.90Hz,1H),1.75−1.82(m,2H),1.91(s,3H),2.00(d,J=12.63Hz,2H),2.32(d,J=9.40Hz,6H),2.43(s,3H),4.05−4.10(m,1H),4.38(d,J=5.64Hz,2H),5.21(d,J=7.79Hz,1H),9.64(s,1H),14.01(s,1H);MS(ESI)m/z 330.9(M+1)
+。
【0207】
[実施例24]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メチル]アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。生成物をエタノール(10mL)からの結晶化により精製し、標記化合物を白色固体状塩酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δ ppm 1.25−1.38(m,5H),1.70−1.85(m,5H),1.97(s,3H),2.30(s,3H)2.71(s,1H),3.72(s,3H),4.08(s,1H),4.53(s,2H),7.07(s,1H),7.72(s,1H);MS m/z 315.7(M+1)
+。
【0208】
[実施例25]
N
4−シクロヘキシル−N
2−(3−メトキシベンジル)−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに(3−メトキシベンジル)アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。粗生成物をエタノール(10mL)からの結晶化により精製し、標記化合物を白色固体状塩酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.15−1.28(m,5H),1.60−1.80(m,5H),1.87(s,3H),2.21(s,3H),3.72(s,3H),3.86(s,1H),4.48(d,J=5.64Hz,2H),6.75−6.89(m,3H),7.23(t,J=7.93Hz,1H),7.56(d,J=7.52Hz,1H),8.40−8.55(m,J=38.95Hz,1H),12.56(s,1H);MS(ESI)m/z 341.5(M+1)
+。
【0209】
[実施例26]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(3−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[(3−メチルピリジン−2−イル)メチル]アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。粗生成物をエタノール(10mL)からの結晶化により精製し、標記化合物を白色固体状塩酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.10−1.20(m,5H),1.55−1.75(m,5H),1.89(s,3H),2.25(s,3H),2.33(s,3H),3.83(s,1H),4.63(d,J=5.10Hz,2H),7.15−7.25(m,1H),7.50−7.65(m,2H),7.91(s,1H),8.34(d,J=4.03Hz,1H),12.62(s,1H);MS(ESI)m/z 326.9(M+1)
+。
【0210】
[実施例27]
N
2−[(4−クロロピリジン−2−イル)メチル]−N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[(4−クロロピリジン−2−イル)メチル]アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。粗生成物をエタノール(10mL)からの結晶化により精製し、標記化合物を白色固体状塩酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δ ppm 1.16−1.28(m,5H),1.55−1.75(m,5H),1.96(s,3H),2.32(s,3H),3.80(s,1H),4.70(s,2H),7.39(d,J=3.76Hz,1H),7.48(s,1H),8.46(d,J=5.10Hz,1H);MS(ESI)m/z 346.0,348.1(M+1)
+。
【0211】
[実施例28]
N
4−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5,6−ジメチル−N
2−[(4−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
【0212】
工程A
2−クロロ−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5,6−ジメチルピリミジン−4−アミン
2,4−ジクロロ−5,6−ジメチルピリミジン(0.585g,3.304mmol,実施例1,工程C)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミン塩酸塩(0.652g,3.800mmol)とトリエチルアミン(1.338g,13.218mmol)を加え、反応混合物を50℃に一晩加熱した。揮発分を減圧除去し、残渣を水(300mL)に注いだ。混合物をエーテル(3×50mL)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。ヘキサン/酢酸エチル混液(グラジエント4:1−2:1)を溶離液として残渣をシリカカラムクロマトグラフィーに供し、標記化合物621mg(68%)を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.18−1.24(m,1H),1.60−1.72(m,2H),1.80−2.10(m,8H)2.21(s,3H),4.00−4.10(m,1H),6.73(d,J=7.79Hz,1H);MS(ESI)m/z 318.6(M+1)
+。
【0213】
工程B
N
4−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5,6−ジメチル−N
2−[(4−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[(4−メチルピリジン−2−イル)メチル]アミンを使用し、2−クロロ−N−シクロヘキシル−5,6−ジメチルピリミジン−4−アミンの代わりに2−クロロ−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5,6−ジメチルピリミジン−4−アミン(工程A)を使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。生成物をエタノールからの結晶化により精製し、標記化合物(45%収率)を淡黄色固体状塩酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.45−1.55(m,4H),1.80−2.05(m,7H),2.28(s,3H),2.52(s,3H),4.05(bs,1H),4.99(d,J=5.37Hz,2H),7.65−7.78(m,3H)8.31(s,1H),8.67(d,J=5.91Hz,1H),13.42(s,1H);MS(ESI)m/z 362.4(M+1)
+。
【0214】
[実施例29]
N
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
【0215】
工程A
5,6−ジメチル−2−(メチルチオ)ピリミジン−4(3H)−オン
5,6−ジメチル−2−チオキソ−2,3−ジヒドロピリミジン−4(1H)−オン(10.0g,64.0mmol,実施例1,工程A)と水酸化ナトリウム(10.0g,260.0mmol)の水(150mL)溶液に周囲温度で撹拌下にヨウ化メチル(15.0g,320.0mmol)を加え、反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。次に反応混合物を酢酸(50mL)で酸性化し、固形分を濾取し、乾燥し、標記化合物7.0g(64%)を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.87(s,3H),2.18(s,3H),2.45(s,3H),12.38(bs,1H)。
【0216】
工程B
5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4(3H)−オン
(ピリジン−2−イルメチル)アミン(5.8g,54mmol)のジメチルスルホキシド(15mL)溶液に周囲温度で撹拌下に5,6−ジメチル−2−(メチルチオ)ピリミジン−4(3H)−オン(7g,41mmol,工程A)を加え、得られた混合物を150℃で一晩撹拌した。次に高温の反応混合物に水(100mL)を注意深く加えた。周囲温度まで冷却後、ジエチルエーテル(30mL)を加えた。形成された沈澱を濾取し、乾燥し、標記生成物7.0g(74%)を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.77(s,3H),2.04(s,3H),4.55(s,2H),6.81(bs,1H),7.23−7.40(m,2H),7.77(t,J=7.5Hz,1H),8.53(bs,1H),10.84(bs,1H)。
