【課題を解決するための手段】
【0011】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。尚、本項において括弧内に記載した図面内参照符号などは理解を容易化するための一例である。
【0012】
〔1〕<表示と非表示の開始タイミングを決めるデータの用い方をタッチ検出結果に基づいて制御>
表示制御及びタッチ検出装置(4)は、表示フレーム期間(FLM)内に複数の表示期間(DISP)と前記表示期間に挟まれた非表示期間(LHB)を形成し、前記表示期間でディスプレイパネル(2)に表示データの表示を行い、前記表示期間及び前記非表示期間の制御には、複数の表示フレーム期間毎にその前記表示フレーム期間単位で前記表示期間の開始タイミングと前記非表示期間の開始タイミングを変化させる第1フレームモード(FMode1)の制御データ(DT(FMode1_0)〜DT(FMode1_n))と、前記表示期間の開始タイミングと前記非表示期間の開始タイミングが前記第1フレームモードとは異なる第2フレームモード(FMode2)の制御データ(DT(FMode2_0)〜DT(FMode2_m))とを用いるディスプレイコントローラ(8)と、必要な場合に前記非表示期間でタッチパネル(3)にタッチ検出を行うタッチコントローラ(6)と、前記タッチコントローラによるタッチ検出結果に基づいて、前記ディスプレイコントローラによる前記第1フレームモードの制御データ及び前記第2フレームモードの制御データの用い方を変更するマイクロプロセッサ(7)と、を有する。
【0013】
これによれば、表示フレーム期間単位で表示期間の開始タイミングと非表示期間の開始タイミングが変化されるから、表示フレーム内の固定箇所に非表示による不所望な輝度差が見えたりそれによるチラツキが発生したりする現象を抑制することができる。さらに、タッチ検出結果に基づいて表示と非表示の開始タイミングを決めるデータの用い方を変更するから、所要のタイミングで表示期間と非表示期間を開始させる動作モードに容易に対応することができる。例えば、フレームバッファメモリが用意されていないときホスト装置から供給される表示データの転送レートよりも速い速度で表示動作が行われる場合にはタッチ検出動作を行わなくても次に表示する表示データをバッファメモリに蓄えるために非表示期間が必要になり、また、一定期間タッチ検出が無い状態が続いたときにタッチ検出頻度を下げたり所定期間タッチ検出動作を停止させたりして電力消費を低減することが必要になるので、表示フレーム期間内における表示期間の開始タイミングと非表示期間の開始タイミングをタッチ検出結果に依存させて変更することが容易になる。
【0014】
〔2〕<表示フレーム期間毎に最初の表示期間を漸増し最後の表示期間をその漸増分短縮する>
項1において、前記ディスプレイコントローラは、前記表示フレーム期間単位で前記表示期間と前記非表示期間の開始タイミングを相違させる制御として、前記第1フレームモードの制御データと第2フレームモードの制御データを用いて、前記表示フレーム期間毎に最初の表示期間を所定期間漸増させ、最後の表示期間を前記所所定期間短縮する制御を行う(
図5、
図6)。
【0015】
これによれば、表示フレーム期間毎に表示期間と非表示期間の開始タイミングを相違させる制御が容易になる。
【0016】
〔3〕<表示動作を表示期間に許可し、タッチ検出動作を非表示期間に許可する第1フレームモード>
項1において、前記ディスプレイコントローラは、前記第1フレームモードにおいて、表示動作を表示期間に許可し、タッチ検出動作を非表示期間に許可する(
図5)。
【0017】
これによれば、表示フレーム期間内で表示中にタッチ検出を要する動作状態において、タッチ検出動作と表示動作との間で相互に一方の動作で発生するノイズは他方の動作に影響を与えない。
【0018】
〔4〕<表示動作を表示期間に許可し、タッチ検出動作を不許可とする第2フレームモード>
項3において、前記ディスプレイコントローラは、前記第2フレームモードにおいて表示動作を表示期間に許可し、タッチ検出動作を抑止する(
図6)。
【0019】
