特開2017-218816(P2017-218816A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-218816(P2017-218816A)
(43)【公開日】2017年12月14日
(54)【発明の名称】スラブ構造
(51)【国際特許分類】
   E04B 5/32 20060101AFI20171117BHJP
   E04B 5/43 20060101ALI20171117BHJP
【FI】
   E04B5/32 Z
   E04B5/43 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-114632(P2016-114632)
(22)【出願日】2016年6月8日
(71)【出願人】
【識別番号】000003621
【氏名又は名称】株式会社竹中工務店
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志
(72)【発明者】
【氏名】前田 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼山 直行
(57)【要約】
【課題】梁からコンクリートスラブに作用するせん断力を軽減する。
【解決手段】コンクリートスラブ50の下方に板状の木質部材60を配置し、第一梁22と木質部材60の第一端部60Aとを第一接着層70で接合し、木質部材60に第一梁22からせん断力を伝達している。よって、第一梁22から作用するせん断力の一部を木質部材60が負担するので、コンクリートスラブ50のせん断力の負担が軽減される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
梁間に架設されたコンクリートスラブと、
前記コンクリートスラブの下方及び上方の一方又は両方に配置された板状の木質部材と、
前記梁と前記木質部材の両端部とを接合し、せん断力を伝達する接合部と、
を有するスラブ構造。
【請求項2】
前記木質部材を支持し、前記木質部材の撓みを抑制する抑制手段を有する請求項1に記載のスラブ構造。
【請求項3】
前記抑制手段は、前記梁間に架設された鋼製部材である請求項2に記載のスラブ構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スラブ構造に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コンクリート層またはモルタル層と、木材層とを接着剤によって結合して構成された建築部材(天井部材、床部材、壁部材)が開示されている。
【0003】
特許文献2には、床コンクリートスラブ打設用エリアの底板として木製の化粧板を配置した状態で、化粧板にコンクリートを打設して形成された合成床構造が開示されている。
【0004】
ここで、上記先行技術は、梁から作用するせん断力に対し、コンクリートスラブ自体を補強することしか考慮されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特表2002−511910号公報
【特許文献2】特開2013−083104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事実を鑑み、梁からコンクリートスラブに作用するせん断力を軽減することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、梁間に架設されたコンクリートスラブと、前記コンクリートスラブの下方及び上方の一方又は両方に配置された板状の木質部材と、前記梁と前記木質部材の両端部とを接合し、せん断力を伝達する接合部と、を有するスラブ構造である。
【0008】
請求項1に記載の発明では、コンクリートスラブの上方及び下方の一方又は両方に板状の木質部材を配置し、梁と木質部材の両端部とを接合部で接合し、木質部材にせん断力を伝達している。よって、梁から作用するせん断力の一部を木質部材が負担するので、コンクリートスラブのせん断力の負担が軽減される。
【0009】
そして、このように、軽量の木質部材で梁から作用するせん断力の一部を木質部材が負担し、コンクリートスラブのせん断力の負担が軽減されるので、例えば既設のコンクリートスラブを増打ちして耐震補強する場合と比較し、重量の増加を抑えつつ耐震性能が向上する。
【0010】
請求項2の発明は、前記木質部材を支持し、前記木質部材の撓みを抑制する抑制手段を有する請求項1に記載のスラブ構造である。
【0011】
請求項2に記載の発明では、抑制手段を設けることにより、木質部材の長期荷重による鉛直方向の撓みが低減され、地震時における木質部材の面外座屈が抑制又は防止される。
【0012】
請求項3の発明は、前記抑制手段は、前記梁間に架設された鋼製部材である請求項2に記載のスラブ構造である。
【0013】
