特開2017-212842(P2017-212842A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-212842(P2017-212842A)
(43)【公開日】2017年11月30日
(54)【発明の名称】電動車両
(51)【国際特許分類】
   B60L 11/18 20060101AFI20171102BHJP
   B60L 1/00 20060101ALI20171102BHJP
   B60R 16/03 20060101ALI20171102BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20171102BHJP
【FI】
   B60L11/18 C
   B60L1/00 L
   B60R16/03 V
   H02J7/00 301B
   H02J7/00 P
   H02J7/00 X
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-106164(P2016-106164)
(22)【出願日】2016年5月27日
(71)【出願人】
【識別番号】000006286
【氏名又は名称】三菱自動車工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089875
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 茂
(72)【発明者】
【氏名】狩野 勇太
(72)【発明者】
【氏名】長尾 貴久
【テーマコード(参考)】
5G503
5H125
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503BB01
5G503EA05
5G503FA03
5G503FA06
5H125AA01
5H125AC12
5H125AC24
5H125BA09
5H125BC25
5H125CD09
5H125EE27
5H125EE41
5H125EE51
5H125EE55
5H125FF27
(57)【要約】      (修正有)
【課題】充電口周辺の凍結を防止または解消し、円滑に充電作業を行えるようにする加温手段を提供する。
【解決手段】電動車両は、外部充電器の充電器側コネクタが接続される車両側コネクタ26を収容する充電口を有し、充電口内には車両側コネクタ26周辺を加温する加温手段40が設けられている。加温手段40は、電動車両内の空気温度を調整する空調システム42と、充電口の近傍に設けられた吹き出し口44と、空調システム42で発生させた加温空気を吹き出し口44まで導く送風機構46と、を備えている。吹き出し口44は、排出した加温空気が車両側コネクタ26に当たる位置に設けられている。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部充電器の充電器側コネクタが接続される車両側コネクタを収容する充電口を有する電動車両であって、
前記充電口内に前記車両側コネクタを加温する加温手段が設けられている、
ことを特徴とする電動車両。
【請求項2】
前記加温手段の動作を制御する加温制御手段と、
前記車両側コネクタ周辺の温度を検出する温度検出手段と、を更に備え、
前記加温制御手段は、前記温度検出手段で検出された前記車両側コネクタ周辺の温度が所定温度以下の場合に前記加温手段を動作させる、
ことを特徴とする請求項1記載の電動車両。
【請求項3】
前記加温手段の動作を制御する加温制御手段と、
ユーザから前記車両側コネクタの加温の指示を受け付ける加温指示受付手段と、を更に備え、
前記加温制御手段は、前記加温指示受付手段に対して前記加温の指示が入力され、かつ前記温度検出手段で検出された前記車両側コネクタ周辺の温度が所定温度以下の場合に前記加温手段を動作させる、
ことを特徴とする請求項2記載の電動車両。
【請求項4】
前記加温手段の動作を制御する加温制御手段と、
前記電動車両の現在位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記電動車両を充電する地点を設定する充電地点設定部と、を更に備え、
前記加温制御手段は、前記電動車両の現在位置が前記充電地点設定部によって設定された地点から所定距離以内となり、かつ前記温度検出手段で検出された前記車両側コネクタ周辺の温度が所定温度以下の場合に前記加温手段を動作させる、
ことを特徴とする請求項2記載の電動車両。
【請求項5】
前記加温手段の動作を制御する加温制御手段と、
前記電動車両に搭載されたバッテリの充電率を取得する充電率取得部と、を更に備え、
前記加温制御手段は、前記バッテリの充電率が所定値以下になり、かつ前記温度検出手段で検出された前記車両側コネクタ周辺の温度が所定温度以下の場合に前記加温手段を動作させる、
ことを特徴とする請求項2記載の電動車両。
【請求項6】