これによれば、表示フレーム期間内でタッチ検出を要しない場合に連続して表示期間にしないから、ホスト装置から供給される表示データの転送レートよりも速い速度で表示動作が行われる場合に、タッチ検出動作を行わなくても非表示期間を用いて次に表示する表示データをバッファメモリに蓄えることができる。
【0020】
〔5〕<制御データを保持する不揮発性メモリと制御論理>
請求項1において、前記ディスプレイコントローラは、前記第1フレームモードに対応して複数の表示フレーム期間における表示フレーム期間単位での前記表示期間及び前記非表示期間の夫々の開始タイミングを規定する表示フレーム期間毎の第1制御データの複数セット(DT(FMode1_0)〜DT(FMode1_n))を前記第1フレームモードの制御データとし、前記第2フレームモードに対応して複数の表示フレーム期間における前記表示フレーム期間単位での前記表示期間及び前記非表示期間の夫々の開始タイミングを規定する表示フレーム期間毎の第2制御データの複数セット(DT(FMode2_0)〜DT(FMode2_m))を前記第2フレームモードの制御データとして、書換え可能に保持する不揮発性メモリ(32)と、前記マイクロプロセッサからのモード指定(DMode1,DMode2)に従って表示フレーム期間毎に前記第1制御データ及び前記第2制御データの複数セットの中からから必要なセットの制御データを選択し、選択した制御データに基づいて表示フレーム期間内における表示期間及び非表示間の夫々に応ずる制御信号を生成する制御論理(33,34,及び35)と、を有する。
【0021】
これによれば、不揮発性メモリに格納した第1制御データのセットと第2制御データのセットの内容に従って、さらにはマイクロプロセッサからのモード指定による制御データの選択態様に従って、表示フレーム期間内における表示期間及び非表示間に開始タイミングを様々に制御することができる。要するに、表示フレーム期間内における表示期間及び非表示間の開始タイミングをプログラマブルに制御することが容易である。
【0022】
〔6〕<表示ラインクロック数で順次表示期間と非表示期間を規定>
項5において、前記第1制御データ及び第2制御データは、前記表示フレームの表示ライン周期に同期する表示ラインクロック(IHSYNC)のクロックサイクル数によって前記表示期間及び非表示期間の開始タイミングを規定するデータである(
図5、
図6)。
【0023】
これによれば、前記表示期間及び非表示期間の開始タイミングを容易に規定することができる。
【0024】
〔7〕<制御論理>
項6において、前記制御論理は、前記マイクロプロセッサからのモード指定に従って表示フレーム期間毎に前記第1制御データ及び前記第2制御データの夫々の複数セットの中から必要なセットのデータを選択する第1制御論理(33)と、前記表示フレーム期間毎に表示ラインクロックのサイクル数を計数しながら、前記第1制御論理で選択したデータが規定する表示フレーム期間内における表示期間及び非表示間の夫々の開始タイミングに前記計数値が到達すること応じて順次状態信号(DST)を生成する第2制御論理(34)と、前記状態信号を受け取り、受け取った状態信号に応じて表示制御信号(CNT1〜CNT5)を生成する第3制御論理(35)と、を有する。前記タッチコントローラは、前記状態信号を受け取り、受け取った状態信号に応じて前記タッチ検出制御に必要なタッチ制御信号を生成する。
【0025】
これによれば、表示期間と非表示期間に対応して表示と非表示の期間を示す状態信号を生成するから、表示制御に必要な制御信号及びタッチ検出に必要な制御信号を生成する回路にその状態信号を与えて、必要な制御信号を容易に生成することができる。
【0026】
〔8〕<マイクロプロセッサが指示する第1表示モードと第2表示モード>
項1において、前記マイクロプロセッサは、リセット処理に続いて前記ディスプレイコントローラに前記制御データの用い方を指示する第2表示モード(DMode2)を通知し、前記第2表示モードの通知後にタッチ有りが検出されることにより前記ディスプレイコントローラに前記制御データの別の用い方を指示する第1表示モード(DMode1)を通知し、前記第1表示モードの通知後にタッチ有りが検出されることなく所定時間が経過したとき前記ディスプレイコントローラに前記第2表示モードを通知する(
