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特開2017-196437アプローチ技術・バンカーショットの技を導いてくれて飛球方向と望んだ距離を出せるアプローチウエッジ
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  • 特開2017196437-アプローチ技術・バンカーショットの技を導いてくれて飛球方向と望んだ距離を出せるアプローチウエッジ 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-196437(P2017-196437A)
(43)【公開日】2017年11月2日
(54)【発明の名称】アプローチ技術・バンカーショットの技を導いてくれて飛球方向と望んだ距離を出せるアプローチウエッジ
(51)【国際特許分類】
   A63B 53/04 20150101AFI20171006BHJP
   A63B 102/32 20150101ALN20171006BHJP
【FI】
   A63B53/04 F
   A63B102:32
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【公開請求】
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2017-117256(P2017-117256)
(22)【出願日】2017年5月29日
(71)【出願人】
【識別番号】593078442
【氏名又は名称】水戸 貞夫
(72)【発明者】
【氏名】水戸 貞夫
【テーマコード(参考)】
2C002
【Fターム(参考)】
2C002AA03
2C002CH01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】アプローチウエッジのフェース全体が約10°に開くように、また約20°にスタンスを開くように導いてくれ、バンカーショットにおいては、自然にカット打ちになるアプローチウエッジを提供する。
【解決手段】アプローチウエッジのフェース全体が約10°に開くように、それをフェース面上にソールよりトゥ部分にスコアライン最下部のラインより長さが徐々に長くなっていく数本のスコアラインの先端を結ぶと線のように見えるようにしたものを読み取り、飛球方向より約20°開いてスタンスを構え、またテイクバックもアプローチウエッジが約20°開いたスコアラインの途切れた部分の集合がラインのように見えるようにして、テイクバックする時、体の回転とともにフェースが少し内側に入るのをイメージしたものを、スコアラインの途切れた部分の集合が曲線に見えるのを読み取り、テイクバックをイメージした方向へと導いてくれるようにした。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプローチウエッジのフェース面に、ボールを打ち出す方向つまり飛球方向を示すラインとフェースが約10°に開くように設定したラインは同一で重なり合うラインとして、そのラインはフェース面に直に引くラインではなく、ソールよりトゥ部分にスコアライン最下部のラインより長さが徐々に長くなっていく数本のスコアラインの先端を結んだ集合を見ると線のように見えるようにした集合であり、その集合を読み取り飛球方向を合わせると自然にフェースが約10°開くようにしたものであり、また飛球方向より約20°スタンスを開けるように、スコアラインの途切れた部分を作り、途切れた部分を辿った集合を見ると線に見えるようにして、その集合をスタンスラインとして読み取り、スタンスをセットできるようにしたものである。
【請求項2】
テイクバックの方向もスタンスラインの方向と同じ方向になるのであるが、体の回転で打つことを基本にしているので、どこまでもスタンスラインと平行にテイクバックするのを防ぐために、テイクバックする方向もスコアラインの途切れた部分を辿った集合を見ると曲線に見えるようにしたものであり、その集合を読み取りテイクバックすると、体の回転に合わせたテイクバック方向がわかるようにしたものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールの位置、飛球方向・フェースの開く角度・スタンス位置・テイクバック軌道・スウィング軌道を分かり易くしているアプローチウエッジに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、アプローチウエッジは打つ人の勘に頼ってフェースを開き、その人のプレー中に置かれた場所の状況によってスタンスを開いて、その時フェースを開き過ぎたり、傾斜のある場所では誤った方向へテイクバックしてシャンクに至ったり、ボールを上手く捉えることができず、トップしたりで一般的なゴルファーは毎回安定してアプローチ・バンカーショットを成功させるに至ってなかった。
【先考技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016−105808号 考案者 水戸貞夫 本人 発行日 平成28年6月16日
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、特開2016−105808号、考案者水戸貞夫本人、発行日平成28年6月16日の改良版であり、アプローチでピッチ&ランをする時はフェースを開いて、スタンスも開くと言うのが一般的であり、アプローチウエッジのフェース全体が約10°にいつも同じく開くように導き、またいつも約20°にスタンスを開くように導いてくれ、そのスタンスを取り、またテイクバックを持っていく方向が手元より離れないように導いてくれ体の回転で打つようにして打つと、フェースの回転の中でインパクトを迎えることができるアプローチウエッジを提供することを目的とする。
