【解決手段】プログラムPは、コンピュータ1に、ユーザのクレジットカードに係る決済情報を取得し、前記決済情報と関連した関連情報を、インターネットNを介して収集し、前記決済情報及び関連情報に基づき、ソーシャルネットワークに投稿する投稿情報を生成する処理を実行させることを特徴とする。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
本実施の形態では、ユーザのクレジットカードに係る決済情報を利用してSNSへの投稿を行う情報処理システムを一例に説明を行う。
図1は、情報処理システムの構成例を示す模式図である。情報処理システムは、情報処理端末1、情報処理装置2及びSNSサーバ3、3、3…を含む。各装置はネットワークNを介して相互に通信接続されている。ネットワークNは、例えばインターネットである。
【0018】
情報処理端末1は、各ユーザが所持している情報処理端末である。情報処理端末1は例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態において情報処理端末1はスマートフォンであるものとし、以下では簡潔のため端末1と読み替える。端末1は、情報処理装置2からユーザのクレジットカードに係る決済情報をダウンロードする。また、端末1はダウンロードした決済情報に基づいてSNSに投稿する投稿情報を生成し、SNSに投稿する処理を行う。本実施の形態に係る投稿情報は後述する投稿画面を含む概念であり、ユーザのクレジットカードの決済情報、及び該決済情報に関連する関連情報に基づいて生成される情報である。
【0019】
情報処理装置2は、種々の情報を記憶すると共に、ネットワークNを介した情報の送受信を行う情報処理装置である。情報処理装置2は、例えばサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態において情報処理装置2はサーバコンピュータであるものとし、サーバ2と読み替える。サーバ2は、ユーザのクレジットカードに係る決済処理を行い、各ユーザの端末1にクレジットカードの決済情報を送信する。
【0020】
SNSサーバ3は、SNSの管理、運営に係る情報処理を行うためのサーバ装置である。SNSサーバ3は、各ユーザから投稿されたコメント、画像等の投稿情報を記憶し、各ユーザの端末1に投稿情報を配信する。
【0021】
端末1は、制御部11、記憶部12、通信部13、表示部14、入力部15、撮像部16を含む。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を含む。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムPを読み出して実行することにより、端末1に係る種々の情報処理又は制御処理等を行う。
【0022】
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含む。記憶部12は、制御部11が本実施の形態に係る処理を実行するために必要なプログラムP又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。なお、プログラムPは予め端末1にインストールされたものであっても、ネットワークNを介してインストールされたものであってもよい。また、記憶部12は、サーバ2から送信されたクレジットカードの決済情報を記憶する。
【0023】
通信部13は、例えばアンテナ及び通信処理を実行するために必要な処理回路等を含む。より詳しくは、例えば携帯電話網等により通信を行う。
【0024】
表示部14は、例えば液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画面を有し、制御部11から与えられた画像を表示する。
【0025】
入力部15は例えば、表示部14に設けられたタッチパネル又は押下式のボタン等である。入力部15は、ユーザによる操作入力を受け付ける。入力部15は、ユーザによりなされた操作内容を制御部11に通知する。
【0026】
撮像部16は、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラ等を含み、画像の撮像を行う。撮像された画像は図示しない画像処理回路によって処理され、記憶部12に記憶される。
【0027】
なお、本実施の形態において端末1は上記の構成に限られず、例えば音声の入出力を行うマイク及びスピーカ等を含んでもよい。
【0028】
サーバ2は、制御部21、記憶部22、通信部23、大容量記憶装置24を含む。
