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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-198923(P2017-198923A)
(43)【公開日】2017年11月2日
(54)【発明の名称】カラオケ装置、カラオケシステム
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/04 20060101AFI20171006BHJP
【FI】
   G10K15/04 302D
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2016-91344(P2016-91344)
(22)【出願日】2016年4月28日
(71)【出願人】
【識別番号】390004710
【氏名又は名称】株式会社第一興商
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】一色国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】三宅 敦
【テーマコード(参考)】
5D208
【Fターム(参考)】
5D208CE06
5D208CF07
5D208CG07
5D208CG09
(57)【要約】      (修正有)
【課題】カラオケ歌唱とビンゴゲームを一緒に行う際、カラオケ歌唱のレベルに応じた無理のないビンゴゲームを行うことを可能とするカラオケ装置を提供する。
【解決手段】利用者の歌唱採点履歴に基づいて、採点結果の最大値と最小値を取得S11、最大値と最小値の範囲にある値から、所定数の数値を選択S12、選択された数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを作成して、表示部に表示S13、利用者が新たに歌唱した場合に得られた採点値に対応する数値がビンゴゲーム用カード中にある場合には、数値及び/または数値が配置されているマス目の表示態様を変化S17、一列全ての数値の表示態様が変化してビンゴとなるまでS18、新たなカラオケ歌唱S14を繰り返し行う。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者の歌唱採点履歴に基づいて、採点結果の最大値と最小値を取得する取得部と、
前記最大値と最小値の範囲にある値から、所定数の数値を選択する選択部と、
選択された前記数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを作成して、表示部に表示させるカード表示制御部と、
前記利用者が新たに歌唱した場合に得られた採点値に対応する数値が前記ビンゴゲーム用カード中にある場合には、当該数値及び/または当該数値が配置されているマス目の表示態様を変化させる表示態様制御部と、
を有することを特徴とするカラオケ装置。
【請求項2】
前記取得部は、複数の利用者の歌唱採点履歴が重複する範囲において、前記採点結果の最大値と最小値を取得することを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
【請求項3】
カラオケ装置及び携帯端末を含むカラオケシステムであって、
前記カラオケ装置は、
利用者の歌唱採点履歴に基づいて、採点結果の最大値と最小値を取得する取得部と、
前記最大値と最小値の範囲にある値から、所定数の数値を選択する選択部と、
選択された前記数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを作成して、前記携帯端末に配信するカード配信部と、
前記利用者が新たに歌唱した場合に得られた採点値を前記携帯端末に送信する採点値送信部と、を有し、
前記携帯端末は、
配信された前記ビンゴゲーム用カードを表示部に表示させるカード表示制御部と、
受信した前記採点値に対応する数値が前記ビンゴゲーム用カード中にある場合には、当該数値及び/または当該数値が配置されているマス目の表示態様を変化させる表示態様制御部と、を有することを特徴とするカラオケシステム。
【請求項4】
前記カラオケシステムにおいて、複数の利用者によりビンゴゲームを行う場合、
前記取得部は、利用者毎の歌唱採点履歴に基づいて、利用者毎に採点結果の最大値と最小値を取得し、
前記選択部は、前記最大値と最小値の範囲にある値から、利用者毎に所定数の数値を選択し、
前記カード配信部は、選択された前記数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを利用者毎に作成して、利用者それぞれの前記携帯端末に配信し、
前記採点値送信部は、ある利用者が新たに歌唱した場合に得られた採点値を利用者全ての前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項3記載のカラオケシステム。
【請求項5】
前記選択部は、前記複数の利用者の中に前記歌唱採点履歴のない利用者がいる場合、他の利用者の最大値と最小値の範囲にある値から所定数の数値を選択し、
前記カード配信部は、選択された前記数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを作成して、前記歌唱採点履歴のない利用者の携帯端末に配信することを特徴とする請求項4記載のカラオケシステム。
【請求項6】
前記他の利用者が複数いる場合、
前記選択部は、複数の前記他の利用者の最大値と最小値が重複する範囲にある値から所定の数値を選択することを特徴とする請求項5記載のカラオケシステム。
【請求項7】
前記カラオケシステムにおいて、複数の利用者によりビンゴゲームを行う場合、
前記取得部は、利用者毎の歌唱採点履歴に基づいて、利用者全体における採点結果の最大値と最小値を取得し、
前記選択部は、前記最大値と最小値の範囲にある値から、利用者毎に所定数の数値を選択し、
前記カード配信部は、選択された前記数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを利用者毎に作成して、利用者それぞれの前記携帯端末に配信し、
前記採点値送信部は、ある利用者が新たに歌唱した場合に得られた採点値を利用者全ての前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項3記載のカラオケシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はカラオケ装置及びカラオケシステムに関する。