【0005】
またバンカーショットの場合は、フェースを約10°開き、左足のスタンスを約20°開き、右足のつま先をスタンスラインに揃え、両足のつま先を結んだ線が約20°開いたスタンスラインと同じになるようにしてアドレスを取ると、スタンスとスウィング方向が平行なり、縦振りに近いスウィング軌道になりカット打ちなのだが平行打ちのような感覚でエクスプロージョンを迎えることができるウエッジで、アプローチの時と打ち分けるようにしてバンカーショットもできるようにしたものである。
【発明を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は、特開2016−105808号、考案者水戸貞夫本人、発行日平成28年6月16日の改良版であり、先の考案はフェースに直に線を引くという考案であったが、スコアラインの長さの集合、スコアラインの途切れた部分の集合を読み取るようにしているところを特徴としていて、アプローチウエッジのフェース全体が約10°にいつも同じに開くように、それをフェース面上にソールよりトゥ部分にスコアライン最下部のラインより長さが徐々に長くなっていく数本のスコアラインの先端を結ぶと線のように見えるようにした集合を作り、その集合を読み取ると、ボールの飛び出す方向つまり飛球方向を示すことになる。
【0007】
飛球方向よりいつも約20°開いてスタンスを構え、体の回転で打つように考え、開くスタンスもスコアラインの途切れた部分の集合を読み取ることにより導いてくれるようにしたものである。
【0008】
またテイクバックもアプローチウエッジが約20°開いたスコアラインの途切れた部分の集合がラインのように見えるようにして、テイクバックする時どこまでも平行にテイクバックするのを防ぎ、体の回転とともに少し内側に入るのをイメージして、スコアラインの途切れた部分の集合が曲線に見えるのを読み取り、テイクバックをイメージした方向へと導いてくれるようにしたものである。
【発明の効果】
【0009】
このアプローチウエッジは、スタンス幅と体の回転とその捻りを利用した打ち方であり、ボールの位置、フェース方向、スタンス方向、スタンスの幅、スタンスの幅による捻りの最大位置がテイクバックの大きさになり、それが腕の振りの大きさになり、望んだ距離を出すことができ、狙った方向へと飛び、初心者アマチュアには使い易いアプローチウエッジとなり、テイクバックも迷わずに持っていけるためヘッドアップも抑えられることにより、ダフリ、トップも無くなり正確なスイング軌動へと導かれることで安心感を生み、望んだ距離とボールを飛ばしたい方向へとアプローチできるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】 本発明のアプローチウエッジのフェース面の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1に本発明に係るアプローチウエッッジの実施形態を示す。
【0012】
図1において、アプローチウエッジのフェース面に、ボールを打ち出す方向つまり飛球方向を示すラインとフェースが約10°に開くように設定したラインは同一であり重なり合うラインであり、そのラインを導いてくれるのは、ソールよりトゥ部分にスコアライン最下部のラインより長さが徐々に長くなっていく数本のスコアラインの先端を結んだ集合を見ると線のように見えるようにしたものを読み取り、飛球方向を示すラインと同一になるようにして飛球方向を示し、また飛球方向を合わせると自然にフェースが約10°開くようにしたものである。
【0013】
飛球方向より約20°スタンスを開き、体の回転で打つのを基本としており、約20°開いたスタンスラインを想定し、そのスタンスラインを導くのは、スコアラインの途切れた部分を作り、途切れた部分を辿った集合を見ると線に見えるように読み取り、スタンスラインがわかるようにしたものであり、それに合わせてスタンスを取れるようにしたものである。
【0014】
またテイクバックの方向もスタンスラインの方向と同じ方向になるのであるが、どこまでも平行にテイクバックするのを防ぐ方法として、テイクバックする方向もスコアラインの途切れた部分を辿った集合を見ると線に見えるようにしたものを読み取りテイクバック方向を導いてくれるアプローチウエッジに関するものである。
【0015】
バンカーショットの場合、フェースを約10°開き、スタンスも約20°開いたスタンスラインと両足つま先を結んだ線が平行になるように取ると、肩のラインもスタンスラインと平行になり平行打ちになるようであるが、実はカット打ちになっていて、テイクバック方向はどこまでも平行に持っていくのではなく、縦振りに近い状態ではあるけれどテイクバックする方向もスコアラインの途切れた部分を辿った集合を読み取りテイクバックする。
【符号の説明】
【0016】
1 アプローチウエッジ
2 ゴルフボール
3 スコアライン最下部
4 スコアラインが少しずつ長くなる数本の中の1本
5 スコアラインの途切れた部分
6 スコアライン最下部の中心線
7 フェースを開かずに構えた位置を0°とする線
8 飛球方向とフェースを10°開く仮想ライン
9 スタンスを20°開くためのスコアラインの途切れた部分の集合
10 フェースを10°開いた時の線
11 ボールセット位置
12 テイクバックの方向の仮想ラインでスコアラインの途切れた部分
13 スタンスライン
図1