図7)。
【0027】
これによれば、マイクロプロセッサはタッチの有無やタッチ有り検出後の時間経過に基づいて前記制御データの用い方をモード指定でプログラム制御することができる。
【0028】
〔9〕<第1フレームモードを用いる第1表示モード、第1及び第2フレームモードを混在させる第2表示モード>
項8において、前記第1表示モードは、前記複数の表示フレーム期間を単位とした前記第1フレームモードを連続する動作モードである(
図9)。前記第2表示モードは、前記複数の表示フレーム期間を単位とした前記第2フレームモードをその一部の表示フレーム期間で実行し、最後の表示フレーム期間で前記第1フレームモードをその一つの表示フレーム期間で実行する動作、を繰り返す動作モードである(
図10)。前記ディスプレイコントローラは、前記第1フレームモードの夫々の表示フレーム期間において、表示期間に表示動作を実行しタッチ検出動作を不許可とし、非表示期間にタッチ検出動作を許可し表示動作を停止とし、前記第2フレームモードの夫々の表示フレーム期間において、表示期間に表示動作を実行しタッチ検出動作を不許可とし、非表示期間に表示動作を停止としタッチ検出動作を不許可とする。
【0029】
これによれば、表示フレーム期間内で表示中にタッチ検出を要する第1表示モードでは、第1フレームモードによりタッチ検出動作と表示動作との間で、相互に一方の動作で発生するノイズが他方の動作に影響を与えないようにすることができる。また、表示フレーム期間内でタッチ検出を要しない場合に第2表示モードでは第2フレームモードが連続して表示期間にしないから、ホスト装置から供給される表示データの転送レートよりも速い速度で表示動作が行われるときタッチ検出動作を行わなくても非表示期間を用いて次に表示する表示データをバッファメモリに蓄えることができる。そして、第2表示モードにおける最後の表示フレーム期間では第1フレームモードがタッチ検出動作を許可するので第2表示モードから第1表示モードに抜けるか否かを判別することができる。このようにして第1表示モードと第2表示モードをラップアラウンドに繰り返しながら表示とタッチ検出の動作を実行させることができる。
【0030】
〔10〕<プログラム処理回路として構成される制御論理>
項5において、前記制御論理はプログラムデータで規定された制御手順に従って処理を行うプログラム処理回路であり、指定モードに従って前記第1制御データ及び第2制御データの中からどのセットのデータを選択するかは前記プログラムデータによって決定される。
【0031】
これによれば、セットの中のどの第1制御データ及び第2制御データを用いるかをプログラムデータによってプログラマブルに決定することができるという自由度を得ることができる。
【0032】
〔11〕<プログラム処理回路として構成される第1制御論理及び第2制御論理>
項7において、前記第1制御論理は、指定モードに従って前記第1制御データ及び第2制御データの中からどのセットのデータを選択するかをプログラムデータに基づいて制御する。
【0033】
これによれば、セットの中のどの第1制御データ及び第2制御データを用いるかをプログラムデータによってプログラマブルに決定することができるという自由度を得ることができる。
【0034】
〔12〕<FIFOアクセス形式のバッファメモリ>
項5において、前記ディスプレイコントローラはホスト装置から供給される表示データを前記制御論理の制御に基づいて先入先出し形式でアクセスされるバッファメモリを有し、前記制御論理は前記表示期間及び非表示期間共に必要に応じてバッファメモリを先入先出し形式でアクセスする。
【0035】
これによれば、ホスト装置から供給される表示データのデータ転送レートよりも速い速度で表示動作が行われても、前記表示期間及び非表示期間を共に用いた先入先出し形式のアクセス制御によって、表示に供されるデータが足りなくいなることを抑制することができるという点で、データ転送速度の差が吸収可能になる。
【0036】
〔13〕<表示フレームのデータサイズよりも小さなバッファメモリ>
項12において、前記バッファメモリは一つの表示フレームに表示可能な最大表示データ量よりも少ないデータ量の記憶容量を有する。
【0037】