制御部21は、CPU又はMPU等の演算処理装置を含む。制御部21は、記憶部22に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、サーバ2に係る種々の情報処理又は制御処理等を行う。
【0029】
記憶部22は、例えばRAM、ROM等のメモリ素子を含む。記憶部22は、制御部21が処理を実行するために必要なプログラム又はデータ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
【0030】
通信部23は、例えば通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ネットワークNを介して端末1と情報の送受信を行う。
【0031】
大容量記憶装置24は、例えばハードディスク等を含む大容量の記憶装置である。大容量記憶装置24は、決済DB241を記憶している。決済DB241は、各ユーザのクレジットカードに係る決済情報を記憶している。
なお、本実施の形態において記憶部22及び大容量記憶装置24は一体の記憶装置として構成されていてもよい。また、大容量記憶装置24は複数の記憶装置により構成されていてもよい。また、大容量記憶装置24はサーバ2に接続された外部記憶装置であってもよい。
【0032】
なお、本実施の形態においてサーバ2は上記の構成に限られず、例えば操作入力を受け付ける入力部、サーバ2に係る情報を表示する表示部、可搬型記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部等を含んでもよい。
【0033】
図2は、決済DB241のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。決済DB241は、カード番号列、氏名列、口座番号列、利用日時列、加盟店列、位置列、商品列、属性列、支払予定列、支払金額列、SNSアカウント列を含む。カード番号列は、ユーザのクレジットカードの番号を記憶している。氏名列は、カード番号と対応付けて、ユーザの氏名を記憶している。口座番号列は、カード番号及び氏名と対応付けて、ユーザの銀行口座の口座番号を記憶している。利用日時列は、カード番号と対応付けて、ユーザがクレジットカードを利用した日時を記憶している。加盟店列は、利用日時と対応付けて、当該日時にクレジットカードを利用した加盟店の名称を記憶している。位置列は、加盟店と対応付けて、当該加盟店の位置情報を記憶している。商品列は、利用日時及び加盟店と対応付けて、ユーザが購入した商品又はサービスの名称を記憶している。なお、以下では簡潔のため、加盟店が提供する商品又はサービスを商品等と記す。属性列は、商品等と対応付けて、商品等の属性を記憶している。支払予定列は、利用日時、加盟店及び商品等と対応付けて、当該商品等の購入代金の支払予定日を記憶している。支払金額列は、支払予定日と対応付けて、予定されている支払代金の金額を記憶している。SNSアカウント列は、氏名と対応付けて、SNSに係るユーザのアカウント情報を記憶している。
【0034】
図3は、選択画面40の一例を示す説明図である。以下では情報処理システムが実行する処理の概要について説明する。なお、以下では説明の便宜のため、端末1の処理主体は制御部11であるものとし、サーバ2の処理主体は制御部21であるものとする。
制御部11は、端末1のホーム画面においてプログラムPを示す所定のアイコンへのタッチ入力を受け付けた場合にプログラムPを起動し、本実施の形態に係る処理を実行する。端末1の制御部11は、プログラムPの起動時に未取得であるクレジットカードの決済情報をサーバ2から受信し、記憶部12に記憶する。なお、制御部11は、例えば定期的にサーバ2と通信を行い、決済情報を取得する構成としてもよい。制御部11は、記憶部12に記憶された決済情報を読み出し、
図3に示す選択画面40を表示する。選択画面40は、ユーザのクレジットカードの決済情報41、41、41…の一覧を示す画面である。決済情報41は、例えばクレジットカードを利用した日付、利用した加盟店の名称、購入した商品等の名称、支払金額等を含む。
【0035】
