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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-178506(P2017-178506A)
(43)【公開日】2017年10月5日
(54)【発明の名称】プリンタ
(51)【国際特許分類】
   B65H 7/14 20060101AFI20170908BHJP
   B41J 15/04 20060101ALI20170908BHJP
   B41J 2/32 20060101ALI20170908BHJP
   B41J 3/36 20060101ALI20170908BHJP
【FI】
   B65H7/14
   B41J15/04
   B41J2/32 Z
   B41J3/36 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2016-65241(P2016-65241)
(22)【出願日】2016年3月29日
(71)【出願人】
【識別番号】000130581
【氏名又は名称】サトーホールディングス株式会社
(72)【発明者】
【氏名】星 和行
【テーマコード(参考)】
2C055
2C060
2C065
3F048
【Fターム(参考)】
2C055CC01
2C060BA01
2C060BC03
2C060BC12
2C060BC15
2C060BC94
2C065AA01
2C065AB01
2C065AD02
2C065CZ17
3F048AA05
3F048AB01
3F048AC04
3F048BA05
3F048BA21
3F048BB10
3F048BD07
3F048CC03
3F048DA06
3F048DC13
3F048DC14
(57)【要約】
【課題】印字媒体を検出するセンサの検出の精度の低下を防ぐ。
【解決手段】プリンタは、所定の搬送方向に印字媒体を搬送するプラテンローラと、前記プラテンローラに対して前記搬送方向上流側に設けられ、かつ、前記印字媒体を搬送する補助ローラと、前記搬送方向について、前記補助ローラの回転軸の位置に設けられ、かつ、前記印字媒体を検出した場合に検出信号を生成するセンサと、前記プラテンローラに対向し、かつ、前記検出信号に応じて前記印字媒体に印字を行う印字ヘッドと、を備える。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の搬送方向に印字媒体を搬送するプラテンローラと、
前記プラテンローラに対して前記搬送方向上流側に設けられ、かつ、前記印字媒体を搬送する補助ローラと、
前記搬送方向について、前記補助ローラの回転軸の位置に設けられ、かつ、前記印字媒体を検出した場合に検出信号を生成するセンサと、
前記プラテンローラに対向し、かつ、前記検出信号に応じて前記印字媒体に印字を行う印字ヘッドと、
を備えるプリンタ。
【請求項2】
前記補助ローラは、前記印字媒体の搬送経路の下方に位置する一対の第1補助ローラを有し、
前記センサは、前記補助ローラの回転軸方向について、前記一対の第1補助ローラの間に設けられる、
請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記補助ローラは、前記印字媒体の搬送経路の上方に位置する一対の第2補助ローラを有し、
前記センサは、前記補助ローラの回転軸方向について、前記一対の第2補助ローラの間に設けられる、
請求項1又は2に記載のプリンタ。
【請求項4】
所定の搬送方向に印字媒体を搬送するプラテンローラと、
前記搬送方向について、前記プラテンローラの回転軸の位置に設けられ、かつ、前記印字媒体を検出した場合に検出信号を生成するセンサと、
前記プラテンローラに対向し、かつ、前記検出信号に応じて前記印字媒体に印字を行う印字ヘッドと、
を備えるプリンタ。
【請求項5】
前記プラテンローラは、一対のプラテンローラを有し、
前記センサは、前記プラテンローラの回転軸方向について、前記一対のプラテンローラの間に設けられる、
請求項4に記載のプリンタ。
【請求項6】