【0217】
工程C
4−クロロ−5,6−ジメチル−N−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2−アミン
5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4(3H)−オン(7.0g,32.6mmol,工程B)のオキシ塩化リン(V)(30mL)溶液にジメチルホルムアミドを1滴加え、窒素下で一晩還流した。次に過剰のオキシ塩化リン(V)を減圧除去した。トルエン(30mL)を加え、反応混合物を減圧蒸発させた。残渣を5%重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)で希釈し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。溶媒を減圧蒸発させ、ヘキサン/酢酸エチル(2:1)を溶離液として残渣をカラムクロマトグラフィーに供した。標記化合物6.1g(74%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.10(s,3H),2.39(s,3H),4.54(s,2H),7.20−7.30(m,2H),7.68−7.76(m,2H),7.76(bs,1H)。
【0218】
工程D
N
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
4−クロロ−5,6−ジメチル−N−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2−アミン(200mg,0.8mmol,工程C)とシクロペンタンアミン(85mg,1mmol)のアセトニトリル(5mL)溶液を3.5M塩化水素のジオキサン(0.2mL)溶液で処理し、得られた混合物を一晩還流した。反応混合物を水(50mL)で希釈し、得られた沈澱を濾取した。沈澱をエタノール(10mL)からの結晶化により精製し、標記化合物42mg(19%)を白色固体状塩酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.40−1.50(m,4H),1.50−1.67(m,4H),1.88(s,3H),2.27(s,3H),4.00−4.12(m,1H),4.92(d,J=4.57Hz,2H),7.71−4.83(m,2H),7.83(d,J=8.06Hz,1H),8.17−8.25(m,1H),8.33−8.39(m,1H),8.76(d,J=5.10Hz,1H),13.24(bs,1H);MS(ESI)m/z 398.5(ESI)(M+1)
+。
【0219】
[実施例30]
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりにテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.39(bs,2H),1.52(bs,2H),1.79(d,J=16.39Hz,3H),2.06(d,J=8.87Hz,3H),3.17(d,J=11.01Hz,2H),3.74(d,2H),3.85(bs,1H),4.44(d,J=6.18Hz,2H),5.81(d,J=7.52Hz,1H),6.73(s,1H),7.12−7.16(m,1H),7.23(d,J=7.79Hz,1H),7.65(t,J=7.66Hz,1H),8.45(d,J=4.84Hz,1H);MS(ESI)m/z 314.4(M+1)
+。
【0220】
[実施例31]
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−[4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサンアミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。粗生成物をHPLC(カラム:YMC−PACK ODS−AQ C18,250mm×20mm,10μm;グラジエント:0.02%トリフルオロ酢酸/水中20−50%アセトニトリル(15分);0.02%トリフルオロ酢酸/水中50−100%アセトニトリル(5分);流速:25mL/min;温度:25℃)により精製し、標記化合物を白色固体状トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.19(d,J=10.30Hz,2H),1.28−1.36(m,2H),1.50−1.62(m,2H),1.78(d,J=5Hz ,2H),1.88(s,3H),2.10−2.22(m,1H),2.25(s,3H),3.60−3.68(m,1H),4.69(d,J=5.04Hz,2H),7.36−7.49(m,2H),7.66(d,J=7.72Hz,1H),7.90(t,J=7.72Hz,1H),8.39−8.43(m,1H),8.56(d,J=4.60Hz,1H),12.66(bs,1H);MS(ESI)m/z 380.8(M+1)
+。
【0221】
[実施例32]
N
4−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
4−クロロ−5,6−ジメチル−N−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2−アミン(200mg,0.8mmol,実施例29,工程C)と(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミン塩酸塩(172mg,1mmol)のアセトニトリル(5mL)溶液を一晩還流した。反応混合物を水(50mL)で希釈し、形成された沈澱を濾取した。粗生成物をHPLC(カラム:YMC−PACK ODS−AQ C18,250mm×20mm,10μm;グラジエント:0.02%トリフルオロ酢酸/水中20−50%アセトニトリル(15分);0.02%トリフルオロ酢酸/水中50−100%アセトニトリル(5分);流速:25mL/min;温度:25℃)により精製し、標記化合物114mg(25%)を白色固体状トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.45−1.55(m,4H),1.70−1.82(m,2H),1.88(s,3H),1.90−2.00(m,2H),2.25(s,3H),3.90(bs,1H),4.70(d,J=5.37Hz,2H),7.38(t,J=6.25Hz,1H),7.47(d,J=7.52Hz,1H),7.64(d,J=7.52Hz,1H),7.90(t,J=7.52Hz,1H),8.46−8.52(m,1H),8.57(d,J=4.57Hz,1H),12.78(bs,1H);MS(ESI)m/z 348.8(M+1)
+。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーによりN
4−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミントリフルオロ酢酸塩を精製し、標記化合物58mg(68%)を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.40−1.51(m,2H),1.60−1.71(m,3H),1.81(bs,4H),1.90−1.98(m,2H),2.07(s,3H),3.76−3.84(m,1H),4.46(d,J=5.91Hz,2H),5.84(d,J=7.25Hz,1H),6.70−6.75(m,1H),7.10−7.22(m,1H),7.24(d,J=7.79Hz,1H),7.67(t,J=7.52Hz,1H),8.45(d,J=4.30Hz,1H);MS(ESI)m/z 348.8(M+1)
+。
【0222】
[実施例33]
N
4−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミンインダン−1−アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.85(bs,4H),2.11(s,3H),2.20−2.28(m,1H),2.70−2.76(m,1H),2.85−2.95(m,1H),4.40−4.52(m,2H),5.60−5.65(m,1H),6.37(d,J=8.33Hz,1H),6.71(s,1H),7.06(s,2H),7.10−7.22(m,3H),7.28(d,J=7.79Hz,1H),7.68(t,J=7.79Hz,1H),8.42(s,1H);MS(ESI)m/z 346.1(M+1)
+。
【0223】
[実施例34]
3−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)シクロペンタノール
シクロペンタンアミンの代わりに3−アミノシクロペンタノール塩酸塩を使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δ ppm 1.50−1.58(m,1H),1.70−1.78(m,3H),1.96(bs,4H),2.34(s,3H),3.32(s,3H),4.20−4.32(m,2H),7.69−7.75(m,1H),7.79−7.85(m,1H),8.20−8.29(m,1H),8.69(bs,1H);MS(ESI)m/z 314.8(M+1)
