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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-213091(P2017-213091A)
(43)【公開日】2017年12月7日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20171110BHJP
【FI】
   A63F7/02 320
   A63F7/02 304D
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-107738(P2016-107738)
(22)【出願日】2016年5月30日
(71)【出願人】
【識別番号】599104196
【氏名又は名称】株式会社サンセイアールアンドディ
(74)【代理人】
【識別番号】100112472
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 弘
(74)【代理人】
【識別番号】100188226
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 俊達
(74)【代理人】
【識別番号】100202223
【弁理士】
【氏名又は名称】軸見 可奈子
(72)【発明者】
【氏名】井上 雄貴
(72)【発明者】
【氏名】伊東 秀城
(72)【発明者】
【氏名】荒井 孝太
【テーマコード(参考)】
2C088
2C333
【Fターム(参考)】
2C088EB78
2C333AA11
2C333CA26
2C333CA49
2C333CA53
2C333CA61
2C333FA05
2C333FA09
2C333FA19
2C333GA01
(57)【要約】
【課題】可動演出部材を用いた演出と操作画像を表示させる演出とを同時に実行することが可能な遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の遊技機10は、遊技に関する演出が行われる表示画面30Gと、演出位置に配置されたときに表示画面30Gに前側から重なる可動演出部材100と、を有する。表示画面30Gで行われる演出には、その演出の途中で遊技者に操作ボタン29の操作を促す操作画像33が表示される操作演出が含まれている。可動演出部材100は、前方視環状をなす環状フレーム102を有し、演出位置に配置されたときに、その環状フレーム102の内側部分を通して表示画面30Gの一部を視認可能とする。遊技機10では、可動演出部材100が演出位置に配置された状態で操作演出が行われるとき、表示画面30Gのうち環状フレーム102の内側に重ねられる部分に操作画像33が表示される。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
遊技に関する演出を前記表示部にて行う表示演出手段と、
所定の役物演出条件が成立したときに、前記表示部に前側から重なる演出位置に配置される可動演出部材と、を有し、
前記表示演出手段が行う演出には、その演出の途中で遊技者に操作部の操作を促す操作画像が表示される操作演出が含まれる遊技機において、
前記可動演出部材は、前方視環状をなす環状フレームを有すると共に、前記演出位置に配置されたときに、その環状フレームの内側部分を通して前記表示部の一部を視認可能とし、
前記表示演出手段は、前記可動演出部材が前記演出位置に配置された状態で前記操作演出を行う際、前記表示部のうち前記環状フレームの内側に重ねられる部分に前記操作画像を表示させる遊技機。
【請求項2】
前記環状フレームには、第1環状フレームと第2環状フレームとが設けられると共に、前記第1環状フレームの内側部分の形状が前記操作部の外形と略同じ形状に形成され、
前記操作画像には、前記表示部のうち前記第1環状フレームの内側に重ねられる部分に表示される前記操作部の画像と、前記表示部のうち前記第2環状フレームの内側に重ねられる部分に表示されて前記操作部の操作を促すメッセージと、が含まれる請求項1に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の役物演出条件が成立したときに、表示部に前側から重なる演出位置に配置される可動演出部材を備えた遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の遊技機として、表示部にて行われる演出の途中で、遊技者に操作ボタンの操作を促す操作画像が表示されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015−154963号公報(段落[0110]、[0111]及び図25
