特開2017-164439(P2017-164439A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-164439(P2017-164439A)
(43)【公開日】2017年9月21日
(54)【発明の名称】携帯用健康器具
(51)【国際特許分類】
   A63B 22/16 20060101AFI20170825BHJP
   A61H 39/04 20060101ALI20170825BHJP
【FI】
   A63B22/16
   A61H39/04 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2016-74707(P2016-74707)
(22)【出願日】2016年3月16日
(71)【出願人】
【識別番号】592047663
【氏名又は名称】斎藤 辰夫
(71)【出願人】
【識別番号】597030637
【氏名又は名称】内田 広子
(72)【発明者】
【氏名】斎藤 辰夫
(72)【発明者】
【氏名】内田 広子
【テーマコード(参考)】
4C101
【Fターム(参考)】
4C101BA01
4C101BB02
4C101BC09
4C101BD16
4C101BE01
4C101EB20
(57)【要約】      (修正有)
【課題】簡易に持ち運びができる、携帯用健康器具を提供する。
【解決手段】健康器具4はおおむね円盤状となるように形成し、使用者の足を乗せる上面7は平面状とし、下面6はなだらかな曲面状としその中心には半球状の部材5を設ける。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
足裏を刺激しながらバランス能力を高める携帯用健康器具であって、
前記携帯用健康器具の一方の面は平面に形成し、他方の面は曲面に形成し全体の輪郭は楕円形に形成することを特徴とする携帯用健康器具。
【請求項2】
前記他方の面の曲面の表面部には、前記他方の面の曲面より小さなアールの曲面を形成することを特徴とする請求項1に記載の携帯用健康器具。
【請求項3】
前記小さなアールの曲面は、前記他方の面の曲面とは別に独立した部材として形成することができ、前記他方の面の曲面には前記独立した部材を嵌合できる穴を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の携帯用健康器具。
【請求項4】
前記一方の面の平面には、前記一方の面の平面より面積の小さな平面をさらに形成することを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の携帯用健康器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、足裏を刺激しながらバランス能力を高める携帯用健康器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の足裏を刺激する携帯用の器具には、バランス能力を高めるという機能を兼ね備えたものがなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 実願2006−10164号広報
【特許文献2】 実願2007−3448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の指圧具は、靴下や靴の中に入れて使用するものであり、また、手に握って使用するものである。
【0005】
特許文献2に記載の土踏まずを押圧してツボを刺激する用具は、スリッパやサンダルあるいは靴内に取り付けて土踏まずを刺激するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明は、足裏を刺激しながらバランス能力を高める携帯用健康器具であって、携帯用健康器具の一方の面は平面に形成し、他方の面は曲面に形成し、全体の輪郭は楕円形に形成することを特徴とする
【0007】
請求項2に記載の本発明は、他方の面の曲面の表面部には、他方の面の曲面より小さなアールの曲面を形成することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の本発明は、小さなアールの曲面は、他方の面の曲面とは別に独立した部材として形成することができ、他方の面の曲面には独立した部材を嵌合できる穴を形成することを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の本発明は、一方の面の平面には、一方の面の平面より面積の小さな平面をさらに形成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の本発明の携帯用健康器具は、一方の面を平面に形成し他方の面を曲面に形成することで、平面を上にして使用する、曲面を上にして使用するなど多岐にわたる使い方ができるという優れた効果を発揮する。
【0011】
請求項2に記載の本発明の携帯用健康器具は、他方の面の曲面の表面部に他方の面の曲面より小さなアールの曲面をさらに形成することで、他方の面の曲面側を下に向けて足を乗せた際に、小さなアールの曲面がシーソー様の支点の役割を果たし、使用した際に足元が不安定となりバランス強化用として使用することができるという優れた効果を発揮する。
【0012】
