特開2017-216976(P2017-216976A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-216976(P2017-216976A)
(43)【公開日】2017年12月14日
(54)【発明の名称】歩行型管理機
(51)【国際特許分類】
   A01B 33/12 20060101AFI20171117BHJP
   A01B 35/04 20060101ALI20171117BHJP
【FI】
   A01B33/12 B
   A01B35/04 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-116401(P2016-116401)
(22)【出願日】2016年6月10日
(71)【出願人】
【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】瀬崎 恵一
(72)【発明者】
【氏名】増田 繁
(72)【発明者】
【氏名】打谷 賢
(72)【発明者】
【氏名】山中 貞雄
(72)【発明者】
【氏名】森脇 稔仁
(72)【発明者】
【氏名】中島 雅大
(72)【発明者】
【氏名】岡部 直宗
【テーマコード(参考)】
2B033
2B034
【Fターム(参考)】
2B033AA06
2B033AB01
2B033AB11
2B033AC04
2B033DB03
2B033DB06
2B033DB35
2B033EC01
2B034AA03
2B034BA05
2B034BA06
2B034BB02
2B034BC05
2B034EA14
2B034EB02
2B034EB03
(57)【要約】
【課題】付着した土の除去作業が容易に行えるようにすることが望まれていた。
【解決手段】機体横向き軸芯周りで回転する耕耘爪と、耕耘爪の上側を覆うカバー11とが備えられ、カバー11が、平面視で内側に開放領域20を有するフレーム部材19と、フレーム部材19に支持されて開放領域20を覆う面部材21とを備え、面部材21は、フレーム部材19に対して取付け取外し自在である。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体横向き軸芯周りで回転する耕耘爪と、前記耕耘爪の上側を覆うカバーとが備えられ、
前記カバーが、平面視で内側に開放領域を有するフレーム部材と、前記フレーム部材に支持されて前記開放領域を覆う面部材とを備え、
前記面部材は、前記フレーム部材に対して取付け取外し自在である歩行型管理機。
【請求項2】
前記フレーム部材に前記面部材をスライド可能に支持する摺動支持部が備えられ、
前記面部材は、前記摺動支持部に沿ってスライドさせて抜き差しすることにより、前記フレーム部材に対して取付け取外し自在である請求項1に記載の歩行型管理機。
【請求項3】
前記カバーは、機体側面視で上向き突出状に湾曲形成され、
前記面部材は、湾曲形状に沿ってスライド可能並びに位置固定可能に前記摺動支持部に支持されている請求項2に記載の歩行型管理機。
【請求項4】
前記面部材は、前記耕耘爪に臨む側に設けられた内側面部材と、その内側面部材の外側に前記内側面部材と重複する状態で設けられた外側面部材とを備え、
前記内側面部材と前記外側面部材とが夫々、各別にスライド可能並びに位置固定可能に前記摺動支持部に支持されている請求項2又は3に記載の歩行型管理機。
【請求項5】
前記面部材は、弾性体にて構成されている請求項1から4のいずれか1項に記載の歩行型管理機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機体横向き軸芯周りで回転する耕耘爪と、前記耕耘爪の上側を覆うカバーとが備えられている歩行型管理機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の歩行型管理機では、耕耘爪の上側を覆うカバーは機体に固定された状態で備えられていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−60964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
歩行型管理機は、機体を走行させながら、耕耘爪を駆動回転させて圃場の耕耘作業を行う際、耕耘爪によって跳ね上げられた土がカバーの内面に衝突することが繰り返し行われる。このとき、勢いよく跳ね上げられてカバーに衝突する土がカバーの内面に付着することがある。
【0005】
このようにカバーの内面に土が付着すると、作業が行われるに伴って飛散する土がさらに付着し易くなり、堆積して付着する土が多くなることがある。その結果、耕耘作業が阻害されるおそれがあり、又、付着する土に起因して機体全体の重量が増し、歩行しながら運転操作している作業者にとっては、作業の負担が大きくなる等の不利な面がある。そこで、カバーの内面に土が多量に付着した場合には、付着した土を取り除く処理が必要となる。