制御部11は、選択画面40で表示する決済情報41へのタッチ入力を受け付ける。これにより、制御部11は決済情報の選択を受け付ける。いずれかの決済情報41へのタッチ入力を受け付けた場合、制御部11は、選択された決済情報に関連する関連情報を、インターネットを介して収集する。具体的には、制御部11は決済情報が示す加盟店の名称、位置情報、商品等の名称などに基づき、汎用の検索エンジンを利用して関連する画像、テキスト等を検索する。関連情報は、加盟店の画像、商品等の画像、加盟店への交通経路、加盟店の広告、ホームページ、紹介記事、利用日の天気等を含む。例えば制御部11は、加盟店の名称、商品等の名称などをキーワードとして検索を行い、上位に挙がる画像、テキスト、URL情報等を抽出する。なお、画像が複数抽出された場合は、利用日に近い画像(例えば利用日が冬季である場合は、冬季における加盟店の画像)を抽出してもよい。また、例えば制御部11は加盟店の位置情報に基づいて検索を行い、加盟店の最寄り駅、当該最寄り駅から加盟店への経路等を抽出する。
【0036】
図4は、投稿画面50の一例を示す説明図である。関連情報を収集した制御部11は、決済情報及び関連情報に基づいて
図4に示す投稿画面50を生成し、表示部14に表示する。投稿画面50は、SNSに投稿する画像であり、例えばクレジットカードの利用日時、利用した加盟店の名称、位置情報、購入した商品等の名称、加盟店の画像、商品等の画像などを含む。
【0037】
さらに投稿画面50は、ユーザがコメントを入力するためのコメント入力欄51と、画像を入力するための画像入力欄52とを含む。コメント入力欄51は、ユーザのコメントに係るテキスト入力を受け付けるための入力欄である。制御部11は、コメント入力欄51への操作入力に基づき、ユーザによるコメントの入力を受け付ける。
画像入力欄52は、ユーザによる画像の入力を受け付けるための入力欄である。例えば制御部11は、画像入力欄52へのタッチ入力を受け付けた場合に、記憶部12を参照し、例えば撮像部16により撮像された画像の入力を受け付ける。なお、画像入力欄52に入力される画像は撮像部16により撮像された画像でなくともよい。
【0038】
なお、制御部11は、コメント入力欄51に入力されたコメントに基づいて関連情報を収集してもよい。例えば制御部11は、コメント入力欄51に「加盟店の画像は」との入力を受け付けた場合、決済情報に関連する「加盟店の画像」を収集し、表示する。また、例えば制御部11は、コメント入力欄51に「加盟店への交通経路は」との入力を受け付けた場合、決済情報に関連する「加盟店への交通経路」を収集し、表示する。
【0039】
制御部11は投稿画面50の上部に、各種SNSを示す投稿アイコン53を表示する。投稿アイコン53は、表示中の投稿画面50をSNSに投稿するためのアイコンであり、例えばツイッター(登録商標)、フェイスブック(登録商標)、LINE(登録商標)等を示す。投稿アイコン53への操作入力を受け付けた場合、制御部11は表示中の投稿画面50をソーシャルネットワーク上に出力する。詳しくは、制御部11は生成した投稿画面50を内容とする投稿情報を、上記SNSを管理するSNSサーバ3に送信する。
【0040】
図5は、SNS画面60の一例を示す説明図である。端末1が投稿画面50を投稿した場合、
図5に示すように、投稿画面50がSNSに係るコミュニティー上に出力される。これにより、SNSを閲覧する閲覧者は、投稿者であるユーザの決済情報だけでなく、加盟店に関連する関連情報、商品等を購入したユーザによるコメント等を参照してコミュニケーションを取ることができる。
【0041】
図6は、端末1の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図6に基づいて、端末1が実行する処理内容について説明する。
端末1のホーム画面において所定の操作入力を受け付けた場合に、端末1の制御部11はプログラムPを起動し、以下の処理を実行する。制御部11は、未取得であるクレジットカードの決済情報をサーバ2から受信し、記憶部12に記憶する(ステップS11)。制御部11は、決済情報の選択を受け付ける選択画面40を表示する(ステップS12)。制御部11は、当該選択画面40へのタッチ入力に基づき、決済情報の選択を受け付ける(ステップS13)。制御部11は、選択された決済情報を記憶部12から読み出し、当該決済情報と関連する関連情報を、インターネットを介して収集する(ステップS14)。具体的には、制御部11は決済情報が示す加盟店の名称、位置情報、商品等の名称などに基づき、インターネットを介して提供される汎用の検索エンジンに対し、関連する画像、テキスト等の検索処理を要求する。制御部11は、当該検索エンジンにより検索された関連情報を取得する。関連情報は、加盟店の画像、商品等の画像、加盟店への交通経路、加盟店の広告、ホームページ、紹介記事等を含む。制御部11は、取得した当該関連情報のうち、検索エンジンにおいて上位に挙げられた画像、テキスト、URL情報等の関連情報を抽出する。また、例えば制御部11は加盟店の最寄り駅、当該最寄り駅から加盟店への経路等の関連情報を抽出する。