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の遊技機では、可動演出部材を用いた演出と、操作画像を表示させる演出とを同時に実行しようとしても、演出位置に配置された可動演出部材によって操作画像が隠れてしまうため、両演出を同時に実行することが困難であるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、可動演出部材を用いた演出と操作画像を表示させる演出とを同時に実行することが可能な遊技機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、表示部と、遊技に関する演出を前記表示部にて行う表示演出手段と、所定の役物演出条件が成立したときに、前記表示部に前側から重なる演出位置に配置される可動演出部材と、を有し、前記表示演出手段が行う演出には、その演出の途中で遊技者に操作部の操作を促す操作画像が表示される操作演出が含まれる遊技機において、前記可動演出部材は、前方視環状をなす環状フレームを有すると共に、前記演出位置に配置されたときに、その環状フレームの内側部分を通して前記表示部の一部を視認可能とし、前記表示演出手段は、前記可動演出部材が前記演出位置に配置された状態で前記操作演出を行う際、前記表示部のうち前記環状フレームの内側に重ねられる部分に前記操作画像を表示させる遊技機である。
【0007】
請求項2の発明は、前記環状フレームには、第1環状フレームと第2環状フレームとが設けられると共に、前記第1環状フレームの内側部分の形状が前記操作部の外形と略同じ形状に形成され、前記操作画像には、前記表示部のうち前記第1環状フレームの内側に重ねられる部分に表示される前記操作部の画像と、前記表示部のうち前記第2環状フレームの内側に重ねられる部分に表示されて前記操作部の操作を促すメッセージと、が含まれる請求項1に記載の遊技機である。
【発明の効果】
【0008】
[請求項1の発明]
請求項1の発明では、可動演出部材は、前方視環状をなす環状フレームを有していて、可動演出部材が演出位置に配置された状態で操作演出が行われる際には、表示部のうち環状フレームの内側に重ねられる部分に、操作画像が表示される。このように、本発明によれば、可動演出部材が演出位置に配置された状態であっても、環状フレームの内側部分を通して操作画像を遊技者に視認させることが可能となり、可動演出部材を用いた演出と操作演出とを同時に実行することが可能なる。
【0009】
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、第1環状フレームの内側を通して操作部の画像が視認可能となり、第2環状フレームの内側を通して操作部の操作を促すメッセージが視認可能となる。また、第1環状フレームは、操作部の外形と略同じ形状に形成されているので、第1環状フレームによって操作部の画像を縁取るように装飾することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態1に係る遊技機の正面図
図2】遊技盤の正面図
図3】可動演出部が演出位置に配置された状態でシャッター部が開状態になったときの遊技盤の正面図
図4】表示画面における操作演出の流れを示す図
図5】複合演出の流れを示す図
図6】複合演出の流れを示す図
図7】遊技機10の電気的構成を示すブロック図
図8】変形例に係る操作画像が表示された表示画面の正面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
[実施形態1]
図1に示すように、本実施形態の遊技機10は、前面枠10Zを前面に備え、その前面枠10Zに形成されたガラス窓10Wを通して、遊技盤11(図2参照)の前面に形成された遊技領域R1が視認可能になっている。
【0012】
図1に示すように、前面枠10Zのうちガラス窓10Wより下方には、上皿26と下皿27が上下2段にして設けられ、下皿27の右側には、発射ハンドル28が備えられている。そして、発射ハンドル28が回動操作されると、上皿26に収容された遊技球が遊技領域R1に向けて弾き出される。
【0013】
下皿27の左側には、遊技機10において遊技に関する演出が行われる際に用いられる演出用の操作ボタン29が備えられている。実施形態1では、操作ボタン29は、前方視円形状に形成されている。
