【解決手段】本実施形態では、(1)連結対象に指定された会社(例えば、会社A及び会社B)の会社識別情報及び当該会社識別情報で特定される会社で策定された予算に係る予算金額を少なくとも含む予算データ、並びに、互いに異なる前記連結対象の会社識別情報の対(例えば、会社A及び会社Bの対)及び当該対を構成する会社間の内部取引予算に係る内部取引予算金額を少なくとも含む内部取引予算データを連結対象毎に収集する処理と、(2)収集した予算データに含まれる予算金額の合計から、収集した内部取引予算データに含まれる内部取引予算金額の合計を控除することにより、連結予算に係る金額を算出する処理と、を行う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、各会社では予算策定の業務を行うことは多かったが、連結予算策定の業務を行うことは稀であり、連結予算策定の仕組みが用意されていなかった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、連結予算策定を効率的に行うことが可能となる連結予算策定装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る連結予算策定装置は、制御部を備え、連結対象となる複数の会社を対象とした連結予算を策定する連結予算策定装置であって、前記制御部は、前記連結対象の会社識別情報及び当該会社識別情報で特定される会社で策定された予算に係る予算金額を少なくとも含む予算データ、並びに、互いに異なる前記連結対象の会社識別情報の対及び当該対を構成する会社間の内部取引予算に係る内部取引予算金額を少なくとも含む内部取引予算データを前記連結対象毎に収集する収集手段と、前記収集手段で収集した前記予算データに含まれる予算金額の合計から、前記収集手段で収集した前記内部取引予算データに含まれる内部取引予算金額の合計を控除することにより、前記連結予算に係る金額を算出する算出手段と、を備えたこと、を特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る連結予算策定装置は、前記連結予算策定装置において、表示部を備え、前記制御部は、前記連結対象を指定するための画面を前記表示部に表示する表示実行手段を更に備え、前記収集手段は、前記表示実行手段で表示した前記画面にて指定された前記連結対象毎の前記予算データ及び前記内部取引予算データを収集すること、を特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る連結予算策定装置は、前記連結予算策定装置において、前記予算データは、財務予算データ又はセグメント予算データであり、前記内部取引予算データは、前記予算データが財務予算データである場合財務内部取引予算データであり、前記予算データがセグメント予算データである場合セグメント内部取引予算データであること、を特徴とする。
【0010】
本発明に係る連結予算策定方法は、制御部を備え、連結対象となる複数の会社を対象とした連結予算を策定する連結予算策定装置で実行される連結予算策定方法であって、前記制御部で実行される、前記連結対象の会社識別情報及び当該会社識別情報で特定される会社で策定された予算に係る予算金額を少なくとも含む予算データ、並びに、互いに異なる前記連結対象の会社識別情報の対及び当該対を構成する会社間の内部取引予算に係る内部取引予算金額を少なくとも含む内部取引予算データを前記連結対象毎に収集する収集ステップと、前記収集ステップで収集した前記予算データに含まれる予算金額の合計から、前記収集ステップで収集した前記内部取引予算データに含まれる内部取引予算金額の合計を控除することにより、前記連結予算に係る金額を算出する算出ステップと、を含むこと、を特徴とする。
【0011】
本発明に係る連結予算策定プログラムは、制御部を備え、連結対象となる複数の会社を対象とした連結予算を策定する連結予算策定装置に実行させるための連結予算策定プログラムであって、前記制御部に実行させるための、前記連結対象の会社識別情報及び当該会社識別情報で特定される会社で策定された予算に係る予算金額を少なくとも含む予算データ、並びに、互いに異なる前記連結対象の会社識別情報の対及び当該対を構成する会社間の内部取引予算に係る内部取引予算金額を少なくとも含む内部取引予算データを前記連結対象毎に収集する収集ステップと、前記収集ステップで収集した前記予算データに含まれる予算金額の合計から、前記収集ステップで収集した前記内部取引予算データに含まれる内部取引予算金額の合計を控除することにより、前記連結予算に係る金額を算出する算出ステップと、を含むこと、を特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、連結予算策定を効率的に行うことが可能となるという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0015】
[1.構成]
本実施形態に係る連結予算策定装置の構成の一例について、
図1を参照して説明する。
図1は、連結予算策定装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0016】
連結予算策定装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、連結予算策定装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0017】
連結予算策定装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。連結予算策定装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0018】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、連結予算策定装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、連結予算策定装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