【0042】
制御部11は、記憶部12から読み出した決済情報、及び収集した関連情報に基づき、SNSに投稿する投稿画面50を生成して表示部14に表示する(ステップS15)。投稿画面50は、例えばクレジットカードの利用日時、利用した加盟店の名称、位置情報、購入した商品等の名称、加盟店の画像、商品等の画像、加盟店の広告、紹介記事等を含む。さらに投稿画面50は、ユーザによるコメントの入力を受け付けるためのコメント入力欄51、及び画像の入力を受け付けるための画像入力欄52を含む。
【0043】
制御部11は、コメント入力欄51に対するコメントの入力を受け付ける(ステップS16)。制御部11は、画像入力欄52に対する画像の入力を受け付ける(ステップS17)。制御部11は、表示中の投稿画面50をSNSに投稿するか否かを判定する(ステップS18)。例えば制御部11は、各種SNSを示す投稿アイコン53へのタッチ入力を受け付けたか否かにより判定を行う。
【0044】
投稿しないと判定した場合(S18:NO)、制御部11は処理をステップS16に戻す。投稿すると判定した場合(S18:YES)、制御部11は、ステップS15で生成した投稿画面50を内容とする情報を所定のSNSサーバ3に送信し、当該投稿画面50をソーシャルネットワーク上に出力する(ステップS19)。制御部11は一連の処理を終了する。
【0045】
なお、
図4において端末1はソーシャルネットワーク上に出力する最終的な投稿画面50そのものを表示することとしたが、本実施の形態はこれに限るものではなく、コメント、画像等の入力を受け付ける段階で表示する画面はより簡易的な内容であってもよい。また、各種SNSで出力される情報は、
図4で示した投稿画面50に限定されるものではなく、各種SNSの仕様に応じてカスタマイズされる構成であってもよい。つまり端末1は、決済情報及び関連情報に基づいて投稿情報を生成可能であればよい。
【0046】
また、上記において端末1は、投稿アイコン53(
図4参照)へのタッチ入力を受け付けた場合に投稿画面50をソーシャルネットワーク上に出力することとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えば端末1は、本実施の形態に係るプログラムPに基づき実行する処理において、決済情報及び関連情報に基づき投稿画面50を生成するまでに処理を留める。そして端末1は所定のSNSに係るアプリケーションプログラムを実行し、ユーザの操作入力に従って、生成した投稿画面50を当該アプリケーションに係る画面にコピーしてSNSに投稿することとしてもよい。また、端末1は投稿画面50に遷移するためのリンク情報をSNSに投稿し、他のユーザの端末1はSNS画面60に表示される当該リンク情報への操作入力を受け付けた場合に投稿画面50へと遷移することとしてよい。つまり、本実施の形態に係るプログラムPに基づき実行する一連の処理において、生成した投稿画面50をソーシャルネットワーク上に出力する処理(ステップS19)は必須の構成要素ではない。
【0047】
また、上記で端末1はクレジットカードの決済情報をサーバ2から取得することとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えば端末1は、クレジットカードの加盟店に設置される所定のリーダ/ライタ装置と近距離無線通信を行い、決済情報を取得することとしてもよい。なお、この場合の通信方式はNFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信に限定されず、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信であってもよい。上記のように、端末1が決済情報を取得する取得先はサーバ2でなくともよい。つまり端末1は、クレジットカードに係る決済情報を外部から取得可能であればよい。
【0048】