【0014】
図2に示すように、遊技盤11のうち遊技領域R1の中央には、表示開口11Hが貫通形成され、その表示開口11Hに遊技盤11の裏面側から、表示画面30Gを前面に備えた表示装置30が対向している。詳細には、遊技盤11の表示開口11Hには、前側から表示装飾枠23が嵌め込まれている。表示装飾枠23は、表示開口11Hの内側に張り出すと共に、遊技盤11の前面から突出している。そして、この表示装飾枠23によって、遊技領域R1を流下する遊技球が表示装飾枠23の内側へ進入することが規制されている。
【0015】
遊技領域R1のうち表示開口11Hの下方には、第1の始動入賞口14Aが設けられている。第1の始動入賞口14Aは、所謂、ポケット構造になっていて、遊技球が1つずつ入球可能な大きさで上方に開口している。
【0016】
遊技領域R1のうち表示開口11Hの右下に位置する部分には、始動ゲート18と第2の始動入賞口14Bとが上下に並べて設けられている。始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなしている。始動ゲート18を遊技球が通過すると、普通図柄当否判定が行われる。普通図柄当否判定の結果は、普通図柄表示装置(図示せず)によって表示される。第2の始動入賞口14Bは、遊技球が1つずつ入球可能な大きさで上方に開口し、可動部材14Cによって開閉される。可動部材14Cは、通常は、第2の始動入賞口14Bを閉塞し、普通図柄当否判定の結果が当りとなったときに、第2の始動入賞口14Bを開放する。
【0017】
遊技領域R1のうち第1の始動入賞口14Aと第2の始動入賞口14Bとに左右方向で挟まれた部分に、大入賞口15が設けられている。大入賞口15は、横長矩形状をなし、通常は、可動扉15Tにて閉塞されている。大入賞口15は、上述した第1と第2の始動入賞口14A,14Bへの遊技球の入球に起因して行われる特別図柄当否判定の結果が当りとなったときに、開放される。具体的には、特別図柄当否判定で当りになると、遊技状態が通常の遊技状態から大当り遊技状態へと移行し、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒される。すると、可動扉15Tを案内にして大入賞口15に多くの遊技球が入球可能となる。
【0018】
遊技領域R1には、上述した第1と第2の始動入賞口14A,14B及び大入賞口15の他に、複数の一般入賞口20が設けられている。また、遊技領域R1の下端部には、始動入賞口14A,14B、大入賞口15及び一般入賞口20の何れの入賞口にも入球しなかった遊技球を遊技領域R1の外側に排出するためのアウト口16が設けられている。なお、遊技領域R1には、遊技球の流下方向をランダムに変更するための障害釘17が多数植設されている。
【0019】
実施形態1の遊技機10では、表示装置30の表示画面30Gにて、遊技に関する種々の表示演出が行われる。表示演出には、特別図柄当否判定の結果に関する図柄変動演出と、図柄変動演出に付随して行われる特別演出と、がある。
【0020】
図柄変動演出は、表示画面30Gにおいて横並びに表示される3つの特別図柄31A,31B,31C(図2参照)を用いて行われる。特別図柄31A,31B,31Cは、例えば、「0」〜「9」の数字を表記した複数種類のもので構成され、通常は、それぞれ所定の種類のものが停止表示されている。第1と第2の始動入賞口14A,14Bの何れかの始動入賞口に遊技球が入球すると、特別図柄31A,31B,31Cは、変動表示(例えば、上下方向にスクロール表示)され、所定の時間経過後に停止表示される。そして、特別図柄当否判定の結果が当りの場合には、3つの特別図柄31A,31B,31Cは、全て同じ図柄(ゾロ目)で停止表示される。これに対し、特別図柄当否判定の結果が外れの場合には、3つの特別図柄31A,31B,31Cは、ゾロ目以外の組み合わせで停止表示される。
【0021】
特別演出の1つは、特別図柄31A〜31Cのうち1番目と2番目に停止する特別図柄が同じとなる、所謂、リーチ状態になってから、3番目の特別図柄が停止表示されるまでの間に行われるリーチ演出がある。リーチ演出の例としては、遊技に関するキャラクターを用いたストーリー演出やバトル演出等が挙げられる。また、特別演出には、リーチ演出が行われる前に、これから実行するリーチ演出を複数種類のリーチ演出から遊技者に選択させるルーレット演出も含まれる。
【0022】