請求項3に記載の発明では、梁間に架設された鋼製部材によって、木質部材の長期荷重による鉛直方向の撓みが効果的に低減され、地震時における木質部材の面外座屈が効果的に抑制又は防止される。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、梁からコンクリートスラブに作用するせん断力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】第一実施形態のスラブ構造が適用された建物の要部を示す図2の1−1線に沿った垂直断面図である。
図2】第一実施形態のスラブ構造が適用された建物の要部を示す図1の2−2線に沿った水平断面図である。
図3】第二実施形態のスラブ構造が適用された建物の要部を示す図1に対応した垂直断面図である。
図4】第三実施形態のスラブ構造が適用された建物の要部を示す図1に対応した垂直断面図である。
図5】木質部材の他の例を示す図2に対応した水平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態に係るスラブ構造について説明する。なお、本実施形態及び後述する以降の実施形態では、木質部材60によって耐震補強する場合について説明する。
【0017】
[構造]
先ず、本実施形態のスラブ構造11の構造について説明する。各図において適宜示される矢印X及び矢印Yは水平方向における直交する2方向を示し、矢印Zは鉛直方向を示している。なお、判り易くするため、図1においては、後述する木質部材60の断面を表すハッチング(斜線)の図示を省略している。また、図2においては、後述する第一梁22、第二梁24及び木質部材60の断面を表すハッチング(斜線)の図示を省略している。
【0018】
図1及び図2に示すように、鉄筋コンクリート造の建物10は、柱20(図1参照)、第一梁22、第二梁24(図2参照)、及びコンクリートスラブ50(図1参照)等で躯体が構成されている。なお、これら鉄筋コンクリート造の各部材における鉄筋の図示は省略している。
【0019】
図1に示すように、本実施形態のスラブ構造11は、鉄筋コンクリート造のコンクリートスラブ50、板状の木質部材60、第一接着層70、及び鋼製部材90を含んで構成されている。
【0020】
コンクリートスラブ50の下には、木質部材60が設けられている。また、図2に示すように、板状の木質部材60は、鉛直方向(Z方向)から見た平面視において、長方形状とされている。そして、板状の木質部材60における短辺が第一端部60Aであり、長辺が第二端部60Bである。
【0021】
このような木質部材60は、第一端部60Aが第一梁22の側面22Aに接着剤で構成された第一接着層70で接合され(図1も参照)、第二端部60Bが第二梁24の側面24Aに接着剤で構成された第二接着層72で接合されている。
【0022】
なお、図1に示すように、本実施形態では、板状の木質部材60の上面(板面)60Uは、コンクリートスラブ50の下面50Lに接触又は近接して配置されており、両者は接合されていない(一体化されていない)。また、本実施形態の木質部材60には、耐火被覆が施されているが、耐火被覆されていなくてもよい。
【0023】
本実形態においては、木質部材60は、直交集成材(CLT(Cross Laminated Timber))で構成されている。なお、直交集成材は、ラミナ(ひき板)を並べた層を、ラミナの木質繊維の繊維方向が層ごとに直交するように重ねて接着したパネル材である。
【0024】
そして、本実施形態の木質部材(直交集成材)60は、層61A、61B、61Cの三層構造とされ、厚み方向(Z方向)の両外側の層61A及び層61Cの木質繊維の繊維方向が長辺方向であるX方向(図2参照)に沿っており、中間の層61Bの木質繊維の繊維方向が短辺方向であるY方向(図2参照)に沿っている。なお、三層構造及び木質繊維の方向は一例であって、これに限定されない。
【0025】
図1に示すように、板状の木質部材60の下側における第一梁22の側面22A間に、H形鋼等で構成された鋼製部材90が架設されている。なお、本実施形態においては、鋼製部材90は、上端面90Uが木質部材60の下面(板面)60Lに接触又は近接して配置されており、両者は接合されていない(一体化されていない)。しかし、両者は接合(一体化)されていてもよい。
【0026】
X方向に架設された鋼製部材90は、Y方向に間隔をあけて複数設けられている。なお、鋼製部材90は、Y方向に架設され、X方向に間隔をあけて複数設けられていてもよい。更に、X方向に架設された鋼製部材90とY方向に架設された鋼製部材90とが、格子状に設けられていてもよい。
【0027】
[作用及び効果]
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
【0028】
既設のコンクリートスラブ50の下方に板状の木質部材60を配置し、第一梁22と木質部材60の第一端部60Aとを第一接着層70で接合し、木質部材60に第一梁22からせん断力を伝達している。よって、第一梁22から作用するせん断力の一部を木質部材60が負担するので、コンクリートスラブ50のせん断力の負担が軽減される。
【0029】
