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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-171653(P2017-171653A)
(43)【公開日】2017年9月28日
(54)【発明の名称】フコイダン育毛剤
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/73 20060101AFI20170901BHJP
   A61Q 7/00 20060101ALI20170901BHJP
   A61K 31/715 20060101ALI20170901BHJP
   A61K 9/08 20060101ALI20170901BHJP
【FI】
   A61K8/73
   A61Q7/00
   A61K31/715
   A61K9/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-50608(P2017-50608)
(22)【出願日】2017年3月15日
(31)【優先権主張番号】特願2016-74691(P2016-74691)
(32)【優先日】2016年3月16日
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】501296380
【氏名又は名称】コスメディ製薬株式会社
【住所又は居所】京都府京都市南区東九条河西町32
(72)【発明者】
【氏名】権 英淑
【住所又は居所】京都市南区東九条河西町32 コスメディ製薬株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】山下 裕史
【住所又は居所】京都市南区東九条河西町32 コスメディ製薬株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】神山 文男
【住所又は居所】京都市南区東九条河西町32 コスメディ製薬株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】山本 昌
【住所又は居所】京都市山科区御陵中内町 京都薬科大学内
(72)【発明者】
【氏名】勝見 英正
【住所又は居所】京都市山科区御陵中内町 京都薬科大学内
【テーマコード(参考)】
4C076
4C083
4C086
【Fターム(参考)】
4C076AA11
4C076AA72
4C076BB16
4C076BB31
4C076CC18
4C076FF34
4C083AA111
4C083AA112
4C083AD211
4C083AD212
4C083CC37
4C083EE22
4C086AA01
4C086AA02
4C086EA26
4C086MA01
4C086MA04
4C086MA32
4C086MA66
4C086NA10
4C086NA13
4C086ZA92
(57)【要約】      (修正有)
【課題】フコイダン含有育毛剤の新しい投与法の提供。
【解決手段】フコイダン含有マイクロニードルと、フコイダン含有塗布剤との組合せから構成される育毛剤。フコイダン含有マイクロニードルの基剤が体内で水分により溶解する生体溶解性高分子であり、フコイダンが褐藻由来のものである、育毛剤。薬剤としてさらににんじんエキスとショウキョウチンキを含有する、育毛剤。フコイダン含有マイクロニードルと、前記フコイダン含有塗布剤とを併用する育毛方法。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フコイダン含有マイクロニードルと、フコイダン含有塗布剤との組合せから構成される育毛剤。
【請求項2】
前記フコイダン含有マイクロニードルの基剤が生体溶解性高分子であることを特徴とする請求項1に記載の育毛剤。
【請求項3】
前記フコイダン含有マイクロニードルと前記フコイダン含有塗布剤中のフコイダンが褐藻由来のものであることを特徴とする請求項1に記載の育毛剤。
【請求項4】
薬剤としてさらににんじんエキスとショウキョウチンキを含有する請求項1から3までのいずれか1項に記載の育毛剤。
【請求項5】
前記フコイダン含有マイクロニードルと、前記フコイダン含有塗布剤とを併用することを特徴とする育毛方法(医療行為を除く)。
【請求項6】
フコイダン含有マイクロニードル単独で構成される育毛剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フコイダンを主成分とする育毛剤に関する。
【背景技術】
【0002】
フコイダンは、主要構成糖として硫酸フコースを含む酸性多糖高分子の一種である。フコイダンは、ワカメやモズクや昆布などの褐藻類に含まれる粘性成分であるが、育毛効果を有することが知られている。
【0003】
フコイダンの育毛効果については、フコイダンを含有する養育毛組成物(特許文献1)、フコイダン又はその分解物を含有し育毛効果のある化粧料(特許文献2)、フコイダンを含有し育毛効果のある飲食品(特許文献3)、フコイダンは平均分子量百万以上の高分子の方が育毛に有効(特許文献4)、フコイダンと海藻由来の蛋白質を組み合わせた経口育毛剤(特許文献5)、フコイダンと大豆蛋白質を含有する育毛剤(特許文献6)、フコイダンにプロポリス等を含有させた毛髪修復剤(特許文献7)がすでに公表されている。これらは、いずれも経口剤若しくは塗布剤である。
