【解決手段】外容器10と、開閉される外容器蓋20と、前記の外容器の内部に装着される内容器30とを含むコンパクト容器であって、化粧料を排出させる排出手段40と、排出口52が備えられた排出板50と、前記排出板を固定させ、下部固定部材62と上部固定部材64とからなる固定部材60を含み、前記排出板は、下部固定部材と上部固定部材との間にインサート射出成形され、前記下部固定部材の上部面と上部固定部材の下部面は、インサート射出によって排出板の外側で一体に融着されて形成され、前記下部固定部材には、排出板の中央に密着される支持部622と、排出板が安着される安着部624が形成される。
外容器(10)と、前記の外容器(10)の一側にヒンジ結合されて開閉される外容器蓋(20)と、前記外容器(10)の内部に装着される内容器(30)からなるコンパクト容器であって、
化粧料を排出させる排出手段(40)と、
前記排出手段(40)と隣接して形成されて排出口(52)が備えられた排出板(50)と、
前記排出板(50)を固定させ、下部固定部材(62)と上部固定部材(64)とで構成される固定部材(60)とを含み、
前記排出板(50)は、前記下部固定部材(62)と前記上部固定部材(64)との間にインサート射出成形され、
前記下部固定部材(62)の上部面と上部固定部材(64)の下部面とは、インサート射出によって前記排出板(50)の外側で一体に融着されて形成されることを特徴とする、排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出されたコンパクト容器。
前記排出手段(40)は、前記内容器(30)の内部に収容された化粧料をポンピングするポンプであることを特徴とする、請求項1に記載の排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されたコンパクト容器。
前記固定部材(60)の前記下部固定部材(62)には、前記排出板(50)の中央に密着される支持部(622)が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されたコンパクト容器。
前記固定部材(62)の前記下部固定部材(62)には、前記排出板(50)が安着される安着部(624)が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されたコンパクト容器。
前記固定部材(60)の下部固定部材(62)には、化粧料が広く広がるように拡散空間(626)が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されたコンパクト容器。
前記排出板(50)は、金属、金属の合金又は鍍金された金属で形成されることを特徴とする、請求項1に記載の排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されたコンパクト容器。
前記排出板(50)は、合成樹脂材質で形成されることを特徴とする、請求項1に記載の排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されたコンパクト容器。
【背景技術】
【0002】
一般的に、化粧と言うのは、身体の美しい部分を引き立つようにして、さらに身体の弱点を補完するためのものであり、女性は外見をより美しく飾るための手段の一つとして基礎化粧品又は色調化粧品を利用して、顔に化粧をする。
【0003】
前記の色調化粧品は、肌の色を均一にして、欠点をカバーするために使用されるベースメイクと、唇、目、爪など部分的に立体感を高めるポイントメイクに区分される。前記ベースメイクはメイクアップベース、ファンデーション、パウダーなどで構成されており、前記のポイントメイクは口紅、アイライナー、マスカラなどで構成されている。
【0004】
前記ファンデーションは、化粧料の形態により、固形ファンデーション、液状ファンデーション、ゲル状ファンデーションに分けられ、前記固形ファンデーションの場合、カバー力は高いが修正の際、絡まる欠点があり、前記液状ファンデーションの場合、密着感は良いが持続力が弱い欠点がある。
【0005】
よって、最近、軽量感としっとりとした水分感を付与してさわやかな使用感を有するゲル状ファンデーションの使用頻度が増えている傾向である。
【0006】
しかし、前記ゲル状ファンデーションを一般容器に充填して使用する場合には、化粧をするたびに同じ量の化粧料を取り出して使用できなく、ユーザーの手やパフが化粧料に繰り返し接触されることによって、細菌や老廃で化粧料が汚染される問題がある。
【0007】
上記の問題点を解決するために、
図1に示すように大韓民国登録特許第10-1566114号の化粧品容器が開示されているところ、前記の従来技術は、化粧品を外部に排出させる排出手段と、前記排出手段から前記化粧品が排出される一側に具備され、少なくとも一つ以上の吐出口を備え、ユーザーのパフが接触できるように外部に露出されている吐出板含み、前記土出板を押すことにより排出手段から化粧品が排出されることを特徴とする。
前記従来技術は、拡散部と吐出板の間に密着されているシーリング材またはパッキン材をさらに形成することにより、化粧品が吐出板の吐出口以外の部分へ漏れことを防止できる。
【0008】
