(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-220437(P2017-220437A)
(43)【公開日】2017年12月14日
(54)【発明の名称】シールドホルダー
(51)【国際特許分類】
H01R 13/639 20060101AFI20171117BHJP
H01R 13/64 20060101ALI20171117BHJP
【FI】
H01R13/639 Z
H01R13/64
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2016-126028(P2016-126028)
(22)【出願日】2016年6月8日
(11)【特許番号】特許第6212679号(P6212679)
(45)【特許公報発行日】2017年10月11日
(71)【出願人】
【識別番号】516190426
【氏名又は名称】浅木 義文
(72)【発明者】
【氏名】浅木 義文
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FA08
5E021FA14
5E021FA16
5E021FC36
5E021FC38
5E021HC13
5E021HC31
5E021JA05
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ギターのジャックに差し込んだフォンプラグから伸びたシールドケーブルを、そのままぶら下げた状態で演奏をすると、演奏者が動く度にフォンプラグとシールドケーブルの溶接部分の導線に負担が掛かり、度重なる内にノイズが出たり音が途切れた、フォンプラグが抜ける事があり、以上の問題点を解決するシールドホルダーを提供する。
【解決手段】針金で創作した、本体金具1の上部に引っ掛ける造形を設け、下部の中心に挟み止め3機能を設け、挟み止め機能の両側に外れ防止金具4を設け、本体金具の下方に広い空間を設けるシールドホルダー。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体金具の上部に、引っ掛ける造形を設け、下部の中心に挟み留め機能を設け、挟み留め機能の両側に外れ防止金具を自在に設け、本体金具の下方にヘッドピンを通せるだけの広さの空間を設けたシールドホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シールドケーブルを必要とする、各種ギターのシールドホルダーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、このような専用器具が無いため,ギタリストの多くがストラップをギターのエンドピンに装着した後、ストラップとギターの側面版との隙間にシールドケーブルを通し挟み込んで演奏している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ギターのジャックに差し込んだフォンプラグから延びたシールドケーブルを、そのままぶら下げた状態で演奏をすると、ギタリストが動く度にシールドケーブルも同時に揺れ動き、フォンプラグとシールドケーブルの溶接部分の導線に負担がかかる。それが度重なる内に導線が傷み、ノイズが出たり音が途切れたりする。又、ぶら下がったシールドケーブルは足元付近を這うため、ギタリストが踏んだり、四方に動いたりする内に、周囲の物に引っ掛けてフォンプラグが抜け、演奏中に音が中断してしまう事がある。
それらを回避するためにギタリストの多くが、ストラップをエンドピンに装着した後、ストラップとギター側面版の隙間にシールドケーブルを通し、挟み込んで演奏をするが、使い込んだストラップはエンドピンに嵌め込む穴が緩くなっていて、時に外れる事が有った。又、挟んだシールドケーブルが、エンドピン周辺を直接刺激するため、塗装の光沢が徐々に失われて行った。
本発明は、以上の問題点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本体金具の上部に引っ掛ける造形を設け、下部の中心に挟み留め機能を設け、挟み留め機能の両側に外れ防止金具を設け、本体金具の下方に広い空間を設ける。
以上の構成よりなるシールドホルダー。
【発明の効果】
【0006】
本発明の金具を装着する事により、エンドピン周囲のギター側面版の塗装に傷つく事が無くなり、シールドケーブルの保護にも効力を発揮する。
演奏中にシールドケーブルを踏んだり、物に引っ掛けてもジャックとフォンプラグの接続部には間接的に伝わるので抜ける事が無く、いきなり音が途切れる事は無い。
本発明の金具は、外れ防止機能の効果によって、装着後はエンドピンから外れることは無く、又、ストラップ外側のエンドピンに装着するため、ストラップもエンドピンから外れる事は無くなる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)針金で創作した本体金具(1)の上部に、エンドピンに引っ掛ける部分(2)を設ける。
(ロ)本体金具(1)の下部に、シールドケーブルを固定させる、挟み留め機能(3)を設ける。
(ハ)挟み留め機能(3)の両側に、本体金具(1)がエンドピンから外れないように、外れ防止金具(4)を自在に設ける。
(ニ)本体金具(1)の下方に、ヘッドピンの頭をくぐらせることが出来る広さの空間(5)を設ける。
本発明は、以上のような構造である。
本発明を使用するときは、ストラップをエンドピンに装着した後、空間(5)にエンドピンの頭をくぐらせて、引っ掛ける部分(2)をエンドピンの首に密着するまで下に移動する。
ギタリストが激しい動きをしても、本体金具(1)が外れないように、外れ防止金具(4)の上端を本体金具(1)に密着させ、挟み留め機能(3)にシールドケーブルを嵌める。
その行為により、外れ防止金具(4)はシールドケーブルの幅径に圧迫され、本体金具(1)に密着するため、エンドピンから外れる事は無い。
挟み留め機能(3)はシールドケーブルの圧迫加減を構想し、創作する事で、シールドケーブルの外れやズレも阻止出来る。
従来、ギタリストの多くがとってきた方法では、エンドピン周囲の塗装がシールドケーブルに擦られるため、長期に渡って少しずつ光沢が失われて行くが、本発明の金具は、ストラップ外側のエンドピンに装着するために擦り傷を防ぐと同時に、ストラップが外れてギターを落とす事も無くなる。
ギタリストにとって、大切な楽器が傷つくのは好ましくない。
【符号の説明】
【0009】
1 本体金具、2 引っ掛ける部分、3 挟み止め機能、4 外れ防止金具、5 空間
【手続補正書】
【提出日】2017年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
本体金具の上部に、エンドピンに引っ掛ける造形を設け、下部の中心に、シールドホルダーを固定する挟み留め機能を設け、ハサミ留め機能の両側に、エンドピンからの外れ防止金具を回転自在に設け、本体金具の下方に、エンドピンを通せるだけの広さの空間を設けたシールドホルダー。