前記センサは、前記回転軸方向について、前記プラテンローラの端部側に設けられる、
請求項4に記載のプリンタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のプリンタは、ロール状の印字媒体を収容する収容部と、収容部に収容された印字媒体を帯状に繰り出して、搬送経路に沿って搬送するプラテンローラと、印字媒体を検出するセンサとを備えている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1では、搬送経路上においてセンサが設けられている位置では、センサによる検出のために、搬送経路とセンサとの間に空間が確保されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−98327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、センサと搬送経路との間の空間において、搬送中の印字媒体がバタつく場合がある。搬送中の印字媒体がバタつくと、センサは、印字媒体を正しく検出することができない場合がある。つまり、センサと搬送経路との間の空間は、センサによる印字媒体の検出の精度の低下を招いている。
【0005】
本発明の目的は、印字媒体を検出するセンサの検出の精度の低下を防ぐことである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、
所定の搬送方向に印字媒体を搬送するプラテンローラと、
前記プラテンローラに対して前記搬送方向上流側に設けられ、かつ、前記印字媒体を搬送する補助ローラと、
前記搬送方向について、前記補助ローラの回転軸の位置に設けられ、かつ、前記印字媒体を検出した場合に検出信号を生成するセンサと、
前記プラテンローラに対向し、かつ、前記検出信号に応じて前記印字媒体に印字を行う印字ヘッドと、
を備えるプリンタである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、印字媒体を検出するセンサの検出の精度の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態の印字媒体の概略図。
図2】本実施形態のプリンタの外観を示す斜視図。
図3】開閉カバーが開放状態にあるときの本実施形態のプリンタの斜視図。
図4図3のプリンタの正面図。
図5図2のプリンタの内部構成を示す概略図。
図6】本実施形態のセンサの動作を説明するための概略図。
図7】変形例1のセンサの動作を説明するための概略図。
図8】変形例2のセンサの位置を説明するための概略図。
図9】変形例3のセンサの位置を説明するための概略図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態について説明する。
【0010】
以下の説明において、「FR」はプリンタの前方を意味し、「RR」はプリンタの後方を意味し、「UP」はプリンタの上方を意味し、「LO」はプリンタの下方を意味し、「LH」及び「RH」は、プリンタの前後方向及び上下方向に直行する幅方向を意味する。
搬送経路上の任意の基準に対して収容部側を「搬送方向上流側」といい、当該基準に対して排出口側を「搬送方向下流側」という。
【0011】
(1)印字媒体(図1
本実施形態の印字媒体について説明する。図1は、本実施形態の印字媒体の概略図である。
【0012】
図1に示すように、本実施形態の印字媒体Pは、台紙PMと、複数枚のラベルPLとを有している。
台紙PMの第1面には、複数枚のラベルPLが所定間隔毎に仮着されている。各ラベルPLは、熱により発色する発熱層と、粘着剤が塗工された粘着層とを有している。
台紙PMにラベルPLが仮着された部分と、台紙PMにラベルPLが仮着されていない部分とでは、発光センサ15a(後述)が発光した光の透過量が異なる。
【0013】
(2)プリンタの構成(図2図4
本実施形態のプリンタの構成について説明する。図2は、本実施形態のプリンタの外観を示す斜視図である。図3は、開閉カバーが開放状態にあるときの本実施形態のプリンタの斜視図である。図4は、図3のプリンタの正面図である。
【0014】
