特開2017-221350(P2017-221350A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 富士通テン株式会社の特許一覧
特開2017-221350支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム
<>
  • 特開2017221350-支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム 図000003
  • 特開2017221350-支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム 図000004
  • 特開2017221350-支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム 図000005
  • 特開2017221350-支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム 図000006
  • 特開2017221350-支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム 図000007
  • 特開2017221350-支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム 図000008
  • 特開2017221350-支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム 図000009
  • 特開2017221350-支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム 図000010
  • 特開2017221350-支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム 図000011
  • 特開2017221350-支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム 図000012
  • 特開2017221350-支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム 図000013
  • 特開2017221350-支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム 図000014
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-221350(P2017-221350A)
(43)【公開日】2017年12月21日
(54)【発明の名称】支援情報提供装置、支援情報提供システム、支援情報提供方法及び支援情報提供プログラム
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/11 20060101AFI20171124BHJP
   A61B 5/00 20060101ALI20171124BHJP
   A61B 5/22 20060101ALI20171124BHJP
   A61B 5/107 20060101ALI20171124BHJP
【FI】
   A61B5/10 310A
   A61B5/00 D
   A61B5/22 A
   A61B5/10 300D
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2016-118382(P2016-118382)
(22)【出願日】2016年6月14日
(71)【出願人】
【識別番号】000237592
【氏名又は名称】富士通テン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001933
【氏名又は名称】特許業務法人 佐野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】任 順子
(72)【発明者】
【氏名】岡田 貴穂
【テーマコード(参考)】
4C038
4C117
【Fターム(参考)】
4C038VA04
4C038VB01
4C038VB31
4C038VC05
4C038VC20
4C117XA05
4C117XB15
4C117XC15
4C117XC19
4C117XD15
4C117XE13
4C117XE23
4C117XE26
4C117XG06
4C117XG13
4C117XG40
4C117XH12
4C117XJ46
4C117XL13
4C117XP01
(57)【要約】
【課題】身体運動を行う被支援者の現在の状態に適した内容の身体運動に関する支援情報を提供する。
【解決手段】支援情報提供装置(10)は、検出結果取得部(11)と、支援情報作成部(11)と、出力部(11)と、を備える。前記検出結果取得部は、被支援者に装着され前記被支援者の動きを検出するモーションセンサ(1)の検出結果、及び、前記被支援者に装着され前記被支援者の生体情報を検出する生体センサ(2)の検出結果を取得する。前記支援情報作成部は、前記検出結果取得部によって取得された前記モーションセンサ及び前記生体センサの各検出結果に基づき、前記被支援者の身体運動に関する支援情報を作成する。前記出力部は、前記支援情報作成部によって作成された前記支援情報を出力する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被支援者に装着され前記被支援者の動きを検出するモーションセンサの検出結果、及び、前記被支援者に装着され前記被支援者の生体情報を検出する生体センサの検出結果を取得する検出結果取得部と、
前記検出結果取得部によって取得された前記モーションセンサ及び前記生体センサの各検出結果に基づき、前記被支援者の身体運動に関する支援情報を作成する支援情報作成部と、
前記支援情報作成部によって作成された前記支援情報を出力する出力部と、を備えることを特徴とする支援情報提供装置。
【請求項2】
前記支援情報の対象となる前記身体運動の種類を選択する選択部を備え、