前記加温手段は、前記電動車両内の空気温度を調整する空調システムと、前記充電口の内部に設けられた吹き出し口と、前記空調システムで発生させた加温空気を前記吹き出し口まで導く送風機構と、を備え、
前記吹き出し口は、排出した前記加温空気が前記車両側コネクタに当たる位置に設けられている、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の電動車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部充電器が接続される充電口を有する電動車両に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、駆動用エネルギーの少なくとも一部に電力を用いた電動車両が実用化されている。電動車両には、駆動源としてモータを搭載し、電力のみを用いて走行する電気自動車や、駆動源としてモータとエンジンとを搭載し、電力と燃料とを用いて走行するハイブリッド自動車などが含まれる。
これら電動車両の充電は、車体に設けられた充電口内の車両側コネクタに外部充電器の充電器側コネクタを接続して、外部電力(商用電力)を供給することによって行われる。
【0003】
ここで、冬場などの低温時には、電動車両が低温にさらされ、充電口周辺に凍結が生じる場合がある。例えば、下記特許文献1には、夜間充電等の終了後に充電口と外部充電器のコネクタ(充電器側コネクタ)とが凍結により分離できなくことを回避するため、充電器側コネクタを加温する加温手段を設ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−167003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来技術は充電器側コネクタを加温するものであり、充電器側コネクタを接続しない状態で充電口周辺が凍結したような状態には対応することができないという課題がある。
例えば充電口の外蓋を閉めている場合でも、充電口内の車両側コネクタと内蓋との間のわずかな隙間に水滴が入り込み、この箇所が凍結し、内蓋を開放することができなくなる場合がある。また、例えば車両側コネクタの外周部に付着した水滴が凍結すると、充電器側コネクタに設けられた車両側コネクタへの係止部(爪など)が本来の位置に係止することができず、充電器側コネクタを接続することができなくなる場合がある。
このように、充電口内の車両側コネクタ周辺で凍結が生じると、電動車両の充電を行うことができずユーザの利便性が低下する。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、車両側コネクタ周辺の凍結を防止または解消し、円滑に充電作業を行えるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するため、請求項1の発明にかかる電動車両は、外部充電器の充電器側コネクタが接続される車両側コネクタを収容する充電口を有する電動車両であって、前記充電口内に前記車両側コネクタを加温する加温手段が設けられている、ことを特徴とする。
請求項2の発明にかかる電動車両は、前記加温手段の動作を制御する加温制御手段と、前記車両側コネクタ周辺の温度を検出する温度検出手段と、を更に備え、前記加温制御手段は、前記温度検出手段で検出された前記車両側コネクタ周辺の温度が所定温度以下の場合に前記加温手段を動作させる、ことを特徴とする。
請求項3の発明にかかる電動車両は、前記加温手段の動作を制御する加温制御手段と、ユーザから前記車両側コネクタの加温の指示を受け付ける加温指示受付手段と、を更に備え、前記加温制御手段は、前記加温指示受付手段に対して前記加温の指示が入力され、かつ前記温度検出手段で検出された前記車両側コネクタ周辺の温度が所定温度以下の場合に前記加温手段を動作させる、ことを特徴とする。
請求項4の発明にかかる電動車両は、前記加温手段の動作を制御する加温制御手段と、前記電動車両の現在位置情報を取得する位置情報取得部と、前記電動車両を充電する地点を設定する充電地点設定部と、を更に備え、前記加温制御手段は、前記電動車両の現在位置が前記充電地点設定部によって設定された地点から所定距離以内となり、かつ前記温度検出手段で検出された前記車両側コネクタ周辺の温度が所定温度以下の場合に前記加温手段を動作させる、ことを特徴とする。
請求項5の発明にかかる電動車両は、前記加温手段の動作を制御する加温制御手段と、前記電動車両に搭載されたバッテリの充電率を取得する充電率取得部と、を更に備え、前記加温制御手段は、前記バッテリの充電率が所定値以下になり、かつ前記温度検出手段で検出された前記車両側コネクタ周辺の温度が所定温度以下の場合に前記加温手段を動作させる、ことを特徴とする。