実施形態1の遊技機10では、リーチ演出やルーレット演出の実行に際して、遊技者に操作ボタン29(図1参照)の操作を促す操作画像33(図4(B)参照)を表示画面30Gにて表示する操作演出が実行されることがある。以下では、ルーレット演出で行われる操作演出を例に挙げて、操作演出について説明する。
【0023】
図4には、表示画面30Gで行われるルーレット演出の流れが示されている。まず、ルーレット演出では、図4(A)に示すように、特別図柄31A〜31Cが表示画面30Gの隅部に縮小表示され、表示画面30Gの中央部に、中央表示窓32が表示される。中央表示窓32には、複数種類のリーチ演出のそれぞれに対応するアイコンが順番に変動表示(例えば、スクロール表示)される。リーチ演出に対応するアイコンの変動表示の開始から所定の時間が経過すると、図4(B)に示すように、操作画像33が表示される。操作画像33は、操作ボタン29を表すボタンアイコン33Aと、操作ボタン29の操作を遊技者に促すメッセージ33B(図4(B)の例では、「押せ!」という文字)と、からなる。ボタンアイコン33Aは、中央表示窓32内に表示され、メッセージ33Bは、中央表示窓32の近傍(図4(B)の例では、中央表示窓32の下方)に表示がされる。遊技者により操作ボタン29が操作されると、図4(C)に示すように、中央表示窓32には、一のリーチ演出に対応するアイコンが停止表示され、ルーレット演出が終了する。そして、停止表示されたアイコンに対応するリーチ演出がルーレット演出後に実行される。
【0024】
以上が、ルーレット演出における操作演出の説明である。なお、メッセージ33Bが表示されてから所定時間が経過するまでの間に操作ボタン29が操作されなかった場合には、一のリーチ演出に対応するアイコンが自動的に停止表示される。また、ルーレット演出後に実行されるリーチ演出は、操作ボタン29の操作タイミングによって決定されてもよいし、予め行われた抽選によって決定されてもよい。
【0025】
実施形態1の遊技機10では、表示画面30Gで行われる表示演出のほかに、可動演出部材100(図2参照)を用いた役物演出が行われる。可動演出部材100は、前後方向で遊技盤11と表示装置30との間に配置されている。
【0026】
可動演出部材100は、本体部101と、本体部101より前側に配置されるシャッター部120と、を備えている。本体部101は、上下方向に移動して、待機位置(図2参照)と、演出位置(図3参照)と、に配置される。待機位置に配置された本体部101は、表示画面30Gの上辺部に前側から重ねられる。演出位置に配置された本体部101は、表示画面30Gの中央部に前側から重ねられる。
【0027】
シャッター部120は、1対のシャッター121,121を上下2段に並べて備え、本体部101に連動して上下方向に移動する。1対のシャッター121,121は、上下方向で互いに接離するように構成され、1対のシャッター121,121同士が当接したときにシャッター部120は閉状態となり(図2参照)、1対のシャッター121,121が離間したときにシャッター部120は開状態となる(図3参照)。そして、本体部101が演出位置に配置された状態でシャッター部120が開状態になると、本体部101の全体が遊技者に視認可能となる。なお、可動演出部材100は、シャッター部120を備えない構成であってもよい。
【0028】
ところで、上述したように、演出位置の本体部101は、表示画面30Gの中央部に前側から重ねられるため、可動演出部材100(本体部101)が演出位置に配置された状態で表示画面30Gに表示される画像を遊技者に視認させることは困難である。その結果、役物演出の実行中に、操作画像33(図4(B)参照)を表示画面30Gに表示する操作演出を実行することが事実上困難であるという問題が想定される。
【0029】
上記した問題を解決すべく、実施形態1では、本体部101に、前方視環状をなす環状フレーム102が備えられていて、その環状フレーム102の内側部分を通して表示画面30Gに表示される画像を視認可能とする。
【0030】
具体的には、本体部101は、環状フレーム102を横方向に対をなして備えている。実施形態1の例では、1対の環状フレーム102,102は、隣接して配置されているが、遠く離れて配置されていてもよい。
【0031】
1対の環状フレーム102,102のうち少なくとも一方の環状フレーム102は、操作ボタン29の外形と同じ形状、即ち、円環状に形成されている。なお、実施形態1の例では、1対の環状フレーム102,102のそれぞれが円環状に形成されている。
