【課題】チャット画面通信ネットワークを介した商品またはサービスの購入時の画面遷移の煩わしさを解消し、商品購入時の手続きを簡便にし、ユーザーの利便性向上および離脱を低減できる決済処理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】ユーザー側情報端末2およびベンダー側情報端末3は、それぞれ前記ユーザー側情報端末2と前記ベンダー側情報端末3との間で共有するチャット画面を表示する手段を有し、ユーザー側情報端末の前記チャット画面に、前記ユーザー側情報端末および前記ベンダー側情報端末が、前記チャット制御手段を介して互いに送受信した情報を他の画面に遷移することなく1の連続する画面に表示したまま商品決済処理を完了する、決済処理システム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について、図面に基づいて説明する。
【0012】
本発明の一実施形態に係る決済システムについて図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る決済システムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、決済システム1は、ユーザー側情報端末2、ベンダー側情報端末3、チャットサーバー4および決済サーバー5を含んで構成されている。そして、ユーザー側情報端末2およびベンダー側情報端末3は、それぞれ通信ネットワークを介してチャットサーバー4に接続されるようになっている。通信ネットワークとしては、例えば、移動体通信網などの無線環境が挙げられる。
【0013】
決済システム1を用いてユーザーがベンダーの商品を購入しようとする場合の手順について詳述する。まず、ベンダーがベンダー側情報端末3を用い、チャットサーバーが備えるチャット制御手段を介してユーザー側情報端末へ商品情報を送信する(ステップS1)。その商品情報をユーザー側情報端末2が受信する。
【0014】
ユーザーは、ユーザー側情報端末2が受信した前記商品情報に基づき、購入を所望する商品を注文する注文情報を、ユーザー側情報端末2を用い、チャットサーバー4が備えるチャット制御手段を介してベンダー側情報端末3へ送信する(ステップS2)。併せて、ユーザーがベンダーに対して注文した商品の代金を支払うために、ユーザー側情報端末2を用いて、チャットサーバー4が備えるチャット制御手段を介して決済サーバーへユーザーからベンダーに対する支払い手続きを要求する(ステップS3)。
【0015】
決済サーバー5は、ユーザーからベンダーに対する支払いが可能か否か判断し、チャットサーバー4が備えるチャット制御手段を介してベンダー側情報端末3へユーザーからベンダーに対する支払い手続き結果を送信する(ステップS4)。当該支払い手続き結果には、ユーザーからベンダーに対する支払いが可能である場合に、その支払い手続きを完了し、その完了の旨を結果とすることが含まれる。
【0016】
決済サーバー5は、ユーザーのクレジットカード情報を予め記憶している場合、ユーザー側情報端末またはベンダー側情報端末からチャットサーバーのチャット制御手段を介して受信したユーザーやベンダーの各個人を識別するIDやパスワードなどを用い、当該各個人を識別するIDやパスワードなどと予め記憶したクレジットカード情報とを対応させることにより、ユーザーからベンダーに対する支払い手続きを行うことができる。なお、クレジットカード情報とは、ユーザーが所持するクレジットカードのカード番号、クレジットカードの種類(クレジットカード会社名)、名義人、有効期限、暗証番号等を含む情報である。
【0017】
以下、本発明の一実施形態に係る決済システムを構成する、各端末およびサーバー等について適宜図面を参照しながら説明する。
【0018】
チャットサーバーは、ユーザー側情報端末およびベンダー側情報端末間のチャット通信を制御するチャット制御手段、前記ユーザー側情報端末から受信した情報および前記ベンダー側情報端末から受信した各種情報を記憶する手段、並びに、前記ユーザー側情報端末から受信したユーザーからベンダーに対する支払い手続き要求を前記決済サーバーへ送信する手段を有するものである。
【0019】