【0002】
カラオケ装置は、歌唱機能以外に採点機能やゲーム機能等、様々なコンテンツが搭載されている。
【0003】
ここで、ゲーム機能の一つとしてビンゴゲームがある。カラオケ装置におけるビンゴゲームは、カラオケ装置の表示装置にビンゴゲーム機がデジタル表示される。また、利用者には、予めビンゴゲーム用のカード(たとえば、5×5のマス目にランダムな数字が記載された紙媒体)を配布しておく。そして、利用者がリモコン装置等を介してビンゴゲーム開始の指示入力を行うと、ビンゴゲーム機が稼働し、表示装置に所定の数字が表示される。利用者は表示された数字が自分のビンゴカードにある場合には、その部分に穴を空けていき、たとえば、最も早く一列全てに穴が開いた利用者を勝ちとする。
【0004】
しかし、このようなゲーム機能は、カラオケ装置をビンゴゲーム機として使用するものであり、ビンゴゲームを行う場合にはカラオケ歌唱を行うことができない。
【0005】
そこで、カラオケ歌唱とビンゴゲームを一緒に楽しむことができる装置が提案されている。たとえば、特許文献1に記載されている歌唱力採点装置によれば、カラオケから基準となるミュージック信号を入力し、マイクからプレイヤーの歌唱した音声信号を入力して、歌唱力の採点を行い、その採点結果の第1桁目と第2桁目の数値で、ビンゴ表示器のマトリクス表示部の対応位置を点灯することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平6−161349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ここで、特許文献1の技術において、ビンゴ表示器に表示される数値は予め決められた値である。従って、歌唱者の歌唱レベルによっては点灯できない数値が存在する。たとえば、歌唱レベルの低い歌唱者にとって、特許文献1の図2に示された80や90のラインを点灯させることは困難である。
【0008】
本発明の目的は、カラオケ歌唱とビンゴゲームを一緒に行う際、カラオケ歌唱のレベルに応じた無理のないビンゴゲームを行うことを可能とするカラオケ装置及びカラオケシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための主たる発明は、利用者の歌唱採点履歴に基づいて、採点結果の最大値と最小値を取得する取得部と、前記最大値と最小値の範囲にある値から、所定数の数値を選択する選択部と、選択された前記数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを作成して、表示部に表示させるカード表示制御部と、前記利用者が新たに歌唱した場合に得られた採点値に対応する数値が前記ビンゴゲーム用カード中にある場合には、当該数値及び/または当該数値が配置されているマス目の表示態様を変化させる表示態様制御部と、を有することを特徴とするカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、カラオケ歌唱とビンゴゲームを一緒に行う際、カラオケ歌唱のレベルに応じた無理のないビンゴゲームを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第1実施形態に係るカラオケ装置の概略を示す図である。
図2】第1実施形態に係るカラオケ本体のハードウェア構成例を示す図である。
図3】第1実施形態に係るカラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。
図4A】第1実施形態に係る表示装置の表示画面を示す図である。
図4B】第1実施形態に係る表示装置の表示画面を示す図である。
図5】第1実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
図6】第2実施形態に係るカラオケシステムの概略を示す図である。
図7】第2実施形態に係るカラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。
図8】第2実施形態に係る携帯端末のハードウェア構成例を示す図である。
図9】第2実施形態に係るカラオケシステムの処理を示すフローチャートである。
図10】第3実施形態に係るカラオケシステムの処理を示すフローチャートである。
図11】第4実施形態に係るカラオケシステムの処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
後述する明細書及び図面の記載から、上記の主たる発明の他、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
【0013】
すなわち、前記取得部は、複数の利用者の歌唱採点履歴が重複する範囲において、前記採点結果の最大値と最小値を取得するカラオケ装置が明らかとなる。このようなカラオケ装置によれば、利用者の歌唱レベルに合わせて公平なビンゴゲームが可能となる。
【0014】
また、カラオケ装置及び携帯端末を含むカラオケシステムであって、前記カラオケ装置は、利用者の歌唱採点履歴に基づいて、採点結果の最大値と最小値を取得する取得部と、前記最大値と最小値の範囲にある値から、所定数の数値を選択する選択部と、選択された前記数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを作成して、前記携帯端末に配信するカード配信部と、前記利用者が新たに歌唱した場合に得られた採点値を前記携帯端末に送信する採点値送信部と、を有し、前記携帯端末は、配信された前記ビンゴゲーム用カードを表示部に表示させるカード表示制御部と、受信した前記採点値に対応する数値が前記ビンゴゲーム用カード中にある場合には、当該数値及び/または当該数値が配置されているマス目の表示態様を変化させる表示態様制御部と、を有するカラオケシステムが明らかとなる。このようなカラオケシステムによれば、カラオケ歌唱とビンゴゲームを一緒に行う際、利用者が保有する携帯端末を利用して、カラオケ歌唱のレベルに応じた無理のないビンゴゲームを行うことができる。
【0015】
