【実施例】
【0011】
以下に本発明第一実施例を紹介するので、
図1および
図2を参照されたい。本発明のサービス促進システムは、少なくとも1つの促進サーバ10、通信サーバ16、複数の第一低電力Bluetoothデバイス181〜18n、複数の取引ホスト機191〜19nおよび少なくとも1つのモバイルデバイス20を含む。
通信サーバ10とモバイルデバイス20の数量はそれぞれ1つを例とする。モバイルデバイス20は一種のユーザデバイスであり、ノート型パソコン、スマートフォン、ウェアラブルデバイスまたはタブレット端末で実施でき、第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nはiBeacon(登録商標)で実施できる。
促進サーバ10は複数のエリアに対応しており、かつすべてのエリアにそれぞれ属する複数のサービス情報を記憶する。これらのサービス情報はさまざまな情報を含み、たとえば、これらのエリアとは実店舗が所在するエリアであり、これらの情報は実店舗のサービス情報である。あるいは、これらのエリアはある通りであり、対応するサービス情報はこの通りから付近のデパートまでの地図または交通手段であってもよい。あるいは、このエリアは空港であり、対応するサービス情報は空港内のトイレや両替所の示された地図であってもよい。本発明の動作方法を説明するために、このエリアは実店舗の所在エリアを例とし、サービス情報も実店舗のサービス情報を例とする。
【0012】
通信サーバ16は複数のユーザアカウントおよびすべてのエリアにそれぞれ対応する複数のウェブアドレスを保存し、通信サーバ16は促進サーバ10に信号接続する。すべての第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nはすべてのエリアにそれぞれ対応して設置され、各第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nは連続的に制御信号を送信し、すべての制御信号はすべてのウェブアドレスにそれぞれ対応する。取引ホスト機191〜19nは第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nにそれぞれ接続し、モバイルデバイス20は通信サーバ16に信号接続し、かつ通信サーバ16に対応する通信プログラムおよび取引ホスト機191〜19nに対応する取引プログラムをインストールし、またクレジットカード情報のような取引データを保存する。
モバイルデバイス20は表示画面24を備え、上述のユーザアカウントは通信プログラムの所属使用者の使用アカウントを含む。モバイルデバイス20は自身の振動を検出すると、通信プログラムに合わせてコマンドを生成し、モバイルデバイス20はコマンドに基づいて制御信号を受信することにより、受信された制御信号が対応するウェブアドレスを通信サーバ16から取得し、サービスウェブアドレスとする。
モバイルデバイス20はこのサービスウェブアドレスを利用し、通信サーバ16を通じてサービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10に接続することで、表示画面24にサービスウェブアドレスが対応するサービス情報を表示し、サービス促進の目的を達成すると同時に、モバイルデバイス20はコマンドに基づいて通信サーバ16に要求を送信することで、通信サーバ16を制御してすべてのユーザアカウント内で検索を行う。このアカウントの検索方式は、現在のWeChat(登録商標)の通信ソフトウェアの遊び心に富んだ“シェイク”機能に相当する技術である。
また、表示画面24に表示される実店舗のサービス情報には、
図2に示すように、実店舗の“優待キャンペーン”、“人気ブランド”、“会員サービス”、“ 当店情報”、“その他支店”および“〜概要”(例:ショップ概要、企業概要等)の合計6つの項目が含まれ、モバイルデバイス20で選択して用いられる。“優待キャンペーン”では商品購入の優待条件を紹介し、“人気ブランド”では人気ブランドの商品を紹介し、“会員サービス”では所属会員に対するさまざまなサービスを紹介し、“当店情報”ではその店舗の住所、電話番号および関連情報を紹介し、“その他支店”では支店の住所、電話番号および関連情報を紹介し、“〜概要”ではその店(企業)の歴史・沿革、バックグラウンドおよび文化等の情報を紹介する。
【0013】
本発明はまた、近接支払いに応用でき、サービスウェブアドレスが対応するサービス情報が複数の商品をさらに含む場合、モバイルデバイス20でこの商品を選択するとともに、取引プログラムを起動し、サービスウェブアドレスが対応する第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nを通じて、それが対応する取引ホスト機191〜19nと接続し、サービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機191〜19nに取引データを伝送し、選ばれた商品の購入を行う。