図2に示すように、チャットサーバー4は、送受信手段41と、制御手段42と、記憶手段43と、を備える。送受信手段41は、後述するユーザー側情報端末2の送受信手段22およびベンダー側情報端末3の送受信手段32との間で各種情報の送受信を行う。記憶手段43は、ユーザー側情報端末2およびベンダー側情報端末3との間で送受信した各種情報を記憶する。制御手段42は、ユーザー側情報端末2の送受信手段22から受信した各種情報を記憶手段43に記憶させるようにすると共に、制御手段42からベンダー側情報端末3の送受信手段32へ送信するように制御を行う。また、逆にベンダー側情報端末3の送受信手段32から受信した各種情報を記憶手段43に記憶させるようにすると共に、制御手段42からユーザー側情報端末2の送受信手段22へ送信するように制御を行う。以上のように送受信手段41、制御手段42および記憶手段43の連関によってチャット制御が行われる。
【0020】
チャットサーバー4を介して、ユーザー側情報端末2およびベンダー側情報端末3が互いに送受信した各種情報は、記憶手段43に記憶される。当該記憶された各種情報には、安全な商品決済を行うために、その商品決済に関与するユーザーおよびベンダーのみがアクセス可能に制御される。
【0021】
チャットサーバー4が、ユーザー側情報端末2から受信したユーザーからベンダーに対する支払い手続き要求を決済サーバー5へ送信する際には、記憶手段43に記憶されてもされなくともよい。
【0022】
ベンダー側情報端末は、前記チャット制御手段を介して前記ユーザー側情報端末へ文字情報および商品情報を送信する手段、前記チャット制御手段を介して前記ユーザー側情報端末から文字情報および注文情報を受信する手段、並びに、チャット制御手段を介して前記決済サーバーからユーザーからベンダーに対する支払い手続き結果を受信する手段を有する。
【0023】
ベンダー側情報端末3は、インターネットを通じてサーバーに接続できる様々な形態のデバイスがあり得る。ベンダー側情報端末3は、例えば、コンピュータ(ノートパソコン、デスクトップパソコンなど)、タブレット端末、携帯電話、スマートフォン、スマートテレビ(テレビをインターネットに接続して様々なサービスが受けられるテレビ)などが含まれる。
図3に示すように、ベンダー側情報端末3の機能的には、入力手段31と、送受信手段32と、記憶手段33と、表示手段34と、を備える。
【0024】
入力手段31は、ベンダーの操作に従って、文字情報や商品情報等の各種の情報の入力を受け付ける。送受信手段32は、チャットサーバー4を介してユーザー側情報端末2が備える送受信手段22と、または、チャットサーバー4を介して決済サーバー5が備える送受信手段51との間で各種の情報を送受信する。記憶手段33は、ユーザー側情報端末2へ送信するベンダーの商品情報、およびユーザーの住所および氏名などの商品の発送に必要な情報等の各種情報を記憶することができる。表示手段34は、送受信手段32が受信した各種情報および入力手段31が受け付けた文字情報および商品情報等の各種情報等を表示する。また、表示手段34は、ユーザー側情報端末2の表示手段23との間で共有するチャット画面も表示する。
【0025】
ベンダーが、ユーザーとの間で通信を開始しようとする場合、まず、ユーザーがユーザー側情報端末2の表示手段23に表示された1または複数の宛先一覧から通信しようとする宛先として当該ベンダーを選択すると、ユーザーと当該ベンダーとの通信が可能となり、ユーザー側情報端末2の送受信手段22から文字情報等の各種情報が送信されると、チャットサーバー4のチャット制御手段を介してその各種情報がベンダー側情報端末3の送受信手段32で受信される。
【0026】
図5に示すように、ベンダー側情報端末3の送受信手段32がユーザー側情報端末2の表示手段23から各種情報を受信した場合、ベンダー側情報端末3の表示手段34にその各種情報を受信した旨の通知が表示される。その通知に応じて、ベンダー側情報端末3からユーザー側情報端末2に文字情報および商品情報等の各種情報を送信する場合、ベンダー側情報端末3の入力手段にベンダーが入力した文字情報または商品情報等の各種情報を、送受信手段32からチャットサーバー4のチャット制御手段を介してユーザー側情報端末2の送受信手段22へ送信する。
【0027】