また、前記カラオケシステムにおいて、複数の利用者によりビンゴゲームを行う場合、前記取得部は、利用者毎の歌唱採点履歴に基づいて、利用者毎に採点結果の最大値と最小値を取得し、前記選択部は、前記最大値と最小値の範囲にある値から、利用者毎に所定数の数値を選択し、前記カード配信部は、選択された前記数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを利用者毎に作成して、利用者それぞれの前記携帯端末に配信し、前記採点値送信部は、ある利用者が新たに歌唱した場合に得られた採点値を利用者全ての前記携帯端末に送信するカラオケシステムが明らかとなる。このようなカラオケシステムによれば、利用者それぞれのカラオケ歌唱のレベルに応じた無理のないビンゴゲームを行うことができる。
【0016】
また、前記選択部は、前記複数の利用者の中に前記歌唱採点履歴のない利用者がいる場合、他の利用者の最大値と最小値の範囲にある値から所定数の数値を選択し、前記カード配信部は、選択された前記数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを作成して、前記歌唱採点履歴のない利用者の携帯端末に配信するカラオケシステムが明らかとなる。このようなカラオケシステムによれば、歌唱採点履歴の無い利用者もビンゴゲームに参加することが可能となる。
【0017】
また、前記他の利用者が複数いる場合、前記選択部は、複数の前記他の利用者の最大値と最小値が重複する範囲にある値から所定の数値を選択するカラオケシステムが明らかとなる。このようなカラオケシステムによれば、歌唱採点履歴の無い利用者がビンゴゲームに参加する際に、公平にビンゴゲームを行うことが可能となる。
【0018】
また、前記カラオケシステムにおいて、複数の利用者によりビンゴゲームを行う場合、前記取得部は、利用者毎の歌唱採点履歴に基づいて、利用者全体における採点結果の最大値と最小値を取得し、前記選択部は、前記最大値と最小値の範囲にある値から、利用者毎に所定数の数値を選択し、前記カード配信部は、選択された前記数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを利用者毎に作成して、利用者それぞれの前記携帯端末に配信し、前記採点値送信部は、ある利用者が新たに歌唱した場合に得られた採点値を利用者全ての前記携帯端末に送信するカラオケシステムが明らかとなる。このようなカラオケシステムによれば、利用者の歌唱レベルに合わせて公平なビンゴゲームが可能となる。
【0019】
<第1実施形態>
図1図5を参照して、第1実施形態に係るカラオケ装置1について説明する。
【0020】
==カラオケ装置==
(ハードウェア構成)
カラオケ装置1は、カラオケ演奏及び利用者が歌唱を行うための装置である。図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、及びリモコン装置50を備える。
【0021】
カラオケ本体10は、予約登録された楽曲の演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された歌唱音声信号の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。図2はカラオケ本体10のハードウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音響処理部14、採点処理部15及び操作部16を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
【0022】
制御部11は、CPU11aおよびメモリ11bを備える。CPU11aは、メモリ11bに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリ11bは、CPU11aに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。
【0023】
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインタフェースを提供する。
【0024】
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。記憶部13は、カラオケ装置1によりカラオケ演奏を行うための楽曲データ、カラオケ楽曲に対応する歌詞テロップを表示装置30等に表示させるための歌詞データ、及びカラオケ演奏時に表示装置30に表示される背景画像等の映像データを記憶する。カラオケ装置1が楽曲データに基づいて楽曲を演奏することにより、歌唱者はカラオケの歌唱が可能となる。楽曲データは、楽曲毎に所定のID(楽曲ID)が付与されている。楽曲データは、MIDIデータ、リファレンスデータ、歌詞データ等が含まれる。リファレンスデータは、利用者によるカラオケ歌唱を採点する際の基準となるデータであり、各音符の音高及び音長を表す時系列の情報によって構成されている。表示装置30等における各種表示(カラオケ演奏時における背景映像や歌詞テロップの表示等)は、制御部11により実行される。
【0025】
また、記憶部13は、利用者の歌唱に関する履歴を記憶する。たとえば、記憶部13は、歌唱した楽曲のリストや、カラオケ歌唱を採点して得られた採点値の履歴である歌唱採点履歴を利用者ID毎に記憶する。なお、これらの履歴は、サーバ(図示無し)に記憶されることでもよい。
【0026】
音響処理部14は、制御部11の制御に基づき、カラオケ楽曲に対する演奏の制御およびマイク40を通じて入力された音声信号の処理を行う。音響処理部14は、たとえばMIDI音源、ミキサ、アンプ(いずれも図示なし)を含む。MIDI音源は、楽曲データに基づいて楽音信号を生成する。ミキサは、当該音楽信号およびマイク40から出力される音声信号を適当な比率でミキシングしてアンプに出力する。アンプは、ミキサからのミキシング信号を増幅し、放音信号としてスピーカ20へ出力する。これにより、スピーカ20からは放音信号に基づくカラオケ演奏音およびマイク40からの歌唱音声が放音される。
【0027】
採点処理部15は、リファレンスデータを用い、利用者が行ったカラオケ歌唱に対する採点を行う。採点結果は、記憶部13等に利用者毎に歌唱採点履歴として記憶される。なお、採点処理は公知の技術を利用することができるため詳細な説明を省略する。
【0028】
操作部16は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、歌唱者によるカラオケ装置1のパネルスイッチあるいはリモコン装置50の操作に応じて予約信号、演奏中止信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部16からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