前記出力部は、前記選択部の選択結果に応じた前記モーションセンサの装着位置に関する情報も出力することを特徴とする請求項1に記載の支援情報提供装置。
【請求項3】
前記被支援者のセンサ装着部位を含む撮影画像を取得する撮影画像取得部と、
前記撮影画像取得部によって取得された前記撮影画像にセンサ装着位置を示す情報を重畳させた拡張現実画像を生成する拡張現実画像生成部と、を備え、
前記出力部は、前記拡張現実画像も出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の支援情報提供装置。
【請求項4】
前記モーションセンサを含むセンサパッケージに付された情報コードから前記モーションセンサの装着位置に関する情報を読み取る情報読取部を備え、
前記出力部は、前記情報読取部によって読み取られた前記モーションセンサの装着位置に関する情報も出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の支援情報提供装置。
【請求項5】
前記モーションセンサの検出結果に基づいて前記被支援者のフォーム画像を生成するフォーム画像生成部と、
参照フォーム画像を取得する参照フォーム画像取得部と、
前記フォーム画像生成部によって生成された前記フォーム画像と前記参照フォーム画像取得部によって取得された前記参照フォーム画像とに基づく合成画像を生成する合成画像生成部と、を備え、
前記支援情報は前記合成画像を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の支援情報提供装置。
【請求項6】
前記支援情報は、前記フォーム画像に関する前記被支援者の生体情報に基づく情報、及び、前記参照フォーム画像に関する前記被支援者の生体情報に基づく情報を含むことを特徴とする請求項5に記載の支援情報提供装置。
【請求項7】
前記モーションセンサの検出結果に基づいて筋肉の活動量に関する情報を生成する活動量情報生成部を備え、
前記支援情報は、前記活動量情報生成部によって生成された前記筋肉の活動量に関する情報を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の支援情報提供装置。
【請求項8】
前記被支援者の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記位置情報に基づいて、前記被支援者が位置する周辺の地図情報を取得する地図情報取得部と、を備え、
前記支援情報作成部は、前記地図情報取得部によって取得された前記地図情報に基づいて前記支援情報を作成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の支援情報提供装置。
【請求項9】
前記支援情報は、前記被支援者が身体運動を行うときに用いる用具に関する情報を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の支援情報提供装置。
【請求項10】
前記被支援者が身体運動を行う目的に関する情報を取得する目的情報取得部を備え、
前記支援情報作成部は、前記目的情報取得部によって取得された情報に基づいて前記支援情報を作成することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の支援情報提供装置。
【請求項11】
被支援者に装着され前記被支援者の動きを検出するモーションセンサと、
前記被支援者に装着され前記被支援者の生体情報を検出する生体センサと、
請求項1〜10のいずれか一項に記載の支援情報提供装置と、
前記支援情報提供装置の出力に基づく報知を行う報知装置と、を備えることを特徴とする支援情報提供システム。
【請求項12】
被支援者に装着され前記被支援者の動きを検出するモーションセンサの検出結果、及び、前記被支援者に装着され前記被支援者の生体情報を検出する生体センサの検出結果を取得する検出結果取得工程と、
前記検出結果取得工程によって取得された前記モーションセンサ及び前記生体センサの各検出結果に基づき、前記被支援者の身体運動に関する支援情報を作成する支援情報作成工程と、
前記支援情報作成工程によって作成された前記支援情報を出力する出力工程と、を備えることを特徴とする支援情報提供方法。
【請求項13】
コンピュータを、
被支援者に装着され前記被支援者の動きを検出するモーションセンサの検出結果と、前記被支援者に装着され前記被支援者の生体情報を検出する生体センサの検出結果と、を取得する検出結果取得部、
前記検出結果取得部によって取得された前記モーションセンサ及び前記生体センサの各検出結果に基づき、前記被支援者の身体運動に関する支援情報を作成する支援情報作成部、及び、
前記支援情報作成部によって作成された前記支援情報を出力する出力部、として機能させることを特徴とする支援情報提供プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、身体運動に関する支援情報を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、人々の健康志向が高まっており、ランニング、トレッキング、ゴルフなどのスポーツに取り組む人が増加している。また、スポーツに取り組んでいない人であっても日常生活において様々な身体運動を実行している。日常生活において実行される身体運動としては、例えば、掃除等の家事に伴う諸動作、通勤等に伴う歩行等を挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開2006/098096号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に体を動かすことは健康にとって良いと考えられている。ところが、悪いフォームで身体運動を行った場合、或いは、過度に身体運動を行った場合には、体に故障が生じるおそれがあり、むしろ健康に良くない。
【0005】
適正なフォーム及び適正な運動量は、身体運動を行う人の筋肉の付き方、心肺機能等によって異なる。そして、不都合なことに、筋肉の付き方、心肺機能等は個人個人で異なっている。また、同一人物であっても身体運動を行う際の体調によって適正なフォーム及び適正量が異なる。
【0006】