【0014】
ユーザが本発明を使用する意欲を高めて、サービス促進の効率を上げるために、モバイルデバイス20がサービスウェブアドレスを利用してそれが対応する促進サーバ10に接続すると、サービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10は表示画面24上に複数の電子ボーナスを表示しモバイルデバイス20でダウンロードできるようにする。この電子ボーナスはポイント、電子優待バーコードまたはメッセージテキストを含む。
ポイントを使用したい場合は、モバイルデバイス20で通信サーバ16を通じて促進サーバ10から促進サーバ10に対応する購買プログラムをダウンロードしてインストールし、促進サーバ10は通信サーバ16を通じてこの購買プログラムを利用して表示画面24上にインターネット上の商品を表示し、モバイルデバイス20でポイントを利用してこのインターネット上の商品を購入する。電子優待バーコードについては、ユーザがモバイルデバイス20を用いてダウンロードした後、実店舗にて商品を購入する際に、この電子優待バーコードを定員に提示して読取装置で読み取ってもらうといった方法で、ユーザは優待価格で商品を購入することができる。メッセージテキストは、たとえば「健康でありますように(中国語:健康快樂)」、「お金がたまりますように(中国語:恭喜發財)」または「物事が思いどおりになりますように(中国語:萬事如意)」等のようなメッセージのテキストファイルである。
【0015】
モバイルデバイス20は表示画面24以外に、第一無線通信インターフェース26、プロセッサ28、Bluetooth伝送インターフェース30および振動センサ32をさらに含む。第一無線通信インターフェース26は通信サーバ16に信号接続し、かつ通信方式は3G、4GまたはWiFi(登録商標)である。プロセッサ28は表示画面24および第一無線通信インターフェース26に接続し、かつ通信プログラムおよび取引プログラムをインストールし、取引データを保存する。プロセッサ28が第一無線通信インターフェース26を通じてサービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10に接続すると、表示画面24にサービスウェブアドレスが対応するサービス情報が表示される。
Bluetooth伝送インターフェース30はプロセッサ28に接続し、プロセッサ28はBluetooth伝送インターフェース30を通じて制御信号を受信することにより、通信サーバ16からサービスウェブアドレスを取得する。振動センサ32はプロセッサ28に接続し、かつ自身の振動を検出すると、プロセッサ28は通信プログラムを利用してコマンドを生成し、要求を送信し、第一無線通信インターフェース26を通じてこの要求を通信サーバ16に伝送する。プロセッサ28はサービスウェブアドレスが対応するサービス情報中の商品を選択するとともに、取引プログラムを起動し、Bluetooth伝送インターフェース30およびサービスウェブアドレスが対応する第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nを通じて、サービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機191〜19nと接続し、取引データをサービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機191〜19nに伝送し、選ばれた商品の購入を進める。
【0016】
以下に第一実施例の動作の流れを説明するので、
図1および
図3を参照されたい。
まず、ステップS10が示すように、ユーザは実店舗の所在地に移動し、モバイルデバイス20を振動させると、振動センサ32がプロセッサ28を駆動し、通信プログラムを利用してコマンドを生成する。続いて、ステップS12が示すように、プロセッサ28はコマンドに基づいて要求を送信し、第一無線通信インターフェース26を通じてこの要求を通信サーバ16に伝送することで、通信サーバ16を制御してすべてのユーザアカウント内で検索を行う。これと同時に、プロセッサ28はコマンドに基づいてBluetooth伝送インターフェース30を通じて第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nから制御信号を受信し、かつこの制御信号により第一無線通信インターフェース26を通じて、受信された制御信号が対応するウェブアドレスを通信サーバ16から取得し、サービスウェブアドレスとする。さらに、ステップS14が示すように、プロセッサ28は第一無線通信インターフェース26および通信サーバ16を通じてサービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10に接続し、表示画面24にサービスウェブアドレスが対応するサービス情報が表示される。最後に、ステップS16が示すように、サービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10は通信サーバ16および第一無線通信インターフェース26を通じて表示画面24に複数の電子ボーナスを表示し、プロセッサ28が第一無線通信インターフェース26を通じて選択しダウンロードできるようにする。