【0029】
スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40は歌唱者の音声(歌唱音声)をアナログの音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。
【0030】
リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。歌唱者はリモコン装置50を用いてカラオケ装置1の起動、楽曲の予約等を行うことができる。リモコン装置50の表示画面には各種操作の指示入力を行うためのGUIが表示される。
【0031】
(カラオケ本体のソフトウェア構成)
図3はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、取得部100、選択部200、カード表示制御部300、及び表示態様制御部400を備える。取得部100、選択部200、カード表示制御部300、及び表示態様制御部400は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
【0032】
[取得部]
取得部100は、利用者の歌唱採点履歴に基づいて、採点結果の最大値と最小値を取得する。
【0033】
たとえば、利用者Xの歌唱採点履歴として、5つの採点結果(53点、64点、71点、77点、81点)が記憶部13に記憶されているとする。この場合において、利用者Xがリモコン装置50を介して利用者IDを入力してカラオケ装置1にログインし、ビンゴゲームを選択したとする。この場合、取得部100は、利用者Xの利用者IDに基づいて記憶部13から歌唱採点履歴を読み出す。そして、取得部100は、採点結果の最大値(81点)と最小値(53点)を取得する。取得部100は、取得した値を選択部200に出力する。
【0034】
[選択部]
選択部200は、最大値と最小値の範囲にある値から、所定数の数値を選択する。所定数の数値は、ビンゴゲームに使用する数値の数である。一般的に、ビンゴゲームは5×5のマス目にランダムに数字を配置したものを使用する。従って、所定数は、たとえば、「25」である。所定数は、ビンゴゲーム機能において予め設定されている。
【0035】
たとえば上記例において、選択部200は、取得部100から得られた最大値(81点)と最小値(53点)の間にある整数値から25個の数値をランダムに選択する。選択部200は、選択した数値をカード表示制御部300に出力する。なお、最大値と最小値の間に所定数の数値が存在しない場合(たとえば、所定数25に対して最大値と最小値の間にある整数が20個しかない場合)、選択部200は、最大値及び最小値に極力近い値であって、最大値よりも大きい数値または最小値よりも小さい数値を選択する。
【0036】
[カード表示制御部]
カード表示制御部300は、選択された数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを作成して、表示部に表示させる。
【0037】
上記例において、カード表示制御部300は、選択部200により選択された25個の数値を5×5のマス目にランダムに配置し、ビンゴゲーム用カードのデータを作成する。カード表示制御部300は、作成したデータに基づいて、表示装置30またはリモコン装置50の表示画面にビンゴゲーム用カードのデジタル画像を表示させる。図4Aは、表示装置30の表示画面に表示されるビンゴゲーム用カードCの一例を示したものである。図4Aに示したように、ビンゴゲーム用カードCには、選択部200で選択された25個の数値が表示されている。
【0038】
[表示態様制御部]
表示態様制御部400は、利用者が新たに歌唱した場合に得られた採点値に対応する数値がビンゴゲーム用カード中にある場合には、当該数値及び/または当該数値が配置されているマス目の表示態様を変化させる。
【0039】
図4Aのビンゴゲーム用カードCが表示された状態において、利用者Xが楽曲を選択し、新たにカラオケ歌唱を行ったとする。この場合、採点処理部15は、利用者Xのカラオケ歌唱を採点し、採点値(たとえば、73点)を求める。採点処理部15は、採点値を表示態様制御部400に出力する。表示態様制御部400は、採点値(73)に対応する数字がビンゴゲーム用カードC中にあるかどうかを確認する。採点値(73)に対応する数字がビンゴゲーム用カードC中にあった場合、表示態様制御部400は、当該数値及び/または当該数値が配置されているマス目の表示態様を変化させる。たとえば、図4Bに示したように、表示態様制御部400は、数値「73」が配置されているマス目の表示を他のマス目と異ならせる。このように表示態様を変化させることにより、利用者はビンゴに近づいているかどうか(ビンゴしたかどうか)を視覚的に把握することができる。
【0040】
なお、表示態様制御部400は、カラオケ歌唱中、歌詞テロップ等を見やすくするために、ビンゴゲーム用カードの表示を一時的に消去することができる。或いは、表示態様制御部400は、ビンゴゲーム用カードを縮小表示してもよいし、リモコン装置50の表示画面にのみ表示させることも可能である。また、表示態様制御部400は、あと一つの数値でビンゴする場合には、「リーチ」の文字を表示させたり、ビンゴした場合(一列全ての数値の表示態様が変化した場合)には「ビンゴ!」の文字を表示させることも可能である。
【0041】
==カラオケ装置1の動作について==
次に、図5を参照して本実施形態におけるカラオケ装置1の動作の具体例について述べる。図5は、カラオケ装置1の動作例を示すフローチャートである。なお、この例においては、利用者Xの歌唱採点履歴が既に記憶部13に記憶されているものとする。
【0042】
利用者Xがカラオケ装置1にログインし、ビンゴゲームを選択すると、カラオケ装置1はビンゴゲームを開始する(ビンゴゲームの開始。ステップ10)。
【0043】
取得部100は、利用者Xの利用者IDに基づいて記憶部13から歌唱採点履歴を読み出す。そして、取得部100は、採点結果の最大値と最小値を取得する(最大値と最小値の取得。ステップ11)。取得部100は、取得した値を選択部200に出力する。
【0044】
選択部200は、最大値と最小値の範囲にある値から、所定数の数値を選択する(数値の選択。ステップ12)。選択部200は、選択した数値をカード表示制御部300に出力する。
