特開2017-217917(P2017-217917A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-217917(P2017-217917A)
(43)【公開日】2017年12月14日
(54)【発明の名称】フォルダー
(51)【国際特許分類】
   B42F 7/00 20060101AFI20171117BHJP
【FI】
   B42F7/00 G
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2017-111524(P2017-111524)
(22)【出願日】2017年6月6日
(31)【優先権主張番号】201610398440.6
(32)【優先日】2016年6月6日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】517199307
【氏名又は名称】東莞長安至專光柵印刷厂
【氏名又は名称原語表記】Extreme Lenticular Printing Factory
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】何傑偉
【テーマコード(参考)】
2C017
【Fターム(参考)】
2C017QA03
2C017QB06
(57)【要約】      (修正有)
【課題】フォルダーの開口が下に向いても、ファイルが落ちることのないフォルダーを提供する。
【解決手段】表紙と裏表紙とを備え、前記表紙と前記裏表紙との中間位置に中央折り目線が設けられているフォルダーであって、前記裏表紙の前記表紙に近い側の開口位置のコーナーにシールが設けられ、前記シールは台形シートであり、台形シートの上底が前記裏表紙のコーナーに近く、台形シートの2つの脚が互いに垂直であり、台形シートの2つの脚が前記裏表紙の両辺に揃え、前記裏表紙に固定されて2本のシール線が形成され、前記台形シートの中部に前記台形シートの上底と平行である開口線が設けられ、前記台形シートの下底と前記台形シートの2つの脚との間に第1切り口が設けられ、前記第1切り口は、接続される前記台形シートの脚と垂直であり、前記表紙に2つの第2切り口が設けられ、該2つの第2切り口の間に形成された角が前記開口線内に挿し込まれる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表紙と裏表紙とを備え、前記表紙と前記裏表紙との中間位置に中央折り目線が設けられているフォルダーであって、
前記裏表紙の前記表紙に近い側の開口位置のコーナーにシールが設けられ、前記シールは台形シートであり、台形シートの上底が前記裏表紙のコーナーに近く、台形シートの2つの脚が互いに垂直であり、台形シートの2つの脚が前記裏表紙の両辺に揃えられ、前記裏表紙に固定されて2本のシール線が形成され、前記台形シートの中部に前記台形シートの上底と平行である開口線が設けられ、前記台形シートの下底と前記台形シートの2つの脚との間に第1切り口が設けられ、前記第1切り口は、接続される前記台形シートの脚と垂直であり、前記表紙に2つの第2切り口が設けられ、該2つの第2切り口の間に形成された角が前記開口線内に挿し込まれることができることを特徴とするフォルダー。
【請求項2】
前記第2切り口は、L型であることを特徴とする請求項1に記載のフォルダー。
【請求項3】
前記表紙と前記裏表紙との間に位置する背が形成されるように、前記中央折り目線の両側にそれぞれ前記中央折り目線と平行である側折り目線が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフォルダー。
【請求項4】
前記2本の側折り目線は、前記中央折り目線に対して対称であり、前記中央折り目線のエッジと前記2本の側折り目線のエッジとの間に丸い面取りが設けられていることを特徴とする請求項3に記載のフォルダー。
【請求項5】
前記2本のシール線は、超音波成形により作成されることを特徴とする請求項1に記載のフォルダー。
【請求項6】
前記表紙と前記裏表紙との間にプレス線が設けられ、前記プレス線と前記第2切り口とは、それぞれ裏表紙の開口線の両端に位置することを特徴とする請求項1に記載のフォルダー。
【請求項7】
前記プレス線は直線型又はL型であることを特徴とする請求項6に記載のフォルダー。
【請求項8】
直線型の前記プレス線は、前記表紙を前記第1切り口に対向する方向に沿って折り曲げて前記裏表紙の前記表紙に対向する面の反対面まで延伸し、前記表紙の折り曲げ延伸部を前記裏表紙の前記表紙に対向する面の反対面にホットプレス成型することにより作成されることを特徴とする請求項6に記載のフォルダー。