【0032】
図5図6には、実施形態1の遊技機10において、役物演出と操作演出とが同時に実行される複合演出の流れが示されている。複合演出が開始されると、図5(A)から図5(B)への変化に示すように、可動演出部材100(本体部101)が待機位置から演出位置へ移動する。このとき、シャッター部120は、閉状態のままである。なお、複合演出の実行中、特別図柄31A〜31Cは、表示画面30Gの隅部に縮小表示される。
【0033】
次いで、図5(B)から図5(C)への変化に示すように、1対のシャッター121,121が上下方向に離間して、シャッター部120が閉状態から開状態となる。このとき、本体部101における各環状フレーム102の内側には、複合演出の後に実行される可能性がある複数種類のリーチ演出に対応した複数種類のアイコンが変動表示(具体的には、上下方向のスクロール表示)される。実施形態1の例では、複合演出の後に実行されるリーチ演出として、犬を題材にした犬演出と、猫を題材にした猫演出と、の2種類が用意されていて、それらのリーチ演出に対応する犬のアイコンと猫のアイコン(図6(C)及び図6(D)参照)とが変動表示される。
【0034】
リーチ演出に対応したアイコンの変動表示が開始されてから、所定の時間が経過すると、操作ボタン29の操作を促す操作画像33を表示画面30Gに表示する操作演出が行われる。具体的には、図6(A)に示すように、1対の環状フレーム102,102のうち一方の環状フレーム102の内側に、操作ボタン29(図1参照)を模したボタンアイコン33Aが表示され、他方の環状フレーム102の内側に、「押せ!」という文字からなるメッセージ33Bが表示される。ここで、環状フレーム102は、操作ボタン29の外形と同じ円形状に形成されているので、ボタンアイコン33Aは、環状フレーム102によって縁取られるように装飾される。
【0035】
操作画像33の表示中に操作ボタン29が操作されるか、又は、操作画像33が表示されてから所定時間が経過すると、図6(A)から図6(B)への変化に示すように、1対のシャッター121,121が上下方向で互いに接近して、シャッター部120が閉状態になる。図6(B)に示す状態で所定時間が経過すると、再び、シャッター部120が開状態になり、1対の環状フレーム102,102のそれぞれの内側に、複合演出の後に実行されるリーチ演出に対応したアイコン(犬のアイコンと猫のアイコンの何れか一方)が停止表示される(図6(C)及び図6(D)参照)。
【0036】
実施形態1の複合演出では、リーチ演出に対応するアイコンの変動表示〜停止表示の流れ(図5(B)〜図6(D)の流れを参照)が複数回繰り返される。そして、環状フレーム102内に停止表示された回数が多いアイコンに対応するリーチ演出が、複合演出の後に実行される。複合演出に関する説明は、以上である。
【0037】
図7には、本実施形態の遊技機10の電気的な構成が示されている。同図に示すように、符号50は、主制御基板50であって、CPU51AとRAM51B及びROM51C、複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータとサブ制御基板52を結ぶ入出力回路と、大入賞口15等が接続された中継回路及び払出制御基板等を結ぶ入出力回路とを備え、遊技に関わる主制御を行う。CPU51Aは、当否判定部、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、特別図柄当りや普通図柄当りに関する乱数等も生成し、制御信号をサブ制御基板52等へ出力(送信)可能に構成されている。RAM51Bは、特別図柄用保留球数及び普通図柄用保留球数の記憶領域、CPU51Aで生成される各種乱数値用の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、CPU51Aの作業領域を備える。ROM51Cには、主制御基板メインプログラムや制御データ、変動表示に関する図柄変動データ等が書き込まれている他、特別図柄当り及び普通図柄当りの判定値等が書き込まれている。
【0038】