【0004】
しかし、経口法で薬物を服用しても、その薬物は必ずしもその薬物の効果発揮が期待される身体内の部位には輸送されず、多くの場合薬物の利用率が低いことはよく知られている。薬物を身体の特定部位に塗布しても、角質層が薬物透過のバリアとして働き、単に身体表面に薬物を塗布するだけでは薬物は十分に透過しないこともよく知られている。特に高分子薬物の経皮吸収効率は極端に小さく、皮膚からの吸収のみで有効な効果を発揮することは困難である。フコイダンは酸性多糖高分子であり、経皮吸収能は極端に小さく、毛穴を通じて微小量が吸収されるのみである。
このように経口法や塗布法は、薬物の利用が非効率であるとの問題点がある。
【0005】
これに対し、微小な針、すなわちマイクロニードルを用いて角質層を穿孔することにより、塗布法より薬物透過効率を格段に向上させることができる。
このマイクロニードルを基板上に多数集積したものがマイクロニードルアレイである。また、マイクロニードルアレイに、マイクロニードルアレイを皮膚に付着させるための粘着テープや使用まで無菌状態を維持するためのカバーシートなどを付加して使用しやすい製品としたものをマイクロニードルパッチという。ここにテープとは、フィルム、もしくは布又は紙に粘着剤を塗布したものをいう。
このようなマイクロニードルを利用して薬物を経皮的に投与する多くの試みがすでになされているが、育毛剤としての利用は未だ報告されていないようである。
【0006】
マイクロニードルをステンレス、ポリ乳酸等の水不溶性材料を用いて作製することもできるが、基剤として糖質などの体内で水分により溶解する物質(生体溶解性高分子物質)を用いて作製したマイクロニードルは、刺入されたマイクロニードルが体内で溶解されるので、あらかじめ薬物を含有させておけば、容易に薬物を皮内や皮下に投与することができる。ここに基剤とは、マイクロニードルを構成する主成分をいう。
生体溶解性高分子物質からなるマイクロニードルアレイは、鋳型を用いて製造されることが多い。感光性樹脂を用いてリソグラフィ法によりマイクロニードルパターンを形成した後転写し、マイクロニードル形成用凹部を有する鋳型を作成する。マイクロニードル素材をこの鋳型上に流延し、次に加熱して水分を蒸発させた後、固化したものを鋳型から剥離してマイクロニードルアレイを得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−155218号公報
【特許文献2】特再表WO01/039731号
【特許文献3】特開2005−281277号公報
【特許文献4】特開2007−262036号公報
【特許文献5】特開2008−169140号公報
【特許文献6】特開2009−114170号公報
【特許文献7】特開2014−218440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
頭皮の内部にある毛根部では、厚さ0.5〜1.5mmの真皮層に分布する毛球があり、毛球内部にある毛母細胞により毛髪が生育する。育毛剤は真皮層に到達させる必要があるが、角質バリアにより皮膚浸透が妨げられることが一般的に有効な経皮適用育毛が少ないとされる所以である。本発明は、フコイダン含有育毛剤の新しい投与法を開発し、フコイダンの優れた効果を発揮させる手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、優れた育毛効果を潜在的に有するフコイダンを用い、マイクロニードルによる投与は従来の液剤投与に比べてはるかに優れた育毛効果を発揮することを期待して検討を続け、本発明に到達した。上記課題を解決するためになされた本発明に係る育毛剤は、フコイダンを含有するマイクロニードルと、フコイダンを含有する塗布剤とを組み合わせたものであることを特徴とする。
【0010】
本発明において、フコイダンの投与はフコイダン含有マイクロニードルの単独投与でも効果はあるが、さらにフコイダン含有マイクロニードルとフコイダン含有液剤(エッセンス)との併用により、さらにその効果が増強されることを見出した。フコイダン含有マイクロニードルのみであってもフコイダンを含有するエッセンスを皮膚に塗布するに比べてはるかに優れた育毛効果を発現する。さらに両者の併用(コンビネーションはさらに優れた効果を発現し本発明の特徴である。その機構はつまびらかではないが、マイクロニードルによって形成された皮膚細孔を通じてマイクロニードル含有のフコイダンが経皮浸透するにプラスして含有液剤中のフコダインの皮内浸透が増強されることによると思慮する。
すなわち本発明の育毛方法は、フコイダン含有マイクロニードルの投与と、さらにはフコイダン含有マイクロニードルとフコダイン含有液剤の投与との併用により、育毛効果を高めたことを特徴とする。併用の時期としてはマイクロニードルと液剤とを同時投与しても時間をずらせての投与であってもよい。
【0011】