【0045】
カード表示制御部300は、選択された数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを作成して、表示装置30等に表示させる(ビンゴゲーム用カードの表示。ステップ13)。
【0046】
その後、利用者Xは新たなカラオケ歌唱を行う(新たなカラオケ歌唱。ステップ14)。採点処理部15は、そのカラオケ歌唱を採点して採点値を算出し、表示態様制御部400に出力する(採点値の算出。ステップ15)
【0047】
表示態様制御部400は、ステップ15で得られた採点値に対応する数値が、ステップ13で表示されたビンゴゲーム用カード中にあるかどうかを確認する。
【0048】
採点値に対応する数値がビンゴゲーム用カード中にある場合(ステップ16でYの場合)、表示態様制御部400は、当該数値及び/または当該数値が配置されているマス目の表示態様を変化させる(表示態様の変更。ステップ17)。
【0049】
利用者Xは、たとえば、一列全ての数値の表示態様が変化してビンゴとなるまで(ステップ18でYとなるまで)、新たなカラオケ歌唱を繰り返し行う。
【0050】
このように本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、カラオケ歌唱を楽しみつつ、カラオケ歌唱の採点結果を利用してビンゴゲームを楽しむことができる。また、その際に表示されるビンゴゲーム用カードの数値は、利用者の歌唱採点履歴に基づく値である。つまり、このようなビンゴゲーム用カードは、自己の歌唱レベル範囲内の採点値のみから構成されている。従って、歌唱レベルが低い利用者がビンゴのために高得点を要求されるといった事態も生じ得ないことから、利用者の歌唱レベルに応じた無理のないビンゴゲームを楽しむことが可能となる。
【0051】
==第1実施形態の変形例==
上記例では、一台のカラオケ装置1において一人の利用者がカラオケ歌唱とビンゴゲームを楽しむ例について述べた。一方、一台のカラオケ装置1において複数人の利用者がビンゴゲームを行うことも可能である。
【0052】
この場合、たとえば、上記例のように利用者Xの歌唱採点履歴を用いてビンゴゲーム用カードCを作成し、複数の利用者が順番に歌唱することでビンゴゲームを楽しむことも可能である。
【0053】
一方、利用者Xの歌唱レベルが高い場合には、ビンゴゲーム用カードに高い数値(95、99等)が表示されることとなる。このような場合に他の利用者の歌唱レベルが低いと、カードに表示されている数値に対応する採点値を出すことが難しく、一部の利用者はビンゴゲームを楽しむことができないという恐れがある。
【0054】
そこで、このように複数の利用者がいる場合、取得部100は、複数の利用者の歌唱採点履歴が重複する範囲において、採点結果の最大値と最小値を取得するようにしてもよい。
【0055】
たとえば、カラオケ装置1に利用者X及び利用者Yがログインし、2人でビンゴゲームを行うことを選択したとする。その場合、取得部100は、利用者X及び利用者Yの歌唱採点履歴を記憶部13から読み出す。ここで、たとえば、採点結果の最大値と最小値が、利用者X(最大値:95点、最小値60点)、利用者Y(最大値:85点、最小値55点)であったとする。この場合、取得部100は、歌唱採点履歴が重複する範囲において、最大値(85点)と最小値(60点)を取得する。このように取得した最大値と最小値を用いてビンゴゲーム用カードを作成することにより、そのカードに表示される数値に対応する採点値は、いずれの利用者も出せる可能性がある。従って、利用者の歌唱レベルに合わせつつ、公平なビンゴゲームが可能となる。なお、複数の利用者が居る場合に、全ての利用者の歌唱採点履歴の重複する範囲ではなく、一部の利用者の採点結果に基づいて重複範囲を決定してもよい。
【0056】
<第2実施形態>
図6図9を参照して、第2実施形態に係るカラオケシステム1000について説明する。図6に示すように、カラオケシステム1000は、カラオケ装置1、サーバ2及び携帯端末3を備える。なお、本実施形態に係る発明としてのカラオケシステム1000は、カラオケ装置1及び携帯端末3を備えていればよい。
【0057】
==カラオケ装置==
カラオケ装置1はネットワークNを介してサーバ2と通信可能となっている。ネットワークNは、たとえば公衆電話回線網やインターネット回線である。サーバ2からカラオケ装置1にカラオケを行うための楽曲データが送信され、カラオケ装置1が楽曲を演奏することにより、利用者はカラオケ歌唱が可能となる。カラオケ装置1について、第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
【0058】
(カラオケ本体のソフトウェア構成)
図7はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、取得部100、選択部200、カード配信部500、及び採点値送信部600を備える。取得部100、選択部200、カード配信部500、及び採点値送信部600は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
【0059】
[カード配信部]
カード配信部500は、選択された数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを作成して、携帯端末3に配信する。
【0060】
たとえば、第1実施形態と同様、取得部100は、利用者Xの歌唱採点履歴に基づいて、採点結果の最大値(81点)と最小値(53点)を取得する。そして、選択部200は、取得部100から得られた最大値(81点)と最小値(53点)の間にある整数値から25個の数値をランダムに選択し、その数値をカード配信部500に出力したとする。この場合、カード配信部500は、選択部200により選択された25個の数値を5×5のマス目にランダムに配置し、ビンゴゲーム用カードのデータを作成する。カード配信部500は、サーバ2を介して、作成したデータを利用者Xの携帯端末3に配信する。
【0061】
[採点値送信部]
採点値送信部600は、利用者が新たに歌唱した場合に得られた採点値を携帯端末3に送信する。
【0062】
利用者Xの携帯端末3にビンゴゲーム用カードが表示された状態(後述)において、利用者Xが楽曲を選択し、新たにカラオケ歌唱を行ったとする。この場合、採点処理部15は、利用者Xのカラオケ歌唱を採点し、採点値(たとえば73点)を求める。採点処理部15は、採点値を採点値送信部600に出力する。採点値送信部600は、通信部12を介してサーバ2経由で携帯端末3に採点値(73点)を送信する。