サブ制御基板52は、主制御基板50と同様に、CPU52AとRAM52B、ROM52C、複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータと主制御基板50を結ぶ入出力回路と、表示制御基板70及びランプ制御基板等を結ぶ入出力回路を備えている。CPU52Aは、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、制御信号を表示制御基板70、ランプ制御基板、音声制御基板等、及び、可動演出部材100の駆動源100Kへ出力(受信)可能に構成されている共に、操作ボタン29からの信号を受信可能に構成されている。RAM52Bは、各種データの記憶領域とCPU52Aによる作業領域を有している。ROM52Cには、サブ制御基板メインプログラム、特別図柄31A〜31C(図2参照)の変動パターンテーブル等が記憶されている。
【0039】
表示制御基板70は、サブ制御基板52からの制御信号に基づきCPUがROMから所定の表示制御データを読み出し、RAMの記憶領域で制御用データを生成してVDP(図示せず)に出力する。VDPは、CPUからの指令に基づいてROMから必要なデータを読み出し、表示画面30Gで表示する表示(特別図柄31〜31C、背景画像、ボタンアイコン33A、メッセージ33B等)のマップデータを作成し、VRAMに格納する。VRAMに格納記憶された画像データは、入出力回路に備えるD/A変換回路にてRGB信号に変換されて表示画面30Gに出力される。
【0040】
実施形態1に係る遊技機10の構成に関する説明は以上である。実施形態1では、表示装置30と表示画面30Gとが請求項1に記載の「表示演出手段」と「表示部」に相当し、操作ハンドル29が請求項1に記載の「操作部」に相当する。また、図6(A)において、右側の環状フレーム102が請求項2に記載の「第1環状フレーム」に相当し、左側の環状フレーム102が請求項2に記載の「第2環状フレーム」に相当する。
【0041】
実施形態1の遊技機10によれば、以下の作用効果を奏する。実施形態1の遊技機10では、可動演出部材100は、前方視環状をなす環状フレーム102を有していて、本体部材100(本体部101)が演出位置に配置された状態で操作演出が行われる際には、表示画面30Gのうち環状フレーム102の内側に重ねられる部分に、操作画像33が表示される。このように、実施形態1の遊技機10によれば、可動演出部材100(本体部101)が演出位置に配置された状態であっても、環状フレームの内側部分を通して操作画像33を遊技者に視認させることが可能となり、可動演出部材100を用いた演出と操作演出とを同時に実行することが可能なる。
【0042】
また、実施形態1の遊技機10では、環状フレーム102を1対備え、一方の環状フレーム102の内側を通してボタンアイコン33Aが視認可能となり、他方の環状フレーム102の内側を通して操作ハンドル29の操作を促すメッセージ33Aが視認可能となる。しかも、一方の環状フレーム102は、操作ハンドル29の外形と略同じ形状に形成されているので、環状フレーム102によってボタンアイコン33Aを縁取るように装飾することが可能となる。
【0043】
[変形例]
上記実施形態1において、環状フレーム102は、1つだけ備えられていてもよいし、3つ以上備えられていてもよい。
【0044】
上記実施形態1において、1対の環状フレーム102,102は、上下方向に並んでいてもよいし、前方から見たときに斜め方向に並んでいてもよい。
【0045】
上記実施形態1において、操作ボタン29の代わりに、操作レバー、操作ダイヤル等が用いられてもよい。
【0046】
上記実施形態1では、1対の環状フレーム102,102のうち少なくとも一方が、操作ボタン29の外形と同じ形状となっていたが、1対の環状フレーム102,102の両方が、操作ボタン29の外形と異なる形状となっていてもよい。
【0047】
上記実施形態1において、1つの環状フレーム102の内側に、ボタンアイコン33Aとメッセージ33Bとの両方が表示されてもよい。この場合、ボタンアイコン33Aとメッセージ33Bとが同時に表示されてもよいし、交互に表示されてもよい。この構成では、環状フレーム102が少なくとも1つ備えられていればよい。
【0048】
上記実施形態1において、操作画像33が、メッセージ33Bを含んでいなくてもよい。この場合、操作画像33として、ボタンアイコン33Aのみが表示されてもよいし、例えば、図8に示すように、1つの環状フレーム102の内側に、操作ボタンを表すボタンアイコン33Aと手を表す手アイコン33Cとが共に表示されてもよい。前者の場合、例えば、ボタンアイコン33Aを点滅させて操作ボタン29の操作が促されてもよい。これらの構成では、環状フレーム102が、少なくとも1つ備えられていればよい。
【0049】