これによれば、フレームバッファを搭載する場合に比べて表示及びタッチ制御装置の小型化に資することができる。
【0038】
〔14〕<表示制御部によるフレームモードのデータの用い方をマイクロプロセッサで制御>
半導体集積回路(4)は、表示フレーム期間(FLM)内に複数の表示期間(DISP)と前記表示期間に挟まれた非表示期間(LHB)を形成し、前記表示期間でディスプレイパネル(2)に表示データの表示を行うディスプレイコントローラ(8)と、必要な場合に前記非表示期間でタッチパネル(3)にタッチ検出を行うタッチコントローラ(6)と、前記ディスプレイコントローラ及びタッチコントローラに接続されたマイクロプロセッサ(7)と、を有する。前記ディスプレイコントローラは、複数の表示フレーム期間毎にその前記表示フレーム期間単位で前記表示期間の開始タイミングと前記非表示期間の開始タイミングを変化させる第1フレームモード(FMode1)の制御データ(DT(FMode1_0)〜DT(FMode1_n))と、前記表示期間の開始タイミングと前記非表示期間の開始タイミングが前記第1フレームモードとは異なる第2フレームモード(FMode2)の制御データ(DT(FMode2_0)〜DT(FMode2_m))と、を用いて前記表示期間及び前記非表示期間を制御する表示制御部(26)を有する。前記マイクロプロセッサは、前記タッチコントローラによるタッチ検出結果に基づいて、前記第1制御部による前記第1フレームモード制御データ及び前記第2フレームモードの制御データの用い方を変更する制御を行う。
【0039】
これによれば、項1と同様に、表示フレーム内の固定箇所に非表示による不所望な輝度差が見えたりそれによるチラツキが発生したりする現象を抑制することができ、さらに、表示フレーム期間内における表示期間の開始タイミングと非表示期間の開始タイミングをタッチ検出結果に依存させて変更することが容易になる。
【0040】
〔15〕<制御データを保持する不揮発性メモリと制御論理>
項14において、前記表示制御部は、前記第1フレームモードに対応して複数の表示フレーム期間における表示フレーム期間単位での前記表示期間及び前記非表示期間の夫々の開始タイミングを規定する表示フレーム期間毎の第1制御データの複数セット(DT(FMode1_0)〜DT(FMode1_n))を前記第1フレームモードの制御データとし、前記第2フレームモードに対応して複数の表示フレーム期間における前記表示フレーム期間単位での前記表示期間及び前記非表示期間の夫々の開始タイミングを規定する表示フレーム期間毎の第2制御データの複数セット(DT(FMode2_0)〜DT(FMode2_m))を前記第2フレームモードの制御データとして、書換え可能に保持する不揮発性メモリ(32)と、前記マイクロプロセッサからのモード指定に従って表示フレーム期間毎に前記第1制御データ及び前記第2制御データの複数セットの中からから必要なセットのデータを選択し、選択したデータに基づいて表示フレーム期間内における表示期間及び非表示間の夫々に応ずる制御信号を生成する制御論理(33,34,及び35)と、を有する。
【0041】
これによれば、項2と同様に、表示フレーム期間内における表示期間及び非表示間の開始タイミングをプログラマブルに制御することが容易である。
【0042】
〔16〕<表示ラインクロック数で順次表示期間と非表示期間を規定>
項15において、前記第1制御データ及び第2制御データは、前記表示フレームの表示ライン周期に同期する表示ラインクロック(IHSYNC)のクロックサイクル数によって前記表示期間及び非表示期間の開始タイミングを規定するデータである(
図5、
図6)。
【0043】
これによれば、前記表示期間及び非表示期間の開始タイミングを容易に規定することができる。
【0044】
〔17〕<制御論理>
項16において、前記制御論理は、前記マイクロプロセッサからのモード指定に従って表示フレーム期間毎に前記第1制御データ及び前記第2制御データの夫々の複数セットの中から必要なセットのデータを選択する第1制御論理(33)と、前記表示フレーム期間毎に表示ラインクロックのサイクル数を計数しながら、前記第1制御論理で選択したデータが規定する表示フレーム期間内における表示期間及び非表示間の夫々の開始タイミングに前記計数値が到達すること応じて順次状態信号(DST)を生成する第2制御論理(34)と、前記状態信号を受け取ってその状態信号に応じて表示制御信号を生成する第3制御論理(35)と、を有する。前記タッチコントローラは、前記状態信号を受け取り、受け取った状態信号に応じて前記タッチ検出制御に必要なタッチ制御信号を生成する。