+。
【0224】
[実施例35]
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イルアミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.60−1.69(m,3H),1.83(bs,4H),2.09(s,3H),2.66−2.75(m,2H),4.46(d,J=5.37Hz,2H),5.31(bs,1H),6.33(d,J=8.33Hz,1H),6.70−6.78(m,1H),7.07(dd,J
1=15.31Hz,J2=6.45Hz,4H),7.15(d,J=5.64Hz,1H),7.26(d,J=7.52Hz,1H),7.64(d,J=7.25Hz,1H),8.42(d,J=4.03Hz,1H);MS(ESI)m/z 361.0(M+1)
+。
【0225】
[実施例36]
N
4−(3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イルアミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ ppm 1.89(s,3H),2.10(bs,1H),2.42(s,3H),4.11(bs,1H),4.27(bs,1H),4.93(bs,1H),5.04(bs,1H),5.31(bs,1H),5.48(bs,1H),6.75−6.88(m,3H),7.20(bs,1H),7.27(bs,1H),7.42(bs,1H),7.74(bs,1H),8.02(bs,1H),8.59(bs,1H),10.63(bs,1H);MS(ESI)m/z 362.9(M+1)
+。
【0226】
[実施例37]
cis−4−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1−メチルシクロヘキサノール
シクロペンタンアミンの代わりにcis−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノールを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ ppm 1.25(s,3H),1.29(bs,1H),1.40−1.52(m,3H),1.55−1.65(m,2H),1.67−1.78(m,2H),1.87(s,3H)2.26(s,3H)3.70−3.82(m,1H),4.34(d,J=7Hz,1H),4.71(d,J=5.4Hz,2H),7.13(t,J=5.64Hz,1H),7.35(d,J=8.06Hz,1H),7.54−7.62(m,1H),8.54(d,J=4.56Hz ,1H);MS(ESI)m/z 342.4(M+1)
+。
【0227】
[実施例38]
trans−4−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1−メチルシクロヘキサノール
シクロペンタンアミンの代わりにをtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ ppm 1.16−1.32(m,5H),1.38−1.46(m,2H),1.48−1.59(m,2H),1.80−1.90(m,2H),1.92−1.99(m,3H),2.01−2.12(m,2H),2.25(s,3H),3.90−3.96(m,1H),4.20−4.31(m,1H),4.43(d,J=5.91Hz,2H),5.50−5.62(m,1H),7.20−7.26(m,1H),7.34(d,J=7.79Hz,1H),7.56(dd,J
1=7.76Hz,J
1=1.07,Hz,1H),8.54(d,J=4.83Hz,1H);MS(ESI)m/z 342.8(M+1)
+。
【0228】
[実施例39]
N
4−(ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりにビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルアミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.80−0.94(m,1H),0.98−1.06(m,1H),1.10−1.19(m,1H),1.26−1.36(m,2H),1.48−1.56(m,1H),1.65−1.77(m,1H),1.93(s,3H),2.07(s,3H),2.12−2.20(m,1H),2.22−2.30(m,1H),2.50−2.58(m,1H),3.70−3.80(m,1H)4.42−4.51(m,2H),7.20−7.27(m,1H)7.50−7.58(m,1H),7.68−7.80(m,1H),8.65(d,J=4.92Hz,1H);MS(ESI)m/z 324.0(M+1)
+。
【0229】
[実施例40]
5,6−ジメチル−N
4−(2−メチルシクロヘキシル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに2−メチルシクロヘキサンアミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ ppm 0.93(bs,3H),1.2 8−1.42(m,6H),1.62−1.70(m,1H),1.78−1.89(m,2H),1.93(s,3H),2.07(s,3H),2.95−3.04(m,1H),4.43(bs,2H),7.22(t,J=7.30Hz,1H),7.56(d,J=7.76Hz,1H),7.68−7.75(m,1H),8.65(d,J=4.92Hz,1H);MS(ESI)m/z 326.4.0(M+1)
+。
【0230】
[実施例41]
N
4−(2,3−ジメチルシクロヘキシル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに2,3−ジメチルシクロヘキサンアミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ ppm 0.75−0.76(m,3H),0.85−0.95(m,3H),1.55−1.74(m,8H),1.86−1.97(m,4H),2.07(s,3H),3.10−3.18(m,1H),4.43(bs,2H),7.20−7.26(m,1H),7.50−7.57(m,1H),7.67−7.73(m,1H),8.60−7.68(m,1H);MS(ESI)m/z 340.4(M+1)
+。
【0231】
[実施例42]
2−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)シクロヘキサノール
シクロペンタンアミンの代わりに2−アミノシクロヘキサノールを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,メタノール−d
6)δ ppm 1.16−1.22(m,1H),1.30−1.41(m,3H),1.50−162(m,3H),1.68−1.74(m,1H),1.91(s,3H),2.20(s,3H),3.72(bs,1H),3.79(bs,1H),4.61(bs,2H),7.18−7.26(m,1H),7.34−7.45(m,1H),7.70−7.82(m,1H),8.47(bs,1H);MS(ESI)m/z 328.8(M+1)
+。
【0232】
[実施例43]
rac−[(1R,2S)−2−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)シクロヘキシル]メタノール
シクロペンタンアミンの代わりにrac−[(1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル]メタノールを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,メタノール−d
6)δ ppm 1.35(bs,2H),1.50(bs,6H),1.89(bs,3H),2.20(bs,3H),3.40−3.48(m,1H),3.60−3.68(m,1H),4.10−4.18(m,1H),4.64(bs,2H),7.26(t,J=5.64Hz,1H),7.40(d,J=8.06Hz,1H),7.75(d,J=7.79Hz,1H),8.46(d,J=4.83,1H);MS(ESI)m/z 342.8(M+1)
+。
【0233】
[実施例44]
N
4−(シクロペンチルメチル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(シクロペンチルメチル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.00−1.09(m,2H),1.30−1.38(m,2H),1.38−1.49(m,4H),1.80−1.94(m,4H),2.26(s,3H),3.14(bs,2H),4.70(bs,2H),7.37−7.42(m,2H),7.91(t,J=7.52,1H),8.09−8.13(m,1H),8.43(s,1H),8.55−8.62(m,1H),12.65(bs,1H);MS(ESI)m/z 312.8(M+1)
+。
【0234】
[実施例45]
N