ベンダー側情報端末3の送受信手段32から、商品写真および商品の値段等の商品情報103と共に、その商品の購入を行うか否かの選択ボタン104を、チャット制御手段を介してユーザー側情報端末2の送受信手段22に送信する。その後、ベンダー側情報端末3の送受信手段32に、ユーザー側情報端末2の送受信手段22からユーザーがその商品を購入するかしないかの意思表示の通知を受けると、そのいずれかの意思表示がベンダー側情報端末3の表示手段34に表示される。その商品を購入する旨の意思表示の通知、つまりユーザーが購入を所望する商品を示す注文情報を受けた場合に、ベンダーは、チャットサーバー4に予め記憶されたユーザーの住所および氏名などの商品の受け取りに必要な情報を確認情報105として、ユーザー側情報端末2の送受信手段22へ送信する指示を、ベンダー側情報端末3の送受信手段32からチャットサーバーに対し行う。ユーザー側情報端末2の表示手段23に表示された確認情報105の内容が修正すべきものであるか否かの意思表示がユーザー側情報端末2の送受信手段22からベンダー側情報端末3の送受信手段32に、チャット制御手段を介して送信される。
【0028】
ベンダー側情報端末3の送受信手段32がチャット制御手段を介してユーザー側情報端末2の送受信手段22から、確認情報105の内容が修正すべきものではないとの意思表示を受信すると、ベンダー側情報端末3の生成手段35は、商品の代金の支払い請求を生成する。そして、送受信手段32がチャット制御手段を介してユーザー側情報端末2の送受信手段22へ商品の代金の支払い請求を送信する。
【0029】
ベンダー側情報端末3は、チャット制御手段を介して決済サーバー5からユーザーからベンダーに対する支払い手続き結果を受信する。
【0030】
なお、ベンダー側情報端末3が備える記憶手段33および生成手段35は、ベンダー側情報端末3から切り離して、チャットサーバーの他、ベンダー側商品情報サーバーなどに備えるようにしてもよい。ベンダー側商品情報サーバーは、例えば、機能的には、送受信手段と、記憶手段と、生成手段を備える。
【0031】
ベンダー側商品情報サーバーの送受信手段は、ベンダー側情報端末3が備える送受信手段32との間で記憶手段に備えられた商品情報を送受信する。商品情報サーバーの記憶手段は、商品写真、商品の特徴、商品の値段等の各種データを記憶する。商品情報サーバーの生成手段は、決済情報と支払要求とを生成する。
【0032】
ユーザー側情報端末は、前記チャット制御手段を介して前記ベンダー側情報端末へ文字情報および注文情報を送信する手段、前記チャット制御手段を介して前記ベンダー側情報端末から文字情報および商品情報を受信する手段、前記チャット制御手段を介して前記決済サーバーへユーザーからベンダーに対する支払い手続き要求を送信する手段、並びに、前記チャット制御手段を介して前記決済サーバーからベンダーに対する支払い手続き結果を受信する手段を有する。
【0033】
図4に示すように、ユーザー側情報端末2は、インターネットを通じてサーバーに接続できる様々な形態のデバイスがあり得る。ユーザー側情報端末2は、例えば、コンピュータ(ノートパソコン、デスクトップパソコンなど)、タブレット端末、携帯電話、スマートフォン、スマートテレビ(テレビをインターネットに接続して様々なサービスが受けられるテレビ)などが含まれる。ユーザー側情報端末2の機能的には、入力手段21と、送受信手段22と、表示手段23と、を備える。
【0034】
入力手段21は、ユーザーの操作に従って、文字情報および注文情報等の各種の情報の入力を受け付ける。送受信手段22は、チャットサーバー4を介してベンダー側情報端末3が備える送受信手段32と、または、決済サーバー5が備える送受信手段51との間で各種の情報を送受信する。表示手段23は、送受信手段22が受信したデータに基づき、ユーザー側情報端末2とベンダー側情報端末3との間で共有するチャット画面等の各種情報を表示する。
【0035】
ユーザーが、ベンダーとの間で通信を開始しようとする場合について述べる。送受信手段22は、ユーザー側情報端末2の入力手段21への操作に応じて、チャットサーバー4が備える送受信手段41へ、チャット制御手段にアクセス可能とするために要するユーザー識別情報を送信する。その後、そのユーザー情報がチャット制御手段にアクセス可能なものであると判断されれば、表示手段23に通信可能な1または複数の宛先一覧が表示される。そして、通信しようとする宛先を選択することにより、その選択した宛先、例えばベンダー側情報端末3との通信が可能となる。