しかし、前記従来技術は、化粧品の漏れを防止するため、ガイド板と吐出板の間にシーリング部材またはパッキン材をそれぞれ結合しなければならない構造であるので、製品の生産の際、組立工程が増えて生産性が低下し、組立の過程で不良品が発生する問題がある。
【0009】
また、前記従来技術は、ユーザーが化粧をするために吐出板を加圧するときに、前記吐出板の中央部分が拡散空間に湾曲し、前記吐出板によって排出口が塞がれてしまう問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記の問題点を解決するために案出されたものであり、コンパクト容器内部に化粧料を排出させる排出手段を設置し、前記排出手段の上部に多数の排出口が備えられた排出板と前記排出板を固定させる固定部材を含み、前記排出板が固定部材の下部固定部材と上部固定部材との間にインサート射出成形されることによって、前記の排出板、下部固定部材及び上部固定部材の組立工程を無くし、生産性を向上させ、不良品の発生を防止させる、排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器を提供することに目的がある。
【0011】
また、固定部材の下部固定部材と上部固定部材との間に、排出板をインサート射出成形するところ、前記の排出板外側で下部固定部材の上部面と上部固定部材の下部面が一体に融着されることによって、排出手段により排出された化粧料が下部固定部材と上部固定部材の間に漏れないようにした、排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器を提供することに目的がある。
【0012】
また、固定部材の下部固定部材の中央に支持部を一体に形成し、前記支持部の上部面が排出板の下部面の中央に密着することによって、前記排出板がユーザーの押力によって下部固定部材の拡散空間に曲がらないようにした、排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器を提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、外容器10と、前記外容器10の一側にヒンジ結合されて開閉される外容器蓋20と、前記の外容器10の内部に装着される内容器30からなるコンパクト容器であって、
化粧料を排出させる排出手段40と、
前記排出手段40と隣接して形成され、排出口52が備えられた排出板50と、
前記排出板50を固定させて下部固定部材62と上部固定部材64とからなる固定部材60とを含み、
前記排出板50は、下部固定部材62と上部固定部材64との間にインサート射出成形され、
前記下部固定部材62の上部面と上部固定部材64の下部面は、インサート射出によって排出板50の外側で一体に融着されて形成されることを特徴とする、排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器を提供する。
【0014】
また、前記排出手段40は、内容器30の内部に収容された化粧料をポンピングするポンプであることを特徴とする。
【0015】
また、前記固定部材60の下部固定部材62には、排出板50の中央に密着される支持部622が形成されることを特徴とする。
【0016】
また、前記固定部材60の下部固定部材62には、排出板50が安着される安着部624が形成されることを特徴とする。
【0017】
また、前記固定部材60の下部固定部材62には、化粧料が広く広がるように拡散空間626が形成できる。
【0018】
また、前記排出板50は、金属、金属の合金、又は鍍金された金属で形成されることができる。
【0019】
また、前記排出板50は、合成樹脂又は繊維材質で形成することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されたコンパクト容器は、コンパクト容器内部に化粧料を排出させる排出手段を設置し、前記排出手段の上部に多数の排出口が備えられた排出板と前記排出板を固定させる固定部材を形成するところ、前記排出板が固定部材の下部固定部材と上部固定部材との間にインサート射出成形されることによって、前記の排出板、下部固定部材及び上部固定部材の組立工程をなくして生産性が向上させ、さらに不良品の発生を防止する効果がある。
【0021】
また、本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器は、固定部材の下部固定部材と上部固定部材との間に排出板をインサート射出成形するが、前記の排出板外側で下部固定部材の上部面と上部固定部材の下部面が一体に融着されることによって、排出手段によって排出された化粧料が下部固定部材と上部固定部材の間に漏れない効果がある。
【0022】
また、本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器は、固定部材の下部固定部材の中央に支持部を一体に形成し、前記支持部上部面が排出板の下部面の中央に密着させることによって、前記排出板がユーザーの押力によって下部固定部材の拡散空間に曲がらないようにする効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器の一実施例を添付された図面を参照して説明すると、次の通りである。