4−シクロヘプチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに1−シクロヘプチルアミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.26−1.32(m,2H),1.38−1.50(m,8H),1.68(bs,2H),1.81(s,3H),2.07(s,3H),3.80−3.88(m,1H),4.49(d,J=9.91,2H),5.70(d,J=7.25,H),6.63(brs,1H),7.15−7.20(m,1H),7.21−7.28(m,1H),7.68(t,J=7.25,1H),8.46(bs,1H);MS(ESI)m/z 326.9(M+1)
+。
【0235】
[実施例46]
N
4−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルアミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.86(s,3H),2.11(s,3H),2.76(bs,2H),2.99(bs,2H),4.49(bs,2H),4.61(bs,1H),6.23(bs,1H),6.72−6.79(m,1H),7.12(bs,4H),7.216−7.23(m,1H),7.21−7.29(m,1H),7.65−7.73(m,1H),8.41(bs,1H);MS(ESI)m/z 346.8(M+1)
+。
【0236】
[実施例47]
N
4−シクロブチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりにシクロブタンアミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,メタノール−d
4)δ ppm 1.60−1.68(m,2H),1.83−1.96(m,5H),2.108−2.15(m,2H),2.20(s,3H),4.26−4.32(m,1H),4.62(bs,2H),7.28(t,J=6.4Hz,1H),7.41(d,J=8.1Hz,1H),7.76(t,J=5.9Hz,1H),8.47(d,J=4.4Hz,1H);MS(ESI)m/z 284.2(M+1)
+。
【0237】
[実施例48]
5,6−ジメチル−N
4−(ペンタン−3−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりにシクロブタンアミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 0.81(t,J=7.3Hz,3H),1.36−1.43(m,2H),1.50−1.57(m,2H),1.90(s,3H),2.26(s,3H),3.94−4.00(m,1H),4.17(bs,1H),4.72(d,J=5.9Hz,2H),5.72(bs,1H),7.13(t,J=7.5Hz,1H),7.36(d,J=7.3Hz,1H),7.60(t,J=7.5Hz,1H),8.54(d,J=4.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 300.1(M+1)
+。
【0238】
[実施例49]
N
4−(3−フルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(3−フルオロフェニル)アミン塩酸塩を使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.04(s,3H),2.20(s,3H),4.51(d,J=5.6Hz,2H),6.67(t,J=5.9Hz,1H),7.05−7.29(m,4H),7.60(bs,1H),7.69(t,J=8.1Hz,1H),8.08(s,1H),8.48(d,J=4.0Hz,1H);MS(ESI)m/z 324.4(M+1)
+。
【0239】
[実施例50]
N
4−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(4−フルオロフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.07(s,3H),2.34(s,3H),4.69(d,J=5.9Hz,2H),5.98(bs,1H),6.32(s,1H),6.94(t,J=8.3Hz,1H),7.16(t,J=7.5Hz,1H),7.31(d,J=7.6Hz,1H),7.36−7.42(m,2H),7.61(t,J=7.5Hz,1H),8.58(d,J=5.4Hz,1H);MS(ESI)m/z 324.0(M+1)
+。
【0240】
[実施例51]
N
4−(2−フルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(2−フルオロフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.03(s,3H),2.18(s,3H),4.38(bs,2H),6.84(bs,1H),6.96−7.22(m,5H),7.45−7.78(m,3H),8.15(bs,1H);MS(ESI)m/z 324.5(M+1)
+。
【0241】
[実施例52]
5,6−ジメチル−N
4−フェニル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりにアニリンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物をライトグレーの固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.03(s,3H),2.19(s,3H),4.48(d,J=5.8Hz,2H),6.88(t,J=7.5Hz,1H),6.95(bs,1H),7.11(bs,2H),7.20(t,J=6.2Hz,1H),7.26(d,J=7.8Hz,1H),7.52(bs,2H),7.69(t,J=6.9Hz,1H),7.90(s,1H),8.51(d,J=4.3Hz,1H);MS(ESI)m/z 306.1(M+1)
+。
【0242】
[実施例53]
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.09(s,3H),2.35(s,3H),4.73(d,J=5.6Hz,2H),6.08(bs,1H),6.48(bs,1H),6.88(d,J=7.3Hz,1H),7.16(t,J=7.3Hz,1H),7.22−7.34(m,3H),7.62(t,J=9.4Hz,1H),7.75(s,1H),8.57(d,J=3.2Hz,1H);MS(ESI)m/z 390.7(M+1)
+。
【0243】
[実施例54]
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.09(s,3H),2.34(s,3H),4.73(d,J=5.6Hz,2H),5.91(bs,1H),6.47(bs,1H),7.15(t,J=8.2Hz,1H),7.24−7.40(m,3H),7.57−7.67(m,2H),8.09(s,1H),8.57(d,J=2.4Hz,1H);MS(ESI)m/z 374.7(M+1)
+。
【0244】
[実施例55]
N
4−(2,6−ジフルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(2,6−ジフルオロフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.11(s,3H),2.33(s,3H),4.50(bs,2H),5.88(bs,2H),6.80−7.01(m,2H),7.03−7.21(m,3H),7.53(bs,1H),8.47(bs,1H);MS(ESI)m/z 342.6(M+1)
+。
【0245】
[実施例56]
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.07(s,3H),2.34(s,3H),4.70(d,J=3.6Hz,2H),5.92(bs,1H),6.44(bs,1H),7.01−7.21(m,3H),7.16(bs,1H),7.44−7.61(m,3H),8.58(bs,1H);MS(ESI)m/z 390.7(M+1)
+。
【0246】
[実施例57]
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.10(s,3H),2.37(s,3H),4.72(d,J=5.4Hz,2H),6.07(bs,1H),6.55(bs,1H),7.18(t,J=7.0Hz,1H),7.34(d,J=7.5Hz,1H),7.48(d,J=8.6Hz,2H),7.58−7.65(m 3H),8.58(d,J=3.2Hz,1H);MS(ESI)m/z 374.7(M+1)
+。
【0247】
[実施例58]
N
4−(3,4−ジフルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(3,4−ジフルオロフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.05(s,3H),2.32(s,3H),4.70(d,J=5.5Hz,2H),5.87(bs,1H),6.32(bs,1H),6.95−7.05(m,2H),7.16(t,J=7.0Hz,1H),7.32(d,J=8.1Hz,1H),7.57−7.66(m,2H),8.58(d,J=3.6Hz,1H);MS(ESI)m/z 342.7(M+1)