【0036】
図5には、ユーザー側情報端末2の表示手段23に表示される、ユーザー側情報端末2がチャット制御手段を介してベンダー側情報端末3との間で通信を行い、商品決済処理を行う際のチャット画面の一例を示す。ユーザー側情報端末2の入力手段21を用いてユーザーが入力した文字情報を送受信手段22からチャット制御手段を介してベンダー側情報端末3の送受信手段32へ送信すると、その文字情報が、例えば、
図5の101として示されるように、ユーザー側情報端末2の表示手段23に表示される。また、ベンダー側情報端末3の入力手段31を用いてベンダーが入力した文字情報を送受信手段32からチャット制御手段を介してユーザー側情報端末2の送受信手段22へ送信すると、その文字情報が、例えば、
図5の102として示されるように、ユーザー側情報端末2の表示手段23に表示される。
【0037】
ベンダー側情報端末3の送受信手段32からチャットサーバー4のチャット制御手段を介して受信した商品写真および商品の値段等の商品情報103並びにその商品の購入を行うか否かの選択ボタン104が、ユーザー側情報端末2の表示手段23に表示されると、ユーザーは、その商品を購入するかしないかの選択を行う。その商品を購入するかしないかの選択は、ユーザー側情報端末2の入力手段21から、選択ボタン104の「購入する」または「購入しない」旨を示すボタンの選択を行うと、ユーザー側情報端末2の送受信手段22からベンダー側情報端末3の送受信手段32に、ユーザーがその商品を購入するかしないかの意思表示が通知される。
【0038】
ベンダー側情報端末3が、ユーザー側情報端末2からユーザーがその商品を購入する旨の意思表示を受信すると、ベンダー側情報端末3の送受信手段32からチャットサーバー4のチャット制御手段を介して、ユーザー側情報端末2の送受信手段22へ、ユーザーの住所および氏名などの商品の受け取りに必要な情報が確認情報105として送信される。確認情報105と共に、その確認情報の内容が修正すべきものであるか否かの選択ボタン106も送信される。選択ボタン106が、ユーザー側情報端末2の表示手段23に表示されると、ユーザーは、その確認情報105が修正すべきものであるか否かの選択を行う。その確認情報が修正すべきものであるか否かの選択は、ユーザー側情報端末2の入力手段21から、選択ボタン106の「修正する」または「完了する」旨を示すボタンの選択を行うと、ユーザー側情報端末2の送受信手段22からベンダー側情報端末3の送受信手段32に、確認情報105の内容が修正すべきものであるか否かの意思表示を通知する。確認情報105の内容が修正すべきものである場合、ユーザー側情報端末2の送受信手段22からベンダー側情報端末3の送受信手段32に確認情報105を修正したユーザー情報107を送信する。修正した情報を新たに確認情報108としてベンダー側情報端末3の送受信手段32からチャットサーバー4のチャット制御手段を介して、ユーザー側情報端末2の送受信手段22へ送信する。これにより、ユーザー側情報端末2の表示手段23に選択ボタン109として「修正する]または「完了する」旨を示すボタンが表示される。ユーザーが入力手段21から、「完了する」旨を示すボタンを選択することにより、決済手続きが完了する。
【0039】
このように、本開示の決済システムによれば、ユーザー側情報端末2の表示手段23に表示されるチャット画面に、文字情報および商品情報等の各種情報を表示して他の画面に遷移することなく商品の購入手続きを完了することができるので、画面遷移の熕わしさがなく、手続きの履歴も容易に確認できる。そして、チャット形式のコミュニケーションを図ることができるので、実際の店舗で店員と会話をしながら商品を購入するようなスピード感のある手続きを行うことができるので、ユーザーの利便性を向上することができる。また、他の画面に遷移している間に、ユーザーが不信感を抱いて決済手続きが完了しないまま離脱してしまうことを低減できる。
【0040】
ここで、ベンダー側情報端末3から送信される確認情報105の内容は、ユーザー側情報端末2がチャットサーバー4のチャット制御手段を介してベンダー側情報端末3との間で通信を開始する前に、予めチャットサーバー4へ送信し、チャットサーバーの記憶手段43に記憶させておく。