【0025】
図2は、本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器の斜視図であり、
図3は、本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器の分解斜視図であり、
図4は、本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器の断面図であり、
図5は、本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器の排出板を加圧して化粧料が排出される様子を示す断面図であり、
図6は、本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器の排出板の加圧が解除され、化粧料がシリンダー内部に流入される様子を示す断面図であり、
図7は、本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出されるコンパクトト容器の排出板と固定部材の部分斜視図であり、
図8は、本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器の排出板と固定部材の部分断面図である。
【0026】
本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されるコンパクト容器は、外容器10と、前記外容器10の一側にヒンジ結合され、開閉される外容器蓋20と、前記の外容器10の内部に装着される内容器30からなるコンパクト容器であって、
化粧料を排出させる排出手段40と、前記排出手段40と隣接して形成されて、排出口52が備えられた排出板50と、前記排出板50を固定させて下部固定部材62と上部固定部材64からなる固定部材60とを含み、
前記排出板50は、下部固定部材62と上部固定部材64との間にインサート射出成形され、前記下部固定部材62の上部面と上部固定部材64の下部面はインサート射出によって排出板50の外側で一体に融着されて形成され、前記下部固定部材62には、排出板50の中央に密着される支持部622と排出板50が安着される安着部624とが形成されることを特徴とする。
【0027】
前記の外容器10の内部には、内容器30が装着されて外容器10の一側には、外容器蓋20がヒンジ結合される。
【0028】
前記の外容器10の前面にはボタン12が形成されるが、前記のボタン12の上部には、ユーザーの押し動作により後退される係止突起122が突出形成される。
【0029】
前記の外容器10内の側面には、装着突起14が突出形成されて結合部材80が結合される。
【0030】
前記の外容器の蓋20は、外容器10の一側にヒンジ結合されて前記外容器10を開閉する。
【0031】
前記の外容器の蓋20の一側には、前記の外容器10の係止突起122と対応する位置に突起形状のフック22が形成されて、前記の外容器10の係止突起 122に締結される。
【0032】
また、前記の外容器の蓋20の内側には、ユーザーが容易に化粧できるよう鏡24がさらに備えられることができる。
【0033】
前記内容器30は、外容器10の内側に装着され、内部にゲル状または液状の化粧料が内蔵されている。
【0034】
前記内容器30は、内容器底面32と、前記内容器底面32から上部に延長形成された内壁34及び前記内壁34から外側に一定の間隔に離隔して上部に延長形成された外壁36からなる。
【0035】
前記内容器30の内容器底面32には、外部の空気が流入する空気流通ホール322が形成される。
【0036】
前記内容器30の外壁36内周縁には、結合溝362が形成されて排出手段支持台70が結合される。
【0037】
前記内容器30の内側には、化粧料を上部に押し上げる押板38が形成され、前記押板38は、内容器30の内側面に密着される。
【0038】
前記内容器30には、板状の排出手段支持台70がさらに結合され、前記排出手段支持台70は、内容器30の上部に結合されて内容器30を密閉させる。
【0039】
前記排出手段支持台70の中央には、シリンダー41が一体に形成され、前記シリンダー41の外側には、排出手段40のブッシング43がインストールされているブッシング設置スペース72が形成される。
【0040】
前記排出手段支持台70がブッシング設置スペース72の外側には、第1締結環状突起727が形成され、前記排出手段40のブッシング43の外周縁には、第2締結環状突起437 が形成されて前記第1締結環状突起727とアンダーカット結合される。
【0041】
前記排出手段支持台70の外側には下部延長環状突起74が下側に延長形成され、前記下部延長環状突起74の外周縁には結合突起742が形成され、前記内容器30の結合溝362と結合され、前記結合突起742の上側には、結合部材80によって押される固定環状突起744が突出形成される。
【0042】
前記排出手段40は、排出手段支持台70に設置されて内容器30の内部に収容された化粧料を外部に排出させる役割をする。
【0043】
前記排出手段40は、内容器30の内部に収容された化粧料をポンピングするポンプでもよい。
【0044】
