特開2017-195293IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

小型化および1次−2次間の沿面距離の確保を両立させたトランスに関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】大型化を招くことなく、確実に1次−2次間の沿面距離を確保することが可能になるトランスを提供する。
【解決手段】1次コイル6と2次コイル7が巻回された巻線部の両端にフランジ2が形成され、各フランジ2の外周部に巻線部の軸線方向に延出して先端面3bに1次コイルまたは2次コイルの端子5a、5bを有する端子台3が一体に形成されたボビン1と、ボビンのフランジの端面間の外周部分と端子台の上面を覆うとともに巻線部の貫通孔に連通する孔部が形成された絶縁ケース9、10と、外足15bが絶縁ケース8の外周に配置されるとともに中足15cが孔部から貫通孔内に配置された一対のE型コア15を備え、絶縁ケースの上面であって孔部内にE型コアの中足を挿入可能となる位置に、上面から突出する壁部12を一体に形成した。
【選択図】図8

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、従来のトランスにおいては、1次−2次間の沿面距離が、図11に示すように、端子26aからコア29までの距離L1に端子26bからコア29間での距離L2を加えた長さになる。 したがって、沿面距離が足りない場合には、端子台24およびこれを覆う絶縁ケース28の軸線方向の長さ寸法L1、L2を大きくして確保する必要が生じ、トランスとしての小型化の要請に対応することができなくなるという問題点があった。 そこで、ボビンやコアとして特殊な形状のものを用いたり、あるいは全体をモールドしたりして対応する提案もなされているが、材料費や加工費が高騰化して過度に高価なものになってしまうという問題点があった。 本発明は、事情に鑑みてなされたものであり、大型化を招くことなく、確実に1次−2次間の沿面距離を確保することが可能になるトランスを提供することを課題とするものである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、1次コイルと2次コイルが巻回された巻線部の両端にフランジが形成され、各々のフランジの外周部に、上面が巻線部の貫通孔の内壁に連なるとともに巻線部の軸線方向に延出して先端面に端子が植設された端子台が一体に形成されるとともに、一方の端子台の端子に1次コイルの端部が接続され、他方の端子台の端子に2次コイルの端部が接続されたボ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
請求項1〜3のいずれかに記載の発明によれば、絶縁ケースの上面に壁部を形成することにより、一方の端子からコアに至るまでの沿面距離が、端子から壁部までの距離に当該壁部の高さ寸法を加えた距離になる。この結果、端子台の長さ寸法を大きくすることなく、端子からコアに至る沿面距離を増加させることができるために、大型化を招くことなく、確実に1次−2次間の沿面距離を確保することが可能になる。 また、請求項2に記載の発明のように、絶縁ケースを、巻線部の外周位置において第1および第2の分割ケースに2分割すれば、当該トランスを組み立てる際に、先ず第1および第2の分割ケースの外周に、各々E型コアを装着し、次いでボビンの軸線方向の両側から、第1および第2の分割ケースを軸線方向に移動させてボビンの巻線部の外周および端子台の上面に装着するとともにE型コアの中足をボビンの貫通孔内に挿入することにより、容易かつ確実に組み立てることが可能になる。 さらに、請求項3に記載の発明のように、E型コアの中足における絶縁ケースの上面からの高さ寸法を外足の高さ寸法よりも小さく形成すれば、このE型コアを絶縁ケースに装着する際に、中足を絶縁ケースの壁部と孔部との間から容易に孔部内に挿入させることができ、よって絶縁ケースの高さ寸法を小さく抑えることができて小型化および低背化にも対応することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図である。

【図2】図1の平面図である。

【図3】図2の側面図である。

【図4】図1の絶縁カバーを示す斜視図である。

【図5】図1のE型コアを示す斜視図である。

【図6】図1のボビンを示す斜視図である。

【図7】図4の絶縁カバーに図5のE型コアを装着する状態を示す斜視図である。

【図8】図7の絶縁カバーおよびE型コアを図5のボビンに外装する状態を示す斜視図である。

【図9】本発明の他の実施形態におけるE型コアの形状を示す斜視図である。

【図10】従来のトランスを示す平面図である。

【図11】図10の側面図である。

【図12】図10のボビンと絶縁カバーの組み立て状態を示す斜視図である。

選択図 図8出願人が指定した本件の代表的な図

1 ボビン   2 フランジ   3 端子台   3a 上面   3b 先端面   4 貫通孔   4a 内壁   5a、5b 端子   6 1次コイル   7 2次コイル   8 絶縁ケース   9 第1の分割ケース   10 第2の分割ケース   11 孔部   12 壁部   15、17、18 E型コア   15a、17a、18a 背部   15b、17b、18b 外足   15c、17c、18c 中足

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