特許文献1では、身体運動に関する支援情報を提供する技術として、教習者(被支援者)の動作と指導者の動作とを2画面動作解析ツール上で比較しながら指導者からインターネットを介してアドバスを受けることができるインターネットレッスンシステムが提案されている。
【0007】
特許文献1で提案されているシステムは、動作解析の結果及び指導者の力量のみに依存したアドバイスを提供している。すなわち、特許文献1で提案されているシステムは、教習者(被支援者)の筋肉の付き方、心肺機能、体調等を考慮したアドバイスを提供していない。このため、特許文献1で提案されているシステムによって提供されるアドバイスに従っても、体に故障が生じるおそれがあった。
【0008】
本発明は、上記の課題に鑑み、身体運動を行う被支援者の現在の状態に適した内容の身体運動に関する支援情報を提供する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る支援情報提供装置は、被支援者に装着され前記被支援者の動きを検出するモーションセンサの検出結果、及び、前記被支援者に装着され前記被支援者の生体情報を検出する生体センサの検出結果を取得する検出結果取得部と、前記検出結果取得部によって取得された前記モーションセンサ及び前記生体センサの各検出結果に基づき、前記被支援者の身体運動に関する支援情報を作成する支援情報作成部と、前記支援情報作成部によって作成された前記支援情報を出力する出力部と、を備える構成(第1の構成)である。
【0010】
また、上記第1の構成の支援情報提供装置において、前記支援情報の対象となる前記身体運動の種類を選択する選択部を備え、前記出力部は、前記選択部の選択結果に応じた前記モーションセンサの装着位置に関する情報も出力する構成(第2の構成)であることが望ましい。
【0011】
また、上記第1又は第2の構成の支援情報提供装置において、前記被支援者のセンサ装着部位を含む撮影画像を取得する撮影画像取得部と、前記撮影画像取得部によって取得された前記撮影画像にセンサ装着位置を示す情報を重畳させた拡張現実画像を生成する拡張現実画像生成部と、を備え、前記出力部は、前記拡張現実画像も出力する構成(第3の構成)であることが望ましい。
【0012】
また、上記第1〜第3いずれかの構成の支援情報提供装置において、前記モーションセンサを含むセンサパッケージに付された情報コードから前記モーションセンサの装着位置に関する情報を読み取る情報読取部を備え、前記出力部は、前記情報読取部によって読み取られた前記モーションセンサの装着位置に関する情報も出力する構成(第4の構成)であることが望ましい。
【0013】
また、上記第1〜第4いずれかの構成の支援情報提供装置において、前記モーションセンサの検出結果に基づいて前記被支援者のフォーム画像を生成するフォーム画像生成部と、参照フォーム画像を取得する参照フォーム画像取得部と、前記フォーム画像生成部によって生成された前記フォーム画像と前記参照フォーム画像取得部によって取得された前記参照フォーム画像とに基づく合成画像を生成する合成画像生成部と、を備え、前記支援情報は前記合成画像を含む構成(第5の構成)であることが望ましい。
【0014】
また、上記第5の構成の支援情報提供装置において、前記支援情報は、前記フォーム画像に関する前記被支援者の生体情報に基づく情報、及び、前記参照フォーム画像に関する前記被支援者の生体情報に基づく情報を含む構成(第6の構成)であることが望ましい。
【0015】
また、上記第1〜第6いずれかの構成の支援情報提供装置において、前記モーションセンサの検出結果に基づいて筋肉の活動量に関する情報を生成する活動量情報生成部を備え、前記支援情報は、前記活動量情報生成部によって生成された前記筋肉の活動量に関する情報を含む構成(第7の構成)であることが望ましい。
【0016】
また、上記第1〜第7いずれかの構成の支援情報提供装置において、前記被支援者の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報に基づいて、前記被支援者が位置する周辺の地図情報を取得する地図情報取得部と、を備え、前記支援情報作成部は、前記地図情報取得部によって取得された前記地図情報に基づいて前記支援情報を作成する構成(第8の構成)であることが望ましい。
【0017】
また、上記第1〜第8いずれかの構成の支援情報提供装置において、前記支援情報は、前記被支援者が身体運動を行うときに用いる用具に関する情報を含む構成(第9の構成)であることが望ましい。
【0018】
また、上記第1〜第9いずれかの構成の支援情報提供装置において、前記被支援者が身体運動を行う目的に関する情報を取得する目的情報取得部を備え、前記支援情報作成部は、前記目的情報取得部によって取得された情報に基づいて前記支援情報を作成する構成(第10の構成)であることが望ましい。
【0019】
本発明に係る支援情報提供システムは、被支援者に装着され前記被支援者の動きを検出するモーションセンサと、前記被支援者に装着され前記被支援者の生体情報を検出する生体センサと、上記第1〜第10いずれかの構成の支援情報提供装置と、前記支援情報提供装置の出力に基づく報知を行う報知装置と、を備える構成(第11の構成)である。
【0020】
本発明に係る支援情報提供方法は、被支援者に装着され前記被支援者の動きを検出するモーションセンサの検出結果、及び、前記被支援者に装着され前記被支援者の生体情報を検出する生体センサの検出結果を取得する検出結果取得工程と、前記検出結果取得工程によって取得された前記モーションセンサ及び前記生体センサの各検出結果に基づき、前記被支援者の身体運動に関する支援情報を作成する支援情報作成工程と、前記支援情報作成工程によって作成された前記支援情報を出力する出力工程と、を備える構成(第12の構成)である。
【0021】
本発明に係る支援情報提供プログラムは、コンピュータを、被支援者に装着され前記被支援者の動きを検出するモーションセンサの検出結果と、前記被支援者に装着され前記被支援者の生体情報を検出する生体センサの検出結果と、を取得する検出結果取得部、前記検出結果取得部によって取得された前記モーションセンサ及び前記生体センサの各検出結果に基づき、前記被支援者の身体運動に関する支援情報を作成する支援情報作成部、及び、前記支援情報作成部によって作成された前記支援情報を出力する出力部、として機能させる構成(第13の構成)である。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、被支援者の動きを検出するモーションセンサの検出結果のみならず、被支援者の生体情報を検出する生体センサの検出結果にも基づいて、被支援者の身体運動に関する支援情報が作成されるので、身体運動を行う被支援者の現在の状態に適した内容の身体運動に関する支援情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】支援情報提供システムの一構成例を示す図