図2図4に示すように、プリンタ1は、フロントカバー2と、開閉カバー3と、一対のサイドカバー4a〜4bと、タッチパネルディスプレイ5と、収容部6と、筐体7と、プラテンローラ10と、サーマルヘッド(印字ヘッドの一例)12と、一対の第1補助ローラ13a〜13bと、一対の第2補助ローラ14a〜14bと、透過型光センサ(発光センサ15a及び受光センサ15b)とを備えている。
【0015】
フロントカバー2は、プリンタ1の前面に設けられている。
【0016】
図3図4に示すように、開閉カバー3は、ヒンジ機構3aによって筐体7に支持されている。開閉カバー3は、ヒンジ機構3aを軸として、筐体7から離間する方向、又は、筐体7に近づく方向に回動可能である。つまり、開閉カバー3は、筐体7に対して、閉鎖状態(図2)又は開放状態(図3)になるように構成される。
【0017】
図2に示すように、閉鎖状態にある開閉カバー3と筐体7との間には、排出口2aが形成される。排出口2aからは、印字が行われた印字媒体Pが排出される。
【0018】
図2図4に示すように、一対のサイドカバー4a〜4bは、幅方向(LH−RH)における筐体7の外側面に取り付けられている。
【0019】
図2に示すように、タッチパネルディスプレイ5は、開閉カバー3の上面に設けられている。タッチパネルディスプレイ5は、プリンタ1に関する情報と、プリンタ1に指示を与えるためのキー画像とを表示するように構成される。ユーザがキー画像をタッチすると、プリンタ1は、タッチしたキー画像に応じた指示を受け付ける。タッチパネルディスプレイ5は、例えば、タッチセンサを備えた液晶ディスプレイである。
【0020】
図3の収容部6は、ロール紙Rを収容するように構成される。開閉カバー3が開放状態にある場合、収容部6がプリンタ1の外部からアクセス可能になるので、ユーザは、ロール紙Rを収容部6にセットすることができる。
【0021】
前後方向(FR−RR方向)について収容部6とプラテンローラ10との間(つまり、プラテンローラ10に対して搬送方向上流側)には、一対の第1補助ローラ13a〜13bが設けられている。一対の第1補助ローラ13a〜13bは、第1補助シャフト13c(図6Bを参照)によって軸支されている。一対の第1補助ローラ13a〜13bは、第1補助シャフト13cを回転軸として同期回転可能である。
【0022】
開閉カバー3の下面には、一対の第2補助ローラ14a〜14bが設けられている。一対の第2補助ローラ14a〜14bは、第2補助シャフト14cによって軸支されている。一対の第2補助ローラ14a〜14bは、第2補助シャフト14cを回転軸として同期回転可能である。
一対の第1補助ローラ13a〜13b及び一対の第2補助ローラ14a〜14bは、それぞれ、開閉カバー3が閉鎖状態にあるときに互いに対向する。
【0023】
一対の第1補助ローラ13a〜13bの前方FRには、プラテンローラ10が設けられている。開閉カバー3が閉鎖状態にあるときに、プラテンローラ10は、収容部6に収容された印字媒体Pを搬送するように構成される。
【0024】
図3図4に示すように、開閉カバー3の下面には、サーマルヘッド12が設けられている。開閉カバー3が閉鎖状態にある場合、サーマルヘッド12は、プラテンローラ10に対向する。
【0025】
一対の第1補助ローラ13a〜13bの回転軸方向(LH−RH方向)について、一対の第1補助ローラ13a〜13bの間には、発光センサ15a(センサの一例)が設けられている。発光センサ15aは、搬送方向について、一対の第1補助ローラ13a〜13bの回転軸の位置に設けられている。一対の第1補助ローラ13a〜13bの回転軸の位置とは、発光センサ15aの少なくとも一部が、搬送方向について、一対の第1補助ローラ13a〜13bの回転軸(つまり、第1補助シャフト13cの中心線)と重なる位置である。発光センサ15aは、光を発光するように構成される。
【0026】
