特開2017-218501IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

タングステンおよび/またはモリブデンを含むヘテロポリ酸と光硬化性樹脂とを含む光硬化性組成物、ならびに、ヘテロポリ酸と硬化された光硬化性樹脂とが複合化した硬化物

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】ヘテロポリ酸化合物と重合性化合物を含む光硬化性組成物であって、高温の加熱処理を行っても着色しない十分な耐熱性を持つ複合体を形成することが可能な光硬化性組成物を提供する。
【解決手段】1種または複数種のヘテロポリ酸化合物と、1種または複数種の重合性化合物と、1種または複数種の光重合開始剤とを含み、ヘテロポリ酸化合物は、タングステンを含むヘテロポリ酸およびその塩、ならびに、モリブデンを含むヘテロポリ酸およびその塩からなる群から選択され、重合性化合物が、式(1)および式(2)からなる群から選択される構造を有する少なくとも1種の化合物を含むことを特徴とする光硬化性組成物。
【化1】

【選択図】 なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

タングステン酸および/またはモリブデン酸と高分子との複合体は屈折率を調整する光学材料として、ディスプレイや半導体への使用が想定される。その場合、後工程で200℃前後の加熱処理を行う場合がある。 しかしながら、タングステン酸および/またはモリブデン酸と高分子との複合体は耐熱性が乏しいという問題があった。具体的には、100℃以上の加熱処理によって着色が生じる場合があった。本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、広い屈折率の調整範囲を有すると同時に、高温での加熱処理でも着色しない十分な耐熱性を持つ光硬化性組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の第1の実施態様の光硬化性組成物は、(a)1種または複数種のヘテロポリ酸化合物と、(b)1種または複数種の重合性化合物と、(c)1種または複数種の光重合開始剤とを含み、前記ヘテロポリ酸化合物は、タングステンを含むヘテロポリ酸およびその塩、ならびに、モリブデンを含むヘテロポリ酸およびその塩からなる群から選択され、前記重合性化合物が、式(1)および式(2)からなる群から選択される構造を有す・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
以上の構成を採用することにより、タングステンおよび/またはモリブデンのヘテロポリ酸を含み、かつ、高温で加熱処理を行っても着色しない十分な耐熱性を有する硬化物を形成することが可能となる。また、得られた硬化物において、屈折率を広い範囲で調整することが可能となる。 また、以上の構成を採用した硬化物は、CCD、C−MOSセンサーなどに用いられるマイクロレンズアレイ;照明およびディスプレイに用いられる光散乱層;発光素子(有機EL素子、発光ダイオード(LED)、半導体レーザーなどを含む)、ディスプレイ、光電池、光学フィルターなどに用いられる反射防止層(膜);光導波路レジスト;フォトニック構造を利用した表示素子、分布反射(DBR)型もしくは分布帰還(DFB)型レーザー素子に用いられる光閉込め素材;ランダム型レーザー発振素子の散乱体;分光フィルター、バンドパスフィルターなどに用いられる多層反射膜として利用できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】硬化物中のヘテロポリ酸化合物の含有量と硬化物の屈折率との関係を示すグラフである。

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