図2】センサパッケージの装着ガイド機能に関するスマートフォンの動作例を示すフローチャート
図3】表示画面の表示例を示す図
図4】表示画面の表示例を示す図
図5】表示画面の表示例を示す図
図6】表示画面の表示例を示す図
図7】表示画面の表示例を示す図
図8】表示画面の表示例を示す図
図9】表示画面の表示例を示す図
図10】支援情報を作成するスマートフォンの動作例を示すフローチャート
図11】支援情報を作成するスマートフォンの他の動作例を示すフローチャート
図12】被支援者のフォーム画像と参照フォーム画像との合成画像を示す図
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<1.支援情報提供システムの構成>
図1は、本発明に係る支援情報提供システムの一構成例を示す図である。図1に示す支援情報提供システムは、センサパッケージP1〜P3と、スマートフォン10と、を備えている。
【0025】
まず初めにセンサパッケージP1〜P3について説明する。センサパッケージP1〜P3は、被支援者の各部に装着されるウェアラブル装置である。装着手法は特に限定されないが、例えばセンサパッケージP1〜P3が粘着性ゲル材を有し、その粘着性ゲル材を装着面として利用する手法が挙げられる。他の装着手法としては、センサパッケージP1〜P3が巻き付け部材を有し、その巻き付け部材で被支援者のセンサ装着部位を巻き付けてセンサパッケージP1〜P3を被支援者のセンサ装着部位に固定する手法が挙げられる。
【0026】
センサパッケージP1は、モーションセンサ1と、生体センサ2と、無線通信部3と、電源部4と、を備えている。
【0027】
モーションセンサ1は、被支援者の動きを検出するセンサである。例えば、公知のジャイロセンサ、地磁気センサ、加速度センサ等をモーションセンサ1として利用することができる。モーションセンサ1によって検出される被支援者の動きとしては、例えば、被支援者のセンサ装着部位に関する運動軌道、運動方向、運動速度等が挙げられる。モーションセンサ1は、これらの例示した要素全てを必ずしも検出する必要はなく、また例示した要素以外の被支援者の動きを検出してもよい。
【0028】
生体センサ2は、被支援者の生体情報を検出するセンサである。例えば、公知の温度センサ、脈波センサ、非侵襲型血糖値センサ、発汗量センサ、非侵襲型血中乳酸値濃度センサ等を生体センサ2として利用することができる。生体センサ2によって検出される被支援者の生体情報としては、例えば、被支援者のセンサ装着部位に関する体温、心拍数、血糖値、発汗量、血中乳酸値濃度等が挙げられる。なお、心拍数に関しては被支援者のセンサ装着部位が異なっても略同一検出値になる。生体センサ2は、これらの例示した要素全てを必ずしも検出する必要はなく、また例示した要素以外の被支援者の生体情報を検出してもよい。
【0029】
無線通信部3は、モーションセンサ1及び生体センサ2の検出結果を所定周期でA/D変換してサンプリングし、サンプリングしたモーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果を無線信号でスマートフォン10に送信する。なお、当該無線信号は、センサの検出結果以外にセンサの固有識別情報も含んでいる。無線通信部3における通信形式は特に限定されないが、例えばWi−Fi(登録商標)通信を利用することができる。
【0030】
電源部4は、モーションセンサ1と、生体センサ2と、無線通信部3とに駆動電力を供給する。電源部4は、バッテリ等の蓄電素子を備える形態、太陽電池等の環境発電素子を備える形態、蓄電素子及び環境発電素子の両方を備える形態のいずれであってもよい。
【0031】
センサパッケージP2はセンサパッケージP1から生体センサ2を取り除いた構成である。センサパッケージP3はセンサパッケージP1からモーションセンサ1を取り除いた構成である。図1では3種類のセンサパッケージP1〜P3をそれぞれ一つ図示しているが、本実施形態に係る支援情報提供システムが備えるセンサパッケージの種類数及び個数はこれに限定されない。ただし、本実施形態に係る支援情報提供システムは、少なくとも一つのモーションセンサ1と、少なくとも一つの生体センサ2と、を備える構成であることが望ましい。
【0032】
次にスマートフォン10の概略について説明する。スマートフォン10は、制御部11と、記憶部12と、無線通信部13と、撮影部14と、表示部15と、音声出力部16と、操作部17と、電源部18と、を備えている。
【0033】
制御部11は、スマートフォン10全体を制御する。
【0034】
記憶部12は、制御部11によって実行される各種プログラム、制御部11によって用いられる各種データ等を記憶する。記憶部12は、アプリケーションソフトウェアの一つである支援情報提供プログラムを不揮発的に記憶する。
【0035】
無線通信部13は外部機器との間で無線通信を行う。無線通信部13は例えばWi−Fi通信によってセンサパッケージP1〜P3と無線通信を行う。無線通信部13は、例えばWi−Fi通信によって無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント(不図示)と無線通信を行い、当該無線LANアクセスポイント及びインターネットを経由して、データベース20と通信する。無線通信部13は、例えばWi−Fi通信によって無線LANアクセスポイント(不図示)と無線通信を行い、当該無線LANアクセスポイントを経由して、当該無線LANアクセスポイントに無線接続又は有線接続されているパーソナルコンピュータ30と通信する。無線通信部13は例えばBluetooth(登録商標)通信によってワイヤレスイヤホン40と無線通信を行う。
【0036】