一対の第2補助ローラ14a〜14bの回転軸方向(LH−RH方向)について、一対の第2補助ローラ14a〜14bの間には、受光センサ15bが設けられている。受光センサ15bは、搬送方向について、一対の第2補助ローラ14a〜14bの回転軸の位置に設けられている。一対の第2補助ローラ14a〜14bの回転軸の位置とは、受光センサ15bの少なくとも一部が、搬送方向について、一対の第2補助ローラ14a〜14bの回転軸(つまり、第2補助シャフト14cの中心線)と重なる位置である。受光センサ15bは、受光した光の量に応じた電気信号(以下「検出信号」という)を生成するように構成される。
【0027】
(3)プリンタの内部構成(図5
本実施形態のプリンタの内部構成について説明する。図5は、図2のプリンタの内部構成を示す概略図である。
【0028】
図5に示すように、印字媒体Pの搬送経路上の第1位置P1では、第1補助ローラ13(図3の一対の第1補助ローラ13a〜13bに対応)と、第2補助ローラ14(図3の一対の第2補助ローラ14a〜14bに対応)とが、互いに対向している。第1位置P1は、収容部6の前方FRに位置している。つまり、第1補助ローラ13及び第2補助ローラ14は、収容部6の前方FRに設けられている。
第1補助ローラ13は、搬送経路の下方に位置している。第1補助ローラ13は、ステッピングモータに対してギアを介して接続されているので、ステッピングモータの動力によってプラテンローラ10と共に同期回転する。
第2補助ローラ14は、搬送経路の上方UPに位置している。第2補助ローラ14は、第1補助ローラ13に従動回転する。
【0029】
プリンタ1は、サーマルヘッド(印字ヘッドの一例)12を備えている。
搬送経路上の第2位置P2では、プラテンローラ10とサーマルヘッド12とが互いに対向している。第2位置P2は、第1位置P1の前方FRに位置している。つまり、プラテンローラ10及びサーマルヘッド12は、第1補助ローラ13及び第2補助ローラ14の前方FRに設けられている。
【0030】
サーマルヘッド12は、受光センサ15bによって生成された検出信号に応じて、所定のタイミングで印字媒体Pに印字を行うように構成される。サーマルヘッド12は、付勢部材と、複数の発熱素子と、制御回路とを有している。付勢部材は、サーマルヘッド12に対して、プラテンローラ10の方向(下方LO)の付勢力を加える。制御回路は、印字すべき情報(以下「印字情報」という)に基づいて、各発熱素子を発熱させるように構成される。
【0031】
プラテンローラ10は、ステッピングモータに接続されている。ステッピングモータは、プラテンローラ10をフォワードフィード方向(図5の反時計回り)又はバックフィード方向(図5の時計回り)に回転駆動させる。フォワードフィードの場合、印字媒体Pは、搬送方向上流側から搬送方向下流側に搬送される。バックフィードの場合、印字媒体Pは、搬送方向下流側から搬送方向上流側に搬送される。
【0032】
ステッピングモータが回転すると、プラテンローラ10が回転する。第1補助ローラ13は、がプラテンローラ10と共に同期回転する。第2補助ローラ14は印字媒体Pに当接し、かつ、第1補助ローラに従動回転する。
【0033】
(4)センサの動作(図6
本実施形態のセンサの動作について説明する。図6は、本実施形態のセンサの動作を説明するための概略図である。
【0034】
図6Aは、図5の第1位置P1と第2位置P2との間の搬送経路の拡大図である。図6Bは、図6Aの破線I−Iにおける断面図である。
【0035】
図6Aに示すように、第1位置P1では、第1補助ローラ13と第2補助ローラ14とが、上下方向(UP−LO方向)について、互いに対向している。
図6Bに示すように、第1位置P1では、発光センサ15aと受光センサ15bとが、上下方向(UP−LO方向)について、互いに対向している。
【0036】
第1位置P1では、印字媒体Pは、一対の第1補助ローラ13a〜13bと一対の第2補助ローラ14a〜14bとによって挟持される。第1位置P1では、一対の第1補助ローラ13a〜13bは台紙PMに当接し、かつ、一対の第2補助ローラ14a〜14bは、ラベルPLに当接する。したがって、搬送中の印字媒体Pは、上下方向(UP−LO方向)にバタつくことなく第1位置P1を通過する。
【0037】
ステッピングモータは、プラテンローラ10をフォワードフィード方向(図6Aの反時計回り)に回転させることにより、印字媒体Pを搬送方向下流側に搬送する。サーマルヘッド12は、搬送中の印字媒体PのラベルPLに対して印字を行う。