【0063】
==サーバ==
サーバ2は、利用者やカラオケ装置1等に関する各種情報を蓄積して管理するコンピュータである。また、本実施形態に係るサーバ2は、カラオケ装置1と携帯端末3との間における情報の送受信を中継する役割を有する。
【0064】
なお、サーバ2の記憶部(図示無し)が各利用者の歌唱採点履歴を記憶していてもよい。たとえば、カラオケ装置1である利用者がログインをした場合、カラオケ装置1はログインした利用者を示す情報(利用者ID)をサーバ2に送信する。サーバ2は、利用者IDに基づいて、歌唱採点履歴を含む利用者に関する情報を記憶部から読み出してカラオケ装置1に送信する。
【0065】
==携帯端末==
携帯端末3は、ネットワークNを介してカラオケ装置1及びサーバ2と通信可能となっている。携帯端末3は、一般的なスマートフォン、タブレット端末等の携帯端末や、据え置き型のパーソナルコンピュータ等である。
【0066】
図8は携帯端末3のハードウェア構成例を示す図である。携帯端末3は、記憶部31、通信部32、操作部33、表示部34、及び制御部35を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。記憶部31は、各種のデータを記憶する記憶装置である。通信部32は、携帯端末3とカラオケ装置1やサーバ2とを接続するためのインターフェースを提供する。操作部33は、携帯端末3に各種の操作入力を行うためのボタンやGUIである。表示部34は、各種の情報を表示させる表示画面を提供する。
【0067】
制御部35はCPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。本実施形態に係るカード表示制御部700及び表示態様制御部800は、制御部35のCPUがメモリに記憶されている動作プログラムを実行することにより実現される。
【0068】
[カード表示制御部]
カード表示制御部700は、配信されたビンゴゲーム用カードを表示部34に表示させる。
【0069】
上記例において、カード表示制御部700は、カード配信部500から配信されたビンゴゲーム用カードのデータに基づいて、利用者Xの携帯端末3(表示部34)にビンゴゲーム用カードデータを表示させる。
【0070】
[表示態様制御部]
表示態様制御部800は、受信した採点値に対応する数値がビンゴゲーム用カード中にある場合には、当該数値及び/または当該数値が配置されているマス目の表示態様を変化させる。
【0071】
ビンゴゲーム用カードが表示部34に表示された状態において、採点値送信部600から採点値(73点)を受信したとする。この場合、表示態様制御部800は、採点値(73点)に対応する数値がビンゴゲーム用カード中にあるかどうかを確認する。採点値(73点)に対応する数値がビンゴゲーム用カード中にあった場合、表示態様制御部800は、当該数値及び/または当該数値が配置されているマス目の表示態様を変化させる。表示態様の変化は、第1実施形態における表示態様制御部400と同様の処理が可能である。
【0072】
==カラオケシステム1000の動作について==
次に、図9を参照して本実施形態におけるカラオケシステム1000の動作の具体例について述べる。図9は、カラオケシステム1000の動作例を示すフローチャートである。なお、この例においては、カラオケ装置1及び携帯端末3は、サーバ2を介して情報の送受信を行うものとする。また、歌唱採点履歴は、サーバ2の記憶部に記憶されているものとする。
【0073】
利用者Xがカラオケ装置1にログインし、ビンゴゲームを選択すると、カラオケ装置1はビンゴゲームを開始する(ビンゴゲームの開始。ステップ20)。
【0074】
カラオケ装置1は、サーバ2に利用者Xの利用者IDを送信する。サーバ2は、送信された利用者IDに基づいて対応する利用者Xの歌唱採点履歴を記憶部から読み出し、カラオケ装置1に送信する。
【0075】
取得部100は、サーバ2から送信された利用者Xの歌唱採点履歴に基づいて、採点結果の最大値と最小値を取得する(最大値と最小値の取得。ステップ21)。取得部100は、取得した値を選択部200に出力する。
【0076】
選択部200は、最大値と最小値の範囲にある値から、所定数の数値を選択する(数値の選択。ステップ22)。選択部200は、選択した数値をカード配信部500に出力する。
【0077】
カード配信部500は、ステップ22で選択された数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを作成して、利用者Xの携帯端末3に配信する(カードの配信。ステップ23)。
【0078】
カード表示制御部700は、ステップ23で配信されたビンゴゲーム用カードを表示部34に表示させる(ビンゴゲーム用カードの表示。ステップ24)。
【0079】
その後、利用者は新たなカラオケ歌唱を行う(新たなカラオケ歌唱。ステップ25)。採点処理部15は、そのカラオケ歌唱を採点して採点値を算出し、採点値送信部600に出力する(採点値の算出。ステップ26)。
【0080】
採点値送信部600は、ステップ26で算出された採点値をサーバ2経由で利用者Xの携帯端末3に送信する(採点値の送信。ステップ27)。
【0081】
表示態様制御部800は、受信した採点値に対応する数値が、ステップ24で表示されたビンゴゲーム用カード中にあるかどうかを確認する。
【0082】
採点値に対応する数値がビンゴゲーム用カード中にある場合(ステップ28でYの場合)、表示態様制御部800は、当該数値及び/または当該数値が配置されているマス目の表示態様を変化させる(表示態様の変更。ステップ29)。
【0083】
利用者Xは、たとえば、一列全ての数値の表示態様が変化してビンゴとなるまで(ステップ30でYとなるまで)、新たなカラオケ歌唱を繰り返し行う。
【0084】
このように本実施形態に係るカラオケシステム1000によれば、利用者の携帯端末を用い、カラオケ歌唱を楽しみつつ、カラオケ歌唱の採点結果を利用してビンゴゲームを楽しむことができる。また、その際に表示されるビンゴゲーム用カードの数値は、利用者の歌唱採点履歴に基づく値である。従って、歌唱レベルが低い者が高得点を要求されるといった事態も生じ得ないことから、利用者の歌唱レベルに応じた無理のないビンゴゲームを楽しむことが可能となる。