電子ボーナス中のポイントについては、モバイルデバイス20で促進サーバ10から購買プログラムをダウンロードしてインストールすると、プロセッサ28は第一無線通信インターフェース26および通信サーバ16を通じて促進サーバ10から購買プログラムをダウンロードしてインストールを行い、促進サーバ10は購買プログラムを利用して表示画面24上にインターネット上の商品を表示し、プロセッサ28はポイントを利用してこのインターネット上の商品の購入を行う。
電子ボーナス中の電子優待バーコードについては、プロセッサ28が第一無線通信インターフェース26を通じてダウンロードすると、表示画面24に電子優待バーコードが表示され、店員が読取装置を用いて読み取れるようにする。電子ボーナス中のメッセージテキストについては、プロセッサ28が第一無線通信インターフェース26を通じてダウンロードした後、表示画面24に表示される。
【0017】
以下に本発明の第二実施例を紹介するので、
図4を参照されたい。
第二実施例が第一実施例と異なるのは、取引ホスト機191〜19nは無いが、複数の第二低電力Bluetoothデバイス331〜33nおよび複数の取引ホスト機341〜34nが新たに加えられている点である。第二低電力Bluetoothデバイス331〜33nはiBeaconにより実施され、その他の素子の動作方法はすべて第一実施例と同様なので、ここでは再述しない。
第二低電力Bluetoothデバイス331〜33nはすべてのエリアにそれぞれ対応して設置され、かつ取引ホスト機341〜34nにそれぞれ接続する。第二実施例では、モバイルデバイス20のプロセッサ28はサービスウェブアドレスが対応するサービス情報中の商品を選択するとともに、取引プログラムを起動し、Bluetooth伝送インターフェース30およびサービスウェブアドレスが対応する第二低電力Bluetoothデバイス331〜33nを通じて、サービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機341〜34nと接続し、取引データをサービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機341〜34nに伝送し、選ばれた商品の購入を進めることができる。
【0018】
以下に本発明の第三実施例を紹介するので、
図1および
図5を参照されたい。
第三実施例が第一実施例と異なるのは、複数の第二無線通信インターフェース361〜36nが新たに加えられている点である。その他の素子の動作方法はすべて第一実施例と同様なので、ここでは再述しない。
第二無線通信インターフェース361〜36nはすべてのエリアにそれぞれ対応して設置され、かつ取引ホスト機191〜19nにそれぞれ接続する。モバイルデバイス20は、第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nおよび取引ホスト機191〜19nを通じて通信を行う以外にも、第二無線通信インターフェース361〜36nおよび取引ホスト機191〜19nを通じて通信を行うこともできる。たとえば、第三実施例では、モバイルデバイス20のプロセッサ28はサービスウェブアドレスが対応するサービス情報中の商品を選択するとともに、取引プログラムを起動し、第一無線通信インターフェース26およびサービスウェブアドレスが対応する第二無線通信インターフェース361〜36nを通じて、またはBluetooth伝送インターフェース30およびサービスウェブアドレスが対応する第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nを通じて、サービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機191〜19nと接続し、取引データをサービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機191〜19nに伝送し、選ばれた商品の購買を進めることができる。
【0019】
以下に本発明の第四実施例を紹介するので、
図6および
図7を参照されたい。
本発明のサービス促進システムは、少なくとも1つの促進サーバ10、通信サーバ16、複数の第一低電力Bluetoothデバイス181〜18n、複数の取引ホスト機191〜19n、少なくとも1つのモバイルデバイス20およびアプリケーションサーバ34を含む。通信サーバ10とモバイルデバイス20の数量はそれぞれ1つを例とする。モバイルデバイス20は一種のユーザデバイスであり、ノート型パソコン、スマートフォン、ウェアラブルデバイスまたはタブレット端末で実施でき、第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nはiBeaconで実施できる。促進サーバ10は複数のエリアに対応しており、かつすべてのエリアにそれぞれ属する複数のサービス情報を記憶する。この第四実施例では、このエリアは実店舗が所在するエリアを例とし、サービス情報も実店舗のサービス情報を例とする。また、促進サーバ10は、複数のサービス子情報を含む各サービス情報に対応する。