【0038】
上述のとおり、搬送中の印字媒体Pは、上下方向(UP−LO方向)にバタつくことなく第1位置P1を通過する。したがって、ラベルPL間の台紙PM部分が第1位置P1を通過するときには、発光センサ15aが発光した光は、当該台紙PM部分を透過して、受光センサ15bに確実に到達する。一方、ラベルPLが第1位置P1を通過するときには、発光センサ15aが発光した光は、ラベルPLによって確実に吸収される。これにより、発光センサ15a及び受光センサ15bの検出の精度の低下を防ぐことができる。
【0039】
(5)変形例
以下、本実施形態の変形例について説明する。
【0040】
(5−1)変形例1(図7
変形例1について説明する。変形例1は、搬送方向について、プラテンローラの回転軸の位置に反射型光センサが設けられる例である。
【0041】
変形例1のセンサの動作について説明する。図7は、変形例1のセンサの動作を説明するための概略図である。
【0042】
図7Aは、図5の第1位置P1と第2位置P2との間の搬送経路の拡大図である。図7Bは、図7Aの破線IIにおける断面図である。
【0043】
図7Aに示すように、変形例1のプリンタ1は、発光センサ15a及び受光センサ15b(図6A)に代えて、反射型光センサ16を備えている。
【0044】
図7Bに示すように、変形例1のプリンタ1は、一対のプラテンローラ10a〜10bを備えている。一対のプラテンローラ10a〜10bは、同一のプラテンシャフト10cに軸支されている。一対のプラテンローラ10a〜10bは、同期回転する。
反射型光センサ16は、搬送方向について、一対のプラテンローラ10a〜10bの回転軸の位置に設けられている。一対のプラテンローラ10a〜10bの回転軸の位置とは、反射型光センサ16の少なくとも一部が、搬送方向について、一対のプラテンローラ10a〜10bの回転軸(つまり、プラテンシャフト10cの中心線)と重なる位置である。
【0045】
台紙PMの下面(つまり、一対のプラテンローラ10a〜10bに当接する面)には、反射型光センサ16が発光した光を吸収する色(例えば、黒色)の位置検出マークが所定間隔毎に形成されている。
【0046】
第2位置P2では、印字媒体Pは、一対のプラテンローラ10a〜10bとサーマルヘッド12とによって挟持される。したがって、搬送中の印字媒体Pは、上下方向(UP−LO方向)にバタつくことなく、第2位置P2を通過する。
【0047】
ステッピングモータは、プラテンローラ10をフォワードフィード方向(図7Aの反時計回り)に回転させることにより、印字媒体Pを搬送方向下流側に搬送する。サーマルヘッド12は、搬送中の印字媒体PのラベルPLに対して印字を行う。
【0048】
上述のとおり、搬送中の印字媒体Pは、上下方向(UP−LO方向)にバタつくことなく第2位置P2を通過する。したがって、反射型光センサ16が発光した光が第2位置を通過する位置検出マークによって確実に吸収される。これにより、反射型光センサ16の検出の精度の低下を防ぐことができる。
【0049】
本実施形態では、発光センサ15a及び受光センサ15bは、第1位置P1に設けられているのに対して、変形例1では、反射型光センサ16は、第1位置P1よりサーマルヘッド12に近い第2位置P2に設けられている。第2位置P2は、第1位置P1に対して搬送方向下流側の位置である。したがって、ラベルPLに印字される印字情報の印字位置を最適化する(つまり、印字品質を向上させる)ことができる。
【0050】
(5−2)変形例2(図8
変形例2について説明する。変形例2は、プラテンローラの回転軸方向(LH−RH方向)について、プラテンローラの端部側に反射型光センサが設けられる例である。
【0051】
変形例2のセンサの位置について説明する。図8は、変形例2のセンサの位置を説明するための概略図である。
【0052】
図8の反射型光センサ16は、プラテンローラ10aの回転軸方向(LH−RH方向)について、一対のプラテンローラ10a〜10bの間ではなく、プラテンローラ10aの端部側(RH側)に設けられている点において、変形例1(図7)とは異なる。