【0006】
従来の歩行型管理機では、カバーは機体に固定されていたから、カバーに付着した土を取り除くときは、カバーの下方側から耕耘爪の間の狭い隙間を通して清掃用の棒体を差し込んで取り除く等、煩わしい作業が必要となっていた。
【0007】
そこで、付着した土の除去作業が容易に行えるようにすることが望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る歩行型管理機の特徴構成は、機体横向き軸芯周りで回転する耕耘爪と、前記耕耘爪の上側を覆うカバーとが備えられ、
前記カバーが、平面視で内側に開放領域を有するフレーム部材と、前記フレーム部材に支持されて前記開放領域を覆う面部材とを備え、
前記面部材は、前記フレーム部材に対して取付け取外し自在である点にある。
【0009】
耕耘作業を行うときは、面部材をフレーム部材に取付けた状態で作業を行う。カバーに付着した土を取り除く作業等のメンテナンス作業を行う場合には、面部材をフレーム部から取外して、大きく開放された作業空間を確保した状態で作業を行うことができる。
【0010】
すなわち、耕耘作業を行うときは、カバーによって耕耘爪の上側を覆うことにより、耕耘爪により跳ね上げられた土が機体外方の運転者に飛散することを防止して、良好に作業を行うことができ、カバーに付着した土を取り除くときは、機体からカバーを取り外して機体から分離された状態で容易に作業を行える。
【0011】
従って、耕耘爪の上側を覆うカバーに付着した土の除去作業を容易に行えるようにすることが可能となった。
【0012】
本発明においては、前記フレーム部材に前記面部材をスライド可能に支持する摺動支持部が備えられ、
前記面部材は、前記摺動支持部に沿ってスライドさせて抜き差しすることにより、前記フレーム部材に対して取付け取外し自在であると好適である。
【0013】
本構成によれば、面部材は摺動支持部に沿ってスライドさせて抜き差しすることができるので、フレーム部材に対する取付け取外し作業が行い易い。又、面部材を摺動支持部に沿ってスライドさせて、少ない個数の固定具でスライド方向の位置を保持することができ、固定具の装着作業や取り外し作業が簡単に行える。
【0014】
この構成に代えて、例えば、面部材を板面と交差する方向に沿ってフレーム部材に装着させて、面部材の周囲の複数箇所をフレーム部材にボルト等の締結手段により取り付ける構成等も考えられるが、この構成では、取付作業において、面部材のフレーム部材に対する位置合わせが行い難く煩わしい作業となる。これに対して、本構成によれば、面部材のフレーム部材に対する取付け作業としては、スライド方向での移動位置を定めるための取付作業を行えばよく、取付け取外し作業を容易に行うことができる。
【0015】
本発明においては、前記カバーは、機体側面視で上向き突出状に湾曲形成され、
前記面部材は、湾曲形状に沿ってスライド可能並びに位置固定可能に前記摺動支持部に支持されていると好適である。
【0016】
本構成によれば、カバーが機体側面視で上向き突出状に湾曲形成されるので、耕耘爪の上側に位置するカバーをできるだけ耕耘爪の回転軌跡に近付けることができ、耕起した土がカバーの内部で無駄に飛散せずに圃場に戻すように良好に案内することができる。
【0017】
そして、カバーを構成する面部材も同様に上向き突出状に湾曲形成されるが、面部材は、湾曲形状に沿ってスライド可能に摺動支持部に支持される。その結果、面部材は湾曲形状のまま無理なく円滑にスライド操作することができ、取付け作業及び取外し作業が容易に行える。
【0018】
従って、耕起した土の案内を良好に行うことができるものでありながら、取付け作業及び取外し作業が容易に行うことが可能となった。
【0019】
本発明においては、前記面部材は、前記耕耘爪に臨む側に設けられた内側面部材と、その内側面部材の外側に前記内側面部材と重複する状態で設けられた外側面部材とを備え、
前記内側面部材と前記外側面部材とが夫々、各別にスライド可能並びに位置固定可能に前記摺動支持部に支持されていると好適である。
【0020】
本構成によれば、内側面部材と外側面部材のうちのいずれか一方を、摺動支持部に固定しておき、他方をスライド操作させることにより、耕耘爪の外周部のうちの面部材にて覆う領域を変更することができる。例えば、内側面部材と外側面部材のうち固定される一方の端部をフレーム部材の一端部に合わせておき、スライド操作される他方をフレーム部材の他端側から外方に突出させる形態で固定すると、この突出する面部材を従来より既存の整地板に兼用することにより、構成を簡素化させることが可能となる。
【0021】
本発明においては、前記面部材は、弾性体にて構成されていると好適である。
【0022】