請求項6の発明にかかる電動車両は、前記加温手段は、前記電動車両内の空気温度を調整する空調システムと、前記充電口の内部に設けられた吹き出し口と、前記空調システムで発生させた加温空気を前記吹き出し口まで導く送風機構と、を備え、前記吹き出し口は、排出した前記加温空気が前記車両側コネクタに当たる位置に設けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明によれば、充電口内に車両側コネクタを加温する加温手段を設けたので、冬場などの低温時に車両側コネクタ等が凍結するのを防止または凍結を解消することができ、充電作業を円滑に行う上で有利となる。
請求項2の発明によれば、車両側コネクタ周辺の温度が所定温度以下の場合に加温手段を動作させるので、凍結が生じるような低温時にのみ加温手段を動作させることができ、電動車両の消費電力を低減する上で有利となる。
請求項3の発明によれば、加温指示受付手段に対して加温の指示が入力され、かつ車両側コネクタ周辺の温度が所定温度以下の場合に加温手段を動作させるので、凍結が生じるような低温時にのみ加温手段を動作させることができ、電動車両の消費電力を低減する上で有利となる。例えばタイマーを用いて加温を行う場合などは、加温開始時刻に加温が必要な気温であるか否かが不明な場合がある。このような場合に、電動車両側で加温の要否を判断することができ、利便性を向上することができる。
請求項4の発明によれば、電動車両の現在位置が充電予定地点から所定距離以内になり、かつ車両側コネクタ周辺の温度が所定温度以下の場合に加温手段を動作させるので、充電予定地点に到達する前に加温を開始することができ、充電予定地点到達後に円滑に充電作業を開始する上で有利となる。また、凍結が生じるような低温時にのみ加温手段を動作させるので、電動車両の消費電力を低減する上で有利となる。例えば、充電予定地点をユーザの自宅などほぼ毎日立ち寄る地点とした場合に、ユーザがその都度加温を行う必要があるか否かを判断することなく、凍結が生じる可能性がある低温時にのみ自動的に加温手段を動作させることができ、利便性を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、バッテリの充電率が所定値以下になり、かつ車両側コネクタ周辺の温度が所定温度以下の場合に加温手段を動作させるので、バッテリの充電率が高く車両側コネクタが使用される可能性が低い場合には加温手段を動作させずに、電動車両の消費電力を低減する上で有利となる。
請求項6の発明によれば、電動車両内の空気温度を調整する空調システムで発生させた加温空気を充電口の近傍に設けられた吹き出し口に導くことにより車両側コネクタを加温するので、充電口専用の加温装置(コンプレッサーなど)を設ける必要がなく、車両コストの低減および省スペース化を図る上で有利となる。また、加温空気の吹き出し口が、排出した加温空気が車両側コネクタに当たる位置に設けられているので、車両側コネクタを確実に加温し、凍結を防止する上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態にかかる電動車両20の外観を示す説明図である。
図2】電動車両20の充電口22の拡大図である。
図3】加温手段40の構成を示す説明図である。
図4】電動車両20の機能的構成を示すブロック図である。
図5】加温制御手段502の処理を示すフローチャートである。
図6】加温制御手段502の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる電動車両の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、実施の形態にかかる電動車両20の外観を示す説明図である。
実施の形態にかかる電動車両20は、車両の駆動用モータの駆動用電力を蓄電するバッテリ58(図4参照)を有し、駆動用エネルギーの少なくとも一部に電力を用いて走行する。本実施の形態では、電動車両20は、電力のみを用いて走行する電気自動車であるものとする。
電動車両20には、その外面に充電口22が設けられている。充電口22は、電動車両20を充電する際に外部充電器30の充電器側コネクタ26が接続される車両側コネクタ26が収容されている。
【0010】
外部充電器30は、電動車両20に電力を供給してバッテリ58を充電する。
外部充電器30は、本体部32、充電ケーブル34、充電器側コネクタ36を含んで構成される。本体部32には、外部充電器30の動作を制御する制御部(充電コントローラ)や、外部充電器30の充電状態や充電設定、操作画面などが表示されるユーザインターフェースなどが設けられている。
本体部32からは充電ケーブル34が伸びており、充電ケーブル34の先端には、充電器側コネクタ36が設けられている。充電器側コネクタ36の先端には、車両側の車両側コネクタ26の結合部2602に接続される結合部38が設けられている。結合部38には、電動車両20に対して電力を供給する電力供給用プラグの他、電動車両20とデータの授受をおこなうデータ用プラグが設けられている。
【0011】
図2は、電動車両20の充電口22の拡大図であり、図2Aは正面図、図2Bは断面側面図である。なお、図2Aでは車両側コネクタ26の内蓋2604が開放された状態を、図2Bでは内蓋2604が閉められた状態をそれぞれ図示している。