また、上記で端末1は投稿画面50においてコメント入力欄51を表示し、ユーザのコメント入力を受け付けることとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えばサーバ2は、クレジットカードに係る決済処理を完了した場合、決済処理が完了した旨の確認のメールを端末1に送信する。当該メールを受信した場合、端末1はユーザによる操作入力に従い、コメントを含む返信メールの送信を行う。当該返信メールを受信した場合、サーバ2は返信メールに含まれるコメントを、ユーザの決済情報と対応付けて決済DB241に記憶する。端末1は、決済情報と共に返信メールにおいて入力されたコメントを取得する。そして端末1は、投稿画面50を表示する場合、空白のコメント入力欄51ではなく、返信メールにおいてユーザが事前に入力しておいたコメントを併せて表示する。これにより、ユーザがクレジットカード利用後に入力しておいたコメントを流用することができる。
【0049】
以上より、本実施の形態1によれば、ユーザはクレジットカードの決済情報をSNSでのコミュニケーションツールとして利用可能となる。
【0050】
また、本実施の形態1によれば、投稿アイコン53へのタッチ入力をトリガとしてSNSへの投稿が可能になる。
【0051】
また、本実施の形態1によれば、ユーザは投稿画面にコメント及び画像を付加することにより、例えばクレジットカードを利用した加盟店に関するレビュー、レコメンド、ユーザが撮像した商品等の画像などをSNSに投稿することができる。
【0052】
(実施の形態2)
実施の形態2では、一のユーザの決済情報と類似する決済情報を有する他のユーザを検索する形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
【0053】
図7は、実施の形態2に係る選択画面40の一例を示す説明図である。本実施の形態に係る選択画面40は、決済情報41の一部に検索アイコン201を含む。検索アイコン201は、当該決済情報41と類似性を有する決済情報に係る他のユーザを検索する処理をサーバ2に要求するためのアイコンである。選択画面40において検索アイコン201へのタッチ入力を受け付けた場合、端末1の制御部11は、ユーザの決済情報と類似性を有する決済情報に係る他のユーザを検索する処理をサーバ2に要求する。
なお、例えば制御部11は検索アイコン201へのタッチ入力を受け付けた場合に、
図7に示すように、後述する検索結果を出力する出力先であるSNSを選択する所定のオブジェクトを選択画面40の下部に表示する。
【0054】
当該検索要求を受信した場合に、サーバ2の制御部21は類似性を有する決済情報に係る他のユーザを検索する処理を実行する。決済情報の類似性は、例えば決済DB241に記憶されている商品等の名称、商品等の属性、支払金額、加盟店の位置情報等を比較することで判断する。制御部21は検索処理を実行し、類似する決済情報に係る他のユーザの氏名、アカウント情報等を取得する。制御部21は、取得した他のユーザの氏名、アカウント情報等を含む検索結果を端末1に送信する。
【0055】
図8は、実施の形態2に係る検索画面270の一例を示す説明図である。端末1の制御部11は、サーバ2から検索結果を受信する。
図8に示すように、制御部11は受信した検索結果をソーシャルネットワーク上に出力する。
【0056】
図9は、実施の形態2に係る端末1の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図9に基づいて、本実施の形態に係る端末1が実行する処理手内容について説明する。
クレジットカードの決済情報をサーバ2から受信した後で(ステップS11)、端末1の制御部11は以下の処理を実行する。制御部11はサーバ2に他のユーザの検索処理を要求するための検索アイコン201を含む選択画面40を表示する(ステップS201)。検索アイコン201は、選択画面40に係る各決済情報41、41、41…と対応付けられている。制御部11は、サーバ2に他のユーザの検索処理を要求する否かを判定する(ステップS202)。具体的には、制御部11は検索アイコン201へのタッチ入力を受け付けたか否かにより判定を行う。検索要求をしないと判定した場合(S202:NO)、制御部11は処理をステップS13に移行する。
【0057】
検索要求をすると判定した場合(S202:YES)、制御部11は、ユーザの決済情報と類似性を有する決済情報に係る他のユーザを検索する処理を、決済情報を決済DB241に記憶したサーバ2に要求する(ステップS203)。具体的には、制御部11はユーザの決済情報に係る商品等の名称、商品等の属性、支払金額、加盟店の位置情報等と類似性を有する決済情報に係る他のユーザを検索する処理をサーバ2に要求する。制御部11は、ステップS203の検索要求に対する検索結果をサーバ2から受信する(ステップS204)。制御部11はステップS204で受信した検索結果をソーシャルネットワーク上に出力する(ステップS205)。これにより、