本構成によれば、面部材が弾性体にて構成されるので、耕耘爪により跳ね飛ばされた土が面部材に衝突するときに、弾性変形により衝撃力が吸収されるので、土が付着し難いものになる。又、衝突の際の振動によって既に面部材に付着している土を振り落とす作用を発揮することもできる。さらに、弾性体であることから、金属材にて構成するものに比べて、カバー全体が軽量化することができ、作業者による労力負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】歩行型管理機の全体側面図である。
図2】歩行型管理機の全体平面図である。
図3】面部材を取り外した状態のカバーの斜視図である。
図4】面部材を取付けた状態のカバーの斜視図である。
図5】カバーの縦断側面図である。
図6】別実施形態のカバーの縦断側面図である。
図7】別実施形態のカバーの縦断側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明に係る歩行型管理機の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、歩行型管理機は、ミッションケース1の下部の右及び左側部に車軸2が備えられ、右及び左の車軸2に走行用の車輪3が連結されており、ミッションケース1の前部に連結された支持フレーム4にエンジン5が支持されている。ミッションケース1の上部から斜め後方下方に伝動ケース6が延出されて、伝動ケース6から斜め後方上方に操縦ハンドル7が延出されており、伝動ケース6にロータリ耕耘装置8が備えられている。
【0025】
図1及び図2に示すように、ロータリ耕耘装置8は、伝動ケース6の下部から右及び左側に駆動軸9が延出されて、右及び左の駆動軸9に複数の耕耘爪10が固定されており、耕耘爪10の上方を覆うカバー11、抵抗棒12、ゴム板等からなる平板13、及び、金属製の整地板14を備えて構成されている。右及び左の駆動軸9及び耕耘爪10は、通常は正転方向(図1の矢印A1の方向)に回転駆動されるが、逆転方向(図1の矢印A2の方向)にも回転駆動することが可能である。
【0026】
平板13は、耕耘爪10により跳ね上げられた土を受止めて機体外方に飛散することを防止するものである。又、整地板14は、耕起した土を均して均平状態に整地する際に用いられる。
【0027】
エンジン5の動力が、エンジン5の出力軸5aからベルト伝動機構15を介してミッションケース1の入力軸1aに伝達される。そして、ミッションケース1から走行用車輪3に動力が伝達され、伝動ケース6を介してロータリ耕耘装置8に動力が伝達されて、機体を走行させながらロータリ耕耘装置8により圃場の耕耘作業を行うことができる。
【0028】
図4に示すように、カバー11は、半円筒状の天井部11aの右及び左側部に、扇形状の横壁部11bが連結されて構成され、伝動ケース6の上方、右及び左の駆動軸9及び耕耘爪10の上方を覆っている。
【0029】
図3及び図4に示すように、伝動ケース6に固定されたブラケット16が後方に延出され、幅狭の角パイプ状の筒状部材17がブラケット16に固定されて、筒状部材17が天井部11aの開口部から上方に突出している。抵抗棒12が筒状部材17にスライド自在に内嵌支持され、固定ピン18にて位置固定されている。
【0030】
抵抗棒12の上部には、その長手方向に沿って、複数個の固定孔12aが開口されている。抵抗棒12が筒状部材17に挿入されて、固定ピン18が抵抗棒12の固定孔12aの一つに挿入されて、抵抗棒12が固定される。
【0031】
図1に示す状態において、耕耘爪10を正転方向(図1の矢印A1の方向)に回転駆動しながら前進することにより、圃場の耕耘(耕起)が行われる。抵抗棒12の下端が圃場に接地することにより、圃場に対するロータリ耕耘装置8の高さが決められて、ロータリ耕耘装置8の耕耘深さが決められる。
【0032】
図3,4に示すように、カバー11は、平面視で内側に開放領域を有するフレーム部材19と、フレーム部材19に支持されて開放領域20を覆う面部材21とを備えている。面部材21は、フレーム部材19に対して取付け取外し自在である。フレーム部材19には、面部材21をスライド可能に支持する摺動支持部22が備えられている。面部材21は、摺動支持部22に沿って平面視で機体後部側に向けてスライドさせて抜き外したり、摺動支持部22に沿って平面視で機体前部側に向けてスライドさせて差し込むことにより、フレーム部材19に対して取付け取外し自在である。
【0033】
説明を加えると、フレーム部材19は、板金材からなり、大きい支持強度を有する構成となっており、半円筒状の天井部11aには、左右一対の略矩形状の開放領域20が形成されている。天井部11aの左右両側の開放領域20の両側端縁に沿って面部材21をスライド自在に支持するための摺動支持部22が形成されている。従って、合計4つの摺動支持部22が形成されている。天井部11aの後側端部には、面部材21を摺動支持部22に対して差し込み挿入可能な挿入部23が形成されている。
【0034】