フコイダン含有マイクロニードルの長さとしては、0.1〜1.5mmが適当である。より適当な長さは0.15mm〜1.0mmである。長さが0.1mm以下ではマイクロニードルとしての機能が十分には発揮できない。長さが1.0mm以上では効果は十分であるが、投与に際する痛みを伴い、ユーザーのコンプライアンス上の問題を生じる。フコダインを含有するマイクロニードルの基剤としては水溶性の高分子が望ましい。特に、ヒアルロン酸、コラーゲン、ヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、などの生体溶解性高分子は、刺入後短時間内に皮膚内水分が針部に拡散し、皮膚に差し込まれた針部が膨潤しその後溶解するので特に好ましい。
【0012】
フコイダン含有塗布剤としては、液剤だけでなくクリーム剤、ムース、ジェルなどもマイクロニードル法と併用できる。育毛剤中のフコイダンの配合量は、投与形態、投与方法、所望の効果、処置期間等により異なり、一概には規定できない。しかし典型的には、液剤またはクリーム剤においては0.1μg/mL〜100mg/mLの濃度が適当である。また、マイクロニードル製剤においては、1回の適用量を1〜数個のマイクロニードルアレイに含有させ、1マイクロニードルアレイ当たり0.1μg〜2mgが適当である。
【0013】
育毛剤中には、その育毛活性を補完あるいは増強することを目的として他の育毛促進剤を追加することができる。例えば、ミノキシジル、塩化カルプロニウム、t−フラバノン、アデノシン、6−ベンジルアミノプリン、ペンタデカン酸グリセリド、生薬エキスなどが適当である。
【0014】
育毛剤には、前記育毛促進剤に加えて、必要に応じ、育毛剤の目的及び効果を損なわない範囲内で、薬剤、化粧品、医薬部外品、医薬品等に認められている植物抽出物、水性成分、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、色剤、薬剤等を適宜配合してもよい。
【0015】
前記植物抽出物としては、例えば、トウガラシ、アロエ、チャ、シンイ、ワサビ、ジョテイシ、オランダセンニチ、クチナシ、ウスバサイシン、ニンニク、ハッカ、ヨクイニン、キリンケツヤシ、ゴボウ、カンゾウ、アマチャズル、マンネンタケ、ジオウ、グリチルリチン酸モノアンモニウム、グリチルレチン酸、グリチルリチン、ゴマ、センキュウ、カシュウ、ヨウテイ、ニンジン、ショウキョウチンキ等が挙げられ、これらの一種または複数種を組み合わせて用いることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明のフコイダン含有マイクロニードルは、通常の塗布剤の単独使用より大きな効果を上げることができる。
さらにフコイダン含有マイクロニードルの投与と、フコイダン含有塗布剤の投与とを併用することにより、いずれかを単独で用いるより、より育毛効果を高めることができる。
本発明の育毛剤は、医薬品、医薬部外品、化粧品などとして幅広く利用可能な任意の製剤として利用可能な製剤である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、フコイダン含有マイクロニードルアレイの製造方法の図である。
図2図2は、本願育毛剤の各種投与法の効果の比較、及び他の育毛剤との効果の比較の図である。図において縦軸は発毛量(mg/cm)を示す。
図3A図3Aは、育毛試験3のパネラーの育毛効果を示す頭部写真である。
図3B図3Bは、育毛試験3の別のパネラーの育毛効果を示す頭部写真である。
図4図4は、育毛試験3終了後のパネラーに対する育毛剤使用のアンケート結果を示すグラフである。
図5図5は、育毛試験3終了後のパネラーに対する増毛、抜け毛の評価を示すグラフである。
図6図6は、育毛試験3終了後のパネラーが実感した効果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。しかし、本発明は実施例の内容に限定されるわけではない。
本発明のフコイダンとしては、モズクから精製されたものを用いた。これには市販品(リムベール、タングルウッド(株))を用いることができる。
【0019】
(育毛試験1)
感光性樹脂に光照射するリソグラフィ法により所定形状のマイクロニードルパターンを図1に示すように形成した。このマイクロニードルパターンを電鋳加工して、そのパターンを転写したマイクロニードル形成用凹部11を有する鋳型10を形成した。マイクロニードル形成用凹部11は、根本の直径が200μmで深さ300μmのコニーデ型であり、600μm間隔に格子状に配置され、1cm当たり280個形成されている。本形成用凹部鋳型を用いてマイクロニードルアレイ12を成形した。
【0020】
ヒアルロン酸(FCH−80、培養由来、キッコーマンバイオケミファ(株))5gとリムベールHV(フコイダン1.2%含有水溶液、タングルウッド(株))5gを90gの水に加え、均一な溶液とした。その水溶液を鋳型10上に流延し、室温で24時間乾燥し、鋳型から抜き出してマイクロニードルアレイシートを得た。このシートを裁断し、直径1cmのマイクロニードルアレイを得た。マイクロニードルアレイ1個あたりのフコイダン含有量は25μgであった。