図8で例示したごとく、ユーザの決済情報と類似性を有する他のユーザがSNS上で出力される。
【0058】
なお、上記において端末1は選択画面40に検索アイコン201を表示し、該検索アイコン201へのタッチ入力を受け付けた場合に検索要求をサーバ2に送信することとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えば端末1は検索アイコン201を、投稿アイコン53等と共に投稿画面50に表示する構成としてもよい。
【0059】
また、上記において端末1は検索結果をソーシャルネットワーク上に出力することとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えば端末1は、本実施の形態のプログラムPに係るアプリケーション内で、
図8で例示した検索結果を表示することとしてもよい。
【0060】
以上より、本実施の形態2によれば、ユーザと趣味、嗜好が似た購買履歴を持つ他のユーザを検索可能となり、ユーザ同士の交友関係を拡張することが期待できる。
【0061】
(実施の形態3)
本実施の形態では端末1が、クレジットカードで決済した加盟店の位置を地図表示する形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】
図10は、実施の形態3に係る投稿画面50の一例を示す説明図である。選択画面40において決済情報が選択された場合に、端末1の制御部11は
図10に示す投稿画面50を表示する。本実施の形態に係る投稿画面50の上部には、投稿アイコン53のほかに、地図アイコン354が表示される。地図アイコン354は、加盟店の位置を示す地図画面を表示するためのオブジェクトである。
【0063】
図11は、実施の形態3に係る地図画面380の一例を示す説明図である。地図アイコン354へのタッチ入力を受け付けた場合、制御部11は
図11に示す地図画面380を表示部14に表示する。地図画面380を表示する場合に、制御部11は決済情報又は関連情報に含まれる加盟店の位置情報を参照し、
図11に示すように、加盟店の位置を地図上に表示する。これによりユーザは、クレジットカードを利用した加盟店の位置を確認することができる。
【0064】
なお、加盟店の位置情報は、サーバ2の決済DB241に記憶されている位置情報を決済情報として端末1が取得する構成としてもよいし、端末1がインターネットを介して、関連情報として収集する構成としてもよい。
また、制御部11は所定の地図アプリケーションプログラムによって地図画面380を表示することにしてもよいし、本実施の形態に係るプログラムPによって地図画面380を表示することにしてもよい。
【0065】
図12は、実施の形態3に係る端末1の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図12に基づいて、本実施の形態に係る端末1が実行する処理内容について説明する。
投稿画面50を投稿しないと判定した場合(S18:NO)、制御部11は以下の処理を実行する。制御部11は、加盟店の位置を示す地図画面380を表示するか否かを判定する(ステップS301)。地図画面380を表示しないと判定した場合(S301:NO)、制御部11は処理をステップS16に戻す。地図画面380を表示すると判定した場合(S301:YES)、制御部11は決済情報又は関連情報に含まれる加盟店の位置情報に基づき、加盟店の位置を示す地図画面380を表示する(ステップS302)。制御部11は一連の処理を終了する。
【0066】
なお、上記において端末1は地図画面380を投稿画面50とは別に表示することとしたが、例えば端末1は加盟店の位置を、投稿画面50の一部に埋め込む地図画像により示すこととしてもよい。つまり端末1は、決済情報又は関連情報に含まれる加盟店の位置を地図画像として表示する形態であればよい。
【0067】
以上より、本実施の形態3によれば、端末1は決済情報又は関連情報に含まれる加盟店の位置を示す地図画像を表示する。これにより、例えば加盟店においてクレジットカードを利用してから日が経つとユーザは加盟店の位置を忘れがちになるが、当該処理によりユーザは簡便に加盟店の位置を再確認することができる。
【0068】
(実施の形態4)
本実施の形態では、決済情報に係る商品又はサービスと類似する商品又はサービスを提供する加盟店の広告情報をソーシャルネットワーク上に出力する形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