請求項3に記載の本発明の携帯用健康器具は、小さなアールの曲面を別体として形成し、他方の面の曲面のアールより小さなアールを形成することにより、小さなアールの曲面を上に向けて使用した際に、指圧をする親指の役割を果たし、足裏の筋肉やツボを刺激し、凝りをほぐしてくれるという優れた効果を発揮する。
【0013】
請求項4に記載の本発明の携帯用健康器具は、一方の面の平面に更に面積の小さな平面を形成することで、一方の面の平面を上または下に向けて使用した際に、足裏、または床と一方の面の平面との接触面積が小さくなり携帯用健康器具と足裏、または床との密着度が高まり、滑りにくいという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】 本発明の携帯用健康器具の斜視図である。
図2】 本発明の携帯用健康器具の第2の実施例の正面図である。
図3】 本発明の携帯用健康器具の第2の実施例の側面図である。
図4】 本発明の携帯用健康器具の第2の実施例の平面図である。
図5】 本発明の携帯用健康器具の第2の実施例の底面図である。
図6】 本発明の携帯用健康器具の第2の実施例の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の捕球用具の実施形態を図1図6に基づき説明をする。ただし、以下の実施するための形態は、本発明の携帯用健康器具の一例として説明するものであり、この説明の図の項に限定されるものではない。
【0016】
図1は、本発明の携帯用健康器具の斜視図である。携帯用健康器具1、曲面2、平面3から構成される。曲面2、平面3に足裏を乗せて使用する。
【0017】
図2は、本発明の携帯用健康器具の第2の実施例の正面図である。携帯用健康器具4、独立した部材5、曲面6、平面7、側部8、第1外周8′、第2外周8″から構成される。独立した部材5はシーソー様の支点になるように形成し、平面7に足裏を乗せた場合に足元が不安定な状態を作り出すようにする。この不安定な状態でツイスト運動、回旋運動をすることでバランス能力を高めることができる。
【0018】
図3は、本発明の携帯用健康器具の第2の実施例の側面図である。携帯用健康器具4、独立した部材5、曲面6、平面7、側部8、第1外周8′、第2外周8″から構成される。側部8は、第1外周8′と第2外周8″の長さにより決定される。例えば第2外周8″より第1外周8′を小さく形成すると側面8は傾斜をもって形成されることになり、この場合第1外周8′と、第2外周8″が同等の大きさの場合と比較して平面7の面積が小さく形成されることになる。平面7の面積が小さくなることで、足裏面または床との接触面積が小さくなり、密着度が高められ滑り止めの効果を得ることができる。
【0019】
図4は、本発明の携帯用健康器具の第2の実施例の平面図である。携帯用健康器具4、平面7から構成される。平面7の面積は、段落[0018]に記載のとおり、第1外周8′と、第2外周8″の大きさによって決定することができる。平面7の面積が大きくなれば足を乗せた際に安定感は増すが、滑りやすいという欠点がある。逆に平面7の面積が小さくなると安定感は減少するが、滑りにくいという利点が生まれる。また、平面7の面積を小さくして、足裏を乗せた場合は、第1外周8′の角に足裏が当たり指圧の役目も果たすことができる。
【0020】
図5は、本発明の携帯用健康器具の第2の実施例の底面図である。携帯用健康器具4、独立した部材5、曲面6から構成される。独立した部材5の表面部のアールは、曲面6のアールより小さく形成することが肝要である。独立した部材5の表面部のアールを小さくすることで平面7に足を乗せて使用した場合に、独立した部材5がシーソーの支点の役割を果たし、不安定な状態を作ることができ、バランス運動ができるという利点が生まれる。また、曲面6を上にして足を乗せた場合は、独立した部材5が指圧の親指の役割を果たし、押圧効果が生まれる。
【0021】
また、本発明の携帯用健康器具4を楕円にすることで、長辺と短辺を形成することができるのも特徴の一つとなっている。例えば、平面7に足裏を長辺側と平行にして乗せ、独立した部材5を支点にして、足を前後にシーソー運動様に動いた場合と、短辺側に足を左右横にシーソー運動様に動いた場合とでは、傾く角度が異なり、運動に強弱をつけることができる。支点と作用点が近い場合は傾く角度が大きくなり、支点と作用点が遠い場合は傾く角度が小さくなるようになっている。傾く角度により、筋肉を伸ばす度合いも異なり、角度を自由に選んで運動をすることができる。
【0021】
図6は、本発明の携帯用健康器具4の分解図である。携帯用健康器具4、独立した部材5、曲面6、側部8、第1外周8′、第2外周8″、独立した部材を嵌合する穴9から構成される。独立した部材5は、曲面6側に任意の深さ、大きさに穴を形成することができ、独立した部材5の高さ大きさを自由に調整することができる。図6の携帯用健康器具4は、木で製作した例であるが、プラスチック、ゴムなどの素材を使用した場合は、独立した部材5と携帯用健康器具4は、一体型で形成することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0022】
1つの器具で、仕事で疲れた足の筋肉の凝りやむくみ等を解消し、且つバランス能力を高める運動が簡易にできる。
【符号の説明】
【0024】
1 携帯用健康器具
2 曲面
3 平面
4 携帯用健康器具の第2の実施例
5 独立した部材
6 第2の実施例の曲面
7 第2の実施例の平面
8 側部
8′ 第1外周
8″ 第2外周
9 穴
図1
図2
図3
図4
図5
図6