電動車両20の充電口22には、電動車両20の車体外面に設けられた開口部2202と、開口部2202から車両内部方向へと窪んだ凹部2204と、開口部2202を覆う外蓋2206と、凹部2204内に設けられ外部充電器30の充電器側コネクタ36が接続される車両側コネクタ26が設けられている。
車両側コネクタ26は、凹部2204の底面2204Aと平行方向に延在する結合部2602と、結合部2602を覆う内蓋2604とを備えている。結合部2602には、充電器側コネクタ36の結合部38に設けられた各種のプラグに対応するプラグ受けが設けられている。電動車両20の充電時には、外蓋2206および内蓋2604が開放され、充電器側コネクタ36が充電口22内に挿入され、充電器側コネクタ36の結合部38と車両側コネクタ26の結合部2602とが接続して電力の授受をおこなう。
【0012】
また、充電口22内には、照明装置28、吹き出し口44および温度センサ48が設けられている。
照明装置28はLED照明等であり、夜間等車両周辺の明度が低い場合にも充電口22周辺の視認性を確保し、充電作業がしやすいように設けられている。
吹き出し口44は、車両側コネクタ26を加温する加温手段40(図3図4参照)の構成部であり、後述する空調システム42で発生させた加温空気を排出する。本実施の形態では、吹き出し口44は、排出した加温空気が車両側コネクタ26に当たる位置に設けられている。
より詳細には、本実施の形態では、吹き出し口44は、凹部2204内の上部(車両側コネクタ26より上方)に設けられている。吹き出し口44は、凹部2204の底面2204Aに開けられ充電口用流路4602の端部となる開口4402と、開口4402を覆うフード4404とによって構成される。フード4404は、開口4402よりも上部の位置から起立する起立部4404Aと、起立部4404Aの先端から下方向へと屈曲するガイド部4404Bを含んで構成されている。開口4402から排出された加温空気は、フード4404によってガイドされ、充電口22内で下方向に流れ、車両側コネクタ26に当たる。これにより、車両側コネクタ26が加温される。
また、温度センサ48は、充電口22内に配置され車両側コネクタ26周辺の温度を検出し、後述するECU50へと出力する。なお、温度センサ48は、充電口22内に設置するに限らず、例えばフロントバンパー裏等に設けられている外気温測定用の温度センサを用いてもよい。
【0013】
加温手段40は、電動車両20の空調システム42を用いて車両側コネクタ26を加温し、車両側コネクタ26が凍結するのを防止する。
図3は、加温手段40の構成を示す説明図である。
加温手段40は、電動車両20内の空気温度を調整する空調システム42と、充電口22内(本実施の形態では、排出した加温空気が車両側コネクタ26に当たる位置)に設けられた吹き出し口44と、空調システム42で発生させた加温空気を吹き出し口44まで導く送風機構46と、を備えている。
【0014】
空調システム42は、車外の空気(外気)または車内の空気(内気)を導入する空気導入流路4202(4202A,4202B)と、空調後の空気を車室内に排出する空気排出流路4204と、空気導入流路4202および空気排出流路4204の間に設けられたハウジングHを備える。
ハウジングHの上流に位置する空気導入流路4202は、車外の空気を導入する第1の空気導入流路4202Aと、車内の空気を導入する第2の空気導入流路4202Bによって構成される。第1の空気導入流路4202Aと第2の空気導入流路4202Bとの間には、矢印で示す範囲で揺動し、ハウジングH内に導入する空気を外気と内気との間で切り替える吸気流路切替用ダンパー4203が設けられている。
【0015】
ハウジングHの入口(ハウジングHと空気導入流路4202との境界付近)には、エアフィルター4206およびブロアファン4208が設けられている。
エアフィルター4206は、車外または車内から吸気された空気に含まれる埃や砂等の異物を除去する。
ブロアファン4208は、羽を回転させることによって、ダクト内で空気導入流路4202から空気排出流路4204に向かう空気の流れを発生させ、車両の外部または車室内に設けられた空気取り入れ口(図示なし)からハウジングH内へと空気を導入する。ハウジングH内へと導入された空気は、さらにブロアファン4208によって発生された流れに沿って、空気排出流路4204方向へと送られる。
【0016】
ハウジングH内には、エバポレータ4210、ヒーターコア4212、エアミックスダンパー4214設けられている。
エバポレータ4210は、ヒーターコア4212の上流に設けられ、冷媒の気化熱を利用して空気を冷却し、空気中に含まれる水蒸気を除去する。
ヒーターコア4212には、電動車両20の駆動用モータまたはヒーターなどで暖められた冷媒(冷却水など)が循環されている。ヒーターコア4212では、この暖められた冷却媒体から、ブロアファン4208の作用によってヒーターコア4212内を通過する空気に対して熱を供給することによって空気を加温する。
