特開2017-213926IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、耐偏摩耗性と泥濘路面での走行性能とを向上し、これら性能をバランスよく両立することを可能にした空気入りタイヤ

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】耐偏摩耗性と泥濘路面での走行性能とを向上し、これら性能をバランスよく両立する空気入りタイヤの提供。
【解決手段】ショルダー領域に複数本の第一ラグ溝11と第一ラグ溝よりも短い複数本の第二ラグ溝12とをタイヤ周方向に沿って交互に設け、第一ラグ溝の先端部と第二ラグ溝とを連結する第一連結溝21と第二ラグ溝の先端部と第一ラグ溝とを連結する第二連結溝22を設け、第一連結溝の角度θ1を第二連結溝の角度θ2よりも大きくし、第一ラグ溝、第二ラグ溝、および第一連結溝により区画された第一ショルダーブロック31のタイヤ幅方向内側端部を第一ラグ溝、第二ラグ溝および第二連結溝により区画された第二ショルダーブロック32のタイヤ幅方向内側端部よりもタイヤ赤道CL側に配置し、第一および第二ショルダーブロックのそれぞれに各ブロックを横断する横断溝31a,32aを設ける空気入りタイヤ。
【選択図】図2

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の目的は、耐偏摩耗性と泥濘路面での走行性能とを向上し、これら性能をバランスよく両立することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備えた空気入りタイヤにおいて、前記トレッド部のショルダー領域にてタイヤ幅方向に延びる複数本の第一ラグ溝と該第一ラグ溝よりも短い複数本の第二ラグ溝とを有し、これら第一ラグ溝お・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明では、上述のように、第一ラグ溝、第二ラグ溝、第一連結溝、第二連結溝が設けられて、これらによって第一ショルダーブロックおよび第二ショルダーブロックが区画されているため、泥等を良好に噛み込んで優れたトラクション性能を得ながら、溝内の泥等を効率良く排出する排泥性能も高めることができ、マッド性能を向上することができる。特に、のように第一連結溝のタイヤ周方向に対する角度が第二連結溝のタイヤ周方向に対する角度よりも大きくなっているため、第一ラグ溝よりも短いためにトラクション性能が相対的に低い第二ラグ溝のトラクション性能を第一連結溝によって補うことができ、第二ラグ溝よりも長いことで相対的に排泥性能が低い第一ラグ溝の排泥性能を第二連結溝によって補うことができ、マッド性能を効果的に高めることができる。その一方で、第一ショルダーブロックおよび第二ショルダーブロックのそれぞれに横断溝が設けられているので、第一ショルダーブロックおよび第二ショルダーブロックが適度に区分されてこれらブロック間の剛性差を抑えることができ、耐偏摩耗性を高めることができる。 本発明では、横断溝が第一ショルダーブロックおよび第二ショルダーブロックにおいて各ブロックのタイヤ幅方向外側のエッジからの距離が同一になる位置に配置されていることが好ましい。このように横断溝を配置することで、第一ショルダーブロックおよび第二ショルダーブロックの横断溝によって区画されたタイヤ幅方向外側の部分の剛性を略均等にすることができ、耐偏摩耗性を高めるには有利になる。 このとき、第一ショルダーブロックが接地端位置に抉れ部を有し、第一ショルダーブロックのタイヤ幅方向外側のエッジが接地端位置よりもタイヤ幅方向内側に位置していることが好ましい。これにより、第一ショルダーブロックおよび第二ショルダーブロックにおける横断溝の位置を各ブロックのタイヤ幅方向外側のエッジからの距離が同一にするにあたって、タイヤ周方向に隣り合うブロックに形成された横断溝どうしをずらすことができ、ブロック剛性のバランスを良好にして耐偏摩耗性を高めるには有利になる。 本発明では、第一ラグ溝および前記第二ラグ溝の接地端位置におけるタイヤ周方向に対する角度が鋭角側でそれぞれ60〜90°であることが好ましい。このように各ラグ溝の角度を設定することで、ショルダー領域におけるトラクション性能を向上することができ、マッド性能を高めるには有利になる。 本発明では、タイヤ赤道の両側に位置する第一連結溝どうしを連結する複数本の第三連結溝とタイヤ赤道の両側に位置する第二連結溝どうしを連結する複数本の第四連結溝とを有し、第一連結溝、第二連結溝、第三連結溝、および第四連結溝によりタイヤ赤道上に複数のセンターブロックが区画されていることが好ましい。