【0020】
通信サーバ16は複数のユーザアカウントおよびすべてのエリアにそれぞれ対応する複数のウェブアドレスを保存し、通信サーバ16は促進サーバ10およびアプリケーションサーバ34に信号接続し、アプリケーションサーバ34はまた促進サーバ10に信号接続する。すべての第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nはすべてのエリアにそれぞれ対応して設置され、各第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nは連続的に制御信号を送信し、すべての制御信号はすべてのウェブアドレスにそれぞれ対応する。
取引ホスト機191〜19nは第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nにそれぞれ接続し、モバイルデバイス20は通信サーバ16に信号接続し、かつ通信サーバ16に対応する通信プログラムおよび取引ホスト機191〜19nに対応する取引プログラムをインストールし、またクレジットカード情報のような取引データを保存する。モバイルデバイス20は表示画面24を備え、上述のユーザアカウントは通信プログラムの所属使用者の使用アカウントを含む。
モバイルデバイス20は自身の振動を検出すると、通信プログラムに合わせてコマンドを生成し、モバイルデバイス20はコマンドに基づいて制御信号を受信することにより、受信された制御信号が対応するウェブアドレスを通信サーバ16から取得し、サービスウェブアドレスとする。モバイルデバイス20はこのサービスウェブアドレスを利用し、通信サーバ16を通じてサービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10に直接接続し、またはモバイルデバイス20はこのサービスウェブアドレスを利用し、通信サーバ16およびアプリケーションサーバ34を順に通じてサービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10に接続する。これにより、モバイルデバイス20は表示画面24にサービスウェブアドレスが対応するサービス情報を表示し、さらにサービスウェブアドレスが対応するサービス情報を利用して、表示画面24にサービスウェブアドレスが対応するサービス子情報を表示し、サービス促進の目的を達成する。同時に、モバイルデバイス20はコマンドに基づいて通信サーバ16に要求を送信することで、通信サーバ16を制御してすべてのユーザアカウント内で検索を行う。即ち“シェイク”機能である。
【0021】
本発明はまた、近接支払いに応用できる。サービスウェブアドレスが対応するサービス情報が複数の商品をさらに含む場合、モバイルデバイス20でこの商品を選択するとともに、取引プログラムを起動し、サービスウェブアドレスが対応する第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nを通じて、それが対応する取引ホスト機191〜19nと接続し、取引データをサービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機191〜19nに伝送し、選ばれた商品の購入を行う。
【0022】
ユーザが本発明を使用する意欲を高めて、サービス促進の効率を上げるために、モバイルデバイス20がサービスウェブアドレスを利用してそれが対応する促進サーバ10に接続すると、アプリケーションサーバ34またはサービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10は、表示画面24上に複数の電子ボーナスを表示してモバイルデバイス20でダウンロードできるようにする。この電子ボーナスはポイント、電子優待バーコードまたはメッセージテキストを含む。
ポイントを使用したい場合は、モバイルデバイス20で通信サーバ16を通じてアプリケーションサーバ34からアプリケーションサーバ34に対応する購買プログラムをダウンロードしてインストールし、アプリケーションサーバ34は通信サーバ16を通じてこの購買プログラムを利用して表示画面24上にインターネット上の商品を表示し、モバイルデバイス20でポイントを利用してこのインターネット上の商品を購入する。電子優待バーコードについては、ユーザがモバイルデバイス20を用いてダウンロードした後、実店舗にて商品を購入する際に、この電子優待バーコードを定員に提示して読取装置で読み取ってもらうといった方法で、ユーザは優待価格で商品を購入することができる。メッセージテキストは、たとえば 「健康でありますように(中国語:健康快樂)」、「お金がたまりますように(中国語:恭喜發財)」または「物事が思いどおりになりますように(中国語:萬事如意)」等のようなメッセージのテキストファイルである。