【0017】
エアミックスダンパー4214(流路切替手段)は、矢印で示す範囲で揺動し、ブロアファン4208によって導入された空気の流路を、ヒーターコア4212を経由して空気排出流路4204に至らせる第1の流路F1と、ヒーターコア4212を経由せずに空気排出流路4204に至らせる第2の流路F2とをハウジングH内に選択的に形成する。エアミックスダンパー4214は、ハウジングH内に第1の流路F1を形成する際には第1の位置S1とされ、第2の流路F2を形成する際には第2の位置S2とされる。エアミックスダンパー4214を揺動させるアクチュエータとしては、モータやソレノイドなどの従来公知の様々なアクチュエータが使用可能である。
第1の流路F1を経た空気はヒーターコア4212で加温され、第2の流路F2を経た空気はエバポレータ4210により冷却されたままである。このため、車内を暖めたい場合にはハウジングH内の空気の流路が第1の流路F1となるように、車内を冷やしたい場合にはハウジングH内の空気の流路が第2の流路F2となるように、エアミックスダンパー4214の位置が変更される。
【0018】
ハウジングHの下流に位置する空気排出流路4204(4204A,4204B,4204C)は、車室内の各所へと接続され、ハウジングH内で熱交換処理が行なわれた空気を、車室内の各所へと送出可能とする。車室内の各所とは、例えば車室内のフロントガラス周辺(DEF)、車室内の搭乗者の上半身付近(FACE)、車室内の搭乗者の下半身付近(FOOT)等である。
各空気排出流路4204A,4204B,4204CとハウジングHとの境界には、風向調整用ダンパー4216(4216A,4216B,4216C)が設けられている。これら風向調整用ダンパー4216A,4216B,4216Cは、矢印で示す範囲で揺動し、その位置を変更することにより各空気排出流路4204A,4204B,4204Cの流路面積を調整することにより、車室内の各所への送風量が変更される。
【0019】
また、空気排出流路4204と隣接して、ハウジングH内(空調システム42)で発生させた加温空気を吹き出し口44まで導く送風機構46が設けられている。送風機構46は、充電口用流路4602および充電口用流路4602の入口に設けられる風向調整用ダンパー4604によって構成される。
風向調整用ダンパー4604の位置により充電口用流路4602の流路面積を調整することにより、車両側コネクタ26への送風量が変更される。すなわち、車両側コネクタ26を暖房したい場合には、ヒーターコア4212をオンとした上で、ハウジングH内のエアミックスダンパー4214を第1の流路F1が形成される位置に移動させるとともに、充電口用流路4602の入口を開放するよう風向調整用ダンパー4604の位置を移動させる。これにより、空調システム42で発生させた加温空気を吹き出し口44まで導くことができる。また、車両側コネクタ26を暖房する必要がない場合には、充電口用流路4602の入口を閉じるように風向調整用ダンパー4604の位置を移動させる。
【0020】
なお、図3に示す空調システム42の構成(例えばハウジングH内の各構成部の配置や形状等)は一例であり、本発明は従来公知の様々な車両用空調システムに適用可能である。
【0021】
図4は、電動車両20の機能的構成を示すブロック図である。図4には、電動車両20における充電口暖房機能に関する構成のみを図示している。
電動車両20は、上述した車両側コネクタ26、加温手段40(空調システム42、吹き出し口44、送風機構46)、温度センサ48の他、ECU50、加温指示受付手段52、ナビゲーション装置54、BMU(Battery Management Unit)56、バッテリ58を含んで構成される。
【0022】
加温指示受付手段52は、ユーザから車両側コネクタ26の加温指示を受け付ける。
加温指示受付手段52は、例えば車両内のインストゥルメントパネル等に設けられた加温指示ボタン52Aやユーザの保有する情報機器53(スマートホンやタブレット、パソコンなど)と通信可能な通信部52Bなどである。
例えばユーザが車内にいる場合には、加温指示ボタン52Aを操作することにより加温指示を行う。また、ユーザが車外にいる場合には、ユーザの保有する情報機器53から所定のアプリケーションを用いて通信部52Bへと加温指示を送信する。
【0023】
ユーザからの加温指示に際しては、加温指示後即座に加温を開始する普通加温と、ユーザが指定した時刻に加温を開始するタイマー加温とを指定可能である。例えば、ユーザが電動車両20を使用中に、まもなく目的地(自宅など)に到着しすぐに充電を開始する予定がある場合などは、加温指示ボタン52Aを用いて普通加温を開始する。また、例えば夜間に充電を行った後、充電器側コネクタ36を取り外す際に凍結が予測される場合などは、充電器側コネクタ36の取り外し予定時刻の所定時間前からタイマー加温が開始されるように設定する。
なお、これら加温指示受付手段52の具体的な形態は、上記に限らず従来公知の様々な機構を適用可能である。
【0024】