【0019】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、予算情報テーブル106aと、連結予算データテーブル106bとを備えている。ここで、予算情報テーブル106aは、会社ごとに用意されるものである。
【0020】
予算情報テーブル106aは、会社の予算策定で発生した、予算データと、内部取引予算データと、を含む予算情報を管理するためのテーブルである。ここで、予算データは、例えば、予算データの発生元の会社を識別するための情報(会社識別情報)と、予算の科目(勘定科目)と、予算に係る予算金額と、などの情報を含むものである。内部取引予算データは、例えば、互いに異なる会社識別情報の対(内部取引予算データの発生元の会社の会社識別情報と、当該会社の取引相手である会社の会社識別情報)と、内部取引予算の科目(勘定科目)と、内部取引予算に係る内部取引予算金額(連結対象会社間取引想定額)と、などの情報を含むものである。
【0021】
連結予算データテーブル106bは、連結上の予算(連結予算)の科目(勘定科目)と、連結予算に係る金額(連結予算金額)と、などのデータを含むものである。
【0022】
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0023】
制御部102は、連結予算策定装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、予算情報収集部102a(本発明の収集手段に相当)と、連結予算データ作成部102b(本発明の算出手段を含む)と、表示実行部102c(本発明の表示実行手段に相当)を備えている。
【0024】
予算情報収集部102aは、連結対象に指定された会社の会社識別情報を含む予算データを予算情報テーブル106aから連結対象毎に収集する。また、予算情報収集部102aは、連結対象に指定された会社の会社識別情報を含み、且つ、取引相手である会社の会社識別情報が連結対象に指定された会社に係るものである内部取引予算データを、予算情報テーブル106aから連結対象毎に収集する。なお、予算情報収集部102aが実施する処理については、以下の[2.処理の具体例]にて詳細に説明する。
【0025】
連結予算データ作成部102bは、予算情報収集部102aが収集した予算データに含まれる予算金額の合計から、予算情報収集部102aが収集した内部取引予算データに含まれる内部取引予算金額の合計を控除することで、連結予算に係る金額を算出する。また、連結予算データ作成部102bは、算出した金額に基づいて連結予算データを作成し、作成した連結予算データを連結予算データテーブル106bに格納する。なお、連結予算データ作成部102bが実施する処理については、以下の[2.処理の具体例]にて詳細に説明する。
【0026】
表示実行部102cは、連結対象会社指定画面Mを出力部114に表示する処理を行う。なお、表示実行部102cが実施する処理については、以下の[2.処理の具体例]にて詳細に説明する。
【0027】
[2.処理の具体例]
本実施形態の処理の具体例について、
図2から
図7を参照して説明する。
【0028】
[2−1.処理具体例1]
本実施形態の処理具体例について、
図2から
図5を例として説明する。
図2は、本実施形態における連結予算策定装置100が実行するメインの処理の一例を示すフローチャートである。なお、本説明において、予算、内部取引予算及び連結予算の科目は、「売上」と設定されているものとする。
【0029】
[ステップS1:予算策定]
各会社で行われた予算策定の結果、得られた予算データ及び内部取引予算データを予算情報テーブル106aに格納する。なお、本説明では、会社A及び会社Bにて予算策定が行われ、会社Aの予算情報が予算情報テーブル106a1に格納され、会社Bの予算情報が予算情報テーブル106a2に格納されたものとする。
【0030】
[ステップS2:予算情報収集]
予算情報収集部102aは、連結対象に指定された会社の会社識別情報に基づいて予算情報テーブル106aを参照し、ステップS1の予算策定結果を収集する。なお、本説明では、会社A及び会社Bが連結対象に指定されたものとする。この場合、予算情報収集部102aは、予算情報テーブル106a1を参照し、会社Aの予算データと、会社Bを取引先とする会社Aの内部取引予算データと、を収集する(
図3参照)。また、予算情報収集部102aは、予算情報テーブル106a2を参照し、会社Bの予算データと、会社Aを取引先とする会社Bの内部取引予算データと、を収集する(
図4参照)。
【0031】
[ステップS3:連結予算策定]
連結予算データ作成部102bは、ステップS2にて収集した予算データに含まれる予算金額を合算し、合算した金額から、ステップS2にて収集した内部取引予算データに含まれる内部取引予算金額を控除することで、連結予算金額を算出する。具体的には、本説明において、連結予算データ作成部102bは、会社Aの金額(予算金額)「1000」と、会社Bの金額「1800」と、を合算した金額「2800」を算出し、算出した金額から、会社A及び会社B間の売上「400」(会社Aの内部取引予算金額「100」(会社Bとの取引に係る金額)と、会社Bの内部取引予算金額「300」(会社Aとの取引に係る金額)を合算したもの)を控除し、連結予算金額「2400」を算出する。
【0032】
そして、連結予算データ作成部102bは、算出した連結予算金額に基づいて連結予算データを作成し(
図5参照)、作成した連結予算データを連結予算データテーブル106bに格納する。
【0033】
以上で、[2−1.処理概要]の説明を終了する。
【0034】
[2−2.処理具体例2]
本実施形態の処理具体例について、
図6を例として説明する。
図6は、本実施形態の処理の一例を示す図である。なお、本説明において、記憶部106には、予算情報テーブル106a及び連結予算データテーブル106bに加え、変換マスタ、科目マスタ、分析コードマスタ及び連結会社マスタが格納されていることを前提とする。
【0035】
(予算連結データ収集処理)
予算情報収集部102aは、各連結会社(連結対象に指定された会社)より連結処理に必要な予算情報を予算情報テーブル106aから収集する。
【0036】
なお、予算情報収集部102aは、オペレータが連結対象会社指定画面Mに入力した条件に基づいて、各連結会社から予算情報を収集してもよい。ここで、