【請求項9】
前記表紙と前記裏表紙の開口の側のエッジに複数のボタンが設けられ、前記ボタンと前記中央折り目線との距離はA4紙の幅より略大きいことを特徴とする請求項3に記載のフォルダー。
【請求項10】
前記ボタンは円形、四角形又は楕円形であり、大型のファイルボックス/箱に収納されることに便利であることを特徴とする請求項9に記載のフォルダー。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オフィス用品の技術分野に属し、具体的には、フォルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
フォルダーは、ファイルを収納するものであり、良好にファイルを揃えて保存することが主目的である。フォルダーは、商業又は事業等において紙ファイルの貯蔵、保護、及び管理のために使用されているツールであり、ビジネス活動において特に展示の機能が付与され、様々な紙の文書資料を収納することができるが、これに限られない。フォルダーの材質は、PP、PVC、板紙、擬革、布等を含む。市販されているフォルダーは、標準のA4サイズのファイルを収納対象としている。フォルダーは、サイズがほぼ一致する表紙と裏表紙とを備え、表紙と裏表紙との間に位置する背を形成するように、表紙と裏表紙との間に2本の折り目線が設けられている。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、フォルダーを提供することを目的とする。該フォルダーの一側の裏表紙にシールを設置し、表紙に切り口を設置して角を形成し、該角をシールに挿し込み、他側にプレス線を設置することにより、ファイルの収納を完成することができ、フォルダーの開口が下に向いても、ファイルが落ちることはない。
【0004】
本発明に係るフォルダーは、表紙と裏表紙とを備え、前記表紙と前記裏表紙の中間位置に中央折り目線が設けられており、前記裏表紙の前記表紙に近い側の開口位置のコーナーにシールが設けられ、前記シールは台形シートであり、台形シートの上底が前記裏表紙のコーナーに近く、台形シートの2つの脚が互いに垂直であり、台形シートの2つの脚が前記裏表紙の両辺に揃えられ、前記裏表紙に固定されて2本のシール線が形成され、前記台形シートの中部に前記台形シートの上底と平行である開口線が設けられ、前記台形シートの下底と前記台形シートの2つの脚との間に第1切り口が設けられ、前記第1切り口は、接続される前記台形シートの脚と垂直であり、前記表紙に2つの第2切り口が設けられ、該2つの第2切り口の間に形成された角が前記開口線内に挿し込まれることができる。
【0005】
好ましくは、前記第2切り口はL型である。
好ましくは、前記表紙と前記裏表紙との間に位置する背が形成されるように、前記中央折り目線の両側にそれぞれ前記中央折り目線と平行である側折り目線が設けられている。
好ましくは、前記2本の側折り目線は、前記中央折り目線に対して対称であり、前記中央折り目線のエッジと前記2本の側折り目線のエッジとの間に丸い面取りが設けられている。
好ましくは、前記2本のシール線は、超音波成形により作成される。
好ましくは、前記表紙と前記裏表紙との間にプレス線が設けられ、前記プレス線と前記第2切り口とは、それぞれ裏表紙の開口線の両端に位置する。
好ましくは、前記プレス線は直線型又はL型である。
好ましくは、直線型の前記プレス線は、前記表紙を前記第1切り口に対向する方向に沿って折り曲げて前記裏表紙の前記表紙に対向する面の反対面まで延伸し、前記表紙の折り曲げ延伸部を前記裏表紙の前記表紙に対向する面の反対面にホットプレス成型することにより作成される。
好ましくは、前記表紙と前記裏表紙の開口の側のエッジに複数のボタンが設けられ、前記ボタンと前記中央折り目線との距離はA4紙の幅より略大きい。
好ましくは、前記ボタンは円形、四角形又は楕円形であり、大型のファイルボックス/箱に収納されることに便利である。
【0006】