ナビゲーション装置54は、GPSシステム(位置情報取得手段)5402や地図データ5404、充電地点設定手段5406、モニタ等を含んで構成され、電動車両20の現在位置情報を取得するとともに、モニタ上に電動車両20の現在位置周辺の地図データおよび電動車両20の現在位置を示すマークを表示する。
また、ナビゲーション装置54は、設定された目的地までの経路を探索し、その経路をモニタへの表示や音声出力等により案内する。この時、ナビゲーション装置54は、目的地までの距離(道のり距離および直線距離)や目的地到達までの所要時間を算出可能である。なお、目的地として設定されている地点のみならず、例えばユーザの自宅や勤務先など立ち寄り頻度が高い箇所を登録地点としておき、電動車両20の走行中に登録地点までの距離や所要時間等を算出してもよい。
充電地点設定手段5406は、電動車両20を充電する地点(充電予定地点)を設定する。
充電地点設定手段5406は、例えばユーザから今回の走行における充電予定地点の設定を受け付ける。
また、ユーザの自宅や勤務地などに充電設備があり、この地点での充電頻度が多い場合には、この地点を充電予定地点として自動的に設定してもよい。
また、充電地点設定手段5406は、例えば走行予定の経路上(目的地点や立ち寄り地点を含む)で、バッテリの充電率が所定値以下となる地点を予測し、その地点周辺の充電施設を充電推奨地点としてユーザに提示する。ユーザが充電推奨地点を認証すれば、その地点を充電のための立ち寄り地点(充電予定地点)として経路誘導を行う。
【0025】
BMU56は、電動車両20の駆動用電力を蓄電するバッテリ58の状態を監視する。本実施の形態では、BMU56は、バッテリ58の電圧や入出力される電流などを監視し、バッテリ58の充電率(SOC:State of charge)を算出する。
【0026】
ECU50は、CPU、制御プログラムなどを格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などによって構成される。
ECU50は、上記CPUが制御プログラムを実行することにより、加温手段40の動作を制御する加温制御手段502として機能する。
【0027】
加温手段40の動作を開始させる場合、加温制御手段502は、空調システム42内のヒーターコア4212に加温された冷媒を循環させる。また、ブロアファン4208をオンにしてハウジングHに空気を導入するとともに、エアミックスダンパー4214を第1の流路F1を形成する位置へと移動させる。そして、充電口用流路4602の入口を開放するよう風向調整用ダンパー4604の位置を移動させることにより、空調システム42で発生させた加温空気が車両側コネクタ26に送風される。
なお、車両側コネクタ26の加温を開始する前から車内の暖房が実施されている場合には、充電口用流路4602の入口を開放するのみで車両側コネクタ26の加温を開始することができる。
【0028】
加温制御手段502は、例えば加温指示受付手段52に対して加温の指示が入力された場合、すなわちユーザからの加温指示があった場合に加温手段40を動作させる。これにより、ユーザの任意のタイミングで車両側コネクタ26の加温を行う上で有利となる。
このとき、加温制御手段502は、温度センサ48で検出された車両側コネクタ26周辺の温度が所定温度以下(例えば0度以下など)であるか否かを判断し、所定温度以下の場合にのみ加温手段40を動作させる。このようにすれば、凍結の可能性がある低温下でのみ車両側コネクタ26を加温することができ、電動車両20の電力消費量を抑える上で有利となる。例えばタイマーを用いて加温を行う場合などは、加温開始時刻に加温が必要な気温であるか否かが不明な場合がある。このような場合に、電動車両20側で加温の要否を判断することができ、利便性を向上することができる。
【0029】
図5は、加温指示により加温手段40を動作させる場合の加温制御手段502の処理を示すフローチャートである。
加温指示受付手段52を介して充電口22の加温指示があった場合(ステップS500:Yes)、加温制御手段502は、その加温指示がタイマー加温の指示か否かを判断する(ステップS502)。タイマー加温の指示の場合は(ステップS502:Yes)、設定された加温開始時刻まで待機する(ステップS504)。
設定された加温開始時刻となった場合、またはステップS502で加温指示が普通加温の指示であった場合、加温制御手段502は、温度センサ48の検出温度(車両側コネクタ26周辺の温度)が所定温度以下か否かを判断する(ステップS508)。
車両側コネクタ26周辺の温度が所定温度以下でない場合には(ステップS508:No)、車両側コネクタ26の周辺温度は凍結が生じるほどの低温ではないと判断し、加温は行わず、ステップS500に戻り、以降の処理をくり返す。
また、車両側コネクタ26周辺の温度が所定温度以下の場合(ステップS508:Yes)、加温制御手段502は、電動車両20の車内が暖房中であるか否かを判断する(ステップS510)。