【0023】
モバイルデバイス20は表示画面24以外に、第一無線通信インターフェース26、プロセッサ28、Bluetooth伝送インターフェース30および振動センサ32をさらに含む。
第一無線通信インターフェース26は通信サーバ16に信号接続し、かつ通信方式は3G、4GまたはWiFiである。プロセッサ28は表示画面24および第一無線通信インターフェース26に接続し、かつ通信プログラムおよび取引プログラムをインストールし、取引データを保存する。プロセッサ28が第一無線通信インターフェース26を通じてサービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10に接続すると、表示画面24にサービスウェブアドレスが対応するサービス情報が表示される。
Bluetooth伝送インターフェース30はプロセッサ28に接続し、プロセッサ28はBluetooth伝送インターフェース30を通じて制御信号を受信することにより、通信サーバ16からサービスウェブアドレスを取得する。振動センサ32はプロセッサ28に接続し、かつ自身の振動を検出すると、プロセッサ28は通信プログラムを利用してコマンドを生成し、要求を送信し、第一無線通信インターフェース26を通じてこの要求を通信サーバ16に伝送する。
プロセッサ28はサービスウェブアドレスが対応するサービス情報中の商品を選択するとともに、取引プログラムを起動し、Bluetooth伝送インターフェース30およびサービスウェブアドレスが対応する第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nを通じて、サービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機191〜19nと接続し、取引データをサービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機191〜19nに伝送し、選ばれた商品の購入を進める。
【0024】
以下に第四実施例の動作の流れを説明する。
まず、ステップS18が示すように、ユーザは実店舗の所在地に移動し、モバイルデバイス20を振動させると、振動センサ32がプロセッサ28を駆動し、通信プログラムを利用してコマンドを生成する。続いて、ステップS20が示すように、プロセッサ28はコマンドに基づいて要求を送信し、第一無線通信インターフェース26はこの要求を通信サーバ16に伝送することで、通信サーバ16を制御してすべてのユーザアカウント内で検索を行う。これと同時に、プロセッサ28はコマンドに基づいてBluetooth伝送インターフェース30を通じて第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nから制御信号を受信し、この制御信号により第一低電力Bluetoothデバイス26を通じて、受信された制御信号が対応するウェブアドレスを通信サーバ16から取得し、サービスウェブアドレスとする。さらに、ステップS22が示すように、プロセッサ28は第一無線通信インターフェース26を通じてサービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10に接続し、表示画面24にサービスウェブアドレスが対応するサービス情報が表示され、さらに進むと対応するサービス子情報が表示される。ステップS22では、プロセッサ28は第一無線通信インターフェース26およびアプリケーションサーバ34を順に通じてサービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10に接続し、あるいはプロセッサ28は第一無線通信インターフェース26、通信サーバ16およびアプリケーションサーバ34を順に通じてサービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10に接続する。最後に、ステップS24が示すように、アプリケーションサーバ34またはサービスウェブアドレスが対応する促進サーバ10は、通信サーバ16および第一無線通信インターフェース26を通じて表示画面24に複数の電子ボーナスを表示し、プロセッサ28が第一無線通信インターフェース26を通じて選択しダウンロードできるようにする。
電子ボーナス中のポイントについては、モバイルデバイス20でアプリケーションサーバ34から購買プログラムをダウンロードしてインストールしたい場合、プロセッサ28は第一無線通信インターフェース26および通信サーバ16を通じてアプリケーションサーバ34から購買プログラムをダウンロードしてインストールを行い、アプリケーションサーバ34は購買プログラムを利用して表示画面24上にインターネット上の商品を表示し、プロセッサ28はポイントを利用してこのインターネット上の商品の購入を行う。電子ボーナス中の電子優待バーコードについては、プロセッサ28が第一無線通信インターフェース26を通じてダウンロードすると、表示画面24に電子優待バーコードが表示され、店員が読取装置を用いて読み取れるようにする。電子ボーナス中のメッセージテキストについては、プロセッサ28が第一無線通信インターフェース26をダウンロードした後、表示画面24に表示される。