上記実施形態1において、ボタンアイコン33Aが表示画面30Gに表示される際に、スピーカから音声を発して遊技者に操作ボタン29の操作が促されてもよい。この場合、表示画面30Gに、メッセージ33Bや上述の手アイコン33Cが表示されてもよいし、それらが表示されずに操作画像33としてボタンアイコン33Aのみが表示されてもよい。
【符号の説明】
【0050】
10 遊技機
11 遊技盤
29 操作ボタン
30 表示装置
30G 表示画面
33 操作画像
33A ボタンアイコン
33B メッセージ
100 可動演出部材
102 環状フレーム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2017年7月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
遊技に関する演出を前記表示部にて行う表示演出手段と、
所定の役物演出条件が成立したときに、前記表示部に前側から重なる演出位置に配置される可動演出部材と、を有し、
前記表示演出手段が行う演出には、その演出の途中で遊技者に操作部の操作を促す操作画像が表示される操作演出が含まれる遊技機において、
前記可動演出部材は、前方視環状をなす環状フレームを有すると共に、前記演出位置に配置されたときに、その環状フレームの内側部分を通して前記表示部の一部を視認可能とし、
前記表示演出手段は、前記可動演出部材が前記演出位置に配置された状態で前記操作演出を行う際、前記表示部のうち前記環状フレームの内側に重ねられる部分に前記操作画像を表示させ
前記環状フレームには、内側部分の形状が前記操作部の外形と略同じ形状に形成される第1環状フレームが設けられ、
前記操作画像には、前記表示部のうち前記第1環状フレームの内側に重ねられる部分に表示される前記操作部の画像が含まれる遊技機。
【請求項2】
表示部と、
遊技に関する演出を前記表示部にて行う表示演出手段と、
所定の役物演出条件が成立したときに、前記表示部に前側から重なる演出位置に配置される可動演出部材と、を有し、
前記表示演出手段が行う演出には、その演出の途中で遊技者に操作部の操作を促す操作画像が表示される操作演出が含まれる遊技機において、
前記可動演出部材は、前方視環状をなす環状フレームを有すると共に、前記演出位置に配置されたときに、その環状フレームの内側部分を通して前記表示部の一部を視認可能とし、
前記表示演出手段は、前記可動演出部材が前記演出位置に配置された状態で前記操作演出を行う際、前記表示部のうち前記環状フレームの内側に重ねられる部分に前記操作画像を表示させ、
前記環状フレームには、第1環状フレームと第2環状フレームとが設けられると共に
前記操作画像には、前記表示部のうち前記第1環状フレームの内側に重ねられる部分に表示される前記操作部の画像と、前記表示部のうち前記第2環状フレームの内側に重ねられる部分に表示されて前記操作部の操作を促すメッセージと、が含まれる遊技機。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、表示部と、遊技に関する演出を前記表示部にて行う表示演出手段と、所定の役物演出条件が成立したときに、前記表示部に前側から重なる演出位置に配置される可動演出部材と、を有し、前記表示演出手段が行う演出には、その演出の途中で遊技者に操作部の操作を促す操作画像が表示される操作演出が含まれる遊技機において、前記可動演出部材は、前方視環状をなす環状フレームを有すると共に、前記演出位置に配置されたときに、その環状フレームの内側部分を通して前記表示部の一部を視認可能とし、前記表示演出手段は、前記可動演出部材が前記演出位置に配置された状態で前記操作演出を行う際、前記表示部のうち前記環状フレームの内側に重ねられる部分に前記操作画像を表示させ、前記環状フレームには、内側部分の形状が前記操作部の外形と略同じ形状に形成される第1環状フレームが設けられ、前記操作画像には、前記表示部のうち前記第1環状フレームの内側に重ねられる部分に表示される前記操作部の画像が含まれる遊技機である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