撮影部14は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ、CCD(Charge Coupled Device)カメラ等のデジタルカメラである。撮影部14によって生成される撮影画像のデータは制御部11に送られる。本実施形態において、撮影部14の光学レンズ部分はスマートフォン10の背面に配置される。
【0037】
表示部15は、例えば液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)表示装置等の薄型表示装置である。表示部15は、制御部11から送られてくる画像データに基づく表示を行う。本実施形態において、表示部15の表示画面はスマートフォン10の正面に配置される。
【0038】
音声出力部16は、例えばスピーカである。音声出力部16は、制御部11から送られてくる音声データに基づく音声を発する。
【0039】
操作部17は、例えばタッチパネル、操作キー等である。操作部17は、スマートフォン10の使用者が操作部17に対して行った操作の内容に基づいて操作信号を生成し、生成した操作信号を制御部11に送る。本実施形態において、タッチパネルが操作部17として用いられ、当該タッチパネルが表示部15の表示画面上に配置される。
【0040】
電源部18はスマートフォン10の各部に駆動電力を供給する。電源部18は、バッテリを備えており、当該バッテリの残容量に関する情報を制御部11に送る。
【0041】
制御部11は、データの読み取り先として記憶部12の代わりにデータベース20又はパーソナルコンピュータ30を選択することができる。データの読み取り先としてデータベース20又はパーソナルコンピュータ30を選択した場合、制御部11は、無線通信部13を用いてデータの読み取りを実行する。
【0042】
制御部11は、データの書き込み先として記憶部12の代わりにデータベース20又はパーソナルコンピュータ30を選択することができる。データの書き込み先としてデータベース20又はパーソナルコンピュータ30を選択した場合、制御部11は、無線通信部13を用いてデータの書き込みを実行する。
【0043】
制御部11は、画像の表示先として表示部15の代わりにパーソナルコンピュータ30を選択することができる。画像の表示先としてパーソナルコンピュータ30を選択した場合、制御部11は、無線通信部13を用いて画像データの送信を実行する。
【0044】
制御部11は、音声の出力先として音声出力部16の代わりにワイヤレスイヤホン40を選択することができる。音声の出力先としてワイヤレスイヤホン40を選択した場合、制御部11は、無線通信部13を用いて音声データの送信を実行する。
<2.センサパッケージの装着ガイド>
次に、センサパッケージの装着ガイド機能について説明する。図2は、センサパッケージの装着ガイド機能に関するスマートフォンの動作例を示すフローチャートである。
【0045】
操作部17に対して支援情報提供プログラムを起動させるための操作が行われると、制御部11は、操作部17から送られてくる操作信号に従って、支援情報提供プログラムを起動させる。
【0046】
支援情報提供プログラムの起動が完了すると、スマートフォン10は支援情報提供プログラムに従って図2のフローチャートに示す動作を開始する。支援情報提供プログラムはスマートフォン10を支援情報提供装置として機能させる。
【0047】
まず制御部11は、支援情報の対象となる身体運動の種類を選択肢とする選択画面画像を生成して表示部15に出力し、選択画面画像を表示部15に表示させる(ステップS1)。その結果、表示部15の表示画面15Aは図3に示すような表示になる。
【0048】
図3に示す表示状態において、いずれかの選択肢の表示領域がタップされると、制御部11は、操作部17から送られてくる操作信号に基づいて、タップされた選択肢に対応する身体運動を支援情報の対象として選択する。以下、ゴルフが支援情報の対象として選択された場合を例に挙げて説明する。
【0049】
支援情報提供プログラムは、支援情報の対象となる身体運動の種類と、センサの装着位置との関係を示すデータを含んでいる。なお、モーションセンサ1の装着位置は、主として関節部分であるが、腰などの非関節部分であってもよい。
【0050】
制御部11は、ゴルフを支援情報の対象として選択すると、ゴルフに対応するセンサの装着位置に関する情報を表示部15に出力する。表示部15は、制御部11から送られてくる情報に基づく表示を行う(ステップS2)。その結果、表示部15の表示画面15Aは図4に示すような表示になる。
【0051】
支援情報を作成するために被支援者のどのような動きを検出する必要があるかは、支援情報の対象となる身体運動の種類によって異なっている。このような専門知識を有していない者であっても、図4に示す表示を参考にすることで容易且つ確実にモーションセンサ1を適切な位置に装着することができる。その結果、モーションセンサ1の検出結果の正確性を向上させることができる。
【0052】
なお、制御部11が、図4に示すように、使用されるべきセンサパッケージの外観に関する特徴を表示部15に表示させることで、不適切なセンサパッケージが使用されることを抑制することができる。
【0053】
図4に示す表示状態において、「次へ」と表示されている領域がタップされると、制御部11は、撮影部14を起動させ(ステップS3)、撮影されるべきセンサ装着部位を示唆する情報を表示部15に表示させる(ステップS4)。その結果、表示部15の表示画面15Aは図5に示すような表示になる。
【0054】
ステップS4に続くステップS5において、制御部11は、撮影部14から送られてくる撮影画像を用いて、ステップS4で示唆したセンサ装着部位(図5に示す例では左手首)が画像認識されたか否かを判定する。
【0055】
制御部11は、ステップS4で示唆したセンサ装着部位が画像認識された場合(ステップS5のYES)、撮影部14から送られてくる撮影画像を「被支援者のセンサ装着部位を含む撮影画像」として取得し、その取得した撮影画像にカーソル画像C1を重畳させた拡張現実画像を生成して表示部15に出力し、拡張現実画像を表示部15に表示させる(ステップS6)。ここで、カーソル画像C1は、ステップS4で示唆したセンサ装着部位に対応するセンサ装着位置を示す画像である。その結果、表示部15の表示画面15Aは図6に示すような表示になる。