本発明の利点は以下の通りである。ファイルを該フォルダーに入れた後、フォルダーの一側にプレス線が設けられているため、フォルダの他側で、表紙での2つの第2切り口で形成される角をシールに差し込めば、ファイルの収納が完成する。デザインが簡単で、カスタマイズのフォルダーサービスに適用され、使用に便利で、人の使用習慣に合い、ハサミ(鋏)を使用する必要がなく、フォルダーの開口を下に向けても、ファイルが落ちることはない。また、中央折り目線の両側に2本の側折り目線が設けられることにより、収納できるファイルの量が多くなり、中央折り目線と側折り目線との間の丸い面取りの設置により、手を傷付けない。さらに、円形ボタンと中央折り目線との距離がA4の幅より略大きいことにより、A4サイズのファイルを入れた後、移動可能なスペースが大き過ぎず、ユーザ体験が良好で、市場の需要を満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施例の技術手段を分かりやすくするために、以下、実施例に係る図面を説明する。なお、以下に説明する図面は本発明の一部の実施例だけに関し、当業者であれば、創造的な労働を必要とせず、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
図1】は本発明のフォルダーを開いた構造の模式図である。
図2】は本発明のシールの構造模式図である。
図3】は本発明のフォルダーを閉めた構造の模式図である。
図4】は複数の種類のプレス線の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の目的、技術手段、及び利点をより分かりやすくするために、以下、図面及び実施例を参照しながら、発明をさらに詳しく説明する。なお、以下の実施例は本発明を解釈するものに過ぎず、本発明を限定しない。
なお、部品が別の部品に「固定」、又は「設置」されるとは、直接に別の部品に位置する、又は介在物が存在することをいう。部品が別の部品に「接続」されるとは、直接に別の部品に接続される、又は介在物が存在することをいう。
【0009】
また、本発明の実施例における「左」、「右」、「上」、「下」等の用語は、相対的な概念、又は製品の通常使用状態を基準とするもので、限定的なものではない。
【0010】
本発明の実施例1において、図1、2に示すフォルダーは、プラスチック製の表紙2と裏表紙1とを備え、表紙2と裏表紙1との中間位置に中央折り目線4が設けられ、中央折り目線4の両側にそれぞれ中央折り目線4と平行である側折り目線5が対称設置され、表紙2と裏表紙1との間に位置する背が形成され、裏表紙1の表紙2に近い側の開口位置のコーナーにプラスチックシートのシール3が設けられ、シール3は台形シートであり、台形シートの上底31が裏表紙1のコーナーに近く、台形シートの2つの脚32が互いに垂直であり、台形シートの2つの脚32が裏表紙1の両辺に揃えられ、裏表紙1に固定されて2本のシール線が形成され、台形シート3の中部に台形シートの上底31と平行である開口線33が設けられ、台形シートの下底34と台形シート2つの脚32との間に第1切り口35が設けられ、第1切り口35は、接続される台形シート腰部32と垂直であり、表紙2に2つのL型である第2切り口21が設けられ、該2つのL型である第2切り口21の間に形成された角22が開口線33内に挿し込まれることができ、表紙2と裏表紙1との間にL型プレス線61が設けられ、L型プレス線61と第2切り口21とがそれぞれ裏表紙の開口線100の両端に位置し、表紙2と裏表紙1の開口の側のエッジに複数の円形ボタン7が設けられ、円形ボタン7と中央折り目線4との距離がA4紙の幅より略大きいことにより、A4サイズの紙を該フォルダーに入れることができ、円形ボタン7によりフォルダーをファイルキャビネットに掛けることができ、また、A4が該フォルダーに収納された後の移動スペースが制限される。
【0011】
ボタン7は、四角形、楕円形等の他の形状であってもよい。
【0012】
本発明の実施例において、図3に示すように、実施例1とは、角22が開口線33に挿し込まれ、直線型であるプレス線62は、表紙2を第1切り口21に対向する方向に沿って折り曲げて裏表紙1の表紙2に対向する面の反対面まで延伸し、表紙2の折り曲げ延伸部を裏表紙1の表紙2に対向する面の反対面にホットプレス成型することにより作成されるという点で相違する。
【0013】
本発明の実施例において、図4に示すように、実施例1とは、中央折り目線4のエッジと2本の側折り目線5のエッジとの間に丸い面取り8が設けられ、プレス線が別の直線型のプレス線63であるという点で相違する。
【0014】
上述した実施例は、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を制限するものではなく、本発明の趣旨内に行われる変更、同等置換、又は改善等はすべて本発明の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4