プラテンローラ10aは、台紙PMの一部に当接する。台紙PMのうちプラテンローラ10aと当接しない部分は、反射型光センサ16の上方UPを通過する。プラテンローラ10a及びサーマルヘッド12は、幅方向(LH−RH方向)について、ラベルPL全体を挟持する。したがって、付勢部材がサーマルヘッド12に加える付勢力は、ラベルPL全体に及ぶ。これにより、プラテンローラ10の端部側(RH側)に反射型光センサ16を設けたことによる印字品質の低下を防ぐことができる。
【0053】
なお、変形例2の反射型光センサ16の動作は、変形例1と同様である。
【0054】
(5−3)変形例3(図9
変形例3について説明する。変形例3は、搬送方向について、第1補助ローラ又は第2補助ローラの一方の回転軸の位置に反射型光センサが設けられる例である。
【0055】
変形例3のセンサの位置について説明する。図9は、変形例3のセンサの位置を説明するための概略図である。
【0056】
図9に示すように、変形例3では、搬送経路の上方UPに、一対の第2補助ローラ14a〜14b(図6B)に代えて、単一の第2補助ローラ14が設けられている。
反射型光センサ16は、一対の第1補助ローラ13a〜13bの回転軸方向(LH−RH方向)について、一対の第1補助ローラ13a〜13bの間に設けられ、かつ、搬送方向について、一対の第1補助ローラ13a〜13bの回転軸の位置に設けられている。
【0057】
なお、変形例3では、一対の第1補助ローラ13a〜13bの回転軸方向(LH−RH方向)について、第1補助ローラ13aの端部側(RH側)、又は、第1補助ローラ13bの端部側(LH側)に反射型光センサ16が設けられてもよい。
【0058】
また、変形例3では、第1補助ローラ13が単一の補助ローラであり、第2補助ローラ14が一対の第2補助ローラ14a〜14b(図6)であってもよい。
一例として、反射型光センサ16は、一対の第2補助ローラ14a〜14bの回転軸方向(LH−RH方向)について、一対の第2補助ローラ14a〜14bの間に設けられ、かつ、搬送方向について、一対の第2補助ローラ14a〜14bの回転軸の位置に設けられる。
別の例として、反射型光センサ16は、一対の第2補助ローラ14a〜14bの回転軸方向(LH−RH方向)について、第2補助ローラ14aの端部側(RH側)、又は、第2補助ローラ14bの端部側(LH側)に設けられる。
【0059】
(6)その他の変形例
その他の変形例について説明する。
【0060】
上述の実施形態では、台紙PM及びラベルPLを有する印字媒体Pを例示したが、印字媒体Pはこれに限られるものではない。印字媒体Pは、例えば、以下のものであってもよい。
・台紙PMを有していないラベルPL
・粘着層を有していないタグ、又は、RFIDタグ
【0061】
上述の実施形態では、サーマルヘッド12が印字を行う例を示したが、印字を行う手段は、サーマルヘッド12に限られない。
本実施形態は、インクリボンが印字を行う場合にも適用可能である。
【0062】
プラテンローラ10、第1補助ローラ13、又は、第2補助ローラ14の少なくとも1つとして、国際公開番号WO2015/052954号公報に開示された「弾性体ローラ」を用いることが好ましい。
【0063】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。また、上記の実施形態および変形例は、組合せ可能である。
【符号の説明】
【0064】
1 :プリンタ
2 :フロントカバー
2a :排出口
3 :開閉カバー
3a :ヒンジ機構
4a :サイドカバー
4b :サイドカバー
5 :タッチパネルディスプレイ
6 :収容部
7 :筐体
10(10a〜10b):プラテンローラ
10c :プラテンシャフト
12 :サーマルヘッド
13(13a〜13b):第1補助ローラ
13c :第1補助シャフト
14(14a〜14b):第2補助ローラ
14c :第2補助シャフト
15a :発光センサ
15b :受光センサ
16 :反射型光センサ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9