なお、車両側コネクタ26の加温が必要となるのは冬場などの低温時であり、電動車両20の走行中は乗員の保温のため暖房が使用されていると予想される。また、電動車両20の停車中であっても、乗員の乗車に先立って予め車内を空調しておくプレ空調機能が作動している場合もある。このように、車内が暖房中である場合には(ステップS510:Yes)、加温制御手段502は、風向調整用ダンパー4604を移動させ充電口用流路4602の入口を開放させることにより車両側コネクタ26へと加温空気を供給する(ステップS512)。
また、電動車両20の非起動時など車内が暖房中でない場合(ステップS510:No)、加温制御手段502は、空調システム42を起動させるとともに、充電口用流路4602の入口を開放させることにより車両側コネクタ26へと加温空気を供給する(ステップS514)。
所定の加温終了条件が成立するまでは(ステップS516:No)、加温制御手段502はステップS510に戻り、車両側コネクタ26の加温を継続する。
加温終了条件とは、例えばユーザから加温終了指示があった場合や、車両側コネクタ26に充電器側コネクタ36が接続されて充電が開始された場合、また充電が終了して車両側コネクタ26から充電器側コネクタ36が取り外された場合、また車両側コネクタ26周辺の温度が所定の加温終了温度(>ステップS508の所定温度)となった後、所定時間経過した場合などである。
そして、加温終了条件が成立した場合には(ステップS516:Yes)、加温制御手段502は車両側コネクタ26の加温を終了する(ステップS518)。すなわち、車内が暖房中である場合には風向調整用ダンパー4604を移動させ充電口用流路4602の入口を閉じる。また、車内が暖房中でない場合には空調システム42を終了させる。
【0030】
また、加温制御手段502は、例えば電動車両20の現在位置が充電地点設定部5406に設定された充電予定地点から所定距離以内になった場合に加温手段40を動作させるようにしてもよい。このようにすれば、充電予定地点に到達する前に加温を開始することができ、充電予定地点到達後に円滑に充電作業を開始する上で有利となる。
所定距離とは充電予定地点から電動車両20の現在位置までの道のり距離であってもよいし、直線距離であってもよい。また、充電予定地点までの距離に限らず、例えば充電予定地点までの到達所要時間が所定時間以下となった場合に加温手段40を動作させるようにしてもよい。
また、この場合も、電動車両20の現在位置が充電予定地点から所定距離以内となり、かつ温度センサ48で検出された車両側コネクタ26周辺の温度が所定温度以下の場合に加温手段40を動作させる。これにより、例えば、充電予定地点をユーザの自宅などほぼ毎日立ち寄る地点とした場合に、ユーザがその都度加温を行う必要があるか否かを判断することなく、凍結が生じる可能性がある低温時にのみ自動的に加温手段を動作させることができ、利便性を向上させることができる。
【0031】
図6は、車両の現在位置により加温手段40を動作させる場合の加温制御手段502の処理を示すフローチャートである。
電動車両20の現在位置が充電予定地点から所定距離以内となった場合(ステップS600:Yes)、加温制御手段502は、温度センサ48の検出温度(車両側コネクタ26周辺の温度)が所定温度以下か否かを判断する(ステップS604)。
車両側コネクタ26周辺の温度が所定温度以下でない場合には(ステップS604:No)、車両側コネクタ26の周辺温度は凍結が生じるほどの低温ではないと判断し、加温は行わず、ステップS600に戻り、以降の処理をくり返す。
また、車両側コネクタ26周辺の温度が所定温度以下の場合(ステップS604:Yes)、加温制御手段502は、電動車両20の車内が暖房中であるか否かを判断する(ステップS606)。
車内が暖房中である場合(ステップS606:Yes)、加温制御手段502は、風向調整用ダンパー4604を移動させ充電口用流路4602の入口を開放させることにより車両側コネクタ26へと加温空気を供給する(ステップS608)。
また、電動車両20の非起動時など車内が暖房中でない場合(ステップS606:No)、加温制御手段502は、空調システム42を起動させるとともに、充電口用流路4602の入口を開放させることにより車両側コネクタ26へと加温空気を供給する(ステップS610)。
加温終了条件が成立するまでは(ステップS612:No)、加温制御手段502はステップS606に戻り、車両側コネクタ26の加温を継続する。
そして、加温終了条件が成立すると(ステップS612:Yes)、加温制御手段502は車両側コネクタ26の加温を終了する(ステップS614)。
【0032】
また、加温制御手段502は、例えばBMU56で算出されたバッテリ58の充電率に基づいて加温手段40の動作の有無を決定してもよい。具体的には、例えば電動車両20の現在位置が充電予定地点から所定距離以内になった際に、バッテリ58の充電率が所定値以上の場合には加温手段40を動作させず、バッテリ58の充電率が所定値未満の場合には加温手段40を動作させる。これは、バッテリ58の充電率が高い場合には、充電予定地点に到達してもユーザが充電を行う可能性が低いためである。このようにすることで、車両側コネクタ26が使用される可能性が低い場合には加温手段を動作させずに、電動車両20の消費電力を低減することができる。
