(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-17403(P2017-17403A)
(43)【公開日】2017年1月19日
(54)【発明の名称】スマートフォン用ホルダー
(51)【国際特許分類】
H04M 1/11 20060101AFI20161222BHJP
【FI】
H04M1/11 A
H04M1/11 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2015-129381(P2015-129381)
(22)【出願日】2015年6月29日
(71)【出願人】
【識別番号】715003822
【氏名又は名称】有限会社エイペックス
(72)【発明者】
【氏名】井田明
【テーマコード(参考)】
5K023
【Fターム(参考)】
5K023AA07
5K023BB11
5K023DD06
5K023MM25
5K023PP02
5K023PP16
5K023QQ02
(57)【要約】
【課題】 スマートフォンを収納する際に周囲の環境や利用者の体勢に合った収納形態にし、必要な際には即座に手元に引き寄せてスマートフォンを操作したいという要望に応えるためにスマートフォン用ホルダーを提供する。
【解決手段】 片手でも容易に持って操作でき、スマートフォン本体を固定する部分が90度回転するホルダー(1)に、容易に曲線状に曲げることのできるじゃばら(2)を取り付け、じゃばらの片方の端にある取り付け器具(3)でじゃばらと壁や機器等を接続させる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
片手でも容易に持って操作でき、スマートフォン本体を固定させる部分が90度回転するホルダー(1)の下部に、容易に曲線状に曲げることのできる金属製のじゃばら(2)を取り付ける。金属製のじゃばら(2)は取り付け用の金具(3)を用いて壁や機器等と接続させる機能を設けたもの。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、金属製のじゃばら(フレキシブル素材)を取り付けたスマートフォン用ホルダーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
デスクに直接置く形であったり、機器やデスク等に挟さむ形であったりするスマートフォン用ホルダーはあるものの、スマートフォン用ホルダーには壁や機器等と接続して利用できるものがなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−146386
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】実用新案登録第3196668号
【非特許文献2】実用新案登録第3178581号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
次のような欠点があった。
デスクに直接置く形であったり、機器やデスク等に挟さむ形であったりするものは、機器やデスクに余分なスペースを確保をする必要がある。それが、機器やデスクの利用者の作業環境や機器やデスク本体のデザイン性や機能性を損なわせていた。
曲線に曲げることができるアーム部を有するスマートフォン用ホルダーであっても、従来製品はアーム部が硬く、曲げるのに大きな力を必要とする半面、アーム部は折れやすくしなやかさに欠けていた。そして、スマートフォン本体を挟んで固定する部分は最新の比較的大画面のスマートフォンではそれ自体の重みで下へと垂れてしまうこともあった。
従来では利用者の周囲の環境や体勢に合った収納形態やスマートフォンを操作したい際、即座に手元へと引き寄せるという機能が欠けていた。
本発明は以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
片手でも容易に持って操作でき、スマートフォン本体を固定する部分が90度回転するホルダー(1)に、容易に曲線状に曲げることのできる金属製のじゃばら(2)を取り付け、じゃばらの片方の端にある取り付け器具(3)でじゃばらと壁や機器等を接続させる。
【発明の効果】
【0007】
アーム部の金属製のじゃばらは容易に曲げられることができ、利用者の周囲の環境や体勢に合わせた位置にスマートフォン用ホルダーを保持させておくことが可能である。スマートフォンを操作したいときには曲線状のじゃばらを容易に直線状へと引き延ばせ、即座に手元へと引き寄せることもでき、ポケットやカバンからそのつどスマートフォンを取り出すという手間を省くことができる。本発明品の利用者の用途に合わせてスマートフォンを固定する部分は90度回転させられ、必要な際はすぐに片手でも簡単にスマートフォンを操作できるという点を提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図6】本発明のフレキシブル部とスマートフォン用ケース部の接続についての図である。
【
図7】本発明の製品を壁面と接続した際の写真図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
片手でも容易に持って操作でき、スマートフォン本体との固定部分が90度回転するホルダー(1)の下部中央部分に、容易に曲線状に曲げることのできるフレキシブル素材の金属製のじゃばら(2)を取り付ける。金属製のじゃばら(2)は取り付け用の金具(3)を用いて壁や機器等と接続させる。
本発明は以上のような構造である。
これを利用する際は、ホルダーにスマートフォンを収納して、金属製のじゃばらを折り曲げて周囲の環境や利用者の姿勢や体格に合わせた形状にしてホルダーが邪魔にならないようにできる。また、スマートフォン本体を操作する際にも容易に金属製のじゃばらを曲げることができ、手元に引き寄せて片手で使うことができる。
【実施例】
【0010】
以下、実施例について説明する。
パチンコ台が並列されている場所において、パチンコ台とパチンコ台の間にある金属製の仕切り間柱(まばしら)の中央部分に取り付け金具を用い、本発明の製品を取り付けた。
パチンコを遊技する際はパチンコ台に対面して座るので、周囲の環境、利用者の体格や姿勢、スマートフォンを操作する頻度によってホルダーを保持したい場所やスマートフォンを90度回転させるか、つまり、スマートフォンを縦置きにするのか横置きにするのかは変動した。
本発明の製品により、パチンコを遊技しつつも、メール受信や電話着信などの通知に対応することができ、金属製のじゃばらは容易に引き延ばせ、即座に手元へとスマートフォンをホルダーごと手元に保持させられ、カバンや衣服のポケットからスマートフォンを取り出す手間が省けた。パチンコの遊技場はパチンコ台から発せられる音が大きいところもあるので、目でスマートフォンからの通知が反応できるのが効果的であった。また、スマートフォン自体の重みで金属製のじゃばらやスマートフォンを固定する部分が下へと垂れてしまうということはなく、利用者に合った形体を保持させ続けることができた。
【符号の説明】
【0011】
1:スマートフォン本体を固定させる部分が90度回転するホルダー
2:容易に曲線状に曲げることのできる金属製のじゃばら
3:取り付け用の金具