+。
【0248】
[実施例59]
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 1.09(s,3H),2.35(s,3H),4.74(d,J=5.5Hz,2H),6.81(s,1H),6.98(t,J=7.8Hz,1H),7.16(t,J=7.0Hz,2H),7.23(d,J=7.3Hz,1H),7.36(d,J=7.8Hz,1H),7.62(t,J=7.3Hz,1H),8.43(d,J=7.5Hz,1H),8.59(d,J=3.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 390.5(M+1)
+。
【0249】
[実施例60]
N
4−(2,5−ジフルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(2,5−ジフルオロフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.09(s,3H),2.35(s,3H),4.75(d,J=4.8Hz,2H),5.96(bs,1H),6.656−6.62(m,1H),6.67(bs,1H),7.01(m,1H),7.16(t,J=5.4Hz,1H),7.37(d,J=7.8Hz,1H),7.62(t,J=7.8Hz,1H),8.29(bs,1H),8.59(d,J=3.4Hz,1H);MS(ESI)m/z 342.7(M+1)
+。
【0250】
[実施例61]
N
4−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに1,3−ベンゾジオキソール−5−アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.04(s,3H),2.32(s,3H),4.69(d,J=4.2Hz,2H),5.76(bs,1H),5.95(s,2H),6.22(s,1H),6.67−7.75(m,2H),7.14(t,J=6.4Hz,1H),7.21(s,1H),7.32(d,J=7.8Hz,1H),7.60(t,J=7.6Hz,1H),8.56(d,J=3.6Hz,1H);MS(ESI)m/z 350.7(M+1)
+。
【0251】
[実施例62]
N
4−(4−クロロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(4−クロロフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.06(s,3H),2.33(s,3H),4.60(d,J=3.0Hz,2H),5.77(bs,1H),6.30(bs,1H),7.13−7.20(m,3H),7.32(d,J=6.8Hz,1H),7.43(d,J=7.8Hz,2H),7.61(t,J=7.6Hz,1H),8.58(d,J=3.4Hz,1H);MS(ESI)m/z 340.6(M+1)
+。
【0252】
[実施例63]
5,6−ジメチル−N
4−(4−メチルフェニル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりにp−トルイジンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.06(s,3H),2.31(s,3H),2.33(s,3H),4.71(d,J=2.8Hz,2H),5.75(bs,1H),6.28(s,1H),7.06(d,J=7.3Hz,2H),7.15(t,J=6.8Hz,1H),7.30−7.38(m,3H),7.61(t,J=7.4Hz,1H),8.58(d,J=4.0Hz,1H);MS(ESI)m/z 320.7(M+1)
+。
【0253】
[実施例64]
N
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(3,5−ジフルオロフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.07(s,3H),2.34(s,3H),4.73(d,J=3.1Hz,2H),5.93(bs,1H),6.39−6.49(m,2H),7.13−7.22(m,3H),7.34(d,J=7.8Hz,1H),7.63(t,J=5.9Hz,1H),8.59(d,J=3.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 342.7(M+1)
+。
【0254】
[実施例65]
N
4−(3−クロロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(3−クロロフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 2.03(s,3H),2.20(s,3H),4.51(d,J=3.0Hz,2H),6.91(d,J=6.8Hz,1H),7.02−7.15(m,2H),7.20(t,J=6.4Hz,1H),7.26(d,J=8.1Hz,1H),7.55(bs,1H),7.69(t,J=7.9Hz,1H),7.78(s,1H),8.10(s,1H),8.49(d,J=3.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 340.1(M+1)
+。
【0255】
[実施例66]
N
4−(2−クロロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(2−クロロフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.13(s,3H),2.38(s,3H),4.75(d,J=2.8Hz,2H),6.05(bs,1H),6.94(t,J=6.4Hz,1H),7.06−7.20(m,3H),7.36(d,J=6.8Hz,2H),7.62(t,J=7.6Hz,1H),8.40(d,J=5.8Hz,1H),8.60(d,J=3.4Hz,1H);MS(ESI)m/z 340.6(M+1)
+。
【0256】
[実施例67]
5,6−ジメチル−N
4−(2−メチルフェニル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりにo−トルイジンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.08(s,3H),2.27(s,3H),2.34(s,3H),4.66(d,J=3.2Hz,2H),5.70(bs,1H),6.14(s,1H),7.01(t,J=6.3Hz,1H),7.13(t,J=6.3Hz,2H),7.18(d,J=7.5Hz,1H),7.24(d,J=7.8Hz,1H),7.58(t,J=7.8Hz,1H),7.84(d,J=7.8Hz,1H),8.54(d,J=4.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 320.7(M+1)
+。
【0257】
[実施例68]
N
4−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(2,6−ジメチルフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.09(s,3H),2.14(s,6H),2.31(s,3H),4.40(d,J=3.2Hz,2H),5.52(bs,1H),5.71(s,1H),6.90(bs,1H),7.04−7.14(m,4H),7.46(t,J=9.4Hz,1H),8.45(d,J=4.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 335.0(M+1)
+。
【0258】
[実施例69]
5,6−ジメチル−N
4−(3−メチルフェニル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりにm−トルイジンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.07(s,3H),2.28(s,3H),2.33(s,3H),4.74(d,J=3.0Hz,2H),5.79(bs,1H),6.31(s,1H),6.84(d,J=8.1Hz,1H),7.10−7.17(m,2H),7.30−7.40(m,3H),7.60(t,J=7.8Hz,1H),8.57(d,J=2.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 320.7(M+1)
+。
【0259】
[実施例70]
N
4−(1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−3−チエニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 1.91(s,3H),2.22(m,1H),2.29(s,3H),2.20−2.26(m,1H),2.80−2.91(m,1H),2.95(bs,1H),3.05−3.15(m,1H),3.18−3.24(m,1H),4.69(bs,2H),4.80−4.89(m,2H),5.92(bs,1H),7.17(t,J=3.9Hz,1H),7.34(d,J=5.8Hz,1H),7.64(t,J=6.4Hz,1H),8.57(d,J=2.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 348.8(M+1)
