(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-188737(P2017-188737A)
(43)【公開日】2017年10月12日
(54)【発明の名称】スマートフォン内蔵スピーカーからの音声を聴き易くするスピーカーカバー付きスマートフォン用ケース
(51)【国際特許分類】
H04M 1/11 20060101AFI20170919BHJP
H04M 1/02 20060101ALI20170919BHJP
【FI】
H04M1/11 Z
H04M1/02 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2016-74783(P2016-74783)
(22)【出願日】2016年4月2日
(71)【出願人】
【識別番号】715006731
【氏名又は名称】中村 幸嗣
(72)【発明者】
【氏名】中村 幸嗣
【テーマコード(参考)】
5K023
【Fターム(参考)】
5K023AA07
5K023BB03
5K023BB06
5K023MM03
5K023QQ00
5K023QQ02
5K023QQ05
5K023RR01
(57)【要約】
【課題】スマートフォン内蔵のスピーカーを聴き易くするスピーカーカバーが付き、且つ持ち運びにも邪魔にならない小型のスピーカーカバーと一体になったスマートフォン用ケースを提供する。
【解決手段】スマートフォンケース1と一体にスマートフォン内蔵のスピーカーを覆うようにスピーカーカバー2を設け、側方又は下方に向かって出される音声を、画面正面に向かって音声の方向を変えるようにした。スマートフォンケース1とスピーカーカバー2が一体なので、小型で持ち運びにも邪魔にならず、それでいて視聴する際の音量が大きくなり十分な効果が得られる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スマートフォンにおいて、側方又は下方に向かって出される音声を、画面正面に向かって音声の方向を変える機能であるスピーカーカバー2と、スマートフォンケース1を一体に形成したスピーカーカバー付きスマートフォン用ケース。
【請求項2】
素材は、シリコン、プラスティック、樹脂、金属、合成皮革、天然皮革、木材などさまざまで、またそれらの素材を部分によって変えて複合とする、請求項1のスピーカーカバー付きスマートフォン用ケース。
【請求項3】
スピーカーカバーの部分の形にこだわりはなく、球面体、直線的な傾斜などさまざまで、音声の方向を画面正面に変える請求項1及び請求項2のスピーカーカバー付きスマートフォンケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートフォン内蔵スピーカーからの音声を聴き易くするためのスピーカーカバーが付いたスマートフォン用ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンで動画を観る際、スマートフォン内蔵スピーカーの多くは、画面の正面から見て側面又は下面に付いているため、音声が側方に向かって出されるため、聞き取りづらい音や言葉が多くある。
【0003】
そのため、側方に向かって出される音声を、画面の正面側に向かうように音声の方向を変える装置がある。
【0004】
しかしながら、そのスマートフォンに装着して音声の出る方向を画面正面に変える装置は、スマートフォンに装着したままカバンや衣服のポッケトに入れて持ち運ぶには大きく、不便なものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実登3195079
【特許文献2】実登3192893
【特許文献3】特開2012−175696
【特許文献4】実登31711151
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、従来のものは、持ち運ぶには大きく、使用するたびに装着しなくてはいけない点である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、スマートフォンケース1とスピーカーカバー2を一体とし、取り付けや取り外しという手間もなく、小型で持ち運びにも邪魔にならず、十分な効果があることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のスマートフォン内蔵のスピーカーからの音声を聴き易くするスピーカーカバー付きスマートフォン用ケースは、取り付けや取り外しという煩わしさもなく、小型で鞄や衣服のポケットに入れて持ち運ぶときにも邪魔にならない。それでいて、本案のスマートフォン内蔵のスピーカーからの音声を聴き易くするスピーカーカバー付きスマートフォン用ケースは、スピーカーカバー2を付けていなかったときには聞こえなかった小さな音や聞き取りにくかった音(特に指向性の高い高音)が聞こえるようになるので音量が大きくなり、視聴の際に十分な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は半円型のスピーカーカバー2を備えたスマートフォンケース1全体の例の斜影図を示した説明図である。(実施例1)
【
図2】
図2は半円型のスピーカーカバー2を備えたスマートフォンケース1全体の例を、下方斜めからと、正面を示した説明図である。
【
図3】
図3は直線状の傾斜のスピーカーカバー2’を備えたスマートフォンケース1全体の例の斜影図を示した説明図である。(実施例2)
【
図4】
図4はスピーカーカバー2付きのスマートフォンケース1を装着した時の、音声の出る方向3を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
スマートフォンケース1とスピーカーカバー2を一体に形成する。
【実施例1】
【0011】
図1、
図2、
図4は、スピーカーカバー2を球面体にしたものの実施例である。
【0012】
素材は、従来のように、プラスティック、樹脂、シリコン、金属、合成皮革、天然皮革、木材など多岐にわたって形成できる。
【0013】
これらの素材を組み合わせ、複合で形成できる。
【0014】
高さを表すhは、概ねスマートフォンケース1の厚さと同じ高さで、幅を表すwは、スマートフォン内蔵スピーカーの幅と同等かそれを超える幅で、且つスマートフォンのプラグの差し込み口に架からないようにし、奥行きを表すdは、10mm±3mm程度が、音声の方向を正面に向けるのに効率的で最も効果が表れる理想のサイズであると思われる。
【実施例2】
【0015】
図3は、スピーカーカバー2’を直線的な傾斜にしたものの実施例である。
【符号の説明】
【0016】
1 スマートフォンケース本体
2 スピーカーカバー球面体
2’ スピーカーカバー直線的な傾斜
3 音声の方向のイメージ
d スピーカーカバーの奥行き
h スピーカーカバーの高さ
w スピーカーカバーの幅