【0085】
<第3実施形態>
図10を参照して、第3実施形態に係るカラオケシステム1000について説明する。本実施形態では、カラオケシステム1000を用いて複数人の利用者(利用者X、利用者Y、利用者Z)によりビンゴゲームを行う場合の例について述べる。第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については、詳細な説明を省略する。
【0086】
[取得部]
取得部100は、利用者毎の歌唱採点履歴に基づいて、利用者毎に採点結果の最大値と最小値を取得する。
【0087】
たとえば、利用者Xの歌唱採点履歴として5つの採点結果(53点、64点、71点、77点、81点)、利用者Yの歌唱採点履歴として5つの採点結果(70点、75点、83点、88点、96点)、利用者Zの歌唱採点履歴として5つの採点結果(63点、77点、82点、85点、98点)がサーバ2の記憶部に記憶されているとする。この場合において、利用者X、利用者Y、利用者Zがリモコン装置50を介してそれぞれの利用者IDを入力してカラオケ装置1にログインし、ビンゴゲームを選択したとする。この場合、取得部100は、各利用者の利用者IDに基づいてサーバ2から歌唱採点履歴を受信する。そして、取得部100は、利用者毎に採点結果の最大値と最小値を取得する。この例では、取得部100は、利用者Xについて最大値81点と最小値53点を取得し、利用者Yについて最大値96点と最小値70点を取得し、利用者Zについて最大値98点と最小値63点を取得する。取得部100は、取得した値を選択部200に出力する。
【0088】
[選択部]
選択部200は、最大値と最小値の範囲にある値から、利用者毎に所定数の数値を選択する。
【0089】
上記例において、選択部200は、利用者Xについて最大値81点と最小値53点の間にある整数値から25個の数値をランダムに選択し、利用者Yについて最大値96点と最小値70点の間にある整数値から25個の数値をランダムに選択し、利用者Zについて最大値98点と最小値63点の間にある整数値から25個の数値をランダムに選択する。選択部200は、選択した数値をカード配信部500に出力する。
【0090】
[カード配信部]
カード配信部500は、選択された数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを利用者毎に作成して、利用者それぞれの携帯端末3に配信する。
【0091】
たとえば、カード配信部500は、利用者Xについて選択部200により選択された25個の数値を5×5のマス目にランダムに配置し、ビンゴゲーム用カードのデータを作成する。カード配信部500は、作成したデータを利用者Xの携帯端末3に配信する。同様に、カード配信部500は、利用者Y(利用者Z)について選択部200により選択された25個の数値を5×5のマス目にランダムに配置し、ビンゴゲーム用カードのデータを作成する。カード配信部500は、作成したデータを利用者Y(利用者Z)の携帯端末3に配信する。
【0092】
[採点値送信部]
採点値送信部600は、ある利用者が新たに歌唱した場合に得られた採点値を利用者全ての携帯端末3に送信する。
【0093】
利用者X〜利用者Zの携帯端末3にビンゴゲーム用カードがそれぞれ表示された状態において、利用者Xが楽曲を選択し、新たにカラオケ歌唱を行ったとする。この場合、採点処理部15は、利用者Xのカラオケ歌唱を採点し、採点値を求める。採点処理部15は、採点値を採点値送信部600に出力する。採点値送信部600は、通信部12を介してサーバ2経由で利用者X〜利用者Zの携帯端末3全てに採点値の値を送信する。
【0094】
==カラオケシステム1000の動作について==
次に、図10を参照して本実施形態におけるカラオケシステム1000の動作の具体例について述べる。図10は、カラオケシステム1000の動作例を示すフローチャートである。なお、この例においては、カラオケ装置1及び携帯端末3は、サーバ2を介して情報の送受信を行うものとする。また、歌唱採点履歴は、サーバ2の記憶部に記憶されているものとする。
【0095】
利用者X〜利用者Zがカラオケ装置1にログインし、ビンゴゲームを選択すると、カラオケ装置1はビンゴゲームを開始する(ビンゴゲームの開始。ステップ40)。
【0096】
カラオケ装置1は、サーバ2に利用者X〜利用者Zの利用者IDを送信する。サーバ2は、送信された利用者IDに基づいて対応する利用者X〜利用者Zの歌唱採点履歴を記憶部から読み出し、カラオケ装置1に送信する。
【0097】
取得部100は、サーバ2から送信された利用者X〜利用者Zの歌唱採点履歴に基づいて、利用者毎に採点結果の最大値と最小値を取得する(利用者毎に最大値と最小値の取得。ステップ41)。取得部100は、取得した値を選択部200に出力する。
【0098】
選択部200は、最大値と最小値の範囲にある値から、利用者毎に所定数の数値を選択する(利用者毎に数値の選択。ステップ42)。選択部200は、選択した数値をカード配信部500に出力する。
【0099】
カード配信部500は、ステップ42で選択された数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを利用者毎に作成して、それぞれの携帯端末3に配信する(利用者毎にカードを配信。ステップ43)。
【0100】
各利用者の携帯端末3において、カード表示制御部700は、ステップ43で配信されたビンゴゲーム用カードを表示部34に表示させる(ビンゴゲーム用カードの表示。ステップ44)。
【0101】
その後、利用者は新たなカラオケ歌唱を行う(新たなカラオケ歌唱。ステップ45)。採点処理部15は、そのカラオケ歌唱を採点して採点値を算出し、採点値送信部600に出力する(採点値の算出。ステップ46)。
【0102】
採点値送信部600は、ステップ46で算出された採点値をサーバ2経由で利用者X〜利用者Zの携帯端末3に送信する(利用者全ての携帯端末に採点値を送信。ステップ47)。
【0103】
各利用者の携帯端末3において、表示態様制御部800は、受信した採点値に対応する数値が、ステップ44で表示されたビンゴゲーム用カード中にあるかどうかを確認する。
【0104】
採点値に対応する数値がビンゴゲーム用カード中にある場合(ステップ48でYの場合)、表示態様制御部800は、当該数値及び/または当該数値が配置されているマス目の表示態様を変化させる(表示態様の変更。ステップ49)。
【0105】