+。
【0260】
[実施例71]
N
4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(5−フルオロ−2−メチルフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.03(s,3H),2.11(s,3H),2.17(s,3H),4.39(d,J=1.6Hz,2H),7.77−7.88(m,2H),7.09−7.20(m,3H),7.34(d,J=9.8Hz,1H),7.45(s,1H),7.64(t,J=7.5Hz,1H),8.43(d,J=2.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 338.8(M+1)
+。
【0261】
[実施例72]
N
4−(2−フルオロ−6−メチルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(2−フルオロ−6−メチルフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δ ppm 2.07(s,3H),2.11(s,3H),2.23(s,3H),4.29(s,2H),6.88(t,J=9.1Hz,1H),6.97(t,J=5.9Hz,2H),7.13(m,1H),7.26(t,J=7.3Hz,1H),7.61(t,J=7.3Hz,1H),8.34(d,J=5.0Hz,1H);MS(ESI)m/z 338.8(M+1)
+。
【0262】
[実施例73]
N
4−(4,5−ジフルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(4,5−ジフルオロ−2−メチルフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.02(s,3H),2.06(s,3H),2.16(s,3H),4.34(bs,2H),6.81(bs,1H),7.07−7.41(m,4H),7.56(bs,1H),7.63(d,J=7.3Hz,1H),8.42(d,J=4.2Hz,1H);MS(ESI)m/z 356.6(M+1)
+。
【0263】
[実施例74]
5,6−ジメチル−N
4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δ ppm 2.09(s,3H),2.27(s,3H),3.38(s,3H),4.42(s,2H),5.98(s,1H),7.14(d,J=7.5Hz,1H),7.24(t,J=6.7Hz,1H),7.38(s,1H),7.70(t,J=7.0Hz,1H),8.43(d,J=5.2Hz,1H);MS(ESI)m/z 310.2(M+1)
+。
【0264】
[実施例75]
N
4−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(4−フルオロ−2−メチルフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.01(s,3H),2.07(s,3H),2.15(s,3H),4.30(bs,2H),6.68(bs,1H),6.84−6.89(m,1H),6.98−7.10(m,2H),7.17(t,J=7.3Hz,2H),7.57−7.67(m,2H),8.43(d,J=4.2Hz,1H);MS(ESI)m/z 338.8(M+1)
+。
【0265】
[実施例76]
N
4−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(3−フルオロ−2−メチルフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.94(s,3H),2.06(s,3H),2.14(s,3H),4.32(bs,2H),6.76(bs,1H),6.86−6.95(m,1H),7.01−7.13(m,3H),7.17(t,J=6.4Hz,1H),7.63(t,J=8.4Hz,1H),7.75(s,1H),8.43(d,J=4.2Hz,1H);MS(ESI)m/z 338.2(M+1)
+。
【0266】
[実施例77]
N
4−シクロヘキシル−N
4,5,6−トリメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりにN−メチルシクロヘキサンアミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 1.09−1.31(m,3H),1.39−1.52(m,2H),1.59−1.80(m,5H),2.02(s,3H),2.27(s,3H),2.73(s,3H),3.49−3.59(m,1H),4.71(d,J=6.2,2H),5.54(bs,1H),7.11−7.15(m,1H),7.35(d,J=8.3,1H),7.57−7.62(m,1H),8.52−8.55(m,1H);MS(ESI)m/z 326.2(M+1)
+。
【0267】
[実施例78]
N
4−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに3,3−ジフルオロシクロペンチルアミン塩酸塩を使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δ ppm 1.73−2.27(m,9H),2.36(s,3H),3.30−3.34(m,2H),4.30−4.40(m,1H),7.73(t,J=6.4,1H),7.84(d,J=8.1,1H),8.28(t,J=6.7,1H),8.70(d,J=5.1,1H);MS(ESI)m/z 334(M+1)
+。
【0268】
[実施例79]
trans−4−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)シクロヘキサノール
シクロペンタンアミンの代わりにtrans−4−アミノシクロヘキサノールを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。粗生成物をエタノールからの結晶化により精製し、標記化合物を白色固体状塩酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δ ppm 1.18−1.26(m,2H),1.32−1.44(m,2H),1.67(d,J=11.28Hz,2H),1.80−1.99(m,5H),2.33(s,3H),3.45−3.55(m,1H),3.75−3.83(m,1H),4.72(s,2H),7.33(bs,1H),7.44(d,J=7.79Hz,1H),7.83(t,J=7.12Hz,1H),8.53(d,J=4.30Hz,1H);MS(ESI)m/z 328.3(M+1)
+。
【0269】
[実施例80]
N
4−(3,3−ジフルオロシクロヘキシル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミン塩酸塩を使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。粗生成物をHPLC(カラム:YMC−PACK ODS−AQ C18,250mm×20mm,10μm;グラジエント:0.02%トリフルオロ酢酸/水中20−50%アセトニトリル(15分);0.02%トリフルオロ酢酸/水中50−100%アセトニトリル(5分);流速:25mL/min;温度:25℃)により精製し、標記化合物を白色固体状トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.80−2.11(m,14H),3.75(bs,1H),4.40−4.49(m,2H),5.31(bs,2H),7.20−7.28(m,1H),7.56(bs,1H),7.73(bs,1H),8.65(bs,1H);MS(ESI)m/z 348.1(M+1)
+。
【0270】
[実施例81]
5,6−ジメチル−N
4−(1−メチルピペリジン−4−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに1−メチルピペリジン−4−アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物をライトグレーの固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.68(bs,4H)1.85(s,3H)2.13(bs,3H)2.57(bs,3H)2.66(bs,2H)3.13(d,J=11.82Hz,2H)3.81(bs,1H)4.52(d,J=5.91Hz,2H)6.52(s,1H)7.15−7.22(m,1H)7.27(d,J=7.79Hz,1H)7.70(d,J=7.66Hz,1H)8.48(d,J=4.03Hz,1H);MS(ESI)m/z 327.5(M+1)
+。
【0271】
[実施例82]
4−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