前記排出手段40は、排出手段支持台70の中央に形成され、床面に内容物の吸引孔48が形成されたシリンダー41と、前記シリンダー41の底面に装着され、前記内容物の吸引孔48を選択的に開閉する吸入弁板42と、前記シリンダー41の上部に載せられてシリンダー41の外側に結合されるブッシング43と、前記ブッシング43の上部または排出手段支持台70の上部に装着されて固定部材60を弾力支持する弾性部材44と、前記シリンダー41の内側に形成されるピストン45と、前記ピストン45の外側に挿入されて、前記シリンダー41の内側面に密着されているピストンリング46で構成されることができる。
【0045】
前記ブッシング43の中央には、前記ピストン45とピストンリング46が貫通する貫通孔431が形成され、前記貫通孔431の内側には、内側水平延長片432が延長して形成され、前記貫通孔431の外側には、多数の弾性部材装着部433が形成される。
【0046】
前記ブッシング43には、固定部材60の離脱防止部627が結合される第1係止顎436が形成される。前記第1係止顎436は、固定部材60がコンパクト容器から離脱することを防止する役割をする。
【0047】
前記排出板50には、排出手段40によってポンピングされた化粧料を外部に排出させる多数の排出口52が備えられる。
【0048】
前記排出板50は、金属、合成樹脂または繊維材料で形成することができる。
【0049】
前記排出板50が合成樹脂材料で形成される場合、エポキシ(epoxy)樹脂、アミノ樹脂、フェノール(phenol)樹脂、ポリエステル(Polyester)、ポリエチレン(Polyethylene)、アクリル樹脂(Acrylic)、ポリプロピレン(Polypropylene)、ポリスチレン(Polystyrene)、ポリ塩化ビニル(Polyvinyl chloride)、テフロン(登録商標)(Teflon)、ナイロン(Nylon)、ポリアセタール樹脂中、いずれか一つ以上の材料で形成されることが望ましい。
【0050】
また、前記排出板50は、金属の合金、鍍金された金属など、さまざまな材質で製作されることができる。
【0051】
前記排出板50が、金属材料で形成される場合、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)、ステンレススチール(Stainless steel)、ニッケル(Ni)、スズ (Sn)、チタン(Ti)、亜鉛(Zn)、ガリウム(Ga)の中、いずれか一つ以上の材料で形成することができる。
【0052】
前記固定部材60は、排出手段40の上部に結合され、排出板50を固定させるとともに、垂直移動されながら排出手段40を加圧する。
【0053】
図7に示すように、前記固定部材60は、下部固定部材62と上部固定部材64で構成され、前記下部固定部材62と上部固定部材64との間には、前記排出板50がインサート射出成形される。
【0054】
また、前記下部固定部材62の上部面と上部固定部材64の下部面は、インサート射出によって排出板50の外側で一体に融着されて形成される。
【0055】
つまり、前記下部固定部材62を射出成形した後、下部固定部材62の支持部622と安着部624に排出板50を安着させた後、上部固定部材 64を射出成形して下部固定部材62と上部固定部材64が排出板50の外側で一体に融着される。
【0056】
したがって、コンパクト容器を組み立てるとき、前記排出板50、上部固定部材64及び下部固定部材62の組立工程が減り、生産性が向上され、排出手段40によって排出された化粧料が下部固定部材62と上部固定部材64の間に漏れることを防止できる。
【0057】
図8に示すように、前記下部固定部材62の中央には、排出板50を曲がらないように支持する支持部622が一体に形成されるが、前記支持部622の上部面は排出板50の中央下部面に密着される。
【0058】
前記下部固定部材62の外側には、排出手段40によって排出された化粧料が通過する排出通路621が設けられる。
【0059】
前記下部固定部材62の支持部622の下側には、第1下部延長環状突起623が延長形成され、前記第1下部延長環状突起623は排出手段40のピストン45に結合される。
【0060】
前記下部固定部材62の第1下部延長環状突起623の外側に一定の間隔で離隔されて、排出手段40のピストンリング46の外側に挿入される第2下部延長環状突起625が下側に延長形成される。
【0061】
前記下部固定部材62の第2下部延長環状突起625の外側には、固定部材60がコンパクト容器から離脱されることを防止する、離脱防止部627が多数形成される。前記の離脱防止部627の下側には、第2係止顎628が形成され、前記ブッシング43の第1係止顎436と締結される。
【0062】
前記下部固定部材625の上部には、排出通路621を通過した化粧料が広く広がるようにする拡散空間626が設けられ、前記拡散空間626の外側には、排出板50が定着される安着部624が設けられる。
【0063】
前記上部固定部材64は、排出板50の上部面が外部に露出するようにリング状に形成されてもよい。
【0064】
前記の外容器10の上部内側には結合部材80が、さらに結合できる。
【0065】