面部材21は、弾性体としてのゴム板にて構成されている。この面部材21は、挿入部23から差し込み挿入されて、摺動支持部22によってスライド自在に支持される。面部材21は前端部が閉塞されている摺動支持部22の前端部24に至るまで差し込み挿入される。この差し込み状態においては、図5に示すように、面部材21の後端部は、摺動支持部22の後端部25と略同じ位置になるように設けられている。
【0035】
4つの摺動支持部22のうち左右方向最外側に位置する2つの摺動支持部22における前後中間部に、締め付け用のネジ26が螺合装着されている。面部材21が差し込み装着された状態で、ネジ26を締め付けることにより、面部材21のスライド方向の位置決めを行うことができる。又、ネジ26を緩めることにより、面部材21をスライドさせて取外すことができる。このようにロータリ耕耘装置8の左右両側端部に近い箇所にネジ26を配置しているので、ロータリ耕耘装置8の横外方側からネジ26を締め付けたり緩めたりする作業が行い易い。
【0036】
従って、カバー11は、機体側面視で上向き突出状に湾曲形成されている。そして、面部材21は、湾曲形状に沿ってスライド可能並びに位置固定可能に摺動支持部22に支持されている。
【0037】
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、面部材21は、前端部及び後端部の夫々が、摺動支持部22の前端部24及び後端部25と略同じ位置になる、言い換えると、面部材21の前後幅が摺動支持部22の前後長さと略同じであるものを示したが、この構成に代えて、次のように構成してもよい。
【0038】
図6に示すように、面部材21の前後幅が摺動支持部22の前後長さよりも長い構成としてもよい。この構成では、面部材21における摺動支持部22の後端部から外方に突出する延長突出部21Aが、上記実施形態における平板13を兼用する構成とすることができ、構成を簡素化することができる。
【0039】
(2)上記実施形態では、面部材21が一枚の板材にて構成されるものを示したが、この構成に代えて、次のように構成するものでもよい。
【0040】
すなわち、面部材21が、耕耘爪10に臨む側に設けられた内側面部材27と、その内側面部材27の外側に内側面部材27と重複する状態で設けられた外側面部材28とを備え、内側面部材27と外側面部材28とが夫々、各別にスライド可能並びに位置固定可能に摺動支持部22に支持される構成としてもよい。
【0041】
図7に示すように、この実施形態では、内側面部材27は、耕耘爪10に臨むように内側して、上記実施形態と同様に、面部材21の周方向に沿う長さが摺動支持部22の周方向に沿う長さに相当する幅とし、摺動支持部22の挿入部23とは反対側の端部がそれ以上スライドしないように受止め支持された状態で支持される。外側面部材28は、機体後部側が摺動支持部22の後端部25よりも外方に突出する状態で設けられている。外側面部材28の外方突出部28Aは、上記実施形態の平板13を兼用することができる。そして、位置決め用のネジ26は、外側面部材28に予め形成された挿通孔を挿通して、内側面部材27を締め付け固定する構成となっている。
【0042】
この実施形態では、ネジ26を緩めて、外側面部材28を前端部が摺動支持部22の前端部に至るまでスライドさせ、且つ、内側面部材27を前部側に突出するようにスライドさせることにより、上記実施形態の平板に相当する内側面部材27の外方突出部27Aを機体前部側に備える構成とすることができる。例えば、耕耘爪10を逆回転状態で駆動する場合に使用することができる。
【0043】
(3)上記実施形態では、面部材21が湾曲形状に沿ってスライド可能な構成としたが、この構成に代えて、面部材21が機体左右方向にスライド可能に支持される構成としてもよい。すなわち、横壁部11bの上縁に沿って側面視円弧状に湾曲形成された面部材を機体左右方向にスライドさせる構成である。
【0044】
(4)上記実施形態では、面部材21は、弾性体としてのゴム板にて構成されるものを示したが、ゴム板に限らず、合成樹脂材や板金製の板材等であってもよい。
【0045】
(5)上記実施形態では、歩行型管理機として、左右一対の走行用車輪と、その車輪の機体後方側に位置するロータリ耕耘装置とを備えるものを示したが、この構成に代えて、ミッションケースから左右に延設された車軸に、耕耘爪を備えて、耕耘爪の回転により、耕耘作業と機体前進走行とを共に行うようにした構成の管理機でもよい。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、機体横向き軸芯周りで回転する耕耘爪と、前記耕耘爪の上側を覆うカバーとが備えられている歩行型管理機に適用できる。
【符号の説明】
【0047】
10 耕耘爪
11 カバー
19 フレーム部材
20 開放領域
21 面部材
22 摺動支持部
27 内側面部材
28 外側面部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7