シクロペンタンアミンの代わりに1−メチルピペリジン−4−アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物をライトグレーの固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.20−1.30(m,2H),1.39(s,9H),1.50−1.60(m,2H),1.80(s,3H),2.06(s,3H),2.60−2.68(m,2H),3.76−3.90(m,3H),4.48(d,J=5.4Hz,2H),5.81(d,J=5.4Hz,1H),6.71(bs,1H),7.18(t,J=4.4Hz,1H),7.22(d,J=5.4Hz,1H),7.67(t,J=8.1Hz,1H),8.45(d,J=4.4Hz,1H);MS(ESI)m/z 413.2(M+1)
+。
【0272】
[実施例83]
5,6−ジメチル−N
4−(ピペリジン−4−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
4−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(100mg,0.24mmol,実施例82)を3M塩化水素のジオキサン(10mL)溶液に懸濁した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌後、溶媒を減圧除去した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより残渣を精製し、標記化合物をライトグレーの固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.25−1.32(m,2H),1.84−1.92(m,5H),2.25(s,3H),12.43(bs,1H),2.60−2.65(m,2H),3.02−3.08(m,2H),3.985−3.94(m,1H),4.25(d,J=8.3Hz,2H),4.68(d,J=5.3Hz,2H),5.59(bs,1H),7.12(t,J=4.6Hz,1H),7.36(d,J=8.1Hz,1H),7.60(t,J=6.4Hz,1H),8.54(d,J=4.2Hz,1H);MS(ESI)m/z 313.2(M+1)
+。
【0273】
[実施例84]
N
4−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(2,6−ジイソプロピルフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 1.13(d,J=32.78Hz,12H),2.12(s,3H),2.31(s,3H),3.00−3.12(m,2H),4.40(d,J=5.10Hz,2H)。5.40(s,1H),5.65(s,1H),6.85(s,1H),7.04(bs,1H),7.19(d,J=7.52Hz,2H),7.20−7.30(m,1H),7.42(t,J=7.52Hz,1H),8.43(d,J=4.03Hz,1H);MS(ESI)m/z 390.5(M+1)
+。
【0274】
[実施例85]
3−({5,6−ジメチル−2−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)シクロヘキサノール
シクロペンタンアミンの代わりに3−アミノシクロヘキサノールを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。粗生成物をエタノールからの結晶化により精製し、標記化合物を白色固体状塩酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δ ppm 1.35−1.65(m,11H),2.33(s,3H),3.90−4.15(m,2H),4.80−4.95(m,2H),7.68−7.75(m,2H),8.20−8.26(m,1H),8.66(d,J=11.15Hz,1H);MS(ESI)m/z 328.8(M+1)
+。
【0275】
[実施例86]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[(5−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[(5−メチルピリジン−2−イル)メチル]アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.97−1.33(m,5H),1.51−1.69(m,5H),1.87(s,3H),2.24(d,J=6.0Hz,6H),3.73(s,1H),4.57(d,J=5.6Hz,2H),7.20(d,J=7.79Hz,1H),7.56(d,J=8.06Hz,2H),8.06(t,J=5.6Hz,1H),8.33(s,1H),12.90(bs,1H);MS(ESI)m/z 326.1(M+1)
+。
【0276】
[実施例87]
N
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−[1−(ピリジン−2−イル)エチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに(1−ピリジン−2−イルエチル)アミンを使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.12−1.28(m,6H),1.43−11.52(m,5H),1.71−1.74(m,2H),1.88(s,3H),2.22(s,3H),5.06−5.10(m,1H),7.31(t,J=8.06Hz,1H),7.44(d,J=8.06Hz,1H),7.58(d,J=8.06Hz,1H),7.84(t,J=8.06Hz,2H),8.22(d,J=2.0Hz,1H),8.58(d,J=2.0Hz,1H),12.21(bs,1H);MS(ESI)m/z 326.5(M+1)
+。
【0277】
[実施例88]
N
4−(2,4−ジフルオロフェニル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(2,4−ジフルオロフェニル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.09(s,3H),2.37(s,3H),4.71(d,J=5.6Hz,2H),6.06(bs,1H),6.47(bs,1H),7.75(t,J=9.4Hz,1H),7.85(t,J=10.0Hz,1H),7.17(t,J=7.3Hz,1H),7.33(d,J=7.8Hz,1H),7.62(t,J=7.5Hz,1H),8.12(bs,1H),8.58(d,J=2.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 342.6(M+1)
+。
【0278】
[実施例89]
5−エチル−N
4−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
【0279】
工程A
2−クロロ−5−エチル−N−(4−フルオロフェニル)−6−メチルピリミジン−4−アミン
2,4−ジクロロ−5,6−ジメチルピリミジンの代わりに2,4−ジクロロ−5−エチル−6−メチルピリミジンを使用し、シクロヘキシルアミンの代わりに4−フルオロアニリンを使用した以外は2−クロロ−N−シクロヘキシル−5,6−ジメチルピリミジン−4−アミン(実施例1,工程D)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。標記化合物を白色固体として得た。MS(ESI)m/z 266.7,268.7(M+1)
+。
【0280】
工程B
5−エチル−N
4−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−シクロヘキシル−5,6−ジメチルピリミジン−4−アミンの代わりに2−クロロ−5−エチル−N−(4−フルオロフェニル)−6−メチルピリミジン−4−アミン(工程A)を使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物をライトグレーの固体として得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δ ppm 1.09−1.20(m,3H),2.25−2.35(m,3H),2.52−2.62(m,2H),4.57(bs,2H),6.80−6.88(m,2H),7.20−7.36(m,4H)7.65−7.76(m,1H)8.50(bm,1H);MS(ESI)m/z 338.8(M+1)
+。
【0281】
[実施例90]
N
4−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
2−[(4−エチルピリジン−2−イル)メチル]−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン
【0282】
工程A
2−クロロ−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5,6−ジメチルピリミジン−4−アミン