【0045】
これによれば、項7と同様に、表示制御に必要な制御信号及びタッチ検出に必要な制御信号を生成する回路に状態信号を与えて、その制御信号を生成可能にすることができる。
【0046】
〔18〕<マイクロプロセッサが指示する第1表示モードと第2表示モード>
項13において、前記マイクロプロセッサは、リセット処理に続いて前記表示制御部に第2表示モード(DMode2)を通知し、前記第2表示モードの通知後にタッチ有りが検出されることにより前記表示制御部に第1表示モード(DMode1)を通知し、前記第1表示モードの通知後にタッチ有りが検出されることなく所定時間が経過したとき前記表示制御部に前記第2表示モードを通知する(
図7)。
【0047】
これによれば、項8と同様に、マイクロプロセッサはタッチの有無やタッチ有り検出後の時間経過に基づいて前記制御データの用い方をモード指定でプログラム制御することができる。
【0048】
〔19〕<第1フレームモードを用いる第1表示モード、第1及び第2フレームモードを混在させる第2表示モード>
項18において、前記第1表示モードは、複数の表示フレーム期間を単位とした前記第1フレームモードを連続する動作モードである(
図9)。前記第2表示モードは、前記複数の表示フレーム期間を単位とした前記第2フレームモードをその一部の表示フレーム期間で実行し、最後の表示フレーム期間で前記第1フレームモードをその一つの表示フレーム期間で実行する動作、を繰り返す動作モードである(
図10)。前記表示制御部は、前記第1フレームモードの夫々の表示フレーム期間において、表示期間に表示動作を実行しタッチ検出動作を不許可とし、非表示期間にタッチ検出動作を許可し表示動作を停止とし、前記第2フレームモードの夫々の表示フレーム期間において、表示期間に表示動作を実行しタッチ検出動作を不許可とし、非表示期間に表示動作を停止としタッチ検出動作を不許可とする。
【0049】
これによれば、項9と同様に、第1表示モードと第2表示モードをラップアラウンドに繰り返しながら表示とタッチ検出の動作を実行させることができる。
【0050】
〔20〕<第1制御部によるフレームモードのデータの用い方を第2制御部で制御>
表示制御及びタッチ検出装置(4)は、表示フレーム期間(FLM)内に複数の表示期間(DISP)と前記表示期間に挟まれた非表示期間(LHB)を形成し、前記表示期間でディスプレイパネル(2)に表示制御を行い、必要に応じて前記非表示期間でタッチパネル(3)にタッチ検出制御を行い、複数の表示フレーム期間毎にその表示フレーム期間単位で前記表示期間の開始タイミングと前記非表示期間の開始タイミングを変化させる制御を行う。この表示制御及びタッチ検出装置は、複数の表示フレーム期間毎にその前記表示フレーム期間単位で前記表示期間の開始タイミングと前記非表示期間の開始タイミングを変化させる第1フレームモード(FMode1)の制御データ(DT(FMode1_0)〜DT(FMode1_n))と、前記表示期間の開始タイミングと前記非表示期間の開始タイミングが前記第1フレームモードとは異なる第2フレームモード(FMode2)の制御データ(DT(FMode2_0)〜DT(FMode2_m))と、を用いて前記表示期間及び前記非表示期間を制御する第1制御部(26)と、前記タッチ検出制御によるタッチ検出結果に基づいて、前記第1制御部による前記第1フレームモードの制御データと前記第2フレームモードの制御データとの用い方を変更する第2制御部(7)とを有する。
【0051】
これによれば、項1と同様に、表示フレーム内の固定箇所に非表示による不所望な輝度差が見えたりそれによるチラツキが発生したりする現象を抑制することができ、さらに、表示フレーム期間内における表示期間の開始タイミングと非表示期間の開始タイミングをタッチ検出結果に依存させて変更することが容易になる。