【0056】
専門知識を有していない者であっても、図6に示す表示を参考にすることでモーションセンサ1の適切な位置を直観的に把握することができるので、より一層容易且つより一層確実にモーションセンサ1を適切な位置に装着することができる。その結果、モーションセンサ1の検出結果の正確性をより一層向上させることができる。
【0057】
ステップS6に続くステップS7において、制御部11は、撮影部14から送られてくる撮影画像を用いて、センサパッケージP1が適切な位置に装着されている状態が画像認識されたか否かを判定する。
【0058】
制御部11は、センサパッケージP1が適切な位置に装着されている状態が画像認識された場合(ステップS7のYES)、センサの装着が完了したことを示す表示を拡張現実画像に重ねて表示部15に表示させる(ステップS7)。その結果、表示部15の表示画面15Aは図7に示すような表示になる。
【0059】
図7に示す表示状態において、「次へ」と表示されている領域がタップされると、制御部11は、ゴルフを支援情報の対象としたときに使用される7個のセンサパッケージP1全ての装着が完了しているか否かをステップS7の判定結果履歴に基づいて判定する(ステップS9)。
【0060】
7個のセンサパッケージP1の装着が完了していない場合(ステップS9のNO)、ステップS4に戻り、制御部11は、残っている撮影されるべきセンサ装着部位を示唆する情報を表示部15に表示させる。一方、7個のセンサパッケージP1の装着が完了している場合(ステップS9のYES)、制御部11は、装着ガイドに関する動作を終了する。
【0061】
上述した図2に示すフローチャートの動作は、被支援者によっては、どのセンサパッケージを使用し、どのセンサパッケージをどの位置に装着すれば良いかが分かり難い場合がある。
【0062】
このため、モーションセンサ1を含むセンサパッケージに情報コード(例えば二次元情報コード)を付し、図2に示すフローチャートのステップS4の代わりに次のような処理が実行されるようにしてもよい。
【0063】
撮影部14によって情報コードが撮影されると、制御部11は、撮影部14から送られてくる撮影データを用いて情報コードを認識し、情報コードからモーションセンサ1の装着位置に関する情報を読み取り、読み取った情報を表示部15に出力する。表示部15は、制御部11から送られてくる情報に基づく表示を行う。その結果、表示部15の表示画面15Aは例えば図8又は図9に示すような表示になる。なお、情報コードから読み取られるモーションセンサ1の装着位置に関する情報は、例えば支援情報の対象となる身体運動の種類毎にセンサ使用の有無が設定されており、センサを使用する場合には支援情報の対象となる身体運動の種類毎にセンサ装着位置が設定されている情報にすればよい。また、図8に示す表示状態において、「次へ」と表示されている領域がタップされると、制御部11は、ステップS5の処理を実行する。一方、図9に示す表示状態において、「次へ」と表示されている領域がタップされると、制御部11は、他のセンサパッケージに付されている情報コードの認識処理待ちの状態になる。
【0064】
上述した情報コードの利用によって、どのセンサパッケージを使用し、どのセンサパッケージをどの位置に装着すれば良いかが分かり易くなる。これにより、利便性が向上する。
【0065】
なお、上述したセンサパッケージの装着ガイド機能は、主としてモーションセンサ1の装着位置をガイドすることを目的としているが、生体センサ2の装着位置をガイドするためにも応用できるため、センサパッケージP1及びP2のみならずセンサパッケージP3も装着ガイドの対象に加えてもよい。また、図2に示すフローチャートでは適切な操作が実行されなければフローの進行が滞るので、所定時間が経過しても次のステップに進まない場合はエラー表示を行うタイムアウト機能を設けてもよい。また、情報コードの読み取り方法としては、撮影部による認識に限るものではなく、例えば、情報コードを有するマイクロチップをセンサパッケージに埋め込み、近距離通信等の無線により情報コードを読み取るようにしてもよい。
<3.支援情報>
次に、支援情報について説明する。支援情報は、装着ガイドに関する動作を終了しており尚且つ支援情報提供プログラムを実行中であるスマートフォン10によって作成される。
【0066】
図10は、支援情報を作成するスマートフォンの動作例を示すフローチャートである。操作部17に対して所定の操作(支援情報の作成開始を指示する操作)が行われると、制御部11は、操作部17から送られてくる操作信号に従って図10のフローチャートに示す動作を開始する。
【0067】
制御部11は、センサパッケージから送信され無線通信部13によって受信された無線信号から、モーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果を抽出して取得する(ステップS11)。制御部11は、取得したモーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果を記憶部12又はデータベース20に記憶させる。
【0068】
モーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果を長期間に渡ってライフログとして保存することが望ましい。この場合、データベース20に記憶させることが望ましい。データベース20が、被支援者の属性(性別、年齢、取り組んでいるスポーツの種目、取り組んでいるスポーツの習熟度、故障発生頻度など)とともに、モーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果を記憶することで、所謂ビックデータとしての活用が可能になる。なお、後述するステップS12でのデータ分析の際にビッグデータを活用してもよい。
【0069】
次に制御部11は、取得したモーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果がデータ分析に必要なサンプル数だけ蓄積できた段階で、データ分析によって支援情報を作成する(ステップS12)。
【0070】