2,4−ジクロロ−5,6−ジメチルピリミジン(0.585g,3.304mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミン塩酸塩(0.652g,3.800mmol)とトリエチルアミン(1.338g,13.218mmol)を加え、反応混合物を50℃に一晩加熱した。揮発分を減圧除去し、残渣を水(300mL)に注いだ。生成物をエーテル(3×50mL)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。ヘキサン/酢酸エチル(グラジエント4:1−2:1)の混液を溶離液として残渣をシリカカラムクロマトグラフィーに供し、標記化合物621mg(68%)を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.18−1.24(m,1H),1.60−1.72(m,2H),1.80−2.10(m,8H)2.21(s,3H),4.00−4.10(m,1H),6.73(d,J=7.79Hz,1H);MS(ESI)m/z 318.6(M+1)
+。
【0283】
工程B
N
4−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N
2−[(4−エチルピリジン−2−イル)メチル]−5,6−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン
(ピリジン−2−イルメチル)アミンの代わりに[(4−エチルピリジン−2−イル)メチル]アミンを使用し、2−クロロ−N−シクロヘキシル−5,6−ジメチルピリミジン−4−アミンの代わりに2−クロロ−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5,6−ジメチルピリミジン−4−アミン(工程A)を使用した以外はN
4−シクロヘキシル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例1)の製造について記載した一般手順に従って標記化合物を合成した。生成物をエタノールからの結晶化により精製し、標記化合物を淡黄色固体状塩酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.16(t,J=7.59Hz,3H),1.57−1.1.89(m,11H)2.25(s,3H)2.62(m,2H)3.95(s,1H)4.64(d,J=5.12Hz,2H)7.17(d,J=5.12Hz,1H)7.24(s,1H)7.64(d,J=6.40Hz,1H)8.31(s,1H)8.40(d,J=4.94Hz,1H)12.58(bs,1H);MS(ESI)m/z 375.9(M+1)
+。
【0284】
[実施例91]
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。粗生成物をHPLC(カラム:YMC−PACK ODS−AQ C18,250mm×20mm,10μm;グラジエント:0.02%トリフルオロ酢酸/水中20−50%アセトニトリル(15分);0.02%トリフルオロ酢酸/水中50−100%アセトニトリル(5分);流速:25mL/min;温度:25℃)により精製し、標記化合物をライトグレーの固体状トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm δ 1.34(s,1H),1.59−1.78(m,3H),1.88(s,3H),2.25(s,3H),3.23−3.29(m,2H),3.46−3.50(m,1H),3.64(dd,J
1=13.84,J
2,=7.12Hz,2H),4.70(m,2H),7.43(m,1H),7.47(d,J=7.79Hz,1H),7.94(t,J=7.12Hz,1H),8.14(d,J=5.10Hz,1H),8.59(d,J=4.30Hz,1H),8.63(t,J=5.37Hz,1H),12.89(bs,1H);MS(ESI)m/z 314.1(M+1)
+。
【0285】
[実施例92]
N
4−(シクロヘキシルメチル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに1−シクロヘキシルメタンアミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.66−0.73(m,2H),1.00(bs,3H),1.35(bs,1H),1.42−1.58(m,5H),1.86(s,3H),2.18(s,3H),3.06(bs,2H),4.58(bs,2H),7.26(bs,2H),7.40−7.46(m,1H),7.68−7.74(m,1H),8.49(bs,1H);MS(ESI)m/z 326.5(M+1)
+。
【0286】
[実施例93]
5,6−ジメチル−N
4−(ピリジン−3−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりにピリジン−3−アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.11(s,3H),2.35(s,3H),4.71(d,J=3.0Hz,2H),5.97(bs,1H),6.41(bs,1H),7.13−7.20(m,2H),7.31(d,J=7.4Hz,1H),7.62(t,J=7.6Hz,1H),8.05(d,J=4.0Hz,1H),8.26(bs,1H),8.56−8.63(m,2H);MS(ESI)m/z 307.9(M+1)
+。
【0287】
[実施例94]
5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)−N
4−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに1,3,4−チアジアゾール−2−アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.10(s,3H),2.25(s,3H),4.68(d,J=2.0Hz,2H),7.18−7.51(m,3H),7.70(t,J=7.8Hz,1H),8.50(s,1H),9.01(s,1H),10.93(bs,1H);MS(ESI)m/z 314.1(M+1)
+。
【0288】
[実施例95]
5,6−ジメチル−N
4−(1,2−オキサゾール−3−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりにイソオキサゾール−3−アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.08(s,3H),2.35(s,3H),4.74(d,J=2.8Hz,2H),5.97(bs,1H),6.98(s,1H),7.17(t,J=6.4Hz,1H),7.31−7.44(m,2H),7.63(t,J=6.5Hz,1H),8.17(s,1H),8.56(d,J=4.6Hz,1H);MS(ESI)m/z 297.8(M+1)
+。
【0289】
[実施例96]
5,6−ジメチル−N
4−(5−メチル−1,2−オキサゾール−3−イル)−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに5−メチルイソオキサゾール−3−アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 2.06(s,3H),2.35(s,3H),4.75(d,J=2.8Hz,2H),5.92(bs,1H),6.54(s,1H),7.18(m,1H),7.36(d,J=7.8Hz,1H),7.64(t,J=7.5Hz,1H),8.59(d,J=4.0Hz,1H);MS(ESI)m/z 311.5(M+1)
+。
【0290】
[実施例97]
N
4−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン
シクロペンタンアミンの代わりに(4−フルオロベンジル)アミンを使用した以外はN
4−シクロペンチル−5,6−ジメチル−N
2−(ピリジン−2−イルメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(実施例29)の製造について記載した手順に従って標記化合物を合成した。クロロホルム/エタノール/20%アンモニア水溶液(200:10:1)の混液を溶離液としてカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した後、最終生成物をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ ppm 1.92(s,3H),2.27(s,3H),4.56(d,J=3.8Hz,2H),4.72(d,J=2.8Hz,2H),4.78(bs,1H),5.70(bs,1H),6.94(t,J=8.6Hz,2H),7.13(d,J=7.8Hz,1H),7.20(t,J=7.5Hz,2H),7.29(bs,1H),7.57(t,J=7.5Hz,1H),8.57(d,J=3.2Hz,1H);MS(ESI)m/z 338.8(M+1)
+。
【0291】
上記に引用した全文献(特許及び非特許)を本特許出願に援用する。これらの文献に関する記載は単にその著者により為された主張を要約するものに過ぎない。如何なる文献(又は如何なる文献の一部)も関連する先行技術(又は何らかの先行技術)であると認めるものではない。出願人は引用文献の正確さと妥当性について異議を申し立てる権利を留保する。