請求項2の発明は、表示部と、遊技に関する演出を前記表示部にて行う表示演出手段と、所定の役物演出条件が成立したときに、前記表示部に前側から重なる演出位置に配置される可動演出部材と、を有し、前記表示演出手段が行う演出には、その演出の途中で遊技者に操作部の操作を促す操作画像が表示される操作演出が含まれる遊技機において、前記可動演出部材は、前方視環状をなす環状フレームを有すると共に、前記演出位置に配置されたときに、その環状フレームの内側部分を通して前記表示部の一部を視認可能とし、前記表示演出手段は、前記可動演出部材が前記演出位置に配置された状態で前記操作演出を行う際、前記表示部のうち前記環状フレームの内側に重ねられる部分に前記操作画像を表示させ、前記環状フレームには、第1環状フレームと第2環状フレームとが設けられると共に前記操作画像には、前記表示部のうち前記第1環状フレームの内側に重ねられる部分に表示される前記操作部の画像と、前記表示部のうち前記第2環状フレームの内側に重ねられる部分に表示されて前記操作部の操作を促すメッセージと、が含まれる遊技機である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
[請求項1,2の発明]
請求項1,2の発明では、可動演出部材は、前方視環状をなす環状フレームを有していて、可動演出部材が演出位置に配置された状態で操作演出が行われる際には、表示部のうち環状フレームの内側に重ねられる部分に、操作画像が表示される。このように、本発明によれば、可動演出部材が演出位置に配置された状態であっても、環状フレームの内側部分を通して操作画像を遊技者に視認させることが可能となり、可動演出部材を用いた演出と操作演出とを同時に実行することが可能なる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
求項2の発明によれば、第1環状フレームの内側を通して操作部の画像が視認可能となり、第2環状フレームの内側を通して操作部の操作を促すメッセージが視認可能となる。また、請求項1の発明では、第1環状フレームは、操作部の外形と略同じ形状に形成されているので、第1環状フレームによって操作部の画像を縁取るように装飾することが可能となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
上記実施形態1において、ボタンアイコン33Aが表示画面30Gに表示される際に、スピーカから音声を発して遊技者に操作ボタン29の操作が促されてもよい。この場合、表示画面30Gに、メッセージ33Bや上述の手アイコン33Cが表示されてもよいし、それらが表示されずに操作画像33としてボタンアイコン33Aのみが表示されてもよい。
[上記実施形態及び上記他の実施形態の構成のまとめ]
上記実施形態及び上記他の実施形態には、以下の[1]、[2]の構成が含まれている。
[1]
表示部と、
遊技に関する演出を前記表示部にて行う表示演出手段と、
所定の役物演出条件が成立したときに、前記表示部に前側から重なる演出位置に配置される可動演出部材と、を有し、
前記表示演出手段が行う演出には、その演出の途中で遊技者に操作部の操作を促す操作画像が表示される操作演出が含まれる遊技機において、
前記可動演出部材は、前方視環状をなす環状フレームを有すると共に、前記演出位置に配置されたときに、その環状フレームの内側部分を通して前記表示部の一部を視認可能とし、
前記表示演出手段は、前記可動演出部材が前記演出位置に配置された状態で前記操作演出を行う際、前記表示部のうち前記環状フレームの内側に重ねられる部分に前記操作画像を表示させる遊技機。
[2]
前記環状フレームには、第1環状フレームと第2環状フレームとが設けられると共に、前記第1環状フレームの内側部分の形状が前記操作部の外形と略同じ形状に形成され、
前記操作画像には、前記表示部のうち前記第1環状フレームの内側に重ねられる部分に表示される前記操作部の画像と、前記表示部のうち前記第2環状フレームの内側に重ねられる部分に表示されて前記操作部の操作を促すメッセージと、が含まれる請求項1に記載の遊技機。
[1]の構成では、可動演出部材は、前方視環状をなす環状フレームを有していて、可動演出部材が演出位置に配置された状態で操作演出が行われる際には、表示部のうち環状フレームの内側に重ねられる部分に、操作画像が表示される。このように、本発明によれば、可動演出部材が演出位置に配置された状態であっても、環状フレームの内側部分を通して操作画像を遊技者に視認させることが可能となり、可動演出部材を用いた演出と操作演出とを同時に実行することが可能となる。
[2]の構成によれば、第1環状フレームの内側を通して操作部の画像が視認可能となり、第2環状フレームの内側を通して操作部の操作を促すメッセージが視認可能となる。また、第1環状フレームは、操作部の外形と略同じ形状に形成されているので、第1環状フレームによって操作部の画像を縁取るように装飾することが可能となる。