このとき、加温制御手段502は、温度センサ48で検出された車両側コネクタ26周辺の温度が所定温度以下(例えば0度以下など)であるか否かを判断し、所定温度以下の場合にのみ加温手段40を動作させる。このようにすれば、凍結の可能性がある低温下でのみ車両側コネクタ26を加温することができ、電動車両20の電力消費量を抑える上で有利となる。
【0033】
また、加温制御手段502は、例えば車両側コネクタ26周辺の温度に基づいて車両側コネクタ26の加温強度を変更してもよい。具体的には、車両側コネクタ26周辺の温度が低いほど充電口用流路4602の入口の流路面積が大きくなるよう風向調整用ダンパー4604の位置を調整する。これにより、車両側コネクタ26周辺の温度が低いほど車両側コネクタ26の加温強度を強くすることができ、消費電力を抑制しつつ車両側コネクタ26周辺の凍結を確実に防止または解消する上で有利となる。
【0034】
また、本実施の形態では、加温手段40として電動車両20の空調システム42を流用したが、これに限らず、車両側コネクタ26の加温用のヒーターを別途設けるなどして車両側コネクタ26周辺を加温するようにしてもよい。
【0035】
以上説明したように、実施の形態にかかる電動車両20は、車両側コネクタ26周辺を加温する加温手段40を設けたので、冬場などの低温時に充電口22内の車両側コネクタ26が凍結するのを防止または凍結を解消することができ、充電作業を円滑に行う上で有利となる。
また、電動車両20は、車両側コネクタ26周辺の温度が所定温度以下の場合に加温手段40を動作させるので、凍結が生じるような低温時にのみ加温手段を動作させることができ、電動車両20の消費電力を低減する上で有利となる。
また、電動車両20において、加温指示受付手段52に対して加温の指示が入力され、かつ車両側コネクタ26周辺の温度が所定温度以下の場合に加温手段40を動作させるようにすれば、凍結が生じるような低温時にのみ加温手段40を動作させることができ、電動車両20の消費電力を低減する上で有利となる。例えばタイマーを用いて加温を行う場合などは、加温開始時刻に加温が必要な気温であるか否かが不明な場合がある。このような場合に、電動車両20側で加温の要否を判断することができ、利便性を向上することができる。
また、電動車両20において、電動車両20の現在位置が充電予定地点から所定距離以内になり、かつ車両側コネクタ周辺26の温度が所定温度以下の場合に加温手段40を動作させるようにすれば、充電予定地点に到達する前に加温を開始することができ、充電予定地点到達後に円滑に充電作業を開始する上で有利となる。また、凍結が生じるような低温時にのみ加温手段40を動作させるので、電動車両の消費電力を低減する上で有利となる。例えば、充電予定地点をユーザの自宅などほぼ毎日立ち寄る地点とした場合に、ユーザがその都度加温を行う必要があるか否かを判断することなく、凍結が生じる可能性がある低温時にのみ自動的に加温手段40を動作させることができ、利便性を向上させることができる。
また、電動車両20において、バッテリ58の充電率が所定値以下になり、かつ車両側コネクタ26周辺の温度が所定温度以下の場合に加温手段40を動作させるようにすれば、バッテリ58の充電率が高く車両側コネクタ26が使用される可能性が低い場合には加温手段40を動作させずに、電動車両20の消費電力を低減する上で有利となる。
また、電動車両20は、電動車両20内の空気温度を調整する空調システム42で発生させた加温空気を車両側コネクタ26の近傍に設けられた吹き出し口44に導くことにより車両側コネクタ26周辺を加温するので、車両側コネクタ26専用の加温装置(コンプレッサーなど)を設ける必要がなく、車両コストの低減および省スペース化を図る上で有利となる。
また、電動車両20は、加温空気の吹き出し口44が車両側コネクタ26の近傍に設けられているので、車両側コネクタ26を確実に加温し、凍結を防止する上で有利となる。
【符号の説明】
【0036】
20……電動車両、22……充電口、2202……開口部、2204……凹部、2204A……底面、2206……外蓋、26……車両側コネクタ、2602……結合部、2604……内蓋、28……照明装置、30……外部充電器、40……加温手段、42……空調システム、44……吹き出し口、4404……フード、4404A……起立部、4404B……ガイド部、46……送風機構、4602……充電口用流路、4604……風向調整用ダンパー、48……温度センサ、52……加温指示受付手段、52A……加温指示ボタン、52B……通信部、53……情報機器、54……ナビゲーション装置、58……バッテリ、50……ECU、502……加温制御手段。
図1
図2
図3
図4
図5
図6