そして制御部11は、作成した支援情報を表示部15、パーソナルコンピュータ30、音声出力部16、又はワイヤレスイヤホン40に出力する(ステップS13)。また、表示部15、パーソナルコンピュータ30、音声出力部16、又はワイヤレスイヤホン40への出力に替えて或いは加えて、記憶部12又はデータベース20に出力し、記憶部12又はデータベース20に支援情報を記憶させてもよい。
【0071】
制御部11は、ステップS13の処理後にステップS11に戻り、取得するモーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果を追加する。この追加取得されたモーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果によって支援情報が更新される。操作部17に対して所定の操作(支援情報の作成終了を指示する操作)が行われると、制御部11は、操作部17から送られてくる操作信号に従って図10のフローチャートに示す動作を終了する。
【0072】
ここで、支援情報の例について説明する。例えば、支援情報の対象となる身体運動がランニングであって、右肘の温度及び血中乳酸菌濃度が異常に高い場合に、右肘を少し伸ばすようにアドバイスすることを支援情報に含める。この支援情報は、例えば被支援者が身に着けているワイヤレスイヤホン40を利用して、音声出力の形態でリアルタイムに被支援者に伝えることができる。また、例えば心拍数が異常に高い場合に、身体運動を中止又は中断するようにアドバイスすることを支援情報に含めることもできる。また、例えば発汗量が異常に多い場合に、直ちに水分補給を行うようにアドバイスすることを支援情報に含めることもできる。また、例えば被支援者が車両を運転しているときに、制御部11は、モーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果から被支援者の疲労度を求め、疲労度が高い場合に休憩を促す等の支援情報を作成してもよい。モーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果から被支援者の疲労度を求めることにより、いずれか一方のみから被支援者の疲労度を求める場合と比較して、被支援者の疲労度を求める際の精度向上が期待できる。
【0073】
スマートフォン10は、モーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果に基づいて被支援者の身体運動に関する支援情報を作成しているので、身体運動を行う被支援者の現在の状態に適した内容の身体運動に関する支援情報を提供することができる。これにより、被支援者の体に故障が生じる可能性を著しく低減することができる。
【0074】
また、特許文献1で提案されているシステムでは、被支援者の動作を撮影することによってデータを収集するので、長時間に渡る身体運動に関する支援情報を作成することは困難である。これに対して、図1に示す支援情報提供システムでは、ウェアラブル装置によって被支援者の動作及び生体情報のデータを収集することができるので、長時間に渡る身体運動に関する支援情報を作成することが容易である。したがって、例えば日常生活での諸動作に関する支援情報を作成することができ、体に良い影響を与えるように日常生活を改善できることが期待できる。
【0075】
図11は、支援情報を作成するスマートフォンの他の動作例を示すフローチャートである。操作部17に対して所定の操作(合成画像の作成開始を指示する操作)が行われると、制御部11は、操作部17から送られてくる操作信号に従って図11のフローチャートに示す動作を開始する。
【0076】
制御部11は、各センサパッケージから送信され無線通信部13によって受信された無線信号から、複数のモーションセンサ1の検出結果を抽出して取得する。制御部11は、取得したモーションセンサ1の検出結果に基づいて被支援者のフォーム画像を生成する(ステップS21)。
【0077】
次に制御部11は、記憶部12又はデータベース20に記憶されている参照フォーム画像のデータを取得する(ステップS22)。参照フォームとしては、例えば、有名選手のフォーム、モーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果から推測される被支援者の運動能力を考慮した被支援者にとっての理想のフォーム、被支援者自身の過去のフォーム等を挙げることができる。制御部11は、モーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果から推測される被支援者の運動能力を考慮し、多数の有名選手の中から被支援者が手本にするのに適した選手を抽出するようにしてもよい。
【0078】
そして制御部11は、被支援者のフォーム画像と、参照フォーム画像とに基づく合成画像を生成し、生成した合成画像を支援情報の一部として表示部15又はパーソナルコンピュータ30に出力する(ステップS23)。また、表示部15又はパーソナルコンピュータ30への出力に加えて、記憶部12又はデータベース20に出力し、記憶部12又はデータベース20に合成画像のデータを記憶させることが望ましい。操作部17に対して所定の操作(合成画像の表示終了を指示する操作)が行われると、制御部11は、表示部15又はパーソナルコンピュータ30に合成画像の表示を停止させ、図11のフローチャートに示す動作を終了する。
【0079】
合成画像を参照することによって、被支援者はフォームに関して改善すべき点或いは上達した点を容易に把握することができる。なお、合成画像は、図12に示すように被支援者のフォーム画像と参照フォーム画像とを重ね合わせて合成した画像であることが望ましい。重ね合わせて合成することによって被支援者のフォーム(現在のフォーム)と参照フォームとの相違点を把握することが容易になる。
【0080】