【0021】
リムベールHV0.1gを水200gに溶解し、フコイダン含有エキスとした。
【0022】
以下の動物実験は、京都薬科大学動物実験実施規程 (研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針(平成18年文部科学省告示第71号)に基づき、科学的観点、動物愛護の観点、環境保全の観点及び動物実験等に従事する人の健康安全に配慮した京都薬科大学規定)を遵守して京都薬科大学動物実験室において実施した。
雄性C3H/HeNマウス(日本チャールズ・リバー(株))を予備飼育し、6週齢のときその背部をバリカンにより毛刈りし、更にカミソリにより毛剃りし、実験に用いた。
フコイダン含有マイクロニードル(fMN)及びフコイダン含有エキス(fEX)を所定の間隔で22日間投与し、24日後に発毛量を測定した。
投与1回当たりの投与量は、マイクロニードルの場合 1枚のパッチを投与し、含有エキスの場合エキス50μLを約1cmに投与した。いずれの場合もフコイダン量は25μgで同量であった。結果を表1にまとめる。表1より、フコイダン含有マイクロニードルとフコイダン含有エキスの併用が、育毛効果に優れていることが解る。
【0023】
育毛試験において、投与間隔が隔日とは、最初の日にfMNを投与し、次の日にfEXを投与するのをfMN、fEXについてそれぞれ計11回、22日間継続したことを示す。投与間隔が3日の内2日とは、最初の日にfMNを投与し、次の日にfEXを投与し、さらに次の日には投与を休止したのをそれぞれ計8回、23日間継続したことを示す。なお、投与発毛剤が1種類のときは、最初の日と次の日に投与し、さらに次の日は投与を休止したのを 8回(16回投与)繰り返し、計23日間継続したことを示す。
【0024】
【表1】
【0025】
(育毛試験2)
フコイダン含有エキスを主有効成分として種々の投与法において育毛効果を比較した。育毛試験1と同様にC3H/HeNマウスを剃毛し毛剃りした。
投与薬物と投与方法とを表2にまとめた。育毛状態を定量化するために40日後に生えて来た毛をそり落とし、洗浄し乾燥して重量を測定した。
【0026】
投与薬物は育毛試験1とは若干異なっている。マイクロニードルアレイ(MN)は、育毛試験1のリムベールHV5g単独ではなく、リムベールHV5gにニンジンエキス(丸善製薬(株)1gとショウキョウチンキ(丸善製薬(株))1gとを追加した。マイクロニードルアレイの製造方法は育毛試験1と同様である。
塗布剤としてはリムベール液剤(LQ)を用い、そのフコイダン含有量は育毛試験1のリムベールHV0.1gではなく、リムベールHV0.1gにニンジンエキス(丸善製薬(株))0.02gとショウキョウチンキ(丸善製薬(株))0.02gとを加えたもので、塗布剤の製造方法は全く同じであった。
薬物投与量は、フコダイン換算でMNにおいてもLQにおいても25μgであった。参考例(市販品)はミノキシジル5%水溶液(リアップ)(X)を用い、その投与量は40μLであった。
育毛試験の各製剤の投与サイクルを表2に、投与終了後40日後の発毛量の結果を図2に示す。発毛量の単位はmg/cmである。
【0027】
【表2】
【0028】
表2及び図2の結果より、フコイダンの投与法としては、マイクロニードルと液剤とを交互に投与することが極めて効果的であることが分かった。投与プログラムに関して、フコイダン含有エキスが主な有価成分として最適であり、マイクロニードル投与と液剤との組み合わせ投与とがさらに有効であることが確認できた。
【0029】
(育毛試験3)
化粧品、医薬部外品の効能を評価する専門機関においてボランティアに実施した。ボランティアの被験者に対しては、インフォームドコンセントを得て各種テストを実施した。実施の概要は以下のようであった。
1.パネラー 男4名(48−57歳)、女8名(47−59歳)
2.試験期間 12週間
3.使用方法
育毛ニードル及び育毛塗布剤は実施例2に用いたものと同様。
育毛ニードル適用回数 3回/週
育毛塗布剤適用回数 朝・夜使用
4.効果の評価
使用前と12週間後の頭部写真で判定した。12名中からの代表例を2つ示す。2名のパネラーの頭部は、育毛ニードルを貼付した部位を中心にして、12週間後に頭髪の増加が肉眼で顕著に観察された(図3A図3B)。
12名のパネラーに対する評価結果及びアンケート結果を示す(図4〜6)。本発明の育毛剤の使用に関して、2/3が満足しており、80%以上のパネラーが継続して使用したい意向を示した(図4)。抜け毛の減少、毛髪の増量については、過半数のパネラーが効果を実感しており(図5)、効果を実感したパネラーや今後の効果を期待するパネラーが継続の意思を表明したと考察される。また、抜け毛減少や発毛以外に、髪が太くなる、髪のボリュームがアップする、髪のハリとコシがアップする、白髪が減少するという効果も実感しており、87%のパネラーが頭髪に対して何らかの有利な効果を実感していることがわかった(図6)。13%のパネラーは効果がないと回答したが、頭髪への悪影響は観察されなかった。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6