図7を参照して、連結対象会社指定画面Mの一例を説明する。
【0037】
連結対象会社指定画面Mは、大別して、収集対象の予算が財務予算かセグメント予算かを指定するためのヘッダ領域(ラジオボタン)M1と、領域M2と、で構成されている。領域M2は、セグメント区分を指定するための領域M21(ヘッダ領域M1にてセグメント予算を指定している場合に操作可能)と、変換マスタの設定を示す連結区分を指定するための領域M22と、連結決算期を指定するための領域M23と、連結決算期枝番を指定するための領域M24と、連結対象となる会社の抽出条件を指定するための領域(ラジオボタン)M25と、予算情報を再収集したときに、すでに収集予算登録で入力されている調整額を残すかどうかを指定するための領域(チェックボックス)M26と、で構成されている。ここで、領域M25にて「全社集計」を指定すると、全連結対象の会社の予算情報を集計して連結予算データを出力する。また、領域M25にて「任意指定」を指定すると、任意指定画面が出力部114に表示され、オペレータは、当該画面から連結会社マスタに登録してある会社を選択することができる。また、マスタチェック時にエラーが生じた場合には、ファンクションボタンF2を押下することにより、エラーリストを出力してもよい。
【0038】
なお、予算情報収集部102aは、予算情報として、財務予算及び財務内部取引予算、又は、セグメント予算及びセグメント内部取引予算を収集してもよい。また、予算情報収集部102aは、指定した連結区分にて設定された変換マスタの設定に基づいて、科目マスタ及び分析コードマスタの変換を行ってもよい。また、予算情報収集部102aは、管理会計OPを使用して予算情報を管理している場合、財務予算へコピー後、収集処理を実行してもよい。
【0039】
(収集予算データ受入)
予算情報収集部102aは、外部システムの予算ファイル(予算情報)を、ネットワーク300を介して受入する事も可能である。この場合、変換マスタの設定に基づいた科目マスタ・分析コードマスタの変換・外貨換算は行わない為、連結上の科目・セグメント予算で予算ファイルを作成する必要がある。
【0040】
(予算連結精算表)
オペレータは、収集した予算情報に基づいて連結予算データ作成部102bが合算した連結予算データの結果を確認する。ここで、オペレータは、オペレータが入力した連結修正分を、上記合算した結果に反映した連結予算の数字(連結予算金額)を把握することができる。また、オペレータは、連結予算データ作成部102bが算出した連結予算金額と、収集した予算情報(外部システムから取得した予算情報を含む)と、を照合することができる。
【0041】
(収集予算登録)
オペレータは、収集した予算情報に対して予算調整を行う。
【0042】
以上で、[2−2.処理具体例]の説明を終了する。
【0043】
[3.本実施形態のまとめ及び他の実施形態]
以上説明したように、本実施形態では、(1)連結対象に指定された会社(例えば、会社A及び会社B)の会社識別情報及び当該会社識別情報で特定される会社で策定された予算に係る予算金額を少なくとも含む予算データ、並びに、互いに異なる前記連結対象の会社識別情報の対(例えば、会社A及び会社Bの対)及び当該対を構成する会社間の内部取引予算に係る内部取引予算金額を少なくとも含む内部取引予算データを連結対象毎に収集する処理と、(2)収集した予算データに含まれる予算金額の合計から、収集した内部取引予算データに含まれる内部取引予算金額の合計を控除することにより、連結予算に係る金額を算出する処理と、を行う。
【0044】
予算連結を行う会社では、連結予算策定の処理を(A)各個社で予算策定、(B)各個社の予算策定結果の収集、(C)各個社毎の連結対象会社間取引想定額を控除、(D)連結上の予算策定、の流れで行っている。
本発明では、以下の仕組みを用いることにより、連結予算策定を効率的に行うことができる。
・(A)に関する仕組み
各会社での予算策定時、通常用いる予算に加えて、連結対象会社間の取引想定額(内部取引予算金額)を入力可能としている。
・(B)に関する仕組み
連結会計システムより、データ(予算情報)収集機能を実行することで、各会社での予算策定結果を連結予算として収集する。
・(C)に関する仕組み
(B)で収集した結果、連結対象会社間の取引想定額を控除する。
・(D)に関する仕組み
(B)及び(C)の処理結果により、連結予算を策定する。
【0045】
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0046】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0047】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0048】
また、連結予算策定装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0049】
例えば、連結予算策定装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて連結予算策定装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0050】
また、このコンピュータプログラムは、連結予算策定装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0051】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0052】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0053】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0054】
また、連結予算策定装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、連結予算策定装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0055】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。