【0069】
図13は、実施の形態4に係る情報処理システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態に係るサーバ2の大容量記憶装置24は、決済DB241のほかに、広告DB242を記憶している。広告DB242は、クレジットカードの加盟店の広告情報を記憶している。
【0070】
図14は、実施の形態4に係る広告DB242のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。広告DB242は、加盟店列、属性列、位置列、広告列、リンク列を含む。加盟店列は、クレジットカードの加盟店の名称を記憶している。属性列は、加盟店と対応付けて、当該加盟店が提供する商品等の属性を記憶している。位置列は、加盟店と対応付けて、加盟店の位置情報を記憶している。広告列は、加盟店と対応付けて、例えばバナー広告として表示する画像を記憶している。リンク列は、加盟店と対応付けて、ハイパーリンクに係るURL情報を記憶している。
【0071】
本実施の形態においてサーバ2の制御部21は、端末1に決済情報を送信する場合に、併せて当該決済情報に係る商品等と類似する商品等を提供する加盟店の広告情報を端末1に送信する。広告情報は、例えば加盟店の名称、位置情報、加盟店を示すバナー広告に係る画像、インターネット上で加盟店のホームページに遷移するためのURL情報等を含む。例えば制御部21は、端末1に送信する決済情報に含まれる商品等に基づき、広告DB242を参照し、属性が同一又は類似する商品等を提供する加盟店の広告情報を取得する。なお、例えば制御部21は商品等の属性だけでなく、加盟店の位置情報等を含めて類似性を判断することとしてもよい。制御部21は決済情報と共に、取得した広告情報を端末1に送信する。
【0072】
図15は、実施の形態4に係るSNS画面60の一例を示す説明図である。端末1の制御部11は、決済情報と共に広告情報を受信する。投稿画面50をソーシャルネットワーク上に出力する場合に、
図15に示すように、制御部11は広告情報461を併せてソーシャルネットワーク上に出力する。これにより、他の加盟店に係る広告をSNS上に掲載可能となる。
【0073】
図16は、実施の形態4に係る端末1の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図16に基づいて、本実施の形態に係る端末1が実行する処理内容について説明する。
端末1の制御部11は、決済情報に係る商品又はサービスと類似する商品又はサービスを提供するクレジットカードの加盟店の広告情報を、決済情報と共に受信する(ステップS401)。具体的には、サーバ2の制御部21は端末1に決済情報を送信する場合に、広告DB242を参照し、当該決済情報に係る商品又はサービスと属性が同一又は類似する商品又はサービスを提供する加盟店の広告情報を取得する。広告情報は、例えば加盟店の名称、位置情報、バナー広告に係る画像、URL情報等を含む。制御部21は、当該広告情報を決済情報と共に端末1に送信する。端末1の制御部11は、決済情報と併せて広告情報を受信する。
【0074】
投稿画面50を投稿すると判定した場合(S18:YES)、制御部11は、ステップS401で受信した広告情報461、及びステップS15で生成した投稿画面50をソーシャルネットワーク上に出力する(ステップS402)。これにより、SNS上にはユーザから投稿された投稿画面50だけでなく、類似する商品又はサービスを提供する加盟店の広告情報461が出力される。
【0075】
なお、広告情報に係るリンク先は加盟店のホームページに限定されるものではなく、例えば加盟店を紹介する所定のウェブサイト、加盟店の商品等を扱うオンラインストア等であってもよい。
【0076】
以上より、本実施の形態4によれば、クレジットカードの決済情報を活用して、類似する商品又はサービスを提供する加盟店の広告をSNS上に掲載可能となる。
【0077】
(実施の形態5)
実施の形態1では、決済情報に基づくSNSへの投稿処理を、スマートフォンのアプリケーションにより行う形態について述べた。本実施の形態では、一連の処理をウェブブラウザ上で行う形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
【0078】