【0025】
通信サーバ16はサービスウェブアドレスが対応するサービス情報が表示画面24上に表示される回数に基づき、第一データを生成するとともに、第一データをまずアプリケーションサーバ34に伝送して記憶した後、アプリケーションサーバ34から第一データを促進サーバ10に伝送し、促進サーバ10は第一データに基づき第一金額を算出する。また、通信サーバ16はサービスウェブアドレスが対応するサービス子情報が表示画面24上に表示される回数に基づき、第二データを生成するとともに、第二データをまずアプリケーションサーバ34に伝送して記憶した後、アプリケーションサーバ34から第二データを促進サーバ10に伝送し、促進サーバ10は第二データに基づき第二金額を算出する。
【0026】
以下に本発明の第五実施例を紹介するので、
図8を参照されたい。
第五実施例が第四実施例と異なるのは、取引ホスト機191〜19nは無いが、複数の第二低電力Bluetoothデバイス331〜33nおよび複数の取引ホスト機341〜34nが新たに加えられている点である。第二低電力Bluetoothデバイス331〜33nはiBeaconにより実施され、その他の素子の動作方法はすべて第四実施例と同様なので、ここでは再述しない。
第二低電力Bluetoothデバイス331〜33nはすべてのエリアにそれぞれ対応して設置され、かつ取引ホスト機341〜34nにそれぞれ接続する。第五実施例では、モバイルデバイス20のプロセッサ28はサービスウェブアドレスが対応するサービス情報中の商品を選択するとともに、取引プログラムを起動し、Bluetooth伝送インターフェース30およびサービスウェブアドレスが対応する第二低電力Bluetoothデバイス331〜33nを通じて、サービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機341〜34nと接続し、取引データをサービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機341〜34nに伝送し、選ばれた商品の購入を進めることができる。
【0027】
以下に本発明の第六実施例を紹介するので、
図6および
図9を参照されたい。第六実施例が第四実施例と異なるのは、複数の第二無線通信インターフェース361〜36nが新たに加えられている点である。その他の素子の動作方法はすべて第一実施例と同様なので、ここでは再述しない。
第二無線通信インターフェース361〜36nはすべてのエリアにそれぞれ対応して設置され、かつ取引ホスト機191〜19nにそれぞれ接続する。モバイルデバイス20は、第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nおよび取引ホスト機191〜19nを通じて通信を行う以外にも、第二無線通信インターフェース361〜36nおよび取引ホスト機191〜19nを通じて通信を行うこともできる。
たとえば、第六実施例では、モバイルデバイス20のプロセッサ28はサービスウェブアドレスが対応するサービス情報中の商品を選択するとともに、取引プログラムを起動し、第一無線通信インターフェース26およびサービスウェブアドレスが対応する第二無線通信インターフェース361〜36nを通じて、またはBluetooth伝送インターフェース30およびサービスウェブアドレスが対応する第一低電力Bluetoothデバイス181〜18nを通じて、サービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機191〜19nと接続し、取引データをサービスウェブアドレスが対応する取引ホスト機191〜19nに伝送し、選ばれた商品の購買を進めることができる。
【0028】
本発明は各種近距離無線通信プロトコルに基づき、モバイルデバイスおよび通信インターフェースの装置が相互に伝達する起動信号を利用し、情報を生成して送受信する動作を行うものである。各モバイルデバイスと通信インターフェースを有する設備はこのような動作を通じて、派生する関連商業施設とさまざまな情報交換を行いながら決済動作を完成させる。本発明はこのような特性を利用し、iBeaconの設置エリアまたは近距離無線通信領域内で信号を交換し、同時にこのような方式により認定された商取引を容易に完結できる。
ユーザがモバイルデバイスを手に持ってiBeaconの領域に入り、モバイルデバイスを振ると、モバイルデバイスは新たなアクションをとるか否か感知または判断できる。消費者の使用動作はシンプルかつ容易であり、かつ遊び心があり、店側の営業活動や販売促進もより効率的に行うことができる。
【0029】