別の観点から説明すると、既設のコンクリートスラブ50と木質部材60とを合わせた全体として、大きなせん断耐力を発揮させることができる。
【0030】
そして、このように、軽量の木質部材60が第一梁22から作用するせん断力の一部を負担し、コンクリートスラブ50のせん断力の負担が軽減されることで、例えば既設のコンクリートスラブ50を増打ちして耐震補強した場合と比較し、重量の増加を抑えつつ耐震性能が向上する。
【0031】
なお、本実施形態では、第二梁24と木質部材60の第二端部60Bとを第二接着層72で接合し、木質部材60の第二端部60Bに発生するモーメントを処理している。よって、第二梁24と木質部材60の第二端部60Bとを第二接着層72で接合しない場合と比較し、更に耐震性能が向上する。
【0032】
また、本実施形態では、木質部材60の上面(板面)60Uがコンクリートスラブ50の下面50Lに接触又は近接して配置されることで、重力による木質部材60の撓みが防止又は抑制される。
【0033】
また、第一梁22間に架設された鋼製部材90によって、板状の木質部材60の長期荷重による鉛直方向の撓みが効果的に低減され、地震時における木質部材60の面外座屈が効果的に抑制又は防止される。
【0034】
なお、本実施形態では木質部材60には耐火被覆を施しているが、施していない場合においては、火災時に木質部材60の耐力が低下しても鋼製部材90によってコンクリートスラブ50が支持される。
【0035】
<第二実施形態>
本発明の第二実施形態に係るスラブ構造について説明する。なお、第一実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0036】
[構造]
先ず、本実施形態のスラブ構造12の構造について説明する。なお、第一実施形態のスラブ構造11とは、鋼製部材90が設けられておらず、後述する吊部材190が設けられている点が異なる。
【0037】
図3に示すように、本実施形態のスラブ構造12は、鉄筋コンクリート造のコンクリートスラブ50、板状の木質部材60、第一接着層70、及び外周面にねじが切られた棒状の吊部材190を含んで構成されている。
【0038】
棒状の吊部材190は、木質部材60を厚み方向(Z方向)に貫通し、上端部190Uがコンクリートスラブ50の上面50Uに形成された凹部52にナット192で固定され、下端部190Lが木質部材60の下面60Lに形成された凹部62にナット192で固定されている。
【0039】
なお、棒状の吊部材190は、X方向及びY方向にそれぞれ間隔をあけて複数設けられている。
【0040】
[作用及び効果]
次に本実施形態の作用及び効果について説明する。なお、第一実施形態との違いである吊部材190の作用及び効果についてのみ説明する。
【0041】
吊部材190によって、板状の木質部材60の長期荷重による鉛直方向の撓みが効果的に低減され、地震時における木質部材60の面外座屈が効果的に抑制又は防止される。
【0042】
また、木質部材60の下面60Lを露出させ化粧板のように利用することで、天井の意匠性(美観)が向上する。
【0043】
また、木質部材60及び吊部材190は軽量であるので、例えば鉄骨や鉄板等で補強する場合と比較し、搬入作業等が容易であり、施工性がよい。
【0044】
<第三実施形態>
本発明の第三実施形態に係るスラブ構造について説明する。なお、第一実施形態及び第二実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0045】
[構造]
先ず、本実施形態のスラブ構造13の構造について説明する。なお、第一実施形態のスラブ構造11とは、鋼製部材90が設けられておらず、後述する支持部材290が設けられている点が異なる。
【0046】
図4に示すように、本実施形態のスラブ構造13は、鉄筋コンクリート造のコンクリートスラブ50、板状の木質部材60、第一接着層70、及び支持部材290を含んで構成されている。
【0047】
支持部材290は、第一部位292と第二部位294とでL字状を形成し、第一梁22の側面22Aに第二部位294がボルト296で固定され、第一部位292が木質部材60の下面60Lにボルト296で固定されている。
【0048】
支持部材290は、Y方向に間隔をあけて複数設けられている。なお、支持部材290は、第二梁24の側面24A(図2参照)にX方向に間隔をあけて固定されていてもよい。更に、第一梁22の側面22Aと第二梁24の側面24Aとの両方に支持部材290が設けられていてもよい。
【0049】
[作用及び効果]
次に本実施形態の作用及び効果について説明する。なお、第一実施形態との違いである支持部材290の作用及び効果についてのみ説明する。
【0050】
支持部材290によって、板状の木質部材60の長期荷重による鉛直方向の撓みが効果的に低減され、地震時における木質部材60の面外座屈が効果的に抑制又は防止される。
【0051】
また、木質部材60の下面60Lを露出させ化粧板のように利用することで、天井の意匠性(美観)が向上する。
【0052】