【0041】
決済サーバーは、前記チャット制御手段を介して前記ユーザー側情報端末からユーザーからベンダーに対する支払い手続き要求を受信する手段、ユーザーからベンダーに対する支払い手続きの可否を判断する手段、並びに、前記チャット制御手段を介して前記ベンダー側情報端末へユーザーからベンダーに対する支払い手続き結果を送信する手段を有する。
【0042】
図6に示すように、決済サーバー5は、例えば、電子決済のサービスを提供する決済処理サーバーであり、送受信手段51と、生成手段52と、記憶手段53と、判断手段54と、を備える。
【0043】
送受信手段51は、ユーザー側情報端末2の送受信手段22、およびベンダー側情報端末3の送受信手段32との間で各種データの送受信を行う。記憶手段53は、前記識別情報、および前記識別情報と対応付けたクレジットカード情報等の各種情報を記憶する。判断手段54は、ユーザー側情報端末2から受信したユーザーからベンダーに対する支払い手続きの可否を判断する。ユーザーからベンダーに対する支払いが可能である場合に、その支払い手続きを完了し、送受信手段51からベンダー側情報端末3の送受信手段32に対し、その完了の旨を送信する。
【0044】
上記の機能を有するユーザー側情報端末2、ベンダー側情報端末3および決済サーバー5は、いずれも、制御部、記憶部、外部記憶部、操作部、表示部、送受信部およびこれらを相互に接続する内部バスをハードウェア構成として備える。
【0045】
制御部は、CPUを備える。制御部は、記憶部が記憶している制御プログラムを実行することにより、ユーザー側情報端末2、ベンダー側情報端末3、チャットサーバー4および決済サーバー5のそれぞれについて全体を制御し、各端末が備える上記の各種機能を実現する。
【0046】
記憶部は、例えばRAMを備える。記憶部は、制御部のワークエリアとして機能し、制御プログラムを含む各種プログラムが記憶部に一時的に展開される。
【0047】
外部記憶部は、不揮発性メモリとして、例えば、ROM、ハードディスク、フラッシュメモリ等を備える。外部記憶部は、制御部が実行する制御プログラムを含む各種プログラムや、種々の固定データを固定的に記憶している。外部記憶部は、記憶しているデータを送受信部に供給したり、送受信部から供給されたデータを記憶したりする。
【0048】
操作部は、例えばキーボード、マウスまたはタッチパッドを備え、ユーザーまたはベンダーによる操作を受け付ける。なお、例えばタッチパネルのように、ユーザーまたはベンダーが表示部(ディスプレイ)に直接触れることによって操作を受けて付けても良い。
【0049】
表示部は、チャット画面を表示する。表示部はディスプレイを備え、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、ブラウン管(CRT)または有機ELディスプレイなどを備える。
【0050】
送受信部は、他のコンピュータやサーバーと通信できる無線通信装置(移動体通信網等)または有線通信装置と、これに接続する様々なシリアルインターフェース例えば有線LAN、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等を備える。
【0051】
内部バスは、制御部、記憶部、外部記憶部、操作部、表示部、送受信部を相互に接続している。
【0052】
上記一実施形態は、以下のように変更しても良い。
(1)上記チャットサーバーには、ウェブブラウザ、スマ−フォン用またはパソコン用のアプリケーションソフトウェアを経由して通信されても良い。
(2)ユーザー側情報端末およびベンダー側情報端末は、画像情報(スタンプ等も含む)、動画情報、音声情報、位置情報等も送受信する手段を備えても良い。これらを更に備えることにより、ユーザー(購入者)の購買意欲を高めることができる。
(3)決済サーバーおよびチャットサーバーは、物理的サーバーまたは仮想的サーバーのいずれか一方であっても良い。
(4)外部記憶部は、不揮発性メモリとして、例えばROM等を採用できるとしたが、CD−ROM、フロッピーディクス等の記憶媒体等なども採用できる。
(5)決済サーバー5は表示部を備えるとしたが、表示部を備えなくても良い。