そして、たとえば、ある利用者のビンゴゲーム用カードの一列全ての数値の表示態様が変化してビンゴとなるまで(ステップ50でYとなるまで)、新たなカラオケ歌唱を繰り返し行う。
【0106】
このようなカラオケシステムによれば、利用者それぞれのビンゴゲーム用カードに表示される数値は、利用者それぞれの歌唱採点履歴に基づく値である。従って、歌唱レベルが低い者が高得点を要求されるといった事態も生じ得ないことから、複数人それぞれが異なるビンゴゲーム用カードを使用して順番を競う場合等であっても、利用者の歌唱レベルに応じた無理のないビンゴゲームを楽しむことが可能となる。
【0107】
==第3実施形態の変形例==
上記例において、一部の利用者が歌唱採点履歴を有しない場合もありうる。このような場合に、他の利用者の歌唱採点履歴を利用することで歌唱採点履歴を有しない利用者もビンゴゲームを行うことが可能となる。
【0108】
すなわち、選択部200は、複数の利用者の中に歌唱採点履歴のない利用者がいる場合、他の利用者の最大値と最小値の範囲にある値から所定数の数値を選択する。
【0109】
たとえば、カラオケ装置1に利用者X〜利用者Zがログインし、皆でビンゴゲームを行うことを選択したとする。また、利用者Zは歌唱採点履歴を有しないとする。その場合、選択部200は、利用者Z用の所定数の数値を選択する際、たとえば、利用者Xの歌唱採点履歴に基づいて取得された最大値(95点)と最小値(60点)の範囲にある値から25個の数値を選択する。
【0110】
この場合、カード配信部500は、選択された数値をマス目に配置したビンゴゲーム用カードを作成して、歌唱採点履歴のない利用者Zの携帯端末3に配信する。このようなカラオケシステム1000によれば、歌唱採点履歴の無い利用者であってもビンゴゲームに参加することが可能となる。
【0111】
更には、上記例のように他の利用者が複数いる場合、選択部200は、複数の他の利用者の最大値と最小値が重複する範囲にある値から所定の数値を選択することも可能である。
【0112】
たとえば、採点結果の最大値と最小値が、利用者X(最大値:95点、最小値60点)、利用者Y(最大値:90点、最小値55点)であったとする。この場合、選択部200は、利用者Xと利用者Yの最大値と最小値が重複する範囲(90点−60点)にある値から25個の数値を選択する。最大値と最小値が重複する範囲に含まれる数値は、複数の利用者それぞれが採点値として出しやすい値である。従って、このようなカラオケシステム1000によれば、歌唱採点履歴の無い利用者がビンゴゲームに参加する場合であっても、公平にビンゴゲームを行うことが可能となる。
【0113】
<第4実施形態>
図11を参照して、第4実施形態に係るカラオケシステム1000について説明する。第3実施形態では、たとえば、利用者Xのビンゴゲーム用カードに配置する数値は、利用者Xの歌唱採点履歴に基づいて選択される。一方、本実施形態では、利用者X〜利用者Zでビンゴゲームを行う際、各利用者のビンゴゲーム用カードに配置する数値を、利用者全員の歌唱採点履歴に基づいて選択する。第1実施形態〜第3実施形態と同様の構成については、詳細な説明を省略する。
【0114】
[取得部]
取得部100は、利用者毎の歌唱採点履歴に基づいて、利用者全体における採点結果の最大値と最小値を取得する。
【0115】
たとえば、利用者Xの歌唱採点履歴として5つの採点結果(53点、64点、71点、77点、81点)、利用者Yの歌唱採点履歴として5つの採点結果(70点、75点、83点、88点、96点)、利用者Zの歌唱採点履歴として5つの採点結果(63点、77点、82点、85点、98点)がサーバ2の記憶部に記憶されているとする。この場合において、利用者X、利用者Y、利用者Zがリモコン装置50を介してそれぞれの利用者IDを入力してカラオケ装置1にログインし、ビンゴゲームを選択したとする。この場合、取得部100は、各利用者の利用者IDに基づいてサーバ2から歌唱採点履歴を受信する。そして、取得部100は、利用者全体における採点結果から最大値(98点)と最小値(53点)を取得する。取得部100は、取得した値を選択部200に出力する。選択部200は、最大値98点と最小値53点の間にある整数値から25個の数値を利用者X〜利用者Zに対してそれぞれランダムに選択し、カード配信部500に出力する。
【0116】
==カラオケシステム1000の動作について==
次に、図11を参照して本実施形態におけるカラオケシステム1000の動作の具体例について述べる。図11は、カラオケシステム1000の動作例を示すフローチャートである。なお、この例においては、カラオケ装置1及び携帯端末3は、サーバ2を介して情報の送受信を行うものとする。また、歌唱採点履歴は、サーバ2の記憶部に記憶されているものとする。
【0117】
利用者X〜利用者Zがカラオケ装置1にログインし、ビンゴゲームを選択すると、カラオケ装置1はビンゴゲームを開始する(ビンゴゲームの開始。ステップ60)。
【0118】
カラオケ装置1は、サーバ2に利用者X〜利用者Zの利用者IDを送信する。サーバ2は、送信された利用者IDに基づいて対応する利用者X〜利用者Zの歌唱採点履歴を記憶部から読み出し、カラオケ装置1に送信する。
【0119】
取得部100は、サーバ2から送信された利用者X〜利用者Zの歌唱採点履歴に基づいて、利用者全体における採点結果の最大値と最小値を取得する(利用者全体における最大値と最小値の取得。ステップ61)。取得部100は、取得した値を選択部200に出力する。
【0120】
以下、ステップ62からステップ70までの処理は、第3実施形態におけるステップ42〜50までと同様であるため、詳細な説明を省略する。
【0121】
このようなカラオケシステムによれば、利用者それぞれのビンゴゲーム用カードに表示される数値は、利用者全体における歌唱採点履歴に基づく値である。つまり、このようなビンゴゲーム用カードに表示される数値は、ビンゴゲームに参加する利用者全員が同じ範囲内から選ばれる。従って、利用者の歌唱レベルを考慮しつつ、より公平なビンゴゲームを楽しむことが可能となる。
【0122】
上記実施形態等は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0123】
1 カラオケ装置
10 カラオケ本体
100 取得部
200 選択部
300 カード表示制御部
400 表示態様制御部
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11