前記結合部材80は、内容器30を押して固定させると同時に、排出板50と固定部材60が加圧されるとき、左右に動かず、上下に移動されるように案内する。
【0066】
また、前記結合部材80は、外容器10と内容器30との間の隙間に異物が入らないように防ぐ役割もする。
【0067】
前記結合部材80の外周縁には、装着溝82が形成されて前記の外容器10の装着突起14と結合され、内周縁には押し突起84が突出形成され、前記排出手段支持台70の固定環状突起744を押して固定させる。
【0068】
前記のように構成された排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されたコンパクト容器の組立方法を説明すると、次の通りである。
【0069】
本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されたコンパクト容器を組み立てるためには、
図3と
図4に示すように、一側に外容器蓋20がヒンジ結合された外容器10の内部に内容器30を装着する。
【0070】
次に、前記内容器30の内部に押板38を挿入し、化粧品の内容物を注入した後、前記内容器30の上部に排出手段支持台70を結合させる。前記排出手段支持台70の下部延長環状突起74が内容器30の内壁34と外壁36との間に挟まれると同時に前記下部延長環状突起74の結合突起742が前記内容器 30の結合溝362に結合させる。
【0071】
次に、前記排出手段支持台70に排出手段40を設置し、前記排出手段40の上部に固定部材60を結合する。前記固定部材60の離脱防止部627が排出手段40の固定部材の挿入溝435に挿入されるようにしながら、前記の離脱防止部627の第2係止顎628が排出手段40の第1係止顎436 と締結される。
【0072】
同時に、前記固定部材60の第1下部延長環状突起623と第2下部延長環状突起625がそれぞれ排出手段40のピストン45とピストンリング46に結合される。
【0073】
この際、前記下部固定部材62の上部面と上部固定部材64の下部面は、インサート射出によって排出板50の外側で一体に融着された状態であり、前記排出板50の中央下部面は下部固定部材62の支持部622に密着した状態である。
【0074】
最後に、前記の外容器10の内部上側に結合部材80を結合するために、前記結合部材80の装着溝82と外容器10の装着突起14が結合されるようにしながら、前記結合部材80の押し突起84が排出手段支持台70の固定環状突起744の上部を押して固定させることにより、本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出されたコンパクト容器の組み立てが完了する。
【0075】
前記の方法で組み立てられた排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されたコンパクト容器の使用は、以下の通りである。
【0076】
本発明による排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されたコンパクト容器を使用するためには、まず、
図5に示すように排出板50の上部面を加圧する。
前記排出板50が加圧されると、前記排出板50とインサート射出成形された固定部材60及び前記固定部材60の下側に結合された排出手段40のピストン45とピストンリング46も一緒に下側に移動しながらシリンダー41の内部の体積が減少される。
【0077】
これにより、シリンダー41の内部に圧力が発生し、前記圧力でシリンダー41内の内容物が外部へ吐き出されようとする吐出圧力が発生し、吸入バルブ板42が、前記シリンダー41 底面に形成された内容物の吸引孔48を閉鎖させる。
【0078】
同時に、シリンダー41内に収容されていた内容物が、ピストン45とピストンリング46の間に出て下部固定部材62の排出通路621を通過した後、前記下部固定部材62の拡散空間626を通って排出板50の排出口52に排出される。
【0079】
以降、
図6に示すように、前記排出板50の加圧を解除すると、前記固定部材60を弾力支持する弾性部材44の弾性によって固定部材60が上側に移動され、前記固定部材60の下部固定部材62の下側に結合されているピストン45とピストンリング46とが一緒に上側に移動し、シリンダー41の内部の体積が大きくなって真空圧が発生する。
【0080】
前記シリンダー41の内部に発生した真空圧によって吸引バルブ板42が持ち上げられながらシリンダー41の底面に形成された内容物の吸引孔48が開放され、これにより、内容器30 の内部に収容されていた内容物が、前記内容物の吸引孔48を介してシリンダー41の内部に流入されると同時に、前記内容器30の内部に設置された押板38が上部に移動する。
【0081】
以上、本発明の説明は排出板が固定部材によって支持されながらインサート射出成形されたコンパクト容器を実施するための一つの実施例に過ぎないものであり、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。添付された特許請求の範囲で請求するように、本発明の要旨を逸脱することなく、当該発明の属する分野における通常の知識を有する者であれば、誰でも様々な変更実施が可能な範囲まで本発明の範囲に属するものとみなされるべきである。