さらに、図12に示すように、被支援者のフォーム(現在のフォーム)に関する疲労度と、参照フォームに関する疲労度も支援情報に含めることが望ましい。制御部11は、被支援者のフォーム(現在のフォーム)に関する疲労度及び参照フォームに関する疲労度を、生体センサ2の検出結果に基づいて求める。参照フォームに関する疲労度は、被支援者の体において参照フォームで身体運動を行った場合の疲労度を制御部111が推定したものである。図12において実線で示したランニングフォームが被支援者のフォーム(現在のフォーム)であり、図12において破線で示したランニングフォームが参照フォームである。被支援者のフォーム(現在のフォーム)は前傾姿勢になり過ぎているため疲労度が大きく、仮に参照フォームにフォームを矯正することができれば飛躍的に疲労度を改善することが図12の表示から一目瞭然である。このため、フォーム矯正の大きな動機付けとなる。なお、ここでは疲労度を例に挙げたが、他の生体情報に基づく情報(例えば故障の危険度など)であってもよい。また、合成画像としては、参照フォーム画像以外の画像を被支援者のフォーム画像に重畳表示するものであってもよい。例えば、被支援者のフォーム画像と参照フォーム画像とを比較して、腕を少し上げた方が良いフォームになる場合には、被支援者のフォーム画像に腕を少し上げる指示を示す図(方向と量を示す矢印等)を重畳表示するなど、体をどの方向にどの量だけ動かせばよいかを示す画像と被支援者のフォーム画像とを合成したものであってもよい。
【0081】
また、制御部11が、モーションセンサ1の検出結果に基づいて筋肉の活動量に関する情報を含む支援情報を作成するようにしてもよい。例えば、制御部11は、所定の身体運動を行っている期間又は所定単位期間において、活動量が過度であった筋肉、活動量が適切であった筋肉、活動量が不足していた筋肉を、モーションセンサ1の検出結果に基づいて抽出し、抽出結果を支援情報に含めるようにする。これにより、被支援者は、体全体の単位では無く、体の部位単位で運動の過多又は不足を把握することできる。また、どのような身体運動を行えば活動量が不足していた筋肉の不足分を補えるかに関する情報を支援情報に含めることが望ましい。
【0082】
また、制御部11が、被支援者の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて、被支援者が位置する周辺の地図情報を取得し、その地図情報に基づいて支援情報を作成するようにしてもよい。例えば、スマートフォン10がGPS(Global Positioning System)信号を受信するGPS受信部を備え、被支援者がスマートフォン10を携帯すれば、制御部11は、GPS受信部での受信結果に基づいて被支援者の位置情報を取得することができる。また、例えば、制御部11は、記憶部12又はデータベース20に記憶されている地図データにアクセスすることで、被支援者が位置する周辺の地図情報を取得することができる。例えば、被支援者がランニングコースを決めようとする際に、制御部11が、起伏などのコース状況も考慮した上で身体運動実行中の被支援者の状態に適した推奨コースを支援情報として提供することができる。また、例えば、車両運転を運動と捕らえ、被支援者が車両を運転しているときに、制御部11は、被支援者の位置情報から被支援者の移動速度(=車両の速度)を求め、地図情報から道路の形状(例えばコーナー形状)を抽出し、車両の速度及び道路の形状、被支援者の状態に基づいて被支援者の運転動作(ハンドリングのタイミング、角度など)やシート位置を含む運転姿勢に関する支援情報を作成するようにしてもよい。また、車両を運転しているときに、単に、被支援者の状態に適したシート位置を含む運転姿勢に関する支援情報を作成するようにしてもよい。
【0083】
また、制御部11が、被支援者が身体運動を行うときに用いる用具に関する情報を含む支援情報を作成するようにしてもよい。例えば、制御部11が、用具の製造会社及び品番の入力を促す表示を表示部15に行わせ、入力操作に応じて操作部17から送られてくる操作信号から用具を特定し、特定した用具に適した体の動きをアドバイスすることを支援情報に含めるようにすればよい。また、制御部11が、モーションセンサ1及び生体センサ2の各検出結果から推測される被支援者の運動能力を考慮し、特定した用具を使用する際に不足している運動能力を改善するのに適した運動メニュー等を含む支援情報を提供するようにしてもよい。また、被支援者の運動能力に応じた推奨用具およびその製造会社、品番(複数可)を支援情報として提供するようにしてもよい。このように用具に関する情報を支援情報に含めることにより、被支援者が用具を上手く使いこなせるようになることが期待でき、身体運動に関する被支援者の技能向上につながる。
【0084】
また、制御部11が、被支援者が身体運動を行う目的の入力を促す表示を表示部15に行わせ、入力操作に応じて操作部17から送られてくる操作信号から、被支援者が身体運動を行う目的に関する情報を取得するようにしてもよい。そして、被支援者が身体運動を行う目的に適した運動メニュー等を含む支援情報を制御部11が作成するようにすればよい。被支援者が身体運動を行う目的に適した運動メニュー等を含む支援情報を提供することで、被支援者の支援情報に対する満足度が向上し、被支援者が支援情報を利用した身体運動を継続していくことが期待できる。
【0085】
なお、被支援者が身体運動を行う目的としては、例えば、ダイエット、持久力の向上、瞬発力の向上、上半身の筋力アップ等を挙げることができる。被支援者が身体運動を行う目的の入力を促す表示は、いわゆる自由記入方式での入力ではなく、複数の選択肢の中からの選択入力を採用することが望ましい。
<4.留意点>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
【0086】
例えば、上記実施形態ではスマートフォンが支援情報提供装置であったが、パーソナルコンピュータ等の他の電子機器が支援情報提供装置であってもよい。
【0087】
また、リアルタイムでのデータ収集はできなくなるが、センサパッケージを被支援者から取り外した後、TransferJet(商標)等の近接無線転送技術を用いてセンサパッケージから支援情報提供装置にデータを転送するようにしてもよい。
【0088】
すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
【符号の説明】
【0089】
1 モーションセンサ
2 生体センサ
3、13 無線通信部
4、18 電源部
10 スマートフォン
11 制御部
12 記憶部
14 撮影部
15 表示部
15A 表示画面
16 音声出力部
17 操作部
20 データベース
30 パーソナルコンピュータ
40 ワイヤレスイヤホン
C1 カーソル画像
P1〜P3 センサパッケージ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12