これにより、センター領域において第三連結溝および第四連結溝によるトラクション性能が確保でき、マッド性能を高めるには有利になる。 このとき、第三連結溝のタイヤ周方向に対する角度が第四連結溝のタイヤ周方向に対する角度よりも小さいことが好ましい。これにより、トラクション性能に優れた第一連結溝に連結する第三連結溝については排泥性能を向上し、排泥性能に優れた第二連結溝に連結する大音連結溝についてはトラクション性能を向上することができるので、これら第一〜第四連結溝の組み合わせによりマッド性能を高度に発揮することが可能になる。 本発明では、センターブロックが第二連結溝に沿って延びるセンターサイプを備えることが好ましい。これにより、溝長さが短い第二ラグ溝の延長線上に位置するため剛性が高くなりやすいセンターブロックの部分の剛性を抑制し、第二ラグ溝および第二連結溝近傍のブロック剛性差を抑えて、耐偏摩耗性を高めることができる。また、サイプによるエッジ効果が見込めるためトラクション性能についても向上することができる。 このとき、第一ショルダーブロックが第二ラグ溝に沿って延びる第一ショルダーサイプを備え、第二ショルダーブロックが第二ラグ溝に沿って延びる第二ショルダーサイプを備え、センターサイプ、第一ショルダーサイプ、および第二ショルダーサイプが一連のサイプとして第二ラグ溝を囲むように配置されていることが好ましい。これにより、第一ショルダーブロック、第二ショルダーブロック、およびセンターブロックの特に第二ラグ溝周縁部の剛性バランスを良好にすることができ、耐偏摩耗性を高めるには有利になる。また、サイプによるエッジ効果が見込めるためトラクション性能を高めるにも有利である。 本発明において、接地端とは、タイヤを正規リムにリム組みして正規内圧を充填した状態で平面上に垂直に置いて正規荷重を加えたときのタイヤ軸方向の端部である。タイヤ幅方向両側の接地端の間の領域を「接地領域」という。「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えば、JATMAであれば標準リム、TRAであれば“Design Rim”、或いはETRTOであれば“Measuring Rim”とする。「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表“TIRE ROAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“INFLATION PRESSURE”であるが、タイヤが乗用車である場合には180kPaとする。「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表“TIRE ROAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“LOAD CAPACITY”であるが、タイヤが乗用車用である場合には前記荷重の88%に相当する荷重とする。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの子午線断面図である。

【図2】本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッド面を示す正面図である。

【図3】図2の第一および第二ショルダーブロックを示す要部拡大図である。

【図4】横断溝の配置について示す説明図である。

【図5】図2のセンターブロックを示す要部拡大図である。

選択図 図2出願人が指定した本件の代表的な図

1 トレッド部   2 サイドウォール部   3 ビード部   4 カーカス層   5 ビードコア   6 ビードフィラー   7 ベルト層   8 ベルト補強層   11 第一ラグ溝   11a 突出部   12 第二ラグ溝   12a 突出部   21 第一連結溝   22 第二連結溝   23 第三連結溝   24 第四連結溝   31 第一ショルダーブロック   31a 横断溝   31b 細溝   31c サイプ(第一ショルダーサイプ)   31d 抉れ部   32 第二ショルダーブロック   32a 横断溝   32b 細溝   32c サイプ(第二ショルダーサイプ)   33 サイドブロック   33a 凹凸部   34 センターブロック   34a サイプ(センターサイプ)   CL タイヤ赤道   E 接地端

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