本発明の小売業への応用シーンには、優待情報、顧客識別、支店データ分析およびアンケート調査が含まれる。優待情報については、消費者が入店すると、たとえば商品種類別の位置情報と販売促進キャンペーンのような、カスタマイズされた優待情報や店内サービスの案内を受け取ることができる。顧客識別については、過去に来店したことのある顧客が入店すると、店員は即時に顧客を識別するとともに、その顧客の購入履歴を取得し、その顧客に合った販売促進情報を提供することができる。このような応用によりサービスの質と顧客の忠誠度を向上できる。支店データ分析については、たとえば各店の顧客データ、ピーク時間帯、顧客の店舗滞在時間および取引内容といったデータを収集し、店側が各店舗の状況を分析できる。これらのデータにより、店側は顧客に店内におけるより良い買い物の体験を提供できる。アンケート調査については、顧客が入店または退店する際に、意見や評価をフィードバックしてもらう。
【0030】
また、近距離無線通信領域での商業活動や販売促進の情報を伝達した後、本発明は近距離無線通信領域での取引、金融プラットフォームを提供できる。近距離無線通信を通じてオフラインイベントエリアのビジネス環境を展開することにより、近距離無線通信のプロトコルと近接送受信端末を組み合わせ、本発明は販売者と顧客に一体化したビジネス金融形態を提供することができる。顧客は端末機器を通じて、近接の商業施設のBluetooth通信システムを組み合わせると同時に、近距離無線通信をサポートするプラットフォームと金融システムを組み合わせ、整ったO2O(Online to Offline)のビジネス環境で近接支払い機能を利用できる。
【0031】
その他の業種への応用シーンについては、たとえば旅行業において、iBeacon技術の利用が可能であり、航空会社やホテルではカスタマイズされた接客サービスを顧客に提供し、付加的な商品販売を促進し、シームレスな支払いの流れを形成することができる。たとえば航空会社では、「トムさん、この便は満席ですが、ここをクリックすればUS$10.99で優先的にお座席を確保できます。」といった情報を送信する。また、たとえばホテルでは、規定利用時間の直前1分前にスパサービスをキャンセルした場合は、ホテルの管理システムが自動的にその会員のステータスに基づいて適宜キャンセル料を課金する。また、iBeacon技術は飛行機の乗客の機内食サービスを向上することもできる。たとえば、「座席番号9Aの常連のお客様テイラー様はピーナッツアレルギーです。」といった情報を送信できる。
【0032】
不動産業では、売り出し物件にiBeacon装置を設置することで、不動産業者に潜在的購入者の消費傾向や嗜好を知らせることができる。これにより不動産業者はセールスの際に顧客に合わせた物件のセールスポイントを強調できる。顧客は物件を見学する際に、たとえば、洗面所は昨年改装済みであるとか、床にはアフリカから輸入した木材を使用しているといった情報なども受け取ることもできる。
【0033】
物流管理業では、高級マンションにiBeacon技術を利用して居住者のためのユニークな住み心地を創造することができる。たとえば、カスタマイズされたモードで帰宅した住人をそれぞれに迎えて、「ローレンツ、おかえりなさい!今日はお届け物があります。」といったメッセージが送信される。物件の中には竣工時に、通りかかった人に画像付きメッセージを送信し、物件の見学日時に関する情報まで直接送信できる。
【0034】
飲食業では、顧客が何度も繰り返さずに済むよう、iBeaconが顧客の嗜好や特別なリクエストを従業員に把握させる。たとえば、「2番テーブルのジェフ様のお水は氷抜き」といった情報を送信する。経営者は実際の在庫状況と座席数に基づき、販売促進キャンペーンを展開することもできる。たとえば、「今晩限定!US$30以上のご注文で無料デザートをサービス」といった情報を送信する。
【0035】
メディア業界では、従来メディアもニューメディアもiBeaconを利用して、カフェや待合室やホテルロビーでメディア利用者を開拓できる。たとえば、カフェレストランが読み物や娯楽コンテンツを購読し、iBeacon技術によって顧客にコンテンツ閲覧サービスを提供することで、顧客が朝食時に退屈しないようにすることができる。
【0036】
ガソリンスタンドでは、iBeaconの設置により、非接触型決済方式の普及を促すことができるだけでなく、ガソリンスタンドのどんな商品がキャンペーン中であるかをドライバーに知らせて、より多くの消費に導くことができる。たとえば、「本日はコーラ1本買ったら1本おまけ」といった情報を送信する。
【0037】
以上に述べたとおり、本発明のサービス促進システムは、既存技術である現在のWeChatの通信ソフトウェアの “シェイク”に相当する機能と組み合わせる技術であり、低電力Bluetoothデバイスが送信した制御信号を受信して、モバイルデバイスの表示画面に制御信号が対応するサービス情報を表示すると同時に、電子ボーナスをダウンロードして使用できるようにすることで、サービス促進効率を大幅に向上することができる。