木質部材60及び支持部材290は軽量であるので、例えば鉄骨や鉄板等で補強する場合と比較し、搬入作業等が容易であり、施工性がよい
【0053】
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
【0054】
例えば、上記実施形態では、既設のコンクリートスラブ50の下に木質部材60を設けて建物10を耐震補強したが、これに限定されない。新築に適用してもよい。この場合、第一梁22から作用するせん断力の一部を木質部材60が負担するので、コンクリートスラブ50のせん断力の負担が軽減され、この結果、木質部材60を設けない場合と比較し、コンクリートスラブ50を薄くし軽量化することができる。
【0055】
また、例えば、上記実施形態では、木質部材60の上面(板面)60Uは、コンクリートスラブ50の下面50Lに接触又は近接して配置されていたが、これに限定されない。木質部材60の上面60Uは、コンクリートスラブ50の下面50Lに間隔をあけて配置されていてもよい。
【0056】
また、例えば、上記実施形態では、コンクリートスラブ50の下側に、木質部材60が設けられていたが、これに限定されない。コンクリートスラブ50の上側に、木質部材60が接触又は近接、或いは間隔をあけて設けられていてもよい。また、コンクリートスラブ50の上側及び下側の両方に木質部材60が設けられていてもよい。
【0057】
つまり、コンクリートスラブ50の下方及び上方の一方又は両方に板状の木質部材60が、コンクリートスラブ50と接触又は近接、或いは間隔をあけて配置されていればよい。
【0058】
また、例えば、上記実施形態では、平面視において、板状の木質部材60は、短辺である第一端部60Aが第一梁22の側面22Aに第一接着層70で接合され、長辺である第二端部60Bが第二梁24の側面24Aに接着剤で構成された第二接着層72で接合されているが、これに限定されない。木質部材60の第二端部60Bに発生するモーメントを処理できれば(例えば、木質部材60の第二端部60Bを鉄板等により補強すれば)、第二端部60Bは接合されていなくてもよい。
【0059】
また、上記実施形態では、木質部材60を支持し、木質部材60の撓みを抑制する抑制手段(鋼製部材90、吊部材190、支持部材290)を設けていたが、抑制手段が設けられていなくてもよい。
【0060】
また、例えば、第一梁22と木質部材60とは第一接着層70でせん断力を伝達可能に接合されていたが、これに限定されない。第一接着層70(接着剤)以外の接合部で第一梁22と木質部材60とがせん断力を伝達可能に接合されていいてもよい。例えば、第一梁22と木質部材60とに跨って埋設された鉄筋や鉄骨等でせん断力を伝達可能に接合されていてもよい。或いは、凹部と凸部とを嵌合させた構造やコッター等でせん断力を伝達可能に接合されていてもよい。
【0061】
また、例えば、上記実施形態の木質部材60は、直交集成材(CLT)で構成されていたが、これに限定されない。単板の繊維方向を揃えて積層し接着した単板積層材(LVL(Laminated Veneer Lumber))であってもよい。また、単板積層材の場合も繊維方向が交差するように重ねて用いることが望ましい。要は、木質繊維の繊維方向が層毎に交差するように積層された木質部材であることが望ましい。
【0062】
また、木質繊維の繊維方向が層毎に交差するように積層されていない木質部材であってもよい。例えば、無垢板で構成された木質部材であってもよい。
【0063】
或いは、燃エンウッド(登録商標)等の耐火集成材で、木質部材が構成されていてもよい。
【0064】
また、例えば、木質部材は、図5に示すように、X方向に複数枚の板材162が板材接着層164で接合された木質部材160であってもよい。
【0065】
或いは、図示は省略するが、複数の板材をX方向及びY方向に並べて接合した木質部材であってもよい。また、この場合は、辺部に形成した凹部と凸部とを嵌合させて板材同士を接合した構造であってもよい。
【0066】
また、板状の木質部材の板面に、火災時の燃焼を抑制する石膏ボード等の耐火材が一体化されて設けられていてもよい。
【0067】
また、上記実施形態では、建物10は、鉄筋コンクリート造とした例を示したが、これに限定されない。建物10は、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、CFT造(Concrete-Filled Steel Tube:充填形鋼管コンクリート構造)、それらの混合構造など、さまざまな構造や規模のものであってもよい。
【0068】
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【符号の説明】
【0069】
11 スラブ構造
12 スラブ構造
13 スラブ構造
50 コンクリートスラブ
60 木質部材
70 第一接着層(接合部の一例)
90 鋼製部材(抑制手段の一例)
160 木質部材
190 吊部材(抑制手段の一例)
290 支持部材(抑制手段の一例)
図1
図2
図3
図4
図5