本実施の形態に係る端末1は、スマートフォンではなく、パーソナルコンピュータであるものとして説明する。本実施の形態に係る端末1は実施の形態1での説明と同様に、CPU等を含む制御部11、RAM、ROM等を含む記憶部12、ネットワークNを介して通信を行う通信部13、所定のディスプレイ等を含む表示部14、ユーザによる操作入力を受け付ける入力部15等を含む。なお、端末1を含む情報処理システムのハードウェア構成に係る詳細な図示及び説明は省略する。
【0079】
図17は、実施の形態5に係るブラウザ画面の一例を示す説明図である。本実施の形態に係る端末1は、ウェブブラウザにおいて選択画面40、投稿画面50、及びSNS画面60を表示する。
図17Aは選択画面40を、
図17Bは投稿画面50を、
図17CはSNS画面60を示している。なお、各画面に係る内容は
図3〜
図5で示した内容とほぼ同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0080】
本実施の形態に係る情報処理システムは、実施の形態1と同様の処理を、ウェブブラウザ上で実行する。具体的には、端末1の制御部11はプログラムPを起動した場合に、選択画面40の送信をサーバ2に要求する。サーバ2の制御部21は決済DB241を参照して選択画面40を生成して端末1に送信する。端末1の制御部11は選択画面40を表示し、決済情報41の選択を受け付ける。制御部11は、受け付けた決済情報41に係る投稿情報の送信をサーバ2に要求する。
【0081】
投稿情報の送信要求を受けたサーバ2の制御部21は、決済DB241を参照し、端末1で選択された決済情報を取得する。また、制御部21は当該決済情報に関連する関連情報を、インターネットを介して収集する。制御部21は、決済情報及び関連情報に基づき、投稿画面50を生成する。制御部21は、生成した投稿画面50を含む情報を端末1に送信する。端末1の制御部11は投稿画面50をウェブブラウザにおいて表示し、コメント及び画像の入力を受け付け、ソーシャルネットワーク上に出力する処理を実行する。
【0082】
図18は、実施の形態5に係る情報処理システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。
図18に基づいて、本実施の形態に係る情報処理システムが実行する処理内容について説明する。
端末1の制御部11は、選択画面40の送信をサーバ2に要求する(ステップS501)。サーバ2の制御部21は、当該送信要求を受信する(ステップS502)。制御部21は決済DB241を参照し、送信要求をした端末1に係るユーザの決済情報を選択するための選択画面40を生成し、端末1に送信する(ステップS503)。
【0083】
端末1の制御部11は、選択画面40に係る情報を受信する(ステップS504)。制御部11は、選択画面40をウェブブラウザ上に表示する(ステップS505)。制御部11は選択画面40への操作入力に基づき、決済情報の選択を受け付ける(ステップS506)。制御部11は、選択された決済情報に基づく投稿情報の送信をサーバ2に要求する(ステップS507)。
【0084】
サーバ2の制御部21は、当該送信要求を受信する(ステップS508)。制御部21は送信要求に係る選択内容を読み出し、決済DB241から決済情報を取得する(ステップS509)。制御部21は取得した決済情報に関連する関連情報を、インターネットを介して収集する(ステップS510)。制御部21は決済情報及び関連情報に基づいて投稿画面50を生成し、該投稿画面50に係る情報を端末1に送信する(ステップS511)。
【0085】
端末1の制御部11は、投稿画面50に係る情報を受信する(ステップS512)。制御部11は当該情報に基づき、投稿画面50をウェブブラウザ上に表示する(ステップS513)。制御部11は、コメント入力欄51に対するコメントの入力を受け付ける(ステップS514)。制御部11は、画像入力欄52に対する画像の入力を受け付ける(ステップS515)。制御部11は、表示中の投稿画面50をSNSに投稿するか否かを判定する(ステップS516)。例えば制御部11は、各種SNSを示す投稿アイコン53へのタッチ入力を受け付けたか否かにより判定を行う。
【0086】
投稿しないと判定した場合(S516:NO)、制御部11は処理をステップS514に戻す。投稿すると判定した場合(S516:YES)、制御部11は、投稿画面50をソーシャルネットワーク上に出力し(ステップS517)、一連の処理を終了する。
【0087】
以上より、本実施の形態5によれば、ウェブブラウザ上で実施の形態1と同様の処理を実現することができる。
【0088】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。